JPH0813751A - 置床式調整ボルト - Google Patents

置床式調整ボルト

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JPH0813751A
JPH0813751A JP16316694A JP16316694A JPH0813751A JP H0813751 A JPH0813751 A JP H0813751A JP 16316694 A JP16316694 A JP 16316694A JP 16316694 A JP16316694 A JP 16316694A JP H0813751 A JPH0813751 A JP H0813751A
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JP
Japan
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floor
adjusting bolt
driving nut
particle board
height
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Pending
Application number
JP16316694A
Other languages
English (en)
Inventor
Morihiro Takanami
守弘 高浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKANAMI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
TAKANAMI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネジの螺合具合により床下空間の高さを調整
する金具の構造を簡単にするとともに、作業の簡便化を
図ること。 【構成】 鍔部11と複数の凸出条13を有する有鍔の
円筒状の打込みナット1の内壁に雌ネジを螺刻し、これ
に上方に雄ネジを備えた調整ボルト2を螺合させ、該調
整ボルト2の下方には円錐台状のゴム台3を挿着させ
る。床高の調整に際しては、床下材のパーチクルボード
に打込んだ打込みナット1の上方からドライバーを差込
んで調整ボルト2の頭部に係合させ、ドライバーの操作
により螺合状態を調節して床高を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築物の床下空間の高さ
を調節する置床式調整ボルトに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、過疎地においても都市化が進み、
建築物の高層化が図られ、特に住生活においても高層の
住宅が増加している。
【0003】そして我が国では特に梅雨期の湿気による
悪影響を防ぐため、住宅の床下は通気性のよい事が望ま
れており、床の下地材と床下面との間には木造住宅では
根太やつか材などを介在させて空間を設けている。また
コンクリートの住宅ではスラブにボルトを植えたり、ス
ラブと床の下地との間にネジの螺合を用いた金具を介在
させ、その螺合状態の調節により、床下空間の高さの調
整を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなコンクリ
ートの住宅の床下に設けた従来の金具では、その螺合の
状態により空間の高さが調整できるものの、金具の螺合
の操作や簡便性に欠けるものがあり、またコストの点で
満足できるものが少なかった。
【0005】本発明はこのような従来の問題を改善しよ
うとするものであり、その目的はネジの螺合状態の調節
により、床下空間の高さを自在に調整する金具における
構造の簡略化と、作業の簡便化を図るとともに、製品の
コストを安価に抑えた置床式調整ボルトを提供しようと
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、建物のスラブと床の下地のパーチ
クルボードとの間に介在され、床下空間の高さを調整す
る置床式調整ボルトにおいて、前記のパーチクルボード
に打込まれて支える鍔部が外周壁に形成されるともに内
壁に雌ネジが螺刻された有鍔の円筒状の打込みナット
と、前記の雌ネジに螺合する雄ネジが上方に螺刻された
棒状の調整ボルトと、前記のスラブの上面に設置されて
調整ボルトを立設する穴を有する円錐台上のゴム台とを
備えた置床式調整ボルトが提供され、また前記の打込ナ
ットにはパーチクルボードとに対する回り止めや、ゴム
台には調節ボルトに対する抜け止めが設けられて作業の
簡便化が図られた置床式調整ボルトが提供される。
【0007】
【作用】床下空間の高さを調整する置床式調整ボルトと
して頭部に打込みナット、台部にゴム台を設けて両者の
間に打込みナットに螺合する調整ナットを取付けたため
構造が簡略化され、さらに打込みナットには打込み部材
に対する回り止めを、ゴム台には調整ボルトの抜け止め
を設けたので、工事の際の作業が簡便になった。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は本発明にかかる置床式調整ボル
トの第1の実施例を示す斜視図、図2はその個々の部材
の側面、または断面を示す図面である。
【0009】これらの図面において、1は打込みナッ
ト、2は調整ボルト、3はゴム台であり、これらの部材
の組付けはゴム台3の穴に挿通した調整ボルト2の上方
に打込みナット1を螺入して、建物の床の下地のパーチ
クルボードと床下のスラブとの間に介在させるものであ
る。
【0010】ここで個々の部材について説明すると、打
込みナット1は軟鋼材が用いられて防錆のメッキがなさ
れたもので、胴体の中央より下方に鍔部11を備えた円
筒状に形成され、その内壁面には調整ボルト2をねじ込
む雌ネジ12が螺刻されている。そして、鍔部11の上
方の胴体の外周壁にはパーチクルボードの穴に打込んだ
際の回り止めとなる縦方向の凸出状13が例えば4条、
突設されており、また本体上端面の外縁は角が削られて
打込み易く形成されている。
【0011】調整ボルト2は所定の長さの軟鋼棒が用い
られて、その上方に雄ネジ21が螺刻され、打込みナッ
ト1とのねじ込み位置により高さが調節できるもので、
雄ネジ21側の端面には+ネジドライバーに係合する十
字溝22が刻設されている。
【0012】ゴム台3は円錐台状に成型された硬質ゴム
が用いられ、調整ボルト2の下方の棒部23を挿通する
穴31を上下に貫設したもので、該穴31の下方に近い
部分にはワッシャ材32が成型時に埋め込まれ、上方か
ら挿通した調整ボルト2の下端に当接するストッパが形
成されている。そして、図4(A)に示すゴム台の上面
部のように、穴31の内壁面には調整ボルト2の抜け止
めとなる複数本の縦筋33が突設され、また、ゴム台3
の下面には同心円状の突起34が、図4(B)に示す下
面図のように僅かに凸出するように設けられ、該ゴム台
3とこれを設置するスラブとの間の摩擦を大にし、滑り
止めが図られている。
【0013】つぎに、このように構成された本実施例の
作動を説明する。図3は本実施例を用いた床構造の説明
図であり、パーチクルボード5には所定の間隔に打込み
ナット用の穴を貫設させて、打込みナット1を鍔部11
まで打込んで固着させる。ついで、打込みナット1には
調整ナット1を螺入するとともに調整ナット1の下方に
はゴム台3を取付ける。
【0014】そしてパーチクルボードの高さの調節は図
示の破線で示したコンパネ51を張る以前に行うもの
で、打込みナット1の上方からドライバを差込んで調整
ボルト2の頭部の十字溝22に係合させ、ドライバによ
り調整ボルト2を回して打込みナット1との螺合を調節
し、スラブ4からの床高Hを所定の高さに調整する。つ
いで、床高Hやパーチクルボードの水平などを確認後、
パーチクルボード5の上面にベニヤ材からなるコンパネ
51を張り、さらに例えば床鳴り防止用のスチロールシ
ート52を敷設してから所望するフロア材を施工すれ
ば、所望する高さを備えた空間のある床構造が得られる
ことになる。図示の53は上り框である。
【0015】なお、上述の施工時にパーチクルボード5
に打込まれた打込みナット1は胴体上部の外面には凸出
条13が形成されているため、調整ボルト2の螺入に際
しネジ部の摩擦が大でも凸出条13は回り止めとなって
打込みナット1はパーチクルボード5に密着され、ま
た、ゴム台3の下面の突起34により施工後もスラブ4
との位置ずれが防止される。さらに、ゴム台3の穴に設
けた縦筋33により挿通された調整ボルト2は弛むこと
なくゴム台3に保持される。
【0016】つぎに図5は本発明の第2の実施例の打込
みナットの部分を示す側面図である。同図において6は
前述の打込みナット1を変形した打込みナットで、鍔部
61を有する胴体の上方の外面には胴体の直径Dより大
きな径を備えたリング状の凸起62が複数個形成され、
円筒の内壁には前述の調整ボルト2をねじ込む雌ネジ6
3が螺刻されている。
【0017】また、図6は本発明の第3の実施例の打込
みナットの部分を示す側面図であり、7は打込みナット
で、鍔部71を有する円筒の上方の外面には、複数段の
円錐台を重ねた凸起72が形成されており、円筒の内壁
には前記の実施例と同様な雌ネジ73が螺刻されてい
る。
【0018】そしてこれらの打込みナット6、または打
込みナット7はパーチクルボードに設けられた直径Dの
穴に鍔部61、または鍔部71まで打込まれるが、打込
み後はリング状の凸起62、または円錐台状の凸起72
によりパーチクルボードの穴に密接し、打込みナット
6、または打込みナット7はパーチクルボードに固着さ
れることになる。
【0019】したがって、このように構成された打込み
ナット6、または打込みナット7は図3に示すような床
構造として調整ボルトのねじ込みによる高さ調節の際、
ネジ部の摩擦が大でもパーチクルボードとの弛みが生ず
ることなく、ねじ込み状態に応じた床高Hの調整ができ
ることになる。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、床下材のパーチクルボードに打込む打込みナット
と、スラブの上面に配置するゴム台との間に打込みナッ
トの雌ネジに対応する調整ナットを取付けてネジの螺合
により床高を調整するため、構造が簡略化されるととも
にそのコストが安価となる効果が得られ、また、打込み
ナットにはパーチクルボードに対する回り止めを、ゴム
台には調整ボルトに対する抜け止めを設けたので、工事
に手数を要せず、高さの調整が簡便に行える利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる置床式調整ボルトの第1の実施
例を示す斜視図である。
【図2】本実施例の個々の部材の側面、または断面を示
す図面である。
【図3】本実施例を用いた床構造の説明図である。
【図4】ゴム台の上面および下面の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例の打込みナットの部分を
示す側面図である。
【図6】本発明の第3の実施例の打込みナットの部分を
示す側面図である。
【符号の説明】
1…打込みナット 11…鍔部 12…雌ネジ 13…凸出条 2…調整ボルト 21…雄ネジ 22…十字溝 3…ゴム台 31…穴 32…ワッシャ材 33…縦筋 34…突起 4…スラブ 5…パーチクルボード 6…打込みナット 7…打込みナット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物のスラブと床の下地のパーチクルボ
    ードとの間に介在され、床下空間の高さを調整する置床
    式調整ボルトにおいて、前記のパーチクルボードに打込
    まれて支える鍔部が外周壁に形成されるともに内壁に雌
    ネジが螺刻された有鍔の円筒状の打込みナットと、前記
    の雌ネジに螺合する雄ネジが上方に螺刻された棒状の調
    整ボルトと、前記のスラブの上面に設置されて調整ボル
    トを立設する穴を有する円錐台上のゴム台とを備えたこ
    とを特徴とする置床式調整ボルト。
  2. 【請求項2】 前記の打込みナットは打込まれるパーチ
    クルボードに対する回り止めが胴部の外周に突設されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の置床式調整ボル
    ト。
  3. 【請求項3】 前記のパーチクルボードに対する回り止
    めは打込みナットの胴部に設けた複数条の縦方向の凸出
    条であることを特徴とする請求項2に記載の置床式調整
    ボルト。
  4. 【請求項4】 前記のパーチクルボードに対する回り止
    めは打込みナットの胴部に形成した水平方向のリング状
    の凸起であることを特徴とする請求項2に記載の置床式
    調整ボルト。
  5. 【請求項5】 前記のパーチクルボードに対する回り止
    めは打込みナットの胴部に形成した円錐台状の凸起であ
    ることを特徴とする請求項2に記載の置床式調整ボル
    ト。
  6. 【請求項6】 前記の調整ボルトを立設するゴム台の穴
    に調整ボルトの抜け止め用の縦筋を突設するとともに、
    該ゴム台の下面に複数個の突起を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の置床式調整ボルト。
JP16316694A 1994-06-22 1994-06-22 置床式調整ボルト Pending JPH0813751A (ja)

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JP (1) JPH0813751A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010059691A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Misawa Homes Co Ltd 束金物
JP2011074694A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Daiken Corp 支持脚及びこれを用いた乾式遮音二重床構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010059691A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Misawa Homes Co Ltd 束金物
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