JPH08131647A - パチンコ玉の回収機 - Google Patents

パチンコ玉の回収機

Info

Publication number
JPH08131647A
JPH08131647A JP27337894A JP27337894A JPH08131647A JP H08131647 A JPH08131647 A JP H08131647A JP 27337894 A JP27337894 A JP 27337894A JP 27337894 A JP27337894 A JP 27337894A JP H08131647 A JPH08131647 A JP H08131647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collecting
fin
pachinko balls
floor
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27337894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3439547B2 (ja
Inventor
Toyokazu Ishii
豊和 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
L II TEC KK
Original Assignee
L II TEC KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by L II TEC KK filed Critical L II TEC KK
Priority to JP27337894A priority Critical patent/JP3439547B2/ja
Publication of JPH08131647A publication Critical patent/JPH08131647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3439547B2 publication Critical patent/JP3439547B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 床に落ちたパチンコ玉を安全,衛生的かつ効
率良く回収する。 【構成】 棹部3から連結部5及び枠体24を介して収
集部2に力が加えられると、車輪21A,21Bが回転
して収集部2は床7を移動する。そして、車輪と一体に
形成されたローラ26内部の床面側に設けた磁石27に
よって床面のパチンコ玉1がフィン部22側に吸引され
ると共に、ローラ上に配設され車輪の回転に連動するフ
ィン部22の回転によってこのパチンコ玉が収集され、
回収部25に回収される。この結果、床面に散乱するパ
チンコ玉を効率良く、かつ安全,衛生的に回収できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床等に落ちているパチ
ンコ玉を拾い集めて回収するパチンコ玉の回収機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技は、広く一般大衆の娯楽と
して親しまれている。ところで、パチンコ機械の賞玉受
皿が一杯になって賞玉を箱等の容器に移す場合や賞玉受
皿に溜まった賞玉を景品引換所に運ぶ場合、及びパチン
コ機械を他の機械に変えて遊技するためにパチンコ玉を
他の機械に運ぶ場合等においては、玉が床に落ちて散乱
することがある。このような場合は、随時または閉店後
に店員が回収機により床に落ちているパチンコ玉を拾い
集めて回収するようにしている。
【0003】図14は従来のパチンコ玉回収機の一例を
示す図であり、同図において、1はパチンコ玉、2はパ
チンコ玉を収集する収集部、3は棹部、4は取手部を示
す。このような回収機においては、床に散乱するパチン
コ玉1は、収集部2の先端に配設された永久磁石(以
下、磁石)により吸い寄せられ、収集部2にある程度の
パチンコ玉1が吸引された時点で、収集部2からパチン
コ玉1を手で取り外して容器に入れ、回収を行うもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような回収機は、
収集部2に取り付けられる棹部が長いため、店員は図1
5(a)に示すように、身体を屈めて収集部2からパチ
ンコ玉を取り外したり、或いは図15(b)に示すよう
に、収集部2のパチンコ玉に手が届く程度まで収集部2
を移動させなければならず、しかもこのような回収作業
は狭い通路やお客で混雑したホール内で行われることか
ら、作業上非効率であり、また危険であるという問題が
あった。また、回収されたパチンコ玉が入れられた容器
は、相当の重量を有するものであり、このような容器を
所定の回収場所まで運ばなければならないことから、店
員に過度の労力を強いるという問題もあった。さらに、
収集部2に吸引されたパチンコ玉1を手で取り外してい
るため、不衛生であるという問題もあった。したがって
本発明は、床に落ちたパチンコ玉を安全,衛生的かつ効
率良く回収することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、棹部と、棹部に連結部及び枠体を介
して接続される収集部とからなり床面に散乱するパチン
コ玉を収集部により収集するパチンコ玉の回収機におい
て、枠体に車軸を介して取り付けられ床面を回転する車
輪と、車輪の回転に連動して回転しパチンコ玉を収集す
るフィン部と、床面と対向してフィン部の内部に配設さ
れ床面のパチンコ玉を吸引するための磁石部と、枠体に
取り付けられフィン部に収集されたパチンコ玉を回収す
る回収部とを設けたものである。また、車輪と一体に形
成されるローラを設け、床面に対して水平かつローラ面
に対して円弧状の複数のフィン部をローラ上に形成する
と共に、ローラの内部の床面側に磁石部を配設したもの
である。また、フィン部を床面に対し斜め状及びV字状
の何れか一方の形状としてローラに配設するようにした
ものである。また、回収部を三角状に形成したものであ
る。
【0006】また、複数のフィン部を車輪と一体に形成
すると共に、フィン部の内側に回収部を設け、回収部は
その表面が磁石部で覆われかつ床面と反対側に穴部を設
けたものである。また、円柱状の形状を有すると共に側
部表面が磁石部で覆われ移動時には回転しない軸部と、
移動時には車輪の回転により床面に沿い床面に対して水
平の一定方向に回転するフィン部と、斜面部を有しフィ
ン部に固定接続されかつフィン部の回転に連動して軸部
の側部の周囲を斜面部の下降方向に回転すると共に、フ
ィン部により斜面部に収集されたパチンコ玉を軸部の周
囲に沿って軸部の上部まで上昇させる昇玉部と、フィン
部の上部かつ昇玉部の周囲に配設され昇玉部により上昇
されたパチンコ玉を回収する回収部とを設けたものであ
る。また、連結部は、収集部に対し棹部からの何れの方
向の力も伝達するようにしたものである。
【0007】
【作用】棹部から連結部を介して収集部に力が加えられ
ると、車輪の回転により収集部が床面を移動し収集部の
フィン近傍に設けられた磁石部により床面のパチンコ玉
がフィン部側に吸引されると共に、車輪の回転に連動す
るフィン部の回転によりこのパチンコ玉が収集され、回
収部に回収される。この結果、床面に散乱するパチンコ
玉を効率良く、かつ安全,衛生的に回収することができ
る。また、回収されたパチンコ玉が収納された回収部
は、車輪が回転することでそのまま所定の回収場所まで
移動できる。また、床面上を車輪が回転すると、これに
連動してローラ及び複数のフィン部も回転すると共に、
ローラ内部の床面側に設けられた磁石部に吸引されたパ
チンコ玉は円弧状のフィン部に収集されて回収部に回収
される。この結果、収集部の前進移動及び後退移動の何
れにおいてもフィン部で的確にパチンコ玉を収集するこ
とができる。また、フィン部を床面に対し斜め状及びV
字状の何れか一方の形状としてローラに配設する。この
結果、回収部を小規模に構成できる。また、回収部を三
角状に形成する。この結果、回収部を床面に対して傾け
て移動した場合でも床面のパチンコ玉を的確に回収でき
る。
【0008】また、複数のフィン部を車輪と一体に形成
すると共に、フィン部の内側に、その表面が磁石部で覆
われかつ床面と反対側に穴部を設けた回収部を配設す
る。この結果、回収部が外部に配設されないことから装
置を小型に構成できると共に、回収作業の際に邪魔にな
らないことから作業効率が一層向上する。また、移動時
にはフィン部は車輪の回転により床面に沿い床面に対し
て水平の一定方向に回転すると共に、昇玉部は、これに
連動して軸部の周囲を斜面部の下降方向に回転して、フ
ィン部により斜面部に収集されたパチンコ玉を軸部の上
部まで上昇させ回収部に回収させる。この結果、簡単か
つ確実な構成によりパチンコ玉を回収することができ
る。また、連結部は、収集部に対し棹部からの何れの方
向の力も伝達する。この結果、ホールの床面の隅まで収
集部を移動でき、従って床面に散乱しているパチンコ玉
を全て自動的に回収することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1(a)は本発明のパチンコ玉回収機の一実施例
を示す斜視図である。同図において、2は床に散乱して
いるパチンコ玉を収集する収集部であり、収集部2は車
輪21A,21B、車輪21の回転に連動して回転する
フィン部22、車軸23に取り付けられる枠体24、及
び枠体24に取り付けられパチンコ玉を回収する箱状の
回収部25等からなる。このような収集部2は、枠体2
4を支持する連結部5を介して前輪21の回転方向に対
し左右に自在に棹部3により支持されており、この棹部
3の先に取手部4が設けられている。
【0010】図1(b)は、収集部2の断面を模式的に
示す図であり、フィン部22は車輪21A,21B間を
連結し車輪とともに回転するローラ26上に配設され
る。そして、ローラ26の内側には磁石27が配設さ
れ、後述するように車軸23に支持されている。なお、
磁石27は車輪21の回転に連動して回転せず、床7の
面に対して常に図示の状態を保持している。そして、車
輪21に対しこれが正転及び逆転の何れかの方向に回転
するような力が、取手部4から棹部3を介して加えられ
ると、車輪21が回転して床上を移動すると共に、車輪
21と連動してフィン部22も回転し、このフィン部2
2の回転及び磁石27の磁力により床7に散乱している
パチンコ玉がフィン部22により収集され回収部25に
回収されるものとなっている。
【0011】図2は収集部2の分解斜視図で、磁石27
の車軸23による支持状況を示している。ローラ26の
内部に配設される磁石27は、図2に示すように、角状
の車軸23に取り付けられる。そして磁石27が取り付
けられた車軸23は、ベアリング28を介して車輪21
A,21Bに取り付けられる。従って、車輪21A,2
1Bが回転しても、この回転はベアリング28によって
車軸23には伝達されず、磁石27は回転せずに床面に
対する一定の方向を保持している。
【0012】図3(a)は、直径11mmのパチンコ玉
1を収集するフィン部22の具体的な形状を示す図であ
り、回収部25を図1に示すようにローラ26の後方に
配置した場合の形状を示す。フィン部22は、ローラ2
6の面からの長さがパチンコ玉1の直径分に相当する長
さを有すると共に、このフィン部22の図中A面は、パ
チンコ玉の半径に相当する部分から下方に曲線上に曲げ
られている。そしてこの曲げ角度、即ちローラ26の中
心点(つまり、車軸23)とのなす角θが5゜以上にな
るように形成されている。一方、フィン部22の図中B
面は半径6mmの円弧状に形成されている。
【0013】そして、フィン部22の例えばB面側でパ
チンコ玉1を収集してA面側で回収部25へ回収するよ
うにしている。図3(b)は、回収部25を、後述の図
8,図9,図11に示すようにローラ26の内部に配置
した場合のフィン部22の形状を示す。フィン部22は
ローラ26の面からの長さはパチンコ玉1の直径分に相
当する長さを有し、その形状はローラ26の中心から放
射状に伸びるような形状でローラ26面に形成される。
【0014】次に図4は各フィン部22の配設間隔と回
収部25の深さとの関係を示す図であり、ローラ26上
に等間隔で配設される各フィン部の配設間隔をA、回収
部25の深さをBとした場合に、 11mm<A<B の関係を有することが望ましい。ただし、磁石27を回
収部25の上面より高い位置まで配設することにより、
A<Bの条件は除外される。
【0015】図5は以上のように構成されたパチンコ玉
回収機のパチンコ玉1の回収動作を示す図であり、図中
の白抜きの矢印はローラ26の回転方向(車輪21の回
転方向)を示す。即ち、同図(a)は回収機の前進(図
中、右側から左側へ移動)時の動作を示し、同図(b)
は回収機の後退(図中、左側から右側へ移動)時の動作
を示している。図5(a)において、1A〜1Fは各パ
チンコ玉を示しているが、床7上に各パチンコ玉が散乱
していた場合に、回収順序は1A,1B、1C,・・・
の順に回収される。即ち、回収機が前進して各フィン部
間にあるパチンコ玉1Eが、いま収集部2の磁石27に
より吸引され、非磁性体により形成されるローラ26に
吸着したとする。
【0016】するとこのパチンコ玉1Fは、パチンコ玉
1D,1Cのように、回転するローラ26に吸着された
まま回収部25側に持ち上げられる。そして、ローラ2
6がさらに回転して磁石27の配設領域から離れ磁石2
7の磁力が及ばなくなると、パチンコ玉1Bのようにロ
ーラ面から離れるが、このときはフィン部22及び回収
部25により支持され床面への落下が阻止される。その
後、ローラ26がさらに回転して回収部25の支持が無
くなると、パチンコ玉1Fはパチンコ玉1Aのように、
フィン部22から回収部25内に落下し回収される。
【0017】また、図5(b)に示す回収機の後退時
に、各フィン部間にあるパチンコ玉1Gが、いま収集部
2の磁石27により吸引され、ローラ26に吸着したと
する。するとこのパチンコ玉1Gは、パチンコ玉1Fの
ように、回転するローラ26に吸着されたまま持ち上げ
られ、その後、さらにローラ26が回転すると、ローラ
面から滑り落ちてパチンコ玉1E,1D,1Cのように
フィン部22の円弧部(B面)で支持されたまま図中上
方へ持ち上げられる。そしてさらにローラ26が回転す
ると、パチンコ玉1Gは、パチンコ玉1Bのように、支
持されているフィン部22の円弧部(B面)から回転方
向に対して1つ前のフィン部22のA面へ移動してここ
で支持され、ローラ26がさらに回転してフィン部22
及び回収部25の支持が無くなると、パチンコ玉1Aの
ようにフィン部22から回収部25内に落下し回収され
る。このように、この回収機は床7の面に沿って前進す
るときは勿論、後退時にもパチンコ玉を回収できるもの
である。
【0018】図6は回収部25の第2の実施例を示す図
であり、回収部25を三角状に形成したものである。回
収部をこのように三角状に形成したことにより、回収部
25を図中下方に傾けながら後退したとしても、床7に
散乱するパチンコ玉1に回収部25の下面が当たること
はなく、従って回収部25に阻止されずにパチンコ玉1
を的確に収集部2へ集めることができる。
【0019】図7はフィン部22の第2の実施例を示す
図であり、フィン部22をV字状に形成したものであ
る。なお、磁石27は図中点線で示すように回収部25
の上面位置より、少し上方に配設する。このようにフィ
ン部22をV字状に形成することにより、パチンコ玉を
フィン部22の中央の谷間部分に集めることができ、従
って回収部25を小型に構成することができる。次に図
8は、フィン部22の第3の実施例を示す図であり、フ
ィン部22をローラ26の面に対して斜め状に形成す
る。そして、ローラ26と車輪21Bとの間に回収部2
5を設け、ローラ26内の磁石27を回収部25の上面
より少し上方に配設する。このようにフィン部22を形
成することにより、フィン部22の円弧部により保持さ
れたパチンコ玉1が、ローラ26の回転により図中上方
に持ち上げられたときには、斜め状のフィン部22によ
り回収部25側へ寄せられ、結局フィン部22から滑り
落ちて回収部25へ回収される。
【0020】図9は収集部2の第2の実施例を示す図で
ある。この実施例では、同図(a)に示すように、磁石
27を車輪21A側から車輪21B側へ図中上方へ斜め
状に配設すると共に、ローラ26の車輪21B側に切り
欠き部を設けてこの切り欠き部を介しローラ内部に形成
した回収部25にパチンコ玉1を回収する。図9(b)
は回収部25の配置状況を示す断面図であり、ローラ2
6の内側に穴部30を設けた回収部25を形成し、この
回収部25とローラ26間に上述の磁石27が形成され
る。なお、回収部25及び磁石27はローラ26が回転
しても車軸23に取り付けられた同図(b)の断面図に
示す支持部26Aにより支持されて回転せず、上方に穴
部30が保持されたままの状態となっている。このよう
に構成することにより、フィン部22の円弧部により保
持されたパチンコ玉1は、車輪21の回転により図中上
方に持ち上げられると磁石27の磁力により次第に車輪
21B側へ吸引されて移動し、この結果、ローラ26の
切り欠き部及び穴部30を介して回収部25内に回収さ
れる。
【0021】図10はフィン部22の第4の実施例を示
す図であり、フィン部22をスパイラル状に形成すると
共に、ローラ26と車輪21Bとの間に回収部25を設
け、かつ磁石27をローラ26の内部の全面に亘って配
設したものである。この場合ローラ26の回収部25と
接する部分に穴部32を設ける。このように構成するこ
とにより、フィン部22によって収集したパチンコ玉1
は、回収機が前進してローラ26が回転すると、図中右
方向に移動し、この結果、穴部32を介して回収部25
に落下し回収される。なお、この場合は、回収機が前進
する場合のみパチンコ玉1を回収することができる。図
11は収集部2の第3の実施例を示し、ローラ26を省
略して車輪21とフィン部22とを一体的に構成し、フ
ィン部22の内部に回収部25を収容するようにしたも
のである。
【0022】即ち、図11(b)に示す車輪21A,2
1Bとフィン部22とが一体化されたものの内部に図1
1(c)に示す回収部25が収納される。なお、この回
収部25は、図11には図示されていないが車軸23等
により支持されており、車輪21A,21Bが回転して
も回転することはない。そしてその表面には図11
(c)に示すように、磁石27が形成されると共に、図
11(a)の断面図に示すように、穴部31が上方に形
成されている。このように構成された回収機で床7上の
パチンコ玉1を回収するときには、まず磁石27で吸引
されて磁石面に吸着させ、吸着したパチンコ玉1をフィ
ン部22によって上方に押し上げ、穴部31を介して回
収部25内に回収する。
【0023】次に図12は収集部2の第4の実施例を示
し、同図(a)はその斜視図、同図(b)はその断面図
である。このように構成された回収機は、回収機が床面
を移動するときにフィン部22が床面に沿って回転す
る。ところでフィン部22の回転方向は、回収機が如何
なる方向に移動してもフィン部22に取り付けられた車
輪21が図中α方向にのみ回転するため、従って一定の
β方向に回転する。ここでフィン部22は、斜面部41
Aを有する昇玉部41と一体に形成されている。そし
て、昇玉部41の中心に空けられた穴部に軸42が取り
付けられ、軸42に連結部5を介して棹部3が取り付け
られる。なお、連結部5は例えばフックの自在軸継手の
ように構成され、軸42に対しあらゆる方向から力を加
えることができる。
【0024】次に、以上のように構成された回収機の動
作を説明する。この回収機の軸42に対し床の面方向へ
移動させるような力が加えられると、車輪21が図中α
方向に回転し、従って各フィン部22は一定のβ方向に
回転する。このフィン部22が取り付けられた昇玉部4
1も、β方向に回転する。ここで、フィン部22の近く
にパチンコ玉1が存在していると、このパチンコ玉1は
フィン部22に取り付けられた磁石27によりフィン部
22に吸引され、さらにフィン部22によって、図13
に示す昇玉部41の斜面部41Aの入り口41B(図1
2(a)では、斜面部41Aの下方部分に位置する)ま
で引き寄せられる。
【0025】一方、軸42の周囲には、図13に示すよ
うに磁石27が帯状に配設されており、斜面部41Aの
入り口41Bに引き寄せられたパチンコ玉は、軸42の
磁力により軸42に吸引される。そして、回収機が移動
すると昇玉部41が軸42の周りをβ方向に回転するこ
とから、この昇玉部41の回転に伴って斜面部41Aが
軸42の周囲に沿って回転し、従ってパチンコ玉1は軸
42の帯状の磁石27に吸着されながら軸42に沿って
上昇する。こうして軸42の周りに軸42に沿って上昇
したパチンコ玉1は軸42の上方に達すると、斜面部4
1Aからこぼれて周囲に配設された回収部25に落下す
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、棹
部から連結部を介して収集部に力が加えられると、車輪
の回転により収集部が床面を移動し収集部のフィン近傍
に設けられた磁石部により床面のパチンコ玉をフィン部
側に吸引すると共に、車輪の回転に連動するフィン部の
回転によりパチンコ玉を収集し、回収部に自動的に回収
するようにしたので、床面に散乱するパチンコ玉を効率
良く、かつ安全,衛生的に回収することができる。ま
た、回収されたパチンコ玉が収納された回収部は、車輪
が回転することでそのまま所定の回収場所まで移動でき
る。また、床面上を車輪が回転すると、これに連動して
ローラ及び複数のフィン部を回転させると共に、ローラ
内部の床面側に設けられた磁石部に吸引されたパチンコ
玉を円弧状のフィン部に収集して回収するようにしたの
で、収集部の前進移動及び後退移動の何れにおいてもフ
ィン部で的確にパチンコ玉を収集することができる。ま
た、フィン部を床面に対し斜め状及びV字状の何れか一
方の形状としてローラに配設するようにしたので、回収
部を小規模にすることができる。また、回収部を三角状
に形成するようにしたので、回収部を床面に対して傾け
て移動した場合でも床面のパチンコ玉を的確に回収でき
る。
【0027】また、複数のフィン部を車輪と一体に形成
すると共に、フィン部の内側に、その表面が磁石部で覆
われかつ床面と反対側に穴部を設けた回収部を配設する
ようにしたので、回収部が外部に配設されないことから
装置を小型に構成できると共に、回収作業の際に邪魔に
ならないことから作業効率が一層向上する。また、移動
時にはフィン部は車輪の回転により床面に沿い床面に対
して水平の一定方向に回転すると共に、昇玉部は、これ
に連動して軸部の周囲を斜面部の下降方向(斜面部が床
面をすくい上げる方向)に回転して、フィン部により斜
面部に収集されたパチンコ玉を軸部の上部まで上昇させ
回収部に回収させるようにしたので、簡単かつ確実な構
成によりパチンコ玉を回収することができる。また、連
結部は、収集部に対し棹部からの何れの方向の力も伝達
するようにしたので、ホールの床面の隅まで収集部を移
動でき、従って床面に散乱しているパチンコ玉を全て自
動的に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るパチンコ玉の回収機の一実施例
を示す斜視図及び断面図である。
【図2】 上記実施例装置の分解斜視図である。
【図3】 実施例装置のフィン部の構成を示す図であ
る。
【図4】 実施例装置における各フィン部間の配設間隔
と回収部の深さとの関係を示す図である。
【図5】 フィン部によるパチンコ玉の収集状況を示す
図である。
【図6】 回収部の第2の実施例を示す図である。
【図7】 フィン部の第2の実施例を示す図である。
【図8】 フィン部の第3の実施例を示す図である。
【図9】 実施例装置における収集部の第2の実施例を
示す図である。
【図10】 フィン部の第4の実施例を示す図である。
【図11】 収集部の第3の実施例を示す図である。
【図12】 収集部の第4の実施例を示す図である。
【図13】 収集部の第4実施例の要部を示す図であ
る。
【図14】 従来装置の斜視図である。
【図15】 従来装置における回収作業を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…パチンコ玉、2…収集部、3…棹部、4…取手部、
5…連結部、21A,21B…車輪、22…フィン部、
23…車軸、24…枠体、25…回収部、26…ロー
ラ、27…磁石、28…ベアリング、30…穴部、41
…昇玉部、41A…斜面部、41B…斜面部の入り口、
42…軸。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棹部と、前記棹部に連結部及び枠体を介
    して接続される収集部とからなり、床面に散乱するパチ
    ンコ玉を収集部により収集し回収するパチンコ玉の回収
    機において、 前記枠体に車軸を介して取り付けられ床面を回転する車
    輪と、車輪の回転に連動して回転し前記パチンコ玉を収
    集するフィン部と、床面と対向して前記フィン部の内部
    に配設され前記パチンコ玉を吸引するための磁石部と、
    前記枠体に取り付けられフィン部に収集されたパチンコ
    玉を回収する回収部とを前記収集部に設けたことを特徴
    とするパチンコ玉の回収機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパチンコ玉の回収機にお
    いて、 車輪と一体に形成されるローラを設け、床面に対して水
    平かつローラ面に対して円弧状の複数の前記フィン部を
    ローラ上に形成すると共に、ローラの内部の床面側に前
    記磁石部を配設することを特徴とするパチンコ玉の回収
    機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のパチンコ玉の回収機にお
    いて、 車輪と一体に形成されるローラを設け、ローラの内部の
    床面側に前記磁石部を配設すると共に、ローラ面に対し
    て円弧状の複数の前記フィン部を形成し、かつ前記フィ
    ン部は床面に対し斜め状及びV字状の何れか一方の形状
    としてローラに配設されることを特徴とするパチンコ玉
    の回収機。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3記載のパチンコ
    玉の回収機において、 前記回収部を三角状に形成したことを特徴とするパチン
    コ玉の回収機。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のパチンコ玉の回収機にお
    いて、 床面に対して水平かつ車輪の回転面に対して放射状に複
    数の前記フィン部を車輪と一体に形成すると共に、前記
    回収部を、前記車軸を介して前記枠体に取り付けること
    により前記フィン部の内側に配設し、前記回収部はその
    表面が前記磁石部で覆われかつ床面の反対側には穴部が
    設けられることを特徴とするパチンコ玉の回収機。
  6. 【請求項6】 棹部と、前記棹部に連結部を介して接続
    される収集部とからなり、床面に散乱するパチンコ玉を
    収集部により収集するパチンコ玉の回収機において、 円柱状の形状を有しかつ上面に配設される前記連結部を
    介して棹部と接続されると共に側部表面が磁石で覆われ
    移動時には回転しない軸部と、移動時に床面を回転する
    車輪と、前記車輪の回転により床面に沿い床面に対して
    水平の一定方向に回転するフィン部と、斜面部を有しか
    つフィン部に固定接続されると共にフィン部の回転に連
    動して前記軸部の側部の周囲を前記斜面部の下降方向に
    回転し、フィン部により斜面部に収集されたパチンコ玉
    を軸部の周囲に沿って軸部の上面位置まで上昇させる昇
    玉部と、フィン部の上部かつ昇玉部の周囲に配設され昇
    玉部により上昇されたパチンコ玉を回収する回収部とを
    設けたことを特徴とするパチンコ玉の回収機。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項6記載のパチンコ
    玉の回収機において、 前記連結部は、前記収集部に対し前記棹部から加えられ
    る各方向の力を伝達することを特徴とするパチンコ玉の
    回収機。
JP27337894A 1994-11-08 1994-11-08 パチンコ玉の回収機 Expired - Fee Related JP3439547B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27337894A JP3439547B2 (ja) 1994-11-08 1994-11-08 パチンコ玉の回収機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27337894A JP3439547B2 (ja) 1994-11-08 1994-11-08 パチンコ玉の回収機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08131647A true JPH08131647A (ja) 1996-05-28
JP3439547B2 JP3439547B2 (ja) 2003-08-25

Family

ID=17527069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27337894A Expired - Fee Related JP3439547B2 (ja) 1994-11-08 1994-11-08 パチンコ玉の回収機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3439547B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034606A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Enomoto Katsumi コイン回収機
JP5608807B1 (ja) * 2013-11-27 2014-10-15 Nset株式会社 コイン回収機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034606A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Enomoto Katsumi コイン回収機
JP4495538B2 (ja) * 2004-07-27 2010-07-07 榎本 勝巳 コイン回収機
JP5608807B1 (ja) * 2013-11-27 2014-10-15 Nset株式会社 コイン回収機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3439547B2 (ja) 2003-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6079930A (en) Apparatus for tennis ball retrieval
KR101132001B1 (ko) 테니스 공 수집장치
WO2019061827A1 (zh) 球体收集装置
JP3439547B2 (ja) パチンコ玉の回収機
US3989151A (en) Golf ball retriever
JPH0510855Y2 (ja)
US20040205915A1 (en) Manual floor sweeper
JPS6122588B2 (ja)
CN207208979U (zh) 一种吸管盒装置
JP4644774B2 (ja) 球体搬送装置
JP4080559B2 (ja) パチンコ球集拾機
CN217612845U (zh) 一种游艺机
JP3095018U (ja) メダル回収機
JPH0639066U (ja) パチンコ球回収装置
JPH0513491U (ja) メダル等の集拾装置
JP2543303Y2 (ja) 細片屑回収装置
CN217678816U (zh) 一种市政建设用道路石子清理装置
JP2004244218A6 (ja) 球体搬送装置及び球体回収装置
JPS6122684Y2 (ja)
JPH076931Y2 (ja) 垂直リフト
JP3039280U (ja) ボール収集キャリーカー
JP2024025263A (ja) ゴルフボール集球装置のサポート装置
JP2024090526A (ja) 球体回収装置
JPH0345276A (ja) ゴルフボール拾集機
JPH0512336Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees