JPH08133757A - 溶融ガラスの遠心成形装置 - Google Patents

溶融ガラスの遠心成形装置

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JPH08133757A
JPH08133757A JP15950694A JP15950694A JPH08133757A JP H08133757 A JPH08133757 A JP H08133757A JP 15950694 A JP15950694 A JP 15950694A JP 15950694 A JP15950694 A JP 15950694A JP H08133757 A JPH08133757 A JP H08133757A
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JP
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molten glass
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bucket
molding
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JP15950694A
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Toshiaki Suzuki
稔明 鈴木
Toshiaki Hayashi
俊明 林
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08133757A publication Critical patent/JPH08133757A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B19/00Other methods of shaping glass
    • C03B19/04Other methods of shaping glass by centrifuging

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ1個分に計量された溶融ガラスゴブか
ら比較的偏平な大きな径のプリフォームを製造すること
ができる溶融ガラスの遠心成形装置を提供することを目
的とする。 【構成】 回転自在な回転軸15と、回転軸15に交差
して配置されたアーム16と、アーム16に対して揺動
自在に吊下されたバケット10と、このバケット10内
の底部側に配置され、プリフォームの外周面と光学機能
面とを成形する成形型13と、バケット10内の成形型
13上に配置され、成形型13の成形面と離して設けた
開口部とともに成形される溶融ガラスを受ける受け部を
形成した受け部材12と、を備え、前記受け部材12の
受け部で受ける溶融ガラス11を、前記回転軸16の回
転により受け部材12と成形型13とを同時に回転させ
て前記受け部材12の開口部から成形型13の成形面に
溶融ガラス11を移動させ、溶融ガラス11の外形を成
形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラスレンズのプレス成
形に用いるガラスプリフォームの遠心成形装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、非球面レンズの製造においては、
加熱軟化したガラス素材を所定の光学面形状の成形型で
プレスする、リヒートプレス法が用いられている。
【0003】例えば特公平4−43852号公報(以
下、公報1)は、図9(a)に示す如く、プリフォーム
1を搬送皿2に載置してヒータ3で加熱軟化し、これを
成形型4でプレス成形するものある。このとき使用する
プリフォーム1は、リング状の搬送皿2で外周を支持し
て搬送する関係上、成形品レンズの径よりも大きな外径
でなければならない。
【0004】ところで、このようなプリフォームを製造
する方法としては、特開平4−149032号公報(公
報2)に開示されたものが知られている。これは図9
(b)に示す如く、レンズ1個分に計量された溶融ガラ
スゴブ5をノズル6より滴下して、まず第1の熱加工治
具7に受け、次に反転させて第2の熱加工治具8に移し
変え、最後に反転面をヒータ9であぶった後、溶融ガラ
スゴブ5を冷却固化させて、これをリヒートプレス用の
ガラス素材すなわちプリフォームとして用いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の公報
2のような方法で製造されたプリフォームは、公報1の
ガラスレンズ成形方法には用いることができなかった。
すなわち、公報2の方法で製造されるプリフォームの径
は、溶融ガラスが熱加工治具の表面に濡れ広がろうとす
る力、および自重変形によって広がろうとする力Aが、
表面張力,界面張力によって縮まろうとする力B,Cと
釣りあって定まる。しかしながら、熱加工治具は溶融ガ
ラスに濡れにくい材質を使用するので、溶融ガラスの縮
まろうとする力B,Cがまさり、製造されたプリフォー
ムは球形状にちかい小径のものになる。これに対して、
前記公報1に使用するには偏平形状で径の大きなもので
なければならない。従って、公報2で得られたプリフォ
ームは、球状レンズなど特殊な形状のレンズの成形にし
か用いることができない。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、レンズ1個分に計量された溶融ガラスゴブから比較
的偏平な大きな径のプリフォームを製造することができ
る溶融ガラスの遠心成形装置を提供することを目的とす
る。
【0007】本発明の他の目的は、効率的にプリフォー
ムを製造することである。
【0008】本発明のさらに他の目的は、ガラス転位点
温度とガラス軟化点温度の差が小さい硝材のプリフォー
ムの製造に好適で、径の大きいプリフォームの製造を行
うことのできる溶融ガラスの遠心成形装置を提供するこ
とにある。
【0009】本発明のさらに別の目的は、製造されたプ
リフォームの搬出を容易にすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る本発明の溶融ガラスの遠心成形装置
は、回転自在な回転軸と、この回転軸に交差して配置さ
れたアームと、このアームに対して揺動自在に吊下され
たバケットと、このバケット内の底部側に配置され、プ
リフォームの外周面と光学機能面とを成形する成形型
と、バケット内の成形型上に配置され、成形型の成形面
と離して設けた開口部とともに成形される溶融ガラスを
受ける受け部を形成した受け部材と、を備え、前記受け
部材の受け部で受ける溶融ガラスを、前記回転軸の回転
により受け部材と成形型とを同時に回転させて前記受け
部材の開口部から成形型の成形面に溶融ガラスを移動さ
せ、溶融ガラスの外形を成形することを特徴とする。
【0011】この場合、請求項2に記載したように、成
形型およびプリフォームに冷風を吹き付ける手段と、プ
リフォームを搬出する手段とを備えるとよい。
【0012】さらに、請求項3に記載したように、受け
部材のゴブ下方より熱風を吹き付ける手段を設けてもよ
い。
【0013】また、請求項4に記載したように、成形型
にはスライド自在に嵌合する円筒状の胴型と該成形型を
支持するスプリングとを備えるとよい。
【0014】そして、請求項5に記載したように、前記
アームに対して吊下されたバケット上には、前記受け部
材の受け部に溶融ガラスを滴下する手段を備えるとよ
い。
【0015】
【作用】上記構成からなる本発明の作用を図1を参照し
て説明する。図示のようにこの装置は、回転するバケッ
ト10に溶融ガラスゴブ11を入れ、遠心力を与えるよ
うになっており、バケット10には投入した溶融ガラス
ゴブ11を受けとめる受け部材12と、回転時に成形を
行う成形型13とが備えられ、それらの間は空間14と
なっている。この空間14は溶融ガラスゴブ11の大き
さよりも広くなっており、溶融ガラスゴブ11の上面は
規制されることがない。また成形型13と受け部材12
とは別体構造で、これを分解して成形したプリフォーム
を取り出せるようになっている。なお15は回転軸、1
6はアームである。
【0016】バケット10に投入された溶融ガラスゴブ
11は、まず受け部材12で支持される。次に溶融ガラ
スゴブ11が低粘度にある間にバケット10を回転させ
ると、遠心力で溶融ガラスゴブ11は成形型13に落下
すると瞬時に偏平に変形し、押し広げられて径が大きく
なる。溶融ガラスゴブ11の径が所望の大きさになるよ
うに遠心力を調節して、溶融ガラスゴブ11が冷却固化
するまで維持すれば、成形型13の鏡面とされた成形面
と溶融ガラスの自由面の表面張力によって両面が鏡面と
なった所望の外形のプリフォームが得られる。
【0017】さらに、本発明では受け部材12を設ける
ことでより精密なプリフォームの成形が可能となった。
単に溶融ガラスゴブを成形型に直接供給して、遠心力で
偏平させても所望の径のプリフォームに成形できるが、
実験の結果、供給工程と遠心力を与える工程の間に1秒
以上のタイムラグがあると、図2(a)のように溶融ガ
ラスゴブが成形型と最初に接した面が冷却固化するの
で、遠心力によって流動した部分との間にスジ状の段差
が生じることがわかった。これはレンズにとって致命的
な欠陥となる。そこで本発明では、溶融ガラスゴブ11
が冷却しにくい受け部材12を設けて、遠心力によって
溶融ガラスゴブ11が受け部材12から成形型13に移
ると同時に偏平させるようにした。すなわち、前述のタ
イムラグをなくすことで段差という欠陥のないプリフォ
ームを成形することを可能にした。
【0018】次に請求項2の作用を説明すれば次の通り
である。成形型に遠心力で密着した溶融ガラスは冷却固
化した後もしばらくの間、成形型に密着しているが、自
然放冷により成形型およびガラス成形型の温度がガラス
転移温度を大幅に下回るとガラスの熱収縮によって離型
する。ここで冷風を吹き付けて成形型およびガラスプリ
フォームを強制冷却すれば自然放冷に比べて離型に要す
る時間を短縮することができる。さらにガラスプリフォ
ームを搬出する手段を設ければ、すぐに次のプリフォー
ムの製造に移ることができるので、製造効率を高めるこ
とができる。
【0019】また請求項3の作用は次の通りである。溶
融ガラスは受け部材に供給されると同時に温度が下がり
始め粘度が高くなる。このとき一般にガラス粘度が10
4 ポアズ以上になると成形が不可能になるといわれてお
り、成形は溶融ガラスが熱いうちに行わなければならな
い。よってガラス転位点温度とガラス軟化点温度の差が
小さいような、粘度が温度に鋭敏なガラスではできるだ
け温度を高く維持しないと成形できなくなる。そこで受
け部材上の溶融ガラスを熱風であぶって高温に維持すれ
ば、足の短いガラスであっても容易に成形できる。ま
た、受け部材を図1の構成とした場合、あまり大きな溶
融ガラスは自重で受け部材を通過してしまうが、請求項
3では下方からの熱風により溶融ガラスが支持されるの
で、径の大きいプリフォームの成形が可能になる。
【0020】次に請求項4の作用を説明すれば次の通り
である。成形型は遠心力を受けるとそれを支持するスプ
リングを押し縮め、外周を胴型で規制される。そして成
形型の回転運動を止めるとスプリングが伸びてガラス成
形品が胴型から押し出される。従って、溶融ガラスは成
形時には外周を胴型で規制され、成形後には外周が解放
されるのでプリフォームの搬出が容易になる。
【0021】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明に係る溶融
ガラスの遠心成形装置の実施例を説明する。なお、各実
施例において、図面の同一の要素には同一符号を付し、
重複する説明を省略する。
【0022】(実施例1)まず本発明の実施例1を図3
〜5を参照して説明する。
【0023】バケット17は鉛直な回転軸18に直角な
アーム19に吊下されている。回転軸18を挟んでバケ
ット17の向かい側には、回転をスムーズにするための
バランスウエイト20が取付けられている。回転軸18
は図示せぬ駆動装置により軸周りに回転するだけでなく
上下にも可動になっている。これら全体はハウジング2
1に納められ、上方には溶融ガラスを滴下供給するため
のルツボ22と成形したプリフォームを吸着搬送するた
めの真空吸着装置23が配設され、下方にはバケット1
7内の成形型24を加熱する高周波加熱炉25が配設さ
れている。ルツボ22の下方のハウジング21の開口部
にはシャッタ26が傾斜して設けられ、傾斜方向には不
要な溶融ガラスゴブを回収するためのボックス27が置
かれている。
【0024】次にルツボ22について説明する。ルツボ
22の底部には溶融ガラスゴブ28を滴下するノズルが
あり、周囲には加熱ヒータ29が配置している。加熱ヒ
ータ29で加熱された溶融ガラスは底部のノズルから流
出し、ノズル先端に滴となって付着しつつ成長し、付着
力より大きな自重になると溶融ガラスゴブ28となって
滴下する。このときの付着力はノズル径とガラス温度に
よって決まるので、これらを適宜選択すれば所望の重量
の溶融ガラスゴブ28を滴下させることができる。なお
本実施例では800℃に加熱したリン酸クラウン系の硝
材(Tg=368℃)をφ5mmのノズルより滴下させて
0.36gの溶融ガラスゴブ28を得ている。
【0025】次にバケット17について図4を参照して
説明する。バケット17は4つの部品で構成される。
【0026】(1)受け部材30はバケット17の開口
部に位置しリング形状をしている。その断面形状は漏斗
形状の傾斜面を有し、その中心部の内径φは溶融ガラス
ゴブ28の外周部を支持して落下しない程度に小さく、
その下方は大径になって後述する胴型31の開口側の径
と同じになっており、溶融ガラスゴブ28に遠心力が加
わったときにはすり抜けられる大きさとする。
【0027】この径は溶融ガラスゴブ28の重量,粘
度,遠心力の大きさによって実験的に決定する必要があ
るが、溶融ガラスゴブ28が比較的小径の場合には大体
の見当をつけることができる。すなわち所望するプリフ
ォームの体積をVとすると、この体積は溶融時に比べて
70%程度小さいので、溶融ガラスゴブ28の体積を
1.4倍と見積もる。そして、溶融ガラスゴブ28があ
まり大きくなければ形状を球で近似できるので、φ≒2
×(3/4π×1.4V)1/3 ≒1.39V1/3とな
る。本実施例では、V=0.11cc(0.36g)のプ
リフォームを製造したいので、上式によるφよりも若干
小さい、φ=6mm,深さ2mmの内径を採用したところ、
800℃,101.5 ポアズの溶融ガラスゴブ28を支持
することができた。
【0028】また受け部材30の材質としては、溶融ガ
ラスに濡れにくいものを使用する。例えば、タングステ
ンカーバイドにスパッタリング等により濡れにくいセラ
ミックAlN,BN,CrNをコーティングしたり、サ
イアロン,カーボンなど濡れにくい素材で受け部材30
を形成する。なお本実施例ではBNの焼結体を用いた。
【0029】(2)胴型31は、バケット17の底部に
配設された円筒状の部材であって、高さ方向の略中央部
に形成された段差をさかいに下半分の内径が小さくなっ
ており、この小径部が溶融ガラスゴブ28を偏平させる
際に外形を規制する。このため胴型31の内径は所望の
プリフォームの外径と同等か若干大きめに設定する。本
実施例ではφ10mmとした。また材質はBN焼結体を使
用した。
【0030】(3)成形型24は、胴型31の内径(前
記小径部の内径を示す。以下同じ。)の中を上下にスラ
イドする。材質は溶融ガラスに濡れにくいものを使用す
る。また、溶融ガラスが成形型24に接する面が鏡面と
なるよう面粗さRmax1μm以下に研磨したものを用
いる。本実施例では、高周波加熱炉25で加熱するため
に導電性をもち、かつ、遠心力を作用させたときにスプ
リング32を縮ませるだけの質量が必要な点を考慮し
て、タングステンカーバイドにAlNをコーティングし
たもの用いた。
【0031】(4)スプリング32は、遠心力を加えた
ときに成形型24が沈み込む程度の弾性のもので、40
0〜600℃程度の耐熱性が必要である。本実施例では
市販されているセラミック(PSZ)製のバネを使用し
た。遠心時にスプリング32が縮むと、成形型24が沈
み込んで外周部を胴型31の内径に規制される。成形が
終了し、遠心を止めるとスプリング32が伸びて成形型
24がせり上がり、プリフォームの外周部を胴型31の
内径から離型する。
【0032】次に真空吸着装置23は、図示せぬ駆動装
置により垂直方向と水平方向とに移動自在であって、先
端部に吸着したプリフォーム33を搬出するものであ
る。真空吸着装置23の内部は、図5の如く2重構造の
シリンダになっており、各シリンダが独立にエアーを吸
排気できるよう2つのダクトが設けられている。すなわ
ち、内シリンダ34はプリフォーム33を吸着し、外シ
リンダ35は受け部材30を吸着する。また排気エアー
によりプリフォーム33と成形型24を冷却し、離型を
容易にするブロワとしても機能する。
【0033】プリフォーム33の搬出に際しては、真空
吸着装置23をバケット17の直上に移動させ、シリン
ダ34の先端からエアーを排気してバケット17内を冷
却し、プリフォーム33を成形型24から離型する。次
にシリンダ34,35をバケット17内に降ろし、受け
部材30とプリフォーム33とを吸着して外に運び出
し、シリンダ34のエアーを止めてプリフォーム33の
みを取り出す。最後にシリンダ35のエアーを止めて受
け部材30をバケット17内に戻す。
【0034】上記構成からなる溶融ガラスの遠心成形装
置の使用手順は以下の通りである。
【0035】(1)まず回転軸18を下降させてバケッ
ト17を高周波加熱炉25の中にいれ、バケット17内
の成形型24を成形するガラスのガラス転移点温度Tg
に対してTgマイナス100℃〜Tgプラス60℃に加
熱しておく。加熱完了後には回転軸18を上昇させてバ
ケット17を取り出し、シャッタ26を開けて準備す
る。また、ガラスブロックを加熱溶融するルツボ22
は、溶融ガラスゴブ28の粘度が104 ポアズとなる温
度に調節しておく。
【0036】(2)次に、ルツボ22の下方のノズルか
ら所望のプリフォームに相当する体積の溶融ガラスゴブ
28をバケット17内に滴下する。このとき、受け部材
30の内径に溶融ガラスゴブ28を直接滴下すると、内
径を通過してしまうおそれがあるので、溶融ガラスゴブ
28の落下速度が大きくならないように、ノズルと受け
部材30との距離を短く設定するか、または図3(b)
のように受け部材30の縁の部分に滴下して落下スピー
ドを殺し、内径の部分に転がり落とすようにすると良
い。このようにすれば、バケット17に滴下供給された
溶融ガラスゴブ28は外周部を受け部材30の内径に支
持される。
【0037】溶融ガラスゴブ28の滴下後にも溶融ガラ
スは引き続きノズルより流出し、次々とゴブになって滴
下されるので、シャッタ26を閉じる。遮られた不要な
ゴブは、シャッタ26の外側を転がってボックス27に
回収される。このゴブは再びルツボ22に投入して再使
用する。
【0038】(3)次に回転軸18を回転させる。バケ
ット17は遠心力により水平方向になって回転し、成形
型24はスプリング32を縮めて胴型31内径に沈み込
み外周を規制された状態になる。そして溶融ガラスゴブ
28は受け部材30の内径に押し込まれ成形型24上に
落下する。そして、落下と同時に押し広げられて偏平に
なり、成形型24と等しい外径に広がる。その後、冷却
固化するまで回転を続ければ、成形型24と等しい径の
プリフォームが得られる。
【0039】ここで、回転軸18の回転の速さは、溶融
ガラスゴブ28に与える遠心力を決定するので、溶融ガ
ラスゴブ28の表面張力,粘度,質量,偏平度合いなど
によって適宜選択する必要がある。遠心力の大きさF
は、回転半径r(m),ゴブ2の質量m(kg),回転
数f(rpm)を用いて、 F=mrω2 =1.096×10-2 rf2 (N) と示されるが、重力加速度gを単位として加速度Gで表
わすように変形すると、 G=F/g=1.118×10-3rf2 となる。例えば100Gの加速度を1.5gの溶融ガラ
スゴブ28に与えた場合の遠心力は、100×1.5g
=150g重と即座に計算され、溶融ガラスゴブ28が
150g重の荷重で偏平されているのだとすぐにわか
る。
【0040】(4)成形が終了したら回転軸18を止め
る。すると遠心力がなくなるのでスプリング32が伸び
て成形型24がせり上がり、プリフォーム33の外周部
は胴型31の内径から離型する。次にバケット17を真
空吸着装置23の下に移動させ、バケット17の内部に
エアーを吹き込んで、成形型24とそれに密着している
プリフォーム33を冷却して離型させる。その後、真空
吸着装置23でバケット17からプリフォーム33を取
り出す。
【0041】(実験例によるデータ)実施例の装置を使
用して、リン酸クラウン系の低融点ガラス(Tg=36
8℃)を成形した実験例について以下に説明する。
【0042】ガラスブロックをルツボ22に投入し80
0℃で加熱溶融した。この温度は溶融ガラスの落下およ
び成形に好適な粘度101.5 ポアズに相当する温度であ
る。また成形型24をガラス転移点程度の温度になるよ
うに高周波加熱炉25で表面温度400℃に加熱した。
【0043】ルツボ22で滴下したガラスはφ5mmのノ
ズルから流出し、溶融ガラスゴブ28としてバケット1
7の内部に滴下した。滴下された溶融ガラスゴブ28は
0.36gで、冷却時には外径φ6.5mm,体積は0.
11ccであった。
【0044】次に回転軸18を1200rpmの回転数
で回転させ、溶融ガラスゴブ28を遠心力で偏平させて
自然放冷により冷却固化するまで1分間保持した。この
ときアーム19の長さは10cmのものを用い、溶融ガラ
スゴブ28に161Gの加速度を与えた。これにより
0.36gの溶融ガラスゴブ28は58gの荷重で偏平
することになる。
【0045】以上の操作によって、溶融ガラスゴブ28
は成形型24の全面に押し広げられて、外径φ10mm,
厚さt1.4mmのプリフォーム33が得られた。つまり
φ6.5mmのゴブからφ10mmのプリフォームが得られ
た。このプリフォーム33は両面とも鏡面かつ外観欠陥
のない面であってリヒートプレス用のプリフォームとし
て好適であった。
【0046】本実施例によれば、成形型24の内径と一
致する外径で両面が鏡面のプリフォームが簡単に得られ
た。また真空吸着装置23により、プリフォーム33と
成形型24にエアーを吹き付けて短時間で冷却離型させ
るとともにプリフォーム33の搬送をも行うので、プリ
フォームの製造作業を連続的に行うことができる。
【0047】(実施例2)次に、本発明の実施例2を図
6を参照して説明する。この実施例では、実施例1の高
周波加熱炉25を廃止して、バケット17の側面に開口
36を設け、さらに開口36に対向してノンフレームト
ーチ37を設けた点が前記実施例とは異なっている。ノ
ンフレームトーチ37は、ヒータをOFFにすれば、成
形型とプリフォームを冷却する離型用の送風器として使
用可能である。
【0048】成形型24の加熱は、ノンフレームトーチ
37からバケット17内部に熱風を吹き込んで行う。熱
風ガスとしては、窒素,アルゴンなどの不活性ガスを用
いるとバケット17内の部材を酸化しにくく長寿命にな
って良い。また熱風はバケット17内部から受け部材3
0に向かって吹き抜け、溶融ガラスゴブ28を下面から
あぶって高温に保つ。そして、風圧により受け部材30
にある溶融ガラスゴブ28の支持を補助する。尚、成形
方法は第1実施例に記載したものと同様である。
【0049】本実施例によれば、実施例1の効果に加え
て、溶融ガラスゴブの温度を高温に保てるので、粘度が
温度に敏感ないわゆる足の短い硝材の成形に適してお
り、また、風圧で溶融ガラスゴブを支持するので径が大
きく重量の重いゴブの成形にも適用できる利点がある。
また装置の寿命も長い。
【0050】(実施例3)次に、本発明の実施例3を図
7を参照して説明する。この実施例では、アーム19に
水平に固定されたメッシュ状の受け部材38を用いた点
が、前記実施例2とは異なっている。受け部材38はS
US312,316などの耐熱性金属ワイヤを網目に編
んで、この表面に溶融ガラスに濡れにくいセラミック、
例えばTiNをコーティングしたものを用いる。網を用
いることとしたのは、網は熱容量が小さいので溶融ガラ
スゴブ28の熱がうばわれにくく、しかも網の目を通し
て熱風による加熱が効率よく行われるからである。
【0051】本実施例では、受け部材38の上面に溶融
ガラスゴブ28が支持されており、回転軸18を回転し
たときの遠心力によって、溶融ガラスゴブ28が受け部
材38からずり落ちて成形型24に供給される。
【0052】本実施例によれば、溶融ガラスゴブが受け
部材の面で支持されているので、径の大きな、特に外径
φ10mm以上のプリフォームを成形できるようになる。
【0053】(実施例4)次に、本発明の実施例4を図
8を参照して説明する。この実施例では、実施例2のル
ツボ22を廃止して、ルツボ22の位置に高周波加熱炉
39を設置した。そして受け部材30は溶融ガラスに濡
れにくい導電性材料で形成した。受け部材30の表面に
は耐熱性カーボンや,AlN,PBN,TiNなどのセ
ラミックをコーティングする。
【0054】本実施例では次のように成形を行う。ま
ず、プリフォーム1個分に相当するガラスペレット40
を受け部材30に載置する。次に回転軸18を上昇させ
て受け部材30を高周波加熱炉39に挿入し、ガラスペ
レット40を溶融する。このときノンフレームトーチ3
7からバケット17に熱風を送り込んでガラスペレット
40を下から支持するとともに、受け部材30の輻射熱
で成形型24が高温になりすぎないように冷却する。次
に回転軸18を下降させて高周波加熱炉39から受け部
材30を引き出して回転させる。これにより遠心力で溶
融したガラスペレット40は成形型24に供給されると
ともに偏平する。
【0055】本実施例によれば、受け部材30がルツボ
の働きをするので、大きなルツボを用いる必要がない。
したがって硝材を変更する際に受け部材30を取り替え
るだけで良く、装置が小型化するとともに段取りも容易
になる。よって多種少量のプリフォーム製造に適してい
る。
【0056】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、特に成形するプリフォームの形状は様々に
変形応用可能である。
【0057】(1)プリフォームの上下面は平板状に限
らず、成形型の成形面にて転写される側は平面,凹面,
凸面などいずれでもよい。また自由表面側も遠心力によ
って形成される平面,凹面いずれでもよい。したがっ
て、得られるプリフォームの上下面形状はさまざまな組
み合わせが考えられる。
【0058】(2)またプリフォームの外周形状も円形
のみに限らず、多角形や楕円など胴型の内径形状を変更
するだけで製造可能である。
【0059】(3)さらにプリフォームの形状は偏平形
状に限らず、例えば柱状のものも製造可能である。上記
各実施例では、供給する溶融ガラスの体積に比べて成形
型の光学機能面(レンズ面)の面積を大きくしたので偏
平になったが、光学機能面の面積を小さくすれば柱状の
プリフォームの製造が可能になる。
【0060】(4)さらに成形型と胴型の形状を工夫す
れば、外周に段差のあるプリフォームなど自由な形状に
成形可能である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明の溶融ガラス
の遠心成形装置によれば、以下の効果が得られる。
【0062】請求項1に記載した発明では、両面が鏡面
で所望の外径の、リヒートプレスに好適なガラスプリフ
ォームを容易に製造することができる。
【0063】請求項2に記載した発明では、プリフォー
ムの製造を効率化することができる。
【0064】請求項3に記載した発明では、足の短い硝
材や径の大きなプリフォームであっても製造可能にな
る。
【0065】請求項4に記載した発明では、プリフォー
ムを成形型より搬出するのが容易になって作業性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明の作用を説明する参考写真である。
【図3】実施例1の溶融ガラスの遠心成形装置を破断し
て示す立面図である。
【図4】実施例1の溶融ガラスの遠心成形装置の要部を
示す図である。
【図5】実施例1の溶融ガラスの遠心成形装置の要部を
示す図である。
【図6】実施例2の溶融ガラスの遠心成形装置を示す図
である。
【図7】実施例3の溶融ガラスの遠心成形装置を示す図
である。
【図8】実施例4の溶融ガラスの遠心成形装置を示す図
である。
【図9】従来の技術を説明する図である。
【符号の説明】 1 プリフォーム 2 搬送皿 3 ヒータ 4 成形型 5 溶融ガラスゴブ 6 ノズル 7 熱加工治具 8 熱加工治具 9 ヒータ 10 バケット 11 溶融ガラスゴブ 12 受け部材 13 成形型 14 空間 15 回転軸 16 アーム 17 バケット 18 回転軸 19 アーム 20 バランスウエイト 21 ハウジング 22 ルツボ 23 真空吸着装置 24 成形型 25 高周波加熱炉 26 シャッタ 27 ボックス 28 溶融ガラスゴブ 29 加熱ヒータ 30 受け部材 31 胴型 32 スプリング 33 プリフォーム 34 内シリンダ 35 外シリンダ 36 開口 37 ノンフレームトーチ 38 受け部材 39 高周波加熱炉 40 ガラスペレット
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】例えば特公平4−43852号公報(以
下、公報1)は、図10(a)に示す如く、プリフォー
ム1を搬送皿2に載置してヒータ3で加熱軟化し、これ
を成形型4でプレス成形するものある。このとき使用す
るプリフォーム1は、リング状の搬送皿2で外周を支持
して搬送する関係上、成形品レンズの径よりも大きな外
径でなければならない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】ところで、このようなプリフォームを製造
する方法としては、特開平4−149032号公報(公
報2)に開示されたものが知られている。これは図10
(b)に示す如く、レンズ1個分に計量された溶融ガラ
スゴブ5をノズル6より滴下して、まず第1の熱加工治
具7に受け、次に反転させて第2の熱加工治具8に移し
変え、最後に反転面をヒータ9であぶった後、溶融ガラ
スゴブ5を冷却固化させて、これをリヒートプレス用の
ガラス素材すなわちプリフォームとして用いる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】さらに、本発明では受け部材12を設ける
ことでより精密なプリフォームの成形が可能となった。
単に溶融ガラスゴブを成形型に直接供給して、遠心力で
偏平させても所望の径のプリフォームに成形できるが、
実験の結果、供給工程と遠心力を与える工程の間に1秒
以上のタイムラグがあると、図2のように溶融ガラスゴ
ブが成形型と最初に接した面が冷却固化するので、遠心
力によって流動した部分との間にスジ状の段差が生じる
ことがわかった。これはレンズにとって致命的な欠陥と
なる。そこで本発明では、図3のように溶融ガラスゴブ
11が冷却しにくい受け部材12を設けて、遠心力によ
って溶融ガラスゴブ11が受け部材12から成形型13
に移ると同時に偏平させるようにした。すなわち、前述
のタイムラグをなくすことで段差という欠陥のないプリ
フォームを成形することを可能にした。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】(実施例1)まず本発明の実施例1を図4
〜6を参照して説明する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】次にバケット17について図5を参照して
説明する。バケット17は4つの部品で構成される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】次に真空吸着装置23は、図示せぬ駆動装
置により垂直方向と水平方向とに移動自在であって、先
端部に吸着したプリフォーム33を搬出するものであ
る。真空吸着装置23の内部は、図6の如く2重構造の
シリンダになっており、各シリンダが独立にエアーを吸
排気できるよう2つのダクトが設けられている。すなわ
ち、内シリンダ34はプリフォーム33を吸着し、外シ
リンダ35は受け部材30を吸着する。また排気エアー
によりプリフォーム33と成形型24を冷却し、離型を
容易にするブロワとしても機能する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】(2)次に、ルツボ22の下方のノズルか
ら所望のプリフォームに相当する体積の溶融ガラスゴブ
28をバケット17内に滴下する。このとき、受け部材
30の内径に溶融ガラスゴブ28を直接滴下すると、内
径を通過してしまうおそれがあるので、溶融ガラスゴブ
28の落下速度が大きくならないように、ノズルと受け
部材30との距離を短く設定するか、または図5のよう
に受け部材30の縁の部分に滴下して落下スピードを殺
し、内径の部分に転がり落とすようにすると良い。この
ようにすれば、バケット17に滴下供給された溶融ガラ
スゴブ28は外周部を受け部材30の内径に支持され
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】(実施例2)次に、本発明の実施例2を
を参照して説明する。この実施例では、実施例1の高
周波加熱炉25を廃止して、バケット17の側面に開口
36を設け、さらに開口36に対向してノンフレームト
ーチ37を設けた点が前記実施例とは異なっている。ノ
ンフレームトーチ37は、ヒータをOFFにすれば、成
形型とプリフォームを冷却する離型用の送風器として使
用可能である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】(実施例3)次に、本発明の実施例3を
を参照して説明する。この実施例では、アーム19に
水平に固定されたメッシュ状の受け部材38を用いた点
が、前記実施例2とは異なっている。受け部材38はS
US312,316などの耐熱性金属ワイヤを網目に編
んで、この表面に溶融ガラスに濡れにくいセラミック、
例えばTiNをコーティングしたものを用いる。網を用
いることとしたのは、網は熱容量が小さいので溶融ガラ
スゴブ28の熱がうばわれにくく、しかも網の目を通し
て熱風による加熱が効率よく行われるからである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】(実施例4)次に、本発明の実施例4を
を参照して説明する。この実施例では、実施例2のル
ツボ22を廃止して、ルツボ22の位置に高周波加熱炉
39を設置した。そして受け部材30は溶融ガラスに濡
れにくい導電性材料で形成した。受け部材30の表面に
は耐熱性カーボンや,AIN,PBN,TiNなどのセ
ラミックをコーティングする。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明の作用を説明する図であって、成形型に
直に供給後、遠心成形を行ったときに発生する表面欠陥
の様子を示す溶融ガラスの断面図(a)、溶融ガラス表
面を撮影した写真を模式的に示す図(b)および溶融ガ
ラスの表面を示す斜視図(c)である。
【図3】本発明の作用を説明する図であって、受け部材
を介して遠心成形を行った場合についての溶融ガラスの
断面図(a)および溶融ガラス表面を撮影した写真を模
式的に示す図(b)である。
【図4】実施例1の溶融ガラスの遠心成形装置を破断し
て示す立面図である。
【図5】実施例1の溶融ガラスの遠心成形装置の要部を
示す図である。
【図6】実施例1の溶融ガラスの遠心成形装置の要部を
示す図である。
【図7】実施例2の溶融ガラスの遠心成形装置を示す図
である。
【図8】実施例3の溶融ガラスの遠心成形装置を示す図
である。
【図9】実施例4の溶融ガラスの遠心成形装置を示す図
である。
【図10】従来の技術を説明する図である。
【符号の説明】 1 プリフォーム 2 搬送皿 3 ヒータ 4 成形型 5 溶融ガラスゴブ 6 ノズル 7 熱加工治具 8 熱加工治具 9 ヒータ 10 バケット 11 溶融ガラスゴブ 12 受け部材 13 成形型 14 空間 15 回転軸 16 アーム 17 バケット 18 回転軸 19 アーム 20 バランスウエイト 21 ハウジング 22 ルツボ 23 真空吸着装置 24 成形型 25 高周波加熱炉 26 シャッタ 27 ボックス 28 溶融ガラスゴブ 29 加熱ヒータ 30 受け部材 31 胴型 32 スプリング 33 プリフォーム 34 内シリンダ 35 外シリンダ 36 開口 37 ノンフレームトーチ 38 受け部材 39 高周波加熱炉 40 ガラスペレット
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】追加
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図5】
【図3】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在な回転軸と、この回転軸に交差
    して配置されたアームと、このアームに対して揺動自在
    に吊下されたバケットと、このバケット内の底部側に配
    置され、プリフォームの外周面と光学機能面とを成形す
    る成形型と、バケット内の成形型上に配置され、成形型
    の成形面と離して設けた開口部とともに成形される溶融
    ガラスを受ける受け部を形成した受け部材と、を備え、 前記受け部材の受け部で受ける溶融ガラスを、前記回転
    軸の回転により受け部材と成形型とを同時に回転させて
    前記受け部材の開口部から成形型の成形面に溶融ガラス
    を移動させ、溶融ガラスの外形を成形することを特徴と
    する溶融ガラスの遠心成形装置。
  2. 【請求項2】 成形型およびプリフォームに冷風を吹き
    付ける手段と、プリフォームを搬出する手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の溶融ガラスの遠心成形
    装置。
  3. 【請求項3】 受け部材のゴブ下方より熱風を吹き付け
    る手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    溶融ガラスの遠心成形装置。
  4. 【請求項4】 成形型がスライド自在に嵌合する円筒状
    の胴型と該成形型を支持するスプリングとを備えたこと
    を特徴とする請求項1〜3いずれか記載の溶融ガラスの
    遠心成形装置。
  5. 【請求項5】 前記アームに対して吊下されたバケット
    上には、前記受け部材の受け部に溶融ガラスを滴下する
    手段が備えられたことを特徴とする請求項1〜4いずれ
    か記載の溶融ガラスの遠心成形装置。
JP15950694A 1994-06-17 1994-06-17 溶融ガラスの遠心成形装置 Withdrawn JPH08133757A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4851384A (en) * 1985-05-02 1989-07-25 The Wiggins Teape Group Limited Record material
JP2014214044A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 Hoya株式会社 ガラス塊の製造方法、ガラス塊の製造装置、及びガラス成形品の製造方法

Cited By (2)

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US4851384A (en) * 1985-05-02 1989-07-25 The Wiggins Teape Group Limited Record material
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Effective date: 20010904