JP4644774B2 - 球体搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、硬質材料または軟質材料の球体を上向き又は下向きに搬送する球体搬送装置に関するものである。
球体を搬送する技術として例えば、球体をベルトコンベアに乗せて移動させる方法、球体を一対のベルトコンベアで挟んで移動させる方法、球体をプラスチック等の平行板に挟んで移動させる方法などがある。
しかしながら、ベルトコンベア方式では、前者は球体を上向き及び下向きに移動できない。後者にあっては一対のベルトコンベアで球体を挟むためには両側のベルトコンベアのベルト内周側に球体を両側から押圧する押板がそれぞれ必要となり、部品の種類が多くなるので高価になる。しかも押板表面とベルト内周面との間で滑り摩擦が常時生じるために、ベルトの高速循環動が容易でなく球体を高速で上方に搬送するのが困難であると共にベルトが摩耗損傷し易く故障の要因になり易い。また、ベルトコンベア方式は無端状ベルトを長円形状に配置するためにコンベアの途中で搬送の向きを変えるのが難しい。
平行板に挟んで移動させる方式では、球体に働く遠心力が影響するので、高速運転に不向きであるため取り込みの速度、搬送の速度、移動距離などに制限があり、また、取り込みの確実性にも問題がある。
この発明は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、球体を上向き又は下向きに搬送できると共に、部品の種類が少なく安価で、故障が少なく、搬送距離も長くとれ、しかも搬送の向きを簡単に変えられ、高速で球体を搬送することのできる球体搬送装置を提供することにある
上記課題を解決するために請求項1の発明は、球体搬送路の一側方に駆動ローラーを複数配置し、球体搬送路の他側方となる駆動ローラーの対向面に球体搬送路の幅が駆動ローラーの側周面との間で一定の間隔に保たれる断面凹状円弧型固定壁を複数配置すると共に、球体搬送路を上下方向に直線部分と迂回部分とから形成し、球体を駆動ローラーと断面凹状円弧型固定壁で挟圧して上向き又は下向きに搬送する手段よりなるものである。
この発明に係る球体搬送装置によれば、球体を上向きに高速でかつ確実に搬送することができる。また、球体を下向きに自然落下速度よりも低速度で或いは高速度で搬送することができる。本装置は駆動ローラーと断面凹状円弧型固定壁との組合せを搬送経路に沿って必要個数配置するのみであり部品の種類が少なく、しかも構造が簡単で安価にすることができる。また、従来のベルトコンベアがベルトの摩耗破損によって故障し易いのに対し、本装置では駆動ローラー及び断面凹状円弧型固定壁は共に摩耗損傷し難いために故障も少なくすることができる。さらに、駆動ローラーと断面凹状円弧型固定壁との組合せを搬送経路に沿って何個でも配置することができるので、搬送距離は所望の長さだけ如何様にも長くとることができる。さらにまた、搬送経路の途中に障害物があっても、従来の長円形のベルトを配置するのと異なり、円形の駆動ローラーと断面凹状円弧型固定壁との組合せであるため、障害物を迂回するために搬送の向きを簡単に変えることができる。
以下、図面に記載の発明を実施するための最良の形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
〔最良の形態−1〕
ここで、図1は球体搬送装置の側面図、図2は球体搬送装置の斜視図、図3は搬送距離をのばした球体搬送装置の側面図、図4は搬送の向きを変えた球体搬送装置を示す側面図である。
図において、球体搬送装置は、球体aを上下方向に搬送する装置で、球体aを搬送するための搬送通路となる球体搬送路1が上下方向に形成されている。球体搬送路1の一側方には、駆動ローラー2が上下方向に複数例えば図1、図2では2個、また図3では5個配置されている。各駆動ローラー2は上下に平行に配置されている。最下段の駆動ローラー2a、最上段の駆動ローラー2b、中間の駆動ローラー2cは、何れも同一形状のものからなる。
駆動ローラー2は円筒形の形状をしており、円筒形の側周面が球体aと接する。駆動ローラー2は水平向きに横置されている。横置された駆動ローラー2の両端は球体搬送装置の両側を構成する図示しない軸受けにそれぞれ軸支されている。駆動ローラー2は水平軸回りに回転するように配置されている。
上下の各駆動ローラー2は、図示しないローラー駆動モーターに連動連結されていて、ローラー駆動モーターの駆動により同一方向に回転して球体aを断面凹状円弧型固定壁3と協動し挟んで上向きに或いは下向きに搬送する。
球体搬送路1の他側方となる駆動ローラー2の対向面には、球体搬送路1の幅が円筒形の駆動ローラー2の側周面との間で一定の間隔に保たれる断面凹状円弧型固定壁3が上下方向に複数例えば図1、図2では2個、また図3では5個配置されている。断面凹状円弧型固定壁3の凹状円弧の曲率中心は向かい合う駆動ローラー2の回転中心に一致していて、球体搬送路1の幅は一定に保たれている。
球体aを挟む力は弾性力と摩擦力を利用するので、球体aの材質が軟質弾性材料の場合例えばテニスボールの場合は駆動ローラー2の表面材質は硬質材質でよいが、球体aが硬質材料でできている場合例えばゴルフボールの場合は、駆動ローラー2の表面材質は軟質弾性材料を使用することにより両者の接触面積と摩擦力を増大させる。
球体搬送路1の下端側となる最下段の駆動ローラー2aの下面と最下段の断面凹状円弧型固定壁3aの下端との間には、上向き搬送にあっては取り入れ側となり、下向き搬送にあっては取り出し側となる球体下部出入部1aが形成されている。球体下部出入部1aは出入側の床面に臨んでいる。また、最下段の駆動ローラー2aの最下面は床面との隙間が球体aの直径より僅かに小さくなるように調整されている。
同様に、球体搬送路1の上端側となる最上段の駆動ローラー2bの最後端面と最上段の断面凹状円弧型固定壁3aの上端との間には、下向き搬送にあっては取り入れ側となり、上向き搬送にあっては取り出し側となる球体上部出入部1bが形成されている。球体上部出入部1bは上向きに臨んでいる。
また、図4に示す球体搬送装置にあっては、球体aを、障害物を迂回して搬送するものであり、球体aの移動の向きを変えて搬送する装置であり、球体搬送路1が下側から上側に向かって下部直線部分1c、迂回部分1d及び上部直線部分1eとから形成されている。図4に図示する球体搬送路1の下端側には、前記図1〜図3と同様に球体下部出入部1aが形成され、上端側には球体上部出入部1bが形成されている。
球体搬送路1の下部直線部分1cは床面から真上方向に直線状に形成されている。図面では駆動ローラー2d,2e及び断面凹状円弧型固定壁3d,3eがそれぞれ2個上下方向に配置されている。下部直線部分1cから迂回部分1dに連なる上側の断面凹状円弧型固定壁3eはその円弧長さが短い。この上側の断面凹状円弧型固定壁3eに対応する上側の駆動ローラー2eは迂回部分1dに配置される後述の駆動ローラー2fの斜め下方延長線上に配置されている。駆動ローラー2dと断面凹状円弧型固定壁3dとの間の下端側には上記球体下部出入部1aが形成されている。
下部直線部分1cの上側には迂回部分1dの球体搬送路1が形成されている。迂回部分1dは図面で右斜め上方向に傾斜して延び中間位置から逆向きの左斜め上方向に傾斜して延びて終了している。図面で右斜め上方向に傾斜して延びる部分には、斜め上側に2個の駆動ローラー2fが配置され、その斜め下側に2個の断面凹状円弧型固定壁3fが配置され、右斜め上方向の延長上の中間位置に1個の駆動ローラー2kが配置されている。この中間位置から逆向きの左斜め上方向に傾斜して延びる部分には、図面では駆動ローラー2gが下側に左斜め上方向に傾斜して2個配置され、その上側に下向きに凹状円弧の断面凹状円弧型固定壁3gが左斜め上方向に傾斜して2個配置されている。
また、上記の中間位置の駆動ローラー2kに対応して、図面ではその右側に断面凹状円弧型固定壁3kが上下方向に配置され、その下側には右斜め上方向に傾斜して断面凹状円弧型固定壁3mが配置され、その上側には下向きに凹状円弧の断面凹状円弧型固定壁3nが左斜め上方向に傾斜して配置されている。なお、これらの3個の断面凹状円弧型固定壁3k,3m,3nは同一の円弧上にあり1個の断面凹状円弧型固定壁で形成してもよい。
迂回部分1dの終了した部分から真上方向に再び上部直線部分1eの球体搬送路1が形成されている。図面では駆動ローラー2h,2i,2j及び断面凹状円弧型固定壁3h,3i,3jがそれぞれ3個上下方向に配置されている。迂回部分1dから上部直線部分1eに連なる下側の断面凹状円弧型固定壁3hはその円弧長さが短い。この下側の断面凹状円弧型固定壁3hに対応する下側の駆動ローラー2hは迂回部分1dに配置される駆動ローラー2gの斜め上方延長線上に配置されている。駆動ローラー2jと断面凹状円弧型固定壁3jとの間の上端側には上記球体上部出入部1bが形成されている。
次に、上記発明を実施するための最良の形態−1の構成に基づく作用について以下説明する。
図1〜図3に示す球体搬送装置にあっては、最下段の駆動ローラー2aは球体aを床面側の球体下部出入部1aから巻き込んで拾い上げ、断面凹状円弧型固定壁3aに挟圧しながら回転力によって、図1,図2では駆動ローラー2b(図3では駆動ローラー2c)まで上昇移動させる。つぎに、図1,図2では球体aを駆動ローラー2bと断面凹状円弧型固定壁3bで挟圧しながら回転力によって上昇移動させる。断面凹状円弧型固定壁3の円弧の長さは、駆動ローラー2の半径と球体aの直径と球体aの移動方向で決まる。図3に示す球体搬送装置ではこのことを中間の駆動ローラー2cと断面凹状円弧型固定壁3cの間で繰り返しながら所望の位置まで球体aを上向きに搬送する。球体搬送路1内を搬送される球体aは回転しながら上昇移動する。上向きに搬送された球体aは球体上部出入部1bから排出される。上向きに搬送する場合には、各駆動ローラー2は図面の矢印方向の反時計回りに回転する。
これに対して、球体aを下向きに搬送する場合には、球体上部出入部1bに球体aに挿入すると、最上段の駆動ローラー2bは球体aを巻き込んで、断面凹状円弧型固定壁3bに挟圧しながら回転力によって、図1,図2では駆動ローラー2a(図3では駆動ローラー2c)まで下降移動させる。つぎに、図1,図2では球体aを駆動ローラー2aと断面凹状円弧型固定壁3aで挟圧しながら回転力によって下降移動させる。断面凹状円弧型固定壁3の円弧の長さは、駆動ローラー2の半径と球体aの直径と球体aの移動方向で決まる。図3に示す球体搬送装置ではこのことを中間の駆動ローラー2cと断面凹状円弧型固定壁3cの間で繰り返しながら所望の位置まで球体aを下向きに搬送する。球体搬送路1内を搬送される球体aは回転しながら下降移動する。下向きに搬送された球体aは球体下部出入部1aから排出される。下向きに搬送する場合には、各駆動ローラー2は図面の矢印方向と逆向きの時計回りに回転する。
また、図4に示す球体搬送装置にあっては、最下段の駆動ローラー2dは球体aを床面側の球体下部出入部1aから巻き込んで拾い上げ、断面凹状円弧型固定壁3dに挟圧しながら回転力によって駆動ローラー2eまで下部直線部分1cを真上に上昇移動させる。つぎに、球体aを駆動ローラー2eと断面凹状円弧型固定壁3eで挟圧しながら回転力によって迂回部分1dに傾斜上昇移動させる。迂回部分1dに到達した球体aは駆動ローラー2fと断面凹状円弧型固定壁3fで挟圧されながら回転力によって、迂回部分1dの球体搬送路1内を中間位置の駆動ローラー2kまで右斜め上方に傾斜移動する。中間位置で球体aは駆動ローラー2kと断面凹状円弧型固定壁3m,3k,3nに挟圧されながら回転力によってその移動方向を右斜め傾斜上方移動から逆向きの左斜め傾斜上方移動に変え、駆動ローラー2gと断面凹状円弧型固定壁3gで挟圧されながら回転力によって、迂回部分1dの球体搬送路1内を中間位置の駆動ローラー2kから上部直線部分1eの下部まで左斜め上方に傾斜移動する。上部直線部分1eの下部に到達した球体aは、駆動ローラー2hと断面凹状円弧型固定壁3hで挟圧されながら回転力によって真上に上昇移動させられ、上部直線部分1eの駆動ローラー2i,2jと断面凹状円弧型固定壁3i,3jの間の球体搬送路1内を挟圧されながら回転力によって真上に上昇移動させられる。断面凹状円弧型固定壁3の円弧の長さは、駆動ローラー2の半径と球体aの直径と球体aの移動方向で決まる。球体搬送路1内を搬送される球体aは回転しながら上昇移動する。上向きに搬送された球体aは球体上部出入部1bから排出される。上向きに搬送する場合には、各駆動ローラー2は図面の矢印方向の反時計回りに回転する。
これに対して、球体aを下向きに搬送する場合には、球体上部出入部1bに球体aに挿入すると、最上段の駆動ローラー2jは球体aを巻き込んで、断面凹状円弧型固定壁3jに挟圧しながら回転力によって駆動ローラー2hまで上部直線部分1eを真下に降下移動させる。つぎに、球体aを駆動ローラー2hと断面凹状円弧型固定壁3hで挟圧しながら回転力によって迂回部分1dに傾斜下降移動させる。迂回部分1dに到達した球体aは駆動ローラー2gと断面凹状円弧型固定壁3gで挟圧されながら回転力によって、迂回部分1dの球体搬送路1内を中間位置の駆動ローラー2kまで左斜め下方に傾斜移動する。中間位置で球体aは駆動ローラー2kと断面凹状円弧型固定壁3n,3k,3mに挟圧されながら回転力によってその移動方向を右斜め傾斜下方移動から逆向きの左斜め傾斜下方移動に変え、駆動ローラー2fと断面凹状円弧型固定壁3fで挟圧されながら回転力によって、迂回部分1dの球体搬送路1内を中間位置の駆動ローラー2kから下部直線部分1cの上部まで左斜め下方に傾斜移動する。下部直線部分1cの上部に到達した球体aは、駆動ローラー2eと断面凹状円弧型固定壁3eで挟圧されながら回転力によって真下の駆動ローラー2dと断面凹状円弧型固定壁3dに下降移動させられる。断面凹状円弧型固定壁3の円弧の長さは、駆動ローラー2の半径と球体aの直径と球体aの移動方向で決まる。球体搬送路1内を搬送される球体aは回転しながら下降移動する。下向きに搬送された球体aは球体下部出入部1aから排出される。下向きに搬送する場合には、各駆動ローラー2は図面の矢印方向と逆向きの時計回りに回転する。
〔最良の形態−2〕
ここで、図5は球体回収装置の側断面図、図6は球体回収装置の側面図、図7は球体回収装置の平面図である。
図において、球体回収装置は地面に散らばっている例えばゴルフボールなどの球体aを移動しながら回収する装置である。球体回収装置には回収した球体aを収容するための球体回収室11が設けられている。球体回収室11は例えば箱形の形状を有しており、球体回収室11の内部の底面には後方に向けて下向きに傾斜する傾斜板11aが取り付けられていて、球体回収室11に収容された球体aは傾斜板11aによって後方側に移動し集積される。また、球体回収室11の上面には回収した球体aが外部に飛び出すのを防ぐネットなどが張られている。
球体回収室11の左右両側面の外側の前部側には駆動輪12aがそれぞれ取り付けられている。また、球体回収室11の左右両側面の外側の後部側には非駆動のキャスター型後輪12bがそれぞれ取り付けられている。左右の駆動輪12aは傾斜板11aの下側に配置された駆動輪モーター13に連動連結されていて、駆動輪モーター13の駆動によって回転して球体回収装置を移動させる構造になっている。
球体回収室11の前部には回収した球体aを回収室11に送りこむための搬送通路となる球体搬送路1が上向きに形成されている。球体搬送路1の一側方つまり図面で前部側には、駆動ローラー2が上下方向に複数例えば2個配置されている。
駆動ローラー2は円筒形の形状をしており、円筒形の側周面が球体aと接する。駆動ローラー2は球体回収室11の左右幅方向に横置されている。横置された駆動ローラー2の両端は球体回収室11の左右両側の前方側に張り出す図示しない軸受けにそれぞれ軸支されている。駆動ローラー2は球体回収室11の幅方向の水平軸を中心として回転するように配置されている。
上下の各駆動ローラー2は、球体回収室11の下部側に設置されたローラー駆動モーター14に連動連結されていて、ローラー駆動モーター14の駆動により回転して球体aを断面凹状円弧型固定壁3と協動し挟んで上向きに搬送して球体回収室11に送り込む機能を果たす。
球体搬送路1の他側方となる駆動ローラー2の対向面、つまり図面で球体回収室11側には搬送路の幅が円筒形の駆動ローラー2の側周面との間で一定の間隔に保たれる断面凹状円弧型固定壁3が上下に複数例えば2個配置されている。断面凹状円弧型固定壁3の凹状円弧の曲率中心は向かい合う駆動ローラー2の回転中心に一致していて、搬送路の幅は一定に保たれている。
球体止め板15は、球体搬送路1を通じて球体回収室11に送り込まれる球体aが前方側に飛び出すのを防ぐ板で、上側の駆動ローラー2bの円形の側周面の最後端の接線方向の上部側に垂直方向に取り付けられている。
球体aを挟む力は弾性力と摩擦力を利用するので、球体aの材質が軟質弾性材料の場合例えばテニスボールの場合は駆動ローラー2の表面材質は硬質材質でよいが、球体aが硬質材料でできている場合例えばゴルフボールの場合は、駆動ローラー2の表面材質は軟質弾性材料を使用することにより両者の接触面積と摩擦力を増大させる。
球体搬送路1の下端側となる最下段の駆動ローラー2aの下面と最下段の断面凹状円弧型固定壁3aの下端との間には球体取り込み部16が形成されている。球体取り込み部16は地面に臨んでいる。接していて、地面上の球体aをスムーズに取り込めるようになっている。また、最下段の駆動ローラー2aの最下面は地面との隙間が球体aの直径より僅かに小さくなるように調整されている。
駆動ローラー2の前方つまり球体搬送路1の前方には、地面の凹部に入り込んでいる球体aを掻き出して後方の球体取り込み部16に向けて排出する球体掻き入れ装置17が昇降自在に配置されている。
球体掻き入れ装置17は、左右幅方向に延びる駆動軸17a、駆動軸17aに取り付けられた弓状に曲がった複数の掻き入れ羽根17b、駆動軸17aの両端を昇降自在に支持する一対のアーム17c、駆動軸17aを回転させる掻き入れ駆動モーター17dなどから構成されている。駆動軸17aは伝動チェーン17eを介して掻き入れ駆動モーター17dに連動連結されている。
アーム17cはその基端側が球体回収室11の左右側面の前部側の上部に回転自在に軸支されており、この基端側を中心として上下方向に回動して、先端側でその両端を支持している駆動軸17aを昇降させる機構になっている。また、各掻き入れ羽根17bの弓状の向きは、球体aを掻き入れる下向きの状態で、凹状部分が後方を向くように駆動軸17aに取り付けられている。
次に、上記発明を実施するための最良の形態−2の構成に基づく作用について以下説明する。
駆動ローラー2の前方の球体掻き入れ装置17を構成する掻き入れ羽根17bは掻き入れ駆動モーター17dの動力で回転し、ゴルフボールなどの球体aを駆動ローラー2aに向けて移動させる。球体掻き入れ装置17は地面の凹部に入り込んでいる球体aを掻き出すとともに球体に初速度を与え、駆動ローラー2aが拾い上げるのを助ける働きをする。整地されているエリアでは球体掻き入れ装置17は基端側を回転の中心として上昇させて収納する。
駆動ローラー2aは球体取り込み部16から球体aを床面や地面などから巻き込んで拾い上げ、球体aを断面凹状円弧型固定壁3aに挟圧しながら回転力によって駆動ローラー2bまで上昇させる。取り込まれた球体aは球体搬送路1内を回転しながら上方に向けて移動する。
つぎに、球体aを駆動ローラー2bと断面凹状円弧型固定壁3bで挟圧しながら回転力によって上昇させ、球体回収室11に落とす。このとき、球体aは球体止め板15によって駆動ローラー2bから排出される際に前方側に飛び出すのが防がれ、又球体回収室11の上面に張ったネットなどによって外部に飛び出すのが防がれる。球体回収室11に落下収容された球体aは傾斜板11aを転がって後方側に移動し集積される。
なお、駆動ローラー2の回転の周速度は駆動輪12aの周速度のおよそ2倍が適当である。この掻き入れ羽根17bの回転の周速度は、駆動輪12aの周速度のおよそ2倍が適当である。
この発明は上記発明を実施するための最良の形態に限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
この発明を実施するための最良の形態−1を示す球体搬送装置の側面図である。 この発明を実施するための最良の形態−1を示す球体搬送装置の斜視図である。 この発明を実施するための最良の形態−1を示す搬送距離をのばした球体搬送装置の側面図である。 この発明を実施するための最良の形態−1を示す搬送の向きを変えた球体搬送装置を示す側面図である。 この発明を実施するための最良の形態−2を示す球体回収装置の側断面図である。 この発明を実施するための最良の形態−2を示す球体回収装置の側面図である。 この発明を実施するための最良の形態−2を示す球体回収装置の平面図である。
符号の説明
1 球体搬送路
1a 球体下部出入部
1b 球体上部出入部
1c 下部直線部分
1d 迂回部分
1e 上部直線部分
2 駆動ローラー
3 断面凹状円弧型固定壁
11 球体回収室
11a 傾斜板
12a 駆動輪
12b キャスター型後輪
13 駆動輪モーター
14 ローラー駆動モーター
15 球体止め板
16 球体取り込み部
17 球体掻き入れ装置
17a 駆動軸
17b 掻き入れ羽根
17c アーム
17d 掻き入れ駆動モーター
17e 伝動チェーン
a 球体

Claims (1)

  1. 球体搬送路の一側方に駆動ローラーを複数配置し、球体搬送路の他側方となる駆動ローラーの対向面に球体搬送路の幅が駆動ローラーの側周面との間で一定の間隔に保たれる断面凹状円弧型固定壁を複数配置すると共に、球体搬送路を上下方向に直線部分と迂回部分とから形成し、球体を駆動ローラーと断面凹状円弧型固定壁で挟圧して上向き又は下向きに搬送することを特徴とする球体搬送装置。
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