JPH0813477B2 - ブッシュの製造方法 - Google Patents

ブッシュの製造方法

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JPH0813477B2
JPH0813477B2 JP9548988A JP9548988A JPH0813477B2 JP H0813477 B2 JPH0813477 B2 JP H0813477B2 JP 9548988 A JP9548988 A JP 9548988A JP 9548988 A JP9548988 A JP 9548988A JP H0813477 B2 JPH0813477 B2 JP H0813477B2
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JP
Japan
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cavity
bush
piston
manufacturing
mold
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JP9548988A
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JPH01267011A (ja
Inventor
茂己 島
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、樹脂製品の成形技術に係り、とくに軸受の
一種として用いられるブッシュの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
弗素樹脂などの材料をつかって略円筒形を呈するブッ
シュを製造する手段として従来から第6図に示すような
切削加工法が知られている。すなわち同図(A)に示す
ように製品形状に対して径方向に厚めの成形材料(a)
を用意し、この成形材料(a)の内周面と外周面のそれ
ぞれを同図(B)に示すようにバイト(b)(c)をつ
かって切削加工する。またこの種ブッシュについては内
外周面の少なくとも一方に潤滑用の油脂類を保持する溝
を設ける場合があるが、この場合は前記加工に加えて第
6図(c)に示すようにフライス(e)をつかって溝
(d)を形成する。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来技術に係る上記製法については次の問題点が指摘
される。
製品形状に対して大きめの成形材料(a)を用意し
てこれを切削するものであることから材料(a)の歩留
りが悪く、これに伴なってコストが高くなる。
円筒形の成形材料(a)を径方向に切削するもので
あることからあまり肉厚(径方向の厚さ)の薄いものを
成形することができない。
成形材料(a)の周面をバイト(b)(c)をつか
って軸方向に順次切削するものであることから加工時間
が長くかかる。
上記およびの問題は、当該ブッシュの周面に溝
を形成することによって一層助長される。またについ
ても溝の切削工程が単純に付加されることになるためト
ータルの加工時間は一層長くなる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は以上の点に鑑み、上記従来技術の問題を解消
する目的をもって案出されたものであって、この目的を
達成するため、相対的に移動可能になり型締め時に当該
両部材の間にキャビティを形成するピストンなどの雄型
部材とホルダなどの雌型部材を加圧型締めして、加熱に
より可塑化させた成形材料を前記キャビティに見合った
形状に絞り加工することを特徴とし、また前記雄他部材
または雌型部材のキャビティ区画壁にあらかじめ凹凸を
設けて、前記絞り加工と同時にブッシュの周壁に溝を形
成することを特徴とするブッシュの製造方法を提唱す
る。
〔作用〕
雄型部材と雌型部材の間に製品形状に対して加熱成形
後の収縮を考慮した形状になるキャビティを形成し、こ
のキャビティの容積と略同じ量の成形材料を用意する。
しかして型開きした両部材にこの成形材料をセットし、
加熱により該材料を可塑化させ、両部材を加圧型締めし
て該材料を絞り加工する。可塑化した成形材料はこの絞
り加工によりキャビティ内に押し込まれて該キャビティ
に見合った形状に塑性変形せしめられ、キャビティ区画
壁に凹凸がある場合は同時に溝を形成される。
〔実施例〕
つぎに本発明の実施例を説明する。
第1図は当該製造方法の実施に使用される成形装置の
要部を描いており、平板部(1a)の下面中央に芯軸部
(1b)を一体突設したピストン(1)と、それぞれ環状
になるピストンガイド(2)、ホルダ(3)およびサポ
ートリング(4)の4部材が同軸的に並べられている。
ピストン(1)は単独で雄型部材を構成し、ピストンガ
イド(2)、ホルダ(3)およびサポートリング(4)
の3部材は互いに気密的に嵌合されて軸孔部に前記ピス
トン(1)の芯軸部(1b)を挿入される雌型部材を構成
する。この4部材(1)(2)(3)(4)は第3図に
示すように型締めされた状態でブッシュの製品形状に見
合った気密的なキャビティ(5)を形成し、かつ該キャ
ビティ(5)の内周面を画成する前記ピストン(1)の
芯軸部(1b)周面に第2図に示すような多数の凸条
(6)が形成されている。
上記成形装置は、内周面に軸方向に伸びる多数の溝
(f)を備えるブッシュ製品を成形するものであって、
ピストン(1)の芯軸部(1b)における小径の下端部外
周にキャビティ(5)の容積と略同じ量になる円筒形の
成形材料(a)をセットし、加熱により該材料(a)を
可塑化させるとともにピストン(1)の芯軸部(1b)を
雌型側に押し込んで強圧的に型締めして該材料(a)を
前記凸条(6)を含むキャビティ(5)に見合った形状
に絞り加工し、冷却固化を待って型を開いて製品を取り
出す。
ブッシュ製品にはその内周または外周にネジ状の螺旋
溝を形成してもよい。第4図および第5図はその一例と
して、前記ピストン(1)の芯軸部(1b)に1本の螺旋
形の凸条(7)を形成してブッシュ製品の内周面に螺旋
形の溝(g)を形成するものを示している。またこの装
置はピストン(1)とピストンガイド(2)に互いに螺
合する一対のネジ部(1c)(2a)を有しており、このネ
ジ部(1c)(2a)を合わせてピストン(1)を回転させ
ながら雌型側へ押し込むように構成されている。前記凸
条(7)とこのネジ部(1c)(2a)は同一のピッチに設
定されている。
〔発明の効果〕
本発明のブッシュの製造方法は以上説明したとおりの
内容を備えて下記の効果を奏する。
あらかじめ用意された成形材料の全てを製品に用い
ることから材料の歩留りが向上し、コストを引き下げる
ことができる。
成形材料をキャビティ内へ押し込むように絞り加工
して製品形状を整えるものであることから、肉厚(径方
向の厚さ)の薄いものでも成形することができる。
と同じ理由から、また溝加工を本体の成形と同時
に行なうことから短時間で加工を終えることができる
(従来の切削加工法で30秒ほどかかったものを約10秒で
加工可能である)。
製品形状をキャビティに沿って整えるものであるこ
とから、加工精度に優れ、大量生産に適した製法である
ということができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施に使用する成形装置の一例を
示す型開き状態の要部断面図、第2図は第1図における
II−II線断面図、第3図は同成形装置の型締め状態の要
部断面図、第4図は本発明方法の実施に使用する成形装
置の他の例を示す型開き状態の要部断面図、第5図は同
成形装置の型締め状態の要部断面図、第6図は従来方法
を示す工程説明図である。 (1)ピストン、(1a)平板部、(1b)芯軸部 (1c)(2a)ネジ部、(2)ピストンガイド (3)ホルダ、(4)サポートリング (5)キャビティ、(6)(7)凸条、(a)成形材料 (f)(g)溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対的に移動可能になり型締め時に当該両
    部材の間にキャビティ(5)を形成するピストン(1)
    などの雄型部材とホルダ(3)などの雌型部材を加圧型
    締めして、加熱により可塑化させた成形材料(a)を前
    記キャビティ(5)に見合った形状に絞り加工すること
    を特徴とするブッシュの製造方法。
  2. 【請求項2】前記雄型部材または雌型部材のキャビティ
    区画壁にあらかじめ凹凸(6)(7)を設けて、前記絞
    り加工と同時にブッシュの周壁に溝(f)(g)を形成
    することを特徴とする第1項記載のブッシュの製造方
    法。
JP9548988A 1988-04-20 1988-04-20 ブッシュの製造方法 Expired - Lifetime JPH0813477B2 (ja)

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JPH01267011A JPH01267011A (ja) 1989-10-24
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