JPH08135643A - ね じ - Google Patents
ね じInfo
- Publication number
- JPH08135643A JPH08135643A JP27218394A JP27218394A JPH08135643A JP H08135643 A JPH08135643 A JP H08135643A JP 27218394 A JP27218394 A JP 27218394A JP 27218394 A JP27218394 A JP 27218394A JP H08135643 A JPH08135643 A JP H08135643A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- thread
- pitch
- flank surface
- male
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 弛まないねじ。
【構成】 雌ねじ５のねじ山のピッチと雄ねじ２のねじ
山のピッチとの間に寸法差を形成し、雌ねじ５と雄ねじ
２の嵌合時に雌ねじ５のねじ山の進み側フランク面６を
雄ねじ２の進み側フランク面７に当接させるとともに、
雌ねじ５の他のねじ山の反進み側フランク面８を雄ねじ
２の他のねじ山の反進み側フランク面９に当接させ、締
付けとともに圧接させる構成となっている。
山のピッチとの間に寸法差を形成し、雌ねじ５と雄ねじ
２の嵌合時に雌ねじ５のねじ山の進み側フランク面６を
雄ねじ２の進み側フランク面７に当接させるとともに、
雌ねじ５の他のねじ山の反進み側フランク面８を雄ねじ
２の他のねじ山の反進み側フランク面９に当接させ、締
付けとともに圧接させる構成となっている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はねじに係り、特に、雌ね
じと雄ねじの嵌合時の弛み及びもどりを防止するように
したねじに関する。
じと雄ねじの嵌合時の弛み及びもどりを防止するように
したねじに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来使用されているメートルねじ規格の
雌ねじ１および雄ねじ２の形状は、図３に示すようにね
じ山角度は６０度で、軸直角面に対して３０度の対称に
形成されている。そして、雌ねじ１、雄ねじ２共、同一
のピッチＰに形成されている。また、ねじの弛み及びも
どりを防止する方法としては、例えば、ねじの複数のね
じ山に変形を与えるものなどが知られている。
雌ねじ１および雄ねじ２の形状は、図３に示すようにね
じ山角度は６０度で、軸直角面に対して３０度の対称に
形成されている。そして、雌ねじ１、雄ねじ２共、同一
のピッチＰに形成されている。また、ねじの弛み及びも
どりを防止する方法としては、例えば、ねじの複数のね
じ山に変形を与えるものなどが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、メートルね
じ規格の雌ねじ１と雄ねじ２を嵌合させて負荷を与えた
場合、雌ねじ１、雄ねじ２の片側フランク面に負荷が加
わるが、負荷はすべてのねじ山のフランク面には負荷さ
れず複数のねじ山の片側フランク面にのみ加わるので弛
みやすく、また、ねじの複数のねじ山に変形を与えるも
のは、その加工が複雑であるためねじのコストがアップ
し、しかも、負荷が大きくなると複数のねじ山の変形に
よる圧接では負荷を保持しきれず、弛み及びもどりが生
ずるという問題があった。
じ規格の雌ねじ１と雄ねじ２を嵌合させて負荷を与えた
場合、雌ねじ１、雄ねじ２の片側フランク面に負荷が加
わるが、負荷はすべてのねじ山のフランク面には負荷さ
れず複数のねじ山の片側フランク面にのみ加わるので弛
みやすく、また、ねじの複数のねじ山に変形を与えるも
のは、その加工が複雑であるためねじのコストがアップ
し、しかも、負荷が大きくなると複数のねじ山の変形に
よる圧接では負荷を保持しきれず、弛み及びもどりが生
ずるという問題があった。
【０００４】本発明はこれに鑑み、ねじの嵌合時に弛み
及びもどりを生ずることのないねじを提供することを目
的としてなされたものである。
及びもどりを生ずることのないねじを提供することを目
的としてなされたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するため本発明は、雌ねじのねじ山のピッチと雄ねじ
のねじ山のピッチとの間に寸法差を形成し、雌ねじと雄
ねじの嵌合時に雌ねじのねじ山の進み側フランク面を雄
ねじのねじ山の進み側フランク面に当接させるととも
に、雌ねじの他のねじ山の反進み側フランク面を雄ねじ
の他のねじ山の反進み側フランク面に当接させ、締付け
とともに圧接させることにより雌ねじと雄ねじとの間の
弛み及びもどりを防止するようにしている。
決するため本発明は、雌ねじのねじ山のピッチと雄ねじ
のねじ山のピッチとの間に寸法差を形成し、雌ねじと雄
ねじの嵌合時に雌ねじのねじ山の進み側フランク面を雄
ねじのねじ山の進み側フランク面に当接させるととも
に、雌ねじの他のねじ山の反進み側フランク面を雄ねじ
の他のねじ山の反進み側フランク面に当接させ、締付け
とともに圧接させることにより雌ねじと雄ねじとの間の
弛み及びもどりを防止するようにしている。
【０００６】
【作用】本発明のねじは、雌ねじと雄ねじを嵌合させる
と雌ねじのねじ山の進み側フランク面に雄ねじのねじ山
の進み側フランク面が当接するとともに、雌ねじの他の
ねじ山の反進み側フランク面に雄ねじの他のねじ山の反
進み側フランク面が当接し、締付けにより圧接されるの
で、雌ねじと雄ねじとの間には弛み及びもどりが生じな
い。
と雌ねじのねじ山の進み側フランク面に雄ねじのねじ山
の進み側フランク面が当接するとともに、雌ねじの他の
ねじ山の反進み側フランク面に雄ねじの他のねじ山の反
進み側フランク面が当接し、締付けにより圧接されるの
で、雌ねじと雄ねじとの間には弛み及びもどりが生じな
い。
【０００７】
【実施例】以下、本発明のねじのうちの雌ねじ５の一実
施例を図１を参照して説明する。
施例を図１を参照して説明する。
【０００８】雌ねじ５は、ねじ山角度は６０度で、軸直
角に対してそれぞれ３０度の対称とされ、ねじ山のピッ
チは雄ねじ２のピッチＰより微少量α大きいＰ＋αに形
成されている。
角に対してそれぞれ３０度の対称とされ、ねじ山のピッ
チは雄ねじ２のピッチＰより微少量α大きいＰ＋αに形
成されている。
【０００９】雄ねじ２は、ねじ山角度は６０度で、軸直
角に対してそれぞれ３０度の対称とされ、ねじ山のピッ
チはＰに形成されている。
角に対してそれぞれ３０度の対称とされ、ねじ山のピッ
チはＰに形成されている。
【００１０】本発明のねじは、このように構成されてい
るので、雌ねじ５を雄ねじ２に嵌合し少し締付けると雌
ねじ５のねじ山の進み側フランク面６は雄ねじ２のねじ
山の進み側フランク面７に当接するとともに、ピッチの
寸法差のために雌ねじ５の他のねじ山の反進み側フラン
ク面８は雄ねじ２の他のねじ山の反進み側フランク面９
に圧接される。したがって、圧接されるフランク面がメ
ートルねじ規格の雌ねじ１と雄ねじ２の嵌合に比べて多
くなるので、ねじ山の負荷が分散され、雌ねじ５と雄ね
じ２との間に弛み及びもどりが生じることはない。
るので、雌ねじ５を雄ねじ２に嵌合し少し締付けると雌
ねじ５のねじ山の進み側フランク面６は雄ねじ２のねじ
山の進み側フランク面７に当接するとともに、ピッチの
寸法差のために雌ねじ５の他のねじ山の反進み側フラン
ク面８は雄ねじ２の他のねじ山の反進み側フランク面９
に圧接される。したがって、圧接されるフランク面がメ
ートルねじ規格の雌ねじ１と雄ねじ２の嵌合に比べて多
くなるので、ねじ山の負荷が分散され、雌ねじ５と雄ね
じ２との間に弛み及びもどりが生じることはない。
【００１１】図２に示すものは雄ねじ２のピッチＰに対
して雌ねじ１０のピッチを微少量α小さいＰ−αに形成
したものであって、このねじの作用は、前記の作用と同
様である。
して雌ねじ１０のピッチを微少量α小さいＰ−αに形成
したものであって、このねじの作用は、前記の作用と同
様である。
【００１２】なお、本発明は、雄ねじ２のピッチＰに対
して雌ねじ５のピッチをＰ＋αあるいは雌ねじ１０のピ
ッチをＰ−αとしたものについて説明したが、雌ねじの
ピッチをＰとし、雄ねじのピッチをＰ＋αあるいはＰ−
αとしてもよい。
して雌ねじ５のピッチをＰ＋αあるいは雌ねじ１０のピ
ッチをＰ−αとしたものについて説明したが、雌ねじの
ピッチをＰとし、雄ねじのピッチをＰ＋αあるいはＰ−
αとしてもよい。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、雌ねじの
ねじ山のピッチと雄ねじのねじ山のピッチとの間に寸法
差を形成し、雌ねじと雄ねじの嵌合時に雌ねじのねじ山
の進み側フランク面を雄ねじのねじ山の進み側フランク
面に当接させるとともに、雌ねじの他のねじ山の反進み
側フランク面を雄ねじの他のねじ山の反進み側フランク
面に当接させ、締付けとともに圧接させるようにしたの
で、圧接されるフランク面が多くなり雌ねじと雄ねじの
間で弛み及びもどりを生じることはない。
ねじ山のピッチと雄ねじのねじ山のピッチとの間に寸法
差を形成し、雌ねじと雄ねじの嵌合時に雌ねじのねじ山
の進み側フランク面を雄ねじのねじ山の進み側フランク
面に当接させるとともに、雌ねじの他のねじ山の反進み
側フランク面を雄ねじの他のねじ山の反進み側フランク
面に当接させ、締付けとともに圧接させるようにしたの
で、圧接されるフランク面が多くなり雌ねじと雄ねじの
間で弛み及びもどりを生じることはない。
【００１４】したがって、ねじの脱落はなく、しかも、
ピッチに差を設けるだけなので、信頼性の高いねじを安
価に提供することができるなどの優れた効果がある。
ピッチに差を設けるだけなので、信頼性の高いねじを安
価に提供することができるなどの優れた効果がある。
【図１】本発明の一実施例を示すねじの嵌合状態を示す
説明図。
説明図。
【図２】本発明の他の実施例を示すねじの嵌合状態を示
す説明図。
す説明図。
【図３】従来のねじの嵌合状態を示す説明図。
２ 雄ねじ ５ 雌ねじ ６ 進み側フランク面 ７ 進み側フランク面 ８ 反進み側フランク面 ９ 反進み側フランク面
Claims (1)
- 【請求項１】雌ねじのねじ山のピッチと雄ねじのねじ山
のピッチとの間に寸法差を形成し、雌ねじと雄ねじの嵌
合時に雌ねじのねじ山の進み側フランク面を雄ねじのね
じ山の進み側フランク面に当接させるとともに、雌ねじ
の他のねじ山の反進み側フランク面を雄ねじの他のねじ
山の反進み側フランク面に当接させ、締付けとともに圧
接させることにより雌ねじと雄ねじとの間の弛み及びも
どりを防止するようにしたことを特徴とするねじ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27218394A JPH08135643A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | ね じ |
| US08/547,998 US5672037A (en) | 1994-11-01 | 1995-10-25 | Loosening and dislodging preventing screw |
| US08/839,918 US5882160A (en) | 1994-11-01 | 1997-04-21 | Loosening and dislodging preventing screw |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27218394A JPH08135643A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | ね じ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08135643A true JPH08135643A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17510249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27218394A Pending JPH08135643A (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-07 | ね じ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08135643A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003532849A (ja) * | 2000-05-12 | 2003-11-05 | マンネスマン レックスロート アクチエンゲゼルシヤフト | 油圧装置 |
| JP2007321858A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Topura Co Ltd | ねじ締結構造およびねじ部品 |
| JP2010096249A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Toyota Boshoku Corp | ２部材の締結構造及びそれを用いた流体フィルタ |
| CN102272466A (zh) * | 2009-02-12 | 2011-12-07 | 艺术螺丝钉有限会社 | 紧固构件及紧固构造 |
| JP2022132956A (ja) * | 2021-03-01 | 2022-09-13 | 株式会社イズラシ | ボルト及びナット |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6147114B2 (ja) * | 1979-07-02 | 1986-10-17 | Uein Ii Sutaa |
-
1994
- 1994-11-07 JP JP27218394A patent/JPH08135643A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6147114B2 (ja) * | 1979-07-02 | 1986-10-17 | Uein Ii Sutaa |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003532849A (ja) * | 2000-05-12 | 2003-11-05 | マンネスマン レックスロート アクチエンゲゼルシヤフト | 油圧装置 |
| JP2007321858A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Topura Co Ltd | ねじ締結構造およびねじ部品 |
| JP2010096249A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Toyota Boshoku Corp | ２部材の締結構造及びそれを用いた流体フィルタ |
| CN102272466A (zh) * | 2009-02-12 | 2011-12-07 | 艺术螺丝钉有限会社 | 紧固构件及紧固构造 |
| JP2022132956A (ja) * | 2021-03-01 | 2022-09-13 | 株式会社イズラシ | ボルト及びナット |
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