JPH08133130A - 自動車の車体構造 - Google Patents
自動車の車体構造Info
- Publication number
- JPH08133130A JPH08133130A JP26928694A JP26928694A JPH08133130A JP H08133130 A JPH08133130 A JP H08133130A JP 26928694 A JP26928694 A JP 26928694A JP 26928694 A JP26928694 A JP 26928694A JP H08133130 A JPH08133130 A JP H08133130A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner panel
- floor pan
- main floor
- quarter inner
- side wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤーハーネスの配線作業を容易に行い得
るとともに成形時の歩留まりが向上する自動車の車体構
造を提供することにある。 【構成】 メインフロアパンの側壁にサイドボデイアウ
タパネルの下端部を接合し、これらメインフロアパンの
側壁とサイドボデイアウタパネルの下端部相互間にクオ
ータインナパネルの前端部を介在させてサイドシル部を
形成した自動車の車体構造において、上記クオータイン
ナパネル７の前端部８の一部をメインフロアパン３の側
壁４側に傾斜させてメインフロアパン３の側壁４とクオ
ータインナパネル７の前端部８との間隔Ｌを小さくした
ことにある。
るとともに成形時の歩留まりが向上する自動車の車体構
造を提供することにある。 【構成】 メインフロアパンの側壁にサイドボデイアウ
タパネルの下端部を接合し、これらメインフロアパンの
側壁とサイドボデイアウタパネルの下端部相互間にクオ
ータインナパネルの前端部を介在させてサイドシル部を
形成した自動車の車体構造において、上記クオータイン
ナパネル７の前端部８の一部をメインフロアパン３の側
壁４側に傾斜させてメインフロアパン３の側壁４とクオ
ータインナパネル７の前端部８との間隔Ｌを小さくした
ことにある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤーハーネスの配
線作業を容易に行い得るとともに成形時の歩留まりが向
上する自動車の車体構造に関する。
線作業を容易に行い得るとともに成形時の歩留まりが向
上する自動車の車体構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車のサイドシル部１００は、
図６に示すように、両側部を立ち上げて側壁１０１を形
成したメインフロアパン１０２と、このメインフロアパ
ン１０２の側壁１０１の上縁および下縁にサイドボデイ
アウタパネル１０３を接合して形成されている。このサ
イドシル部１００には、図７ないし図１１に示すよう
に、メインフロアパン１０２の側壁１０１と上記サイド
ボデイアウタパネル１０３との間にクオータインナパネ
ル１０４の下部側前端部１０５を接合して補強してい
る。
図６に示すように、両側部を立ち上げて側壁１０１を形
成したメインフロアパン１０２と、このメインフロアパ
ン１０２の側壁１０１の上縁および下縁にサイドボデイ
アウタパネル１０３を接合して形成されている。このサ
イドシル部１００には、図７ないし図１１に示すよう
に、メインフロアパン１０２の側壁１０１と上記サイド
ボデイアウタパネル１０３との間にクオータインナパネ
ル１０４の下部側前端部１０５を接合して補強してい
る。
【０００３】ところで、このようなサイドシル部１００
にワイヤーハーネスを配線する作業に際して、図１２お
よび図１３に示すように、ワイヤーハーネス１０６がク
オータインナパネル１０４とメインフロアパン１０２の
側壁１０１との間隙１０７に入り込む虞がある。
にワイヤーハーネスを配線する作業に際して、図１２お
よび図１３に示すように、ワイヤーハーネス１０６がク
オータインナパネル１０４とメインフロアパン１０２の
側壁１０１との間隙１０７に入り込む虞がある。
【０００４】そこで、従来では、図８ないし図１１に示
すように、クオータインナパネル１０４の前端部にメイ
ンフロアパン１０２側に傾斜するハーネスガイド１０４
ａを突設して、ワイヤーハーネス１０６が間隙１０７に
入り込むのを防止している。
すように、クオータインナパネル１０４の前端部にメイ
ンフロアパン１０２側に傾斜するハーネスガイド１０４
ａを突設して、ワイヤーハーネス１０６が間隙１０７に
入り込むのを防止している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このハーネスガイド１
０４ａは、図１０に示すように、クオータインナパネル
１０４の前端に突出するように設けられるため、図１０
の斜線部分が不要となり、成形時の歩留まりが悪かっ
た。また、部品搬送時に、ハーネスガイド１０４ａ部が
突出しスペースをとることになる。
０４ａは、図１０に示すように、クオータインナパネル
１０４の前端に突出するように設けられるため、図１０
の斜線部分が不要となり、成形時の歩留まりが悪かっ
た。また、部品搬送時に、ハーネスガイド１０４ａ部が
突出しスペースをとることになる。
【０００６】本発明は上記課題を解決し、ワイヤーハー
ネスの配線作業を容易に行い得るとともに成形時の歩留
まりが向上する自動車の車体構造を提供することを目的
とする。
ネスの配線作業を容易に行い得るとともに成形時の歩留
まりが向上する自動車の車体構造を提供することを目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、メインフロアパンの側壁にサイドボデイアウ
タパネルの下端部を接合し、これらメインフロアパンの
側壁とサイドボデイアウタパネルの下端部相互間にクオ
ータインナパネルの前端部を介在させてサイドシル部を
形成した自動車の車体構造において、上記クオータイン
ナパネルの前端部の一部をメインフロアパンの側壁側に
傾斜させてメインフロアパンの側壁とクオータインナパ
ネルの前端部との間隔を小さくしたことにある。
するため、メインフロアパンの側壁にサイドボデイアウ
タパネルの下端部を接合し、これらメインフロアパンの
側壁とサイドボデイアウタパネルの下端部相互間にクオ
ータインナパネルの前端部を介在させてサイドシル部を
形成した自動車の車体構造において、上記クオータイン
ナパネルの前端部の一部をメインフロアパンの側壁側に
傾斜させてメインフロアパンの側壁とクオータインナパ
ネルの前端部との間隔を小さくしたことにある。
【０００８】
【作用】メインフロアパンの側壁とクオータインナパネ
ルの前端部との間隔を小さくしているので、ワイヤーハ
ーネスがメインフロアパンの側壁とクオータインナパネ
ルの前端部との間隙に入り込むことがない。クオータイ
ンナパネルの前端部の一部を利用して、メインフロアパ
ンの側壁とクオータインナパネルの前端部との間隙を塞
いでいるので、クオータインナパネルの成形時の歩留ま
りが向上する。
ルの前端部との間隔を小さくしているので、ワイヤーハ
ーネスがメインフロアパンの側壁とクオータインナパネ
ルの前端部との間隙に入り込むことがない。クオータイ
ンナパネルの前端部の一部を利用して、メインフロアパ
ンの側壁とクオータインナパネルの前端部との間隙を塞
いでいるので、クオータインナパネルの成形時の歩留ま
りが向上する。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
ら詳細に説明する。
【００１０】図１ないし図３において、１は自動車の車
体、２はサイドシル部である。サイドシル部２はメイン
フロアパン３の側壁４と、サイドボデイアウタパネル５
の下端部６と、クオータインナパネル７の前端部８を互
いに上縁および下縁を接合して構成されている。
体、２はサイドシル部である。サイドシル部２はメイン
フロアパン３の側壁４と、サイドボデイアウタパネル５
の下端部６と、クオータインナパネル７の前端部８を互
いに上縁および下縁を接合して構成されている。
【００１１】クオータインナパネル７の前端部８は、図
４および図５に示すように、成形時に、絞り加工によっ
て、パネル面の一部をメインフロアパン３の側壁４側に
傾斜させて斜面９に形成しており、メインフロアパン３
の側壁４との間隔Ｌを小さくしてある。
４および図５に示すように、成形時に、絞り加工によっ
て、パネル面の一部をメインフロアパン３の側壁４側に
傾斜させて斜面９に形成しており、メインフロアパン３
の側壁４との間隔Ｌを小さくしてある。
【００１２】上記構成によると、ワイヤーハーネス１０
をサイドシル部２内に挿通して配線する場合、ワイヤー
ハーネス１０はクオータインナパネル７の斜面９に沿っ
て案内され、サイドボデイアウタパネル５とクオータイ
ンナパネル７との間の通路１１内を配線される。こうし
て、クオータインナパネル７とメインフロアパン３の側
壁４との間隙１２内にワイヤーハーネス１０が入り込む
不具合を防ぐことができる。
をサイドシル部２内に挿通して配線する場合、ワイヤー
ハーネス１０はクオータインナパネル７の斜面９に沿っ
て案内され、サイドボデイアウタパネル５とクオータイ
ンナパネル７との間の通路１１内を配線される。こうし
て、クオータインナパネル７とメインフロアパン３の側
壁４との間隙１２内にワイヤーハーネス１０が入り込む
不具合を防ぐことができる。
【００１３】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による自動車
の車体構造によれば、メインフロアパンの側壁にサイド
ボデイアウタパネルの下端部を接合し、これらメインフ
ロアパンの側壁とサイドボデイアウタパネルの下端部相
互間にクオータインナパネルの前端部を介在させてサイ
ドシル部を形成した自動車の車体構造において、上記ク
オータインナパネルの前端部の一部をメインフロアパン
の側壁側に傾斜させてメインフロアパンの側壁とクオー
タインナパネルの前端部との間隔を小さくしたので、ク
オータインナパネルとメインフロアパンの側壁との間隙
内にワイヤーハーネスが入り込む不具合を防ぐことがで
きる。また、クオータインナパネルの前端部の一部に傾
斜面を形成したので、成形時の歩留まりが向上する。さ
らに、従来のように、クオータインナパネルの舌片が突
出するようなことがないので、部品搬送時の変形がなく
なる。またさらに、クオータインナパネルの前端部の一
部に傾斜面を形成したので、サイドシル部の剛性を向上
することができる。また、ハーネスガイド面が大きくな
るので、ワイヤーハーネスの誘導が容易となる。
の車体構造によれば、メインフロアパンの側壁にサイド
ボデイアウタパネルの下端部を接合し、これらメインフ
ロアパンの側壁とサイドボデイアウタパネルの下端部相
互間にクオータインナパネルの前端部を介在させてサイ
ドシル部を形成した自動車の車体構造において、上記ク
オータインナパネルの前端部の一部をメインフロアパン
の側壁側に傾斜させてメインフロアパンの側壁とクオー
タインナパネルの前端部との間隔を小さくしたので、ク
オータインナパネルとメインフロアパンの側壁との間隙
内にワイヤーハーネスが入り込む不具合を防ぐことがで
きる。また、クオータインナパネルの前端部の一部に傾
斜面を形成したので、成形時の歩留まりが向上する。さ
らに、従来のように、クオータインナパネルの舌片が突
出するようなことがないので、部品搬送時の変形がなく
なる。またさらに、クオータインナパネルの前端部の一
部に傾斜面を形成したので、サイドシル部の剛性を向上
することができる。また、ハーネスガイド面が大きくな
るので、ワイヤーハーネスの誘導が容易となる。
【図１】自動車の車体を示す斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ線断面図である。
【図４】クオータインナパネルを示す斜視図である。
【図５】クオータインナパネルの前端部を示す概念図で
ある。
ある。
【図６】サイドシル部を構成する自動車の車体を分解し
て示す斜視図である。
て示す斜視図である。
【図７】従来の自動車のサイドシル部を示す概念図であ
る。
る。
【図８】図７のＡ−Ａ線断面図である。
【図９】図７のＢ−Ｂ線断面図である。
【図１０】図８のクオータインナパネルを示す概念図で
ある。
ある。
【図１１】従来のクオータインナパネルの前端部を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図１２】従来のハーネスガイドを設けない場合の図７
のＡ−Ａ線断面図である。
のＡ−Ａ線断面図である。
【図１３】図７のＣ−Ｃ線断面図である。
１ 車体 ２ サイドシル部 ３ メインフロアパン ４ 側壁 ５ サイドボデイアウタパネル ６ 下端部 ７ クオータインナパネル ８ 前端部 ９ 斜面 １０ ワイヤーハーネス １１ 通路 １２ 間隙 Ｌ 間隔
Claims (1)
- 【請求項１】 メインフロアパンの側壁にサイドボデイ
アウタパネルの下端部を接合し、これらメインフロアパ
ンの側壁とサイドボデイアウタパネルの下端部相互間に
クオータインナパネルの前端部を介在させてサイドシル
部を形成した自動車の車体構造において、上記クオータ
インナパネルの前端部の一部をメインフロアパンの側壁
側に傾斜させてメインフロアパンの側壁とクオータイン
ナパネルの前端部との間隔を小さくしたことを特徴とす
る自動車の車体構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26928694A JPH08133130A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 自動車の車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26928694A JPH08133130A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 自動車の車体構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08133130A true JPH08133130A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17470244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26928694A Pending JPH08133130A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 自動車の車体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08133130A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009190548A (ja) * | 2008-02-14 | 2009-08-27 | Mazda Motor Corp | 自動車の側部構造 |
-
1994
- 1994-11-02 JP JP26928694A patent/JPH08133130A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009190548A (ja) * | 2008-02-14 | 2009-08-27 | Mazda Motor Corp | 自動車の側部構造 |
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