JPH08130520A - 音声多重復調回路 - Google Patents

音声多重復調回路

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JPH08130520A
JPH08130520A JP6267631A JP26763194A JPH08130520A JP H08130520 A JPH08130520 A JP H08130520A JP 6267631 A JP6267631 A JP 6267631A JP 26763194 A JP26763194 A JP 26763194A JP H08130520 A JPH08130520 A JP H08130520A
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JP
Japan
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signal
circuit
mute
sub
audio
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Application number
JP6267631A
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Inventor
Hirohisa Suzuki
裕久 鈴木
Takashi Iijima
隆 飯島
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】音声多重復調回路の出力信号のS/Nを改善す
る。 【構成】モノラル放送及び二重放送の主音声選択時、第
2ミュート回路18をミュート動作させ、主音声信号の
みがマトリクス回路20に印加するようにし、ステレオ
放送及び二重放送の主音声/副音声選択時、第1及び第
2ミュート回路15及び19はミュート動作せず、主音
声信号及びFM復調回路17の出力信号がマトリクス回
路20に印加され、また、二重放送の副音声選択時、第
1ミュート回路15をミュート動作させ、FM復調回路
17の出力信号がマトリクス回路20に印加される。こ
のように、放送の種類及び出力音声形式によって、不要
な信号をミュートして、マトリクス回路20に印加させ
ないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、S/Nを改善し、クロ
ストークを防止したテレビ音声用の音声多重復調回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ音声用のコンポジット信号は、主
音声信号、FM変調されたサブ信号及び制御チャンネル
信号が重畳されて成り、図5の如き周波数スペクトルを
有する。このようなコンポジット信号を、モノラル放
送、ステレオ放送及び二重放送に応じて復調する図2の
如き復調回路が知られている。
【0003】図2において、入力端子(1)に印加され
るコンポジット信号は、主音声信号抽出回路(2)、サ
ブ信号抽出回路(3)及び制御チャンネル信号検出回路
(4)に印加される。主音声信号抽出回路(2)で抽出
された主音声信号は、デエンファシス回路(5)におい
てデエンファシスが行われた後、マトリクス回路(6)
に印加される。また、サブ信号抽出回路(3)で抽出さ
れたサブ信号は、FM復調回路(7)においてFM復調
される。その後、FM復調回路(7)の出力信号は、デ
エンファシス回路(8)でデエンファシスが行われ、マ
ルチプレクス回路(6)に印加される。一方、制御チャ
ンネル信号が制御チャンネル信号検出回路(4)で検出
され、前記制御チャンネル信号とモード信号とに応じ
て、制御回路(9)から制御信号が発生し、前記制御信
号によりマトリクス回路(6)及びスイッチ回路(1
0)が制御される。尚、モード信号は、二重放送時にお
いて、聴取者が手動で、主音声と副音声との一方または
同時に選択するための信号である。
【0004】モノラル放送時、制御チャンネル信号はな
いので、制御チャンネル信号は検出されず、制御信号が
制御回路(9)から発生しない。その為、主音声信号
が、マトリクス回路(6)を介して、マトリクス回路
(6)の2つの出力端に発生する。また、ステレオ放送
時、制御チャンネル信号検出回路(4)でステレオ放送
を示す制御チャンネル信号が検出され、その検出結果に
応じた制御回路(9)の制御信号がマトリクス回路
(6)に印加される。その為、ステレオ和信号及びステ
レオ差信号がマトリクス回路(6)を介して、その2つ
の出力端に、それぞれ、ステレオ左信号及びステレオ右
信号がが発生する。
【0005】さらに、二重放送時には、二重放送を示す
制御チャンネル信号が検出され、その検出結果に応じた
制御回路(9)の制御信号がマトリクス回路(6)に印
加される。主音声信号及び副音声信号は、マトリクス回
路(6)の2つの出力端にそれぞれ発生する。そして、
スイッチ回路(10)は、マトリクス回路(6)の2つ
の出力信号をモード信号に応じて切り換えて、出力端子
(11)及び(12)に発生する。よって、出力端子
(11)及び(12)には、主音声の選択時主音声信号
が発生し、副音声の選択時副音声信号が発生し、そし
て、主音声/副音声の選択時それぞれ主音声及び副音声
が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にサブ
信号をFM復調するFM復調回路(7)としては、IC
化した場合に外付け素子が少なくなるパルスカウント型
のFM復調回路が用いられている。このパルスカウント
型FM復調回路では、入力信号を矩形波信号に変換し、
前記矩形波信号を平滑して出力信号を得ている。しかし
ながら、図2において、パルスカウント型FM復調回路
(7)が用いられると、モノラル放送時には、ノイズに
よって矩形波信号を生成し、誤って出力信号が発生する
ことがあった。前記出力信号は、マトリクス回路(6)
に印加され、マトリクス回路の出力信号のS/Nを悪化
させてしまうという問題が生じていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
み成されたものであり、コンポジット信号を音声多重復
調する音声多重復調回路であって、前記コンポジット信
号中のサブ信号を復調するサブ信号復調回路と、前記コ
ンポジット信号中の主音声信号と、サブ信号復調回路の
出力信号とをマトリクスするマトリクス回路と、前記コ
ンポジット信号中の制御チャンネル信号から放送の種類
を検出し、前記放送の種類に応じて少なくとも第1及び
第2ミュート信号を発生する制御回路と、前記コンポジ
ット信号中の主音声信号を前記第1ミュート信号に応じ
てミュートする第1ミュート回路と、前記サブ信号復調
回路の出力信号を前記第2ミュート信号に応じてミュー
トする第2ミュート回路とを備えることを特徴とする。
【0008】また、前記制御回路は、モノラル放送及び
二重放送の主音声を示す信号が印加されたとき、前記第
2ミュート信号を発生し、ステレオ放送及び二重放送の
主音声/副音声を示す信号が印加された時、前記第1及
び第2ミュート信号を発生せず、二重放送の副音声を示
す信号が印加されたとき、第1ミュート信号を発生する
ことを特徴とする。
【0009】さらに、前記第1または第2ミュート信号
が前記制御回路から発生したとき、前記第1及び第2ミ
ュート回路は、それぞれ入力信号のレベルをなめらかに
減衰することを特徴とする。またさらに、前記第2ミュ
ート回路に弱電界時受信電界強度に応じた信号を印加
し、入力信号のレベルを前記電界強度を示す信号に応じ
て連続的に変化させることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、モノラル放送及び二重放送の
主音声選択時、第2ミュート回路をミュート動作させ、
主音声信号のみがマトリクス回路に印加するようにし、
また、二重放送の副音声選択時、第2ミュート回路をミ
ュート動作させ、サブ信号復調回路の出力信号がマトリ
クス回路に印加される。尚、ステレオ放送及び二重放送
の主音声/副音声選択時、第1及び第2ミュート回路は
ミュート動作せず、主音声信号及びサブ信号復調回路の
出力信号がマトリクス回路に印加される。このように、
放送の種類によって、不要な信号をミュートして、音声
復調回路に印加させないようにすることにより、S/N
を改善し、クロストークを防止することができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す図であり、
(13)は主音声信号を抽出するためのローパスフィル
タ、(14)はローパスフィルタ(13)の出力信号に
デエンファシスを行う第1デエンファシス回路、(1
5)は第1エンファシス回路(14)の出力信号をミュ
ートする第1ミュート回路、(16)はサブ信号を抽出
するための第1バンドパスフィルタ、(17)は第1バ
ンドパスフィルタ(16)の出力信号をFM復調するパ
ルスカウント型のFM復調回路、(18)はFM復調回
路(17)の出力信号にデエンファシスを行う第2デエ
ンファシス回路、(19)は第2デエンファシス回路
(18)の出力信号をミュートする第2ミュート回路、
(20)は第1及び第2ミュート回路(15)及び(1
9)の出力信号をマトリクスするマトリクス回路、(2
1)はマトリクス回路(20)の出力信号を制御信号に
応じてスイッチするスイッチ回路、(22)は制御チャ
ンネル信号を抽出するための第2バンドパスフィルタ、
(23)は第2バンドパスフィルタ(22)の出力信号
をエンベロープ検波するエンベロープ検波回路、(2
4)はエンベロープ検波回路(23)の出力信号に応じ
た周波数を有する信号を発生するPLL回路、(25)
はPLL回路(24)の出力信号とモード信号とに応じ
て第1及び第2ミュート回路(15)及び(19)と、
マトリクス回路(20)と、スイッチ回路(21)と
に、ミュート信号または制御信号を発生する制御回路で
ある。
【0012】図1において、前段の音声用検波回路の検
波出力信号は、コンポジット信号として、ローパスフィ
ルタ(13)と第1及び第2バンドパスフィルタ(1
6)及び(22)に印加される。尚、コンポジット信号
は、図5の如き周波数を有する、主音声信号、サブ信号
及び制御チャンネル信号が重畳された信号である。ロー
パスフィルタ(13)において、コンポジット信号中か
ら主音声信号だけが通過する。そして、第1デエンファ
シス回路(14)で、ローパスフィルタ(13)の出力
信号に、デエンファシスが行われた後、第1ミュート回
路(15)を介してマトリクス回路(20)に印加され
る。
【0013】一方、第1バンドパスフィルタ(16)に
おいて、コンポジット信号中のサブ信号だけが通過し、
前記サブ信号はFM復調回路(17)でFM復調され
る。その後、第2デエンファシス回路(18)でFM復
調回路(17)の出力信号にデエンファシスが行われ
る。第2デエンファシス回路(18)の出力信号は、第
2ミュート回路(19)を介してマトリクス回路(2
0)に印加される。
【0014】また、第2バンドパスフィルタ(22)
で、コンポジット信号中の制御チャンネル信号のみが通
過する。第2バンドパスフィルタ(22)の出力信号
は、エンベロープ検波回路(23)においてエンベロー
プ検波された後、PLL回路(24)に印加される。エ
ンベロープ検波回路(23)の出力信号の周波数は、ス
テレオ放送、二重放送で異なり、放送に応じてPLL回
路(24)から出力信号が発生する。尚、モノラル放送
時、制御チャンネル信号は存在しなく、エンベロープ検
波回路(23)から発生しない。PLL回路(24)の
出力信号は制御回路(25)に印加され、PLL回路
(24)の出力信号に基づいてモノラル放送、ステレオ
放送及び二重放送が制御回路(25)で判別される。ま
た、制御端子(26)介して印加されるモード信号に基
づき、二重放送時の主音声、副音声及び主音声/副音声
の各音声出力形式が選択される。そして、放送の種類及
び二重放送時の音声出力形式に応じて、制御回路(2
5)からミュート信号(a)及び(b)と、制御信号
(c)、(d)及び(e)とが発生し、それぞれの信号
によって第1及び第2ミュート回路(15)及び(1
9)と、マトリクス回路(20)と、スイッチ回路(2
1)とが制御される。その結果、放送の種類及び二重放
送時の音声出力形式に応じて、出力端子(27)及び
(28)に出力信号が発生し、後段の低周波増幅回路等
に印加される。
【0015】ここで、モノラル放送時、制御チャンネル
信号が存在しないので、制御回路(25)は、ミュート
信号(b)及び(c)が発生するように成される。ま
た、ステレオ放送時、エンベロープ検波回路(23)で
982Hzの信号が検出されるので、制御回路(25)
は制御信号(c)のみが発生するように成される。さら
に、二重放送時には、エンベロープ検波回路(23)で
922Hzの信号が検波されるので、制御信号(c)を
除いたミュート信号(a)及び(b)と、制御信号
(d)及び(e)とがモード信号に応じて発生するよう
に成されている。即ち、主音声を示すモード信号の場
合、ミュート信号(b)及び制御信号(d)が発生し、
副音声を示すモード信号の場合、ミュート信号(a)及
び制御信号(e)が発生し、また、主音声/副音声を示
すモード信号の場合、いずれの信号も発生しない。
【0016】モノラル放送時、コンポジット信号は、主
音声信号だけを含むので、制御回路(25)からミュー
ト信号(b)及び(c)が発生し、前記ミュート信号
(b)によって第2ミュート回路(19)がミュート動
作する。その為、主音声信号となる第1ミュート回路
(15)の出力信号だけがマトリクス回路(20)に印
加される。前記主音声信号は、制御信号(c)が印加さ
れるマトリクス回路(20)の2つの出力端に発生し、
さらにスイッチ回路(21)を介して、出力端子(2
7)及び(28)に発生する。よって、FM復調回路が
入力ノイズによって誤って出力信号を発生しても、第2
ミュート回路(19)でミュートされ、マトリクス回路
(20)に印加されず、マトリクス回路(20)の出力
信号のS/Nを良好にすることができる。
【0017】また、ステレオ放送時、コンポジット信号
は、(L+R)信号となる主音声信号と、(L−R)信
号をFM変調したサブ信号と、ステレオ放送を示す制御
チャンネル信号とから成る。制御チャンネル信号をエン
ベロープ検波した結果、エンベロープ検波回路(23)
の出力信号は982Hzであり、制御回路(25)から
制御信号(c)のみが発生する。ミュート動作しない第
1及び第2ミュート回路(15)及び(19)から発生
するそれぞれ(L+R)信号及び(L−R)信号はマト
リクス回路(20)でマトリクスされ、その出力端から
L信号及びR信号が発生する。そして、L及びR信号は
スイッチ回路(21)を介して出力端子(27)及び
(28)にそれぞれ発生する。
【0018】さらに、二重放送時、コンポジット信号
は、主音声信号と、副音声信号と、二重放送を示す制御
チャンネル信号とから成る。制御チャンネル信号をエン
ベロープ検波すると、922Hzの信号がエンベロープ
検波回路(23)から発生するので、ミュート信号
(a)及び(b)と、制御信号(d)及び(e)とがモ
ード信号に応じて発生する。尚、制御信号(c)は発生
しないので、マトリクス回路(20)はマトリクス動作
を行わない。
【0019】主音声を示すモード信号が印加された場
合、ミュート信号(b)及び制御信号(d)が発生す
る。その為、第2ミュート回路(19)はミュート動作
を行い、第1ミュート回路(15)から発生する主音声
信号がマトリクス回路(20)に印加され、その1つの
出力端に発生する。マトリクス回路(20)の出力信号
は、制御信号(d)が印加されたスイッチ回路(21)
に印加され、出力端子(27)及び(28)に発生す
る。
【0020】また、副音声を示すモード信号が印加され
た場合、ミュート信号(a)及び制御信号(e)が発生
し、第1ミュート回路(15)がミュート動作する。そ
して、副音声信号となる第2ミュート回路(19)の出
力信号がマトリクス回路(20)に印加され、その1つ
の出力端に発生する。そして、マトリクス回路(20)
の出力信号は、制御信号(e)が印加されるスイッチ回
路(21)を介して、出力端子(27)及び(28)に
発生する。
【0021】さらに、主音声/副音声を示すモード信号
が印加された場合、ミュート信号(a)及び(b)と制
御信号(d)及び(e)とは発生せず、第1及び第2ミ
ュート回路(15)及び(19)はミュート動作しな
い。よって、主音声信号及び副音声信号は、マトリクス
回路(20)に印加され、そのままその2つの出力端に
発生する。その後、マトリクス回路(20)から発生す
る主音声信号及び副音声信号は、スイッチ回路(21)
を介して、出力端子(27)及び(28)にそれぞれ発
生する。
【0022】また、第2ミュート回路(19)におい
て、ミュート信号(b)の代わりに、受信電界強度を示
す電界強度信号を印加すれば、それに応じて(L−R)
信号のレベルを変化させ、マトリクス回路(20)のス
テレオ分離度を制御できる。これにより、ステレオ放送
の弱電界時にステレオ復調信号のS/Nを改善すること
ができる。
【0023】図3は、第1及び第2ミュート回路(1
5)及び(19)の具体的回路例を示す図であり、(3
0)は定電流トランジスタ、(31)は入力段トランジ
スタ、(32)及び(33)は定電流トランジスタ(3
0)及び入力段トランジスタ(31)のエミッタ電流を
それぞれ反転する電流ミラー回路、(34)及び(3
5)は電流ミラー回路(30)の出力電流を動作電流と
する差動増幅回路、(36)は差動増幅回路(34)及
び(35)の出力電流を反転する電流ミラー回路、(3
7)は充放電回路である。
【0024】図3において、制御端子(38)にミュー
ト信号が印加されていない場合、差動増幅回路(34)
及び(35)のバイアスが印加される一方のトランジス
タがオンする。入力段トランジスタ(31)のエミッタ
電流は、入力端子(39)に印加される入力信号に応じ
て変化し、電流ミラー回路(33)を介して差動増幅回
路(35)の動作電流として供給される。また、差動増
幅回路(34)には、定電流トランジスタ(30)から
発生する定電流が電流ミラー回路(32)を介して供給
される。差動増幅回路(35)及び(34)において、
前記一方のトランジスタがオンしているので、動作電流
は前記一方のトランジスタに流れる。入力信号に応じて
動作電流が変化する為、入力信号に応じて変化する差動
増幅回路(35)の出力信号が、電流ミラー回路(3
6)を介して、出力端子(40)に発生する。
【0025】また、制御端子(38)にミュート信号が
印加された場合、充放電回路(37)の出力信号は、そ
のレベルが徐々に高くなりながら、差動増幅回路(3
4)及び(35)の他方のトランジスタのベースに印加
される。その為、前記他方のトランジスタがオンし、差
動増幅回路(34)の出力信号が電流ミラー回路(3
6)を介して出力端子(40)に発生する。よって、出
力端子(40)の出力信号のレベルは一定であり、入力
信号がミュートされる。
【0026】尚、充放電回路(37)により差動増幅回
路(34)及び(35)の他方のトランジスタのベース
電圧の変化を緩やかにすることによって、差動増幅回路
(34)及び(35)を構成するトランジスタの切り換
えに起因したノイズの発生を防止することができる。ま
た、ミュート回路に充放電回路(37)に設けなくと
も、ミュート信号を発生する回路で信号変化を緩やかに
した後、制御端子(38)に印加してもよい。
【0027】さらに、図4は、図1の要部を示す図であ
る。PLL回路(24)は、エンベロープ検波回路(2
3)の982Hzの出力信号にロックする第1PLL回
路(24a)と、エンベロープ検波回路(23)の92
2Hzの出力信号にロックする第2PLL回路(24
b)とから成る。第1及び第2ロック検出回路(41)
及び(41’)は、第1及び第2PLL回路(24a)
及び(24b)の出力信号に応じて、第1及び第2PL
L回路(24a)及び(24b)のロックを検出する。
尚、モノラル放送時、制御チャンネル信号は存在しない
ので、第1及び第2PLL回路(24a)及び(24
b)はロックせず、第1及び第2ロック検出回路(4
1)及び(41’)から出力信号は発生しない。第1制
御部(42)は、第1及び第2ロック検出回路(41)
及び(41’)の出力信号が印加されないと、信号
(イ)を発生し、また、第1ロック検出回路(41)の
出力信号が印加されると、信号(ロ)を発生し、さら
に、第2ロック検出回路(41’)の出力信号が印加さ
れると、信号(ハ)を発生する。第2制御部(43)
は、信号(ハ)が印加された場合に限り動作し、制御端
子(26a)を介して主音声を示すモード信号が印加さ
れると、制御信号(d)を発生し、また、制御端子(2
6b)を介して副音声を示すモード信号が印加された場
合、制御信号(e)を発生し、さらに、制御端子(26
c)を介して主音声/副音声を示すモード信号が印加さ
れると、制御信号(d)及び(e)は発生しない。制御
信号発生回路(44)は、信号(イ)及び(ロ)が印加
されると、制御信号(c)を発生する。信号発生回路
(45)は、信号(ハ)及び制御端子(26a)のモー
ド信号が印加されると、信号(ニ)を発生する。第1ミ
ュート信号発生回路(46)は、信号(イ)及び(ニ)
が印加されると、ミュート信号(a)を発生する。第2
ミュート信号発生回路(47)は、信号(ハ)及び制御
端子(26c)のモード信号が印加されると、ミュート
信号(b)を発生する。尚、第1制御部(42)乃至第
2ミュート信号発生回路(47)は、論理回路で構成す
ることができる。
【0028】
【発明の効果】従って、本発明によれば、放送の種類及
び出力音声形式に応じて、不要な信号を音声多重復調回
路に印加させないようにすることによって、音声多重復
調回路の出力信号のS/Nを改善し、クロストークを防
止することができる。特に、モノラル放送時、サブ信号
復調回路の出力信号をミュートし、マトリクス回路に印
加させないので、マトリクス回路の出力信号のS/Nを
改善できる。
【0029】また、第1及び第2ミュート回路のミュー
ト動作時、入力信号のレベルをなめらかに減衰させこと
によって、ミュート動作時のショック音の発生を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来例を示すブロック図である。
【図3】図1の要部を示す具体的回路図である。
【図4】図1の他の要部を示すブロック図である。
【図5】コンポジット信号の周波数スペクトラムを示す
特性図である。
【符号の説明】
13 ローパスフィルタ 14 第1デエンファシス回路 15 第1ミュート回路 16 第1バンドパスフィルタ 17 FM復調回路 18 第2デエンファシス回路 19 第2ミュート回路 20 マトリクス回路 21 スイッチ回路 22 第2バンドパス回路 23 エンベローブ検波回路 24 PLL回路 25 制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンポジット信号を音声多重復調する音声
    多重復調回路であって、 前記コンポジット信号中のサブ信号を復調するサブ信号
    復調回路と、 前記コンポジット信号中の主音声信号と、サブ信号復調
    回路の出力信号とをマトリクスするマトリクス回路と、 前記コンポジット信号中の制御チャンネル信号から放送
    の種類を検出し、前記放送の種類に応じて少なくとも第
    1及び第2ミュート信号を発生する制御回路と、 前記コンポジット信号中の主音声信号を前記第1ミュー
    ト信号に応じてミュートする第1ミュート回路と、 前記サブ信号復調回路の出力信号を前記第2ミュート信
    号に応じてミュートする第2ミュート回路とを備えるこ
    とを特徴とする音声多重復調回路。
  2. 【請求項2】前記制御回路は、モノラル放送及び二重放
    送の主音声を示す信号が印加されたとき、前記第2ミュ
    ート信号を発生し、ステレオ放送及び二重放送の主音声
    /副音声を示す信号が印加された時、前記第1及び第2
    ミュート信号を発生せず、二重放送の副音声を示す信号
    が印加されたとき、第1ミュート信号を発生することを
    特徴とする請求項1記載の音声多重復調回路。
  3. 【請求項3】前記第1または第2ミュート信号が前記制
    御回路から発生したとき、前記第1及び第2ミュート回
    路は、それぞれ入力信号のレベルをなめらかに減衰する
    ことを特徴とする請求項1記載の音声多重復調回路。
  4. 【請求項4】前記第2ミュート回路に弱電界時受信電界
    強度に応じた信号を印加し、入力信号のレベルを前記電
    界強度を示す信号に応じて連続的に変化させることを特
    徴とする請求項1記載の音声多重復調回路。
JP6267631A 1994-10-31 1994-10-31 音声多重復調回路 Pending JPH08130520A (ja)

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US6377747B1 (en) 1999-04-02 2002-04-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disc, recording device and reproducing device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6377747B1 (en) 1999-04-02 2002-04-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disc, recording device and reproducing device
US6611655B1 (en) 1999-04-02 2003-08-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disc, recording device and reproducing device

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