JPH08129237A - 原稿走査装置 - Google Patents
原稿走査装置Info
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- JPH08129237A JPH08129237A JP26735194A JP26735194A JPH08129237A JP H08129237 A JPH08129237 A JP H08129237A JP 26735194 A JP26735194 A JP 26735194A JP 26735194 A JP26735194 A JP 26735194A JP H08129237 A JPH08129237 A JP H08129237A
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Abstract
を提供する。 【構成】 原稿画像を走査手段が往復移動を行って走査
する原稿走査装置において、前記走査手段の復移動終了
時に、前記走査手段の停止に伴って発生する振動と逆位
相の振動が発生するタイミングで前記走査手段の走査移
動開始を指令する制御手段を有することを特徴とする。
Description
ージスキャナなどに用いられる原稿走査装置に関する。
は、原稿の画像を読みとるために、その画像を走査する
原稿走査装置が用いられている。
子(ラインセンサ)やミラーおよび光源などを原稿面に
対し走査することにより、原稿面の画像読み取りを行う
もので、走査手段が往復移動し、往移動時に原稿の読み
取りを行い、原稿読取り後、初期位置(ホームポジショ
ン)に復移動して戻り、次の走査が開始される。
動作開始時に、可動部分が振動を起こし原稿読み取りに
不具合が起こることがある。この振動は、特に、連続し
て原稿を読み取る場合、すなわち往復動作が連続する場
合に、復移動から往移動に移る際に顕著に発生する。
に、可動部分(走査手段)を含めて原稿走査装置を構成
する構造体を厚く、また、剛性の高いものを用いるなど
して、できるだけその振動を抑えるようにしている。し
かし、このような構造体の剛性を上げるだけでは完全に
その振動を抑えるまでには至らず、走査終了後ある一定
期間移動部材を停止させて、振動が完全に収まってから
次の走査動作を開始するように制御されている。
原稿走査のために移動する移動体に質量体と、この質量
体を振動させるアクチュエータとを設け、移動体の振動
と逆の振動を質量体に加えることで移動体の振動を打ち
消すようにした原稿走査装置が開示されている。
斜視図であり、この原稿走査装置は、電子写真複写機内
部に載置されており、原稿台2上に置かれた原稿面を二
つの移動部材41および42によって走査し、原稿を読
み取るもので、移動部材41には、光源であるランプ4
1bと、このランプ41bからの光を原稿面に導く反射
板41cと、原稿面からの反射光を他方の移動部材42
に導くためのミラー41dが配設されて、他方の移動部
材42には、ミラー41dからの光を図示しない複写機
内部の光学レンズに導くミラー42bおよび42cが配
設されている。
42は、摺動バー11および摺動板12上を、図示しな
いモータおよびワイヤーよりなる駆動系によって動作す
る。そして、移動部材41には、この移動部材41の振
動を検出する振動ピックアップ41eおよびダンパー4
1fが設けられると共に、このダンパー41f内部にア
クチュエータと質量体が配設されている。そして、振動
ピックアップ41eによって検出した振動の加速度と反
対の加速度が加わるようにダンパー内部のアクチュエー
タが質量体を振動させることで、移動部材41の振動を
抑制するものである。
方法では、構造体の剛性を上げるだけでは、振動抑制効
果としては速効性がなく、結局、走査終了から次の走査
に移る際に振動が完全になくなるまで停止させなければ
ならない。このため連続して走査を繰り返す場合には、
この待ち時間のために走査効率が低下するといった問題
がある。
されている装置にあっては、その移動体部分に振動ピッ
クアップや質量体、アクチュエータを内蔵したダンパー
を取付けるために装置構成が複雑となり、また、装置が
大きく重くなり、コストアップにもつながるといった問
題がある。
の構造体を重く剛性の高いものとせず、また、特別な機
械的機構を設けることなく、可動部分の振動を防止した
原稿走査装置を提供することである。
の第1の本発明は、原稿画像を走査手段が往復移動を行
って走査する原稿走査装置において、前記走査手段の復
移動時の制動に伴って発生する振動と逆位相の振動が発
生するタイミングで前記走査手段の走査往移動開始を指
令する制御手段を有することを特徴とする原稿走査装置
である。
ングは、前記走査手段の制動に伴って発生する振動の周
期の自然数倍の時間経過時であることを特徴とする。
発明は、原稿画像読み取りのために、走査手段が移動す
る原稿走査装置において、前記走査手段の走査移動開始
時、前記走査手段を微小距離移動させて停止し、該微小
距離移動によって発生する振動と逆位相の振動が発生す
るタイミングで前記走査手段の走査移動開始を指令する
制御手段を有することを特徴とする原稿走査装置であ
る。
は、前記走査手段の走査移動方向と同じ方向であり、前
記タイミングは、前記微小距離移動によって発生する振
動の周期の半分の自然数倍の時間経過時であることを特
徴とする。
離移動は、前記走査手段の走査移動方向と逆方向であ
り、前記タイミングは、前記微小距離移動によって発生
する振動の周期の自然数倍の時間経過時であることを特
徴とする。
に作用する。
際、復移動時の回生ブレーキをかけた時(制動時)に発
生する振動と逆位相の振動が発生するようなタイミング
で、その再走査の走査往移動を開始するように制御手段
によって制御することで、走査手段の復移動時の制動に
よって発生した振動がその逆位相の振動によって打ち消
され、再走査の往移動時には走査手段の振動が抑制され
る。
動時の制動に伴って発生する振動周期の自然数倍経過時
とすることで、復移動時の制動による振動と走査開始に
よって生ずる振動とが互いに逆位相の固有周期による振
動であるため、復移動時の制動による振動が走査開始に
よる振動によって打ち消されて、再走査の往移動時の走
査手段の振動が抑制される。
走査移動を開始する際に、予め微小距離を移動して、一
旦停止させることで、走査手段に振動を発生させて、こ
の振動と逆位相の振動が発生するタイミングによって再
度走査移動を開始することで、走査移動の開始によって
発生する振動が、微小距離の移動によって発生した振動
によって相殺されるため、走査手段の振動が抑制され
る。
動が走査移動方向と同じ方向である場合には、この微小
移動によって生じる振動と走査移動開始によって生じる
振動とは同位相で発生するため、走査移動開始のタイミ
ングを振動周期の半分の自然数倍の時間経過時とするこ
とで、微小移動による振動と走査開始による振動とが互
いに逆位相となって打ち消し合うことになる。
向と逆方向である場合には、この微小移動によって生じ
る振動と走査移動開始によって生じる振動とは逆位相で
発生するため、走査移動開始のタイミングを振動周期の
自然数倍の時間経過時とすることで、微小移動による振
動と走査開始による振動とが互いに逆位相となって打ち
消し合うことになる。
する。
子写真複写機の構成を示す図面であり、図2は、この原
稿走査装置の機械的構成を示す斜視図であり、また、図
3は、この原稿走査装置の制御系の構成を示すブロック
図である。なお、前述の従来技術において説明した図1
1と同一機能を有する部材については同一の付号を付し
その説明を省略する。
に、複写機本体1の上面に、透明な原稿台2、原稿台2
上に載せた原稿へ上方から光が当るのを遮蔽する遮光板
3を有し、複写機本体1内部に、原稿走査装置4を構成
する走査ユニット41および42と、画像を紙に転写す
る画像処理部5とが載置されている。走査ユニット41
および42は往復移動し、往移動時に原稿面に光を照射
し、その原稿面からの反射光を移動部材41および42
に配設されているミラー41b,41dおよび42b,
42cからレンズ43およびミラー44を通して画像処
理部5の感光ドラム51上に導き、静電潜像として形成
し、現像装置52で現像して、用紙供給カセット61か
ら搬送器6により供給された用紙に現像装置によって現
像された画像を転写し、用紙上の画像を定着器7によっ
て定着させ、用紙受け62に排出して、原稿上の画像を
複写する。
b、ランプ41bからの光を原稿面に照射するミラー4
1c、および原稿からの反射光を第2走査ユニット42
のミラー42b方向に導くミラー41dを配設した第1
走査ユニット41と、この第1走査ユニット41からの
光をレンズ43方向に導くためのミラー42bおよび4
2cが配設された第2走査ユニット42よりなる。走査
ユニット41および42は、ガイドレール12とガイド
バー11によって移動自在に載置され、この走査ユニッ
ト41および42には、ガイドレール12上を平滑に移
動するためのローラ25および26が設けられている。
走査ユニットは、サーボモータ120の回転により、ギ
ア10に巻き付けられ、プーリ11および12により張
り渡されたワイヤー9によって往復移動する。このワイ
ヤー9は第1走査ユニット41上の止め具13により固
定されると共に、第2走査ユニット42上のプーリ13
に巻き付けられており、第1走査ユニット41の移動に
追従して、第2走査ユニット42を第1走査ユニット4
1の移動距離の半分だけ移動させて、光路系の距離が変
化しないようにしている。移動方向はモータ120の回
転がA方向のとき、ワイヤー9がA´方向に引かれ、走
査ユニット41および42が往移動A''方向に移動し、
逆にモータ120がB方向に回転するときは、復移動
B''方向に移動する。なお、図1中一点鎖線により導光
路を示し、2点鎖線により走査ユニット41および42
の移動を示した。
メモリにあるプログラムにしたがって動作制御を行うC
PU101、後述する走査ユニットの固有振動の周波数
で発振する発信器103、モノステーブルマルチバイブ
レータ102、カウンタ104、D/A変換器105、
およびNAND回路106および107、NOT回路1
08、109よりなる。
お、図4に各信号のタイミングチャートを示す。CPU
101は、図示されていない複写機のホストCPUから
の走査要求に従ってサーボモータ120を制御し、走査
ユニットを往復移動させる。このために、CPU101
はサーボモータ120に対して、モータのオン(ON)
/オフ(OFF)、回転方向の指示、停止(ブレーキ)
指示などの信号を送り、D/A変換器105を介して速
度指令電圧を発生させ、走査を開始する。
けられており、エンコーダ信号はカウンタ104でカウ
ントされ、走査ユニットの現在位置をモニタすることが
でき、これによりCPU101は走査ユニットの位置を
把握し、所定位置に来たことが検知される。
し、第1の所定位置に来たことが検知されると、走査ユ
ニットを復移動(リターン)させてホームポジションへ
戻す動作を行う。そして、ホームポジション近くの第2
の所定位置に来たことが検知されると、モータに対し逆
駆動するように指示し、走査ユニットに強制ブレーキを
かけ、さらに走査ユニットが移動してホームポジション
近傍の第3の所定位置に来たことが検知されると、モー
タの逆駆動力をオフし、回生ブレーキに切換えて、走査
ユニットを停止させる。この時回生ブレーキへの切換え
に伴って後述するように振動が発生する。
9を介して発信器103に供給されており、CPU10
1からのモータオフの指令、すなわち回生ブレーキがか
けられると共に、発信器103のリセットが解除されて
発振を開始する。
述する走査ユニットの固有振動の基本周波数と同じ周波
数の発振信号が出力されて、モノステブーブルマルチバ
イブレータ102に入力され、後述する走査ユニットの
固有振動の周期Tと同じ周期のパルスが発生する。
に達したことが検知されると、図4に示すように、ホー
ム検知信号がNAND回路106に入力され、そして、
ホストCPUから再走査のために走査要求が出される
と、前記モノステブーブルマルチバイブレータ102か
ら出力されているパルスに同期して、CPU101に割
り込みがかかる。この割り込みがかかると同時に、CP
U101がモータオンの指令を出力して、走査のための
往移動が開始される。すなわち、走査ユニットの固有振
動の周期Tの自然数倍nTの時間経過時のタイミングで
往移動が開始されることとなる。このときモータの始動
にともなって振動が発生し、始動による振動が後述する
ように、復移動時に発生した振動と逆位相となるので、
振動が打ち消されて振動のない走査が行われる。
トの振動について、図5を参照して説明する。図5は、
走査ユニットの速度パターンを示す図面であり、図中+
の速度は往移動方向であり、−の速度が復移動方向であ
る。
うに、走査ユニットが原稿読み取りのために往移動を開
始すると、この始動によって若干走査ユニットが振動し
ながら走査速度まで速度が上昇する。そして、走査速度
に達して操作を行った後、走査ユニットが終点(第1の
所定位置)に達すると、復移動のために逆方向への速度
が上昇する。そして、定速度になり第2所定位置に来た
ことが検出されるまで復移動される。第2所定位置に来
たことが検出された時点で、モータが逆駆動され、走査
ユニットに強制ブレーキをかける。これにより速度が減
速し、第3の所定位置に達するとモータの駆動力を切
り、回生ブレーキに切換えて走査ユニットを停止させ
る、この回生ブレーキがかかるときに、また振動が起こ
る。
ユニット(走査手段)の始動開始時の振動と、回生ブレ
ーキの動作開始時に発生する振動であり、特に、連続的
に走査を行うような場合には、復移動時の振動を持った
まま往移動が開始されるので、走査ユニットが振動した
まま速度が上昇することとなり、走査ユニットの定速度
による原稿読み取り中であっても走査ユニットが振動し
たままとなり原稿の読み取りに不具合が生じるものであ
る。
始動時に発生する振動とは、その機械的構成できまる固
有振動であり、その基本周波数は下記(1)式に示すよ
うに、同一周期の振動である。また、復移動時の振動と
始動時の振動は、その立ち上がりの振幅が互いに逆位相
の振幅である。
メント、JL は負荷慣性モーメント、Kは伝送系ねじり
剛性であり、モータ慣性モーメント、負荷慣性モーメン
トおよび伝送系ねじり剛性は、そのばらつきも少なく、
経時変化もほとんどないため、この固有振動の周波数は
同一機種であれば常に一定となる。
動の始動までのタイミングを走査ユニットの振動に対し
て逆位相の振動が加わるようにすれば、復移動時の振動
が始動時の振動によって打ち消されることとなる。例え
ば、図6に示すように、復移動のモータ逆駆動オフから
再走査の往移動開始のための駆動オンまでの時間を前記
固有振動の周期の自然数倍とすることで、復移動時の振
動に対して、始動時の振動が逆位相で加わることとなっ
て振動が打ち消される。逆に、図7に示すように、逆駆
動オフから駆動オンまでの時間が固有振動の周期Tの半
分の自然数倍とした場合には、復移動時の振動に対し
て、始動時の振動が同位相となり振動が重畳されて大き
くなる。
うに、復移動時の制動開始から再走査の始動開始までの
時間を固有振動の周期Tの自然数倍nTとなるタイミン
グで始動されるように制御したものである。
お、本実施例2において原稿走査装置の機械的構成は前
記実施例1と同様にありその説明は省略する。
ク図であり、その構成は、動作制御を行うCPU10
1、モノステーブルマルチバイブレータ110および1
11、カウンタ104、D/A変換器105、およびN
AND回路106および114、NOT回路108、1
13および115、XOR回路112よりなる。
お、図9に各信号のタイミングチャートを示す。
のホストCPUからの走査要求に従ってサーボモータ1
20を制御し、走査ユニットを往復移動させる。
120に対して、モータのオン(ON)/オフ(OF
F)、回転方向の指示、停止(ブレーキ)指示などの信
号を送り、D/A変換器105を介して速度指令電圧を
発生させ、走査を開始する。
けられており、エンコーダ信号はカウンタ104でカウ
ントされ、走査ユニットの現在位置をモニタすることが
でき、これによりCPU101は走査ユニットの位置を
把握し、所定位置に来たことが検知される。
ジションにあるとき、図示されていない複写機のホスト
CPUからの走査要求にしたがって、モータ駆動のため
のモータオンの信号を出力する。モータオンの信号は、
モータ120にNAND回路114およびNOT回路1
15を介して伝達されると共に、二つのモノステーブル
マルチバイブレータ110と111に入力される。二つ
のモノステーブルマルチバイブレータの内、モノステー
ブルマルチバイブレータ110は実施例1において説明
した走査ユニットの固有振動の周期Tの半分の周期(1
/2T)に相当する長さのパルスが、モータオン信号の
入力により発生し、またモノステーブルマルチバイブレ
ータ111は1/2Tより短い周期分の長さのパルスT
´が発生する(1/2T>T´)。
レータ110と111からの出力は、XOR回路112
およびTON回路113を経て、モータオン信号と共
に、NAND回路114に入力される。
チャートのごとく、CPU101からのモータオン信
号、モノステーブルマルチバイブレータ110からの1
/2Tの長さの信号およびモノステーブルマルチバイブ
レータ111からのT´の長さの信号があるとき動作
し、走査ユニットを駆動する。
ルチバイブレータ111の信号がなくなって、モータの
駆動が停止する。すなわち、CPU101からのモータ
オンによって、走査ユニットが微小距離移動することと
なる。その後、1/2T周期の長さのモノステーブルマ
ルチバイブレータ110からの信号が消えて、モータオ
ン信号だけがオンとなると、再びモータ120が駆動を
開始して、走査ユニットが動作を開始し、走査のための
往移動がなされる。
走査要求があると、まず微小距離の移動がなされて、こ
の微小距離移動により振動が発生し、次に往移動のため
に始動した時点で再び振動が発生することとなる。この
微小距離移動から往移動の始動までの間を上記のよう
に、固有振動の周期Tの半分の周期時のタイミングとす
ることで、この2つの振動の位相が互いに逆位相となっ
て、相殺されることとなる。
で、点線は微小距離の移動によって発生する振動がその
まま続いた場合であり、一点鎖線は往移動開始によって
発生する振動がそのまま続いた場合であり、実線は微小
移動による振動と往移動開始による振動が合さったもの
で、本実施例2における実際の走査ユニットの振動状態
である。図からわかるように、実際の動作(実線)で
は、振動が少なくなっているのがわかる。
ブルマルチバイブレータ110および111からのパル
スは1つ分のパルスをそれぞれ1/2TおよびT´の長
さとなるようにして、微小移動開始から固有振動の周期
Tの半分の長さの時間経過時に往移動を開始するように
したが、特に、このように1/2T分の長さに限定され
るものではなく固有振動の周期Tの半分の自然数倍の長
さ(n+1/2)T後に往移動を開始するようにすれ
ば、微小移動時の振動と往移動始動時の振動が逆位相と
なるようなタイミングとなり、本実施例2とまったく同
様に往移動開始の際にその振動を抑制することができ
る。
動を往移動を同じ方向としたが、この微小移動は、往移
動開始前に予め振動を発生させるためのものであるの
で、往移動と同じ方向に限定されず、逆方向の移動であ
ってもよい。ただし、その場合には、微小移動から往移
動開始までの間隔は、固有振動周期の自然数倍の時間経
過時となるようにする。これは、走査ユニットの移動方
向が逆となると、その振動の立ち上がり位相が互いに逆
位相となるためである。このための装置構成としては実
施例2と同様であるが、モノステーブルマルチバイブレ
ータ110から出力されるパルスの長さを固有振動と同
じTとすればよい。
御系の構成は本発明を実施するためのあくまでも一例に
すぎず、本発明がこのような構成に限定されるものでは
なく、例えば、本実施例1および2において用いたモノ
ステーブルマルチバイブレータの代わりに、制御系内に
存在するCPUやその他タイマーまたは発信器などの信
号を固有振動の周期Tに合うように分周して用いること
で、制御系の構成としてはより簡略化されたものとする
ことが可能となる。
限らず、イメージスキャナなどにも用いられることがで
き、走査ユニット自体も実施例1および2のように、ミ
ラーが可動するものに限らず、CCDラインセンサなど
が直接原稿面を読み取る密着型の原稿走査装置において
も適用でき、その場合は、原稿走査装置の機械的機構
は、おおむね前記実施例における走査ユニット41内に
密着型CCDラインセンサと光源があり、光源からの反
射光を直接CCDラインセンサによって読み取るもので
ある。もちろんミラーを走査移動する場合においても潜
像形成のためにドラムに直接原稿からの反射光を導くも
のに限らず、走査ユニットからの反射光をレンズによっ
て縮小し、CCDラインセンサ(例えばレンズ縮小型ラ
インセンサ)によって読み取るタイプの複写機やイメー
ジスキャナなどにおいても本発明は好適に利用され得
る。
下のような効果がある。まず、請求項1および2に記載
の第1の本発明によれば、連続走査において復移動時の
制動開始に伴って発生する振動と、逆位相の振動が加わ
るような再走査の始動タイミング、例えば走査手段に固
有の振動の周期の自然数倍経過時とすることで、復移動
時の振動が移動開始時に発生する振動によって相殺され
るため、走査手段などに振動を打ち消すための特別な機
械的機構や、走査手段そのものの重量を重くすることな
く、安定した原稿読み取りのための走査移動が行われ
る。
よれば、走査手段が停止状態から始動を開始する際に、
予め微小距離の移動を行い振動を発生させ、この振動と
逆位相となるタイミングで走査移動を開始することで、
互いの振動が相殺されて、走査手段などに振動を打ち消
すための特別な機械的機構や、走査手段そのものの重量
を重くすることなく、安定した原稿読み取りのための走
査移動が行われる。
電子写真複写機の構成を示す図面である。
を示す斜視図である。
ク図である。
ートである。
る。
ある。
ある。
ク図である。
ートである。
である。
視図である。
レータ、 103…発信器、 104…カウンタ、 105…D/A変換器、 106、106、107…NAND回路、 108、109、113…NOT回路、 112…XOR回路、 120…モータ。
Claims (5)
- 【請求項1】 原稿画像を走査手段が往復移動を行って
走査する原稿走査装置において、 前記走査手段の復移動時の制動に伴って発生する振動と
逆位相の振動が発生するタイミングで前記走査手段の走
査往移動開始を指令する制御手段を有することを特徴と
する原稿走査装置。 - 【請求項2】 前記タイミングは、前記走査手段の制動
に伴って発生する振動の周期の自然数倍の時間経過時で
あることを特徴とする請求項1に記載の原稿走査装置。 - 【請求項3】 原稿画像読み取りのために、走査手段が
移動する原稿走査装置において、 前記走査手段の走査移動開始時、前記走査手段を微小距
離移動させて停止し、該微小距離移動によって発生する
振動と逆位相の振動が発生するタイミングで前記走査手
段の走査移動開始を指令する制御手段を有することを特
徴とする原稿走査装置。 - 【請求項4】 前記微小距離移動は、前記走査手段の走
査移動方向と同じ方向であり、前記タイミングは、前記
微小距離移動によって発生する振動の周期の半分の自然
数倍の時間経過時であることを特徴とする請求項3に記
載の原稿走査装置。 - 【請求項5】 前記微小距離移動は、前記走査手段の走
査移動方向と逆方向であり、前記タイミングは、前記微
小距離移動によって発生する振動の周期の自然数倍の時
間経過時であることを特徴とする請求項3に記載の原稿
走査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26735194A JP3358333B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 原稿走査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26735194A JP3358333B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 原稿走査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08129237A true JPH08129237A (ja) | 1996-05-21 |
JP3358333B2 JP3358333B2 (ja) | 2002-12-16 |
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ID=17443613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26735194A Expired - Fee Related JP3358333B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 原稿走査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3358333B2 (ja) |
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1994
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