JPH08139365A - 駆動回路 - Google Patents

駆動回路

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JPH08139365A
JPH08139365A JP27134294A JP27134294A JPH08139365A JP H08139365 A JPH08139365 A JP H08139365A JP 27134294 A JP27134294 A JP 27134294A JP 27134294 A JP27134294 A JP 27134294A JP H08139365 A JPH08139365 A JP H08139365A
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Takeyuki Yanagibashi
健之 柳橋
Takashi Ishizaki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LEDを駆動する駆動回路に関して、チップ
面積の増加を極力抑えることができる駆動回路を提供す
ること。 【構成】 LED105を駆動するための電流を供給す
る出力トランジスタ103と、この出力トランジスタ1
03のゲートに接続され、電圧選択信号S1〜S4に応
答して複数の電圧V1〜V4のうちの1つを出力トラン
ジスタ103のゲートに供給する電圧選択手段101が
設けられている。出力トランジスタ103は、選択され
た複数の電圧V1〜V4のうちの1つによって駆動さ
れ、この電圧に応じた出力電流をLED105に供給す
る。そして、LED105は、出力トランジスタ103
から供給された出力電流に応じて発光強度が制御され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光プリンタの記録ヘッ
ド等に用いられる発光ダイオードアレイの駆動用電流出
力回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、発光ダイオード(以下LEDと称
す。)アレイを有するLEDヘッドを記録ヘッドとして
用いる光プリンタは、発光強度を調整するための機構を
有するLED駆動回路を有している。この機構は、具体
的には、1つのLEDに対して複数の駆動トランジスタ
を設けることにより実現されている。
【0003】またLED素子の発光強度は、印字濃度、
ドット径等に直接影響を与える。従って、LEDアレイ
上の全LEDの発光強度は均一であることが要求され
る。LEDの発光強度を均一にするためには、各駆動ト
ランジスタが設計通り精度良く製造されることが要求さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
LED駆動回路は、1つのLEDに対して複数の駆動ト
ランジスタを設けているので、チップ面積が増大してし
まう。実際に、A4版300DPIの光プリンタでは、
約2560個のLEDが必要である。そして各々のLE
Dに対して5個の駆動トランジスタを使用するとする
と、駆動トランジスタは、合計12800個必要であ
り、駆動トランジスタだけで莫大な面積を占有してしま
う。
【0005】さらに駆動トランジスタは、LEDを駆動
するための高い電流供給能力が要求されるため、チップ
上での面積が非常に大きい。例えば、駆動トランジスタ
をMOSトランジスタで構成した場合、ゲート幅/ゲー
ト長比W/Lは、250程度必要である。(単なるスイ
ッチとして使用されるMOSトランジスタのW/Lは、
1.0程度である。)また従来のLED駆動回路は、1
つのLEDに対して複数の駆動トランジスタを使用する
という構成なので、各トランジスタ間には高い相対精度
が要求される。すなわち、駆動トランジスタの数が多い
ということは、各LEDに流れ込む駆動電流がばらつく
要因が多いということである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の不具合
を解決するためになされたもので、その代表的なもの
は、第1レベルの電位が与えられた第1の電圧入力ノー
ドと、第2レベルの電位が与えられた第2の電圧入力ノ
ードと、出力ノードと、この第1及び第2の電圧入力ノ
ードと、出力ノードとの間に電気的に接続され、制御信
号に応答して前記第1レベル及び第2レベルの電位のう
ちの1つを選択的に出力ノードに供給する電圧選択手段
と、出力ノードに電気的に接続された制御電極を有し、
出力ノードに供給された電位に応じた電流を出力する出
力素子とを備えた駆動回路である。
【0007】
【作用】本発明の代表的なものによれば、出力素子の制
御電極には、複数の電圧から1つの電圧が選択されて供
給される。そして、出力素子は、この選択された電圧に
応じて出力電流を変化させる。出力電流は1つの出力素
子に供給された複数の電圧に応じて変化させることがで
きるので、面積の大きい出力素子の数を低減することが
でき、チップ面積が増大することを防止できる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の駆動回路の第1の実施例を
示すブロック図である。
【0009】本発明の駆動回路は、電圧選択手段101
と、出力トランジスタ103とを有する。
【0010】駆動トランジスタ103は、LED105
を駆動する(LED105に駆動電流を供給する)ため
の出力トランジスタ103であり、例えばP型MOSト
ランジスタで構成されている。そしてこの出力トランジ
スタ103は、電源電位が与えられた電源端子107に
接続されたソースと、LEDに接続されたドレインと、
電圧選択手段101に接続されたゲートとを有する。
【0011】電圧選択手段101は、電圧選択信号S1
〜Smに応答して、複数レベルの入力電圧V1〜Vn
(これらの電圧は、LEDを駆動するための駆動電流の
量を調節するための電圧である。)を出力電圧Voとし
て出力トランジスタ103のゲートへ供給するものであ
り、複数の電圧入力ノードと複数の電圧選択信号入力ノ
ードとを有している。
【0012】このような駆動回路は、実際は複数のLE
Dとともに複数設けられている。詳細は後述する。
【0013】図1に示す駆動回路のうち特に電圧選択手
段101の詳細回路は、図2に示すようなものである。
すなわち電圧選択手段101は、複数の入力電圧V1〜
V4及び複数の電圧選択信号S1〜S4の各々に対応し
た、例えばMOSトランジスタで構成されたスイッチK
1〜K4を有している。各スイッチK1〜K4は、出力
トランジスタ103のゲートに共通に接続された一端
と、入力電圧V1〜V4が各々与えられた他端及び電圧
選択信号S1〜S4が与えられた制御電極とを有してい
る。そして、各スイッチK1〜K4は、電圧選択信号S
1〜S4に応答してオン・オフし、入力電圧V1〜V4
のうちの1つを出力トランジスタ103に選択的に供給
する。
【0014】次にこのような駆動回路の動作を図3を用
いて説明する。
【0015】図3は、電圧選択信号S1〜S4と出力ト
ランジスタ103のゲート電圧及び出力電流との関係を
示す図である。ここで、各スイッチK1〜K4は、対応
する電圧選択信号S1〜S4がHレベルの時オンし、L
レベルの時オフするように設定されているとして話を進
める。
【0016】出力トランジスタ103の出力電流Io
は、(1)式で表される。
【0017】Io=K(VGS−VT)2 (1) ここで、Kは出力トランジスタ103によって決定され
る定数、VGSは出力トランジスタ103のゲート電圧、
VTは出力トランジスタ103のスレッショルド電圧で
ある。今、電圧選択信号S1がHレベル、他の電圧選択
信号S2〜S4がLレベルの場合、スイッチK1がオン
し、他のスイッチK2〜K4がオフするので、出力トラ
ンジスタ103のゲート電圧はV1となる。このため、
出力トランジスタ103の出力電流Ioは、(2)式で
表される値となる。
【0018】Io=K(V1−VT)2 (2) 同様にして、電圧選択信号S2のみがHレベルの場合、
出力トランジスタ103の出力電流Ioは、(3)式で
表される値となる。
【0019】Io=K(V2−VT)2 (3) 以下同様にして、電圧選択信号S1〜S4のうちいずれ
か1つがHレベルの場合の出力トランジスタ103の出
力電流をInとすると、出力電流Inは(4)式で表さ
れる値となる。
【0020】In=K(Vn−VT)2 (4) ここでnは、1、2、3、4のいずれか1つを示す。
【0021】以上のように、本発明によれば、複数の電
圧から1つの電圧を選択して出力する電圧選択手段10
1を出力トランジスタ103の前段に設け、出力トラン
ジスタ103のゲート電圧を制御することによってその
出力電流を変化させるようにしたので、面積の大きい出
力トランジスタ103は、1つのLEDに対して1つ設
ければ良い。従って、チップ面積の増大を防止できる。
【0022】なお、本発明では、複数の電圧のうちの1
つを選択するスイッチK1〜K4が1つのLEDに対し
て複数必要である。しかし、これらのスイッチK1〜K
4は、出力トランジスタ103のゲートに電圧を伝達す
るだけであり、要求される電流供給能力は出力トランジ
スタのそれに比べて極めて小さい。従って、これらのス
イッチK1〜K4がMOSトランジスタで構成されてい
る場合、使用するプロセスで決まる最小の大きさに設定
することが可能であり、極端なチップ面積の増大を招く
ことはない。
【0023】また、出力トランジスタ103の数が従来
に比べて大幅に減少したことにより、各LEDに流れ込
む駆動電流がばらつく要因が大幅に改善されることが期
待できる。従って、各LED間の発光強度のばらつきを
極力抑えることができる。
【0024】次に本発明の第2の実施例を説明する。
【0025】図4は、本発明の第2の実施例の駆動回路
を示すブロック図である。この第2の実施例は、図1、
図2に示す電圧選択手段101の前段に多電圧発生手段
401を設けたものである。この多電圧発生手段401
は、電源端子107に与えられた電圧に応じて、前述の
複数の電圧V1〜Vnを発生する回路である。
【0026】この多電圧発生手段401の詳細回路は、
例えば図5に示すようなものである。すなわち多電圧発
生手段401は、差動増幅器Aと、MOSトランジスタ
T1と、抵抗R0及び抵抗R1〜R(n+1)からなる
分割抵抗群と、基準電圧源VRとを有している。差動増
幅器Aは、基準電圧源VRに接続された非反転入力端子
と、抵抗R0に接続された反転入力端子と、MOSトラ
ンジスタT1のゲートに接続された出力端子とを有して
いる。MOSトランジスタT1は、電源端子107に接
続されたソースと、抵抗R0に接続されたドレイン及び
差動増幅器Aの出力端子に接続されたゲートとを有して
いる。抵抗R1〜R(n+1)からなる分圧抵抗群は、
電源端子107とMOSトランジスタT1のゲートとの
間に接続されている。そして、前述の複数の電圧V1〜
Vnは、各抵抗R1〜R(n+1)間の接続点から出力
される。
【0027】次に図5に示す多電圧発生回路401の動
作について説明する。
【0028】図5において、MOSトランジスタT1に
流れる電流I1は、(5)式で表される。
【0029】I1=VR/R0 (5) また、MOSトランジスタT1のソース、ゲート間電圧
VGSは、(6)式で表される。
【0030】VGS=√(I1/K)+VT (6) ここで、KはMOSトランジスタT1によって決定する
定数、VTはMOSトランジスタT1のスレッショルド
電圧である。(6)式に(5)式を代入すると(7)式
を得る。
【0031】 VGS=√[VR/(R0・K)]+VT (7) (7)式を見て明らかなように、MOSトランジスタT
1のソース、ゲート間電圧は、基準電圧VR、抵抗R
0、MOSトランジスタT1のスレッショルド電圧VT及
びMOSトランジスタT1により決定される定数によっ
てのみ決定されることになるので、電源端子107に与
えられる電源電圧PVが変動しても常に一定の値とな
る。
【0032】MOSトランジスタT1のゲート、ソース
間電圧VGSは、MOSトランジスタT1のソース電圧
(電源電圧PV)が変動しても常に一定の値となるた
め、多電圧発生手段401が出力する複数の電圧間の関
係が常に一定になる。従って、出力トランジスタ103
のソース電圧(電源電圧PV)と、多電圧発生手段40
1が出力する複数の電圧との差の関係も常に一定にな
る。よって、出力トランジスタ103から得られる出力
電流は、電源電圧の変動を受けないという効果が期待で
きる。
【0033】次に、図5に示す多電圧発生手段401の
分圧抵抗群を構成する抵抗R1〜R(n+1)と、分圧
された出力電圧V1〜Vnとの関係を図6を用いて説明
する。
【0034】分圧された出力電圧V1〜Vnは、LED
105に供給する電流を変化させる、すなわちLEDの
発光強度を制御するいわゆる階調を実現するための電圧
である。図6は、この階調を16段階(n=16)と
し、階調ステップを2%/1ステップとし、MOSトラ
ンジスタT1のしきい値電圧VT=0.65Vとし、M
OSトランジスタT1のゲート、ソース間の電圧VGSを
2Vとした場合の各抵抗R1〜R(n+1)の全体の抵
抗値に対する比率を示したものである。
【0035】図6において、例えばステップ15(LE
Dの発行強度が、標準0%から+側に14%ずれた点)
は、抵抗R(n+1)の抵抗値が、全ての抵抗R1〜R
(n+1)の抵抗値を合計した値に対して0.56%
(100%−99.4%)になるように設定されている
ことを意味している。また、このステップ15は、抵抗
Rnと抵抗R(n+1)との接続点における電圧、すな
わち出力電圧Vn(出力トランジスタ103のゲート電
圧)と出力トランジスタ103のソース電圧との差VGS
が、1.988Vであることを意味している。
【0036】ステップ1(LEDの発行強度が、標準0
%から−側に14%ずれた点)は、抵抗R1の抵抗値
が、全ての抵抗R1〜R(n+1)の抵抗値を合計した
値に対して90.97%になるように設定されているこ
とを意味している。また、このステップ1は、抵抗R1
と抵抗R2との接続点における電圧、すなわち出力電圧
V1(出力トランジスタ103のゲート電圧)と出力ト
ランジスタ103のソース電圧との差VGSが、1.81
2Vであることを意味している。
【0037】このような図6を用いれば、複数のLED
の発行強度を補正することが可能になる。その補正方法
は、まず全てのLEDに対して、期待値であるステップ
8の条件を一様に適用する。次に各LEDの発行強度を
測定し、期待値からずれたLEDに対応する出力トラン
ジスタ103のゲート電圧を変化させる。例えば、期待
値からずれたLEDが、期待値から6%程度+側に外れ
ているとすると、そのLEDに対応する出力トランジス
タ103に先の表のステップ11を適用する。そして、
今後このLEDに対しては、ステップ11がステップ8
に相当するものとして取り扱う。このようにすれば、期
待値から外れたLEDと、期待値通りのLEDとを同等
に扱うことができる。さらに、これらのLEDに階調を
持たせたい場合、すなわち通常の発光強度よりも強くも
しくは弱く発光させたい場合、図6に示されたステップ
を各LEDに適当に適用することによって、正確に階調
を持たせることができる。
【0038】次に、図1、図2で説明した電圧選択手段
101をLEDアレイに適用した本発明の第3の実施例
を図7を用いて説明する。
【0039】図7は、本発明の第3の実施例を示すブロ
ック図である。この第3の実施例は、クロックCLKに
同期して印字データを格納する第1のレジスタ701
と、ラッチストローブLSTに応答して第1のレジスタ
701に格納された印字データを取り込み一時的に保持
する第1のラッチ回路703と、クロックCCLKに同
期して補正データを格納する第2のレジスタ705と、
ラッチストローブCLSTに応答して第2のレジスタ7
05に格納された補正データを取り込み一時的に保持す
る第2のラッチ回路707を有している。さらに、この
第3の実施例は、前述した電圧選択手段101と、後述
する電圧伝達手段709と、出力トランジスタアレイ1
03及びLEDアレイ105とを有している。
【0040】出力トランジスタアレイ103は、LED
アレイ105を介して第1の電源PG(例えば0V)が
与えれた電源端子711に接続されているとともに、第
2の電源PV(例えば5V)が与えられた電源端子10
7に接続されている。
【0041】LEDアレイ708は、合計n個(105
−1〜105−n)のLEDで構成されている。そして
出力トランジスタアレイ103は、LEDの数に対応し
た合計n個(103−1〜103−n)の出力トランジ
スタを有している。電圧選択手段101及び電圧伝達手
段709も、各LED毎の合計n個の部分にその内部が
分かれている。電圧選択手段709には、ここでは4個
の入力端子より4つの異なる値の電圧を印加している。
【0042】電圧伝達手段709は、電圧選択手段10
1で選ばれた一つの電圧を印字データ及び出力制御信号
DSTによって、出力トランジスタアレイ103に伝達
するか否かを決定する手段であり、複数のAND回路A
−1〜A−nと、複数のスイッチング素子709−1〜
709−nで構成される。各AND回路A−1〜A−n
は、第1のラッチ回路703の印字データと出力制御信
号DSTとの論理積をとる2入力AND回路で構成され
る。
【0043】各スイッチング素子709−1〜709−
nは、2つの入力端子と1つの出力端子で構成され、A
ND回路A−1〜A−nの出力状態によって、出力端子
に2つの入力端子に印加された電圧のどちらか一方が伝
達される。各スイッチング素子709−1〜709−n
の一方の入力端子には、電圧選択手段の101の出力電
圧が印加され、他の入力端子には、出力トランジスタ1
03−1〜103−nがオフ状態となる電圧が印加さ
れ、出力端子には出力トランジスタのゲートが接続され
る。電源端子107に与えられる電圧は、出力トランジ
スタ103−1〜103−nのゲートが電源端子107
に接続した場合にオフ状態となるように設定してある。
【0044】次に、図7のブロック図の動作について説
明する。
【0045】以下、説明を容易にするため、LED10
5−2に着目して動作を説明する。出力制御信号DST
が能動となった場合、LED105−2に対応する第1
のラッチ回路703の印字データが印字指令であるとき
は、電圧伝達手段709の出力には、電圧選択手段10
1の出力電圧が伝達される。電圧選択手段101のスイ
ッチK1〜K4は、第2のラッチ回路707のビット2
1、22、23、24のデータによって、いずれか1つ
がオンし、V1〜V4のうちのいづれか1つの電圧が選
択される。このため、出力トランジスタ103−2のゲ
ートには、V1〜V4のうちいずれか1つの電圧が印加
される。従って、LED105−2には、第1の実施例
で述べたように、K(Vn−VT)2の電流が流れる。こ
こでは、n=1、2、3、4のいずれかである。
【0046】今、一定電流を流した場合の各LEDの発
光強度が不均一であり、このLEDの発光強度の不揃い
をなくして、発光強度を均一するのに必要なLEDに流
す電流補正値が既知であるとすれば、電圧選択手段10
1によって各出力トランジスタ103−1〜103−n
のゲートに印加すべき電圧を選択すべき補正データが判
明する。この補正データは、4つの電圧V1〜V4のう
ち既知である電流補正値と同一かあるいはこれに最も近
い値の電流が流せることとなる電圧を選択するデータで
ある。このような補正データを第2のレジスタ707に
格納させることにより、対応するスイッチK1〜K4が
オン状態となり、対応する出力トランジスタ103−1
〜103−nのゲートに選択された電圧が印加される。
従って、選択信号により1個のLEDに対する駆動電流
が4段階のレベルにて調整され、n個のLEDの発光強
度の均一化が図れる。
【0047】この第3の実施例では、電圧選択手段10
1への入力電圧を4値としたが、特に4値である必要は
なく、発光強度のばらつきの補正に必要な範囲で任意の
m値とすることができる。また、この第3の実施例で
は、第2のラッチ回路707の出力で直接、電圧選択手
段101のスイッチK1〜K4をオン/オフ状態となる
ように構成しているが、必要に応じて第2のラッチ回路
707と電圧選択手段101との間にデコーダ回路を設
けても良い。例えば、4値を入力して16値を出力する
デコータ回路を設けた場合、電圧選択手段101−1〜
101−n中の各々には、最大16個のスイッチを設け
ることができる。このとき、電圧選択手段101に印加
する複数の電圧をV1〜V16の16値とすれば、出力
トランジスタ103−1〜103−2の各々のゲートに
は、V1〜V16のうちいずれか1つが印加されること
になるので、出力電流(LEDを駆動する駆動電流)は
16段階のレベルにて調整されることになる。
【0048】また本実施例では、第2のレジスタ703
の次段に第2のラッチ回路707を設けたが、第2のレ
ジスタ703に格納された補正データが長時間にわたっ
て安定であれば、この第2のラッチ回路707を省略す
ることができる。
【0049】さらに本実施例では、電圧選択手段101
と電圧電圧手段709とを別々に設けているが、第1の
ラッチ回路703の印字データと、第2のラッチ回路7
07の補正データと、出力制御信号DSTとの論理積を
とる3入力AND回路を設け、この3入力AND回路の
出力でスイッチK1〜K4のオン/オフ状態を設定する
ようにすれば、電圧選択手段101と電圧伝達手段70
9を1つにすることも可能である。
【0050】以上述べたように、本発明の第3の実施例
によれば、LEDを駆動する出力トランジスタのゲート
に印加する電圧を、このLEDの発光強度に応じた補正
データにより異なる複数の電圧より選択し、LEDに流
れる電流を加減するようにしたので、LEDアレイの発
光強度の不均一を大幅に低減することができる。
【0051】さらに、出力トランジスタのゲート電圧を
増減することにより、出力電流を加減するため、出力ト
ランジスタは1個ですむ。そのため電流値の異なる複数
の出力トランジスタの組み合わせによって駆動電流を加
減する場合に比べて出力トランジスタの数を大幅に削減
できる。
【0052】次に第3の実施例の変形例を図8を用いて
説明する。
【0053】この実施例では、発光強度の補正データの
記憶手段801を第3の実施例の第2のレジスタ回路の
前段に設けている。この記憶手段801に記憶されてい
る発光強度の補正データは、LEDに一定電流値を流し
て得られた発光強度を基に得られた補正データであり、
任意の時間に第2のレジスタ705に格納されるもので
ある。さらに電圧選択手段101の前段に第2の実施例
で述べた多電圧発生手段401を設けてある。これによ
り、出力トランジスタアレイ103に供給される電圧が
変動した場合においても電圧変動による出力電流の変化
を低減することができる。ここで、記憶手段401と多
電圧発生手段401は、いずれか一方のみ設けるように
しても良い。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の代
表的なものによれば、複数の電圧から1つの電圧を選択
して出力する電圧選択手段を出力素子の前段に設け、出
力素子の制御電極に供給される電圧を制御することによ
ってその出力電流を変化させるようにしたので、面積の
大きい出力素子は、1つのLEDに対して1つ設ければ
良い。従って、チップ面積の増大を防止できる。
【0055】また、出力素子の数が従来に比べて大幅に
減少したことにより、各LEDに流れ込む駆動電流のば
らつき要因が大幅に改善されることが期待できる。従っ
て、各LED間の発光強度のばらつきを極力抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のブロック図の詳細回路図である。
【図3】図2の電圧選択手段の動作を説明する図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】図4の多電圧発生手段の一実施例を示す図であ
る。
【図6】分圧抵抗群を構成する抵抗R1〜R(n+1)
と、分圧された出力電圧V1〜Vnとの関係を示す図で
ある。
【図7】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図8】第3の実施例の変形例を示す図である。
【符号の説明】
101・・・電圧選択手段 103・・・出力トランジスタ 105・・・LED 107・・・電源端子 109・・・出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1レベルの電位が与えられた第1の電
    圧入力ノードと、 第2レベルの電位が与えられた第2の電圧入力ノード
    と、 出力ノードと、 前記第1及び第2の電圧入力ノードと、前記出力ノード
    との間に電気的に接続され、制御信号に応答して前記第
    1レベル及び第2レベルの電位のうちの1つを選択的に
    前記出力ノードに供給する電圧選択手段と、 前記出力ノードに電気的に接続された制御電極を有し、
    前記出力ノードに供給された電位に応じた電流を出力す
    る出力素子とを備えたことを特徴とする駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記出力素子に電気的に接続され、前記
    出力素子から出力された電流に応じて発光強度が変化す
    る発光素子を有することを特徴とする請求項1記載の駆
    動回路。
  3. 【請求項3】 前記出力素子は、MOSトランジスタで
    あることを特徴とする請求項1記載の駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008110598A (ja) * 2006-10-02 2008-05-15 Seiko Epson Corp 発光装置および画像形成装置
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WO2010137202A1 (ja) * 2009-05-28 2010-12-02 シャープ株式会社 Led駆動装置、光源装置、及び液晶表示装置

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