JP2002021303A - 高防振性の床支持脚 - Google Patents

高防振性の床支持脚

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JP2002021303A
JP2002021303A JP2000202592A JP2000202592A JP2002021303A JP 2002021303 A JP2002021303 A JP 2002021303A JP 2000202592 A JP2000202592 A JP 2000202592A JP 2000202592 A JP2000202592 A JP 2000202592A JP 2002021303 A JP2002021303 A JP 2002021303A
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Yoshiharu Takahashi
善晴 高橋
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Nichiei Intec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床パネルをコンクリートスラブに支持する床
支持脚の防振性を高度に確保して,上階の床振動が下階
に伝達するのを防止する。 【解決手段】 床支持脚Aの支持基体1の貫通孔2とこ
れに嵌合設置するナット6との間に防振リング10を介
設して,これを1次防振手段とする一方,支持ボルト1
3の下端に設置する防振ブロック17を球形の形状とす
ることによって,その体積を可及的に大きくして振動吸
収性を高度に確保するとともにコンクリートスラブCと
の接触を接点状として,その接触面積を可及的に小さく
して,床パネルBに加えられる振動が床支持脚Aを介し
てコンクリートスラブCに伝達するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,コンクリートスラ
ブ上に床を設置するに用いる床支持脚に関し,特にコン
クリートスラブに対して床振動の伝達を高度に防止し得
る高防振性の床支持脚に関する。
【0002】
【従来の技術】この種床支持脚として,上端の支持基体
と,該支持基体に埋込設置したナットと,該ナットに螺
装することによって下向きに突出した高さ調整用の支持
ボルトと,該支持ボルトの下端に設置し該支持ボルトと
床スラブ間を絶縁する防振ブロックとを備えたものが知
られており,この場合上記防振ブロックは,例えば断面
形状が台形をなすように下部を末広がり形状として防振
材の上記床スラブに対する接触を防振ブロックの最大の
面をなす下面による広幅の面接触とし又はその全面に突
起,リブ等を設置した広幅接触面によるものとされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合床支持脚を用
いた床施工は,その作業性がよく,防振ブロックの形状
によって床支持脚が自立性を備えたものとなって,置
床,特にその床パネルの支持を安定したものとすること
が可能になるし,施工者や施主等に対しても置床支持の
安定感を与えることができることになるが,一方でこの
床支持脚を使用して床施工を行なった場合には,床支持
脚が,必ずしも上階の床振動を吸収することができず
に,上階の床振動がコンクリートスラブを介して下階に
相当程度伝達される傾向が見られるという問題点を残し
ている。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とするところは,上階の床振動がコン
クリートスラブに伝達するのを防止して,高度の防振性
を有する高防振性の床支持脚を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の床支持脚によ
る床振動伝達の原因を追求すると,支持ボルトとコンク
リートスラブとの間を絶縁すべき防振ブロックが,上記
断面形状を台形をなす末広がり形状であり,コンクリー
トスラブに対する接触面積が大きいものとされることに
よって,防振材によって吸収し得なかった床振動が,大
きな接触面積によってコンクリートスラブに伝達される
ことによるものと考えられること,この種床施工におい
ては,一般に置床,特にその床パネルに対して複数,特
に多数の床支持脚を所定ピッチで付設した状態で,床支
持脚を介してコンクリートスラブに床パネルを敷設する
ため,複数乃至多数の設置状態で自立性を確保し得れ
ば,床パネルが安定支持可能であって,床支持脚が単独
でその自立性を確保する必然性のないことから,本発明
はこれらに着目し,床支持脚による床パネルの安定支持
が可能であるとともに,該床支持脚における上記防振ブ
ロックとコンクリートスラブとの接触面積を可及的に小
さくして,接点状又は接線状とすることによって,防振
ブロックとコンクリートスラブの絶縁性を高度に確保し
て,床振動の伝達を防止するようにしたものであって,
即ち請求項1に記載の発明を,上端の支持基体と,該支
持基体に埋込設置したナットと,該ナットに螺装するこ
とによって下向きに突出した高さ調整用の支持ボルト
と,該支持ボルトの下端に設置し該支持ボルトとコンク
リートスラブ間を絶縁する防振ブロックとを備えた床支
持脚において,上記防振ブロックの下部断面形状を円
弧,U字,逆V字,W字等の下向き先細形状とすること
によって該防振ブロックの上記コンクリートスラブに対
する接触を接点状又は接線状としてなることを特徴とす
る高防振性の床支持脚とするものである。
【0006】請求項2に記載の発明は,上記に加えて,
防振ブロック状が,例えば天然ゴム,合成ゴム等幾分の
弾性を備える材料を使用してその防振性を確保するもの
とされるために,これが床荷重を受けることによって幾
分圧縮変形した場合にも,該圧縮変形を受け止めて,な
おコンクリートスラブとの接触面積の可及的に小さい接
触状態を維持して,その防振性を高度に確保し得るもの
とするように,これを,上記防振ブロックが,その下端
に小突起,細リブを有する下端凹凸部を備え,該防振ブ
ロックの床荷重圧縮時の上記コンクリートスラブに対す
る接触を該下端凹凸部によって接点又は接線状に維持自
在としてなることを特徴とする請求項1に記載の高防振
性の床支持脚とするものである。
【0007】請求項3に記載の発明は,同じく上記に加
えて,上記コンクリートスラブとの接触面積を可及的に
小さくする一方,防振ブロックとしての体積を可及的に
大きくすることによって振動吸収性を高度に確保し,床
支持脚として高度の防振性を容易に確保するとともに生
産を比較的容易とする,好ましい形状の防振ブロックと
するように,これを,上記防振ブロックを,平面中央位
置に支持ボルト下端を埋込保持した球形としてなること
を特徴とする請求項1又は2に記載の高防振性の床支持
脚とするものである。
【0008】請求項4に記載の発明は,同じく上記に加
えて,支持ボルトに対する床振動の伝達を抑制すること
によって,これを1次防振手段とし,上記防振ブロック
を2次防振手段として,2重の絶縁による防振を行なう
ことによって,更に高度の防振性を確保し得るように,
これを,上記支持基体と該支持基体に埋込設置したナッ
ト間に面状に介設する防振リングを追加的に備え該面状
の防振リングによって支持基体とナット間を絶縁してな
ることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の高防振
性の床支持脚とするものである。
【0009】本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨とし
て,上記課題解決の手段としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面の例に従って本発明を更
に具体的に説明すれば,図1乃至図3においてAは,例
えばコンクリートスラブC上に床パネルBを敷設し,こ
れに床仕上げを施すことによって,マンション等の置床
を形成する置床形成用のものとした床支持脚であり,該
床支持脚Aは,上端の支持基体1と,該支持基体1に埋
込設置したナット6と,該ナット6に螺装することによ
って下向きに突出した高さ調整用の支持ボルト13と,
該支持ボルト13の下端に設置し該支持ボルト13とコ
ンクリートスラブC間を絶縁する防振ブロック17とを
備えたものとしてある。
【0011】即ち本例にあって上記支持基体1は,例え
ば木製,合成樹脂製,これらの複合材料等の適宜の材料
によって,例えば厚肉にして平面方形乃至矩形のブロッ
ク板状のものとし,その平面の中間位置,本例にあって
は上記方形乃至矩形の対角線交点の中央位置に上下に貫
通する貫通孔2を透設具備したものとしてある。
【0012】本例にあってナット6は,例えば上下中間
部に張出フランジ8を備えてその上部を上記支持基体1
へのリング状の嵌合部7,その下部を上記嵌合部7より
径小とした内面に雌ネジを刻設したナット部9とした一
体成形の,例えば金属製にして中間張出フランジ付きの
円筒リング状のものとし,上記張出フランジ8を支持基
体1の下面に対接するようにして上記嵌合部7を上記支
持基体1の貫通孔2に嵌合することによって支持基体1
に設置してある。
【0013】このとき本例にあって上記支持基体1と該
支持基体1に埋込設置したナット6間に面状に介設する
防振リング10を備え該面状の防振リング10によって
支持基体1とナット6間を絶縁したものとしてあり,こ
れによって本例において該防振リング10を,床支持脚
Aの1次防振手段とするようにしてある。
【0014】即ち本例にあって該面状の防振リング10
は,これを,支持ボルト13を螺装した状態でナット6
が左右に揺動することによってナット6の保持が不安定
になったりすることなく,その支持基体1への確実な保
持と支持基体1からの振動を吸収して,該振動がナット
6に伝達するのを可及的に防止し得るように,例えば合
成ゴム製,合成樹脂等による成形リング部材によるもの
としてあり,このとき本例にあって該防振リング10
は,上記ナット6を嵌合部7と張出フランジ8を備える
ものとしたことによって,下端に張出フランジ12と上
記支持基体1の厚さに応じた高さの短円筒部12とを備
えた,下端フランジ付きの円筒リングによるものとして
あり,その張出フランジ12を上記ナット6の張出フラ
ンジ8と支持基体1下面との間に介設し,短円筒部11
をナット6の嵌合部7と支持基体1の貫通孔2との間に
介設して,ナット6と支持基体1との接触を回避して,
その絶縁を行なうようにして,上記本例の1次防振手段
をなすものとしてある。
【0015】本例において支持ボルト13は,上端にマ
イナス又はプラスのドライバー受け用の受溝14を備え
た短尺のねじ棒状にして,下部にT字状をなすように防
振ブロック17に対接する対接片15と該防振ブロック
17への埋込軸16とを備えて,例えば金属製のものと
してあり,上記受溝14を上向きにしてナット6の,本
例にあって上記ナット部9に下からねじ込むことによっ
て,該支持ボルト13を上記ナット6に回転自在に螺装
してある。
【0016】防振ブロック17は,これをその下部断面
形状を円弧,U字,逆V字,W字等の下向き先細形状と
することによって該防振材17の上記コンクリートスラ
ブCに対する接触を接点状又は接線状とし,このとき本
例の防振ブロック17は,これを,平面中央位置に支持
ボルト13下端を埋込保持した球形としてあり,これに
よって防振ブロック17は,本例においてこれを支持ボ
ルト13に一体の支持ボルト付設のものとしてある。
【0017】即ち本例の防振ブロック17は,床支持脚
Aとしての荷重の支持及び支持ボルト13から受ける振
動の吸収を可能とした,例えば天然ゴム製,合成ゴム
製,合成樹脂製等の成形部材,本例にあっては上記球形
の形状にして中実の成形部材によるものとしてあり,こ
れによってその上記下部断面形状を円弧の下向き先細形
状として,コンクリートスラブCに対する接触を接点状
として,該コンクリートスラブCとの接触面積を可及的
に小さくする一方,振動を吸収する防振ブロック17と
しての体積を可及的に大きくしその振動吸収性を高度に
確保するとともにその生産を比較的容易としたものとし
てあり,このとき上記本例において1次防振手段をなす
面状の防振リング10とともに該防振ブロック17によ
って2次防振手段をなすものとして,これらによる2重
の絶縁を行なうことにより床支持脚Aとしての高度の防
振性を確保するようにしてある。
【0018】支持ボルト付設とした本例における球形の
防振ブロック17は,上記支持ボルト13の対接片15
をその球形円弧面の上端に面接するようにしてその埋込
軸16を防振ブロック17内に埋込保持することによっ
て上記支持ボルト13に対して一体に固定したものとし
てあり,本例にあって支持ボルト13下端の埋込保持
は,防振ブロック17の成形に際して,例えばインサー
ト成形を用いることによって,防振ブロック17の成形
時にこれを行なうようにしてある。
【0019】本例の床支持脚Aを用いた床施工は,床パ
ネルBの端部に床支持脚Aを半分突出するように所定ピ
ッチで多数配置し,該床支持脚Aをそれぞれ共通の支持
手段としてその共用を行なうように隣接する床パネルB
同士をこれに載置固定してその支持を行なうものとして
あり,これによってコンクリートスラブCに対して球形
の防振ブロック17を介して接点状に接触する床支持脚
Aの転びを防止し,床パネルBの支持をこれら多数の床
支持脚Aによって行なうようにしてある。
【0020】即ち本例の床支持脚Aを使用した床施工に
あっては,例えば床パネルB裏面の1側又は隣接2側の
端部長手方向に所定ピッチで,該端部からそれぞれ支持
基体1の貫通孔2及びその片側部分を外側に突出状態と
するように多数の床支持脚Aを配置固定する一方,該床
パネルBの1側又は隣接2側をこれら床支持脚Aで支持
するとともに,その床支持脚非設置側の他の1側又は隣
接2側の端部を,先行敷設した床パネルBに対して,そ
の貫通孔2を外して支持基体1の上記突出片側部分に載
置固定して,順次これを繰り返すことによって,各隣接
する先行敷設及び後続敷設の床パネルBの支持をその間
の床支持脚Aを共用して,例えば床パネルBが千鳥状を
なすようにその敷設を行なうようにしてあり,このとき
床支持脚Aの各貫通孔2は,隣接する床パネルB端部間
に形成される溝に位置してこれらの間に露出することに
なるから,該貫通孔2から上記支持ボルト13上端の受
溝14に図示省略のドライバーを差込み,これを回転す
ることによって各床支持脚Aの突出長さとこれによる高
さを調整して,敷設した床パネルBの水平を確保して床
の下地面を形成するようにし,これにフロア材,カーペ
ット等の床仕上材による仕上げを施すことにより置床を
形成するものとしてある。なお上記床施工に際して壁側
の床パネルBは,その両側又は各隣接2側に床支持脚A
をその端部長手方向に所定ピッチで配置固定することに
よって床パネルBを反転した状態で支持可能とするよう
にし,このとき壁側の端部に位置する床支持脚Aは,こ
れを床パネルB端部に突出することなく裏面に配置固定
し,その貫通孔2に合わせた位置にドライバー差込み用
の透孔を設置するとともに非壁側に位置する床支持脚A
は,これを床パネルBの端部から上記突出配置するよう
にすることによって最先行敷設の床パネルBとしてその
後続敷設の床パネルBの片側支持をなし得るようにすれ
ばよい。
【0021】本例の床支持脚Aを用いて施工した床は,
床支持脚における上記防振ブロック17とコンクリート
スラブCとの接触面積が可及的に小さく接点状となるこ
とによって,防振ブロック17がコンクリートスラブC
との絶縁性を高度に確保して,上階の床振動が下階に伝
達されるのを防止しその高度の防振性を確保するととも
に,上記支持基体1とナット6間に介設した面状の防振
リング10が,支持ボルト13に対する床振動の伝達を
抑制することによって,これを1次防振手段とし,上記
床支持脚Aを2次防振手段とする2重の絶縁により極め
て高度の防振性を確保するものとなし得た。
【0022】図4及び図5は床支持脚Aの他の例を示し
たもので,本例にあって上記防振ブロック17は,これ
が,その下端に小突起,細リブを有する下端凹凸部18
を備え,該防振ブロック17の床荷重圧縮時の上記コン
クリートスラブCに対する接触を該下端凹凸部18によ
って接点又は接線状に維持自在としてある。
【0023】即ち本例の床支持脚Aにおける上記防振ブ
ロック17は,これを上記と同様に構成した球形のもの
とするとともに,その下端に,例えば微細の溝部,微細
のメッシュ部,微細等間隔のドット部等による微細の下
端凹凸部18を,例えば防振ブロック17の上記成形時
に一体成形して形成したものとしてあり,本例において
該下端凹凸部18は,これを,例えば微細にして数条の
溝部によるものとしてある。その余は変わらないので,
同一符号を付して,その重複する説明を省略する。
【0024】本例の床支持脚Aを用いて施工した床は,
例えば床面に比較的重量の嵩む重量物を設置した場合
に,その床荷重を受けて防振ブロック17が圧縮変形し
ても,下端凹凸部18が,その圧縮変形を受け止めてコ
ンクリートスラブCに接触し,その接触面積が拡大する
のを防止し,該下端凹凸部18によって上記の可及的に
小さい接触状態を維持する結果,床荷重を受ける場合
に,前記例の球形の防振ブロック17を用いた床支持脚
Aに比較して,コンクリートスラブCとの高度の絶縁性
を確保して,更に高度の防振性を確保するものとなし得
た。
【0025】図中3は,表面の剥離紙4を剥離して床パ
ネルBに接着することによって該床パネルBに床支持脚
Aを仮止めするように支持基体1の上面に配置した仮止
め用粘着面,5は該仮止め後に床パネルBに床支持脚A
を本止めする釘等の固定金具である。
【0026】図示した例は以上のとおりとしたが,上記
防振ブロックを,その下部断面形状を円弧,U字,逆V
字,W字等の下向き先細形状とすることによって該防振
ブロックの上記コンクリートスラブに対する接触を接点
状又は接線状とするように上記球形のものの他,楕円ブ
ロック形,円錐,角錐等の逆錐形,2等辺三角形等の逆
三角ブロック形等適宜形状の中実のものとすること,上
記面状の防振リングを,プレート状の防振材を支持基体
の貫通孔に巻挿入し又はナット,上記例ではその嵌合部
に巻回して,介設状態でリングをなすようにすること等
を含めて,支持基体,ナット,支持ボルト,防振ブロッ
ク,必要に応じて用いる狭小接触面,支持基体とナット
間の面状の防振リングの各具体的形状,構造,材質,こ
れらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨
に反しない限り,様々の形態とすることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したから,
請求項1に記載の発明は,床支持脚による床パネルの安
定支持が可能であるとともに,該床支持脚における防振
ブロックとコンクリートスラブとの接触面積を可及的に
小さくして,接点状又は接線状とすることによって,防
振ブロックとコンクリートスラブの絶縁性を高度に確保
して,上階の床振動がコンクリートスラブに伝達するの
を防止して,高度の防振性を有する高防振性の床支持脚
を提供することができる。
【0028】請求項2に記載の発明は,上記に加えて,
防振ブロックが,例えば天然ゴム,合成ゴム等幾分の弾
性を備える材料を使用してその防振性を確保するものと
されるために,これが床荷重を受けることによって幾分
圧縮変形した場合にも,該圧縮変形を受け止めて,なお
コンクリートスラブとの接触面積の可及的に小さい接触
状態を維持して,その防振性を高度に確保し得るものと
することができる。
【0029】請求項3に記載の発明は,同じく上記に加
えて,上記コンクリートスラブとの接触面積を可及的に
小さくする一方,防振ブロックとしての体積を可及的に
大きくすることによって振動吸収性を高度に確保し,床
支持脚として高度の防振性を容易に確保するとともに生
産を比較的容易とする,好ましい形状の防振ブロックと
することができる。
【0030】請求項4に記載の発明は,同じく上記に加
えて,支持ボルトに対する床振動の伝達を抑制すること
によって,これを1次防振手段とし,上記防振ブロック
を2次防振手段として,2重の絶縁による防振を行なう
ことによって,更に高度の防振性を確保するものとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】床支持脚の分解斜視図である。
【図2】床支持脚の使用状態を示す断面図である。
【図3】床支持脚による床パネルの支持状態を示す拡大
断面図である。
【図4】他の例に係る床支持脚による床パネルの支持状
態を示す拡大断面図である。
【図5】図4の床支持脚における防振材の圧縮変形状態
を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
A 床支持脚 B 床パネル C コンクリートスラブ 1 支持基体 2 貫通孔 6 ナット 10 防振リング 13 支持ボルト 17 防振ブロック 18 狭小接触面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端の支持基体と,該支持基体に埋込設
    置したナットと,該ナットに螺装することによって下向
    きに突出した高さ調整用の支持ボルトと,該支持ボルト
    の下端に設置し該支持ボルトとコンクリートスラブ間を
    絶縁する防振ブロックとを備えた床支持脚において,上
    記防振ブロックの下部断面形状を円弧,U字,逆V字,
    W字等の下向き先細形状とすることによって該防振ブロ
    ックの上記コンクリートスラブに対する接触を接点状又
    は接線状としてなることを特徴とする高防振性の床支持
    脚。
  2. 【請求項2】 上記防振ブロックが,その下端に小突
    起,細リブを有する下端凹凸部を備え,該防振ブロック
    の床荷重圧縮時の上記コンクリートスラブに対する接触
    を該下端凹凸部によって接点又は接線状に維持自在とし
    てなることを特徴とする請求項1に記載の高防振性の床
    支持脚。
  3. 【請求項3】 上記防振ブロックを,平面中央位置に支
    持ボルト下端を埋込保持した球形としてなることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の高防振性の床支持脚。
  4. 【請求項4】 上記支持基体と該支持基体に埋込設置し
    たナット間に面状に介設する防振リングを追加的に備え
    該面状の防振リングによって支持基体とナット間を絶縁
    してなることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の
    高防振性の床支持脚。
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