JPH08138343A - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
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- JPH08138343A JPH08138343A JP6277407A JP27740794A JPH08138343A JP H08138343 A JPH08138343 A JP H08138343A JP 6277407 A JP6277407 A JP 6277407A JP 27740794 A JP27740794 A JP 27740794A JP H08138343 A JPH08138343 A JP H08138343A
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- clamper
- tape cassette
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/04—Magazines; Cassettes for webs or filaments
- G11B23/08—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
- G11B23/087—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
- G11B23/08707—Details
- G11B23/08728—Reels or cores; positioning of the reels in the cassette
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/60—Guiding record carrier
- G11B15/66—Threading; Loading; Automatic self-loading
- G11B15/67—Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting end of record carrier from container or spool
- G11B15/674—Threading or attaching end of record carrier on or to single reel
Landscapes
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気テープ再生時に、ドロップアウトやエラ
ーの発生するおそれのないテープカセットを提供するこ
と。 【構成】 ハブ１の外周に凹設した係止用凹陥部１１
と、該係止用凹陥部１１に嵌合されたクランパー１２と
の間に、テープの基端部を係止して該テープを上記ハブ
１に巻回させてなるテープカセットにおいて、上記クラ
ンパー１２のテープ巻回面の両側縁端部１２ａ，１２ａ
と、該両側縁端部１２ａ，１２ａの対向縁部である、上
記係止用凹陥部１１の両内側上縁端部１１ａ，１１ａと
の間の隙間ｄを、それぞれ０．０２ｍｍ〜０．１０ｍｍ
としたことを特徴とする。
ーの発生するおそれのないテープカセットを提供するこ
と。 【構成】 ハブ１の外周に凹設した係止用凹陥部１１
と、該係止用凹陥部１１に嵌合されたクランパー１２と
の間に、テープの基端部を係止して該テープを上記ハブ
１に巻回させてなるテープカセットにおいて、上記クラ
ンパー１２のテープ巻回面の両側縁端部１２ａ，１２ａ
と、該両側縁端部１２ａ，１２ａの対向縁部である、上
記係止用凹陥部１１の両内側上縁端部１１ａ，１１ａと
の間の隙間ｄを、それぞれ０．０２ｍｍ〜０．１０ｍｍ
としたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はテープカセット、詳しく
は、磁気テープ再生時に、ドロップアウトやエラーの発
生するおそれのないテープカセットに関する。
は、磁気テープ再生時に、ドロップアウトやエラーの発
生するおそれのないテープカセットに関する。
【０００２】
【従来の技術】図４に示されるような一般のテープカセ
ットにおいては、カセット本体Ｃ’内にテープ２’を巻
回した一対のハブ１’，１’が収納されている。以下、
一対の上記ハブ１’の内の一方で説明するが、他方につ
いても同様に形成されている。上記ハブ１’に巻回され
る上記テープ２’は、磁気テープ及びリーダーテープか
らなっており、上記磁気テープの端部は、上記リーダー
テープの一端部に結合され、該リーダーテープの他端
部、即ち、上記テープ２’の基端部２１’は、図５に示
されるように、上記ハブ１’の外周に凹設した係止用凹
陥部１１’と、これに嵌合したクランパー１２’との間
に係止されている。
ットにおいては、カセット本体Ｃ’内にテープ２’を巻
回した一対のハブ１’，１’が収納されている。以下、
一対の上記ハブ１’の内の一方で説明するが、他方につ
いても同様に形成されている。上記ハブ１’に巻回され
る上記テープ２’は、磁気テープ及びリーダーテープか
らなっており、上記磁気テープの端部は、上記リーダー
テープの一端部に結合され、該リーダーテープの他端
部、即ち、上記テープ２’の基端部２１’は、図５に示
されるように、上記ハブ１’の外周に凹設した係止用凹
陥部１１’と、これに嵌合したクランパー１２’との間
に係止されている。
【０００３】上記のテープカセットにおいては、上記係
止用凹陥部１１’と上記クランパー１２’との間に上記
テープ２’の上記基端部２１’を係止し、上記ハブ１’
に上記テープ２’を巻回した際、上記係止用凹陥部１
１’と上記クランパー１２’との間に図６中の点線で示
すような段差や隙間（図中左側にのみ示す）が発生し、
該段差や隙間の上に巻回された上記テープ２’（図６中
では、便宜上該テープ２’を省略して示す）に順次影響
を及ぼす転写現象、特に上記ハブ１’に近い上記テープ
２’表面に該テープ２’の長手方向に対して直角のライ
ン状の転写跡が生じ、この転写跡のできた上記テープ
２’を用いて信号の記録・再生を行った場合に、この転
写跡部分で信号の欠落現象が生じ、ドロップアウトやエ
ラーの原因となっていた。
止用凹陥部１１’と上記クランパー１２’との間に上記
テープ２’の上記基端部２１’を係止し、上記ハブ１’
に上記テープ２’を巻回した際、上記係止用凹陥部１
１’と上記クランパー１２’との間に図６中の点線で示
すような段差や隙間（図中左側にのみ示す）が発生し、
該段差や隙間の上に巻回された上記テープ２’（図６中
では、便宜上該テープ２’を省略して示す）に順次影響
を及ぼす転写現象、特に上記ハブ１’に近い上記テープ
２’表面に該テープ２’の長手方向に対して直角のライ
ン状の転写跡が生じ、この転写跡のできた上記テープ
２’を用いて信号の記録・再生を行った場合に、この転
写跡部分で信号の欠落現象が生じ、ドロップアウトやエ
ラーの原因となっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、図６中の実線
で示すような、上記段差をなくしたハブ１’も研究開発
されており、上述のエラーの低減が図られている。しか
し、このように上記段差をなくしたハブ１’において
も、エラーの発生を防止し得なかった。従って、本発明
の目的は、磁気テープ再生時に、ドロップアウトやエラ
ーの発生するおそれを更に低減したテープカセットを提
供することにある。
で示すような、上記段差をなくしたハブ１’も研究開発
されており、上述のエラーの低減が図られている。しか
し、このように上記段差をなくしたハブ１’において
も、エラーの発生を防止し得なかった。従って、本発明
の目的は、磁気テープ再生時に、ドロップアウトやエラ
ーの発生するおそれを更に低減したテープカセットを提
供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者は、図４に示さ
れるテープカセットにおいて、図６におけるｄ’（図中
右側にのみ示す）で示されるような隙間（クランパー１
２’のテープ巻回面の両側縁端部１２ａ’，１２ａ’
と、該両側縁端部１２ａ’，１２ａ’の対向縁部であ
る、上記係止用凹陥部１１’の両内側上縁端部１１
ａ’，１１ａ’との間の隙間）を一層小さくすることに
より、上記目的を達成し得ることを知見した。
れるテープカセットにおいて、図６におけるｄ’（図中
右側にのみ示す）で示されるような隙間（クランパー１
２’のテープ巻回面の両側縁端部１２ａ’，１２ａ’
と、該両側縁端部１２ａ’，１２ａ’の対向縁部であ
る、上記係止用凹陥部１１’の両内側上縁端部１１
ａ’，１１ａ’との間の隙間）を一層小さくすることに
より、上記目的を達成し得ることを知見した。
【０００６】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、ハブ１の外周に凹設した係止用凹陥部１１と、該係
止用凹陥部１１に嵌合されたクランパー１２との間に、
テープの基端部を係止して該テープを上記ハブ１に巻回
させてなるテープカセットにおいて、上記クランパー１
２のテープ巻回面の両側縁端部１２ａ，１２ａと、該両
側縁端部１２ａ，１２ａの対向縁部である、上記係止用
凹陥部１１の両内側上縁端部１１ａ，１１ａとの間の隙
間ｄを、それぞれ０．０２ｍｍ〜０．１０ｍｍとしたこ
とを特徴とするテープカセットを提供するものである。
で、ハブ１の外周に凹設した係止用凹陥部１１と、該係
止用凹陥部１１に嵌合されたクランパー１２との間に、
テープの基端部を係止して該テープを上記ハブ１に巻回
させてなるテープカセットにおいて、上記クランパー１
２のテープ巻回面の両側縁端部１２ａ，１２ａと、該両
側縁端部１２ａ，１２ａの対向縁部である、上記係止用
凹陥部１１の両内側上縁端部１１ａ，１１ａとの間の隙
間ｄを、それぞれ０．０２ｍｍ〜０．１０ｍｍとしたこ
とを特徴とするテープカセットを提供するものである。
【０００７】
【作用】本発明のテープカセットによれば、クランパー
のテープ巻回面の両側縁端部と、係止用凹陥部の両内側
上縁端部との間の隙間にテープが入り込み、テープが変
形した状態で巻回されることにより、テープに局部的な
応力集中が発生するのを軽減することができる。
のテープ巻回面の両側縁端部と、係止用凹陥部の両内側
上縁端部との間の隙間にテープが入り込み、テープが変
形した状態で巻回されることにより、テープに局部的な
応力集中が発生するのを軽減することができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明のテープカセットの一実施例に
ついて、図面を参照して説明する。図１〜図３は本発明
のテープカセットのハブの一実施例を示すもので、図１
は、係止用凹陥部にクランパーを嵌合させた状態での、
要部を示す側面図、図２は、係止用凹陥部にクランパー
を嵌合させない状態での、要部を示す側面図、図３は、
従来のテープカセットにおけるハブと本実施例のテープ
カセットにおけるハブとの、クランパーの両側縁端部と
係止用凹陥部の両内側上縁端部とを示す拡大側面図であ
る。尚、図１〜図３において、テープは便宜上省略され
て描かれている。
ついて、図面を参照して説明する。図１〜図３は本発明
のテープカセットのハブの一実施例を示すもので、図１
は、係止用凹陥部にクランパーを嵌合させた状態での、
要部を示す側面図、図２は、係止用凹陥部にクランパー
を嵌合させない状態での、要部を示す側面図、図３は、
従来のテープカセットにおけるハブと本実施例のテープ
カセットにおけるハブとの、クランパーの両側縁端部と
係止用凹陥部の両内側上縁端部とを示す拡大側面図であ
る。尚、図１〜図３において、テープは便宜上省略され
て描かれている。
【０００９】本実施例のテープカセットは、カセット本
体内にテープを巻回した一対のハブ１，１が収納されて
いる。以下、一対の上記ハブ１の内の一方で説明する
が、他方についても同様に形成されている。上記ハブ１
に巻回される上記テープは、磁気テープ及びリーダーテ
ープからなっており、上記磁気テープの端部は、上記リ
ーダーテープの一端部に結合され、該リーダーテープの
他端部、即ち、上記テープの基端部は、上記ハブ１の外
周に凹設した係止用凹陥部１１と、これに嵌合したクラ
ンパー１２との間に係止されている。これらの構成は従
来のテープカセットと全く同様である。
体内にテープを巻回した一対のハブ１，１が収納されて
いる。以下、一対の上記ハブ１の内の一方で説明する
が、他方についても同様に形成されている。上記ハブ１
に巻回される上記テープは、磁気テープ及びリーダーテ
ープからなっており、上記磁気テープの端部は、上記リ
ーダーテープの一端部に結合され、該リーダーテープの
他端部、即ち、上記テープの基端部は、上記ハブ１の外
周に凹設した係止用凹陥部１１と、これに嵌合したクラ
ンパー１２との間に係止されている。これらの構成は従
来のテープカセットと全く同様である。
【００１０】而して、本実施例のテープカセットにおい
ては、図１及び図２に示される如く、上記クランパー１
２のテープ巻回面の両側縁端部１２ａ，１２ａと、該両
側縁端部１２ａ，１２ａの対向縁部である、上記係止用
凹陥部１１の両内側上縁端部１１ａ，１１ａとの間の隙
間ｄ（図中右側にのみ示すが、左側についても同様であ
る）が、それぞれ０．０２ｍｍ〜０．１０ｍｍ、好まし
くは０．０５ｍｍ〜０．０８ｍｍとされている。
ては、図１及び図２に示される如く、上記クランパー１
２のテープ巻回面の両側縁端部１２ａ，１２ａと、該両
側縁端部１２ａ，１２ａの対向縁部である、上記係止用
凹陥部１１の両内側上縁端部１１ａ，１１ａとの間の隙
間ｄ（図中右側にのみ示すが、左側についても同様であ
る）が、それぞれ０．０２ｍｍ〜０．１０ｍｍ、好まし
くは０．０５ｍｍ〜０．０８ｍｍとされている。
【００１１】本実施例について更に説明すると、上記係
止用凹陥部１１は、上記ハブ１の外周部の一部を窪ませ
て設けられており、図１に示す如く、上記ハブ１の外周
側に一対の対向する凸部１１ｂ，１１ｂを所定間隔で備
え、その内周側に一対の該突起１１ｂ，１１ｂの間隔よ
りやや広い間隔の一対の窪部１１ｃ，１１ｃを有してい
る。そして、一対の上記凸部１１ｂ，１１ｂそれぞれの
上方の一対の上記両内側上縁端部１１ａ，１１ａの先端
の角度αは、それぞれ８５°〜１００°の範囲内とされ
ている。
止用凹陥部１１は、上記ハブ１の外周部の一部を窪ませ
て設けられており、図１に示す如く、上記ハブ１の外周
側に一対の対向する凸部１１ｂ，１１ｂを所定間隔で備
え、その内周側に一対の該突起１１ｂ，１１ｂの間隔よ
りやや広い間隔の一対の窪部１１ｃ，１１ｃを有してい
る。そして、一対の上記凸部１１ｂ，１１ｂそれぞれの
上方の一対の上記両内側上縁端部１１ａ，１１ａの先端
の角度αは、それぞれ８５°〜１００°の範囲内とされ
ている。
【００１２】一方、上記クランパー１２は、上記係止用
凹陥部１１に嵌合するような形状とされており、上記係
止用凹陥部１１に嵌合された際に、一対の上記凸部１１
ｂ，１１ｂとそれぞれ対向する凹部１２ｂ，１２ｂ及び
一対の上記窪部１１ｃ，１１ｃにそれぞれ嵌合する一対
の突起１２ｃ，１２ｃを有している。そして、一対の上
記凹部１２ｂ，１２ｂそれぞれの上方の一対の上記両側
縁端部１２ａ，１２ａの先端の角度βは、それぞれ７５
°〜８５°の範囲内とされている。
凹陥部１１に嵌合するような形状とされており、上記係
止用凹陥部１１に嵌合された際に、一対の上記凸部１１
ｂ，１１ｂとそれぞれ対向する凹部１２ｂ，１２ｂ及び
一対の上記窪部１１ｃ，１１ｃにそれぞれ嵌合する一対
の突起１２ｃ，１２ｃを有している。そして、一対の上
記凹部１２ｂ，１２ｂそれぞれの上方の一対の上記両側
縁端部１２ａ，１２ａの先端の角度βは、それぞれ７５
°〜８５°の範囲内とされている。
【００１３】一対の上記両内側上縁端部１１ａ，１１ａ
の先端の角度α、及び一対の上記両側縁端部１２ａ，１
２ａの先端の角度βを上述の角度とすることにより、上
記隙間ｄが０．０２ｍｍ〜０．１０ｍｍの範囲で且つ上
記クランパー１２の上記係止用凹陥部１１への嵌合が容
易な構造のテープカセットが得られる。
の先端の角度α、及び一対の上記両側縁端部１２ａ，１
２ａの先端の角度βを上述の角度とすることにより、上
記隙間ｄが０．０２ｍｍ〜０．１０ｍｍの範囲で且つ上
記クランパー１２の上記係止用凹陥部１１への嵌合が容
易な構造のテープカセットが得られる。
【００１４】本実施例のテープカセットにおいて、上記
係止用凹陥部１１と上記クランパー１２との間に上記テ
ープの上記基端部を係止するには、図２に示す如く、上
記クランパー１２を、その下に上記基端部を敷くように
して、上記係止用凹陥部１１内に上記ハブ１の外周側よ
り押し込み、該係止用凹陥部１１に上記クランパー１２
を嵌合させれば良い。この嵌合の結果、上記係止用凹陥
部１１と上記クランパー１２との間に、上記テープの上
記基端部は係止される。
係止用凹陥部１１と上記クランパー１２との間に上記テ
ープの上記基端部を係止するには、図２に示す如く、上
記クランパー１２を、その下に上記基端部を敷くように
して、上記係止用凹陥部１１内に上記ハブ１の外周側よ
り押し込み、該係止用凹陥部１１に上記クランパー１２
を嵌合させれば良い。この嵌合の結果、上記係止用凹陥
部１１と上記クランパー１２との間に、上記テープの上
記基端部は係止される。
【００１５】図１中の○部を拡大したものを図３に示
す。図中実線で示されるのが本実施例のテープカセット
を示しており、点線で示されるのが上述した図６のテー
プカセットを示している。本実施例のテープカセットに
おいて、上記隙間ｄが０．１０ｍｍを超えると、上記ハ
ブ１に上記テープを巻回した時に、上記隙間ｄに上記テ
ープが入り込み易くなるため、テープに局部的な応力集
中が発生するのを軽減できなくなる。尚、本実施例のテ
ープカセットの一対の上記突起１１ｂ，１１ｂは、上記
クランパー１２を上記係止用凹陥部１１に嵌合させ易く
するために、図６のテープカセットに比してその突出量
が減らされている。
す。図中実線で示されるのが本実施例のテープカセット
を示しており、点線で示されるのが上述した図６のテー
プカセットを示している。本実施例のテープカセットに
おいて、上記隙間ｄが０．１０ｍｍを超えると、上記ハ
ブ１に上記テープを巻回した時に、上記隙間ｄに上記テ
ープが入り込み易くなるため、テープに局部的な応力集
中が発生するのを軽減できなくなる。尚、本実施例のテ
ープカセットの一対の上記突起１１ｂ，１１ｂは、上記
クランパー１２を上記係止用凹陥部１１に嵌合させ易く
するために、図６のテープカセットに比してその突出量
が減らされている。
【００１６】本実施例のテープカセットは上述の如く構
成されており、上記隙間ｄが０．０２ｍｍ〜０．１０ｍ
ｍの範囲に形成されているため、クランパーのテープ巻
回面の両側縁端部と、係止用凹陥部の両内側上縁端部と
の間の隙間にテープが入り込み、テープが変形した状態
で巻回されることにより、テープに局部的な応力集中が
発生するのを軽減でき、磁気テープ再生時に、ドロップ
アウトやエラーの発生するおそれを更に低減することが
できる。
成されており、上記隙間ｄが０．０２ｍｍ〜０．１０ｍ
ｍの範囲に形成されているため、クランパーのテープ巻
回面の両側縁端部と、係止用凹陥部の両内側上縁端部と
の間の隙間にテープが入り込み、テープが変形した状態
で巻回されることにより、テープに局部的な応力集中が
発生するのを軽減でき、磁気テープ再生時に、ドロップ
アウトやエラーの発生するおそれを更に低減することが
できる。
【００１７】尚、本発明は上記実施例に制限されるもの
ではなく、係止用凹陥部に嵌合されたクランパーとの間
にテープの基端部を係止し、且つ上記クランパーの両側
縁端部と上記係止用凹陥部の両内側上縁端部との間の隙
間を、それぞれ０．０２ｍｍ〜０．１０ｍｍとしてあれ
ば、上記係止用凹陥部及び上記クランパーの形状やそれ
らの嵌合方法は制限されない。その他の点に関しても、
本発明の趣旨を逸脱しない限り変更が可能である。ま
た、本発明のテープカセットは、ＶＨＳビデオテープカ
セット，８ｍｍＶＴＲテープカセット等のテープカセッ
トに利用可能であり、テープカセットの種類に制限され
ないことは言う迄もない。
ではなく、係止用凹陥部に嵌合されたクランパーとの間
にテープの基端部を係止し、且つ上記クランパーの両側
縁端部と上記係止用凹陥部の両内側上縁端部との間の隙
間を、それぞれ０．０２ｍｍ〜０．１０ｍｍとしてあれ
ば、上記係止用凹陥部及び上記クランパーの形状やそれ
らの嵌合方法は制限されない。その他の点に関しても、
本発明の趣旨を逸脱しない限り変更が可能である。ま
た、本発明のテープカセットは、ＶＨＳビデオテープカ
セット，８ｍｍＶＴＲテープカセット等のテープカセッ
トに利用可能であり、テープカセットの種類に制限され
ないことは言う迄もない。
【００１８】次に、本発明の効果を示す試験例を示す。 ＜試験例＞下記の試験品〔実施例，従来例１，２，３
（従来例１，２，３は、何れも市販品）〕を用いて、下
記の〔エラーレートの測定方法〕により各試験品のエラ
ーレート（エラー発生の割合）を測定した。結果を〔表
１〕に示す。
（従来例１，２，３は、何れも市販品）〕を用いて、下
記の〔エラーレートの測定方法〕により各試験品のエラ
ーレート（エラー発生の割合）を測定した。結果を〔表
１〕に示す。
【００１９】〔試験品〕 実施例 ：図１に示される本発明の実施例のハブにおけ
る隙間ｄを０．０８ｍｍとしたＤＡＴカセット。 従来例１：図６に示される従来のハブにおける隙間ｄ’
を０．１３ｍｍとしたＤＡＴカセット（市販品）。 従来例２：図６に示される従来のハブにおける隙間ｄ’
を０．１８ｍｍとしたＤＡＴカセット（市販品）。 従来例３：図６に示される従来のハブにおける隙間ｄ’
を０．３４ｍｍとしたＤＡＴカセット（市販品）。 各試験品は、それぞれ上述したハブを用いた以外は、全
く同様に構成されている。
る隙間ｄを０．０８ｍｍとしたＤＡＴカセット。 従来例１：図６に示される従来のハブにおける隙間ｄ’
を０．１３ｍｍとしたＤＡＴカセット（市販品）。 従来例２：図６に示される従来のハブにおける隙間ｄ’
を０．１８ｍｍとしたＤＡＴカセット（市販品）。 従来例３：図６に示される従来のハブにおける隙間ｄ’
を０．３４ｍｍとしたＤＡＴカセット（市販品）。 各試験品は、それぞれ上述したハブを用いた以外は、全
く同様に構成されている。
【００２０】〔エラーレートの測定方法〕１ｋＨｚの単
波長を記録したときのテープの中央部における１分当た
りのエラーレートを測定した。エラーレートは、その数
値が小さいほどエラー発生の割合が少ないと考えること
ができる。
波長を記録したときのテープの中央部における１分当た
りのエラーレートを測定した。エラーレートは、その数
値が小さいほどエラー発生の割合が少ないと考えること
ができる。
【００２１】
【表１】
【００２２】上記の結果から、本発明のテープカセット
は、従来のテープカセットに比して、エラー発生の割合
が低くなった。
は、従来のテープカセットに比して、エラー発生の割合
が低くなった。
【００２３】
【発明の効果】本発明のテープカセットによれば、クラ
ンパーのテープ巻回面の両側縁端部と、係止用凹陥部の
両内側上縁端部との間の隙間にテープが入り込み、テー
プが変形した状態で巻回されてテープに局部的な応力集
中が発生するのを軽減し、、磁気テープ再生時に、ドロ
ップアウトやエラーの発生を低減することができる。
ンパーのテープ巻回面の両側縁端部と、係止用凹陥部の
両内側上縁端部との間の隙間にテープが入り込み、テー
プが変形した状態で巻回されてテープに局部的な応力集
中が発生するのを軽減し、、磁気テープ再生時に、ドロ
ップアウトやエラーの発生を低減することができる。
【図１】本発明のテープカセットの一実施例の、係止用
凹陥部にクランパーを嵌合させた状態での、要部を示す
側面図である。
凹陥部にクランパーを嵌合させた状態での、要部を示す
側面図である。
【図２】本発明のテープカセットの一実施例の、係止用
凹陥部にクランパーを嵌合させない状態での、要部を示
す側面図である。
凹陥部にクランパーを嵌合させない状態での、要部を示
す側面図である。
【図３】従来のテープカセットにおけるハブと本実施例
のテープカセットにおけるハブとの、クランパーの両側
縁端部と係止用凹陥部の両内側上縁端部とを示す拡大側
面図である。
のテープカセットにおけるハブとの、クランパーの両側
縁端部と係止用凹陥部の両内側上縁端部とを示す拡大側
面図である。
【図４】一般的なテープカセットの外観を示す斜視図で
ある。
ある。
【図５】一般的なテープカセットのハブの外観を示す斜
視図である。
視図である。
【図６】一般的なテープカセットの、係止用凹陥部にク
ランパーを嵌合させた状態での、要部を示す側面図であ
る。
ランパーを嵌合させた状態での、要部を示す側面図であ
る。
１ ハブ １１ 係止用凹陥部 １１ａ （係止用凹陥部の）両内側上縁端部 １２ クランパー １２ａ （クランパーの）両側縁端部 ｄ （両内側上縁端部と両側縁端部との間の）隙間
Claims (1)
- 【請求項１】 ハブ（１）の外周に凹設した係止用凹陥
部（１１）と、該係止用凹陥部（１１）に嵌合されたク
ランパー（１２）との間に、テープの基端部を係止して
該テープを上記ハブ（１）に巻回させてなるテープカセ
ットにおいて、 上記クランパー（１２）のテープ巻回面の両側縁端部
（１２ａ，１２ａ）と、該両側縁端部（１２ａ，１２
ａ）の対向縁部である、上記係止用凹陥部（１１）の両
内側上縁端部（１１ａ，１１ａ）との間の隙間（ｄ）
を、それぞれ０．０２ｍｍ〜０．１０ｍｍとしたことを
特徴とするテープカセット。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6277407A JPH08138343A (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | テープカセット |
| US08/544,974 US5647551A (en) | 1994-11-11 | 1995-10-30 | Tape cassette having reduced drop-out error by selected sizing of gaps between a clamper and an engagement cavity in the hub |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6277407A JPH08138343A (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | テープカセット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08138343A true JPH08138343A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17583120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6277407A Pending JPH08138343A (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | テープカセット |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5647551A (ja) |
| JP (1) | JPH08138343A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2887663B2 (ja) * | 1996-07-31 | 1999-04-26 | 象印チエンブロック株式会社 | ベルト式巻上機 |
| JP2000173234A (ja) * | 1998-12-04 | 2000-06-23 | Tdk Corp | テープカートリッジ |
| US6698675B2 (en) * | 2001-12-18 | 2004-03-02 | Imation Corp. | Leader block assembly with snap-in feature for a data storage tape cartridge |
| JP4155032B2 (ja) * | 2003-01-08 | 2008-09-24 | ソニー株式会社 | テープカートリッジ |
| US10765581B2 (en) * | 2018-03-27 | 2020-09-08 | Dephy, Inc. | Spool for winch actuator |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61292286A (ja) * | 1985-06-18 | 1986-12-23 | Sansho Giken Kk | 磁気テ−プ用ハブのクランプピ−ス |
| JPH0260976B2 (ja) * | 1981-12-04 | 1990-12-18 | Isao Shimizu | |
| JPH04214278A (ja) * | 1990-12-13 | 1992-08-05 | Mitsubishi Electric Corp | カセットテープ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3067176D1 (en) * | 1979-10-20 | 1984-04-26 | Hitachi Maxell | A hub for use in a magnetic recording tape cassette and a magnetic recording tape cassette comprising at least one such hub. |
-
1994
- 1994-11-11 JP JP6277407A patent/JPH08138343A/ja active Pending
-
1995
- 1995-10-30 US US08/544,974 patent/US5647551A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0260976B2 (ja) * | 1981-12-04 | 1990-12-18 | Isao Shimizu | |
| JPS61292286A (ja) * | 1985-06-18 | 1986-12-23 | Sansho Giken Kk | 磁気テ−プ用ハブのクランプピ−ス |
| JPH04214278A (ja) * | 1990-12-13 | 1992-08-05 | Mitsubishi Electric Corp | カセットテープ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5647551A (en) | 1997-07-15 |
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