JPH08130771A - 無線電話装置 - Google Patents

無線電話装置

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JPH08130771A
JPH08130771A JP6269550A JP26955094A JPH08130771A JP H08130771 A JPH08130771 A JP H08130771A JP 6269550 A JP6269550 A JP 6269550A JP 26955094 A JP26955094 A JP 26955094A JP H08130771 A JPH08130771 A JP H08130771A
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JP
Japan
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unit
slave
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master
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JP6269550A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Ito
謙一郎 伊東
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ID番号が盗難されても、そのID番号によ
る他の子機の不正使用を防止することができる無線電話
装置を提供することを目的とする。 【構成】 親機2Cとの電波による送受信を行う無線部
1と、音声入力の送話部4と、音声信号の処理を行う音
声処理部2と、音声出力の受話部5と、充電を行うバッ
テリー部6と、ID番号を登録するID登録部7と、全
体を制御する子機制御部3と、を備えた子機2Aと、子
機2Aとの電波による送受信を行う無線部12と、回線
I/F部13と、ID番号を登録するID登録部15
と、ID番号を変更するID変更部16と、全体を制御
する親機制御部14と、を備えた親機2Cと、親機2C
で変更されたID番号を子機2A側へ送信する子機I/
F部8と、変更されたID番号を親機2C側から受信す
る親機I/F部11と、整流部10と、全体を制御する
充電制御部9と、を備えた充電器2Bとから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ID番号の盗難による
不正使用を最小限にくい止めることのできる無線電話装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、無線電話装置の発展にはめざまし
いものがあり、利用者にとって、その利便性は以前に比
べて格段に向上している。
【0003】以下、親機、子機および充電器により構成
される無線電話装置の従来例について図面を用いて説明
する。
【0004】図5は従来の無線電話装置を示すブロック
図である。図5において、1Aは子機、1Bは充電器、
1Cは親機である。
【0005】図5の子機1Aにおいて、20は親機1C
との電波による送受信を行う無線部、21は無線部20
や後述の送話部23からの音声信号の処理を行う音声処
理部、22は子機1A全体の制御を行う子機制御部、2
3は音声の入力を行う送話部、24は音声の出力を行う
受話部、25は充電を行うバッテリ部、26は子機1A
が使用可か否かを親機1Cで判定するためのID番号を
登録するID登録部である。図5の充電器1Bにおい
て、27は充電器1Bの制御を行う充電制御部、28は
外部からの交流(例えばAC100V)を直流に変換す
る整流部である。
【0006】図5の親機1Cにおいて、29は子機1A
との電波による送受信を行う無線部、30は公衆電話回
線網とのインターフェイスを司る回線インターフェイス
部(以下、回線I/F部と記載する)、31は親機1C
全体の制御を行う親機制御部、32は子機1Aの使用の
可否を判定するためのID番号を登録するID登録部で
ある。
【0007】次に、このように構成された従来の無線電
話装置において、ID番号の登録をした子機1Aを親機
1Cに接続しようとするときの動作について説明する。
【0008】子機1Aに親機1Cとの接続を指令する信
号をボタン操作により入力すると、子機制御部22はI
D登録部26からID番号を取り出す。このID番号は
無線部20を通して電波により親機1C側に送信され
る。上記電波は無線部29を通して親機1C内に取り込
まれ、親機制御部31によって、電波により送られた子
機1AのID番号とID登録部32から取り出されたI
D番号とが比較される。2つのID番号が同じ場合、親
機制御部31は子機1Aを正規のものであると判断し
て、接続を許可する。
【0009】接続を許可された子機1Aは、親機1Cを
通してダイヤルにより相手電話機と接続された後、音声
データを送話部23から音声処理部21に取り込み、音
声処理部21で無線信号に変換し、無線部20を通して
電波により上記音声データを親機1C側へ送出する。
【0010】一方、親機1Cは、無線部29で上記電波
を受信し、回線I/F部30で音声データに変換し、公
衆電話回線網にこの音声データを出力する。逆に公衆電
話回線網からの音声データも回線I/F部30、無線部
29、無線部20、音声処理部21を通して、受話部2
4から出力される。
【0011】このような従来の無線電話装置では、最初
に使う前に親機1Cに子機1Aの使用の可否を判定する
ためのID番号を一度設定すると、それ以後は変更する
ことがなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、親機が子機の使用の可否を判定するID番
号が盗難され、それを他の子機に登録して使用したとし
ても、その使用を防ぐことができないという問題点を有
していた。
【0013】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、子機の使用の可否を判定するID番号が盗難されて
も、そのID番号による他の子機の不正使用を防止する
ことができる無線電話装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の無線電話装置は、公衆電話回
線網に接続された親機との電波による送受信を行う無線
部と、音声の入力を行う送話部と、無線部と送話部とか
らの音声信号の処理を行う音声処理部と、音声の出力を
行う受話部と、充電を行うバッテリ部と、子機が使用可
か否かを親機で判定するためのID番号の登録を行うI
D登録部と、全体の制御を行う子機制御部と、を備えた
子機と、この子機との電波による送受信を行う無線部
と、公衆電話回線網とのインターフェイスを司る回線イ
ンターフェイス部と、子機が使用可か否かを判定するた
めのID番号の登録を行うID登録部と、ID番号の変
更を行うID変更部と、全体の制御を行う親機制御部
と、を備えた親機と、この親機で変更された子機の使用
の可否を判定するためのID番号を子機側へ送信する子
機インターフェイス部と、変更されたID番号を親機側
から受信する親機インターフェイス部と、外部からの交
流を直流に変換する整流部と、全体の制御を行う充電制
御部と、を備えた充電器とから成る。
【0015】請求項2記載の無線電話装置は、公衆電話
回線網に接続された親機との電波による送受信を行う無
線部と、音声の入力を行う送話部と、無線部と送話部と
からの音声信号の処理を行う音声処理部と、音声の出力
を行う受話部と、充電を行うバッテリ部と、子機が使用
可か否かを親機で判定するためのID番号の登録を行う
ID登録部と、全体の制御を行う子機制御部と、認証デ
ータを登録する認証データ登録部と、を備えた子機と、
この子機との電波による送受信を行う無線部と、公衆電
話回線網とのインターフェイスを司る回線インターフェ
イス部と、子機が使用可か否かを判定するためのID番
号の登録を行うID登録部と、認証データを登録する認
証データ登録部と、認証データを変更する認証データ変
更部と、全体の制御を行う親機制御部と、を備えた親機
と、この親機で変更された子機の使用の可否を判定する
ための認証データを子機側へ送信する子機インターフェ
イス部と、変更された認証データを親機側から受信する
親機インターフェイス部と、外部からの交流を直流に変
換する整流部と、全体の制御を行う充電制御部と、を備
えた充電器とから成る。
【0016】請求項3記載の無線電話装置は、請求項2
において、認証データ登録部が複数から成る。
【0017】ここで、親機と子機との通信は、電波によ
る他、光によっても可能である。光は指向範囲が狭い
が、電波のように他の機器に対して妨害となることはな
い。
【0018】
【作用】この構成によって、盗難した子機のID番号を
使用して通話しようとしても、子機のID番号は変更さ
れているので、他の子機の不正使用は防止される。
【0019】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について図1を
参照しながら説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施例における無線
電話装置を示すブロック図である。図1において、2A
は子機、2Bは充電器、2Cは親機である。また、図2
は図1の無線電話装置の概略外観図である。図2におい
て、2A〜2Cは図1の子機2A、充電器2B、親機2
Cと同じであり、2Dは親機2Cと充電器2Bを電気的
に接続するケーブルである。
【0021】図1の子機2Aにおいて、1は親機2Cと
の電波による送受信を行う無線部、2は無線部1や後述
の送話部4からの音声信号の処理を行う音声処理部、3
は子機2A全体の制御を行う子機制御部、4は音声の入
力を行う送話部、5は音声の出力を行う受話部、6は充
電を行うバッテリ部、7は子機2Aの使用の可否を親機
2Cで判定するためのID番号を登録するID登録部で
ある。
【0022】充電器2Bにおいて、8は変更されたID
番号を子機2Aへ送信する子機インターフェイス部(以
下、子機I/F部と記載する)、9は充電器2B全体を
制御する充電制御部、10は外部からの交流(例えばA
C100V)を直流に変換する整流部、11は親機2C
で変更されたID番号を親機2Cから受信する親機イン
ターフェイス部(以下、親機I/F部と記載する)であ
る。
【0023】親機2Cにおいて、12は子機2Aとの電
波による送受信を行う無線部、13は公衆電話回線網と
のインターフェイスを司る回線I/F部、14は親機2
C全体の制御を行う親機制御部、15は子機2Aの使用
の可否を判定するためのID番号を登録するID登録
部、16はID番号の変更を行うID変更部である。
【0024】次に、このような構成の無線電話装置にお
いて、子機2Aを充電するときの動作について説明す
る。
【0025】子機2Aが充電器2Bにセットされると、
整流部10、子機I/F部8を通して電流が流れ、子機
2Aのバッテリ部6にその電流が蓄積される。この時、
充電制御部9は、親機I/F部11を通して、親機制御
部14に対して、子機2Aの使用の可否を判定するため
のID番号の変更を要求するID番号変更要求信号を送
出する。このID番号変更要求信号を受けた親機制御部
14は、ID変更部16を起動させ、ID番号を別のラ
ンダムな値に変更して、ID登録部15に転送すると同
時に親機I/F部11へ送出する。親機I/F部11
は、充電制御部9からの指令により、送出されてきた新
しいID番号を子機I/F部8を通して子機2A側に送
出する。子機2Aは、送出されてきた新しいID番号を
バッテリ部6を通してID登録部7に登録する。このよ
うにして、充電器2Bを介して、子機2Aの使用の可否
を判定するためのID番号の変更を行うことができる。
【0026】次に、子機2Aの使用の可否を判定するた
めのID番号が盗難された後に充電された正規の子機2
Aと、上記盗難したID番号を登録した別の子機とがそ
れぞれ、親機2Cと接続しようとするときの動作につい
て説明する。
【0027】まず、正規の子機2Aの動作について説明
する。子機制御部3は、ID登録部7から子機の使用の
可否を判定するためのID番号を取り出し、このID番
号を無線部1を通して電波により親機2Cに送る。その
電波を無線部12で受信して親機2Cは上記ID番号を
取り出す。この取り出したID番号は親機制御部14に
より、ID登録部15から取り出したID番号と比較さ
れる。上述したことから2つのID番号は同じなので、
親機制御部14は子機2Aを正規のものであると判断し
て、接続を許可する。接続を許可された子機2Aは、親
機2Cを通してダイヤルにより相手電話機と接続された
後、音声データを送話部4から取り込み、音声処理部2
で無線信号に変換し、無線部1を通して電波として親機
2C側へ送出する。親機2Cはその電波を無線部12で
受信し、回線I/F部13で音声データに変換し、公衆
回線電話網にそのデータを送出する。逆に公衆回線電話
網からの音声データも回線I/F部13、無線部12、
無線部1、音声処理部2を通して受話器5から取り出さ
れる。
【0028】これに対して、盗難されたID番号を登録
した子機は正規の子機2Aが充電を行う前のID番号を
登録しているので、親機2Cとの接続を要求しても、上
記盗難されたID番号は親機2Cで登録しているID番
号とは一致しないので、親機2Cは正規の子機2Aでな
いと判断し、接続は許可されない。
【0029】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図3を用いて説明する。図3は本発明の第2の
実施例における無線電話装置を示すブロック図である。
図3において、2Aは子機、2Bは充電器、2Cは親機
である。図2は図3の無線電話装置の概略外観図であ
り、2A〜2Cは図3の子機2A、充電器2B、親機2
Cと同じであり、2Dは親機2Cと充電器2Bを電気的
に接続するケーブルである。
【0030】また、図3において、符号1〜15は、図
1の無線部1、音声処理部2、子機制御部3、送話部
4、受話部5、バッテリ部6、ID登録部7、子機I/
F部8、充電制御部9、整流部10、親機I/F部1
1、無線部12、回線I/F部13、親機制御部14、
ID登録部15と同一であるので、同一符号を付し、説
明は省略する。図3において、17はID登録部7に登
録されたID番号とは異なる認証データの登録を行う認
証データ登録部、18はID登録部15に登録されたI
D番号とは異なる認証データの変更を行う認証データ変
更部、19は上記認証データの登録を行う認証データ登
録部である。
【0031】次に、このような構成の無線電話装置にお
いて、子機2Aを充電するときの動作について説明す
る。
【0032】子機2Aが充電器2Bにセットされると、
整流部10、子機I/F部8を通して電流が流れ、子機
2Aのバッテリ部6にその電流が蓄積される。この時、
充電制御部9は、親機I/F部11を通して、親機制御
部14に対して、認証データ変更要求信号を送る。この
認証データ変更要求信号を受けた親機制御部14は、認
証データ変更部18を起動させ、認証データを別のラン
ダムな値に変更して、認証データ登録部19に転送する
と同時に親機I/F部11へ送る。親機I/F部11
は、充電制御部9からの指令により、送られてきた新し
い認証データを子機I/F部8を通して子機2A側に送
る。子機2Aは、送られてきた新しい認証データをバッ
テリ部6を通して認証データ登録部17に登録する。こ
のように、充電器2Bを介して、子機2Aの使用の可否
を判定するためのID番号とは異なる認証データの変更
を行うことができる。
【0033】次に、図3の無線電話装置において、子機
2Aを親機2Cに接続しようとするときの動作について
説明する。
【0034】子機2Aに親機2Cとの接続を指令する信
号をボタン操作により入力すると、子機制御部3はID
登録部7からID番号を取り出す。このID番号は無線
部1を通して電波として親機2C側に送信される。上記
電波は無線部12を通して親機2C内に取り込まれ、親
機制御部14によって、電波により送られた子機2Aの
ID番号とID登録部15から取り出されたID番号と
が比較される。ここで、2つのID番号が同じならば、
親機制御部14は無線部12を通して子機2A側に認証
データ要求信号を電波として送信する。無線部1を通し
て認証データ要求信号を受けた子機制御部3は、認証デ
ータ登録部17から認証データを取り出し、無線部1を
通して親機2C側に送信する。上記認証データは無線部
12を通して親機2C内に取り込まれ、親機制御部14
によって認証データ登録部19から取り出された認証デ
ータと比較される。ここで認証データが同じならば、初
めて、親機制御部14は子機2Aを正規のものであると
判断し、子機2Aに対して接続を許可する。このように
子機2Aの認証を二重に行うことによって、第1の実施
例の場合よりも不正使用の防止をより確実なものとする
ことができる。
【0035】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図4を用いて説明する。図4は本発明の第3の
実施例における無線電話装置を示すブロック図である。
図4において、2Aは子機、2Bは充電器、2Cは親機
である。図2は図4の無線電話装置の概略外観図であ
り、2A〜2Cは図3の子機2A、充電器2B、親機2
Cと同じであり、2Dは親機2Cと充電器2Bを電気的
に接続するケーブルである。
【0036】また、図4において、符号1〜15、17
〜19は、図2の無線部1、音声処理部2、子機制御部
3、送話部4、受話部5、バッテリ部6、ID登録部
7、子機I/F部8、充電制御部9、整流部10、親機
I/F部11、無線部12、回線I/F部13、親機制
御部14、ID登録部15、認証データ登録部17、認
証データ変更部18、認証データ登録部19と同一であ
るので、同一符号を付し、説明は省略する。ただし、図
4の親機2Cの場合、図3と異なり、認証データ登録部
19は2つ有している。ここで、認証データは、子機番
号データと可変値のデータとから構成される。
【0037】次に、このような構成の無線電話装置にお
いて、子機2Aを充電するときの動作について説明す
る。
【0038】子機2Aが充電器2Bにセットされると、
整流部10、子機I/F部8を通して電流が流れ、子機
2Aのバッテリ部6にその電流が蓄積される。充電を検
知したバッテリ部6は認証データ登録部17から登録さ
れている認証データを取り出し、その認証データを子機
I/F部8に送る。この時、子機I/F部8は親機I/
F部11に上記認証データを転送する。また、充電制御
部9は、親機I/F部11を通して、親機制御部14に
対して、認証データ変更要求信号を送る。この認証デー
タ変更要求信号を受けた親機制御部14は、認証データ
変更部18を起動させる。認証データ変更部18は、親
機I/F部11から認証データを取り出し、認証データ
の可変データを別のランダムな値に変更して、元の認証
データが格納されている認証データ登録部19に転送す
ると同時に親機I/F部11へ送る。親機I/F部11
へ送られてきた新しい認証データは、充電制御部9の指
令により、子機I/F部8を通して子機2A側に取り込
まれ、バッテリ部6を通して認証データ登録部17に登
録される。このように認証データ登録部19を複数(こ
こでは2つ)としたことにより、充電器2Bを介して、
複数の子機2Aに対する認証データの変更を行うことが
できる。
【0039】次に、図4の無線電話装置において、子機
2Aを親機2Cに接続しようとするときの動作について
説明する。
【0040】子機2Aに親機2Cとの接続を指令する信
号をボタン操作により入力すると、子機制御部3はID
登録部7から、子機2Aの使用の可否を判定するための
ID番号を取り出す。このID番号は無線部1を通して
電波として親機2C側に送信される。上記電波は無線部
12を通して親機2C内に取り込まれ、親機制御部14
によって、電波により送られた子機2AのID番号とI
D登録部15に登録されているID番号とが比較され
る。ここで2つのID番号が同じならば、親機制御部1
4は無線部12を通して子機2A側に認証データ要求信
号を電波により送信する。無線部1を通して認証データ
要求信号を受信した子機制御部3は、認証データ登録部
17から認証データを取り出し、無線部1を通して親機
2C側に送信する。上記認証データは無線部12を通し
て親機2C内に取り込まれ、親機制御部14は、認証デ
ータの子機番号データにより複数の認証データ登録部1
9から一つを選び出し、選び出した認証データ登録部1
9から取り出した認証データと上記認証データとを比較
する。ここで認証データが同じならば、初めて、親機制
御部14は子機2Aを正規のものであると判断し、子機
2Aに対して接続を許可する。このように子機2Aの認
証を二重に行うことによって、第1の実施例に記載され
た無線電話装置よりも不正使用の防止を確実なものとす
ることができるとともに、認証データ登録部19を複数
としたことにより、子機2Aが複数であっても認証が可
能となる。
【0041】なお、上記各実施例では、親機2Cと子機
2Aとの通信を電波によるとしたが、これを光によると
してもよく、この場合には指向範囲は狭くなるが、電波
のように他の機器に対して妨害となることはない。ま
た、第3の実施例では認証データ登録部19が2つの場
合を示したが、これは親機2Cと接続される子機2Aの
数に応じて拡張すれば、多数の子機に対応可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明は、親機との電波に
よる送受信を行う無線部と、音声の入力を行う送話部
と、無線部と送話部とからの音声信号の処理を行う音声
処理部と、音声の出力を行う受話部と、充電を行うバッ
テリ部と、ID番号の登録を行うID登録部と、全体の
制御を行う子機制御部と、を備えた子機と、この子機と
の電波による送受信を行う無線部と、公衆電話回線網と
のインターフェイスを司る回線インターフェイス部と、
ID番号の登録を行うID登録部と、ID番号の変更を
行うID変更部と、全体の制御を行う親機制御部と、を
備えた親機と、この親機で変更されたID番号を子機側
へ送信する子機インターフェイス部と、変更されたID
番号を親機側から受信する親機インターフェイス部と、
外部からの交流を直流に変換する整流部と、全体の制御
を行う充電制御部と、を備えた充電器とを有することに
より、盗難した子機のID番号を使用して通話しようと
しても、子機のID番号は変更されているので、他の子
機の不正使用が防止される無線電話装置を実現すること
ができる。
【0043】また、親機との電波による送受信を行う無
線部と、音声の入力を行う送話部と、無線部と送話部と
からの音声信号の処理を行う音声処理部と、音声の出力
を行う受話部と、充電を行うバッテリ部と、ID番号の
登録を行うID登録部と、全体の制御を行う子機制御部
と、認証データを登録する認証データ登録部と、を備え
た子機と、この子機との電波による送受信を行う無線部
と、公衆電話回線網とのインターフェイスを司る回線イ
ンターフェイス部と、ID番号の登録を行うID登録部
と、認証データを登録する認証データ登録部と、認証デ
ータを変更する認証データ変更部と、全体の制御を行う
親機制御部と、を備えた親機と、この親機で変更された
認証データを子機側へ送信する子機インターフェイス部
と、変更された認証データを親機側から受信する親機イ
ンターフェイス部と、外部からの交流を直流に変換する
整流部と、全体の制御を行う充電制御部と、を備えた充
電器とを有することにより、子機の認証を二重に行うこ
とができ、他の子機による不正使用の防止をより確実な
ものとすることができる無線電話装置を実現できる。さ
らに、認証データ登録部を複数としたことにより、子機
の認証を二重に行うことができると共に子機が複数であ
っても認証が可能となる無線電話装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における無線電話装置を
示すブロック図
【図2】本発明の実施例における無線電話装置の概略外
観図
【図3】本発明の第2の実施例における無線電話装置を
示すブロック図
【図4】本発明の第3の実施例における無線電話装置を
示すブロック図
【図5】従来の無線電話装置を示すブロック図
【符号の説明】
1、12 無線部 2 音声処理部 2A 子機 2B 充電器 2C 親機 3 子機制御部 4 送話部 5 受話部 6 バッテリ部 7、15 ID登録部 8 子機I/F部 9 充電制御部 10 整流部 11 親機I/F部 13 回線I/F部 14 親機制御部 16 ID変更部 17 認証データ登録部 18 認証データ変更部 19 認証データ登録部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】公衆電話回線網に接続された親機との電波
    による送受信を行う無線部と、音声の入力を行う送話部
    と、前記無線部と送話部とからの音声信号の処理を行う
    音声処理部と、音声の出力を行う受話部と、充電を行う
    バッテリ部と、子機が使用可か否かを前記親機で判定す
    るためのID番号の登録を行うID登録部と、全体の制
    御を行う子機制御部と、を備えた子機と、この子機との
    電波による送受信を行う無線部と、公衆電話回線網との
    インターフェイスを司る回線インターフェイス部と、前
    記子機が使用可か否かを判定するためのID番号の登録
    を行うID登録部と、ID番号の変更を行うID変更部
    と、全体の制御を行う親機制御部と、を備えた親機と、
    この親機で変更された前記子機の使用の可否を判定する
    ためのID番号を前記子機側へ送信する子機インターフ
    ェイス部と、前記変更されたID番号を前記親機側から
    受信する親機インターフェイス部と、外部からの交流を
    直流に変換する整流部、全体の制御を行う充電制御部
    と、を備えた充電器とを有することを特徴とする無線電
    話装置。
  2. 【請求項2】公衆電話回線網に接続された親機との電波
    による送受信を行う無線部と、音声の入力を行う送話部
    と、前記無線部と送話部とからの音声信号の処理を行う
    音声処理部と、音声の出力を行う受話部と、充電を行う
    バッテリ部と、子機が使用可か否かを前記親機で判定す
    るためのID番号の登録を行うID登録部と、全体の制
    御を行う子機制御部と、認証データを登録する認証デー
    タ登録部と、を備えた子機と、この子機との電波による
    送受信を行う無線部と、公衆電話回線網とのインターフ
    ェイスを司る回線インターフェイス部と、前記子機が使
    用可か否かを判定するためのID番号の登録を行うID
    登録部と、認証データを登録する認証データ登録部と、
    認証データを変更する認証データ変更部と、全体の制御
    を行う親機制御部と、を備えた親機と、この親機で変更
    された前記子機の使用の可否を判定するための認証デー
    タを前記子機側へ送信する子機インターフェイス部と、
    前記変更された認証データを前記親機側から受信する親
    機インターフェイス部と、外部からの交流を直流に変換
    する整流部と、全体の制御を行う充電制御部と、を備え
    た充電器とを有することを特徴とする無線電話装置。
  3. 【請求項3】前記認証データ登録部は複数であることを
    特徴とする請求項2記載の無線電話装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002067547A1 (fr) * 2001-01-25 2002-08-29 Sony Computer Entertainment Inc. Procede d'echange d'information entre des dispositifs de communication pouvant mettre en oeuvre une communication radio
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