JPH08137021A - 原稿走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

原稿走査装置及び画像形成装置

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JPH08137021A
JPH08137021A JP30150394A JP30150394A JPH08137021A JP H08137021 A JPH08137021 A JP H08137021A JP 30150394 A JP30150394 A JP 30150394A JP 30150394 A JP30150394 A JP 30150394A JP H08137021 A JPH08137021 A JP H08137021A
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JP
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original
optical system
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cooling fan
flow path
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JP30150394A
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English (en)
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Takahide Hishikawa
恭秀 菱川
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で、一つの冷却ファンで光学系移動
および原稿移動の両モードに対応する2箇所の昇温ポイ
ントを局所的に冷却可能とし、さらに装置の小型化を図
り得る原稿走査装置及び画像形成装置を提供する。 【構成】光学系210の冷却ファン201を一つとし、
光学系移動モードと原稿移動モードにおける光学系21
0の位置に対応して冷却ファ201ンの冷却風の流路を
切り換える切換え手段を設けたことを特徴とする。切換
え手段は、光学系210の移動にともない冷却ファン2
01の流路を変化させるシート209等の流路規制部材
よって構成されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿を読取走査する原
稿走査装置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写装置の露光方式においては、
原稿台固定で、光学系を往復移動させて原稿面を走査す
る方式が一般的で、原稿台を移動させ、光学系を固定し
て走査する方式は、原稿台の動作が空間的に煩しく、操
作性,安定性等の面からも原稿台固定方式に比べて劣る
ことが多いため、最近ではあまり活用されていない。
【0003】図6に、原稿台固定方式における光学系装
置の略断面図を表す。原稿台ガラス101には原稿10
2が下向きにセットされていて、圧着板150で上方か
ら押さえられている。
【0004】コピースタートキーを押すと、給紙ローラ
ー120又は121が回転を始め、分離ローラー151
又は152とによってカセット118,119内に収納
された転写紙117が一枚だけ、経路122又は123
を通ってレジストローラ124へと至る。このときに、
光学系154はハロゲンランプ103の照射を開始し、
原稿台ガラス101上の原稿102を照射しながら第1
ミラー104と共に矢印Aの方へ移動し始める。これに
伴ない第2ミラー105と第3ミラー106は、第1ミ
ラー104のスピードの2分の1のスピードで矢印B方
向へ移動し、これらの光学系154により、原稿像がズ
ームレンズ110、第4ミラー107、第5ミラー10
8、及び第6ミラー109を経て感光ドラム111上に
照射される。
【0005】感光ドラム111は矢印Cの方向に回転し
ており、一次帯電器112によって、表面に一定の電荷
を付与されている。そこに、ミラーを通って照射されて
きた原稿像が当たると、光の当たった部分の電荷が消滅
し、そこに、潜像ができあがる。次に、赤現像器113
又は黒現像器114(通常は黒現像器)が潜像部にトナ
ーを付与することにより、それをトナー像に変換し、レ
ジストローラ124によって先端位置を画像のタイミン
グと合う様に移送されてきた転写紙117に該トナー像
を転写帯電器115によって転写せしめる。
【0006】その後、転写紙117は、分離帯電器12
6によって、感光ドラム111から剥離せしめられ、搬
送部127を経て、定着装置128によって、該トナー
像を転写紙117に定着せしめられ、搬送ローラ対12
9及び排紙ローラ対132によって機外のトレイTへと
排出される。ここで、クリーナー116は感光ドラム1
11上に残ったトナーを補集し、廃トナーボックス(図
示せず)に送り込む役目をもっている。
【0007】さて、前述した光学系154であるが本構
成においては、原稿102を固定し、光学系154がそ
の下方を走査することによって原稿像をドラム上に照射
しているが、ここで図7に示す様な原稿送り装置160
を搭載した光学系装置を考える。原稿載置台161には
原稿群が載せられており、コピー動作が始まると、搬送
ローラ対162,164によって原稿群102′の中か
ら原稿102が1枚だけ経路163,165を経て送り
込みローラ167により矢印Dの方向に駆動せしめられ
る搬送ベルト166によって、露光位置(図では原稿1
02の位置)に送り込まれ、光学系154の走査が始ま
り、コピー像が得られる。
【0008】原稿の露光走査が終わると、送り出しロー
ラ168が図8の如く矢印Gの方向に回転を始め、原稿
102を図示の様に送り出す。突起169は原稿102
を、原稿台ガラス101より上方に至らしめ、経路17
0へ運び込む役割をもっている。その後、搬送ローラ対
171,173が矢印の方向に回転することによって、
原稿102は矢印Fへと至り原稿群102′の上方に載
置される。1枚原稿の場合は上述した通りの動作を行な
うが、複数枚原稿の場合は、図9に示す通り、1枚目の
原稿102Aの露光走査が終了すると、2枚目の原稿1
02Bが送り込まれてくる。
【0009】原稿102Bは原稿102Aと同様に露光
位置で停止せしめられ、同様に光学系154が移動し、
露光走査を開始する、という様に複数原稿の場合、前述
した通りの原稿送り込みと吐き出しが一連の動きの中で
行なわれ、順次コピーが行なわれる。
【0010】光学系154は、原稿102を図10の如
くホームポジションM0を経て、先端M1から後端M2ま
で露光走査を行なう。その速度は例えば等倍の場合は、
感光ドラム111の周速と同じである。次に、ハロゲン
ランプ103は、後端M2に至った後、次の原稿の露光
を行なう為に図示されていない搬送手段によりホームポ
ジションM0へと戻る。
【0011】しかし、そのときにかかる時間は、連続コ
ピーの際に、次の転写紙117を移送する間隔に影響す
るもので、通常できる限り早くし、次の複写動作を早く
行なうことによって転写紙の間隔を縮め、連続複写にお
ける単位時間あたりの枚数を多くするのが常である。光
学系154の動作を簡単にしたシーケンスを図11に示
す。縦軸は光学系の移動スピードV、横軸は時間tであ
る。
【0012】コピースタートキーが押されると、転写紙
117が給送され始め(図中、A)、その後光学系が原
稿露光の為に動き始める(→M0)。画先に至ると(→
M1)、感光ドラム111上にトナー像ができ始め、転
写紙117がレジストローラにより送られ転写が行なわ
れる。その後光学系154は、原稿の後端(→M2)ま
で達すると次のコピーを行なうべくブレーキをかけバッ
クを始め、ホームポジションM0へと戻り、次の複写動
作へと移る。これが連続コピー中に於ける光学系の動き
と時間との関係を表したものであるが、この動作の中で
ホームポジションM0から再びM0へ戻るまでの間(図で
はB区間)、コピー動作はその中の半分程度を占める位
であり、光学系の往復動作の中に、無駄な動きが多く含
まれていることがよくわかる。そして、これは、単位時
間あたりの複写枚数を増やすにあたり、大きな障害にな
っていた。
【0013】上述問題点に対して、原稿送り装置を用い
た時のみ解消可能な構成が本出願人によって案出されて
いる。
【0014】その方式は図12に示す様に、光学系15
4をある特定の場所、この場合には原稿102の照射位
置がEとなる場所に於いて露光を始め、原稿送り装置1
60のベルト166の周速を、等倍複写の場合は、感光
ドラム111の周速と等速にして、原稿102Aを該ハ
ロゲンランプ103の照射部Eを通過させてやれば、感
光ドラム111上に原稿102Aの像を作ることが可能
となる。このときに、次の原稿102Bを間隔dだけあ
けて送り込むとした場合、この間隔dが転写紙117の
紙間隔と一致するため、単位時間あたりのコピー枚数を
増やす為には、間隔dをできるだけ近づけてやれば良
い。
【0015】そして更には、この原稿移動の露光方式
は、先述した光学系往復による露光方式と比較して光学
系反転時等の時間的なロスがなく複写枚数を多くするう
えで、非常にメリットのある方式であるといえる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この方式にも欠点がないということはなく、その主なも
のとして、原稿102が突起269に当たる際に発生す
る原稿102の振動が、画像ブレとなってしまうという
問題があげられる(図13参照)。
【0017】その解決方法として、図14に示す通り、
原稿の読取位置を突起169から遠ざけ、突起169に
原稿102が当たる際には、原稿102の後端が露光を
終了しているいった構成をとれば良く、この方式によ
り、上述した画像ブレは防ぐことが可能となる。
【0018】以上のように、往復動作を行う光学系を用
いて、原稿台固定方式にて複写動作を行う複写装置にお
いて、原稿搬送装置160を用い、複写枚数アップを目
的として、光学系固定方式で原稿102を移動させて走
査を行う手段は、非常に有効なものとして知られてい
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の場合には、以下に述べるような大きな問題
点があった。
【0020】原稿面を照明するハロゲンランプ103等
の照明手段は、照明光を発生するだけでなく、大量の熱
を同時に発生している。
【0021】そのため、光学系154には、通常ハロゲ
ンランプ103で発生した熱を冷却するための冷却手段
が設けられている。ハロゲンランプ103による大量の
熱放出は原稿台ガラス101を局部的に昇温せしめる、
例えば光学系移動モードの場合には、図15に示す通
り、その昇温ポイントは原稿のホームポジションHの近
傍R=50[mm]程度の箇所になることが実験的に知
られており、冷却ファン170はその昇温ポイントを冷
却せしめるために、図のような位置に配置されている。
【0022】また、原稿移動モードの場合には、これと
異なり、上述した通り、突起169に当接する際の画像
ブレを防止するために、原稿の読取位置をホームポジシ
ョンHから離れた場所、通常S=250[mm]程度に
設定しなくてはならない。そのため、ハロゲンランプ1
03はホームポジションHからSだけ離れた場所で照射
されるため、昇温ポイントは原稿が固定される光学系移
動モードと異なる位置となる。
【0023】このハロゲンランプ103による昇温は非
常に高温となるため、通常冷却手段は局部冷却方式を用
いる場合が多く、2箇所に昇温ポイントをもつ本方式に
おいては、通常冷却ファン170,171を2つ用いる
ケースが多く、局部冷却を行うための高価なファンを2
コも用いなければならい。また、2つの冷却ファン17
0,171を作動させるシーケンスも複雑化してしまう
といったデメリットを多く持っており、大きな問題とな
っていた。
【0024】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、簡
単な構成で、一つの冷却ファンで光学系移動および原稿
移動の両モードに対応する2箇所の昇温ポイントを局所
的に冷却可能とし、さらに装置の小型化を図り得る原稿
走査装置及び画像形成装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、原稿を載せる原稿台と、原稿を
照明する照明手段を備えた可動の光学系と、原稿台上の
原稿を搬送する原稿搬送手段と、照明手段の発熱を冷却
する冷却ファンと、を備え、前記光学系を固定し前記原
稿搬送手段により原稿台上の原稿を光学系に対して移動
させて原稿を走査する原稿移動モードと、原稿台上の原
稿を固定し、光学系を移動させて原稿を走査する光学系
移動モードとを有し、前記各モードで前記原稿台に対す
る光学系の位置を変化させる原稿走査装置において、前
記冷却ファンを一つとし、前記各モードの光学系の位置
に対応して冷却ファンの冷却風の流路を切り換える切換
え手段を設けたことを特徴とする。
【0026】切換え手段は、光学系の移動にともない冷
却ファンの流路を変化させる流路規制部材によって構成
されることを特徴とする。
【0027】流路規制部材は、光学系の移動に伴って変
位する部材であることを特徴とする。
【0028】流路規制部材が変形可能なシート状の部材
であることを特徴とする。
【0029】本発明の画像形成装置は、上記原稿走査装
置を、原稿の光像を像担持体上に露光する露光光学部に
用いたことを特徴とする。
【0030】
【作用】本発明によれば、光学系移動モードと原稿移動
モードの両モードにおける光学系の位置に対応して、冷
却ファンの冷却風の流路が切換え手段によって切り換え
られ、照明手段により発生した熱が効率的に冷却され
る。
【0031】このような流路を切換える切換え手段を設
けることによって、冷却ファンが一つで済み、省スペー
ス化が図られる。
【0032】切換え手段として流路規制部材を用いる場
合には、たとえば、冷却ファンの流路を光学系移動モー
ドの光学系位置に対応させておき、光学系が原稿移動モ
ードの位置に移動すると、流路規制部材によって冷却フ
ァンからの冷却風の流路を規制して、冷却風を原稿移動
モードの光学系位置に向ける。
【0033】もちろん、冷却ファンの流路を原稿移動モ
ードの光学系位置に対応させておき、光学系が光学系移
動モードの位置に移動すると、流路規制部材によって冷
却風の流路を規制して、冷却風を光学系移動モードに光
学系位置に向けるようにしてもよい。
【0034】流路規制部材を、光学系の移動に伴って変
位する部材とすれば、光学系の移動によって自動的に冷
却ファンの流路が切り換えられる。
【0035】また、流路規制部材を変形可能なシート状
の部材とすれば、冷却風をスムーズに案内できる。
【0036】また、本発明の画像形成装置によれば、冷
却ファンのスペースが削減でき、装置構成の小型化を図
ることができる。
【0037】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0038】図5は本発明の一実施例に係る画像形成装
置としての複写機の概略構成を示す断面図である。この
実施例は、光学系に対して原稿を移動することにより原
稿の光学的走査を行う原稿移動モードと、原稿に対して
上記光学系を移動することにより原稿の光学的走査を行
う光学系移動モードとを有し、2つのモードが選択可能
となっている。
【0039】図5の状態は、原稿2を固定して光学系5
4を移動することにより原稿の光学的走査を行う光学系
移動モード時を示し、光学系54が走査中にある状態を
示す。
【0040】すなわち、原稿送り装置60の原稿載置台
61には原稿群2´が載せられており、コピースタート
キーを押してコピー動作が始まると、搬送ローラ対6
2,64によって原稿群2′の中から原稿2が1枚だけ
経路63,65を経て送り込みローラ67により矢印D
の方向に駆動せしめられる搬送ベルト66によって、露
光位置(図では原稿2の位置)に送り込まれる。
【0041】そして、光学系54の走査が始まると共
に、給紙動作が開始される。
【0042】すなわち、給紙ローラー20又は21が回
転を始めてカセット18又は19内に収納された転写紙
17が給紙され、分離ローラー51又は52とによって
転写紙17が1枚だけ、経路22又は23を通ってレジ
ストローラ24へと至る。
【0043】このときに、光学系54は照明手段として
のハロゲンランプ3の照射を開始し、原稿台ガラス1上
の原稿2を照射しながら第1ミラー4と共に矢印Aの方
へ移動し始める。これに伴ない第2ミラー5と第3ミラ
ー6は、第1ミラー4のスピードの2分の1のスピード
で矢印B方向へ移動し、これらの光学系54により、原
稿像がズームレンズ10、第4ミラー7、第5ミラー
8、及び第6ミラー9を経て像担持体としての感光ドラ
ム11上に照射される。
【0044】感光ドラム11は矢印Cの方向に回転して
おり、一次帯電器12によって、表面に一定の電荷を付
与されている。そこに、ミラーを通って照射されてきた
原稿像が当たると、光の当たった部分の電荷が消滅し、
そこに、潜像ができあがる。次に、赤現像器13又は黒
現像器14(通常は黒現像器)が潜像部にトナーを付与
することにより、それをトナー像に変換し、レジストロ
ーラ24によって先端位置を画像のタイミングと合う様
に移送されてきた転写紙17に該トナー像を転写帯電器
15によって転写せしめる。
【0045】その後、転写紙17は、分離帯電器26に
よって、感光ドラム11から剥離せしめられ、搬送部2
7を経て、定着装置28によって、該トナー像を転写紙
17に定着せしめられ、搬送ローラ対29及び排紙ロー
ラ対32によって機外のトレイTへと排出される。ここ
で、クリーナー16は感光ドラム11上に残ったトナー
を補集し、廃トナーボックス(図示せず)に送り込む役
目をもっている。
【0046】一方、原稿の露光走査が終わると、送り出
しローラ68が矢印方向に回転を始め、原稿2を送り出
す。突起69は原稿2を、原稿台ガラス1より上方に至
らしめ、経路70へ運び込む役割をもっている。その
後、搬送ローラ対71,73が矢印の方向に回転するこ
とによって、原稿2は矢印Fへと至り原稿群2′の上方
に載置される。
【0047】以上は一枚原稿の場合であり、複数毎原稿
の場合には、図9に説明したと同様の手順で順次画像が
形成される。
【0048】本発明を具体的に例示した光学系装置の上
視図を図1に示す。本体の後側板202には、光学系の
昇温部分を冷却するための冷却ファン201が取り付け
られている。
【0049】光学系54は可動のミラー台210を備え
ている。このミラー台210は、ステー203を有し、
このステー203上に、原稿を露光するための照明手段
としてのハロゲンランプ3、電極206、給電ケーブル
207および反射板208等が配設されている。
【0050】ミラー台210は、通常図の位置(ホーム
ポジション)にあって、原稿露光を行う場合のみ光学レ
ール204の上を滑りながら矢印Rの方向へと移動す
る。ミラー台210の移動は、モータ(図示せず)の駆
動とワイヤ211によって行われる。また、ミラー台2
10には、冷却ファン201よりも風路を規制するシー
ト209が配設されている。
【0051】まず、原稿が固定で光学系が移動する光学
系移動モードにより原稿露光を行う場合には、図3に示
すように、ミラー台210は、2点鎖線の位置210´
まで移動し、原稿露光を行い、再び実線位置210まで
戻るといった、矢印U〜R方向への往復運動を行う。
【0052】この動きの中で、原稿台ガラス1はハロゲ
ンランプ3によって昇温せしめられ、昇温ポイントPを
中心に高温に加熱される。そのとき、冷却ファン201
から発せられる冷却風の動きは、切換え手段を構成する
流路規制部材としての規制シート209によってある程
度の規制を受け、2点鎖線の位置近傍においては、冷却
風は矢印T方向へと向かうが、ミラー台210の往復運
動の中のわずかな時間のみであるため、冷却風はほぼ直
進し、定常的にSの方向へと迂回、昇温ポイントPを冷
却するのに十分な構成となっている。
【0053】次に、光学系が固定で原稿を移動させる原
稿移動モードの場合であるが、図2に示す通り、ミラー
台210は従来例の説明で述べた通り、画像ブレを防止
するために、ホームポジションからある程度離れた位置
において、移送されてくる原稿の露光を行う。このとき
に、ミラー台210と側板202に両面テープ等で固着
された規制シート209の冷却ファン201から発せら
れる冷却風Sを矢印Tの方向に方向規制する形で、その
流路を変える。
【0054】このとき、ハロゲンランプ3による原稿台
ガラス1の昇温ポイントは、Qの位置になるため、規制
シート209が冷却風の向きをTの方向に変更すること
によって、固定光学系方式の場合も、昇温ポイントに冷
却風が向かう構成となり、原稿台ガラス1の昇温を防止
することが可能となる。
【0055】なお、上記実施例では像担持体上に原稿画
像を形成する画像形成装置を例にとって説明したが、原
稿の光像を光電変換する読取素子上に露光して電気信号
として記憶するような画像形成装置についても同様に適
用できることはもちろんである。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光学系移動モードと原稿移動モードの双方のモードで使
用可能であるという非常に効率の高い原稿走査装置にお
いて、冷却ポイントが異なってしまうために、従来は高
額な冷却ファンを2コ使用していたものが、簡単でしか
も安価な構成で、1個のファンを用いて双方の方式の冷
却を兼用できるようになり、コスト削減を図ることがで
きる。
【0057】また、冷却ファンのスペースを削減するこ
とが可能となったため、画像形成装置の大きさに直接影
響する本体後側のスペースを有効利用することが可能と
なり、小型で場所をとらない画像形成装置を提供できる
ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る原稿走装置の光学系移
動モード時の状態を示す図である。
【図2】図1の装置の原稿移動モード時の状態を示す図
である。
【図3】図1の装置の光学系移動モード時における冷却
ファンの冷却風の状態を示す図である。
【図4】図2は図2の原稿移動モード時の冷却風の状態
を示す図である。
【図5】図5は本発明の画像形成装置の光学系移動モー
ド状態の概略構成を示す図である。
【図6】図6は従来の画像形成装置の概略構成を示す図
である。
【図7】図7は従来の原稿送り装置を備えた画像形成装
置の構成を示す図である。
【図8】図8は図7の原稿排出状態を示す図である。
【図9】図9は複数枚原稿の場合の原稿搬送状態を示す
図である。
【図10】図10は光学系移動モードの場合の光学系移
動状態を示す説明図である。
【図11】図11は従来の光学系の動作シーケンスを示
す図である。
【図12】図12は原稿移動モードの動作説明図であ
る。
【図13】図13は図12の原稿移動モードの問題点を
説明するための図である。
【図14】図14は図12の原稿移動モードにおける画
像ブレを解消した従来例を示す図である。
【図15】従来の原稿走査装置の光学系移動モードと原
稿移動モードにおける冷却ファンの位置関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 原稿台ガラス 2 原稿 3 ハロゲンランプ(照明手段) 11 感光体(像担持体) 17 転写紙 54 光学系 60 原稿搬送装置 201 冷却ファン 209 シート(流路規制部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載せる原稿台と、 原稿を照明する照明手段を備えた可動の光学系と、 原稿台上の原稿を搬送する原稿搬送手段と、 照明手段の発熱を冷却する冷却ファンと、を備え、 前記光学系を固定し前記原稿搬送手段により原稿台上の
    原稿を光学系に対して移動させて原稿を走査する原稿移
    動モードと、 原稿台上の原稿を固定し、光学系を移動させて原稿を走
    査する光学系移動モードとを有し、前記各モードで前記
    原稿台に対する光学系の位置を変化させる原稿走査装置
    において、 前記冷却ファンを一つとし、前記各モードの光学系の位
    置に対応して冷却ファンの冷却風の流路を切り換える切
    換え手段を設けたことを特徴とする原稿走査装置。
  2. 【請求項2】切換え手段は、光学系の移動にともない冷
    却ファンの流路を変化させる流路規制部材によって構成
    される請求項1に記載の原稿走査装置。
  3. 【請求項3】流路規制部材は、光学系の移動に伴って変
    位する部材である請求項2に記載の原稿走査装置。
  4. 【請求項4】流路規制部材が変形可能なシート状の部材
    である請求項3に記載の原稿走査装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4に記載の原稿走
    査装置を、原稿の光像を像担持体上に露光する露光光学
    部に用いたことを特徴とする画像形成装置。
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