JPH081358A - 原子力プラント配管のレーザクラッディング装置 - Google Patents

原子力プラント配管のレーザクラッディング装置

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JPH081358A
JPH081358A JP6140083A JP14008394A JPH081358A JP H081358 A JPH081358 A JP H081358A JP 6140083 A JP6140083 A JP 6140083A JP 14008394 A JP14008394 A JP 14008394A JP H081358 A JPH081358 A JP H081358A
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pipe
rotary cylinder
wedge member
cylinder
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JP6140083A
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Fujio Katahira
不二雄 片平
Minoru Hagiwara
実 萩原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラッディング時に、被施工部表面の温度が
一定で且つ均一になるようにする。 【構成】 レーザトーチ外筒12の上部中心に設けて回
転する回転筒14と、回転筒14内に収納された集光レ
ンズ21と、集光レンズ21に向けてレーザ光22を投
射する光ファイバーケーブル26と、集光レンズ21か
らのレーザ光22を配管2の径方向へ向け反射させる反
射ミラー24と、回転筒14に昇降可能に嵌合され左右
側方に斜面34,35を有する楔部材30と、楔部材3
0の斜面34,35に密接されレーザトーチ外筒12に
対し径方向に移動可能なプランジャーホルダ40,4
0’と、プランジャーホルダ40,40’に径方向外方
へ付勢して設けられた上部プランジャー31,31’
と、レーザトーチ外筒12に直径方向外方へ向けて付勢
された下部プランジャー46と、楔部材30の昇降を行
う昇降杆44とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉圧力容器本体の
底部を貫通して溶接した管の予防保全をするためのクラ
ッディング処理を施すのに使用する原子力プラント配管
のレーザクラッディング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に原子炉圧力容器においては、図1
1に示すごとく、圧力容器本体1の底部に、該圧力容器
本体1内部に各種計装機器を挿入するための配管2を貫
通せしめ、該配管2の圧力容器本体1内面側における外
周部を溶接して圧力容器本体1に固定するようにしてい
る。
【0003】ところが、圧力容器本体1に配管2を溶接
した場合、溶接によって生じる残留応力等により劣化の
虞れがあるため、前記配管2内周面の溶接部3を含む所
要高さ範囲に、ニッケル、クロム、モリブデン、鉄等を
含有する金属粉末をペースト状にしたものを塗布して被
施工部4を形成し、該被施工部4にレーザ照射を行って
固化させる、いわゆるクラッディング処理を施すことに
より、前記劣化を防止するようにしている。
【0004】このようなクラッディング処理を施すため
の従来の装置としては、図7ないし図9に示すような原
子力プラント配管のレーザクラッディング装置がある。
【0005】図7中、5は圧力容器本体1に貫通、溶接
された配管2の下端に短管6を介してボルトにより固定
された昇降駆動装置であり、該昇降駆動装置5は、昇降
モータ7及び傘歯車8並びにピニオン9を備えている。
【0006】10は昇降駆動装置5の枠体に昇降自在に
垂直支持された昇降ロッドで、該昇降ロッド10は上方
に延びて上端側は配管2内に挿入されるようになってお
り、昇降ロッド10の外側に設けたラックには前記ピニ
オン9が噛合し、昇降モータ7により傘歯車8を介して
ピニオン9を回転させることにより昇降ロッド10を昇
降させるようになっている。
【0007】11は昇降ロッド10の上端に配置された
レーザ照射トーチ装置で、該レーザ照射トーチ装置11
は、図8、図9に示すごとく、昇降ロッド10の上端に
固定された縦向きで中空状のレーザトーチ外筒12と、
レーザトーチ外筒12の上端内部に嵌合した軸受13に
回転自在に支持されて上方へ延び且つレーザトーチ外筒
12の長手方向中途部まで垂下する案内部14aが軸心
部に一体形成された縦向きで中空状の回転筒14と、レ
ーザトーチ外筒12内に嵌合した軸受15(図9)にレ
ーザトーチ外筒12に対し略同心状になるよう嵌合、支
持された回転自在な中空状の案内筒16と、該案内筒1
6の上端外周に刻設したギヤ16aに噛合するギヤ(図
示せず)を有し且つ軸心部に前記案内筒16の中空部に
連通する中空孔17aが穿設された減速ギヤ部17と、
該減速ギヤ部17に設けたギヤにより回転し且つ前記案
内筒16に対し同一軸心になるよう上方へ延びしかも上
端を前記回転筒14の案内部14a下端に継手18を介
して接続された中空状の案内筒19と、ステータ20a
がレーザトーチ外筒12に取付けられると共にロータ2
0bが案内筒16に取付けられ、案内筒16を回転させ
ることにより前記回転筒14を回転駆動するようにした
モータ20と、回転筒14の中空孔14bに嵌合された
集光レンズ21と、回転筒14の中空孔14b下端に格
納され且つ上方の集光レンズ21へ向けてレーザ光22
を投射するようにした光ファイバーコネクタ23と、光
ファイバーコネクタ23から投射され集光レンズ21で
集光されたレーザ光22の入射方向を垂直状態から水平
状態へ略90度変更するよう、回転筒14の中空孔14
b上端に格納された反射ミラー24とを備えている。
【0008】光ファイバーコネクタ23には、回転筒1
4の中空部に嵌合された軸受25に嵌合、支持され且つ
回転筒14が回転しても回転しないようにした光ファイ
バーケーブル26が接続され、該光ファイバーケーブル
26は回転筒14における案内部14aの中空孔、案内
筒19の中空孔、減速ギヤ部17の中空孔17a、案内
筒16の中空孔を通って下方へ延び、レーザトーチ外筒
12から外部へ導き出されており、光ファイバーケーブ
ル26の先端は、図7のレーザ発振器等を備えたクラッ
ディング用レーザ装置27に接続されている。
【0009】なお、図8中、14cは、回転筒14の側
部に設けられ且つレーザ光22が通過するようにした貫
通孔である。
【0010】配管2の内周に塗布した被施工部(塗布
膜)4をクラッディングする場合には、短管6を介して
昇降駆動装置5を配管2の下端に接続し、昇降駆動装置
5の昇降モータ7を駆動する。このため、傘歯車8を介
してピニオン9が回転し、昇降ロッド10が上昇させら
れる結果、レーザ照射トーチ装置11が配管2内に挿入
され、上昇して配管2の被施工部4を塗布した部分に到
達する。
【0011】レーザ照射トーチ装置11が配管2内に塗
布した被施工部4の所定位置に到達したら、モータ20
を駆動する。そうすると、案内筒16が回転し、案内筒
16の回転は減速ギヤ部17で減速されて案内筒19が
回転し、案内筒19により回転筒14が回転する。
【0012】又、回転筒14の回転と共にクラッディン
グ用レーザ装置27を起動させてレーザ光を発振させ、
光ファイバーケーブル26を伝達されたレーザー光を光
ファイバーコネクタ23から集光レンズ21に向け入射
させる。このため集光レンズ21を通ったレーザ光22
は絞られたうえ反射ミラー24で反射して向きを90度
変え、貫通孔14cを通り、配管2内周面の被施工部4
に照射され、被施工部4をクラッディングする。レーザ
光としては例えば、YAGレーザを使用する。
【0013】又、回転筒14が1周して被施工部4が全
周に亘りクラッディングされたら、昇降駆動装置5を駆
動してレーザ照射トーチ装置11を昇降させ、前述と同
様にして次の位置における被施工部4のクラッディング
を行う。
【0014】而して、被施工部4を全体に均一に溶け込
ませて良好なクラッディングを得るには、被施工部4の
表面の温度のむらをなくし、全体として一定の温度で均
一に加熱する必要がある。
【0015】このため、従来レーザ光22は図10に示
すように、焦点28から所定寸法の焦点外し距離Dfだ
けずれた位置で被施工部4の表面に照射するようにして
おり、焦点外し距離Dfは運転開始前に予め調整されて
いる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す集光レン
ズ21の軸心29から被施工部4までの距離Dが設計値
どおりであれば、焦点外し距離Dfは運転開始前に予め
調整しておけばクラッディング作業に特に支障は生じな
い。
【0017】しかしながら、配管2は溶接時の熱変形等
により歪むため集光レンズ21の軸心29から被施工部
4までの距離Dが変化して焦点外し距離Dfが変化した
場合には、被施工部4の表面に照射されるレーザ光22
の単位面積当りのエネルギ強度も変化し、被施工部4表
面の温度が均一にならない結果被施工部4表面の溶け込
みに差が生じ良好なクラッディングができなくなるとい
う問題がある。
【0018】本発明は上述の実情に鑑み、配管2の歪等
により集光レンズ21の軸心29から被施工部4表面ま
での距離Dが変化し、被施工部4の表面位置が基準位置
からずれている場合でも、クラッディング時に被施工部
4表面の温度が一定で且つ均一になるようにすることを
目的としてなしたものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、配管
内を昇降するレーザトーチ外筒と、該レーザトーチ外筒
の上部中心に設けられ前記配管の周方向へ回転し得る回
転筒と、該回転筒内上部に収納された集光レンズと、該
集光レンズに向けてレーザ光を投射する光ファイバーケ
ーブルと、前記回転筒内上部に収納され前記集光レンズ
で集光されたレーザ光を前記配管の径方向へ向け反射さ
せて配管内周に塗布された被施工部に照射させる反射ミ
ラーと、前記回転筒に昇降可能に嵌合され前記回転筒を
挟む左右外側面に回転筒の軸心に対して傾斜した平行な
斜面を有する楔部材と、前記レーザトーチ外筒に対して
前記斜面が向いた左右方向に移動可能に支持され、且つ
前記楔部材の斜面と接する斜面を内側に有したプランジ
ャーホルダと、該プランジャーホルダに備えて押出し用
スプリングにより前記斜面が向いた左右方向外方へ向け
て付勢され前記配管の内周に当接する上部プランジャー
と、前記レーザトーチ外筒の側面から直径方向外方へ向
けて付勢され前記配管の内周に当接する下部プランジャ
ーと、前記楔部材の昇降を行う昇降杆とを備えたことを
特徴とする原子力プラント配管のレーザクラッディング
装置である。
【0020】請求項2の発明は、楔部材を、四角形のブ
ロック体として該ブロック体の中心に回転筒挿通孔を設
けると共に該ブロック体の片隅に回転筒挿通孔と平行な
昇降杆接続孔を設け、前記ブロック体の周方向一辺側に
上端が突出し下端が引っ込む方向の斜面を設け、前記ブ
ロック体の前記一辺とは反対側の他辺側に上端が引っ込
み下端が突出する方向の斜面を設けて形成したことを特
徴とする原子力プラント配管のレーザクラッディング装
置である。
【0021】
【作用】請求項1の発明では、被施工部表面位置の基準
位置からのずれに応じて楔部材を昇降させると、楔部材
の斜面によって、レーザトーチ外筒に支持されているプ
ランジャーホルダが左右方向に移動し、これによりプラ
ンジャーホルダに支持されて押出し用スプリングにより
配管の内面に押付けられている一方の上部プランジャー
が突出して他方のプランジャーが引込むようになるの
で、レーザトーチ外筒は下部プランジャーを支点にして
配管の径方向に傾いて変位して、焦点外し距離は設計値
となり、被施工部表面の単位面積当たりのエネルギ強度
が一定となる。
【0022】また請求項2の発明では、楔部材を構成す
るブロック体中心の回転筒挿通孔を回転筒の外側に嵌
め、昇降杆接続孔に昇降杆を接続して昇降杆によりブロ
ック体を昇降すると、ブロック体は回転筒に沿って昇降
し、ブロック体に形成した斜面によりプランジャーホル
ダを左右方向に移動させてレーザトーチ外筒に対して径
方向に変位させることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
【0024】図1は本発明の一実施例の使用状態を示す
縦断面図であって、縦向きで中空状のレーザトーチ外筒
12の上部中心には、従来と同様に中空状の回転筒14
が配管2の周方向に回転し得るように設けられている。
【0025】回転筒14の内部には、集光レンズ21
と、集光レンズ21へ向けてレーザ光22を投射する光
ファイバーケーブル26と、光ファイバーケーブル26
から投射され集光レンズ21で集光されたレーザ光22
の入射方向を垂直状態から水平状態へ略90度変更する
反射ミラー24とが収納されている。
【0026】回転筒14の下部外周には楔部材30が設
けられていて、楔部材30の外側には、上部プランジャ
ー31,31’が配設されている。
【0027】楔部材30は、図5、図6に示すように四
角形のブロック体で、その中心には回転筒14下部の案
内部14a(図2、図8参照)を嵌める回転筒挿通孔3
2が縦方向に設けられており、片隅には小径の昇降杆接
続孔33が縦方向に設けられている。
【0028】また楔部材30の図5、図6における右側
の一辺側には、上端が突出し下端が引っ込む方向の斜面
34,34が設けられており、楔部材30の図5、図6
における左側の他辺側には、上端が引っ込み下端が突出
する方向の斜面35,35が設けられている。そして斜
面34,34の間と斜面35,35の間には、回転筒挿
通孔32と平行な深い凹部36,37が形成されてお
り、これと直交する方向の辺の斜面34,35の間に
は、浅い凹部38,39が背中合わせに形成されてい
る。
【0029】上述した楔部材30の回転筒挿通孔32
は、図2、図3に示すように回転筒14下部の案内部1
4aの外側に嵌められ、また楔部材30が配設される部
分のレーザトーチ外筒12は所要に切りかかれていて該
レーザトーチ外筒12の残りの一部に前記浅い凹部3
8,39が上下方向に移動可能に嵌合している。
【0030】前記楔部材30の斜面34,35の外側位
置には、該斜面34,35に一致する斜面を内側に有し
たプランジャーホルダ40,40’が配設されている。
プランジャーホルダ40,40’は、図2、図3に示す
ように前記レーザトーチ外筒12に設けたピン42に密
接用スプリング41を介して取付けられており、該密接
用スプリング41によって前記プランジャーホルダ4
0,40’が互に引き付けられて該プランジャーホルダ
40,40’の斜面が前記楔部材30の斜面34,35
に常に密接して押付けられるようになっている。
【0031】前記プランジャーホルダ40,40’に
は、径方向に移動可能で径方向外側に突出した上部プラ
ンジャー31,31’が嵌合されており、該上部プラン
ジャー31,31’と前記楔部材30の深い凹部36,
37との間に、前記上部プランジャー31,31’を常
に径方向外側に突出させて配管2の内周面に当接するよ
う付勢する押出し用スプリング47を配設している。
【0032】楔部材30の昇降杆接続孔33には、上下
方向に延びている昇降杆44の上端が螺合している。昇
降杆44の下端には、図1に示すようにハーモニックモ
ータ45が取付けてあって、昇降杆44を回転させるこ
とにより前記螺合部を介して楔部材30を昇降させるこ
とができるようになっている。
【0033】図1、図2に示すように上部プランジャー
31の下方においては、レーザトーチ外筒12の直径方
向両側面に下部プランジャー46,46が嵌めてあっ
て、下部プランジャー46は図4に示すように押出し用
スプリング47でレーザトーチ外筒12の側面から外方
へ向けて付勢され、配管2の内周面に当接するようにさ
れている。
【0034】次に、上記実施例の作用を説明する。
【0035】配管2の溶接部3(図1参照)の歪みは予
め計測し、変位記憶装置48に記録しておく。そして従
来の場合と同様に、図8に示す被施工部4のクラッディ
ング時には、モータ20が駆動されてレーザ照射トーチ
装置11の回転筒14が回転すると共に、図1のクラッ
ディング用レーザ装置27から発振されたレーザ光22
は光ファイバーケーブル26を通り、光ファイバーコネ
クタ23から集光レンズ21に向け入射し、集光レンズ
21で絞られたうえ反射ミラー24で反射して配管2内
周面の被施工部4に照射され、被施工部4をクラッディ
ングする。
【0036】配管2の歪みは予め計測して変位記憶装置
48に記録されているので、被施工部4のクラッディン
グ時に配管2の歪みにより焦点外し距離Df(図10参
照)が変化して設計値から外れてしまう箇所の被施工部
4を照射する時には、変位記憶装置48の記録に基づい
て変位対応制御装置49からハーモニックモータ45に
作動電流が流れ、ハーモニックモータ45が作動して昇
降杆44が右或いは左に回転される。
【0037】昇降杆44が回転されると、昇降杆44の
上端に螺合している楔部材30が上昇または下降し、図
2、図3において楔部材30の斜面34,35の上下方
向変位に従ってプランジャーホルダ40,40’はレー
ザトーチ外筒12に対して右或いは左に一体に変位し、
上部プランジャー31,31もプランジャーホルダ4
0,40’と共にレーザトーチ外筒12に対して右或い
は左方向に変位する。
【0038】これにより、レーザトーチ外筒12及び回
転筒14は下方の下部プランジャー46を支点にして上
部が配管2の径方向に変位することになり、図10に示
す集光レンズ21の軸心29から被施工部4までの距離
Dは所定の寸法に調整され、焦点外し距離Dfは設計値
となり、被施工部表面の単位面積当たりのエネルギ強度
が一定となる。
【0039】
【発明の効果】本発明では、被施工部表面位置の基準位
置からのずれに応じて楔部材を昇降させ、上部プランジ
ャーをレーザトーチ外筒に対して径方向に変位させるこ
とにより、レーザトーチ外筒及び回転筒を配管の歪みに
従って径方向に変位させ、焦点外し距離を設計値に保っ
て被施工部表面の温度を全体的に一定且つ均一にして被
施工部の溶け込み状態を均一にすることが可能となり、
良好なクラッディングを施すことができるという優れた
効果を奏することができる。
【0040】更に、本発明では、簡単な構成の楔部材を
用いることにより、上部プランジャーを径方向に容易、
確実に変位させて、レーザトーチ外筒及び回転筒を配管
の歪みに従って径方向に変位させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の使用状態を示す縦断面図で
ある。
【図2】本発明の一実施例の要部拡大縦断面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】楔部材の一実施例の縦断面図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】従来の原子力プラント配管のレーザクラッディ
ング装置の一例の立面図である。
【図8】図7の原子力プラント配管のレーザクラッディ
ング装置におけるレーザ照射トーチ装置の縦断面図であ
る。
【図9】図8のレーザ照射トーチ装置の回転筒を回転さ
せるための機構の部分における拡大縦断面図である。
【図10】図7のレーザ照射トーチ装置から照射された
レーザ光のトーチ中心から被施工部表面までの距離と焦
点外し距離との関係を示す側面図である。
【図11】レーザクラッディング装置が適用される管の
被施工部近傍の縦断面図である。
【符号の説明】
2 配管 4 被施工部(塗布膜) 12 レーザトーチ外筒 14 回転筒 21 集光レンズ 22 レーザ光 24 反射ミラー 26 光ファイバーケーブル 30 楔部材 31 上部プランジャー 31’上部プランジャー 32 回転筒挿通孔 33 昇降杆接続孔 34 斜面 35 斜面 40 プランジャーホルダ 40’プランジャーホルダ 43 押出し用スプリング 44 昇降杆 46 下部プランジャー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管内を昇降するレーザトーチ外筒と、
    該レーザトーチ外筒の上部中心に設けられ前記配管の周
    方向へ回転し得る回転筒と、該回転筒内上部に収納され
    た集光レンズと、該集光レンズに向けてレーザ光を投射
    する光ファイバーケーブルと、前記回転筒内上部に収納
    され前記集光レンズで集光されたレーザ光を前記配管の
    径方向へ向け反射させて配管内周に塗布された被施工部
    に照射させる反射ミラーと、前記回転筒に昇降可能に嵌
    合され前記回転筒を挟む左右外側面に回転筒の軸心に対
    して傾斜した平行な斜面を有する楔部材と、前記レーザ
    トーチ外筒に対して前記斜面が向いた左右方向に移動可
    能に支持され、且つ前記楔部材の斜面と接する斜面を内
    側に有したプランジャーホルダと、該プランジャーホル
    ダに備えて押出し用スプリングにより前記斜面が向いた
    左右方向外方へ向けて付勢され前記配管の内周に当接す
    る上部プランジャーと、前記レーザトーチ外筒の側面か
    ら直径方向外方へ向けて付勢され前記配管の内周に当接
    する下部プランジャーと、前記楔部材の昇降を行う昇降
    杆とを備えたことを特徴とする原子力プラント配管のレ
    ーザクラッディング装置。
  2. 【請求項2】 楔部材を、四角形のブロック体として該
    ブロック体の中心に回転筒挿通孔を設けると共に該ブロ
    ック体の片隅に回転筒挿通孔と平行な昇降杆接続孔を設
    け、前記ブロック体の周方向一辺側に上端が突出し下端
    が引っ込む方向の斜面を設け、前記ブロック体の前記一
    辺とは反対側の他辺側に上端が引っ込み下端が突出する
    方向の斜面を設けて形成したことを特徴とする請求項1
    の原子力プラント配管のレーザクラッディング装置。
JP6140083A 1994-06-22 1994-06-22 原子力プラント配管のレーザクラッディング装置 Pending JPH081358A (ja)

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