JPH08129454A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JPH08129454A
JPH08129454A JP26686394A JP26686394A JPH08129454A JP H08129454 A JPH08129454 A JP H08129454A JP 26686394 A JP26686394 A JP 26686394A JP 26686394 A JP26686394 A JP 26686394A JP H08129454 A JPH08129454 A JP H08129454A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小容量のメモリ管理テーブルを用い、記録再生
動作を高速で行うことのできる情報記録再生装置を提供
する。 【構成】バッファメモリ25は、セクタと大きさの略等
しいブロックに分割され、そのブロック毎に記憶できる
データのセクタ番号が定められている。メモリ管理テー
ブル27は、バッファメモリ25に記憶されたデータの
有効性とアドレス情報とをバッファメモリ25の各ブロ
ック毎に記憶する。コントローラ26及びメモリ制御回
路24は、メモリ管理テーブル27に従い、記録時に
は、バッファメモリ25に記録データを記憶させるとと
もに、バッファメモリ25に記憶されているデータを光
ディスク1へ記録し、再生時には、再生指示されたデー
タを光ディスク1から読み出し、バッファメモリ25に
記憶させるとともに、バッファメモリ25に記憶されて
いるデータを上位装置に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クラスタを記録単位と
する記録媒体を用いて各種データの記録再生を行う情報
記録再生装置に関し、特に、記録再生動作を高速に行う
情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮されたデジタルオーディオ情報を直
径64mmの光磁気ディスクに記録することにより録音
再生を行うミニディスクシステム(以下、MDと呼ぶ)
が知られている(日経エレクトロニクス,160〜16
8,(542),1991) 図13はMDにおけるディスク上の記録形態を示す模式
図である。
【0003】図13(A)に示すようにMDでは記録動
作がクラスタ呼ばれる単位で行われる。1個のクラスタ
(140)は3個のリンクセクタL(100乃至10
2)と1個のサブデータセクタS(103)と32個の
圧縮データセクタ(104乃至135)の合計36個の
セクタより構成される。
【0004】上記各々のセクタ(141)はCD−RO
M(Compact Disc Read Only
Memory)のモード2規格に準じ、図13(B)に
示すように2352バイトより成り、セクタ同期信号や
アドレス情報等が含まれるヘッダ部(142)と233
2バイトより成るデータ部(143)より構成され、圧
縮オーディオ情報は圧縮データセクタ(104乃至13
5)内の各データ部(143)に配置される。
【0005】各々のセクタ(141)はCD(Comp
act Disc)の98フレームを1個のセクタとし
ており、誤り訂正方式としてはCIRC(Cross
Interleave Reed−Solomon C
ode)と呼ばれる非完結型インタリーブを組み合わせ
た方式が用いられる。しかし、この方式によればインタ
リーブ長が108フレームであり上記1セクタよりも長
くなる。このためCIRCのエラー訂正符号を用いて情
報の書き換えを信頼性高く行う為には、データの記録を
行う前後に108フレーム以上(108÷98≒1.1
セクタ以上)のデータを付加する必要があり、3セクタ
の上記リンクセクタ(100乃至102)が用意される
ものである。
【0006】一方、圧縮オーディオ情報についてはオー
ディオ情報圧縮方式として人間の聴覚特性を利用したA
TRAC(Adaptive TRansform A
coustic Coding)と呼ばれる方式が用い
られ、デジタルオーディオ情報が約1/5の情報量に圧
縮された情報が配置される。具体的には量子化ビット数
(16ビット=2バイト)の2チャンネルデジタルオー
ディオ情報が、512サンプル毎に424バイトのサウ
ンドグループ情報に圧縮され(424バイト/(2バイ
ト×2チャンネル×512サンプル)≒1/5圧縮
率)、5.5個のサウンドグループ情報が1セクタ(4
24バイト×5.5=2332バイト)に配置され、更
に、1クラスタは176個(32セクタ×5.5個)の
サウンドグループ情報より構成される。デジタルオーデ
ィオ情報の標本化周波数はCDと同様の44.1KHz
であるため、1サウンドグループ当たりのオーディオ元
情報時間は(1/44.1KHz)×512サンプル≒
11.6msとなり、1クラスタ当たりのオーディオ元
情報時間は11.6ms×176個≒2秒に相当してい
る。
【0007】図12は前記MDのフォーマットを用いて
デジタルオーディオ情報の記録再生を行う従来のMD記
録再生装置の構成図である。
【0008】以下に、図12に基づいて、基本的なオー
ディオ情報記録動作について説明する。アナログオーデ
ィオ情報は、入力端子17から入力され、A/Dコンバ
ータ18によりデジタルオーディオ信号に変換され、そ
の後、情報圧縮処理回路19に供給される。情報圧縮処
理回路19は、連続して入力されるデジタルオーディオ
信号の圧縮を行い、メモリ制御回路9に出力する。メモ
リ制御回路9は、その信号をバッファメモリ10へ逐次
記憶させ、1クラスタ分の圧縮オーディオ情報が蓄積す
ると、必要なタイミングで読み出して、記録データ処理
回路21へ送る。記録データ処理回路21では、送られ
て来た圧縮オーディオ情報にCIRCによるエラー検出
訂正用パリティを生成付加し、更に、EFM変調(Ei
ghtto Fourteen Modulatio
n)後、フレーム同期信号を付加して、コイルドライバ
22へ出力する。コイルドライバ22は、その信号に基
づいてコイル23を駆動する。そして、光磁気ディスク
1の上面からコイル23が磁界を印加し、下面から光ヘ
ッド2が記録用レーザビームを照射することにより、デ
ータの記録が行われる。
【0009】次に、基本的なオーディオ情報再生動作に
ついて説明する。光ヘッド2が、光磁気ディスク1の所
望の位置に上記の記録用レーザビームよりも低い強度の
再生用レーザビームを照射し、光磁気ディスク1からの
反射光を検出する。検出された信号は再生アンプ5で増
幅され、再生データ処理回路8において、EFM復調
と、その後のCIRCによるエラー訂正動作が行われ
る。エラー訂正された再生データは、再生圧縮オーディ
オ情報としてコントローラ11の指示によりメモリ制御
回路9を介してバッファメモリ10へ一旦記憶された
後、コントローラ11の指示によりメモリ制御回路9を
介して読み出され情報伸張処理回路14へ供給される。
情報伸張処理回路14において、再生圧縮オーディオ情
報は伸張処理(前記圧縮処理に対応する伸張処理)さ
れ、D/Aコンバータ15へ逐次供給されて、アナログ
信号に復元される。そして、オーディオ情報が端子16
より再生出力される。
【0010】記録再生時におけるレーザビーム照射位置
の検出は次のようにして行われる。まず、光ヘッド2か
らの検出信号を再生アンプ5が分離して再生データ信
号,ウォブリング信号,サーボ誤差信号等を形成し、そ
して、それらの信号の内のウォブリング信号をアドレス
デコーダ7で復調し復号化することによりレーザビーム
照射位置を検出する。
【0011】レーザビーム照射位置の制御は、スピンド
ルモータ3による光磁気ディスク1の回転制御、送りモ
ータ4による光ヘッド2とコイル23の光磁気ディスク
1の半径方向への送り制御、光ヘッド2のフォーカシン
グ,トラッキング制御から成っており、これらは、再生
アンプ5からのウォブリング信号やサーボ誤差信号及び
コントローラ11からの指示に基づいて、サーボ制御回
路6により行われる。
【0012】以上のようにMD記録再生装置では、デジ
タルオーディオ情報を圧縮してクラスタと呼ばれる単位
で記録することにより、ディスク上の記録密度や変調方
式やエラー訂正方式等の基本的なフォーマットがCDと
同一であるのにもかからわず、64mmの小径ディスク
を用いてCDと同時間のオーディオ情報の記録再生を行
うことができる。このため、MDは小型の民生用録音再
生ディスク装置として普及してきており、MDをコンピ
ュータ等で用いるデータ記録用外部記憶装置に適用すれ
ば、低価格で大容量な情報記録再生装置が実現できるも
のと考えられている。しかしながら、図12に示したM
D記録再生装置では、アクセス速度が遅く、高速なアク
セスを必要とするコンピュータ等の情報記録再生装置に
は適用できなかった。
【0013】一方、コンピュータ等で用いる通常のデー
タ記録用外部記憶装置において、高速な主記憶装置と低
速な外部記憶装置との間のアクセス時間の差を埋めるデ
ィスクキャッシュと呼ばれる手法がある。これは、主記
憶装置とこれよりはるかに高速なCPU(Centra
l Processing Unit)との間のアクセ
ス時間の差を埋めるキャッシュ手法と同様のものであ
る。
【0014】図15はディスクキャッシュを用いた情報
記録再生装置の構成図である。図において、50は、磁
気ディスク装置等のような外部記憶装置である。バッフ
ァメモリ51は、記録時には上位装置から送られてくる
データを、再生時には外部記憶装置から送出するデータ
を一時的に記憶し、記録再生終了により記憶したデータ
が失われないメモリであり、ブロックと呼ばれる大きさ
のデータを記録再生の単位とする。メモリ管理テーブル
52は、バッファメモリ51の各ブロックのデータの有
効性と外部記憶装置のアドレス情報を記憶する。メモリ
制御回路53は、上位装置から記録再生指示のあったデ
ータをバッファメモリ51に記憶させ、データを上位装
置や外部記憶装置に転送する。コントローラ54は、こ
の情報記録再生装置の各部を制御し、ホストインタフェ
ース55は、端子56を介して上位装置からの記録再生
指示や記録再生データの送受を行う。これら各部は図に
示すように接続されている。
【0015】図15の情報記録再生装置の記録動作につ
いて説明する。上位装置からコントローラ54に対して
記録の指示が出されると、コントローラ54は端子5
6,ホストインタフェース55,メモリ制御回路53を
介して上位装置から記録データを受け取ってバッファメ
モリ51の幾つかのブロックに記憶させると同時に、記
憶されたブロックに対応するメモリ管理テーブル52の
情報を更新して該当ブロックに記憶したデータの有効
性、及び、外部記憶装置50におけるアドレスを登録す
る。そして、バッファメモリ51に記憶されたデータを
外部記憶装置50に記して記録動作を完了する。
【0016】次に、再生動作について説明する。上位装
置からコントローラ54に対して再生の指示が出される
と、コントローラ54はまず、指示された再生データが
バッファメモリ51内部に存在するか否かをメモリ管理
テーブル52を参照して調べる。存在しない場合は外部
記憶装置50から指示されたデータを再生し、バッファ
メモリ51の幾つかのブロックに記憶させると同時に、
記憶されたブロックに対応するメモリ管理テーブル52
の情報を更新して該当ブロックの有効性、外部記憶装置
50におけるアドレスを登録する。このバッファメモリ
51に記憶されたデータをメモリ制御回路53,ホスト
インタフェース55,端子56を介して上位装置に転送
することによって再生動作を完了する。また、バッファ
メモリ51に再生データが存在する場合は、バッファメ
モリ51から上位装置へのデータの転送を行い、再生動
作を完了する。
【0017】このようにディスクキャッシュを用いるこ
とにより、一度記録又は再生を行ったデータを再び再生
する場合に、低速な外部記憶装置からデータを再度読み
出す必要がなくなり、高速な再生が可能になる。
【0018】尚、このような再生動作を繰り返し実行す
るとバッファメモリ51が記憶されたデータで一杯にな
るが、この状態で新たにデータを記憶する場合、既に記
憶されたデータの上に新たなデータを上書きする。上書
きされるデータの選択方法としては、将来において参照
の可能性が低いと判定される領域から優先的に選択する
方法等が用いられている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のMDをコン
ピュータ等に適用するためには、何らかのアクセス速度
を高速化する機能を付加してやらなければならない。そ
こで、上記のディスクキャッシュの手法を用いることが
考えられるが、従来の手法をそのまま使うと不都合な点
がある。以下にその説明を行うが、ここでは、簡単のた
め、記録媒体の記録形態として、図14に示すものを用
いる。即ち、1クラスタが、3個のリンクセクタL(1
50及至152)と1個のサブデータセクタS(15
3)と3個のデータセクタ(154及至156)の合計
7セクタよりなるものを用いる。また、バッファメモ
リ,メモリ管理テーブルは、3クラスタ分のデータセク
タ(9セクタ)の内容を記憶できるだけの容量を持って
いるものとする。また、セクタ番号は、データセクタの
先頭から順に、0、1、2と付けられているものとす
る。
【0020】まず、MDにおける記録単位に合わせて、
バッファメモリ51がクラスタ単位でデータを記憶する
場合について、図16(a),(b)を用いて説明す
る。図16(a)は、バッファメモリ51,メモリ管理
テーブル52の記憶形態の一例を示す模式図である。バ
ッファメモリ51は図16(a)に示すように、3個の
ブロック400m及至402mに分割されており、メモ
リ管理テーブル52は、アドレス情報400A及至40
2A,有効性フラグ情報400t及至402tを記憶す
る。アドレス情報400A及至402Aはクラスタ番号
から成っている。この場合、数セクタ分のデータの再生
であってもバッファメモリメモリ51には1クラスタ分
のデータを記憶させなければならない。このため、異な
るクラスタに属する僅か3つのセクタサイズのデー
タ(”a”,”b”,”c”クラスタのセクタ番号0の
データ)の再生により、図16(b)に示すように、バ
ッファメモリ51が一杯になってしまう(ここでは、有
効性フラグ情報にはデータを入れておらず、データを記
憶しているブロックをハッチングで示している)。従っ
て、次に異なるクラスタに属するデータの再生指示が出
されると、上書きが発生してしまう。
【0021】次に、セクタ単位のデータの再生に合わせ
てバッファメモリメモリ51のブロックサイズをセクタ
単位とした場合について説明する。この場合、バッファ
メモリ51は図17(a)に示すように、9個のブロッ
ク300m及至308mに分割されており、メモリ管理
テーブル52は、アドレス情報300A及至308A,
有効性フラグ情報300t及至308tを記憶する。ア
ドレス情報300A及至308Aはクラスタ番号とセク
タ番号から成っている。図17(b),(c)はこの場
合のバッファメモリ51及びメモリ管理テーブル52の
記憶状態の一例を示す模式図である。まず、1回の記録
再生動作の実行によってバッファメモリ51内に1クラ
スタ分まとまったデータ(”a”クラスタのセクタ番号
0のデータ及至”a”クラスタのセクタ番号2のデー
タ)を記憶させ、バッファメモリ51は図17(b)の
ようにデータを記憶しているものとする(有効性フラグ
情報にはデータを入れておらず、データを記憶している
ブロックをハッチングで示している)。次に”b”クラ
スタ及至”j”クラスタのセクタ番号0のデータの再生
が行われると、図17(c)に示すように最初に記憶さ
せた1クラスタ分のデータ(”a”クラスタのセクタ番
号0のデータ及至”a”クラスタのセクタ番号2のデー
タ)は上書きされてすべて消失してしまう。従って、こ
の次にそのデータの記録を行おうとした時に再びディス
クからすべてのデータを読み出し直してバッファメモリ
51に記憶させなければならず、高速動作の障害にな
る。また、メモリ管理テーブル52に記憶させるアドレ
ス情報300A及至308Aに、バッファメモリ51に
記憶させたデータのクラスタ番号,セクタ番号の両方を
記憶させなければならないため、メモリ管理テーブル5
2の容量を大きくしなければならず、また、メモリ管理
テーブル52の制御が容易ではなかった。
【0022】本発明は、かかる点に鑑み、小容量のメモ
リ管理テーブルを用いた、高速記録再生動作の可能な情
報記録再生装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、記録再生データを一時記憶し、記録再生
終了後もそのデータを保持し、セクタと大きさの略等し
いブロックに分割され、ブロック毎に記憶するデータの
セクタ番号が定められたメモリ手段と、メモリ手段上の
各ブロックに記憶された記録再生データの有効性と、そ
のデータのクラスタ番号とを記憶し、記憶領域が各ブロ
ックに対応して定められているメモリ管理テーブルと、
データ記録時には、メモリ管理テーブルに従って、上位
装置からの記録データをメモリ手段上のブロックに記憶
させるとともに、メモリ手段上に記憶されたデータを記
録媒体上の所望領域に記録する手段と、データ再生時に
は、記録媒体から再生指示されたデータを読み出し、そ
のデータのセクタ番号を記憶可能なセクタ番号とするメ
モリ手段上のブロックに記憶させるとともに、メモリ手
段に記憶されたデータをメモリ管理テーブルに従って、
上位装置へ転送する手段とを有するメモリ制御手段と、
を備えたものである。
【0024】請求項2に記載の情報記録再生装置は、メ
モリ制御手段が、データの記録再生を行う際、記録再生
指示されたデータの一部を記憶しているメモリ手段上の
ブロックを、その記憶しているデータが上位装置に転送
されるまでの間、書き込み禁止とする手段を有してなる
ものである。
【0025】請求項3に記載の情報記録再生装置は、メ
モリ制御手段が、上位装置に再生指示されたデータの転
送と、記録媒体からのデータの読み出しと、を並行して
行う手段を有してなるものである。
【0026】請求項4に記載の情報記録再生装置は、メ
モリ制御手段が、セクタサイズ未満の大きさのデータの
再生を行う場合、記録媒体からそのデータを含むセクタ
単位のデータを読み出し、メモリ手段にセクタ単位で記
憶させるとともに、メモリ手段から、再生指示されたデ
ータだけを読み出し、上位装置に転送する手段を有して
なるものである。
【0027】
【作用】請求項1記載の情報記録再生装置では、メモリ
手段に一旦記憶したデータを再度使用することができる
ため、記録媒体からデータを読み出す直す必要がなく、
データの記録再生動作を高速に行うことができる。
【0028】また、メモリ手段はブロック毎に記憶する
データのセクタ番号が定められており、メモリ手段に記
憶されたデータの有効性とアドレス情報とを記憶するメ
モリ管理テーブル上の記憶領域は、メモリ手段の各ブロ
ック毎に対応して定められているため、メモリ管理テー
ブル上のある特定の記憶領域には、特定のセクタ番号を
持つデータに関する情報のみが記憶される。従って、メ
モリ管理テーブルのアドレス情報にセクタ番号を含める
必要がなく、メモリ管理テーブルの小容量化並びに制御
の簡素化を実現することが可能になる。
【0029】更に、記録再生データは、そのデータのセ
クタ番号を記憶可能なセクタ番号とする複数のブロック
にのみ一時記憶されるため、最初に記録動作等によりメ
モリ手段上に1クラスタとしてまとまって記憶されたデ
ータは、その後、他のクラスタに属する同一のセクタ番
号を持つデータが繰り返し再生されても、その同一セク
タ番号をもつデータのみが上書きされ失われるだけで、
残りのデータはメモリ手段上に残っているため、最初に
1クラスタとしてまとまって記憶させたデータを再度利
用する場合に、ディスクから再度読み出さなければなら
ないデータの量を減らすことができる。
【0030】請求項2に記載の情報記録再生装置では、
記録再生指示されたデータの一部がメモリ手段上に存在
する場合に、そのデータがメモリ手段から読み出される
までの間、そのデータが記憶されているブロックを書き
込み禁止とするため、そのデータが上書きにより失われ
ることを防ぐことができる。
【0031】請求項3に記載の情報記録再生装置では、
上位装置から指示のあった再生データの記録媒体からの
読み出しと上位装置への転送が並行して行われる為、高
速な再生動作が可能になる。
【0032】請求項4に記載の情報記録再生装置では、
上位装置からセクタサイズ未満のサイズのデータの再生
指示があった際に、セクタ単位で記録媒体から読み出し
てメモリ手段上に記憶させるため、それ以後に、同一セ
クタに含まれるセタサイズ未満のデータを記録再生する
場合に、記録媒体からそのデータを読み出す必要がなく
なる。
【0033】
【実施例】図1は、本発明の情報記録再生装置の一実施
例を示す構成図であり、図12に示した従来例と同一部
分については同一記号を用いて示した。また、本例で
は、その記録媒体の記録形態として、簡単のため、図1
4で示すような1クラスタが3個のリンクセクタL(1
50及至152)と1個のサブデータセクタS(15
3)と3個のデータセクタ(154及至156)の合計
7セクタよりなるものを用いた。また、セクタ番号は、
データセクタの先頭から順に0,1,2と付けられてい
るものとする。
【0034】図1において、スピンドルモータ3は光磁
気ディスク1を支持し回転駆動する。光磁気ディスク1
上の所望の位置にレーザビームを照射する光ヘッド2
は、再生時には光磁気ディスク1からの反射光を検出
し、記録時には再生時よりも高い強度のレーザビーム照
射を行う。再生アンプ5は、光ヘッド2からの検出信号
を増幅して再生データ信号やウォブリング信号やサーボ
誤差信号等の目的別の信号に分離する。送りモータ4
は、記録時に光磁気ディスク1に磁界を印加するコイル
23と光ヘッド2とコイル23とを、光磁気ディスク1
の半径方向に移動させる。サーボ制御回路6は、再生ア
ンプ5からのウォブリング信号やサーボ誤差信号、及
び、コントローラ26の支持に基づいて、スピンドル制
御,光ヘッド2のフォーカシング及びトラッキング制
御,送りモータ4の送り制御を行う。アドレスデコーダ
7は、再生アンプ5からのウォブリング信号を復調し復
号化して光磁気ディスク1上の光ビーム位置の検出を可
能とするアドレス情報を得る。ホストインターフェース
28は端子29を介して上位装置(以下ではホストと記
す)からの記録再生指示や記録再生データの送受を行
う。メモリ制御回路24は、コントローラ26の指示に
より、記録時には、ホストインタフェース28からの記
録データをバッファメモリ25へ記憶し、その記憶され
たデータを読み出して記録データ処理回路21へ送り、
再生時には、再生データ処理回路8からの再生データを
バッファメモリ25に記憶し、その記憶されたデータを
ホストインタフェース28へ送る処理を行う。記録デー
タ処理回路21は、記録時にメモリ制御回路24からの
記録データをCIRCによる非完結型のインタリーブに
よる並び変えを伴った誤り訂正符号を生成して付加し、
更にそのデータを変調してEFM信号を生成する。コイ
ルドライバ22は、記録データ処理回路21からの記録
データに対応した磁界を発生させるためのコイル23を
駆動する。再生データ処理回路8は、再生アンプ5から
の再生データ信号をEFM復調し、誤り訂正を行う。バ
ッファメモリ25は、コントーラ26により制御され
て、セクタと同サイズのブロック毎に分割されており、
記録再生データを記憶し、記憶再生終了後もそのデータ
を保持することができる。メモリ管理テーブル27は、
コントローラ26内のCPUが使用するRAMの一部に
設けられており、バッファメモリ25に記憶される記録
データ又は再生データに対応する管理情報を記憶する。
コントローラ26は、この情報記録再生装置の各部を制
御する。以上の構成要素は、図1に示すように接続され
ており、本例では、コントローラ26及びメモリ制御回
路24が、バッファメモリ26へのデータの送受を制御
するメモリ制御手段として作用する。
【0035】図4は、バッファメモリ25と管理テーブ
ル27との対応を示す模式図である。バッファメモリ2
5は、コントローラ26に制御されて、200m及至2
08mの9個のブロックに分割され、各ブロック毎に、
1セクタ分(2332バイト)のデータを記憶すること
ができる。図4では、9個のブロックを3行3列の行列
に配置して示している。図において、列Rm0に配置し
た200m,203m,206mのブロックはセクタ番
号0(クラスタの先頭から5番目のセクタに該当する)
を、列Rm1に配置した201m,204m,207m
のブロックはセクタ番号1(クラスタの先頭から6番目
のセクタに該当する)を、列Rm2に配置した202
m,205m,208mのブロックはセクタ番号2(ク
ラスタの先頭から7番目のセクタに該当する)を記憶可
能なセクタ番号としている、つまり、そのセクタ番号を
有すデータのみを記憶することができる。行Lm0,L
m1,Lm2には、それぞれ200m及至202mのブ
ロック、203及至205のブロック、206及至20
8のブロックが配置されており、一行のブロックで3セ
クタ分、即ち、図14における1クラスタに含まれるデ
ータセクタ分のデータを記憶することができる。
【0036】メモリ管理テーブル27は、アドレス情報
200A及至208Aと、フラグ情報200t及至20
8tにより構成されており、それらを上記バッファメモ
リ25と同様の3行3列の行列に配置している。行Lt
0及至Lt2,列Rt0及至Rt2は、それぞれバッフ
ァメモリ25の行Lm0及至Lm2,列Rm0及至Rm
2と対応付けられており、列Rt0,列Rt1,列Rt
2の記憶領域はそれぞれセクタ番号0,セクタ番号1,
セクタ番号2を記憶可能なセクタ番号としている。アド
レス情報200A及至208Aは、それぞれバッファメ
モリ25のブロック200M及至208Mに対応付けら
れており、それぞれのブロックに記憶されているデータ
のクラスタ番号を記憶する。フラグ情報200t及至2
08tは、それぞれバッファメモリ25のブロック20
0m及至208mに対応しており、それぞれのブロック
に記憶されたデータの有効性を示すフラグとなってい
る。
【0037】以下に、本発明の情報記録再生装置の動作
について、(イ)再生動作、(ロ)記録動作に分けて説
明する。
【0038】(イ)再生動作。再生動作については、
(1)ホストが1セクタ分のデータを記録再生指示の最
小単位として扱い、バッファメモリ25上に再生指示さ
れたデータを一度にすべて記憶できるだけの空容量があ
る場合、(2)ホストが1セクタ分のデータを記録再生
指示の最小単位として扱い、バッファメモリ25上に再
生指示されたデータを一度にすべて記憶できるだけの空
容量がない場合、(3)ホストが、セクタよりも小さな
サイズのデータを再生の最小単位として扱う場合、に分
けて、それぞれ図2(a),図2(b),図2(c)に
示すフローチャートを用いて説明する。
【0039】(1)ホストが、1セクタ分のデータを記
録再生の最小単位として扱い、バッファメモリ25上に
再生指示されたデータを一度にすべて記憶できるだけの
空容量がある場合。図2(a)はデータ再生時の動作の
流れを示すフローチャートである。以下に、図1及び図
2(a)を用いて再生動作の説明を行う。
【0040】S1にて、ホストより端子29及びホスト
インターフェース28を介してコントローラ26にデー
タ再生指示が与えられると、S2において、コントロー
ラ26がメモリ管理テーブル27の内容を調べ、S3に
て、再生指示されたデータがバッファメモリ25上にす
べて存在するか否かの判定をする。存在しないデータが
ある場合には、そのデータを記憶するバッファメモリ2
5上のブロックを決定する。詳細には、再生指示された
データのセクタ番号と対応付けられたメモリ管理テーブ
ル27の記憶領域(列)を調べ、有効性フラグ情報が有
効性を示しており、且つ、アドレス情報が再生指示され
たデータのクラスタ番号と同じである要素を探して、再
生指示されたデータがバッファメモリ25上にすべて存
在するか否かを判定する。存在しないデータがある場合
には、バッファメモリ25上にそのデータを記憶させな
ければならないが、記憶させるブロックの選択方法とし
ては、メモリ管理テーブル27の上記の記憶領域(列)
のうち、有効性フラグ情報が有効となっていない領域を
優先的に選択する方法や、将来参照される可能性の低い
ブロックを優先的に選択する方法等がある。
【0041】S4では、再生指示されたデータのうちバ
ッファメモリ25に記憶されていないデータの光磁気デ
ィスク1からの読み出しが行われ、メモリ制御回路24
を介して、S3にて決定されたバッファメモリ25上の
ブロックにそのデータが記憶されると共に、メモリ管理
テーブル27の該当する記憶領域の有効性フラグ情報、
及びアドレス情報が更新される。詳細には、まず、コン
トローラ26からの各処理部への指示により、必要に応
じてサーボ制御回路6を介して送りモータ4を制御し、
再生を行うべき光磁気ディスク1の位置に光ヘッド2を
移動させ、再生を行い、光ヘッド2で再生した信号を再
生アンプ5を介して再生データ処理回路8に出力する。
次に、再生データ処理回路8でEFM復調及びCIRC
によるエラー訂正動作を行い、その信号をメモリ制御回
路24を介してバッファメモリ25上のブロックに記憶
させる。S3において、再生指示されたデータがバッフ
ァメモリ25上にすべて存在すると判定された場合に
は、S4,S5の動作を行わないため、光ヘッド2のア
クセス動作及び読み出し動作を省略することができる。
【0042】本例のメモリ管理テーブル27では、その
記憶領域毎に、特定のセクタ番号が対応付けられている
ため、セクタ番号をアドレス情報に含める必要がない。
従って、メモリ管理テーブル27の容量を小さくするこ
とができる。また、上記S2におけるテーブルサーチ
を、メモリ管理テーブル27の全記憶領域で行う必要が
ないため、処理時間を短縮することができる。
【0043】図5及至図10は、バッファメモリ25及
びメモリ管理テーブル27の記憶状態を示す模式図であ
る。以下に、図5及至図10を用いて、図2(a)で示
される上記再生動作の具体例として、ホストから再生
指示された1セクタ分のデータがバッファメモリ25上
に存在しない場合、ホストから再生指示された1セク
タ分のデータがバッファメモリ25上に存在する場合、
ホストから再生指示されたデータの一部分のみがバッ
ファメモリ25上に存在する場合、を取り上げて説明す
る。
【0044】ホストから再生指示された1セクタ分の
データがバッファメモリ25上に存在しない場合。図2
(a)及び図5,図6を用いてデータ再生動作の説明す
る。今、初期状態においてバッファメモリ25及びメモ
リ管理テーブル27は図5に示すような記憶状態となっ
ているものとする。この状態において、ホストから”n
1”クラスタのセクタ番号1のデータについての再生指
示が出されると、S2にて、コントローラ26がメモリ
管理テーブル27のRt1列をサーチし、有効性フラグ
情報が有効状態であり、且つアドレス情報が”n1”で
ある要素が存在しないと判定し、S4にて、メモリ制御
回路24がホストより再生指示された再生データをバッ
ファメモリ25に記憶させる。ここでの記憶領域はメモ
リ管理テーブル27の列Rt1の最初の空ブロック(2
01A,201t)と対応付けられたバッファメモリ2
5上のブロック201mである。次に、S5にて、コン
トローラ26はメモリ管理テーブルの有効性フラグ情報
201tを有効状態に設定し、アドレス情報201Aに
クラスタ番号”n1”を格納する。この時点において、
バッファメモリ25及びメモリ管理テーブル27は図6
に示すようにデータを記憶している。即ち、バッファメ
モリ25上のブロック201mは、ホストから再生指示
されたデータを記憶しており(データが存在しているこ
とをハッチングで示している)、メモリ管理テーブル2
7は、アドレス情報201Aに”n1”を記憶し、有効
性フラグ情報201tにバッファメモリ25の該当領域
に有意な情報が記憶されていることを示すべく”1”を
格納している。そして最後に、S6にてメモリ制御回路
24がバッファメモリ25に記憶された再生データを、
ホストに転送する。
【0045】ホストから再生指示された1セクタ分の
データがバッファメモリ25上に存在する場合。この場
合の再生動作について図2(a),図6を用いて説明す
る。今、初期状態として、バッファメモリ25及びメモ
リ管理テーブル27が図6に示されているような状態、
即ち、上記の再生動作を終了した状態となっているも
のとする。ここで、ホストから”n1”クラスタのセク
タ番号1のデータについての再生指示が出されれると、
まず、S2にて、コントローラ26がメモリ管理テーブ
ル27のRt1列のサーチを行い、有効性フラグ情報が
有効状態であり、かつアドレス情報が”n1”であるブ
ロック(201A,201t)が存在することを判定す
る。そして、S6にて、メモリ制御回路24が、バッフ
ァメモリ25に記憶された再生データ、即ちメモリ管理
テーブル27の記憶領域(201A,201t)に対応
するバッファメモリ25上のブロック201mに記憶さ
れたデータを、ホストに転送する。
【0046】以上のように、本発明では、バッファメモ
リ25に記憶されたデータは、そのデータの記録再生終
了により消失しないため、次に再生指示された場合に、
再度記録媒体からデータを読み出す必要がなく、再生動
作を高速に行うことができる。
【0047】ホストから再生指示されたデータの一部
分のみがバッファメモリ25上に存在する場合。図2
(a),図6,図7を用いて動作の説明する。今、初期
状態として、バッファメモリ25及びメモリ管理テーブ
ル27が図6に示されているような記憶状態となってい
るものとする。この状態において、ホストから”n1”
クラスタのセクタ番号0からセクタ番号1までのデータ
について再生を行うよう再生指示が出された場合、ま
ず、S2にて、コントローラ26がメモリ管理テーブル
27のRt0列、Rt1列を順次サーチし、有効性フラ
グ情報が有効であり、かつアドレス情報が”n1”であ
るブロックを探す。そして、再生指示されたデータの
内、”n1”クラスタのセクタ番号1のデータのみがバ
ッファメモリ25上に存在するという判定をする。次
に、S4にてメモリ制御回路24が、ホストから再生指
示されたデータの内、バッファメモリ25上に存在しな
い分の再生データをバッファメモリ25に記憶させる。
ここで記憶させるバッファメモリ25上のブロックは、
メモリ管理テーブル27の列Rt0の最初の空ブロック
である(200A,200t)に対応するブロック20
0mである。そして、S5にて、コントローラ26が、
メモリ管理テーブルの有効フラグ情報200tを有効状
態に設定し、アドレス情報200Aに”n1”を格納す
る。この時点におけるバッファメモリ25及びメモリ管
理テーブル27は図7に示すような記憶状態となってい
る。最後に、S6にてバッファメモリ25に記憶された
再生データ、即ちメモリ管理テーブル27の記憶領域
(200A,200t)、(201A,201t)に対
応するバッファメモリ25上のブロック200m、20
1mに記憶されたデータが、ホストに転送される。
【0048】(2)ホストが、1セクタ分のデータを記
録再生指示の最小単位として扱い、バッファメモリ25
上に、再生指示されたデータを一度にすべて記憶するだ
けの空容量がない場合。図2(b)はこの場合における
データ再生動作の流れを示すフローチャートである。以
下に、図1及び図2(b)を用いながら、データ再生動
作の流れを説明する。
【0049】まず、S10にてホストから端子29乃至
ホストインタフェース28を介してコントローラ26に
データの再生指示が出される。次に、S11にてコント
ローラ26がメモリ管理テーブル27の内容を調べ、再
生指示されたデータがバッファメモリ25上にすべて存
在するか否かの判定をし、再生指示されたデータを記憶
しているブロックを書き込み禁止ブロックとする。詳細
には、再生指示されたデータ毎に、そのセクタ番号に対
応するメモリ管理テーブル27の列をサーチし、有効性
フラグ情報が有効性を示しており、かつアドレス情報が
そのデータのクラスタ番号と同じである要素があるか否
かを調べることによって、再生指示されたデータがバッ
ファメモリ25上に存在するか否かを判定し、そのデー
タを記憶しているブロックを書き込み禁止とする。書き
込み禁止とする方法としては、例えば、書き込み禁止を
示すフラグ情報を、メモリ管理テーブル27に記憶させ
ておく方法がある。この場合、あるブロックが書き込み
禁止と判定されると、コントローラ26が、そのブロッ
クに対応付けられたメモリ管理テーブル27の書き込み
禁止判定用フラグを禁止とし、そのブロックにデータを
格納することができないようにする。
【0050】次に、S12,S13にて、まだバッファ
メモリ25上に記憶されていないデータを、バッファメ
モリ25の空容量分だけ光磁気ディスク1から読み出
し、バッファメモリ25上の利用可能なブロックに記憶
し、メモリ管理テーブル27の有効性フラグ情報,アド
レス情報を更新する。詳細には、まず、コントローラ2
6から出された各処理部への指示により、必要に応じて
サーボ制御回路6を介して送りモータ4を制御し、光磁
気ディスク1の所望の位置に光ヘッド2を移動させて再
生を行い、次に、光ヘッド2で再生された信号を再生ア
ンプ5を介して再生データ処理回路8へ出力し、再生デ
ータ処理回路8でEFM復調およびCIRCによるエラ
ー訂正動作を行い、メモリ制御回路24を介してバッフ
ァメモリ25に記憶させる。ここでのバッファメモリ2
5上の記憶領域は、S11にて求められた記憶領域であ
る。その後、そのブロックに対応するメモリ管理テーブ
ル27上の記憶領域の有効性フラグ情報を有効状態に、
アドレス情報をそのデータのクラスタ番号に設定する。
【0051】次に、S14にてバッファメモリ25に記
憶したデータをコントローラ26の指示により、メモリ
制御回路24及びホストインタフェース28を介して、
端子29からホストに転送する。そして、S15にて再
生指示されたデータをすべてホストに転送したか否かを
判定し、まだ転送していないデータが残っている場合に
はS11に戻って、残りの再生を続け、転送がすべて終
了した場合には、S16に移って再生動作の終了(ホス
トへの終了通知)を行う。
【0052】ここで、図2(b)に示す上記再生動作の
具体例について図8乃至図10を用いて説明する。今、
初期状態として、バッファメモリ25及びメモリ管理テ
ーブル27が図8に示すようなデータ記憶状態となって
いるものとする。ホストから、”n1”クラスタのセク
タ番号0から”n4”クラスタのセクタ番号2までのデ
ータについての再生指示が出された場合、S11にてコ
ントローラ26が、メモリ管理テーブル27のRt0
列、Rt1列、Rt2列を順次サーチし、有効性フラグ
情報が有効状態であり、かつアドレス情報が”n1”又
は”n2”又は”n3”又は”n4”であるブロック
(206A,206t)、(207A,207t)、
(208A,208t)が存在することを判定し、それ
らのブロックを書き込み禁止ブロックとする。そして、
S12にて再生指示されたデータの内バッファメモリ2
5上に存在しない分の再生データを、バッファメモリ2
5上に書き込み可能な分(6セクタ分)だけ、記憶させ
る。そしてS13にて、メモリ管理テーブルの有効フラ
グ情報200t乃至205tを有効状態にし、アドレス
情報200A乃至202Aに”n1”を、203A乃至
205Aに”n2”を設定する。この時点におけるバッ
ファメモリ25及びメモリ管理テーブル27は図9に示
すような記憶状態となっている。そして、S14にてバ
ッファメモリ25に記憶した再生データ、即ちバッファ
メモリ領域200m乃至205mに記憶したデータをホ
ストに転送する。
【0053】続いてS15にて、再生指示されたデータ
のうち、まだホストに転送していないものが存在すると
判定し、S11の処理に戻る。S11ではメモリ管理テ
ーブル27のRt0列、Rt1列、Rt2列を順次サー
チし、有効性フラグ情報が有効状態であり、かつアドレ
ス情報が”n3”又は”n4”であるブロック(206
A,206t)、(207A,207t)、(208
A,208t)が存在することを判定し、それらのブロ
ックを書き込み禁止とする。そして、S12にて再生指
示データの内、バッファメモリ25上に存在せず、まだ
ホストに転送していない分の再生データをバッファメモ
リ25に記憶させる。そしてS13にて、メモリ管理テ
ーブルの有効性フラグ情報200t乃至203tを有効
状態にし、アドレス情報200A乃至202Aに”n
3”を設定する。この時点におけるバッファメモリ25
及びメモリ管理テーブル27は図10に示すような記憶
状態となっている。
【0054】そして、S14にてメモリ制御回路24
が、バッファメモリ25に記憶した再生データ、即ちブ
ロック200m乃至202mに記憶したデータと、ブロ
ック206m乃至208mに記憶したデータをホストに
転送し、最後に、S15にてコントローラ26が、ホス
トに転送していないデータが残っていないことを判定
し、再生動作を終了する。
【0055】このように、本例では、再生指示されたデ
ータの一部を記憶しているバッファメモリ25上のブロ
ックを書き込み禁止とし、そのデータが上書きされて失
われないようにしているため、そのデータを再び読みだ
し直す必要がなくなる。
【0056】図11は上記再生動作に伴うデータ流れを
示すタイムチャートであり、図11(a)は光磁気ディ
スク1から読み出されてバッファメモリ25に記憶され
るデータの流れ、図11(b)はバッファメモリ25か
らホストへ転送されるデータの流れを示す。
【0057】図において、時刻t1でホストが再生指示
を出し(S10)、時刻t2より光磁気ディスク1から
再生データ”n1”クラスタのセクタ番号0乃至”n
2”クラスタのセクタ番号2のデータを読み出し、バッ
ファメモリ25に記憶させる(S12)。次に、時刻t
3より記憶されたデータをホストに転送する(S1
4)。そして、時刻t4から、光磁気ディスク1から再
生データ”n3”クラスタのセクタ番号0及至セクタ番
号2のデータを読み出して、バッファメモリ25に記憶
させ(S12)、時刻t5より、バッファメモリ25に
記憶されている”n3”クラスタのセクタ番号0及至”
n4”クラスタのセクタ番号2のデータを、ホストに転
送する(S14)。
【0058】上記例では、光磁気ディスク1からの再生
データの読み出し(バッファメモリ25への書き込み)
と、バッファメモリ25からホストへの再生データの転
送と、を順次実行したが、コントローラ26とメモリ制
御回路24により、これらを並行して実行するよう制御
すれば、再生動作を更に高速化することができる。この
場合、図2(b)のS14において、再生データのホス
トへの転送と同時にS15乃至S12の処理を行う。
【0059】(3)ホストがセクタよりも小さなサイズ
のデータを再生の最小単位として再生指示を出した場
合。図2(c)は、この場合の再生動作の流れを示すフ
ローチャートである。以下に、図1及び図2(c)を用
いて再生動作の説明をする。
【0060】まず、S20にてホストが端子29乃至ホ
ストインタフェース28を介してコントローラ26にデ
ータ再生の指示を与える。コントローラ26はS21乃
至S22にてメモリ管理テーブル27の内容を調べ、ホ
ストより指示された再生データの属するセクタサイズの
データがすべてバッファメモリ25上に存在するか否か
を判定する。詳細には、メモリ管理テーブル27のう
ち、再生指示されたデータの属するセクタのセクタ番号
と対応する記憶領域(列)を調べ、フラグ情報が有効性
を示しており、且つアドレス情報がそのデータのクラス
タ番号と同一であるものをサーチして、そのデータがバ
ッファメモリ25上に存在するか否かを判定する。
【0061】バッファメモリ25上に存在しないデータ
がある場合は、S23、S24にてそのデータを含むセ
クタ単位のデータを光磁気ディスク1から読み出し、バ
ッファメモリ25上のブロックヘ記憶させる。その後、
メモリ管理テーブル27の有効性フラグ情報、及びアド
レス情報を更新する。詳細には、まず、コントローラ2
6の各処理部への指示により、必要に応じてサーボ制御
回路6を介して送りモータ4を制御し、再生を行うべき
光磁気ディスク1の位置に光ヘッド2を移動させ、再生
を行う。そして、再生された信号を再生アンプ5を介し
て再生データ処理回路8へ出力し、再生データ処理回路
8でEFM復調およびCIRCによるエラー訂正動作を
行い、メモリ制御回路24を介してバッファメモリ25
へ記憶させる。ここで記憶させるブロックは、再生デー
タのセクタ番号を記憶可能なセクタ番号とするブロック
である。次に、そのブロックに対応するメモリ管理テー
ブル27上の記憶領域の有効性フラグ情報を有効状態に
設定し、アドレス情報にクラスタ番号を記憶させる。そ
して、S25にてバッファメモリ25に記憶されたセク
タ単位のデータから再生データのみが、コントローラ2
6の指示によりメモリ制御回路24及びホストインタフ
ェース28を介して端子29からホストに転送され、S
26にて再生動作の終了(ホストへの終了通知)が行わ
れる。
【0062】一方、S22にてホストから再生指示され
たデータがバッファメモリ25上にすべて存在すると判
定された場合は、光磁気ディスク1からのデータ読み出
しを行うことなくS25の処理を行うことができるた
め、光ヘッド2のアクセス動作及び読みだし動作の必要
がなく高速動作が可能となる。
【0063】次に、図2(c)で示される上記再生動作
の具体例について図2(c),図5,図6に示すバッフ
ァメモリ25及びメモリ管理テーブル27の模式図を用
いて説明する。
【0064】今、初期状態において、バッファメモリ2
5及びメモリ管理テーブル27はS20の時点で図5に
示すようになっているものとする。この状態において、
ホストが”n1”クラスタのセクタ番号1のセクタの第
0バイトから第255バイトのデータの再生指示を出し
た場合、まず、S21にて、コントローラ26がメモリ
管理テーブル27のRt1列をサーチし、有効性フラグ
情報が有効状態であり、かつアドレス情報が”n1”で
あるブロックが存在しないことを判定する。次に、S2
3にてホストより再生指示された再生データを含むセク
タ単位のデータ(”n1”クラスタのセクタ番号1のデ
ータ)を光磁気ディスク1から読み出し、メモリ制御回
路24がそのデータをバッファメモリ25に記憶させ
る。ここで記憶させるバッファメモリ25上のブロック
は、メモリ管理テーブル27の該当列Rt1から選択さ
れた最初の空ブロックである(201A,201t)に
対応するブロックである。そして、S5にてメモリ管理
テーブルの有効フラグ情報201tを有効状態に設定
し、アドレス情報201Aに”n1”を格納する。この
時点におけるバッファメモリ25及びメモリ管理テーブ
ル27は、図6に示すような記憶状態となっている。即
ち、ブロック201mにはホストから再生指示されたデ
ータが記憶されており、メモリ管理テーブル27のアド
レス情報201Aには”n1”が登録され、有効性フラ
グ情報201tにはブロック201mに有意な情報が記
憶されていることを示すべく”1”が設定されている。
最後に、S25にてバッファメモリ25のブロック20
1mから再生指示データのみ(256バイト分)がホス
トに転送される。次に、上記再生動作を実行した後、ホ
ストが上記再生データに後続するセクタサイズ未満のデ
ータを再生する場合の具体例について図6を用いて説明
する。まず、ホストから”n1”クラスタのセクタ番号
1のセクタの第256バイトから第511バイトのデー
タの再生指示が出され、S21にてコントローラ26が
メモリ管理テーブル27のRt1列のサーチを行い、有
効性フラグ情報が有効状態であり、かつアドレス情報
が”n1”であるブロックが存在することを判定する。
そして、S25にて再生指示されたデータを記憶してい
るブロック201mからそのデータのみ(256バイト
分)がホストに転送される。
【0065】このように、以前に記録再生を行ったこと
のないセクタサイズ未満の大きさのデータの再生指示が
ホストから出された場合でも、そのデータを含むセクタ
単位のデータがバッファメモリ上に記憶されておれば、
光磁気ディスク1からデータを読み出すことなく再生動
作が行えるため、高速な再生動作が実現できる。
【0066】(ロ)記録動作。図3はデータ記録時の動
作を示すフローチャートである。以下に図1,図3を用
いて、データ記録動作の流れを説明する。
【0067】まず、ホストはS30にて、記録指示され
たデータの記録先のクラスタに既に記録されているデー
タ(元のデータと記す)を再生する指示を出し、バッフ
ァメモリ25上に元のデータを記憶させる。ここでの再
生動作は、上記した図2(a)に示す処理流れに沿って
実行される(但し、S6の処理は省いてもよい)。元の
データがバッファメモリ25上に数多く存在すればする
程、この再生動作は短時間で終了する。
【0068】次に、S31,S32にて、ホストより端
子29及びホストインターフェース28を介してコント
ローラ26にデータ記録指示が与えられ、コントローラ
26がメモリ管理テーブル27の内容を調べ、記録指示
されたデータのクラスタ番号,セクタ番号と対応するバ
ッファメモリ25上のブロックをすべて探し出す(上記
S30において記憶させているため、該当ブロックは必
ず存在する)。つまり、メモリ管理テーブル27におい
て、記録指示されたデータのセクタ番号と対応する列を
調べ、有効性フラグ情報が有効を示しており、且つ、ア
ドレス情報が記録指示されたデータのクラスタ番号と同
一であるものを、記録指示されたすべてのデータについ
て探し出す。
【0069】そして、S33にて、端子29,ホストイ
ンターフェイス28,メモリ制御回路24を介して、S
32にて探し出したバッファメモリ25上のブロック
に、記録指示されたデータをセクタ単位で記憶させる。
つまり、S30においてバッファメモリ25上に記憶さ
せた元のデータのうち、記録指示されたデータと同一の
セクタ番号,クラスタ番号を持つものを、新しいデータ
(記録指示されたデータ)に入れ替える。
【0070】次に、S34にて、S30,S33の処理
によりバッファメモリ25に記憶させたデータをクラス
タ単位で読み出し、記録データ処理回路21,コイルド
ライバ22を経て、光ディスク1の該当領域にデータの
記録を行う。詳細には、メモリ制御回路24がコントロ
ーラ26の指示により、図14で示すリンクセクタ15
0及至152、及びサブデータセクタ153やセクタ毎
のヘッダ等情報142の生成付加を行い、記録データ処
理回路21では、バッファメモリ25からメモリ制御回
路24を介して与えられるクラスタ単位の記録指示され
たデータにCIRCによるエラー検出訂正用パリティの
生成付加を行い、EFM変調後、更にフレーム同期信号
を付加してコイルドライバ22に記録データを供給す
る。そして、コイルドライバ22にコイル23を駆動さ
せる同時に、光ヘッド2に光磁気ディスク1への記録用
レーザ光の照射を行わせて、信号の記録を行う。
【0071】最後に、S35にて記録動作の終了(ホス
トへの終了通知)を行う。
【0072】以上説明したように、バッファメモリ25
がセクタと大きさの略等しいブロック毎に分割され、そ
のブロック毎に記憶できるデータのセクタ番号が定めら
れているとともに、メモリ管理テーブル27がバッファ
メモリ25の各ブロックに対応付けられた記憶領域にデ
ータの有効性とアドレス情報を記録するため、メモリ管
理テーブル27のアドレス情報にセクタ番号を含ませる
必要がなくなり、メモリ管理テーブル27の小容量での
構成及び動作制御の簡素化を実現することができる。ま
た、ホストから同一のセクタ番号を持つデータの再生が
繰り返し指示された場合において、バッファメモリ25
上のそのセクタ番号に対応するブロックは、データで一
杯になり上書きされる可能性があるが、それ以外のブロ
ックでは上書きが発生しないため、クラスタ単位で記憶
させておいたデータのほとんどはバッファメモリ25上
に残ることとなり、次にホストがそのクラスタに属する
データの記録再生を行おうとした場合に、光ディスク1
から読み出し直さなければならないデータの量を減少さ
せることが可能となり、記録再生動作を短時間で終了さ
せることができる。
【0073】尚、上記各々の実施例においては説明を簡
略化するために、図14に示すような1クラスタが3個
のデータセクタで構成される記録形態の例を用いて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図1
3に示したような1クラスタが32個のデータセクタで
構成される従来のMDにおける記録形態などの他の記録
形態にも適用可能であることは言うまでもない。また、
記録媒体もディスク状のものに限らず、テープ状或いは
カード状等の記録媒体であっても良い。更に、光磁気方
式のみならず、相変化方式や一般的な磁気方式等、種々
の書き換え可能な記録方式を採用する情報記録再生装置
に本発明の適用が可能である。
【0074】更に、上記実施例においてはバッファメモ
リとメモリ管理テーブルを単独の記憶手段として説明し
たが、同一のメモリを用い、内部の領域を分割して実現
してもよい。
【0075】
【発明の効果】以上のように、本発明では、メモリ手段
が一旦記憶したデータを、そのデータの記録再生終了後
も記憶していることができるため、MDのようなクラス
タを記録単位とする記録媒体を使用する情報記録再生装
置の記録再生動作を高速に行うことができる。また、メ
モリ管理テーブルに記憶させるアドレス情報にセクタ番
号を含ませる必要がないため、メモリ管理テーブルの容
量を小さくできると同時に、メモリ管理テーブルの制御
を容易に行うことが可能となる。更に、メモリ手段上で
クラスタとしてまとまって記憶されたデータのほとんど
は、その後に同一セクタ番号を持つデータが繰り返し再
生されても、上書きされて失われることが無いため、次
に上位装置がそのクラスタに属するデータの記録再生を
行おうとした場合に、記録媒体から読み出し直す必要の
あるデータの量が減少し、記録再生動作を高速に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す情報記録再生装置のブ
ロック構成図である。
【図2】上記実施例の再生動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図3】上記実施例の記録動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図4】上記実施例のメモリ管理テーブルとバッファメ
モリの形態を示す模式図である。
【図5】上記実施例のメモリ管理テーブルとバッファメ
モリの無記憶状態での様子を説明する模式図である。
【図6】上記実施例のメモリ管理テーブルとバッファメ
モリの再生動作終了後の様子を説明する模式図である。
【図7】上記実施例のメモリ管理テーブルとバッファメ
モリの別の再生動作終了後の様子を説明する模式図であ
る。
【図8】上記実施例のメモリ管理テーブルとバッファメ
モリの別の再生動作を行う前の様子を説明する模式図で
ある。
【図9】上記実施例のメモリ管理テーブルとバッファメ
モリの別の再生動作実行中の様子を説明する模式図であ
る。
【図10】上記実施例のメモリ管理テーブルとバッファ
メモリの別の再生動作終了後の様子を説明する模式図で
ある。
【図11】上記実施例の再生動作の流れを説明するタイ
ムチャートである。
【図12】従来のMD記録再生装置を示すブロック構成
図である。
【図13】従来のMDの記録形態を示す説明図である。
【図14】簡単な構成とした記録媒体の記録形態を示す
説明図である。
【図15】ディスクキャシュの手法を用いた情報記録再
生装置の従来例を示すブロック構成図である。
【図16】メモリ管理テーブルとバッファメモリの形態
の一例を示す模式図である。
【図17】メモリ管理テーブルとバッファメモリの形態
の他の例を示す模式図である。
【符号の説明】
24 メモリ制御回路 25 バッファメモリ 26 コントローラ 27 メモリ管理テーブル 200m〜208m ブロック 200A〜208A アドレス情報 200t〜208t 有効性フラグ情報

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定数のセクタより構成されるクラスタを
    記録単位とする記録媒体を用い、上位装置の指示を受け
    て、前記記録媒体に、対応するセクタ番号及びクラスタ
    番号の付けられたデータを記録再生する情報記録再生装
    置において、 記録再生データを一時記憶し、記録再生終了後も前記デ
    ータを保持し、前記セクタと大きさの略等しいブロック
    に分割され、該ブロック毎に記憶するデータのセクタ番
    号が定められたメモリ手段と、 前記メモリ手段上の各ブロックに記憶された記録再生デ
    ータの有効性と、該データのクラスタ番号とを記憶し、
    記憶領域が前記各ブロックに対応して定められたメモリ
    管理テーブルと、 データ記録時には、前記メモリ管理テーブルに従って、
    前記上位装置からの記録データを前記メモリ手段上のブ
    ロックに記憶させるとともに、前記メモリ手段上に記憶
    されたデータを前記記録媒体に記録する手段と、データ
    再生時には、前記記録媒体から再生指示されたデータを
    読み出し、前記メモリ手段上のブロックに記憶させると
    ともに、前記メモリ手段に記憶されたデータを前記メモ
    リ管理テーブルに従って前記上位装置へ転送する手段と
    を有するメモリ制御手段と、を備えてなることを特徴と
    する情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の情報記録再生装置におい
    て、 前記メモリ制御手段は、記録再生指示されたデータの一
    部が前記メモリ手段上のブロックに記憶されている場合
    に、前記記憶されているデータが読み出されるまでの
    間、前記ブロックを書き込み禁止とする手段を有してな
    ることを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の情報記録再生装置におい
    て、 前記メモリ制御手段は、再生指示されたデータの前記上
    位装置への転送と、前記記録媒体からのデータの読み出
    しと、を並行して行う手段を有してなることを特徴とす
    る情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の情報記録再生装置におい
    て、 メモリ制御手段は、セクタサイズ未満の大きさのデータ
    の再生を行う場合に、前記記録媒体から前記データを含
    むセクタ単位のデータを読み出し、前記メモリ手段にセ
    クタ単位で記憶させるとともに、前記メモリ手段から、
    再生指示されたデータだけを読み出し、前記上位装置に
    転送する手段を有してなることを特徴とする情報記録再
    生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100489412B1 (ko) * 1996-12-26 2005-08-24 삼성전자주식회사 외부기억장치의데이타출력방법
US7389378B2 (en) 2003-05-09 2008-06-17 Fujitsu Limited Write processing method for stream type commands and medium storage apparatus
CN109426617A (zh) * 2017-08-28 2019-03-05 株式会社东芝 磁盘装置以及读取方法

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