JPH08135661A - 回転摩擦装置 - Google Patents

回転摩擦装置

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JPH08135661A
JPH08135661A JP6276616A JP27661694A JPH08135661A JP H08135661 A JPH08135661 A JP H08135661A JP 6276616 A JP6276616 A JP 6276616A JP 27661694 A JP27661694 A JP 27661694A JP H08135661 A JPH08135661 A JP H08135661A
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roller
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rotating
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Kenji Mimura
建治 三村
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
    • F16D41/061Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by movement having an axial component
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D7/00Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock
    • F16D7/007Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock the torque being transmitted and limited by rolling surfaces skidding, e.g. skew needle rollers

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転運動に対して常に安定した摩擦力を発生
させることのできる装置を極めて簡単な構造によって実
現する。 【構成】 回転体1を回転させると、各ローラ2が回転
体1及び受動体3に接しながら転動する。その際、各ロ
ーラ2は回転体1の回転軌道に対して所定角度だけ傾斜
した方向に転動しようとするのをケージ4で規制されな
がら回転体1の回転軌道に沿って移動するため、各ロー
ラ2と回転体1及び受動体3との間に滑り摩擦が発生す
る。その際、各ローラ2は転動しながら滑り摩擦を発生
させるので、静摩擦は発生せずに常に動摩擦による安定
した抵抗力が得られる。また、各ローラ2の転動軸の傾
斜と、回転体1及び受動体3の円錐状の対向面により、
回転体1が一方に回転するときは各ローラ2の摩擦力が
大きくなり、他方に回転するときは各ローラ2の摩擦力
が小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種機械の回転運動に
摩擦力による任意の抵抗を付与する機構として利用され
る回転摩擦装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機械要素の一つとして知られる軸
受は、軸側の部材を潤滑油を介して支持する滑り軸受
と、軸側の部材をボールやローラを介して支持する転が
り軸受とに大別にされるが、これらは何れも軸側の部材
を常に円滑に回転させることが目的であるため、各部材
間の摩擦抵抗を可能な限り小さくするようにしている。
従って、軸受は回転する部材に抵抗を与えて回転力を制
御するものではないので、扉の自動閉鎖機構のように回
転速度を一定に規制したい場合には、ショックアブソー
バやダンパ等の減衰装置を追加している。
【0003】また、回転する二つの部材間に滑り摩擦を
発生させるものとしては、クラッチ、トリクリミッタま
たはブレーキといった機構が知られており、これらは各
部材を完全に圧着させること以外に、滑り摩擦を利用し
て各部材間に荷重に応じた回転差を生じさせながら動力
を伝えることを目的としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先に述べた
滑り軸受においては、各部材間に潤滑油が理想的な状態
で介在していれば転がり軸受と同等の極めて小さな摩擦
抵抗で動作することができるが、潤滑油を常に理想的な
状態で供給するのは極めて困難であり、往々にして滑り
合う二つの面が直に接触して摩擦力を著しく増大させる
という欠点があった。また、軸受を用いた回転機構にお
いては、回転速度を一定に規制したい場合には高価な減
衰装置を追加する以外に適当な方法がなく、このためコ
ストが高くつくとともに、構造の複雑化及び大型化を来
すという問題点があった。更に、クラッチ等のように滑
り摩擦を利用して動力を伝達する機構では、半接続状態
での摩擦力を一定に規制することが極めて困難であり、
特に一方の部材が他方の部材に対して低速で回転してい
る場合には、滑り合う二つの面に静摩擦と動摩擦が間欠
的に作用して摩擦力が極めて不安定になる、いわゆるス
ティック・スリップを生じ易いという問題点があった。
【0005】このように、従来の機械要素では回転運動
を円滑にするものはあるが、特別な機構を追加すること
なく回転運動に任意の抵抗を付与するといった技術分野
には未だ開発の余地が残されている。
【0006】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、回転運動に対して常
に安定した摩擦力を発生させることのできる装置を極め
て簡単な構造によって実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、軸心を中心に回転する回転
体と、回転体の回転軌道に沿って配列された多数のロー
ラと、各ローラを間にして回転体に径方向に対向する受
動体と、各ローラを互いに間隔をおいて転動自在に保持
する保持体とを備え、前記各ローラの転動軸を回転体の
回転軸を含む断面に対して所定の角度をなすように傾斜
させた回転摩擦装置を構成している。
【0008】また、請求項2では、請求項1記載の回転
摩擦装置において、前記回転体及び受動体の対向面を軸
方向一端側の径が他端側の径よりも大きくなるように円
錐状に形成している。
【0009】また、請求項3では、軸心を中心に回転す
る回転体と、回転体の回転軌道に沿って配列された円錐
形の多数のローラと、各ローラを間にして回転体に径方
向に対向する受動体と、各ローラを互いに間隔をおいて
転動自在に保持する保持体とを備え、前記各ローラの円
錐面を軸方向に延長した線の互いに交差する点が回転体
の軸心上以外に位置するようにした回転摩擦装置を構成
している。
【0010】また、請求項4では、請求項1、2または
3記載の回転摩擦装置において、各ローラに回転体及び
受動体から所定の予圧を付与する付勢手段を備えてい
る。
【0011】
【作用】請求項1の回転摩擦装置によれば、回転体を回
転させると、各ローラが回転体及び受動体に接しながら
転動する。その際、各ローラは回転体の回転軌道に対し
て所定角度だけ傾斜した方向に転動しようとするのを保
持体で規制されながら回転体の回転軌道に沿って移動す
るため、各ローラと回転体及び受動体との間に滑り摩擦
が発生する。その際、各ローラは、転動しながら滑り摩
擦を発生させるので、静摩擦は発生せずに常に動摩擦に
よる安定した抵抗力が得られる。
【0012】また、請求項2の回転摩擦装置によれば、
請求項1の作用に加え、回転体が一方に回転するとき
は、各ローラの転動軸の傾斜により、各ローラが回転体
及び受動体の円錐状の対向面における間隔の狭い方へ移
動しようとするため、各ローラと回転体及び受動体との
接触圧が高くなり、各ローラの摩擦力が大きくなる。ま
た、回転体が他方に回転するときは、前述とは反対に各
ローラが回転体及び受動体の対向面における間隔の広い
方へ移動しようとするため、各ローラと回転体及び受動
体との接触圧が高くなり、各ローラの摩擦力が小さくな
る。
【0013】請求項3の回転摩擦装置によれば、回転体
を回転させると各ローラが回転体及び受動体に接しなが
ら転動する。その際、各ローラの円錐面を軸方向に延長
した線の互いに交差する点が回転体の軸心以外に位置し
ているため、各ローラが回転体と受動体との間を転動す
る際、各ローラの大径側と小径側との回転差は回転体の
大径側と小径側との回転差と一致しない。このため、各
ローラと回転体及び受動体との間に滑り摩擦が発生し、
回転体の回転運動に抵抗が付与される。
【0014】また、請求項4の回転摩擦装置によれば、
請求項1、2または3の作用に加え、各ローラと回転体
及び受動体とは付勢手段によって互いに押し付けられる
ため、付勢手段の予圧に比例した一定の摩擦力が発生す
る。
【0015】
【実施例】図1乃至図4は本発明の第1の実施例を示す
もので、図1は回転摩擦装置の分解斜視図、図2(a) は
その軸心に沿った断面を示す部分拡大図、図2(b) はそ
の径方向から見た部分拡大図である。
【0016】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体1と、回転体1の回転軌道に沿って配列された
多数のローラ2と、各ローラ2を間にして回転体1に径
方向の外側から対向する受動体3と、各ローラ2を互い
に間隔をおいて転動自在に保持するケージ4とから構成
されている。尚、これらは回転摩擦装置を構成する最小
限の部材であり、実際には回転体1、受動体3及びケー
ジ4は同軸状態を保つように図示しないハウジング等に
組付けられる。また、回転体1は図示しない駆動軸等に
連結され、受動体3は回転体1とは別の駆動軸等に連結
されたり、或いは非回転状態に固定される。
【0017】回転体1は環状に形成され、受動体3との
対向面(外周面)を円錐状に形成されている。尚、本実
施例では回転摩擦装置の構造及び動作についてのみ説明
する関係上、回転体1は簡略した形状によって示す。
【0018】各ローラ2は円錐形に形成され、回転体1
の周方向に等間隔で配列されている。この場合、各ロー
ラ2は小径側を回転体1の小径側に、大径側をその大径
側に位置させている。
【0019】受動体3は環状に形成され、回転体3との
対向面(内周面)を円錐状に形成されている。尚、受動
体3についても回転体1と同様、簡略した形状によって
図示する。
【0020】ケージ4は環状の円錐形に形成され、その
径方向の厚さはローラ2の外径よりも小さく形成されて
いる。また、ケージ4には各ローラ2を転動自在に保持
する多数の孔4aが設けられ、各孔4aは、図2(b) に
示すように各ローラ2の転動軸Aが回転体1の回転軸を
含む断面Bに対して角度θだけ傾斜するように形成され
ている。
【0021】以上のように構成された回転摩擦装置にお
いては、回転体1を回転させると各ローラ2が回転体1
及び受動体3に接しながら転動し、これに追従してケー
ジ4も回転する。その際、各ローラ2は、図3に示すよ
うに回転体1の回転軌道に対して角度θだけ傾斜した方
向(一点鎖線方向)に転動しようとするのをケージ4で
規制されながら回転体1の回転軌道(実線方向)に沿っ
て移動するため、各ローラ2と回転体1及び受動体3と
の間に摩擦力が発生する。その際、各ローラ2は転動し
ながら滑り摩擦を発生させるので、静摩擦は発生せずに
常に動摩擦による安定した抵抗力が得られ、仮に初期の
段階で静摩擦が発生したとしてもローラ2の転動によっ
て瞬時に動摩擦に移行する。
【0022】本実施例では、回転体1が一方に回転する
ときは、図4(a) に示すように各ローラ2の転動軸の傾
斜により、各ローラ2が回転体1及び受動体3の円錐状
の対向面における間隔の狭い方へ移動しようとするた
め、各ローラ2と回転体1及び受動体3との接触圧が高
くなり、各ローラ2の摩擦力が大きくなる。また、回転
体1が他方に回転するときは、前述とは反対に、図4
(b) に示すように各ローラ2が回転体1及び受動体3の
対向面における間隔の広い方へ移動しようとするため、
各ローラ2と回転体1及び受動体3との接触圧が高くな
り、各ローラ2の摩擦力が小さくなる。
【0023】このように、本実施例の回転摩擦装置によ
れば、各ローラ2の転動軸を回転体1の回転軸を含む断
面に対して所定の角度をなすように傾斜させ、各ローラ
2を転動させながら滑り摩擦を発生させるようにしたの
で、回転体1の回転運動に任意の抵抗力を付与すること
ができる。その際、前記滑り摩擦は各ローラ2の転動を
伴なうので、スティック・スリップの原因となる静摩擦
を発生させることがなく、常に安定した抵抗力を得るこ
とができる。また、回転体1及び受動体3の対向面を円
錐形にすることにより、回転体1の回転方向によって各
ローラ2と回転体1及び受動体3との接触圧が異なるよ
うにしたので、回転体1が一方に回転する場合は大きな
摩擦力を、他方に回転する場合は小さな摩擦力を発生さ
せることができ、このような動作を目的とする各種の機
構、例えば一方向クラッチや扉の自動閉鎖装置等に有効
に利用することができる。
【0024】図5及び図6は本発明の第2の実施例を示
すもので、図5は回転摩擦装置の分解斜視図、図6(a)
はその径方向から見た部分拡大図、図6(b) はその軸方
向に沿った断面を示す部分拡大図である。
【0025】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体10と、回転体10の回転軌道に沿って配列さ
れた多数のローラ11と、各ローラ11を間にして回転
体10に径方向の外側から対向する受動体12,13
と、各ローラ11を間隔をおいて転動自在に保持するケ
ージ14と、各ローラ11に回転体10及び各受動体1
2,13からの予圧を付与するスプリング15とから構
成されている。
【0026】回転体10は環状に形成され、各受動体1
2,13との対向面は軸方向の両端から中央に向かって
外径が小さくなるように湾曲している。
【0027】各ローラ11は円柱状に形成され、回転体
10の周方向に等間隔で配列されている。また、各ロー
ラ11の両端面はケージ14との摩擦抵抗を少なくする
ために凸球面状に形成されている。
【0028】各受動体12,13は環状に形成され、回
転体10との対向面は回転体10に沿って湾曲してい
る。各受動体12,13は軸方向に延びる多数のキー1
2a及びキー溝13aを周面に有し、これらを係合する
ことにより互いに軸方向に移動自在に結合している。
【0029】ケージ14は環状に形成され、その周面は
軸方向の両端から中央に向かって径が小さくなるように
湾曲している。また、ケージ14には各ローラ11を転
動自在に保持する多数の孔14aが設けられ、各孔14
aは各ローラ11の転動軸が回転体10の回転軸を含む
断面に対して所定角度だけ傾斜するように形成されてい
る。
【0030】スプリング15は環状に形成され、軸方向
に弾性を有する皿状のばね材によって形成されている。
スプリング15は各受動体12,13間に圧縮状態で介
装され、各受動体12,13を軸方向に付勢している。
【0031】本実施例においては、回転体10を回転さ
せると各ローラ11が回転体10及び各受動体12,1
3に接しながら転動し、これに追従してケージ14も回
転する。その際、各ローラ11は前記実施例と同様、回
転体10の回転軌道に対して所定角度だけ傾斜した方向
に転動しようとするのをケージ14で規制されながら回
転体10の回転軌道に沿って移動するため、各ローラ1
1と回転体10及び各受動体12,13との間に滑り摩
擦が発生する。この場合、各受動体12,13はスプリ
ング15の付勢力によって互いに離れようとするため、
各ローラ11の両端側が回転体10側に押圧される。こ
れにより、各ローラ11と回転体10及び各受動体1
2,13とが互いに押し付けられ、スプリング15の予
圧に比例した一定の摩擦力を発生させることができる。
【0032】図7及び図8は本発明の第3の実施例を示
すもので、図7は回転摩擦装置の分解斜視図、図8(a)
はその径方向から見た部分拡大図、図8(b) はその径方
向に沿った断面を示す部分拡大図である。
【0033】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体20,21と、各回転体20,21を保持する
ガイドリング22と、各回転体20,21の回転軌道に
沿って配列された多数のローラ23と、同じく各回転体
20,21の回転軌道に沿って配列された多数のボール
24と、各ローラ23及び各ボール24を間にして各回
転体20,21に径方向の外側から対向する受動体25
と、各ローラ23び各ボール24をそれぞれ間隔をおい
て転動自在に保持するケージ26と、各ローラ23に各
回転体20,21及び受動体25からの予圧を付与する
スプリング27とから構成されている。
【0034】各回転体20,21は環状に形成され、一
方の回転体20の一端側と他方の回転体21は受動体2
5との対向面が軸方向の両端から中央に向かって外径が
小さくなるように湾曲している。また、一方の回転体2
0の他端側には周方向に連続して延びる環状溝20aが
設けられ、環状溝20aには各ボール24が転動自在に
係合している。
【0035】ガイドリング22は環状に形成され、その
一端には外側に突出する周壁22aが設けられている。
ガイドリング22は各回転体20,21の内側に配置さ
れ、その他端には一方の回転体20が複数のボルト22
bによって固定されている。また、ガイドリング22及
び他方の回転体21は軸方向に延びる多数のキー22c
及びキー溝21aを周面に有し、これらを係合すること
により互いに軸方向に移動自在に結合している。
【0036】各ローラ23は円柱状に形成され、各回転
体20,21の周方向に等間隔で配列されている。ま
た、各ローラ23の両端面はケージ26との摩擦抵抗を
少なくするために凸球面状に形成されている。
【0037】各ボール24は一方の回転体20及び受動
体25間に配置され、各回転体20,21の周方向に等
間隔で配列されている。
【0038】受動体25は環状に形成され、一方の回転
体20の一端側と他方の回転体21との対向面は軸方向
の両端から中央に向かって内径が小さくなるように湾曲
している。受動体25は各回転体20,21と同様、周
方向に連続して延びる環状溝25aを有し、環状溝25
aには各ボール24が転動自在に係合している。
【0039】ケージ26は環状に形成され、その周面は
軸方向の一端側が他方の回転体21に沿って湾曲してい
る。ケージ26には各ローラ23及び各ボール24を転
動自在に保持する多数の孔26a,26bが設けられ、
ローラ用の各孔26aは各ローラ23の転動軸が各回転
体20,21の回転軸を含む断面に対して所定角度だけ
傾斜するように形成されている。
【0040】スプリング27は環状に形成され、軸方向
に弾性を有するばね材によって形成されている。スプリ
ング27は回転体21及びガイドリング22の周壁22
a間に圧縮状態で介装され、他方の回転体21を軸方向
に付勢している。
【0041】本実施例では、他方の回転体21がスプリ
ング27の付勢力によって一方の回転体20に近づこう
とし、各ローラ23の両端側が受動体25側に押圧され
る。これにより、各ローラ23と各回転体20,21及
び受動体25とが互いに押し付けられ、前記実施例と同
様、スプリング27の予圧に比例した一定の摩擦力を発
生させることができる。また、一方の回転体20及び受
動体25の環状溝20a,25aには各ボール52が係
合しているので、各回転体20,21及び受動体25が
軸方向に位置ずれを生ずることはない。
【0042】図9及び図10は本発明の第4の実施例を
示すもので、図9は回転摩擦装置の分解斜視図、図10
(a) はその径方向から見た部分拡大図、図10(b) はそ
の径方向に沿った断面を示す部分拡大図、図10(c) は
その軸方向から見た部分拡大図である。
【0043】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体30と、回転体30を保持するガイドリング3
1と、回転体30の回転軌道に沿って配列された多数の
ローラ32と、各ローラ32を間にして回転体30に径
方向の外側から対向する受動体33と、各ローラ32を
間隔をおいて転動自在に保持するケージ34と、各ロー
ラ32に回転体30及び受動体33からの予圧を付与す
る一対のスプリング35とから構成されている。
【0044】回転体30は径方向二つに分割構成され、
受動体33との対向面は軸方向の両端から中央に向かっ
て外径が小さくなるように湾曲している。また、回転体
30の内周面には複数の突起30aが周方向に間隔をお
いて設けられている。
【0045】ガイドリング31は環状に形成され、その
外周面には回転体30が径方向に移動自在に装着されて
いる。ガイドリング31の外周面には回転体30の各突
起30aを受容する凹部31aが設けられている。
【0046】各ローラ32は回転体30の周方向に等間
隔で配列され、その周面は軸方向中央から両端に向かっ
て徐々に外径が小さくなるように湾曲している。また、
各ローラ32の両端面はケージ34との摩擦抵抗を少な
くするために凸球面状に形成されている。
【0047】受動体33は環状に形成され、回転体30
との対向面は軸方向に均一に形成されている。
【0048】ケージ34は環状に形成され、その内周面
は軸方向の中央側が回転体30に沿って湾曲している。
ケージ34には各ローラ32を保持する多数の孔34a
が設けられ、各孔34aは各ローラ32の転動軸が回転
体30の回転軸を含む断面に対して所定角度だけ傾斜す
るように形成されている。
【0049】各スプリング35は環状に形成され、径方
向に弾性を有する波形のばね材によって形成されてい
る。各スプリング35は回転体30とガイドリング31
の両端側との間に圧縮状態で介装され、回転体30を径
方向の外側に付勢している。
【0050】本実施例では、各ローラ32の周面を湾曲
状に形成して回転体30の湾曲面に接触させるようにし
たので、各ローラ32の転動軸の傾斜による滑り摩擦に
加え、各ローラ32の外径の不均一による滑り摩擦も発
生し、より大きな抵抗力を得ることができる。
【0051】図11は本発明の第5の実施例を示すもの
で、図11(a) は回転摩擦装置その径方向から見た部分
拡大図、図11(b) はその径方向に沿った断面を示す部
分拡大図、図11(c) はその軸方向から見た部分拡大図
である。
【0052】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体40と、回転体40の回転軌道に沿って配列さ
れた多数のローラ41と、各ローラ41を間にして回転
体0に径方向の外側から対向する受動体42と、受動体
42を保持するガイドリング43と、各ローラ41を間
隔をおいて転動自在に保持するケージ44と、各ローラ
41に回転体40及び受動体42からの予圧を付与する
一対のスプリング45とから構成されている。
【0053】回転体40は環状に形成され、受動体42
との対向面は軸方向の両端から中央に向かって外径が大
きくなるように湾曲している。
【0054】各ローラ41は回転体40の周方向に等間
隔で配列され、その周面は軸方向中央から両端に向かっ
て徐々に外径が大きくなるように湾曲している。また、
各ローラ41の両端面はケージ44との摩擦抵抗を少な
くするために凸球面状に形成されている。
【0055】受動体42は径方向二つに分割構成され、
回転体40との対向面は軸方向の両端から中央に向かっ
て内径が小さくなるように湾曲している。また、受動体
40の外周面には複数の突起42aが周方向に間隔をお
いて設けられている。
【0056】ガイドリング43は環状に形成され、その
外周面には受動体42が径方向に移動自在に装着されて
いる。また、ガイドリング43の外周面には受動体42
の各突起42aを受容する凹部43aが設けられてい
る。
【0057】ケージ44は環状に形成され、その径方向
の厚さはローラ41の外径よりも小さく形成されてい
る。ケージ44には各ローラ41を転動自在に保持する
多数の孔44aが設けられ、各孔44aは各ローラ41
の転動軸が回転体40の回転軸を含む断面に対して所定
角度だけ傾斜するように形成されている。
【0058】各スプリング45は環状に形成され、径方
向に弾性を有する波形のばね材によって形成されてい
る。各スプリング45は受動体42とガイドリング43
の両端側との間に圧縮状態で介装され、受動体42を径
方向の内側に付勢している。
【0059】本実施例では、各ローラ41の周面を湾曲
状に形成して回転体40及び受動体42の湾曲面に接触
させるようにしたので、前記実施例と同様、各ローラ4
1の転動軸の傾斜による滑り摩擦に加え、各ローラ41
の外径の不均一による滑り摩擦も発生させることができ
る。
【0060】図12及び図13は本発明の第6の実施例
を示すもので、図12は回転摩擦装置の分解斜視図、図
13(a) はその径方向から見た部分拡大図、図13(b)
はその径方向に沿った断面を示す部分拡大図である。
【0061】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体50と、回転体50の回転軌道に沿って配列さ
れた多数のローラ51と、同じく回転体50の回転軌道
に沿って配列された多数のボール52と、各ローラ51
及び各ボール52を間にして回転体50に径方向の外側
から対向する受動体53,54と、各ローラ51及び各
ボール52をそれぞれ間隔をおいて転動自在に保持する
ケージ55と、各ローラ51に回転体50及び一方の受
動体53からの予圧を付与するスプリング56とから構
成されている。
【0062】回転体50は環状に形成され、一方の受動
体53との対向面を円錐形に形成されている。また、他
方の受動体54との対向面には周方向に連続して延びる
環状溝50aが設けられており、環状溝50aには各ボ
ール52が転動自在に係合している。
【0063】各ローラ51は円錐形に形成され、回転体
50の周方向に等間隔で配列されている。各ローラ51
は小径側を回転体50の円錐面の小径側に、大径側をそ
の大径側に位置させている。また、各ローラ51は、図
13(b) に示すように円錐面を軸方向に延長した線の互
いに交差する点Xが回転体50の軸心上(図示せず)以
外に位置するように配置されている。
【0064】各ボール52は回転体50と他方の受動体
54との間に配置され、回転体50の周方向に等間隔で
配列されている。
【0065】各受動体53,54は環状に形成され、一
方の受動体53は回転体50との対向面を平面状に形成
され、他方の受動体54は回転体50との対向面を円錐
形に形成されている。各受動体53,54は軸方向に延
びる多数のキー53a及びキー溝54aを周面に有し、
これらを係合することにより互いに軸方向に移動自在に
結合している。また、他方の受動体54には回転体50
と同様、周方向に連続して延びる環状溝54bが設けら
れ、環状溝54bには各ボール52が転動自在に係合し
ている。
【0066】ケージ55は環状に形成され、一方の受動
体53に対向する部分を円錐形に形成されている。ケー
ジ55には各ローラ51及び各ボール52を転動自在に
保持する多数の孔55a,55bが設けられ、ローラ用
の各孔55aはケージ55の円錐面に形成されている。
【0067】スプリング56は環状に形成され、軸方向
に弾性を有する皿状のばね材によって形成されている。
スプリング56は各受動体53,54間に圧縮状態で介
装され、各受動体53,54を軸方向に付勢している。
【0068】本実施例においては、回転体50を回転さ
せると各ローラ51が回転体50及び受動体54に接し
ながら転動し、これに追従してケージ55も回転する。
その際、回転体50及び受動体53の環状溝50a,5
3bには各ボール52が係合しているので、回転体50
及び受動体53が軸方向に位置ずれを生ずることはな
い。また、各ローラ51の円錐面を軸方向に延長した線
の互いに交差する点Xが回転体50の軸心以外に位置し
ているため、各ローラ51が回転体50と受動体53と
の間を転動する際、各ローラ51の大径側と小径側との
回転差は回転体50の大径側と小径側との回転差と一致
しない。このため、各ローラ51と回転体50及び受動
体54との間に滑り摩擦が発生し、回転体50の回転運
動に抵抗が付与される。その際、各ローラ51と回転体
50及び一方の受動体53とはスプリング56によって
互いに押し付けられているので、スプリング56の予圧
に比例した一定の摩擦力を発生させることができる。
【0069】図14は本発明の第7の実施例を示すもの
であり、図14(a) はその径方向から見た部分拡大図、
図14(b) はその径方向に沿った断面を示す部分拡大図
である。
【0070】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体60と、回転体60の回転軌道に沿って軸方向
二列に配列された多数のローラ61と、各ローラ61を
間にして回転体60に径方向の外側から対向する受動体
62,63と、各ローラ61を間隔をおいて転動自在に
保持するケージ64と、各ローラ61に回転体60及び
各受動体62,63からの予圧を付与するスプリング6
5とから構成されている。
【0071】回転体60は環状に形成され、各受動体6
2,63との対向面はそれぞれ軸方向の両端から中央に
向かって外径の小さくなる円錐形に形成されている。
【0072】各ローラ61は円錐形に形成され、回転体
60の周方向に等間隔で配列されている。各ローラ61
は小径側を回転体60の円錐面の小径側に、大径側をそ
の大径側に位置させている。また、各ローラ61は、図
14(b) に示すように円錐面を軸方向に延長した線の互
いに交差する点Xが回転体60の軸心上(図示せず)以
外に位置するように配置されている。
【0073】各受動体62,63は環状に形成され、回
転体60との対向面は回転体60に沿った円錐形に形成
されている。各受動体62,63は軸方向に延びる多数
のキー66a及びキー溝63aを周面に有し、これらを
係合することにより互いに軸方向に移動自在に結合して
いる。
【0074】ケージ64は環状に形成され、軸方向の両
端からそれぞれ中央に向かって径の小さくなる円錐形に
形成されている。また、ケージ64には各ローラ61を
転動自在に保持する多数の孔64aが設けられ、各孔6
4aは各列において互い違いにずれて配置されている。
【0075】スプリング65は環状に形成され、軸方向
に弾性を有する皿状のばね材によって形成されている。
スプリング65は各受動体13,14間に圧縮状態で介
装され、各受動体62,63を軸方向に付勢している。
【0076】本実施例では各ローラ61が軸方向二列に
設けられているので、より大きな摩擦力を発生すること
ができる。尚、摩擦力の発生原理については前記第6の
実施例と同様である。
【0077】図15及び図16は本発明の第8の実施例
を示すもので、図15は回転摩擦装置の分解斜視図、図
16(a) はその径方向の断面を示す部分拡大図、図16
(b)はその径方向から見た部分拡大図である。
【0078】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体70,71と、各回転体70,71の回転軌道
に沿って軸方向二列に配列された多数のローラ72と、
各ローラ72を間にして各回転体70,71に径方向の
外側から対向する受動体73と、各ローラ72を間隔を
おいて転動自在に保持するケージ74と、各ローラ72
に各回転体70,71及び受動体73からの予圧を付与
するスプリング75とから構成されている。
【0079】各回転体70,71は環状に形成され、受
動体73との対向面はそれぞれ軸方向の両端から中央に
向かって外径の大きくなる円錐形に形成されている。各
回転体70,71は軸方向に延びる多数のキー70a及
びキー溝71aを周面に有し、これらを係合することに
より互いに軸方向に移動自在に結合している。
【0080】各ローラ72は円錐形に形成され、各回転
体70,71の周方向に等間隔で配列されている。各ロ
ーラ72は小径側を回転体70の円錐面の小径側に、大
径側をその大径側に位置させている。また、各ローラ2
1は、前記実施例と同様、円錐面を軸方向に延長した線
の互いに交差する点が回転体70の軸心上以外に位置す
るように配置されている。
【0081】受動体73は環状に形成され、各回転体7
0,71との対向面は軸方向の両端からそれぞれ中央に
向かって内径の大きくなる円錐形に形成されている。
【0082】ケージ74は環状に形成され、軸方向の両
端からそれぞれ中央に向かって径の大きくなる円錐形に
形成されている。ケージ74には各ローラ72を転動自
在に保持する多数の孔74aが設けられ、各孔74aは
各列の対称な位置に配置されている。
【0083】スプリング75は環状に形成され、軸方向
に弾性を有する皿状のばね材によって形成されている。
スプリング75は各回転体70,71間に圧縮状態で介
装され、各回転体70,71を軸方向に付勢している。
【0084】本実施例では第7の実施例と同様、各ロー
ラ72が軸方向二列に設けられているので、より大きな
摩擦力を発生することができる。尚、摩擦力の発生原理
については第6の実施例と同様である。
【0085】図17は本発明の第9の実施例を示すもの
であり、図17(a) はその径方向から見た部分拡大図、
図17(b) はその径方向に沿った断面を示す部分拡大図
である。
【0086】この回転摩擦装置は、軸心を中心に回転す
る回転体80,81と、各回転体80,81の回転軌道
に沿って軸方向2列に配列された多数のローラ82と、
各ローラ82を間にして各回転体80,81に径方向の
外側から対向する受動体83と、各ローラ82を間隔を
おいて転動自在に保持するケージ84と、各ローラ82
に各回転体80,81及び受動体83からの予圧を付与
するスプリング85とから構成されている。
【0087】各回転体80,81は環状に形成され、受
動体83との対向面はそれぞれ軸方向の両端から中央に
向かって外径の大きくなる円錐形に形成されている。各
回転体80,81は軸方向に延びる多数のキー80a及
びキー溝81aを周面に有し、これらを係合することに
より互いに軸方向に移動自在に結合している。
【0088】各ローラ82は円錐形に形成され、各回転
体80,81の周方向に等間隔で配列されている。各ロ
ーラ82は小径側を回転体80の円錐面の大径側に、大
径側をその小径側に位置させている。また、各ローラ8
2は、図10(b) に示すように円錐面を軸方向に延長し
た線の互いに交差する点Xが回転体80の軸心上(図示
せず)以外に位置するように配置されている。
【0089】受動体83は環状に形成され、各回転体8
0,81との対向面は軸方向の両端からそれぞれ中央に
向かって内径の大きくなる円錐形に形成されている。
【0090】ケージ84は環状に形成され、軸方向の両
端からそれぞれ中央に向かって径の大きくなる円錐形に
形成されている。ケージ84には各ローラ82を転動自
在に保持する多数の孔88aが設けられ、各孔88aは
各列の対称位置に配置されている。
【0091】スプリング85は環状に形成され、軸方向
に弾性を有する皿状のばね材によって形成されている。
スプリング85は各回転体80,81間に圧縮状態で介
装され、各回転体80,81を軸方向に付勢している。
【0092】本実施例では各ローラ82の小径側が回転
体80の円錐面の大径側に、大径側がその小径側に位置
しているので、円錐面を軸方向に延長した線の互いに交
差する点Xは、前記実施例に比べて回転体80の軸心よ
りも遠く離れた位置になり、各ローラ82と各回転体8
0,81及び受動体83との間により大きな滑り摩擦を
発生させることができる。尚、摩擦力の発生原理につい
ては第6の実施例と同様である。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の回転摩
擦装置によれば、回転運動に対して常に安定した任意の
摩擦力を発生させることができるので、このような動作
を目的とする各種機構、例えばクラッチや制動装置等に
有効に利用できるのは勿論のこと、構造が簡単であるた
めコストの低減及び小型化に極めて有利である。
【0094】また、請求項2の回転摩擦装置によれば、
請求項1の効果に加え、一方の回転方向にのみ任意の摩
擦力を発生させることができるので、このような動作を
必要とする各種機構、例えば一方向クラッチや扉の自動
閉鎖装置等にも利用範囲を拡大させることができる。
【0095】また、請求項3の回転摩擦装置によれば、
請求項1と同様、回転運動に対して常に安定した任意の
摩擦力を発生させることができる。
【0096】また、請求項4の回転摩擦装置によれば、
請求項1、2または3の効果に加え、常に一定の摩擦力
を発生させておくことができるので、このような動作を
目的とする各種機構、例えば構造の簡単な減衰装置とし
て利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回転摩擦装置の分
解斜視図
【図2】回転摩擦装置の部分拡大図
【図3】回転摩擦装置の動作説明図
【図4】回転摩擦装置の動作説明図
【図5】本発明の第2の実施例を示す回転摩擦装置の分
解斜視図
【図6】回転摩擦装置の部分拡大図
【図7】本発明の第3の実施例を示す回転摩擦装置の分
解斜視図
【図8】回転摩擦装置の部分拡大図
【図9】本発明の第4の実施例を示す回転摩擦装置の分
解斜視図
【図10】回転摩擦装置の部分拡大図
【図11】本発明の第5の実施例を示す回転摩擦装置の
部分拡大図
【図12】本発明の第6の実施例を示す回転摩擦装置の
分解斜視図
【図13】回転摩擦装置の部分拡大図
【図14】本発明の第7の実施例を示す回転摩擦装置の
部分拡大図
【図15】本発明の第8の実施例を示す回転摩擦装置の
分解斜視図
【図16】回転摩擦装置の部分拡大図
【図17】本発明の第9の実施例を示す回転摩擦装置の
部分拡大図
【符号の説明】
1…回転体、2…ローラ、3…受動体、4…ケージ、1
0…回転体、11…ローラ、12,13…受動体、14
…ケージ、15…スプリング、20,21…回転体、2
3…ローラ、25…受動体、26…ケージ、27…スプ
リング、30…回転体、32…ローラ、33…受動体、
34…ケージ、35…スプリング、40…回転体、41
…ローラ、42,43…受動体、44…ケージ、45…
スプリング、50…回転体、51…ローラ、53,54
…受動体、55…ケージ、56…スプリング、60…回
転体、61…ローラ、62,63…受動体、64…ケー
ジ、65…スプリング、70,71…回転体、72…ロ
ーラ、73…受動体、74…ケージ、75…スプリン
グ、80,81…回転体、82…ローラ、83…受動
体、84…ケージ、85…スプリング。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心を中心に回転する回転体と、 回転体の回転軌道に沿って配列された多数のローラと、 各ローラを間にして回転体に径方向に対向する受動体
    と、 各ローラを互いに間隔をおいて転動自在に保持する保持
    体とを備え、 前記各ローラの転動軸を回転体の回転軸を含む断面に対
    して所定の角度をなすように傾斜させたことを特徴とす
    る回転摩擦装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体及び受動体の対向面を軸方向
    一端側の径が他端側の径よりも大きくなるように円錐状
    に形成したことを特徴とする請求項1記載の回転摩擦装
    置。
  3. 【請求項3】 軸心を中心に回転する回転体と、 回転体の回転軌道に沿って配列された円錐形の多数のロ
    ーラと、 各ローラを間にして回転体に径方向に対向する受動体
    と、 各ローラを互いに間隔をおいて転動自在に保持する保持
    体とを備え、 前記各ローラの円錐面を軸方向に延長した線の互いに交
    差する点が回転体の軸心上以外に位置するようにしたこ
    とを特徴とする回転摩擦装置。
  4. 【請求項4】 前記各ローラに回転体及び受動体から所
    定の予圧を付与する付勢手段を備えたことを特徴とする
    請求項1、2または3記載の回転摩擦装置。
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