JPH08139804A - 通信方式 - Google Patents

通信方式

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JPH08139804A
JPH08139804A JP27512094A JP27512094A JPH08139804A JP H08139804 A JPH08139804 A JP H08139804A JP 27512094 A JP27512094 A JP 27512094A JP 27512094 A JP27512094 A JP 27512094A JP H08139804 A JPH08139804 A JP H08139804A
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JP
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control system
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JP27512094A
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Yoshie Ishimoto
良江 石元
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】待ち合わせによる通信処理の中断をなくし、従
属システムが制御システムと効率良く通信を行えるよう
にした通信方式を提供することである。 【構成】 制御システムと従属システムを通信回線を介
して接続してなる通信網において、該従属システムに、
通信実績の有無を示す通信実績フラグを格納する通信実
績フラグ記憶部を設け、制御システムからデータ又は信
号を受信した時に、該通信実績フラグを「実績無し」か
ら「実績有り」に変更する。そして、従属システムは、
制御システムにデータを送信する必要が生じたときに、
該通信実績フラグを参照し(ST4−1)、該フラグが
「実績有り」の場合には、該制御システムにデータを送
信するための処理を実行し(ST4−2〜5)、「実績
無し」の場合には、該制御システムにデータを送信する
ための処理を実行しないように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御システムと、該制
御システムにより管理される従属システムを通信回線を
介して接続し、該制御システムと該従属システムがデー
タを送受信するようにした通信網における通信方式に関
する。
【0002】例えば、複数の加入者端末をそれぞれ収容
した複数の交換機を通信回線で接続して構成される通信
網においては、該通信網に集中保守センタ(装置)を接
続して、交換機からの障害情報等を収集し、複数の交換
機を集中的に管理することが行われている。本発明は、
交換機等の従属システムとこれを管理する集中保守セン
タ等の制御システムを通信回線を介して接続し、これら
の間でデータを送受信するようにした通信網に適用され
る通信方式に関する。
【0003】
【従来の技術】まず、かかる通信網の一般的構成を概説
すると、かかる通信網は、交換機等の複数の従属システ
ムと、これらの従属システムを集中的に管理する集中保
守センタ等の制御システムを通信回線を介して接続して
構成される。
【0004】これらの従属システム及び制御システム
は、それぞれ中央処理装置及び通信制御装置を備えてお
り、通信制御装置が通信回線を介して相互に接続されて
いる。中央処理装置は、通信制御処理及びデータ種別に
対応したデータ送受信処理を行う。
【0005】通信制御処理は通信制御装置を制御し、相
手システムとの通信を成立させる処理であり、受信した
データをそのデータ種別に対応したデータ送受信処理に
分配する。データ送受信処理は、データの種別毎にそれ
ぞれ設けられており、目的とするデータの生成、加工等
を行い、相手システムへの必要なデータの送信を通信制
御処理に依頼する。
【0006】ここで、従来、従属システムのデータ送受
信処理においては、図9に示されるようなデータ送受信
処理が行われていた。即ち、まず、通信回線が使用でき
るか否かが判断され(ST9−1)、通信回線が使用で
きる場合には、通信制御処理に処理を引き継ぎ(ST9
−2)、必要なデータの送信が行われ、送信が完了す
る。ST9−1において、通信回線が使用できない場合
には、待ち合わせを行い(ST9−3)、所定時間を待
ち合わせたか否かを判断して(ST9−4)、所定時間
の待ち合わせが終了していない場合には、ST9−1に
戻り、所定時間の待ち合わせが終了した場合には、送信
失敗としてデータの送信処理を終了している。
【0007】このような待ち合わせ処理を行うのは、通
信回線の瞬断等の障害が発生した場合に、ただちにデー
タを送信することはできないが、所定時間を待ち合わせ
れば、障害が治癒し、データの送信をすることができる
からである。
【0008】ここで、図10を参照して、さらに詳述す
る。図10は、従来の従属システムの内部の接続状態、
通信路状態及び信号のやりとりの動作を示す図である。
まず、局建時(初期化時点)においては、送信系の接続
状態は「接続可見込」となっている。障害の発生やその
内容等を制御システムに通知するためのメッセージであ
る自律メッセージ(アラームメッセージ)送信要求が発
生すると(ST10−1)、図9に示したデータ送信処
理が行われる。
【0009】しかし、ここでは、通信路はまだ確保され
ていないので、通信路状態は「通信不可」である。従属
システムは、制御システムからの接続OK(可)の信号
を所定の時間待ち合わせる(ST10−2)。当然に制
御システムから接続OKの信号は送られてこないので、
接続状態は「接続可見込」から「接続不可」になり、送
信しようとしていた自律メッセージは送信失敗として返
却される(ST10−3)。接続状態が「接続不可」で
ある間は、自律メッセージ送信要求が発生しても(ST
10−4)、送信処理は行われず返却される(ST10
−5)。
【0010】そして、建設工事完了時に通信路が確保で
き、通信路状態が「通信可」となり、接続状態は「接続
可見込」となる。ここで、自律メッセージ送信要求が発
生すると(ST10−6)、接続要求が制御システムに
対して送信され(ST10−7)、制御システムからの
接続OKの信号を受信することにより(ST10−
8)、接続状態は「接続済」となり、自律メッセージが
制御システムに送信される(ST10−9)。
【0011】また、一旦システムダウン等が発生し、そ
の後再開(初期化)され、自律メッセージ送信要求が発
生すると(ST10−10)、接続要求が制御システム
に送信され(ST10−11)、制御システムからの接
続OKの信号を受信するまで待ち合わせ処理が行われる
(ST10−12)。そして、接続OKの信号を受信し
た場合には(ST10−13)、自律メッセージを送信
する(ST10−14)。
【0012】しかし、上述したような処理では、通信回
線が工事中である等、制御システムとの通信が全く見込
めないときにも、同一の論理により無駄な待ち合わせを
するという問題がある。
【0013】この問題についての従来の対策を説明する
と、図9において、通信回線が使用できるか否かを判断
する(ST9−1)前に、図11に示されるような処理
を設けることが行われていた。即ち、通信回線が実装
(工事完了)か工事中かを示すフラグを設けて、これを
保守者が保守コマンドにより必要に応じて書き換えるこ
ととし、データ送信処理は該フラグを参照して、実装の
時に限り待ち合わせを行い、工事中である場合には、送
信失敗としてデータの送信処理を終了するものである
(ST11−1)。なお、その他の処理は図9と同様で
あるので、同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、制御
システムとの通信の見込みが全くない場合にも所定時間
の待ち合わせ処理を行うのは、通信処理の中断を伴うか
ら非効率的である。また、これの対策としての保守コマ
ンドによりフラグを書き換えてこのフラグに基づいて待
ち合わせ処理を省略する処理を、局建時のときのために
のみ設けることは、やはり非効率的であり、フラグの書
き換え作業も煩雑である。
【0015】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、従属システムのデ
ータ送信処理における待ち合わせによる通信処理の中断
をなくし、従属システムが制御システムと効率良く通信
を行えるようにした通信方式を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、制御システムと、該制御システムにより管理され
る従属システムを通信回線を介して接続し、該制御シス
テムと該従属システムがデータを送受信するようにした
通信網において、以下のように構成する。
【0017】即ち、前記従属システムに、通信実績の有
無を示す通信実績フラグを格納する通信実績フラグ記憶
部を設ける。そして、前記制御システムから所定のデー
タ又は信号を受信した時に、該通信実績フラグを「実績
無し」から「実績有り」に変更し、該従属システムが該
制御システムにデータを送信する必要が生じたときに、
該通信実績フラグを参照し、該通信実績が「実績有り」
の場合には、該制御システムにデータを送信するための
処理を実行し、該通信実績が「実績無し」の場合には、
該制御システムにデータを送信するための処理を実行し
ないように構成する。
【0018】
【作用】本発明によると、従属システムは制御システム
からデータを受信したことがある場合には通信の見込み
があるものとして、データ送信に必要な処理を行い、制
御システムからデータを受信したことがない場合には通
信の見込みがないものとして、データ送信に必要な処理
を行わないようにしたから、制御システムとの通信の見
込みがないにもかかわらず、所定時間の待ち合わせ処理
を行うということが防止され、他の処理を行うことがで
きるから非常に高効率的な処理を行うことができるよう
になる。
【0019】また、保守コマンドによりフラグを書き換
えてこのフラグに基づいて待ち合わせ処理を省略する従
来技術と比較して、フラグの書き換え作業等が不要であ
り、高効率的である。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
することにする。まず、本発明実施例の通信網の全体構
成を、図1を参照して説明する。同図において、1は交
換機としての従属システム(従局)であり、2は従属シ
ステム1を集中的に管理する集中保守センタとしての制
御システム(主局)である。
【0021】これらの従属システム1及び制御システム
2は、それぞれ中央処理装置3及び通信制御装置4を備
えており、通信制御装置4が通信回線5を介して相互に
接続されている。
【0022】中央処理装置3は、図2に示されるよう
に、通信制御処理6及びデータ種別に対応した複数のデ
ータ送受信処理7(1〜n)を行う。通信制御処理6は
通信制御装置4を制御し、相手システムとの通信を成立
させる処理であり、受信したデータをそのデータ種別に
対応したデータ送受信処理7に分配する。データ送受信
処理7は、データの種別毎にそれぞれ設けられており、
目的とするデータの生成、加工等を行い、相手システム
への必要なデータの送信を通信制御処理6に依頼する。
【0023】また、中央処理装置3は、各種のデータを
格納するための記憶部(図示せず)を備えており、その
一部に通信実績フラグを設定する領域が確保されてい
る。この通信実績フラグは、デフォルト状態において、
「実績無し」に設定されている。なお、通信実績フラグ
を設定する記憶部としては、各種のものを採用すること
ができるが、この例では、電源が落ちてもその内容を保
持する不揮発性のメモリを採用している。
【0024】図3は、従属システム1における通信制御
処理6による受信データ分配処理を示すフローチャート
である。まず、制御システム2からデータを受信したと
きに、通信実績フラグを「実績有り」とし(ST3−
1)、該データのデータ種別に基づき対応するデータ送
受信処理を決定し(ST3−2)、決定したデータ送受
信処理(処理プログラム)に受信データを引き継ぐ(S
T3−3)。
【0025】図4は、従属システム1における通信実績
フラグを利用した送信処理を示すフローチャートであ
る。制御システム2に対してデータを送信する必要があ
る場合には、まず、通信実績フラグが参照され、通信実
績が有るか無いかが判断される(ST4−1)。ST4
−1で「実績有り」の場合には、通信回線5が使用でき
るか否かが判断され(ST4−2)、通信回線5が使用
できる場合には、通信制御処理6に処理を引き継ぎ(S
T4−3)、必要なデータの送信が行われ、送信が完了
する。
【0026】ST4−2において、通信回線5が使用で
きない場合には、待ち合わせを行い(ST4−4)、所
定時間を待ち合わせたか否かを判断して(ST4−
5)、所定時間の待ち合わせが終了していない場合に
は、ST4−2に戻り、所定時間の待ち合わせが終了し
た場合には、送信失敗としてデータの送信処理を終了す
る。ST4−1において、「実績無し」の場合には、送
信失敗としてデータの送信処理を終了する。
【0027】ここで、図5を参照して、さらに詳述す
る。図5は、従属システム1の内部の接続状態、通信路
状態及び信号のやりとりの動作を示す図である。まず、
局建時(初期化時点)においては、通信実績フラグは
「実績無し」となっている。送信系の接続状態は「接続
可見込」となっており、受信系の接続状態は「未接続」
となっている。通信路はまだ確保されていないので、通
信路状態は「通信不可」である。
【0028】制御システム2への障害の発生やその内容
等を通知するためのメッセージである自律メッセージ
(アラームメッセージ)送信要求が発生すると(ST5
−1)、データ送信処理が行われるが、ここで通信実績
フラグが参照されて、この場合は「実績無し」であるか
ら、送信処理は終了され該自律メッセージは返却される
(ST5−2)。次に自律メッセージ送信要求が発生し
た場合も同様である(ST5−3、−4)。
【0029】建設工事完了後、通信路が確保された時点
で、制御システム2が接続要求(送信要求)を出し(S
T5−5)、これに応じて従属システム1は接続OKの
信号を制御システム2に送る(ST5−6)。このと
き、受信系の接続状態は「接続済」となる。制御システ
ム2からのポーリング信号を受信すると(ST5−
7)、通信実績フラグが「実績無し」から「実績有り」
に変更される。
【0030】次いで、自律メッセージ送信要求が発生す
ると(ST5−8)、通信実績フラグを参照し、この場
合は「実績有り」であるから、従属システム1は制御シ
ステム2に接続要求を出す(ST5−9)。ここで、送
信系の接続状態は「接続済」となる。
【0031】制御システム2からの接続OKの信号を受
信すると(ST5−10)、従属システム1は制御シス
テム2に自律メッセージを送信する(ST5−11)。
通信路確保後は、既に通信実績があるので、一旦システ
ムダウン等が発生し、その後再開(初期化)を起こして
も、自律メッセージ送信要求の発生により(ST5−1
2)、余分な通信待ち合わせをせずに、自律メッセージ
の送信が可能である(ST5−13、−14、−1
5)。
【0032】このように、本実施例によると、制御シス
テム2からのポーリング信号受信時に通信実績フラグを
「実績無し」から「実績有り」に変更し、この通信実績
フラグに基づき自律メッセージの送信又は返却を行うよ
うにしたから、通信路が確保されていない、即ち通信の
可能性が全くないにもかかわらず、通信待ち合わせを行
うということがなくなり、高効率的な通信を実現するこ
とができる。通信実績フラグは自動的に書き換えられる
から、従来のように保守者により保守コンソールを用い
て書き換えを行っていたものと比較して便利である。
【0033】次に、本発明の他の実施例としてデータ送
受信処理で通信実績フラグを設定するものを図6及び図
7を参照して説明する。なお、図1及び図2に示した構
成はこの実施例においても同様である。
【0034】この実施例における従属システム1はデー
タ種別毎にデータ送信を抑止する手段を備えており、該
従属システム1についての保守者等は制御システム2に
送るべきデータの一部又は全部を一時的に又は長期的に
抑止することができるようになっている。そして、制御
システム2は、従属システム1に対して周期的なポーリ
ングを実施し、従属システム1におけるデータ種別毎の
送信抑止の設定を監視し、抑止の設定を検出した場合、
警報を出すようになっている。
【0035】図6は、従属システム1におけるデータ送
受信処理7の一部を示すフローチャートである。制御シ
ステム2は周期的にポーリング信号を従属システム1に
対して送る。従属システム1においては、このポーリン
グ信号を最初に受信したときに、通信実績フラグを「実
績無し」から「実績有り」とし(ST6−1)、送信抑
止状態についてのデータを送信データとして編集し(S
T6−2)、該送信データを制御システム1に送信すべ
く通信制御処理6に処理を引き継ぐ(ST6−3)。
【0036】図7は、従属システムにおける通信実績フ
ラグを利用したデータ送信処理を示すフローチャートで
ある。制御システム2に対してデータを送信する必要が
ある場合には、まず、通信実績フラグが参照され、通信
実績が有るか無いかが判断される(ST7−1)。
【0037】ST7−1で「実績有り」の場合には、次
いで送信抑止中か否かが判断され(ST7−2)、抑止
中である場合には送信失敗として、この処理を終了す
る。ST7−2で抑止していない場合には、通信回線5
が使用できるか否かが判断され(ST7−3)、通信回
線5が使用できる場合には、通信制御処理6に処理を引
き継ぎ(ST7−4)、必要なデータの送信が行われ、
送信が完了する。
【0038】ST7−3において、通信回線5が使用で
きない場合には、待ち合わせを行い(ST7−5)、所
定時間を待ち合わせたか否かを判断して(ST7−
6)、所定時間の待ち合わせが終了していない場合に
は、ST7−2に戻り、所定時間の待ち合わせが終了し
た場合には、送信失敗としてデータの送信処理を終了す
る。ST7−1において、「実績無し」の場合には、送
信失敗としてデータの送信処理を終了する。
【0039】次いで、本発明のさらに他の実施例とし
て、制御システム2からのポーリングの応答として従属
システム1がデータ種別毎の抑止履歴を制御システムに
送出するものを、図8を参照して説明する。なお、図1
及び図2に示した構成はこの実施例においても同様であ
る。
【0040】この実施例における従属システム1はデー
タ種別毎にデータ送信を抑止する手段を備えており、該
従属システム1についての保守者等は制御システム2に
送るべきデータの一部又は全部を一時的に又は長期的に
抑止することができるようになっている。
【0041】そして、制御システム2は、従属システム
1に対して周期的なポーリングを実施する。制御システ
ム2からのポーリング信号を受信した従属システム1
は、従属システム1の保守・運用情報一式を制御システ
ム2に送出し、これらの情報に基づき制御システム2は
従属システム1におけるデータ種別毎の送信抑止履歴を
監視する。このような運用形態は、従属システム1の保
守者が悪意をもって制御システム2の監視者に知られぬ
ように秘密裏に従属システム1の操作を行った可能性を
制御システム2が知る方法として用いられる。
【0042】図8は、従属システム1における抑止処理
(a)、抑止解除処理(b)、及びポーリング応答処理
(c)を示すフローチャートである。従属システム1
は、同図に示されるように、通信実績の有無を示す通信
実績フラグが設定される通信実績フラグ記憶部8、各デ
ータ種別に対応して過去に状態が変更されたことがある
か否かが設定される状態変更表示テーブル9、及び各デ
ータ種別に対応して現在の状態が抑止状態か否かが設定
される状態表示テーブル10を有している。
【0043】まず、従属システム1において、従属シス
テム1の保守者があるデータ種別について抑止状態とし
た場合には、同図中の抑止処理(a)に示されているよ
うに、状態変更表示テーブル9の対応するデータ種別に
ついて状態を変更したことを示すデータが表示(設定)
され(ST8−1)、次いで、状態表示テーブル10の
対応するデータ種別について抑止状態を示すデータが表
示(設定)される(ST8−2)。
【0044】また、従属システム1の保守者があるデー
タ種別について抑止状態を解除した場合には、同図中の
抑止解除処理(b)に示されているように、状態表示テ
ーブル10の対応するデータ種別について抑止解除状態
を示すデータが表示(設定)され(ST8−3)。
【0045】制御システム2は周期的に又は必要に応じ
てポーリング信号を従属システム1に対して送る。これ
を受けて従属システム1は、同図中のポーリング応答処
理(c)に示されているような処理を行う。
【0046】即ち、このポーリング信号を受信したとき
に、通信実績フラグ記憶部8の通信実績フラグを「実績
無し」から「実績有り」とし(ST8−4)、状態変更
表示テーブル9及び状態表示テーブル10の検索用の索
引(以下、テーブルの索引)を最初のデータ種別とする
(ST8−5)。
【0047】次いで、状態変更表示テーブル9が該テー
ブルの索引に基づき参照され、該当するデータ種別につ
いての状態変更表示が状態の変更を表示しているか否か
が判断され(ST8−6)、変更している場合には、状
態表示テーブル10が該テーブルの索引に基づき参照さ
れ、現在の状態が抑止状態か否かが判断される(ST8
−7)。
【0048】ST8−7において、現在の状態が抑止中
である場合には、該当するデータ種別は抑止中状態とし
て制御システム2に送るべき送信データを作成し(ST
8−8)、抑止中でない場合には、該当するデータ種別
は抑止の履歴があるとして制御システム2に送るべき送
信データを作成する(ST8−9)。
【0049】ST8−8若しくはST8−9の終了後、
又はST8−6において状態の変更をしていない場合に
は、該テーブルの索引が最後のデータ種別か否かが判断
され(ST8−10)、最後でない場合には、該テーブ
ルの索引を次のデータ種別に設定して(ST8−1
1)、ST8−6に戻る。ST8−10において、該テ
ーブルの索引が最後のデータ種別となっている場合に
は、該送信データを制御システム2に送信すべく、通信
制御処理6に処理を引き継ぐ(ST8−12)。
【0050】なお、従属システム1は、通信実績フラグ
を「実績無し」から「実績有り」に変更した後に、制御
システム2からデータ(ポーリング信号)を一定時間受
信しない場合に、該通信実績フラグを「実績有り」から
「実績無し」に変更するように構成することができる。
このようにすれば、比較的に長時間に渡る回線障害等が
発生した場合に、従属システム1のデータ送信処理にお
ける待ち合わせ処理を省略できるから高効率的である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
従属システムのデータ送信処理における待ち合わせによ
る通信処理の中断が少なくなり、従属システムは制御シ
ステムと効率良く通信を行うことができるようになると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体の構成を示す図である。
【図2】本発明実施例における処理の構成を示す図であ
る。
【図3】本発明実施例の通信制御処理における受信デー
タ分配処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明実施例の通信実績フラグを利用した送信
処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明実施例の信号送受信処理の説明図であ
る。
【図6】本発明他の実施例のデータ送受信処理を示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明他の実施例の通信実績フラグを利用した
送信処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明さらに他の実施例の抑止処理(a)、抑
止解除処理(b)及びポーリング応答処理(c)を示す
フローチャートである。
【図9】従来技術の送信処理を示すフローチャートであ
る。
【図10】従来技術の信号送受信処理の説明図である。
【図11】他の従来技術の送信処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 従属システム 2 制御システム 3 中央処理装置 4 通信制御装置 5 通信回線 6 通信制御処理 7 データ送受信処理 8 通信実績フラグ記憶部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御システムと、該制御システムにより
    管理される従属システムを通信回線を介して接続し、該
    制御システムと該従属システムがデータを送受信するよ
    うにした通信網において、 前記従属システムに、通信実績の有無を示す通信実績フ
    ラグを格納する通信実績フラグ記憶部を設け、 前記制御システムからデータ又は信号を受信した時に、
    該通信実績フラグを「実績無し」から「実績有り」に変
    更し、 該従属システムが該制御システムにデータを送信する必
    要が生じたときに、該通信実績フラグを参照し、該通信
    実績が「実績有り」の場合には、該制御システムにデー
    タを送信するための処理を実行し、該通信実績が「実績
    無し」の場合には、該制御システムにデータを送信する
    ための処理を実行しないようにしたことを特徴とする通
    信方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信方式において、 前記従属システムが制御システムへのデータ送信をデー
    タ種別毎に抑止する抑止手段を備え、前記制御システム
    が従属システムの該抑止手段による抑止状態をポーリン
    グにより監視する監視手段を備えている場合に、該従属
    システムは、該制御システムからのポーリング信号を受
    信したときに、前記通信実績フラグを「実績無し」から
    「実績有り」に変更するようにしたことを特徴とする通
    信方式。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の通信方式において、 前記従属システムは、前記通信実績フラグを「実績無
    し」から「実績有り」に変更した後に、前記制御システ
    ムからデータを一定時間受信しない場合に、該通信実績
    フラグを「実績有り」から「実績無し」に変更するよう
    にしたことを特徴とする通信方式。
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