JPH0813809A - 型枠内に設置される鉄筋の支持装置 - Google Patents

型枠内に設置される鉄筋の支持装置

Info

Publication number
JPH0813809A
JPH0813809A JP14786894A JP14786894A JPH0813809A JP H0813809 A JPH0813809 A JP H0813809A JP 14786894 A JP14786894 A JP 14786894A JP 14786894 A JP14786894 A JP 14786894A JP H0813809 A JPH0813809 A JP H0813809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing bar
concrete
mold
support member
support device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14786894A
Other languages
English (en)
Inventor
Misao Okamoto
美佐雄 岡本
Takashi Kawato
隆 河戸
Masaru Morimoto
賢 盛本
Hiroshi Ono
博 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP14786894A priority Critical patent/JPH0813809A/ja
Publication of JPH0813809A publication Critical patent/JPH0813809A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄筋の位置決めを正確に行なうことができる
とともに、型枠の底面側を製品仕上げ面とする場合で
も、鉄筋を設置するためのスペーサのようなものがその
仕上げ面に露出することのない鉄筋の支持装置を提供す
る。 【構成】 型枠(11)内へ向けて突出する支持部材(1
8)へ鉄筋保持具(21)を上方から取外し可能に取付け
るとともに、この鉄筋保持具(21)で鉄筋(27)を支持
させてコンクリート(31)を打設するもので、鉄筋保持
具(21)はそのままコンクリート(31)内へ存置され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、床板その他のプレキ
ャストコンクリートを成型する際に、型枠内に設置され
る鉄筋の支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄筋を埋設したプレキャストコンクリー
トを成型する場合、予め成型用の型枠内に前記鉄筋を設
置した状態でコンクリートを打設するが、この場合、鉄
筋は、所定のかぶり厚さを得るため、型枠の底面より浮
かした状態で設置する必要がある。
【0003】このような鉄筋の設置には、従来、図10
のように、型枠底面(1)に設置したスペーサ(2)によ
って鉄筋(4)支持させる方法と、図11のように、上
方から垂らした鉄線(3)で吊り下げる方法が広く用い
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、床板のよう
に使用状態で表裏のあるものにおいては、上面の打設面
(5)よりも型枠の底面(1)側の方が平滑になるため、
この面を製品仕上げ面とすることが行なわれる。しかる
に、上記図10の方法では、スペーサ(2)がこの仕上
げ面に露出するという欠点がある。他方、図11の鉄線
(3)で吊り下げる方法においては、正確な位置決めが
困難で、コンクリートを打設する際にも狂い易いという
欠点がある。
【0005】この発明は、このような従来の欠点を解消
して、鉄筋の位置決めを正確に行なうことができるとと
もに、型枠の底面側を製品仕上げ面とする場合でも、鉄
筋を設置するためのスペーサのようなものがその仕上げ
面に露出することのない鉄筋の支持装置を提供すること
を目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、型枠若しくはその他の固定部より、型
枠内に打設されるコンクリート面に向けて突出する支持
部材へ、コンクリート内へ埋設される鉄筋の保持具を取
付けるとともに、この鉄筋保持具は、前記支持部材の上
部側からその支持部材に対して取り外し可能とされてい
ることを特徴とする。
【0007】上記において、請求項2の発明では、支持
部材の先端が前記コンクリート面へ向けて突出した位置
から型枠外方へ突出する位置まで、上下方向の面内で回
動可能としたものが提供される。
【0008】また、請求項3の発明では、前記鉄筋保持
具は、概略コの字型に折り曲げた弾性板からなり、その
コの字型の中央片において前記の支持部材裏面に取り付
けられるよう構成され、且つ、中央片両端に連設する一
対の係止片の中間部分に、鉄筋を嵌合保持する嵌合部が
形成されていることを特徴とするものである。
【0009】更に、前記中央片を、支持部材へ上方から
差し込んだボルトで、その支持部材へ取り付けることが
考えられる。
【0010】他方、前記係止片の嵌合部よりも先端側を
外方へ傾斜状に折り曲げて、鉄筋の仮置き面とすること
が考えられる。
【0011】
【作用】上記構成によれば、支持部材に取り付けた鉄筋
保持具によって上方から鉄筋を保持するので、鉄筋を下
側から支持するスペーサーのようなものが不要であり、
底面側を製品仕上げ面とした場合でも、その仕上げ面に
不要なものが露出することがない。また、鉄筋保持具
は、弾性板のようなもので製作すれば良く、例えば鉄線
のように揺動することがなく、正確に位置決めできる。
更に、保持具が露出しても仕上げ面とは反対側であるの
で、そのままコンクリート内に埋設しておいても不都合
はない。
【0012】
【実施例】図1は、プレキャストコンクリート製の床板
を成型するための型枠の一部を示しており、(11)は、
底の浅い箱状の型枠であって、(12)はその底板、(1
3)は断面L型の側板を示している。型枠(11)の外側
である側板(13)の水平部(14)の上面には、その側板
(13)の長手方向の間隔を置いて、一対の垂直板(15)
が取り付けられるとともに、この垂直板(15)間に回転
軸(16)が取り付けられている。(17)は、この回転軸
(16)の外周面に下端を固着した回転プレートであっ
て、その回転プレート(17)の先端に帯板状の回転アー
ム(18)の基端が固着されている。その回転アーム(1
8)の先端は、前記回転プレート(17)が垂直となるよ
うに回転させた状態で、型枠(11)のコンクリート打設
面上方に突出するようになっている。また、図2で示す
ように、この先端にボルト穴(19)が形成されている。
【0013】(21)はこの発明の鉄筋保持具であって、
弾性を備えた薄肉金属板を概略細長状のコの字型に折り
曲げ形成したもので、その中央片(22)には、前記支持
アーム(18)の先端のボルト穴(19)に適合するボルト
穴(23)が形成され、更にその裏面に、そのボルト穴
(23)に合致するネジ穴(24)を形成した板材(25)が
固着されている。更に、中央片(22)に連設する一対の
片(26)(26)を係止片とするもので、これらの係止片
(26)(26)の先端部近傍部分が、外方へ円弧状に膨出
して鉄筋(27)の嵌合部(28)が形成されている。即
ち、鉄筋(27)は、両係止片(26)(26)間の隙間から
係止片(26)(26)同士を押し広げながら挿入して、こ
の嵌合部(28)へ嵌合させることで保持されるようにな
っている。また、係止片(26)(26)の先端は、外方へ
斜めに屈曲されて、その内側の面を鉄筋(27)の仮置き
面(30)としている。
【0014】そして、保持具(21)は、その中央片(2
2)の外面を、型枠(11)内へ水平に突出する回転アー
ム(18)先端の裏面へ、それらのボルト穴(19)(23)
を合致させながら当接するとともに、上方から差し込ん
だボルト(29)の先端を、前記板材(25)のネジ穴(2
4)へねじ込んで取り付けられている。
【0015】次に、上記装置による鉄筋の設置方法を説
明すると、まず、図4のように、アーム(18)を回転さ
せて型枠(11)の外方へほぼ水平な状態に保持してお
き、この状態で、上方に突出する鉄筋保持具(21)の先
端の仮置き面(30)上へ鉄筋(27)を仮置きする。そし
て、この仮置きした状態で鉄筋(27)を長手方向へ移動
させてその方向の位置決めを行った後、図5のように、
鉄筋(27)を下方へ押し込んで前記嵌合部(28)へ嵌合
させて保持させる。しかる後、回転アーム(18)を回転
させて、図6のように、型枠(11)内へほぼ水平となる
ように突出させ、この状態でコンクリート(31)を打設
するものである。(32)は、アーム(18)を水平に保持
するため、回転プレート(17)を当接させるストッパで
あって、前記垂直板(15)(15)の上端間に取り付けら
れている。
【0016】図2及び図3が、コンクリート(31)の打
設後の状態を示しており、そのコンクリート(31)の上
面は、回転アーム(18)先端が僅かに埋まる程度まで打
設されている。しかる後、この状態でコンクリート(3
1)が硬化するまで養生し、その後、図7のように、ボ
ルト(29)を抜き出して、保持具(21)を回転アーム
(18)から切り離して、図8のように、回転アーム(1
8)のみを回転させて待避させて、脱型するものであ
る。このとき、そのコンクリート(31)の打設面には、
回転アーム(18)の痕跡が残り、また、鉄筋保持具(2
1)の上端面が露出するが、この打設面は、製品仕上げ
面とは異なるのでなんら不都合はない。
【0017】上記回転アーム(18)は、鉄筋(27)の長
手方向に間隔をおいて複数設置し、これに夫々鉄筋保持
具(27)を取付けて鉄筋(27)を複数個所で支持する。
この場合、回転アーム(18)を鉄筋(27)の長手方向に
長くした板状として、それに間隔をおいて各鉄筋保持具
(27)を取付けても良い。更に、予めコンクリート(3
1)を打設して、後から鉄筋(27)を埋め込むようにす
ることも可能である。図9は、嵌合部(28)を上下2段
に形成して、2本の鉄筋(27)を同時に保持できるよう
にしたもので、更に多数の鉄筋(27)を保持できるよう
にすることも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明では、型枠内に
設置してコンクリート内に埋設される鉄筋が上方から吊
り下げた状態で配置されるので、コンクリートの底面側
にスペーサのような異物が露出せず、この底面側を製品
仕上げ面とする場合でも外観を悪くする欠点がない。他
方、鉄筋を支持する保持具は、支持部材によって支持さ
れるとともに、ボルトなどを外すことによって支持部材
とは切り離すことが出来るため、鉄線のように簡単に切
断できるようなもので形成する必要はなく、揺動して正
確な位置決めが困難となったり、或いは、位置が狂うと
いった欠点がない。加えて、鉄筋の設置も、保持具の嵌
合部へ押し込んで嵌合させるというワンタッチ操作が可
能である。その際、請求項5の発明では、嵌合部分に鉄
筋の仮置き面を設けていることから、嵌合させる前に予
め長手方向の位置決めを容易に行うことが出来るという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の支持装置を備えた型枠の要部の斜視
図である。
【図2】コンクリート打設後の型枠の前記支持装置部分
の要部縦断面図である。
【図3】同じく治具先端方向から見コンクリート打設状
態の縦断面図である。
【図4】鉄筋を仮置きした状態を示す支持装置部分の概
略側面図である。
【図5】鉄筋の取付け状態を示す支持装置部分の概略側
面図である。
【図6】コンクリート打設状態の支持装置部分の概略側
面図である。
【図7】鉄筋保持具の切り離し方法を示す支持装置部分
の概略側面図である。
【図8】支持アームを元の位置へ回動させる状態の支持
装置部分の概略側面図である。
【図9】鉄筋保持具の他の例を示す側面図である。
【図10】従来例における鉄筋の設置状態の縦断面図で
ある。
【図11】同じく別の従来例を示す鉄筋設置状態の縦断
面図である。
【符号の説明】
(11) 型枠 (18) 回転アーム (21) 鉄筋保持具 (22) 中央片 (26) 係止片 (27) 鉄筋 (28) 嵌合部 (29) ボルト (30) 仮置き面 (31) コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 博 大阪市北区大淀中一丁目1番88号 積水ハ ウス株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠若しくはその他の固定部より、型枠
    内に打設されるコンクリート面に向けて突出する支持部
    材へ、コンクリート内へ埋設される鉄筋の保持具を取付
    けるとともに、この鉄筋保持具は、前記支持部材の上部
    側からその支持部材に対して取り外し可能とされている
    ことを特徴とする型枠内に設置される鉄筋の支持装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、その先端が前記コンク
    リート面へ向けて突出した位置から型枠外方へ突出する
    位置まで、上下方向の面内で回動可能であることを特徴
    とする請求項1の型枠内に設置される鉄筋の支持装置。
  3. 【請求項3】 前記鉄筋保持具は、概略コの字型に折り
    曲げた弾性板からなり、そのコの字型の中央片において
    前記の支持部材裏面に取り付けられるよう構成され、且
    つ、中央片両端に連設する一対の係止片の中間部分に、
    鉄筋を嵌合保持する嵌合部が形成されていることを特徴
    とする請求項1の型枠内に設置される鉄筋の支持装置。
  4. 【請求項4】 前記中央片が、支持部材へ上方から差し
    込んだボルトで、その支持部材へ取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項3の型枠内に設置される鉄筋の支
    持装置。
  5. 【請求項5】 前記係止片の嵌合部よりも先端側が外方
    へ傾斜状に折り曲げられて、鉄筋の仮置き面としてある
    ことを特徴とする請求項3の型枠内に設置される鉄筋の
    支持装置。
JP14786894A 1994-06-29 1994-06-29 型枠内に設置される鉄筋の支持装置 Pending JPH0813809A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14786894A JPH0813809A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 型枠内に設置される鉄筋の支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14786894A JPH0813809A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 型枠内に設置される鉄筋の支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0813809A true JPH0813809A (ja) 1996-01-16

Family

ID=15440062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14786894A Pending JPH0813809A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 型枠内に設置される鉄筋の支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0813809A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1193492A (ja) 窓ステー
US5794394A (en) Anchor bolt centering device
JPH0813809A (ja) 型枠内に設置される鉄筋の支持装置
JP4004713B2 (ja) 型枠設置用の土台
JPH0813808A (ja) 型枠内に設置される鉄筋の支持装置
JP2000246722A (ja) プレキャストコンクリート外壁材の製造方法及びそれに使用する製造装置
JP3029055U (ja) 建築用スラブ開口部の形成具
JPH0796215B2 (ja) コンクリートセグメントの製造用型枠
JPS6316437Y2 (ja)
JP2551801Y2 (ja) 床面における外壁間塞ぎ材
KR200157211Y1 (ko) 콘크리트 타설용 바이브레이터 고정장치
JPH11350724A (ja) 溝蓋受け枠の施工法
KR100390174B1 (ko) 타일 시공방법 및 장치
JP2884239B2 (ja) コンクリート製側溝の製造方法
JPS6235808Y2 (ja)
JPH0452008Y2 (ja)
JP2001079817A (ja) 遠心成形機、及び、同遠心成形機を用いた複合板の成形方法
JPH0223384Y2 (ja)
JPH10184004A (ja) 構造物の型枠工法
JP2640837B2 (ja) 軽量気泡コンクリートモルタルブロックの端部部分の切断方法
JPH116232A (ja) コンクリートスラブの構築方法とアンカー片。
JPH083587Y2 (ja) 床コンクリート打継型枠の取付装置
JPH0626677Y2 (ja) アンカーボルト埋込用型
JPH07329212A (ja) プレキャスト鉄筋コンクリート布基礎の成型用量産型枠
JPS6231553Y2 (ja)