JPH08133494A - 紙葉類の自動区分装置及びそれに使用される紙葉類分離機構とその方法 - Google Patents

紙葉類の自動区分装置及びそれに使用される紙葉類分離機構とその方法

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JPH08133494A
JPH08133494A JP26991694A JP26991694A JPH08133494A JP H08133494 A JPH08133494 A JP H08133494A JP 26991694 A JP26991694 A JP 26991694A JP 26991694 A JP26991694 A JP 26991694A JP H08133494 A JPH08133494 A JP H08133494A
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    • B65H2406/32231Suction distributing means details of the openings in the belt, e.g. shape, distribution belt with alternated perforated and non perforated sections in transport direction

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォーク駆動が追いつかずに生じるミスフィ
ードの発生を低減した高処理能力の紙葉類分離機構と方
法、これを利用した自動区分装置を提供する。 【構成】 束状の紙葉類を1枚ずつに分離する装置で、
分離する紙葉類を収納するホッパ5と、ホッパに収納さ
れた紙葉類を束状の状態で送るフォーク部材7と、この
フォーク部材を駆動するための紙葉類送り手段駆動モー
タ14と、束状で送られる紙葉類を1枚ずつ分離して送
出する、メインチャンバ1と吸着ベルト4とからなる分
離手段と、この分離手段に束状の紙葉類が到達している
か否かを検出する紙葉類到達検出手段8と、紙葉類到達
検出手段からの検出信号によってフォーク部材を駆動す
る手段駆動制御部13とを有する紙葉類分離機構であっ
て、フォーク部材を制御するため、前記の紙葉類到達検
出手段8に加え、紙葉類通過検出手段9、厚さ検出手段
10及び吸着穴検出手段11を含む16他の搬送状態検
出手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば葉書や封書など
のいわゆる書状を含む紙葉類を区分して並べ換える紙葉
類の自動区分装置に関し、特に、かかる装置の束状の紙
葉類を1枚毎に分離して搬送する紙葉類分離機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ホッパ内に収容した葉書や封書などのい
わゆる書状を含む紙葉類を1枚ずつ分離して送出しなが
ら区分して並べ換える自動装置は、例えば郵便処理シス
テムにおいて既に知られ、また、既に実用化されてい
る。かかる従来の自動装置における紙葉類分離機構の一
例として、例えば特公昭43−22075号公報に記載
されているものが既に知られており、この装置では、ホ
ッパ内の束状の紙葉類を分離手段に送り出すための紙葉
類送り手段であるフォークは、分離手段に紙葉類が到達
しているか否かを検出する紙葉類到達検出手段が検出す
る信号のみで駆動制御されている。
【0003】すなわち、このフォークは、分離手段に紙
葉類が到達しているか否かを検出する紙葉類到達検出手
段において、この検出手段がある力以上で押されず紙葉
類が無いと判断された場合に駆動され、他方、前記紙葉
類到達検出手段がある力以上で押され紙葉類有りと判断
された場合には停止するように制御されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
技術においては、ホッパ内の1つの区分内の束状の紙葉
類を分離手段へ送る紙葉類送り手段であるフォークは、
紙葉類到達検出手段が検出する信号のみで駆動制御され
ていた。ところで、紙葉類を取り扱う自動機は、取り扱
う紙葉類の厚さが異なったものを処理しなければならな
い。このような場合、上記従来の紙葉類送り手段の駆動
制御方法では、特に、厚さの厚い紙葉類が分離される
と、分離手段における紙葉類到達検出手段からの検出信
号による制御だけでは紙葉類送り手段であるフォークの
駆動が追いつかず、それに後続する紙葉類が吸着ベルト
の吸着穴に吸着できず給送ミス(ミスフィード)が発生
するという問題がある。
【0005】これは、フォークがホッパ内の1つの区分
内の束状の紙葉類をまとめて押し出して運ぶが、厚さの
厚い紙葉類が先に分離されると、後続する紙葉類を押す
距離がその厚み分だけ長くなる。こうしたフォークによ
る紙葉類の搬送距離の長さの変化は上記の紙葉類到達検
出手段からの検出信号だけでは十分に把握することが出
来ず、そのため、フォークの駆動が追いつかず、本来吸
着されるべきタイミングであっても後続の紙葉類が分離
手段まで送られず、分離されるべき紙葉類が吸着ベルト
の吸着穴に吸着できずに給送ミス(ミスフィード)が発
生することとなる。そして、このような給送ミスが紙葉
類を取り扱う自動機の処理能力を低下させる原因になっ
ていた。
【0006】そこで、本発明では上記のような従来技術
における問題点に鑑みて成されたものであり、その目的
は、給送ミス(ミスフィード)の発生を低減することの
可能な改良された紙葉類分離機構と共に、この改良され
た紙葉類分離機構を利用した処理能力の高い紙葉類の自
動区分装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明により提案されるのは、束状の紙葉類を1枚
ずつに分離する装置であって、分離するための紙葉類を
収納するホッパと、前記ホッパ内に収納された紙葉類を
束状の状態で送る紙葉類送り手段と、前記紙葉類送り手
段を駆動するための駆動手段と、前記紙葉類送り手段か
ら束状の状態で送られる紙葉類を1枚ずつ分離して送出
する分離手段と、前記分離手段に束状の紙葉類が到達し
ているか否かを検出する紙葉類到達検出手段と、前記紙
葉類到達検出手段からの検出信号に基づいて前記紙葉類
送り手段を駆動するための前記駆動手段を制御する紙葉
類送り手段駆動制御部とを有する紙葉類分離機構におい
て、前記紙葉類送り手段を制御するための検出信号を発
生する手段として、前記紙葉類到達検出手段に加え、さ
らに、紙葉類の搬送状態を検出するための他の搬送状態
検出手段を備えた紙葉類分離機構である。
【0008】また、やはり上記の目的を達成するため、
本発明により提案されるのは、前記の紙葉類分離機構に
おいてホッパから紙葉類送り手段により分離手段に束状
で送られる紙葉類を1枚ずつ分離して送出する紙葉類分
離方法であって、前記紙葉類送り手段を駆動する駆動手
段の制御を行う前記紙葉類送り手段駆動制御部は、前記
紙葉類到達検出手段からの信号と前記他の搬送状態検出
手段からの信号とを用いて前記紙葉類送り手段を駆動す
る紙葉類分離方法である。
【0009】さらに、また、上記の本発明の目的を達成
するため、はがき、封書等の紙葉類をある定められた判
断基準によって区分する紙葉類の自動区分装置であっ
て、少なくとも、紙葉類を1枚ずつに分離するための紙
葉類分離機構、分離された紙葉類を搬送するための搬送
手段、紙葉類のスキューやシフトを修正するための整位
手段、紙葉類に記された区分のために必要な記号を読み
取るための読取り手段、読み取られた紙葉類の情報によ
り区分された紙葉類を収納するための収納手段、紙葉類
を指定の収納手段へ搬送するための搬送切り換え手段、
及び、装置全体の制御を行うための制御手段を有するも
のにおいて、前記紙葉類分離機構は、前記の紙葉類の紙
葉類分離機構を用いた紙葉類の自動区分装置が提案され
ている。
【0010】実施例に沿ってより具体的に説明すると、
まず、第1の解決手段としては、複数の紙葉類を1枚ず
つ分離送出する分離手段と、前記分離手段で分離する複
数の紙葉類を補給するホッパと、ホッパ内に挿入された
紙葉類を分離手段側に送るとともに紙葉類の転倒を防止
する紙葉類送り手段と、分離手段に紙葉類が到達してい
るか検出する紙葉類到達検出手段と、前記紙葉類到達検
出手段の検出信号を用いて紙葉類送り手段の駆動を制御
する紙葉類送り手段駆動制御部とを有する紙葉類分離機
構において、分離後の紙葉類の通過を検出する紙葉類通
過検出手段を具備し、紙葉類到達検出手段が紙葉類送り
手段の駆動を停止する信号を出力している場合でも紙葉
類通過検出手段が紙葉類通過の信号を発生したときには
紙葉類送り手段をある量だけ駆動するようにした。
【0011】また、第2の解決手段としては、複数の紙
葉類を1枚ずつ分離送出する分離手段と、前記分離手段
で分離する複数の紙葉類を補給するホッパと、ホッパ内
に挿入された紙葉類を分離手段側に送るとともに紙葉類
の転倒を防止する紙葉類送り手段と、分離手段に紙葉類
が到達しているか検出する紙葉類到達検出手段と、前記
紙葉類到達検出手段の検出信号を用いて紙葉類送り手段
の駆動を制御する紙葉類送り手段駆動制御部とを有する
紙葉類分離機構において、吸着ベルトの吸着穴の通過を
検出する吸着ベルト吸着穴検出手段を具備し、紙葉類到
達検出手段が紙葉類送り手段の駆動を停止する信号を出
力している場合でも、吸着ベルトの吸着穴の通過回数を
検出し、これがある回数になった場合紙葉類送り手段を
ある量だけ駆動するようにした。
【0012】第3の解決手段は、上記第2の手段と同じ
構成であり、紙葉類到達検出手段が紙葉類送り手段の駆
動を停止する信号を出力している場合でも、吸着ベルト
の吸着穴の通過回数を検出しある回数になるまでは、吸
着ベルトの吸着穴が通過したとき紙葉類送り手段を駆動
するようにした。
【0013】第4の解決手段は、複数の紙葉類を1枚ず
つ分離送出する分離手段と、前記分離手段で分離する複
数の紙葉類を補給するホッパと、ホッパ内に挿入された
紙葉類を分離手段側に送るとともに紙葉類の転倒を防止
する紙葉類送り手段と、分離手段に紙葉類が到達してい
るか検出する紙葉類到達検出手段と、前記紙葉類到達検
出手段の検出信号を用いて紙葉類送り手段の駆動を制御
する紙葉類送り手段駆動制御部とを有する紙葉類分離機
構において、分離後の紙葉類の通過を検出する紙葉類通
過検出手段と、分離後の紙葉類の厚さを検出する厚さ検
出手段を具備し、紙葉類到達検出手段が紙葉類送り手段
の駆動を停止する信号を出力している場合でも、紙葉類
の通過が検出された場合に通過した紙葉類の厚さに応じ
た分紙葉類送り手段を駆動するようにした。
【0014】第5の解決手段は、複数の紙葉類を1枚ず
つ分離送出する分離手段と、前記分離手段で分離する複
数の紙葉類を補給するホッパと、ホッパ内に挿入された
紙葉類を分離手段側に送るとともに紙葉類の転倒を防止
する紙葉類送り手段と、分離手段に紙葉類が到達してい
るか検出する紙葉類到達検出手段と、前記紙葉類到達検
出手段の検出信号を用いて紙葉類送り手段の駆動を制御
する紙葉類送り手段駆動制御部とを有する紙葉類分離機
構において、分離後の紙葉類の通過を検出する紙葉類通
過検出手段と、吸着ベルトの吸着穴の通過を検出する吸
着ベルト吸着穴検出手段を具備し、紙葉類到達検出手段
が紙葉類送り手段の駆動を停止する信号を出力している
場合でも、吸着ベルトの吸着穴の通過を検出し、紙葉類
の通過を検出した場合には紙葉類送り手段をある量だけ
駆動し、また、紙葉類の通過を検出しなかった場合でも
ある回数吸着穴の通過を検出すると紙葉類送り手段を駆
動するようにした。
【0015】第6の解決手段は、第5の手段と同じ構成
であり、紙葉類到達検出手段が紙葉類送り手段の駆動を
停止する信号を出力している場合でも、吸着ベルトの吸
着穴の通過を検出し、そして紙葉類の通過を検出した場
合には紙葉類送り手段を駆動し、また、紙葉類の通過を
検出しなかった場合でもある回数吸着穴の通過が検出さ
れるまでは紙葉類送り手段を駆動するようにした。
【0016】第7の解決手段は、複数の紙葉類を1枚ず
つ分離送出する分離手段と、前記分離手段で分離する複
数の紙葉類を補給するホッパと、ホッパ内に挿入された
紙葉類を分離手段側に送るとともに紙葉類の転倒を防止
する紙葉類送り手段と、分離手段に紙葉類が到達してい
るか検出する紙葉類到達検出手段と、前記紙葉類到達検
出手段の検出信号を用いて紙葉類送り手段の駆動を制御
する紙葉類送り手段駆動制御部とを有する紙葉類分離機
構において、分離後の紙葉類の通過を検出する紙葉類通
過検出手段と、分離後の紙葉類の厚さを検出する厚さ検
出手段と、吸着ベルトの吸着穴の通過を検出する吸着ベ
ルト吸着穴検出手段を具備し、紙葉類到達検出手段が紙
葉類送り手段の駆動を停止する信号を出力している場合
でも、吸着ベルトの吸着穴の通過を検出し、そして紙葉
類の通過を検出したときには通過した紙葉類の厚さに対
応した分紙葉類送り手段を駆動し、また、紙葉類の通過
を検出しなかった場合でもある回数吸着穴の通過を検出
すると紙葉類送り手段を駆動するようにした。
【0017】そして、第8の解決手段は、第7の手段と
同じ構成であり、紙葉類到達検出手段が紙葉類送り手段
の駆動を停止する信号を出力している場合でも、吸着ベ
ルトの吸着穴の通過を検出し、そして紙葉類の通過を検
出した場合には通過した紙葉類の厚さに対応した分紙葉
類送り手段を駆動し、また、紙葉類の通過を検出しなか
った場合でも、ある回数吸着穴の通過を検出するまでは
紙葉類送り手段を駆動するようにした。
【0018】
【作用】すなわち、上記の本発明の紙葉類分離機構、紙
葉類分離方法、及び、紙葉類の自動区分装置によれば、
紙葉類到達検出手段からの検出信号だけでなく、前記分
離手段で分離後の紙葉類の通過を検出する紙葉類通過検
出手段、吸着ベルトの移動を検出して前記分離手段の分
離動作を検出するための、吸着ベルトの吸着穴の通過を
検出する吸着穴検出手段を備えた、分離動作検出手段、
あるいは、前記分離手段で分離後の紙葉類の厚さを検出
する厚さ検出手段を含んだ、紙葉類の搬送状態を検出す
るための他の搬送状態検出手段を備え、あるいは、これ
らからの出力信号を利用することにより、上記の紙葉類
到達検出手段だけでは十分に把握することが出来なかっ
た紙葉類の分離手段への到達を、より確実にかつ早期に
確認することが可能になり、そのため、フォークの駆動
が追いつかずに給送ミス(ミスフィード)が発生する事
態を低減あるいは解消し、もって、紙葉類を取り扱う自
動機の処理能力の低下を防止することが可能になる。
【0019】また、上記の実施例に沿った具体的な解決
手段によれば、まず、前記第1の解決手段により、紙葉
類到達検出手段のみによる紙葉類送り手段の駆動ではな
く、紙葉類が通過する毎に紙葉類送り手段が駆動される
ようになる。また、前記第2、3の解決手段によれば、
紙葉類到達検出手段のみによる紙葉類送り手段の駆動で
はなく、吸着ベルトの吸着穴の通過の検出、すなわち、
分離するタイミングで紙葉類送り手段が駆動されるよう
にしたことにより、給送ミスが発生しても紙葉類送り手
段を駆動することができる。前記第4の解決手段によれ
ば、分離手段で分離された紙葉類の厚さに対応した量だ
け紙葉類送り機構を駆動されるようになる。さらに、前
記第5、6の解決手段により、吸着ベルトの吸着穴で分
離のタイミングを検出し、さらに、紙葉類の通過を検出
することにより紙葉類が通過した場合と、不通過の場合
で駆動方法を変えることができる。そして、最後に、前
記第7、8の解決手段によれば、吸着ベルトの吸着穴で
分離のタイミングを検出し、さらに、紙葉類の通過を検
出することにより紙葉類が通過した場合と、不通過の場
合で駆動方法を変えることができ、加えて、紙葉類が通
過した場合には紙葉類の厚さ分だけ確実に紙葉類送り機
構を駆動するようになる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について、添付の図面
を参照しながら詳細に説明する。図2は、本発明の実施
例である紙葉類分離機構を用いて束状の紙葉類を1枚ず
つ分離しながら区分により並べ換えを行う紙葉類の自動
区分装置であるところの、紙葉類の道順組立区分機の内
部構成を示したものである。なお、この道順組立区分機
は、紙葉類の一部表面に記されたバーコードを利用して
その区分や並べ換えを行うものであるが、しかしなが
ら、これのみに限定されるず、勿論その他の手段により
その区分や並べ換えを行うものであっても良いことは言
うまでもない。
【0021】この道順組立区分機100は、束状の紙葉
類を1枚ずつに分離するための分離手段101、この分
離手段101へ束状の紙葉類を供給するためのホッパ1
02、1枚ずつに分離した紙葉類を搬送するための搬送
手段103、前記搬送手段を駆動するための駆動源10
4、搬送された紙葉類のスキューやシフトを修正するた
めの整位装置105、紙葉類に記されたバーコードを読
み取るための読取り手段106、区分された紙葉類を集
積しておくための区分棚107、上記ではスキューやシ
フトの修正ができなかった紙葉類やバーコードの読み取
りができなかった紙葉類を集積しておくためのリジェク
トボックス108、109、紙葉類の搬送方向を切り換
えるためのゲート110、及び、図示されない制御手段
から構成されている。
【0022】上記の区分棚107の下部には、底板11
6が設けられており、この底板116は、紙面の垂直方
向に動くように取り付けられ、図示されない駆動源によ
り駆動される。この区分棚107は、上記の底板116
やこれを駆動する駆動源等と共に、サブフレーム111
に取り付けられており、このサブフレーム111は、ワ
イヤー112やプーリ113等を介してメインフレーム
114に取り付けられており、モータ115により上下
方向に駆動されるようになっている。また、上記のホッ
パ102の奥側のガイド面102aは、上記区分棚10
7が下降する際には、紙面の奥の方向へ退避するように
設けられている。
【0023】次に、上述のような構成になる紙葉類の道
順組立区分機の動作について説明すると、まず、区分さ
れる紙葉類は、束の状態でホッパ102内にセットされ
る。このホッパ102内の空間は、束状の紙葉類を紙葉
類の転倒を防止しながら分離手段へ送る紙葉類送り手段
であるフォーク部材101aにより、いくつかに分割さ
れる形となっている。これら複数のフォーク部材101
aの間には、紙葉類は供給されるが、束状の紙葉類が供
給されると、フォーク部材101a及びホッパ102下
部の紙葉類を積載したベルト101bが同じ速度で駆動
され、もって、紙葉類は分離手段101へ搬送されるこ
ととなる。
【0024】続いて、分離手段101へ送られた束状の
紙葉類は、吸着ベルト101cにより1枚ずつ吸着分離
されて送り出される。このようにして送り出された紙葉
類は、搬送手段103により挾持されて搬送され、その
後、分離の際に生じたスキューやシフトは、紙葉類に記
されたバーコードの読み取り率を向上させるために、整
位装置105で修正される。また、この整位装置105
の出口付近にはスキューやシフトを検出するための検出
センサ(図示省略)が設けられており、この整位装置1
05でそのスキューやシフトが予め定められた許容範囲
内に修正できなかった紙葉類は、この検出センサによっ
て検出され、この検出信号によってゲート110bが駆
動され、そして、スキューやシフトが修正できなかった
紙葉類がリジェクトボックス108へ収納されることと
なる。
【0025】一方、スキューやシフトが許容範囲内に修
正された紙葉類は、次に、読取り手段106へ搬送さ
れ、この読取り手段106によって、紙葉類の一部表面
に記されたバーコードが読み取られる。この読み取られ
たデータに基づいて、図示されない制御部は、その紙葉
類をどの区分棚107へ収納するかを判断し、その部分
のゲート110aを開くための駆動するための制御信号
を出力する。特に、郵便処理システムにおいて道順組立
を行う場合には、例えば一の位のデータで区分するとい
ったような、予め定められた判断基準により区分作業を
行う。ここで、もしもバーコードが読み取れなかった場
合や、収納すべき区分棚107が満杯の場合には、その
紙葉類は、リジェクトボックス109へ搬送されること
となる。これに対し、紙葉類を単に区分するだけの場合
で、かつ、収納すべき区分棚107が満杯になった場合
には、区分棚107内の幾つかを予め予備区分棚として
おき、そこへも満杯で入らなかった紙葉類をリジェクト
ボックス109へ搬送するように制御される。
【0026】道順組立の作業を行う場合には、ホッパ1
02内のフォーク部材101aが区分棚107の位置に
対応して紙葉類が受け渡される位置に移動される。これ
らの位置は予め定められており、例えばその位置に来る
と信号を出すような検出手段により制御される。具体的
には、フォーク部材101aが受け渡しを行う際の所定
の位置に来ると、次に、区分棚107がサブフレーム1
11ごと下降する。それと同時に、ホッパ102の奥側
のガイド面102aは奥の方へ退避する。この時、区分
棚107は、図3(この図では、図1と同じ部品であっ
て、この説明に必要のない符号は省略されている)に示
すように、底板116がフォーク101aのすぐ上に来
るような位置まで下降される。この区分棚107の上死
点及び下死点の位置も予め定められており、それぞれ対
応する位置には、これらの点を検出するためのセンサが
設けられている。
【0027】この区分棚107は、下死点まで来ると、
その下降動作を停止する。そして、次には、区分棚10
7の下部の底板116が、奥の方へ、ある所定の速度で
退避される。このように、区分棚107に収納された紙
葉類は底板116がなくなるため、自由落下し、ホッパ
102内に区分された状態で再びセットされる。紙葉類
がホッパ102内に再びセットされると、区分棚107
は上昇し、これと同時に、ホッパ102の奥側のガイド
面102aはその元の位置に戻る。更に、区分棚107
が元の上死点の位置まで来て停止すると、区分棚107
の下部の底板116が元の位置に戻り、そして、再び区
分棚107に紙葉類を収納出来るような状態となる。
【0028】道順組立を行う場合には、再びセットされ
た紙葉類を1枚ずつに分離し、今度は、例えば十の位で
区分するといったような、1回目とは異なる判断基準に
よって紙葉類を区分して収納することとなる。このよう
な動作を何回か行うことにより、紙葉類をある定められ
た順序に並べ換えることが可能になる。
【0029】なお、上記の本発明の実施例では、紙葉類
のバーコードを読み取るために、搬送路の上下に読取り
手段106が設けられている。しかしながら、もしも紙
葉類のバーコードを読み取る前に、例えば反転手段を設
けることによって紙葉類をバーコードの記された面に揃
えることが出来れば、この読み取り手段106は一方の
みに設ければ足りる。また、紙葉類をどの区分棚107に
収納するかは、その区分を行う度に設定されるものであ
り、予め固定されているものではない。
【0030】次に、上述した道順組立区分機に用いられ
ている本発明の実施例になる紙葉類分離機構の詳細につ
いて説明する。ここで、図4は、上記本発明の実施例に
なる紙葉類分離機構の全体構成を示す側面図であり、図
5は、この紙葉類分離機構を示す斜視図である。これら
の図からも明らかなように、この紙葉類分離機構は、メ
インチャンバ1、サブチャンバ2、吹出しノズル3、吸
着ベルト4及び紙葉類変形用突起6とからなる分離手段
と、ホッパ5と、紙葉類送り手段であるフォーク部材7
と、紙葉類到達検出手段8と、紙葉類通過検出手段9
と、厚さ検出手段10と、吸着穴検出手段11と、そし
て、ホッパ内紙葉類検出手段15とから構成されてい
る。
【0031】メインチャンバ1は図示されない真空ポン
プに接続されており、ホッパ5の端部(図示の実施例で
は、右端)に設置されている。このメインチャンバ1
は、紙葉類12を吸引した後に吸着するための吸着面1
aに、複数の吸着穴1bを形成している。サブチャンバ
2は、やはり図示されない真空ポンプに接続されてお
り、上記のメインチャンバ1の下部に設置されている。
このサブチャンバ2も、上記メインチャンバ1と同様
に、吸着面側(図の左側)に吸着穴2aが形成されてお
り、これによって紙葉類12の吸引と吸着を行う。な
お、このサブチャンバ2は、図の最も右側の1枚目の紙
葉類12aを確実に吸着ベルト4の表面(以下、分離面
と呼ぶ)まで引き寄せると共に、2枚目の紙葉類12b
の下端を吸着することにより、後続の紙葉類12が重な
って分離搬送されるダブルフィードを防止するものであ
る。
【0032】次に、吹出しノズル3も図示されない真空
ポンプ(ポンプの吐出側)に接続され、エアを吹き出す
ための吹出し穴3aを持つ。この吹出しノズル3はホッ
パ5の底部に設置され、分離面に近接してきた紙葉類の
下端にエアを吹き付けることにより、紙葉類間(例え
ば、紙葉類12a、12bの間)に空気層を作り、もっ
て、束状の紙葉類を1枚ずつに分離してさばくためのも
のである。
【0033】吸着ベルト4は、メインチャンバ1の吸着
穴1bを覆うように配置されており、図示しない駆動機
構により、紙葉類の搬送方向(図中の矢印方向)に駆動
される。この吸着ベルト4にも同様に吸着穴4aが開け
られており、そのため、この吸着ベルト4の移動に伴っ
てその吸着穴4aも移動しながらメインチャンバ1の吸
着穴1bの開閉を行い、これにより、吸着ベルト4の吸
着穴4aを介して紙葉類12aの吸引及び吸着が行われ
る。
【0034】また、ホッパ5は、分離する紙葉類12をセ
ットする部分である。紙葉類変形用突起6は、サブチャ
ンバ2の吸着面側(左側)に設置されている。この突起
6は、サブチャンバ2による吸引及び吸着と共働して、
紙葉類の下端を弓なりに変形させ、特に、1枚目の紙葉
類12aと2枚目の紙葉類12bとの隙間に上記の吹出
しノズル3からのエアを流し易くするものである。そし
て、フォーク部材7は、ホッパ5内にセットされた紙葉
類12を分離面まで送るものである。
【0035】次に、紙葉類到達検出手段8は、フォーク
部材7の駆動制御を行うための信号検出手段である。す
なわち、紙葉類12が分離面まで到達しているときには
フォーク部材7が駆動されないように、また、分離面ま
で紙葉類12が到達していないときにはフォーク部材7
が駆動されるように制御するものであり、この紙葉類到
達検出手段8は、サブチャンバ2の吸着面側(左側)
に、その先端がサブチャンバ2の吸着面よりもある寸法
だけ突き出した位置になるように設置されている。ま
た、本発明によれば、フォーク部材7の駆動制御を行う
ための信号検出手段として、上記の紙葉類到達検出手段
8に加え、さらに、他の搬送状態検出手段(図1中で符
号16により示す)としては、例えば、紙葉類の通過を
検出するための紙葉類通過検出手段9、通過する紙葉類
の厚さを検出するための厚さ検出手段10、及び、上記
吸着ベルト4の吸着穴を検出するための吸着穴検出手段
11の内の少なくとも1つの検出手段を用いることが考え
られる。
【0036】上記の他の搬送状態検出手段16を構成す
る部品について説明すると、先ず、紙葉類通過検出手段
9は、分離手段で分離された紙葉類12の通過を検出す
るためのものであり、分離手段の下流側に設置される。
この紙葉類通過検出手段9で検出された信号は、図1に
示す紙葉類送り手段駆動制御部13に送られる。厚さ検
出手段10は、分離手段で分離された紙葉類12の厚さ
を検出して紙葉類送り手段駆動制御部13に信号を送る
ものであり、この厚さ検出手段10も同様に分離手段の
下流側に設置されている。なお、前記紙葉類検出手段9
と厚さ検出手段10はとは、同一の検出手段によって構
成してもよいし、あるいは、別々のものによって構成し
てもよい。さらに、これらの紙葉類検出手段9および厚
さ検出手段10を構成する具体的な手段としては、例え
ばレーザ等を用いた光学式のセンサ、超音波センサ等が
あるが、紙葉類の通過やその厚さが検出できるものであ
ればこれらに限られることなく、どのような検出手段で
あってもよい。
【0037】また、吸着穴検出手段11は、吸着ベルト
4の吸着穴4aの通過を検出するものであり、その検出
位置は、この検出された信号が紙葉類12を分離するタ
イミングに等しくなるように予め設定されている。この
吸着穴検出手段11の具体的な手段としては、例えば光
学式のセンサがある。また、紙葉類12を分離する速度
が一定ならば、この分離のタイミングは一定である。そ
のため、もしもソフトウェア上でこの分離するタイミン
グの信号を紙葉類送り手段駆動制御部13に送ることが
出来るならば、この吸着穴検出手段11を設置しなくても
同様の信号を生成することが可能である。
【0038】ホッパ内紙葉類検出手段15は、ホッパ5
内に紙葉類12が存在するか否かを検出するための手段
であり、そのため、ホッパ5内の紙葉類12の存在が確
認できる位置に設置する必要がある。このホッパ内紙葉
類検出手段15の具体的な手段としては、光学式のセン
サがある。
【0039】次に、上記の本発明の実施例になる紙葉類
分離機構の動作について、上記の図4及び図5を参照し
ながら説明する。まず、ホッパ5内にセットされた紙葉
類12はフォーク部材7により束状の状態で分離面付近
に送られる。分離面付近まで送られた束状の紙葉類12
は、ここで、紙葉類変形用突起6とサブチャンバ2の吸
引・吸着力により弓なりに変形し、その際、隣合う紙葉
類12との間に隙間が形成される。この時、その隙間に
吹出しノズル3からのエアを吹き付けることにより、上
記分離手段付近の束状の紙葉類12は1枚ずつにさばか
れることとなる。
【0040】さらに、分離面での吸引・吸着について詳
細に説明すると、吸着ベルト4がメインチャンバ1の吸
着穴1bをふさいでる間は、サブチャンバ2が1枚目の
紙葉類12aの下端を吸引して分離面まで引き寄せる。
その後、吸着ベルト4が移動してその吸着穴4aがメイ
ンチャンバ1の吸着穴1bを開放すると、メインチャン
バ1の吸引力により1枚目の紙葉類12aが吸着ベルト
4に吸着される。そして、吸着ベルト4の移動と共に、
束状の紙葉類が上側の搬送路に1枚ずつに分離され、搬
送される。この分離の後、フォーク部材7により、後続
する2枚目の紙葉類12bが分離面に送られる。
【0041】図1は、上記紙葉類分離機構の、特に、フ
ォーク部材7の制御回路の構成を示すブロック図であ
る。この制御回路では、図にも示すように、紙葉類送り
手段駆動モータ14の駆動を制御する紙葉類送り手段駆
動制御部13は、紙葉類到達検出手段8に接続されると
同時に、さらに、他の搬送状態検出手段16を構成する
紙葉類通過検出手段9、厚さ検出手段10、吸着穴検出
手段11にも接続されている。すなわち、フォーク部材
7の制御は、紙葉類12が分離面まで到達したことを検
出する紙葉類到達検出手段8に加え、さらに、紙葉類の
通過を検出するための紙葉類通過検出手段9からの検出
信号、通過する紙葉類の厚さを検出するための厚さ検出
手段10からの検出信号、及び、吸着ベルト4の吸着穴
を検出するための吸着穴検出手段11からの検出信号(そ
の全て、あるいは、その一部)を用いて行われる。
【0042】このフォーク部材駆動制御回路、特に、そ
の紙葉類送り手段駆動制御部13は例えばマイクロコン
ピュータにより構成されており、そのため、その動作は
そのフローチャートにより異なるが、その第1の動作例
について、図6に示すフローチャートを用いながら以下
に説明する。
【0043】図6において、フォーク部材駆動制御回路
の動作は、まず、ステップ600でスタートする。その
後、ステップ608では、紙葉類12がホッパ5内に存
在しない時間を計測するタイマをリセットする。次に、
ステップ610では、分離される紙葉類12がホッパ5
内に存在するか否かをホッパ内紙葉類検出手段15で検
出する。ここで、紙葉類12が無い(NO)と検出され
た時には、ステップ682へ移行してタイマカウントア
ップを行い、これによって紙葉類12がホッパ5内に存
在しない時間が紙葉類送り手段駆動制御部13で計測さ
れる。ステップ684においては、所定時間Tが経過し
たか否かを判定し、この所定の時間Tになるまで(NO
の期間)はステップ610に戻る。一方、所定の時間T
になった(YES)場合には、ステップ688において
装置の終了動作に移り、さらに、ステップ690におい
てフォーク部材駆動制御回路の動作を終了する。
【0044】一方、上記ステップ610において、紙葉
類12が有り(YES)と検出された時には、さらに、
ステップ620において紙葉類到達検出手段8のONま
たはOFFを検出する。ここで、紙葉類到達検出手段8
がONの状態とは、紙葉類12が分離手段に到達してい
て紙葉類到達検出手段8が押された状態であり、逆に、
紙葉類到達検出手段8がOFFの状態とは、紙葉類12
が分離手段に未到達であり紙葉類到達検出手段8が押さ
れていない状態である。
【0045】上記のステップ620において、紙葉類1
2が分離面付近になく、そのため、紙葉類到達検出手段
8がOFF(YES)の時には、処理はステップ625
に移行してフォーク部材7を駆動し、その後、ステップ
608へ戻る。他方、ステップ620において紙葉類到
達検出手段8がONの時には、ステップ628において
フォーク部材7を停止し、さらに、ステップ640に移
り、紙葉類通過検出手段9で紙葉類12が通過したかど
うかを検出する。このステップ640においては、紙葉
類12の通過が紙葉類通過検出手段9で検出されなかっ
た(NO)時、処理はステップ608へ戻る。他方、こ
のステップ640において紙葉類12の通過が紙葉類通
過検出手段9により検出された(YES)時には、処理
はステップ680に移り、そこで一定量だけフォーク部
材7を駆動し、その後ステップ608に戻る。
【0046】すなわち、このフォーク部材駆動制御回路
の動作の第1の動作例は、紙葉類到達検出手段8に加
え、紙葉類通過検出手段9からの紙葉類の通過を検出す
る検出信号を利用しながらフォーク部材の制御を行うも
のである。
【0047】次に、上記の第1の動作例とは異なるフォ
ーク部材駆動制御回路の第2の動作例について、添付の
図7のフローチャートを用いて説明する。まず、ステッ
プ700でフォーク部材駆動制御回路の動作がスタート
する。その後、ステップ705では、吸着ベルト4の吸
着穴4aの通過回数nをリセットし、ステップ708で
ホッパ5内に紙葉類12が存在しない時間を計測するタイ
マをリセットする。
【0048】次に、ステップ710で、分離される紙葉
類12がホッパ5内に存在するか否かをホッパ内紙葉類
検出手段15で検出する。その結果、紙葉類12が無い
と検出された(NO)時には、ステップ782において
タイマカウントアップが行われる。すなわち、紙葉類1
2がホッパ5内に存在しない時間が紙葉類送り手段駆動
制御部13により計測される。その後、ステップ784
において所定時間の経過が判定されるが、所定の時間T
になるまで(NOの期間)は、上記の処理はステップ7
10へ戻る。一方、所定の時間Tになった(YES)場
合には、ステップ788において装置の終了動作に移
り、ステップ790においてフォーク部材駆動制御回路
の動作が終了する。
【0049】これに対して、上記のステップ710にお
いて紙葉類12が有り(YES)と検出された時には、
ステップ720において、紙葉類到達検出手段8のON
またはOFFを検出する。このステップ720におい
て、紙葉類12が分離面付近にはないために紙葉類到達
検出手段8がOFF(YES)の時には、ステップ72
5においてフォーク部材7を駆動し、その後、上記のス
テップ705に戻る。
【0050】一方、ステップ720において紙葉類到達
検出手段8がON(NO)の時には、ステップ728に
おいてフォーク部材7を停止し、ステップ730へ移行
して吸着ベルト4の吸着穴4aの通過を吸着穴検出手段
11により検出する。ここで、吸着ベルト4の吸着穴4
aの通過によってフォーク部材7を駆動する理由は、給
送ミスが発生した時には、紙葉類12の通過を紙葉類通
過検出手段9において検出できず、そのため、フォーク
部材7が駆動されないためである。
【0051】そして、上記ステップ730におて吸着ベ
ルト4の吸着穴4aが検出されない(NO)場合には、
処理はステップ705へ戻る。他方、ステップ730で
吸着ベルト4の吸着穴4aが検出された(YES)場合
には、ステップ742において吸着ベルト4の吸着穴4
aの通過回数nを紙葉類送り手段駆動制御部13により
計測する。さらに、ステップ744において、吸着ベル
ト4の吸着穴4aの通過回数nが予め定められた回数
(例えばa回)だけ通過するまで(NOの期間)は、ス
テップ708に戻る。他方、このステップ744におい
て、吸着ベルト4の吸着穴4aの通過回数nがある回数
(a回)を通過した時には、ステップ748においてあ
る一定量だけフォーク部材7を駆動し、その後、ステッ
プ705に戻る。
【0052】すなわち、このフォーク部材駆動制御回路
の動作の第2の動作例は、紙葉類到達検出手段8に加
え、吸着穴検出手段11からの吸着穴の通過を検出する
検出信号を利用することにより、より最適のフォーク部
材の制御を行うものである。
【0053】さらに、上記の動作例とは異なるフォーク
部材駆動制御回路の第3の動作例について、添付の図8
のフローチャートを用いて説明する。この第3の動作例
は、上記の第2の動作例と同様に吸着穴検出手段11か
らの吸着穴の通過を検出する検出信号を利用するもので
はあるが、その動作内容が異の変形例である。フォーク
部材駆動制御回路の動作は、先ず、ステップ800でが
スタートし、ステップ805において、吸着ベルト4の
吸着穴4aの通過回数nをリセットし、その後、ステッ
プ808において、ホッパ5内に紙葉類12が存在しな
い時間を計測するためのタイマをリセットをする。
【0054】次に、ステップ810では、分離される紙
葉類12がホッパ5内に存在するか否かをホッパ内紙葉
類検出手段15で検出する。ここで、分離される紙葉類
12が無い(NO)と検出された時には、ステップ88
2においてタイマカウントアップを行い、すなわち、紙
葉類12がホッパ5内に存在しない時間が紙葉類送り手
段駆動制御部13によって計測される。その後、ステッ
プ884においては、所定時間Tが経過したか否かが検
出され、所定時間Tになるまで(NOの期間)はステッ
プ810に戻る。一方、所定の時間Tになった(YE
S)場合には、ステップ888において装置の終了動作
に移り、さらに、ステップ890においてフォーク部材
駆動制御回路の動作が終了する。
【0055】一方、上記のステップ810において紙葉
類12が有り(YES)と検出された時には、ステップ
820において、紙葉類到達検出手段8のONまたはO
FFを検出する。すなわち、ステップ820において、
紙葉類12が分離面付近にないため紙葉類到達検出手段
8がOFFの時には、ステップ825においてフォーク
部材7を駆動し、その後、ステップ805に戻る。これ
に対して、ステップ820において紙葉類到達検出手段
8がONの時には、ステップ828においてフォーク部
材7を停止し、ステップ830に移り吸着ベルト4の吸
着穴4aの通過を吸着穴検出手段11で検出する。
【0056】このステップ830で吸着ベルト4の吸着
穴4aが検出されない(NO)場合には、処理はステッ
プ805に戻る。一方、ステップ830で吸着ベルト4
の吸着穴4aが検出された場合には、ステップ842に
おいて、吸着ベルト4の吸着穴4aの通過回数nを紙葉
類送り手段駆動制御部13によって計測する。
【0057】さらに、ステップ846においては、吸着
ベルト4の吸着穴4aの通過回数nがある定められた所
定の回数(例えばb回)通過するまでは(NOの期
間)、ステップ850においてある一定量フォーク部材
7を駆動し、その後、ステップ808へ戻る。他方、ス
テップ846において、吸着ベルト4の吸着穴4aの通
過回数nが上記の所定回数(b回)を通過した(YE
S)時には、ステップ886において異常を表示し、さ
らに、ステップ888において装置の終了動作に移る。
そして、ステップ890においてフォーク部材駆動制御
回路の動作を終了する。
【0058】次に、上記制御回路におけるフォーク部材
駆動制御の第4の動作例について、図9に示すフローチ
ャートを用いて説明する。なお、この動作例では、上記
の吸着穴検出手段11に代えて、厚さ検出手段10を採
用したものである。
【0059】ステップ900でフォーク部材駆動制御回
路の動作がスタートする。まず、ステップ908では、
ホッパ5内に紙葉類12が存在しない時間を計測するタ
イマをリセットする。次に、ステップ910では、分離
される紙葉類12がホッパ5内に存在するか否かをホッ
パ内紙葉類検出手段15で検出し、分離される紙葉類1
2が無い(NO)と検出された時には、ステップ982
においてタイマカウントアップを、すなわち、紙葉類1
2がホッパ5内に存在しない時間が紙葉類送り手段駆動
制御部13により計測される。さらに、ステップ984
において、所定の時間Tになるまで(NOの期間)はス
テップ910に戻る。一方、所定の時間Tになった(Y
ES)場合には、ステップ988において、装置の終了
動作に移り、ステップ990において、フォーク部材駆
動制御回路の動作が終了する。
【0060】一方、上記のステップ910で紙葉類12が
有り(YES)と検出された時には、ステップ920に
おいて紙葉類到達検出手段8のONまたはOFFを検出
する。このステップ920において、紙葉類12が分離
面付近になく、そのため紙葉類到達検出手段8がOFF
(YES)の時には、ステップ925においてフォーク
部材7を駆動し、その後、ステップ908に戻る。これ
に対し、ステップ920において紙葉類到達検出手段8
がON(NO)の時には、ステップ928においてフォ
ーク部材7を停止し、ステップ940に移り、紙葉類通
過検出手段9により紙葉類12が通過したかどうかを検
出する。
【0061】上記ステップ940において、紙葉類12
の通過が紙葉類通過検出手段9で検出されなかった(N
O)時には、処理はステップ908に戻る。一方、ステ
ップ940において、紙葉類12の通過が紙葉類通過検
出手段9によって検出された(YES)時には、処理は
ステップ960へ移り、ここで厚さ検出手段10により
通過した紙葉類12の厚さを検出する。そして、ステッ
プ970において、厚さ検出手段10からの信号を基
に、紙葉類送り手段駆動制御部13によるフォーク部材
7の送り量を決定し、この送り量だけフォーク部材7を
紙葉類送り手段駆動モータ14が駆動した後、ステップ9
08に戻る。
【0062】ここで、この検出した紙葉類12の厚さに
応じた量だけフォーク部材7を駆動するには、以下のよ
うな2つの方法が考えられる。先ず、1つはフォーク部
材7の駆動速度を一定にしてフォーク部材7の駆動時間
を厚さに応じて変える方法であり、もう1つは、駆動時
間を一定にして駆動速度を厚さに応じて変える方法であ
る。厚さに応じた量だけフォーク部材7を駆動するに
は、これらのいずれの方法を用いてもよい。
【0063】さらに、上記フォーク部材駆動制御回路の
第5の動作例について、添付の図10に示すフローチャ
ートを用いて説明する。まず、ステップ1000でフォ
ーク部材駆動制御回路の動作がスタートする。その後、
ステップ1005では、吸着ベルト4の吸着穴4aの通
過回数nをリセットし、ステップ1008では、ホッパ
5内に紙葉類12が存在しない時間を計測するためのタ
イマをリセットする。
【0064】次に、ステップ1010では、分離される
紙葉類12がホッパ5内に存在するか否かをホッパ内紙
葉類検出手段15で検出し、その結果、分離される紙葉
類12が無い(NO)と検出された時には、ステップ1
082においてタイマカウントアップが行われ、すなわ
ち、紙葉類12がホッパ5内に存在しない時間が紙葉類
送り手段駆動制御部13により計測される。その後、ス
テップ1084において、所定の時間Tになるまで(N
Oの期間)はステップ1010に戻り、他方、所定時間
Tになった(YES)場合には、ステップ1088にお
いて装置の終了動作に移り、ステップ1090において
フォーク部材駆動制御回路の動作が終了する。
【0065】これに対し、上記のステップ1010にお
いて紙葉類12が有り(YES)と検出された時には、
次に、ステップ1020において、紙葉類到達検出手段
8のONまたはOFFを検出する。すなわち、ステップ
1020において、紙葉類12が分離面付近になくその
ため紙葉類到達検出手段8がOFF(YES)の時に
は、処理はステップ1025に移行してフォーク部材7
を駆動し、その後、ステップ1005に戻る。一方、ス
テップ1020において紙葉類到達検出手段8がON
(NO)の時には、ステップ1028においてフォーク
部材7を停止し、ステップ1030に移り吸着ベルト4
の吸着穴4aの通過を吸着穴検出手段11により検出す
る。
【0066】このステップ1030では、吸着ベルト4
の吸着穴4aの通過が検出されない(NO)場合には、
処理は上記のステップ1005に戻る。一方、ステップ
1030で吸着ベルト4の吸着穴4aの通過が検出され
た(YES)場合には、処理はステップ1040に移
り、ここで紙葉類12が通過したかどうかを紙葉類通過検
出手段9により検出する。
【0067】すなわち、ステップ1040において紙葉
類12の通過が紙葉類通過検出手段9により検出されな
かった(NO)時には、ステップ1042において、吸
着ベルト4の吸着穴4aの通過回数nを紙葉類送り手段
駆動制御部13によって計測する。さらに、ステップ1
044において、吸着ベルト4の吸着穴4aの通過回数
nがある所定回数(例えばa回)を通過するまで(NO
の期間)は、処理はステップ1008に戻る。一方、こ
のステップ1044において吸着ベルト4の吸着穴4a
の通過回数が所定回数(a回)を通過した(YES)と
きには、ステップ1048において、フォーク部材7が
ある一定量だけ駆動され、その後、ステップ1005に
戻る。また、上記のステップ1040において、紙葉類
12の通過が紙葉類通過検出手段9により検出された
(YES)時には、処理はステップ1080に移り、そ
こで一定値だけフォーク部材7を駆動してステップ10
05に戻る。
【0068】さらに、フォーク部材駆動制御回路の第6
の動作例を、添付の図11に示すフローチャートを用いて
説明する。まず、ステップ1100でフォーク部材駆動
制御回路の動作がスタートする。その後、ステップ11
05で吸着ベルト4の吸着穴4aの通過回数nをリセッ
トし、さらに、ステップ1108で、ホッパ5内に紙葉
類12が存在しない時間を計測するため、タイマをリセ
ットする。
【0069】次に、ステップ1110では、分離される
紙葉類12がホッパ5内に存在するか否かをホッパ内紙
葉類検出手段15により検出し、その結果、分離される
紙葉類12が無い(NO)と検出された時には、ステッ
プ1182においてタイマカウントアップが行われ、こ
れにより、紙葉類12がホッパ5内に存在しない時間が
紙葉類送り手段駆動制御部13によって計測される。そ
の後、ステップ1184において、ある所定時間Tにな
るまで(NOの期間)はステップ1110に戻り、他
方、所定時間Tになった(YES)場合には、ステップ
1188において装置の終了動作に移り、ステップ11
90においてフォーク部材駆動制御回路の動作が終了す
る。
【0070】一方、ステップ1110で紙葉類12が有
り(YES)と検出された時には、ステップ1120に
おいて紙葉類到達検出手段8のONまたはOFFを検出
する。このステップ1120において、紙葉類12が分
離面付近になくそのため紙葉類到達検出手段8がOFF
(YES)の時には、ステップ1125においてフォー
ク部材7を駆動し、その後、ステップ1105に戻る。
一方、ステップ1120において紙葉類到達検出手段8
がON(NO)の時には、ステップ1128においてフ
ォーク部材7を停止し、さらに、ステップ1130に移
って吸着ベルト4の吸着穴4aの通過を吸着穴検出手段
11によって検出する。
【0071】これに対し、上記のステップ1130で吸
着ベルト4の吸着穴4aの通過が検出されない(NO)
場合には、ステップ1105に戻り、一方、ステップ1
130で吸着ベルト4の吸着穴4aが検出された(YE
S)場合には、ステップ1140に移り、ここで紙葉類
通過検出手段9によって紙葉類12が通過したかどうか
を検出する。このステップ1140において紙葉類12
の通過が紙葉類通過検出手段9によって検出されなかっ
た(NO)時には、ステップ1142において、吸着ベ
ルト4の吸着穴4aの通過回数nを紙葉類送り手段駆動
制御部13により計測する。さらに、ステップ1146
において、吸着ベルト4の吸着穴4aの通過回数nがあ
る定められた所定回数(b回)を通過するまで(NOの
期間)は、ステップ1150においてある一定量フォー
ク部材7を駆動してステップ1108に戻る。
【0072】一方、ステップ1146において、吸着ベ
ルト4の吸着穴4aの通過回数nがある定められた所定
回数(b回)を通過した(YES)時には、ステップ1
186において異常を表示し、ステップ1188におい
て装置の終了動作に移る。そして、ステップ1190に
おいてフォーク部材駆動制御回路の動作が終了する。ま
た、上記のステップ1140において紙葉類12の通過
を紙葉類通過検出手段9で検出された時には、ステップ
1180に移り、一定量フォーク部材7を駆動した後に
ステップ1105へ戻る。
【0073】また、さらに、フォーク部材駆動制御回路
の第7の動作例を、添付の図12に示すフローチャート
を用いて説明する。この動作例では、まず、ステップ12
00でフォーク部材駆動制御回路の動作がスタートし、ス
テップ1205で吸着ベルト4の吸着穴4aの通過回数
nをリセットし、ステップ1208でホッパ5内に紙葉
類12が存在しない時間を計測するためのタイマをリセ
ットする。
【0074】次に、ステップ1210では、分離される
紙葉類12がホッパ5内に存在するか否かをホッパ内紙
葉類検出手段15により検出し、その結果、紙葉類12
が無い(NO)と検出された時には、ステップ1282
においてタイマカウントアップを行い、もって、分離さ
れる紙葉類12がホッパ5内に存在しない時間が紙葉類
送り手段駆動制御部13により計測される。その後、ス
テップ1284において、ある所定時間Tになるまで
(NOの期間)はステップ1210に戻る。一方、この
ステップ1284において、所定時間Tになった場合に
は、ステップ1288において装置の終了動作に移り、
さらに、ステップ1290においてフォーク部材駆動制
御回路の動作が終了する。
【0075】一方、上記のステップ1210において紙
葉類12が有り(YES)と検出された時には、ステッ
プ1220において紙葉類到達検出手段8のONまたは
OFFを検出する。このステップ1220において紙葉
類12が分離面付近になく、そのため、紙葉類到達検出
手段8がOFFの時には、ステップ1225においてフ
ォーク部材7を駆動し、ステップ1205に戻る。ま
た、上記のステップ1220において紙葉類到達検出手
段8がONの時には、ステップ1228においてフォー
ク部材7を停止し、ステップ1230に移って吸着ベル
ト4の吸着穴4aの通過を吸着穴検出手段11により検出
する。
【0076】このステップ1230で吸着ベルト4の吸
着穴4aの通過が検出されない場合には、ステップ12
05に戻る。一方、このステップ1230で吸着ベルト
4の吸着穴4aの通過が検出された場合には、ステップ
1240に移り、ここで紙葉類通過検出手段9によって
紙葉類12が通過したかどうかを検出する。
【0077】このステップ1240において、紙葉類1
2の通過を紙葉類通過検出手段9によって検出されなか
った(NO)時には、ステップ1242において、吸着
ベルト4の吸着穴4aの通過回数nを紙葉類送り手段駆
動制御部13により計測する。さらに、ステップ124
4において、吸着ベルト4の吸着穴4aの通過回数nが
ある所定回数(a回)を通過するまで(NOの期間)は
上記のステップ1208に戻る。一方、このステップ1
244において、吸着ベルト4の吸着穴4aの通過回数
が上記の所定回数(a回)を通過した(YES)時に
は、ステップ1248においてある一定量だけフォーク
部材7が駆動され、その後、ステップ1205へ戻る。
【0078】さらに、このステップ1240において紙
葉類12の通過が紙葉類通過検出手段9によって検出さ
れた(YES)時には、ステップ1260へ移り、ここ
で厚さ検出手段10により通過した紙葉類12の厚さを
検出する。そして、ステップ1270において、厚さ検
出手段10の信号を基にしてフォーク部材の送り量を紙
葉類送り手段駆動制御部13で決定し、この送り量に対
応した分だけフォーク部材7を紙葉類送り手段駆動モー
タ14により駆動し、その後、ステップ1205に戻
る。
【0079】最後に、フォーク部材駆動制御回路の第8
の動作例を、添付の図13に示すフローチャートを用い
て説明する。この動作例においても、まず、ステップ1
300でフォーク部材駆動制御回路の動作がスタート
し、ステップ1305において吸着ベルト4の吸着穴4
aの通過回数nをリセットし、さらに、ステップ130
8においてホッパ5内に紙葉類12が存在しない時間を
計測するためのタイマをリセットする。
【0080】次に、ステップ1310では、分離される
紙葉類12がホッパ5内に存在するか否かをホッパ内紙
葉類検出手段15で検出し、その結果、分離される紙葉
類12が無い(NO)と検出された時には、ステップ1
382においてタイマカウントアップが行われ、紙葉類
12がホッパ5内に存在しない時間が紙葉類送り手段駆
動制御部13により計測され、さらに、ステップ138
4において所定時間Tになるまで(NOの期間)はステ
ップ1310に戻る。一方、所定時間Tになった(YE
S)場合には、ステップ1388において装置の終了動
作に移り、その後、ステップ1390においてフォーク
部材駆動制御回路の動作が終了する。
【0081】一方、上記のステップ1310で紙葉類12
が有り(YES)と検出された時には、ステップ132
0において紙葉類到達検出手段8のONまたはOFFを
検出する。このステップ1320において紙葉類12が
分離面付近になく、そのため紙葉類到達検出手段8がO
FF(YES)の時には、ステップ1325においてフ
ォーク部材7を駆動し、その後、ステップ1305に戻
る。一方、ステップ1320において紙葉類到達検出手
段8がON(NO)の時には、ステップ1328におい
てフォーク部材7を停止し、さらに、ステップ1330
に移って吸着ベルト4の吸着穴4aの通過を吸着穴検出
手段11により検出する。
【0082】また、上記のステップ1330で吸着ベル
ト4の吸着穴4aの通過が検出されない(NO)場合に
はステップ1305に戻り、他方、ステップ1330で
吸着ベルト4の吸着穴4aが検出された(YES)場合
には、ステップ1340に移り、ここで、紙葉類通過検
出手段9により紙葉類12が通過したかどうかを検出す
る。このステップ1340において紙葉類12の通過が
紙葉類通過検出手段9で検出されなかった(NO)時に
は、ステップ1342において吸着ベルト4の吸着穴4
aの通過回数nを紙葉類送り手段駆動制御部13によっ
て計測する。その後、ステップ1346において、吸着
ベルト4の吸着穴4aの通過回数nがある定められた所
定回数(b回)を通過するまで(NOの期間)は、ステ
ップ1350においてある一定量だけフォーク部材7を
駆動し、その後、ステップ1308に戻る。
【0083】一方、上記ステップ1346において、吸
着ベルト4の吸着穴4aの通過回数nがある定められた
所定回数(b回)を通過した(YES)時には、ステッ
プ1386において異常を表示し、さらに、ステップ1
388において装置の終了動作に移る。そして、ステッ
プ1390においてフォーク部材駆動制御回路の動作が
終了する。また、上記のステップ1340において、紙
葉類12の通過が紙葉類通過検出手段9により検出され
た(YES)時には、処理はステップ1360に移り、
ここで厚さ検出手段10により、通過した紙葉類12の
厚さを検出する。そして、ステップ1370において、
上記厚さ検出手段10からの信号を基に、紙葉類送り手
段駆動制御部13がフォーク部材の送り量を決定し、こ
の送り量に対応した分だけ紙葉類送り手段駆動モータ1
4によりフォーク部材7をが駆動し、その後、ステップ
1305に戻る。
【0084】以上、フォーク部材駆動制御回路の動作例
を種々示したが、これらの動作例におけるステップ62
5、725、825、925、1025、1125、1
225及び1325におけるフォーク部材駆動のフォー
ク部材駆動速度vは、分離するタイミングをT、紙葉類
12の厚さをwとすると、v=w/T以上に設定しなけ
ればならない。
【0085】また、ステップ744、944及び124
4の吸着ベルト4の吸着穴4aの通過回数である所定値
aは、このa回になって初めてステップ746でフォー
ク部材7を駆動するためのものであり、他方、このa回
までは給送ミス(ミスフィード)を認めることとするた
めの回数である。さらに、ステップ748、948、1
248におけるフォーク部材7の駆動は、a枚の紙葉類
12が分離されたとした時の紙葉類12の厚さに対応し
た量だけ駆動する必要がある。
【0086】ステップ846、1146及び1346の
吸着ベルト4の吸着穴4aの通過回数である値bは、吸
着ベルト4の吸着穴4aの通過回数がこのb回になるま
ではフォーク部材7の駆動をするが、このb回を越える
とフォーク部材7が紙葉類12を押し過ぎになるため、
フォーク部材7の駆動を停止するための回数である。
【0087】ステップ850、1150及び1350に
おけるフォーク部材7の駆動の駆動量は、吸着ベルト4
の吸着穴4aの1回の通過でフォーク部材が駆動される
量をb倍したものが、紙葉類12を分離面へ押し過ぎに
ならないように設定されている。また、ステップ97
0、1270及び1370における厚さ分だけのフォー
ク部材7の駆動は、分離された紙葉類12の厚さ分だけ
フォーク部材7を駆動するものである。このフォーク部
材7を厚さ分だけ駆動するには、紙葉類12の厚さを正
確に測定し、その厚さ分だけ正確にフォーク部材7を駆
動する方法と、あるいは、紙葉類12の厚さをある分割
した範囲により求め、その求められた分割された範囲毎
に駆動量を設定してフォーク部材7を駆動する方法とが
考えられ、このフォーク部材7を厚さ分だけ駆動する方
法としては、これらのいずれがの方法を用いることが可
能である。
【0088】最後に、ステップ680、1080及び1
180におけるフォーク部材7の駆動は、分離される紙
葉類12の厚さに応じた量を予め外部より設定するもの
であるが、この駆動量は、フォーク部材7が紙葉類を分
離面へ押し過ぎにならないように設定されている。ま
た、ステップ886、1186及び1386における異
常表示は、フォーク部材7が紙葉類12を分離面に押し
過ぎと判断した際に表示するものであり、例えば表示灯
等を用いることができ、これを点灯することにより作業
者に知らせるものである。
【0089】
【発明の効果】以上の詳細な説明から明らかなように、
本発明によれば、フォークの駆動が追いつかずに生じる
分離されるべき束状の紙葉類の給送ミスを解消すること
により、ミスフィードの発生を大幅に低減することの可
能な改良された紙葉類分離機構及びその方法を提供する
ことが出来、さらには、かかる改良された紙葉類分離機
構を紙葉類を取り扱う自動機において利用することによ
り、その処理能力を大幅に向上し、結果として作業効率
を向上することができる紙葉類の自動区分装置を提供す
ることが可能になるという、技術的にも極めて優れた効
果を発揮することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉類分離機構の紙葉類送り手段の制
御回路の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の紙葉類分離機構を用いた道順組立区分
機の全体構成図。
【図3】本発明の紙葉類分離機構を用いた道順組立区分
機の全体構成図。
【図4】本発明の紙葉類分離機構の全体構成図。
【図5】本発明の紙葉類分離機構の斜視図。
【図6】本発明の紙葉類分離機構の紙葉類送り手段の制
御回路の第1の動作を説明するためのフローチャート。
【図7】本発明の紙葉類分離機構の紙葉類送り手段の制
御回路の第2の動作を説明するためのフローチャート。
【図8】本発明の紙葉類分離機構の紙葉類送り手段の制
御回路の第3の動作を説明するためのフローチャート。
【図9】本発明の紙葉類分離機構の紙葉類送り手段の制
御回路の第4の動作を説明するためのフローチャート。
【図10】本発明の紙葉類分離機構の紙葉類送り手段の
制御回路の第5の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図11】本発明の紙葉類分離機構の紙葉類送り手段の
制御回路の第6の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図12】本発明の紙葉類分離機構の紙葉類送り手段の
制御回路の第7の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図13】本発明の紙葉類分離機構の紙葉類送り手段の
制御回路の第8の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 メインチャンバ 2 サブチャンバ 3 吹出しノズル 4、101c 吸着ベルト 5、102 ホッパ 6 紙葉類変形用突起 7、101a フォーク部材 8 紙葉類到達検出手段 9 紙葉類通過検出手段 10 厚さ検出手段 11 吸着穴検出手段 12 紙葉類 12a 1枚目の紙葉類 12b 2枚目の紙葉類 13 紙葉類送り手段駆動制御部 14 紙葉類送り手段駆動モータ 15 ホッパ内紙葉類検出手段 16 他の搬送状態検出手段 1a 吸着面 1b、2a、4a 吸着穴 3a 吹出し穴 100 道順組立区分機 101 分離手段 101b ベルト 102b ガイド面、 103、103a 搬送手段 104 駆動源 105 整位装置 105a 検出センサ 106 読取り手段 107 区分棚 108、109 リジェクトボックス 110、110a、110b ゲート 111 サブフレーム 112 ワイヤ 113 プーリ 114 メインフレーム 115 モータ 116 底板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 和司 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 田尻 利彦 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部応用 システム本部内

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 束状の紙葉類を1枚ずつに分離する装置
    であって、 分離するための紙葉類を収納するホッパと、 前記ホッパ内に収納された紙葉類を束状の状態で送る紙
    葉類送り手段と、 前記紙葉類送り手段を駆動するための駆動手段と、 前記紙葉類送り手段から束状の状態で送られる紙葉類を
    1枚ずつ分離して送出する分離手段と、 前記分離手段に束状の紙葉類が到達しているか否かを検
    出する紙葉類到達検出手段と、 前記紙葉類到達検出手段からの検出信号に基づいて前記
    紙葉類送り手段を駆動するための前記駆動手段を制御す
    る紙葉類送り手段駆動制御部とを有する紙葉類分離機構
    において、 前記紙葉類送り手段を制御するための検出信号を発生す
    る手段として、前記紙葉類到達検出手段に加え、さら
    に、紙葉類の搬送状態を検出するための他の搬送状態検
    出手段を備えたことを特徴とする紙葉類分離機構。
  2. 【請求項2】 前記請求項1の紙葉類分離機構であっ
    て、前記他の搬送状態検出手段は、前記紙葉類送り手段
    を制御するための検出信号発生手段として、前記分離手
    段で分離後の紙葉類の通過を検出する紙葉類通過検出手
    段を含んでいることを特徴とする紙葉類分離機構。
  3. 【請求項3】 前記請求項1の紙葉類分離機構であっ
    て、前記他の搬送状態検出手段は、前記紙葉類送り手段
    を制御するための検出信号発生手段として、前記分離手
    段の分離動作を検出する手段を含んでいることを特徴と
    する紙葉類分離機構。
  4. 【請求項4】 前記請求項3の紙葉類分離機構であっ
    て、前記分離手段は前記紙葉類送り手段により送られる
    束状の紙葉類を順次吸着して1枚毎に分離するための吸
    着ベルトを備え、前記分離手段の分離動作を検出するた
    めの手段は、前記吸着ベルトの移動を検出する前記吸着
    ベルト移動検出手段を備えていることを特徴とする紙葉
    類分離機構。
  5. 【請求項5】 前記請求項4の紙葉類分離機構であっ
    て、前記吸着ベルトには複数の吸着穴が形成されてお
    り、前記分離手段の分離動作を検出するための手段は、
    前記吸着ベルトの吸着穴の通過を検出する吸着穴検出手
    段を備えたことを特徴とする紙葉類分離機構。
  6. 【請求項6】 前記請求項1の紙葉類分離機構であっ
    て、前記他の搬送状態検出手段は、前記紙葉類送り手段
    を制御するための検出信号発生手段として、前記分離手
    段で分離後の紙葉類の厚さを検出する厚さ検出手段を含
    んでいることを特徴とする紙葉類分離機構。
  7. 【請求項7】 前記請求項1の紙葉類分離機構であっ
    て、前記他の搬送状態検出手段は、前記紙葉類送り手段
    を制御するための検出信号発生手段として、前記分離手
    段で分離後の紙葉類の通過を検出する紙葉類通過検出手
    段、及び、分離後の紙葉類の厚さを検出する厚さ検出手
    段を備えたことを特徴とする紙葉類分離機構。
  8. 【請求項8】 前記請求項1の紙葉類分離機構であっ
    て、前記他の搬送状態検出手段は、前記紙葉類送り手段
    を制御するための検出信号発生手段として、前記分離手
    段で分離後の紙葉類の通過を検出する紙葉類通過検出手
    段、及び、前記分離手段の分離動作を検出する手段を含
    んでいることを特徴とする紙葉類分離機構。
  9. 【請求項9】 前記請求項8の紙葉類分離機構であっ
    て、前記分離手段は前記紙葉類送り手段により送られる
    束状の紙葉類を順次吸着して1枚毎に分離するための吸
    着ベルトを備え、前記分離手段の分離動作を検出するた
    めの手段は、前記吸着ベルトの移動を検出する吸着ベル
    ト移動検出手段を備えていることを特徴とする紙葉類分
    離機構。
  10. 【請求項10】 前記請求項9の紙葉類分離機構であっ
    て、前記吸着ベルトには複数の吸着穴が形成されてお
    り、前記分離手段の分離動作を検出するための手段は、
    前記吸着ベルトの吸着穴の通過を検出する吸着穴検出手
    段を備えたことを特徴とする紙葉類分離機構。
  11. 【請求項11】 前記請求項1の紙葉類分離機構であっ
    て、前記他の搬送状態検出手段は、前記紙葉類送り手段
    を制御するための検出信号発生手段として、前記分離手
    段で分離後の紙葉類の厚さを検出する厚さ検出手段、及
    び、前記分離手段の分離動作を検出する手段を含んでい
    ることを特徴とする紙葉類分離機構。
  12. 【請求項12】 前記請求項11の紙葉類分離機構であ
    って、前記分離手段は前記紙葉類送り手段により送られ
    る束状の紙葉類を順次吸着して1枚毎に分離するための
    吸着ベルトを備え、前記分離手段の分離動作を検出する
    ための手段は、前記吸着ベルトの移動を検出することを
    特徴とする紙葉類分離機構。
  13. 【請求項13】 前記請求項12の紙葉類分離機構であ
    って、前記吸着ベルトには複数の吸着穴が形成されてお
    り、前記分離手段の分離動作を検出するための手段は、
    前記吸着ベルトの吸着穴の通過を検出する吸着穴検出手
    段を備えたことを特徴とする紙葉類分離機構。
  14. 【請求項14】 前記請求項1の紙葉類分離機構であっ
    て、前記他の搬送状態検出手段は、前記紙葉類送り手段
    を制御するための検出信号発生手段として、前記分離手
    段で分離後の紙葉類の通過を検出する紙葉類通過検出手
    段、分離後の紙葉類の厚さを検出する厚さ検出手段、及
    び、前記分離手段の分離動作を検出する手段を含んでい
    ることを特徴とする紙葉類分離機構。
  15. 【請求項15】 前記請求項14の紙葉類分離機構であ
    って、前記分離手段は前記紙葉類送り手段により送られ
    る束状の紙葉類を順次吸着して1枚毎に分離するための
    吸着ベルトを備え、前記分離手段の分離動作を検出する
    ための手段は、前記吸着ベルトの移動を検出することを
    特徴とする紙葉類分離機構。
  16. 【請求項16】 前記請求項15の紙葉類分離機構であ
    って、前記吸着ベルトには複数の吸着穴が形成されてお
    り、前記分離手段の分離動作を検出するための手段は、
    前記吸着ベルトの吸着穴の通過を検出する吸着穴検出手
    段を備えたことを特徴とする紙葉類分離機構。
  17. 【請求項17】 前記請求項1の紙葉類分離機構であっ
    て、前記ホッパ内には、紙葉類が存在するか否かを検出
    するホッパ内紙葉類検出手段を備えていることを特徴と
    する紙葉類分離機構。
  18. 【請求項18】 前記請求項2、請求項7、請求項8あ
    るいは請求項14に記載の紙葉類分離機構において、前
    記紙葉類通過検出手段は、紙葉類の流路における前記分
    離手段の下流側に設置されることを特徴とする紙葉類分
    離機構。
  19. 【請求項19】 前記請求項6、請求項7あるいは請求
    項11に記載の紙葉類分離機構において、前記厚さ検出
    手段は、紙葉類の流路における前記分離手段の下流側に
    設置されることを特徴とする紙葉類分離機構。
  20. 【請求項20】 前記請求項5、請求項10あるいは請
    求項13に記載の紙葉類分離機構において、前記紙葉類
    送り手段駆動制御部は、前記吸着穴検出手段で検出され
    た吸着穴の通過回数を計測する手段を備えていることを
    特徴とする紙葉類分離機構。
  21. 【請求項21】 前記請求項1記載の紙葉類分離機構に
    おいてホッパから紙葉類送り手段により分離手段に束状
    で送られる紙葉類を1枚ずつ分離して送出する紙葉類分
    離方法であって、前記紙葉類送り手段を駆動する駆動手
    段の制御を行う前記紙葉類送り手段駆動制御部は、前記
    紙葉類到達検出手段からの信号と前記他の搬送状態検出
    手段からの信号とを用いて前記紙葉類送り手段を駆動す
    ることを特徴とする紙葉類分離方法。
  22. 【請求項22】 前記請求項2記載の紙葉類分離機構に
    おいてホッパから紙葉類送り手段により分離手段に束状
    で送られる紙葉類を1枚ずつ分離して送出する紙葉類分
    離方法であって、前記紙葉類送り手段を駆動する駆動手
    段の制御を行う前記紙葉類送り手段駆動制御部は、前記
    紙葉類到達検出手段からの信号と前記紙葉類通過検出手
    段からの信号とを用いて前記紙葉類送り手段を駆動する
    ことを特徴とする紙葉類分離方法。
  23. 【請求項23】 前記請求項3記載の紙葉類分離機構に
    おいてホッパから紙葉類送り手段により分離手段に束状
    で送られる紙葉類を1枚ずつ分離して送出する紙葉類分
    離方法であって、前記紙葉類送り手段を駆動する駆動手
    段の制御を行う前記紙葉類送り手段駆動制御部は、前記
    紙葉類到達検出手段からの信号と前記分離動作検出手段
    からの信号とを用いて前記紙葉類送り手段を駆動するこ
    とを特徴とする紙葉類分離方法。
  24. 【請求項24】 前記請求項4記載の紙葉類分離機構に
    おいてホッパから紙葉類送り手段により分離手段に束状
    で送られる紙葉類を1枚ずつ分離して送出する紙葉類分
    離方法であって、前記紙葉類送り手段を駆動する駆動手
    段の制御を行う前記紙葉類送り手段駆動制御部は、前記
    紙葉類到達検出手段からの信号と前記吸着ベルト移動検
    出手段からの信号とを用いて前記紙葉類送り手段を駆動
    することを特徴とする紙葉類分離方法。
  25. 【請求項25】 前記請求項5記載の紙葉類分離機構に
    おいてホッパから紙葉類送り手段により分離手段に束状
    で送られる紙葉類を1枚ずつ分離して送出する紙葉類分
    離方法であって、前記紙葉類送り手段を駆動する駆動手
    段の制御を行う前記紙葉類送り手段駆動制御部は、前記
    紙葉類到達検出手段からの信号と前記吸着穴検出手段か
    らの信号とを用いて前記紙葉類送り手段を駆動すること
    を特徴とする紙葉類分離方法。
  26. 【請求項26】 前記請求項6記載の紙葉類分離機構に
    おいてホッパから紙葉類送り手段により分離手段に束状
    で送られる紙葉類を1枚ずつ分離して送出する紙葉類分
    離方法であって、前記紙葉類送り手段を駆動する駆動手
    段の制御を行う前記紙葉類送り手段駆動制御部は、前記
    紙葉類到達検出手段からの信号と前記厚さ検出手段から
    の信号とを用いて前記紙葉類送り手段を駆動することを
    特徴とする紙葉類分離方法。
  27. 【請求項27】 前記請求項7記載の紙葉類分離機構に
    おいてホッパから紙葉類送り手段により分離手段に束状
    で送られる紙葉類を1枚ずつ分離して送出する紙葉類分
    離方法であって、前記紙葉類送り手段を駆動する駆動手
    段の制御を行う前記紙葉類送り手段駆動制御部は、前記
    紙葉類到達検出手段からの信号と、前記紙葉類通過検出
    手段からの信号と、さらに、前記厚さ検出手段からの信
    号とを用いて前記紙葉類送り手段を駆動することを特徴
    とする紙葉類分離方法。
  28. 【請求項28】 前記請求項8記載の紙葉類分離機構に
    おいてホッパから紙葉類送り手段により分離手段に束状
    で送られる紙葉類を1枚ずつ分離して送出する紙葉類分
    離方法であって、前記紙葉類送り手段を駆動する駆動手
    段の制御を行う前記紙葉類送り手段駆動制御部は、前記
    紙葉類到達検出手段からの信号と、前記紙葉類通過検出
    手段からの信号と、さらに、前記分離動作検出手段から
    の信号とを用いて前記紙葉類送り手段を駆動することを
    特徴とする紙葉類分離方法。
  29. 【請求項29】 前記請求項9記載の紙葉類分離機構に
    おいてホッパから紙葉類送り手段により分離手段に束状
    で送られる紙葉類を1枚ずつ分離して送出する紙葉類分
    離方法であって、前記紙葉類送り手段を駆動する駆動手
    段の制御を行う前記紙葉類送り手段駆動制御部は、前記
    紙葉類到達検出手段からの信号と、前記紙葉類通過検出
    手段からの信号と、さらに、前記吸着ベルト移動検出手
    段からの信号とを用いて前記紙葉類送り手段を駆動する
    ことを特徴とする紙葉類分離方法。
  30. 【請求項30】 前記請求項10記載の紙葉類分離機構
    においてホッパから紙葉類送り手段により分離手段に束
    状で送られる紙葉類を1枚ずつ分離して送出する紙葉類
    分離方法であって、前記紙葉類送り手段を駆動する駆動
    手段の制御を行う前記紙葉類送り手段駆動制御部は、前
    記紙葉類到達検出手段からの信号と、前記紙葉類通過検
    出手段からの信号と、さらに、前記吸着穴検出手段から
    の信号とを用いて前記紙葉類送り手段を駆動することを
    特徴とする紙葉類分離方法。
  31. 【請求項31】 前記請求項20に記載の紙葉類分離機
    構において、前記吸着穴検出手段で検出された吸着穴の
    通過回数を、前記紙葉類送り手段駆動制御部の前記通過
    回数計測手段において計測し、その計測された通過回数
    によって前記紙葉類送り手段の駆動方法を変更すること
    を特徴とする紙葉類分離方法。
  32. 【請求項32】 前記請求項22に記載の紙葉類分離方
    法において、前記紙葉類到達検出手段が前記紙葉類送り
    手段の駆動を停止する信号を出力している場合でも、前
    記紙葉類通過検出手段が紙葉類通過の信号を発生した時
    には前記紙葉類送り手段をある量だけ駆動するようにし
    たことを特徴とする紙葉類分離方法。
  33. 【請求項33】 前記請求項25記載の紙葉類分離方法
    において、前記紙葉類到達検出手段が前記紙葉類送り手
    段の駆動を停止する信号を出力している場合でも、前記
    吸着穴検出手段からの信号により吸着ベルトの吸着穴の
    通過回数を検出し、これがある回数になった場合に前記
    紙葉類送り手段をある量だけ駆動するようにしたことを
    特徴とする紙葉類分離方法。
  34. 【請求項34】 前記請求項25記載の紙葉類分離方法
    において、前記紙葉類到達検出手段が前記紙葉類送り手
    段の駆動を停止する信号を出力している場合でも、前記
    吸着穴検出手段からの信号により吸着ベルトの吸着穴の
    通過回数を検出し、これがある回数になるまでは、吸着
    ベルトの吸着穴が通過した時に前記紙葉類送り手段を駆
    動するようにしたことを特徴とする紙葉類分離方法。
  35. 【請求項35】 前記請求項27に記載の紙葉類分離方
    法において、前記紙葉類到達検出手段が前記紙葉類送り
    手段の駆動を停止する信号を出力している場合でも、紙
    葉類の通過が検出された場合には通過した紙葉類の厚さ
    に応じた分だけ前記紙葉類送り手段を駆動するようにし
    たことを特徴とする紙葉類分離方法。
  36. 【請求項36】 前記請求項30に記載の紙葉類分離方
    法において、前記紙葉類到達検出手段が前記紙葉類送り
    手段の駆動を停止する信号を出力している場合でも、吸
    着ベルトの吸着穴の通過を検出し、かつ、紙葉類の通過
    を検出した場合には前記紙葉類送り手段をある量だけ駆
    動し、また、紙葉類の通過を検出しなかった場合でもあ
    る回数の吸着穴の通過を検出すると前記紙葉類送り手段
    を駆動するようにしたことを特徴とする紙葉類分離方
    法。
  37. 【請求項37】 前記請求項30記載の紙葉類分離方法
    において、前記紙葉類到達検出手段が前記紙葉類送り手
    段の駆動を停止する信号を出力している場合でも、吸着
    ベルトの吸着穴の通過を検出し、そして、紙葉類の通過
    を検出した場合には前記紙葉類送り手段を駆動し、ま
    た、紙葉類の通過を検出しなかった場合でもある回数の
    吸着穴の通過が検出されるまでは前記紙葉類送り手段を
    駆動するようにしたことを特徴とする紙葉類分離方法。
  38. 【請求項38】 前記請求項27に記載の紙葉類分離方
    法において、前記紙葉類到達検出手段が前記紙葉類送り
    手段の駆動を停止する信号を出力している場合でも、吸
    着ベルトの吸着穴の通過を検出し、そして、紙葉類の通
    過を検出した時には通過した紙葉類の厚さに対応した分
    だけ前記紙葉類送り手段を駆動し、また、紙葉類の通過
    を検出しなかった場合でもある回数吸着穴の通過を検出
    すると前記紙葉類送り手段を駆動するようにしたことを
    特徴とする紙葉類分離方法。
  39. 【請求項39】 前記請求項30に記載の紙葉類分離方
    法において、紙葉類到達検出手段が紙葉類送り手段の駆
    動を停止する信号を出力している場合でも、吸着ベルト
    の吸着穴の通過を検出し、そして、紙葉類の通過を検出
    した場合には通過した紙葉類の厚さに対応した分紙葉類
    送り手段を駆動し、また、紙葉類の通過を検出しなかっ
    た場合でもある回数の吸着穴の通過を検出するまでは紙
    葉類送り手段を駆動するようにしたことを特徴とする紙
    葉類分離方法。
  40. 【請求項40】 はがき、封書等の紙葉類をある定めら
    れた判断基準によって区分する紙葉類の自動区分装置で
    あって、少なくとも、紙葉類を1枚ずつに分離するため
    の紙葉類分離機構、分離された紙葉類を搬送するための
    搬送手段、紙葉類のスキューやシフトを修正するための
    整位手段、紙葉類に記された区分のために必要な記号を
    読み取るための読取り手段、読み取られた紙葉類の情報
    により区分された紙葉類を収納するための収納手段、紙
    葉類を指定の収納手段へ搬送するための搬送切り換え手
    段、及び、装置全体の制御を行うための制御手段を有す
    るものにおいて、前記紙葉類分離機構は、前記請求項1
    〜20記載のいずれかの紙葉類の紙葉類分離機構を用い
    たことを特徴とする紙葉類の自動区分装置。
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JP2011102178A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Toshiba Corp 紙葉類取出し装置

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