JPH0812919A - 電磁鋼板用樹脂組成物 - Google Patents

電磁鋼板用樹脂組成物

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JPH0812919A
JPH0812919A JP6145998A JP14599894A JPH0812919A JP H0812919 A JPH0812919 A JP H0812919A JP 6145998 A JP6145998 A JP 6145998A JP 14599894 A JP14599894 A JP 14599894A JP H0812919 A JPH0812919 A JP H0812919A
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meth
vinyl
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acrylate
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JP6145998A
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Masahiko Nagata
雅彦 永田
Masahiro Inoue
政弘 井上
Masaru Arimitsu
勝 有光
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 スチレン及び/又はメタクリル酸メチ
ルを主成分とするビニル単量体と、これらと共重合可能
な架橋性単量体と官能性単量体を含み、重合して得られ
た粒子径が0.2〜2μである高分子微粒子に、クロム
酸塩及び/又はリン酸塩とノニオン系界面活性剤を含有
してなる電磁鋼板用樹脂組成物。 【効果】 高分子微粒子との相溶性が良好であ
り、かつ、乾燥後の電磁鋼板の表面が均一となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁鋼板用樹脂組成物に
関する。更に詳しくは、鋼板表面に被膜を形成して潤滑
性、成形加工性、高防錆性及び絶縁性を付与し、また、
クロム酸塩及び/又はリン酸塩との混和安定性や鋼板表
面への塗布性にも優れる電磁鋼板用樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、クロム酸塩、リン酸塩等の金属塩
の水溶液と、水分散性のシリカ等の無機粒子、あるいは
酢酸ビニル−アクリル系樹脂等の有機粒子の混合物が電
磁鋼板用処理液として用いられている。一般に被膜中に
有機物質が存在すると加工性、密着性に優れるが、耐熱
性、潤滑性に劣り、また、無機物質が存在すると耐熱
性、潤滑性に優れるが、加工性、密着性に劣る傾向があ
る。
【0003】それら問題点を解決するため、特願平6−
24049号公報の技術、即ち、特定範囲の粒子径を持
った架橋型有機粒子を含む組成物を用いる方法を提案し
た。この技術によれば必要とされる性能を兼備した電磁
鋼板を製造可能である。しかし、製造条件(塗布法、温
度等)によっては仕上がり時に、塗布ムラを生じたり、
塗布面に斑点状に見える箇所が発生し、表面状態の均一
性の低下がみられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
有する上記欠点を克服し、電磁鋼板としての基本性能を
付与するとともに、鋼板表面への塗布性を改善し、均一
な表面状態を持つ電磁鋼板を製造するための樹脂組成物
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記問題
を解決するために鋭意検討を重ね、架橋構造を持つ高分
子微粒子に、添加剤としてノニオン系界面活性剤を添加
することで、良好な被膜特性と塗布性を付与できること
を見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明はスチレン及び/又はメタク
リル酸メチルを主成分とするビニル単量体と、これらと
共重合可能な架橋性単量体と官能性単量体を含み、重合
して得られた粒子径が0.2〜2μである高分子微粒子
に、クロム酸塩及び/又はリン酸塩とノニオン系界面活
性剤を含有してなる電磁鋼板用樹脂組成物に関する。
【0007】以下に本発明を詳細に説明する。本発明に
おいてはスチレン及び/又はメタクリル酸メチルを主成
分とするビニル単量体を使用するが、スチレン、メタク
リル酸メチル以外のビニル単量体としては、α−メチル
スチレン、ビニルトルエン等の芳香族ビニル化合物、ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸ブチル等の(メタ)アクリル酸エステル類、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル
類、(メタ)アクリロニトリル等のビニルシアン化合
物、塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル
化合物を使用することが可能である。
【0008】主成分であるスチレン及び/又はメタクリ
ル酸メチルの量は、得られる粒子のブロッキング性及び
潤滑性の点から、スチレン及び/又はメタクリル酸メチ
ルを主成分とするビニル単量体と、これらと共重合可能
な架橋性単量体、官能性単量体を含んだ混合物(以下、
これらを単量体混合物と称す)に対し80重量%以上含
まれることが好ましく、更に好ましくは90重量%以上
が好適である。
【0009】ここで用いられる架橋性単量体としては、
ジビニルベンゼン、エチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート
等の重合性不飽和結合を1分子中に2つ以上有する単量
体を例示できる。架橋性単量体は単量体混合物に対し
て、0.5〜20重量%が好ましく、更に好ましくは1
〜10重量%、最も好ましくは2〜5重量%が好適であ
る。架橋性単量体が0.5重量%未満では得られる粒子
の架橋密度が低いため、充分な被膜強度が得られないの
で好ましくない。また、10重量%を超えると凝集物が
発生しやすく、重合自体が円滑に進行しないため好まし
くない。
【0010】また、高分子微粒子の安定化付与等のた
め、上記単量体とともに(メタ)アクリル酸、クロトン
酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸類、スチレンスル
ホン酸ナトリウム等の不飽和スルホン酸塩類、2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メ
タ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル類、
あるいは(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド等の官能性単量体を共重合させるこ
とが望ましい。
【0011】官能性単量体の使用量は、単量体混合物に
対して、20重量%以下が好ましく、更に好ましくは1
0重量%以下が好適である。官能性単量体を20重量%
を越えて使用すると、凝集物が発生しやすく、重合自体
が円滑に進行しない。
【0012】また、同時に用いられる乳化剤としてはア
ルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキル硫酸ナ
トリウム、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ナフ
タレンスルホン酸ホルマリン縮合物等のアニオン系界面
活性剤、ポリオキシエチレンアルキル(フェニル)エー
テル、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイドブロ
ック共重合体、ソルビタン脂肪酸エステル等のノニオン
系界面活性剤が単独又は組み合わせて使用される。その
際の使用量は、特に限定されないが、通常、単量体混合
物に対して0.1〜10重量%が好ましい。
【0013】また、重合開始剤としては、通常の乳化重
合に用いられているものであればいずれでもよく、過硫
酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム等
の過硫酸塩類、ベンゾイルハイドロパーオキサイド等の
有機過酸化物類、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ
化合物類等を例示できる。必要に応じて還元剤と組み合
わせて、レドックス系開始剤として使用することもでき
る。
【0014】架橋構造を有する高分子微粒子の製造は、
上記の原料を用い乳化重合法により行われる。重合は窒
素パージ下、重合温度20〜90℃で、架橋性単量体を
含む単量体混合物を一括、分割、あるいは連続的に滴下
して行う。また、重合を2段に分け、1段目で前記の界
面活性剤、重合開始剤の存在下でシードエマルションを
作製し、2段目で上記の架橋性単量体を含む単量体混合
物を添加して重合する「シード乳化重合法」を繰り返し
行えば、1回の重合では得難い大型粒子も容易に得るこ
とができる。
【0015】本発明の架橋構造を有する高分子微粒子は
スチレン及び/又はメタクリル酸メチルを主成分とする
ビニル単量体と、これらと共重合可能な架橋性単量体、
官能性単量体を含んだ単量体混合物を乳化重合して得ら
れ、粒子径は0.2〜2μが好ましく、更に好ましくは
0.5〜1.5μが好適である。0.2μ未満では潤滑
性及び耐溶剤性が不足する傾向となり、2μを超えると
製造する上で凝集物が発生しやすく、重合自体が円滑に
進行しない。
【0016】以上の方法によって得られた高分子微粒子
は、特願平6−24049号公報にも記載されている通
り、リン酸塩及び/又はクロム酸塩の水溶液と混和し、
電磁鋼板用処理液とすることができ、表面潤滑性その他
の性能を付与することができるが、鋼板表面に均一に塗
布することは極めて難しい。
【0017】そこでこの問題を解決するため、本発明で
は、更に添加剤としてノニオン系界面活性剤を添加す
る。当該添加剤の重合度、HLB値等には特に限定はな
いが、エチレンオキサイド鎖の重合度5〜10、HLB
10〜16のものが好ましい。上記のノニオン系界面活
性剤としては、ポリオキシエチレンアルキル(フェニ
ル)エーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等を
例示できる。
【0018】添加量については、高分子微粒子(固形分
換算、測定方法は105℃−3時間)に対し0.5〜2
0重量%が好ましく、更に好ましくは2〜10重量%、
最も好ましくは3〜7重量%が好適である。これら添加
剤の効果の発現機構については、必ずしも明らかではな
いが、優れた界面張力低下能によって、鋼板表面に対す
る処理液の「濡れ性」が改善されるものと推定される。
【0019】一方、本発明におけるクロム酸塩、リン酸
塩として、無水クロム酸、重クロム酸マグネシウム等の
重クロム酸塩、リン酸アルミニウム、リン酸カルシウム
等のリン酸塩を例示できるが、これに限定されるもので
はなく、耐熱性を付与する目的で酸化亜鉛、酸化マグネ
シウム、ホウ酸等を添加することも可能である。また、
架橋構造を持つ有機微粒子、添加剤、リン酸塩及び/又
はクロム酸塩の水溶液の混和性については、一般的な撹
拌設備を使用すれば問題なく混合可能である。
【0020】かくして得られた電磁鋼板用樹脂組成物
は、特に限定しないが一般には次のようにして、電磁鋼
板の表面に塗布される。即ち、鋼板表面にハケ塗り、ス
プレー塗布、ロール塗布、浸漬等の方法で塗布し、常温
以上の温度で数秒〜数分間乾燥するだけでよい。乾燥温
度については常温〜500℃が好ましく、更に好ましく
は200〜500℃である。その後、必要に応じて歪み
取り焼鈍等の処理を施すことも可能である。
【0021】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に説明するため、
実施例及び比較例を挙げて説明するが、本発明はこれら
の実施例に限定されるものではない。尚、以下、部及び
%は総て重量部及び重量%を示す。 重合例1 撹拌機、温度計、還流コンデンサー付のセパラブルフラ
スコに、水250部、ラウリル硫酸ナトリウム0.01
部を仕込み、撹拌下で窒素置換しながら70℃まで昇温
した。内温を70℃に保ち、重合開始剤として過硫酸カ
リウム2部を添加し、溶解後、スチレン2部、アクリル
酸0.02部、ジビニルベンゼン0.01部の混合モノ
マーを仕込み、3時間反応した。反応終了後引き続い
て、予め水200部、ラウリル硫酸ナトリウム1.5部
にスチレン297部、アクリル酸3部、アクリルアミド
3部、ジビニルベンゼン12部を撹拌下に加えて作製し
ておいた乳化混合物を連続的に4時間かけて添加し、反
応を行った。添加終了後、更に4時間の熟成を行い、こ
の高分子微粒子を常温まで冷却し8%アンモニア水で中
和し、pHを8.5に調整した。得られた高分子微粒子
は不揮発分41.2%、粘度8cps/25℃(BM型
粘度計No.1ローター、回転数60rpm)であっ
た。また、電子顕微鏡で粒子径を測定したところ0.6
5μであった。
【0022】重合例2 第1段反応を重合例1と同様の方法で重合を行い、引き
続いて、第2段反応は予め水200部、ラウリル硫酸ナ
トリウム1.5部にメタクリル酸メチル297部、アク
リル酸3部、アクリルアミド3部、ジビニルベンゼン1
2部を撹拌下に加えて作製しておいた乳化混合物を連続
的に4時間かけて添加し、反応を行った。添加終了後、
更に4時間の熟成を行い、この高分子微粒子を常温まで
冷却し8%アンモニア水で中和し、pHを8.5に調整
した。得られた高分子微粒子は不揮発分41.0%、粘
度8cps/25℃(BM型粘度計No.1ローター、
回転数60rpm)であった。また、電子顕微鏡で粒子
径を測定したところ0.59μであった。
【0023】重合例3 重合例1からジビニルベンゼンを除き、その他は重合例
1と同様に行った。得られた高分子微粒子は不揮発分4
1.1%、粘度9cps/25℃(BM型粘度計No.
1ローター、回転数60rpm)であった。また、電子
顕微鏡で粒子径を測定したところ0.60μであった。
【0024】重合例4 重合例1の第1段反応において、ラウリル硫酸ナトリウ
ムを0.3部、アクリル酸を0.12部に変更した以外
は重合例1と同様に行い、高分子微粒子を得た。得られ
た高分子微粒子は不揮発分41.5%、粘度9cps/
25℃(BM型粘度計No.1ローター、回転数60r
pm)であった。また、電子顕微鏡で粒子径を測定した
ところ0.13μであった。
【0025】重合例5 重合例1の第1段反応において、ラウリル硫酸ナトリウ
ムを0.005部に変更した以外は重合例1と同様に行
い、粒子径を大型化した高分子微粒子(理論粒子径:
2.5μ)の重合を試みたが、重合が円滑に進行せず、
目的の高分子微粒子は得られなかった。なお、重合例1
〜5の結果を表1に纏めて示す。
【0026】
【表1】
【0027】実施例1 水100部、無水クロム酸20部、酸化亜鉛5.5部の
混合液に、重合例1の高分子微粒子30部及びポリオキ
シエチレンラウリルエーテル(重合度6.5、HLB:
14)0.5部を加えた処理液を用いて、未処理の電磁
鋼板上にバーコーターで2g/mとなるよう塗布し、
200℃の雰囲気温度で5分間乾燥した。得られた電磁
鋼板の評価結果を表1に示す。また、混合液に高分子微
粒子を添加しても、相の分離等の異常はなかった。
【0028】実施例2 実施例1と同様の方法で、重合例2のエマルションを用
いて塗布、乾燥した。得られた電磁鋼板の評価結果を表
1に示す。また、混合液に高分子微粒子を添加しても、
相の分離等の異常はなかった。
【0029】実施例3 実施例1と同様の方法で、添加剤として、ポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテル(重合度8、HLB:1
2)0.5部を用いて塗布、乾燥した。得られた電磁鋼
板の評価結果を表1に示す。また、混合液に高分子微粒
子を添加しても、相の分離等の異常はなかった。
【0030】実施例4 実施例3と同様の方法で、重合例2の高分子微粒子を用
いて塗布、乾燥した。得られた電磁鋼板の評価結果を表
1に示す。また、混合液に高分子微粒子を添加しても、
相の分離等の異常はなかった。
【0031】比較例1 実施例1の混合液に、重合例1の高分子微粒子30部を
加えた処理液を用いて、鋼板上にバーコーターで2g/
となるよう塗布し、200℃の雰囲気温度で5分間
乾燥した。得られた電磁鋼板の評価結果を表1に示す。
また、混合液に高分子微粒子を添加しても、相の分離等
の異常はなかった。
【0032】比較例2 比較例1と同様の方法で、重合例2の高分子微粒子を用
いて塗布、乾燥した。得られた電磁鋼板の評価結果を表
1に示す。また、混合液に高分子微粒子を添加しても、
相の分離等の異常はなかった。
【0033】比較例3 実施例1と同様の方法で、重合例3の高分子微粒子を用
いて塗布、乾燥した。得られた電磁鋼板の評価結果を表
1に示す。また、混合液に高分子微粒子を添加しても、
相の分離等の異常はなかった。
【0034】比較例4 実施例1と同様の方法で、重合例4の高分子微粒子を用
いて塗布、乾燥した。得られた電磁鋼板の評価結果を表
1に示す。また、混合液に高分子微粒子を添加しても、
相の分離等の異常はなかった。
【0035】
【表2】
【0036】尚、評価は次のようにして行った。 (1)耐溶剤性:石油ベンジンを染み込ませたガーゼ
に、500gの荷重をかけ10往復ラビングテストし
た。 ○…変化なし △…すり疵あり ×…溶出
【0037】(2)防錆性:JIS−Z−2731によ
る塩水噴霧試験を500時間行い、白錆発生面積を評価
した。 ○…白錆発生面積 5%未満 △…白錆発生面積 5〜20%未満 ×…白錆発生面積 20%以上
【0038】(3)潤滑性:動摩擦係数の測定 ASTM D−1894により測定 ○…0.05以下 △…0.05〜0.10 ×…0.10を越えるもの
【0039】(4)成形加工性:高速円筒深絞り試験
を、ブランク径=96mmφ、ポンチ径=40mmφ、
しわ押さえ圧=1ton、深絞り速度=30m/min
の条件で実施した。この時の限界絞り比は2.40であ
る。 ○…絞り抜け、限界絞り比2.50も絞り抜け △…絞り抜け ×…絞り抜けず
【0040】(5)塗布面の均一性:目視によって判定 ○…均一 ムラなし △…僅かに塗りムラ発生 ×…顕著に塗りムラ発生
【0041】
【発明の効果】本発明は、0.2〜2μの高分子微粒子
を用い、クロム酸塩及び/又はリン酸塩と界面活性剤を
含むことにより、該高分子微粒子との相溶性が良好であ
り、かつ、乾燥後の鋼板表面が均一となり、耐溶剤性、
防錆性、潤滑性、成形加工性等の優れた電磁鋼板を得る
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C10M 169/04 107:12 107:28 107:46 107:42 125:10 125:24 129:16 129:74) C10N 10:12 20:06 Z 30:06 30:12 40:16 50:08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン及び/又はメタクリル酸メチ
    ルを主成分とするビニル単量体と、これらと共重合可能
    な架橋性単量体と官能性単量体を含み、重合して得られ
    た粒子径が0.2〜2μである高分子微粒子に、クロム
    酸塩及び/又はリン酸塩とノニオン系界面活性剤を含有
    してなる電磁鋼板用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 ビニル単量体がα−メチルスチレン、
    ビニルトルエン等の芳香族ビニル化合物、アクリル酸メ
    チル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸
    ブチル等の(メタ)アクリル酸エステル類、酢酸ビニ
    ル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類、(メ
    タ)アクリロニトリル等のビニルシアン化合物、塩化ビ
    ニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル化合物等で
    ある請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 架橋性単量体がジビニルベンゼン、エ
    チレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロ
    ールプロパントリメタクリレート等の重合性不飽和結合
    を1分子中に2つ以上有する単量体である請求項1記載
    の組成物。
  4. 【請求項4】 官能性単量体が(メタ)アクリル酸、
    クロトン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸類、スチ
    レンスルホン酸ナトリウム等の不飽和スルホン酸塩類、
    2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジ
    ル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステ
    ル類、あるいは(メタ)アクリルアミド、N−メチロー
    ル(メタ)アクリルアミド等である請求項1記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 ノニオン系界面活性剤がポリオキシエ
    チレンアルキル(フェニル)エーテル、ポリオキシエチ
    レン脂肪酸エステル等である請求項1記載の組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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