JPH08128830A - 音叉形振動ジャイロ及びこれを用いたセンサシステム - Google Patents

音叉形振動ジャイロ及びこれを用いたセンサシステム

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JPH08128830A
JPH08128830A JP6268976A JP26897694A JPH08128830A JP H08128830 A JPH08128830 A JP H08128830A JP 6268976 A JP6268976 A JP 6268976A JP 26897694 A JP26897694 A JP 26897694A JP H08128830 A JPH08128830 A JP H08128830A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動体の実装が簡単でコリオリ力に起因した
所望の検出側振動の検出感度が高い音叉形振動ジャイロ
及びこれを用いたセンサシステムを提供する。 【構成】 圧電体を有する音叉(10)と、該音叉の底
部に取り付けられた支持基板(18)とを有し、該ジャ
イロは駆動側振動及びこれにほぼ直交する方向の検出側
振動を有し、前記駆動側振動は音叉が共振し、該検出側
振動は前記音叉及び前記支持基板が一体となって共振す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音叉形振動ジャイロに
関し、より詳細には、圧電体を用いた音叉形振動ジャイ
ロに関する。ジャイロスコープは航空航空機や大型船
舶、宇宙衛星などに位置の確認用として使用されてき
た。最近では、民生用の分野としてカーナビゲーション
やVTRやスチルカメラの手振れの検出などに使用され
ている。
【0002】従来のコマ・ジャイロは、いったんコマ
(円板)を回転させると、装置を傾けてもその中心軸の
方向は保ったまま姿勢を変えずに回転を続けるという原
理により、回転角速度を検出している。最近、光型ジャ
イロや圧電形ジャイロが開発され実用されはじめてい
る。圧電形ジャイロの原理は1950年頃の研究に遡
る。音叉や円筒や半球を利用したものなどが開発されて
きた。最近になって、圧電体を使った振動ジャイロが実
用化されている。測定感度や精度はコマ・ジャイロや光
ジャイロには劣るものの、小型、軽量で安価な点が他の
ジャイロと大きく異なる。
【0003】
【従来の技術】圧電形振動ジャイロは、振動している物
体に角速度が加わると、その振動と直角の方向にコリオ
リ力が生じることを利用している。このような圧電形振
動ジャイロの原理は力学的モデルで解析される(例え
ば、「弾性波デバイスハンドブック」、オーム社、49
1〜497)を参照)。圧電形振動ジャイロとしては種
々のものが提案されている。例えば、上記文献には、ス
ペリー音叉ジャイロ、ワトソン音叉ジャイロ、音片ジャ
イロ、円筒形振動ジャイロ等が記載されている。
【0004】また、LiTaO3 の単結晶からなる音片
(振動体)を用いた圧電形ジャイロが提案されている
(例えば、近野他、「LiTaO3 を用いた角速度セン
サーの基礎実験」、昭和61年度電子通信学会総合全国
大会、p1−79参照)。更に、特開昭61−2943
11には、圧電セラミックによる音叉形ジャイロが提案
されている。この提案によれば、振動体の2つのアーム
の分極を変えてそれぞれ駆動側及び検出側アームを構成
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の圧電形振動ジャイロは次の問題点を有する。LiT
aO3 の単結晶からなる音片を用いた圧電形ジャイロは
ロスが少なく温度特性がよいという利点を有する半面構
造が対称であり、直交する2つのモードの機械的なQ値
が同じような値になる。ところが、センサとしての応答
速度が圧電素子の機械的なQに依存するため、高いQ値
で圧電素子を振動させることができないという問題点を
有する。もし、高いQ値で圧電素子を振動させると、コ
リオリ力による検出側振動も高いQ値で振動するので検
出感度は良くなるが、それに反比例して応答速度が遅く
なる。一般の手振れ検出用圧電ジャイロでは数十Hzの
周波数への応答が期待されるので、機械的Qには制限が
ある。また、実装面の問題として、圧電素子の不動点
(振動の節に相当)を精度良く保持するのが極めて困難
である。
【0006】また、上記圧電セラミックによる音叉形ジ
ャイロは異なる分極方向を得るための分極処理が必要な
ので、多くの製造工程が必要になり、コスト高である。
また、実装方法や、周波数調整並びに駆動側及び検出側
振動のQに関する記述はなく、実際に圧電形振動ジャイ
ロを構成するにはこれらの検討が必須である。本発明は
上記従来技術の問題点を解決し、振動体の実装が簡単で
コリオリ力のに起因した所望の検出側振動の検出感度が
高い音叉形振動ジャイロ及びこれを用いたセンサシステ
ムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下の手段を有する。請求項1に記載の発
明は、圧電体を有する音叉と、該音叉の底部に取り付け
られた支持基板とを有し、該ジャイロは駆動側振動及び
これにほぼ直交する方向の検出側振動を有し、前記駆動
側振動は音叉が共振し、該検出側振動は前記音叉及び前
記支持基板が一体となって共振する構成である。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記検出側振動
の共振周波数と、前記検出側振動の反共振周波数はほぼ
等しい構成である。請求項3に記載の発明は、前記検出
側振動のQが、前記駆動側振動のQよりも小さい構成で
ある。請求項4に記載の発明は、前記音叉は第1及び第
2のアームを有し、前記音叉形振動ジャイロは、前記第
1のアームに取り付けられた駆動電極と、前記第2のア
ームに取り付けられた検出電極とを有し、前記駆動電極
を介して前記駆動側振動を起こす構成である。
【0009】請求項5に記載の発明は、前記音叉形振動
ジャイロは前記第1のアームに取り付けられた接地電極
を有し、前記駆動電極は前記接地電極に対し、フローテ
ィングの状態にある構成である。請求項6に記載の発明
は、前記接地電極が、前記検出電極の内の接地電極部分
に接続されている構成である。
【0010】請求項7に記載の発明は、前記第2のアー
ムはほぼ矩形断面を有し、前記接地電極部分は前記第2
のアームの3面を接地電位とするように、該3面上に設
けられている構成である。請求項8に記載の発明は、前
記支持基板が、該支持基板の弾性的特性を調整して駆動
側振動の共振周波数と検出側振動の反共振周波数とをほ
ぼ一致させる手段を有する構成である。
【0011】請求項9に記載の発明は、前記手段が、前
記支持基板のスチフネスを調整するための溝を有する構
成である。請求項10に記載の発明は、前記手段が、前
記支持基板に設けられた質量部材を有する。請求項11
に記載の発明は、前記支持基板が、該支持基板の弾性的
特性を調整して駆動側振動の共振周波数と検出側振動の
反共振周波数とをほぼ一致させる形状を有する構成であ
る。
【0012】請求項12に記載の発明は、前記音叉と前
記支持基板とは、ほぼ等しい厚みを有する構成である。
請求項13に記載の発明は、前記音叉形振動ジャイロ
が、前記音叉の底部に前記支持基板を取り付ける接着層
を有する構成である。請求項14に記載の発明は、前記
支持基板が、前記検出側振動を支持基板の第1の端部で
充分に減衰させる手段を有する構成である。
【0013】請求項15に記載の発明は、前記支持基板
が、前記音叉が取り付けられている第2端部と前記1の
端部との間に、交互に設けられた幅の広い部分と狭い部
分とを有する構成である。請求項16に記載の発明は、
前記音叉形振動ジャイロが更に、前記支持基板を取り付
けるための支持部材を有する構成である。
【0014】請求項17に記載の発明は、前記支持部材
はピン部材を有する構成である。請求項18に記載の発
明は、前記音叉形振動ジャイロが、前記音叉の表面上に
設けられた第1のパターンと、前記支持基板上に設けら
れた第2のパターンとを電気的に接続する接続部材を有
する構成である。請求項19に記載の発明は、前記接続
部材がハンダ又は導電ペーストを含む構成である。
【0015】請求項20に記載の発明は、前記音叉が圧
電体で形成されている構成である。請求項21に記載の
発明は、前記音叉形振動ジャイロと、前記駆動側振動の
共振周波数で発振する発振回路と、前記検出側振動に相
当する電気信号を検出する検出回路とを有するセンサシ
ステムである。
【0016】
【作用】請求項1に記載の発明では、前記駆動側振動は
音叉が共振し、該検出側振動は前記音叉及び前記支持基
板が一体となって共振する。駆動側振動は音叉のみで共
振するので効率的に音叉を駆動でき、検出側振動は音叉
と支持基板とが一体となって振動するので、支持基板の
形状によって所望の周波数特性に設定できる。よって、
コリオリ力による出力を感度良く検出できる。
【0017】請求項2に記載の発明では、前記検出側振
動の共振周波数と、前記検出側振動の反共振周波数はほ
ぼ等くすることで、コリオリ力による出力を最も感度よ
く(最大出力で)検出できる。請求項3に記載の発明で
は、前記検出側振動のQが、前記駆動側振動のQよりも
小さいので、コリオリ力による出力の周波数特性に合っ
た状態で出力検出が可能となる。
【0018】請求項4に記載の発明では、第1及び第2
のアームに別々に駆動電極と検出電極とを取り付ける構
成なので、電極形成が簡単である。請求項5及び6に記
載の発明では、前記駆動電極は前記接地電極に対し、フ
ローティングの状態にあるので、自励発振回路など設計
の自由度が増え、第1及び第2のアーム間での不要な電
気的結合の発生を防止できる。
【0019】請求項7に記載の発明では、前記接地電極
部分は前記第2のアームの3面を接地電位とすること
で、高いシールド効果が得られる。請求項8に記載の発
明では、音叉をいじることなく、支持基板の弾性的特性
を調整することで、駆動側振動の共振周波数と検出側振
動の反共振周波数とをほぼ一致させることができ、周波
数調整が簡単である。
【0020】請求項9に記載の発明では、前記支持基板
のスチフネスを調整するための溝を用いて容易に周波数
調整を行える。請求項10に記載の発明では、前記支持
基板に設けられた質量部材を用いることで容易に周波数
調整ができる。請求項11に記載の発明は、前記支持基
板の形状により、駆動側振動の共振周波数にほぼ等しい
検出側振動の反共振周波数となるようにすることができ
る。
【0021】請求項12に記載の発明では、前記音叉と
前記支持基板とは、ほぼ等しい厚みを有するので、音叉
と支持基板との取り付けが容易であるとともに、音叉と
支持基板とが一体とる検出側振動を容易に実現できる。
請求項13に記載の発明では、接着層を用いて容易に音
叉と支持基板とを、上記2つの振動が起こるように取り
付けることができる。
【0022】請求項14に記載の発明では、前記支持基
板が、前記検出側振動を支持基板の第1の端部で充分に
減衰させる手段により、振動に影響を与えることなく、
支持基板をプリント配線板やその他の部材に容易に取り
付けることができる。請求項15に記載の発明では、前
記支持基板が、前記音叉が取り付けられている第2端部
と前記1の端部との間に、交互に設けられた幅の広い部
分と狭い部分とを有する構成は、音叉と一体となって起
こる支持基板の検出側振動を、第1の端部で充分に減衰
させることができ、振動に影響を与えることなく、支持
基板をプリント配線板やその他の部材に容易に取り付け
ることができる。
【0023】請求項16に記載の発明では、支持部材を
プリント配線板やその他の部材に容易に取り付けること
ができる。請求項17に記載の発明では、ピン部材を支
持する弾性部材をプリント配線板やその他の部材に取り
付けることで、振動に影響を与えることなく容易に支持
部材を支持することができる。
【0024】請求項18に記載の発明では、パターンを
用いて配線をし、パターン間を接続部材で電気的に接続
するので、配線が容易で信頼性が高い構成となる。請求
項19に記載の発明は、前記接続部材の一例を示すもの
である。請求項20に記載の発明は、前記音叉の構成材
料の一例を規定するものである。
【0025】請求項21に記載の発明は、請求項1に記
載の音叉振動形ジャイロを用いているので、上記作用、
効果を有するセンサシステムを構成することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
音叉形振動体の振動を示す図である。音叉形振動体(以
下単に音叉という)10は2つのアーム12、14及び
これらを支持する底部16を有する。図1(A)及び図
1(B)に示すように、音叉形振動体は面垂直振動及び
面内振動の2種類の振動がある。通常の水晶振動子音叉
などでは、図1(B)に示す面内振動がほとんどであ
る。面内振動と面垂直振動どでは、振動モードが異な
る。図1(A)に示すように、面垂直振動はねじり振動
(点線の矢印)を含むので、記号”×”で示すように不
動点は底部16の底面の一点に限られる。よって、振動
体の支持の仕方が難しい。一方図1(B)に示すよう
に、面内振動の不動点は底部16の底面上の中央線であ
る。従って、例えば底部16の長さLを適当に調節する
ことで底面の動きを実質的にゼロに抑えることができ
る。
【0027】上記の点を考慮し、本発明では、図2
(A)及び図(B)に示すように、音叉10の底部16
に支持基板18を弾性的に結合することで、音叉10を
支持する構成としている。底部16に支持基板18と取
り付けると、面垂直振動は支持基板18に対してねじれ
応力(図2(A)の矢印)を与えるのに対して、面内振
動は支持基板18に圧縮応力(図2(B)の矢印)を与
える。音叉全長に対する底部16の長さLを適当に設定
すれば、面内振動の底部16付近の振動をほとんど抑圧
でき、支持基板18の影響を実質的に無視することがで
きる。一方、面垂直振動のねじれ変位は、面内振動の縦
変位に比べて非常に大きい。
【0028】そこで、本発明の音叉形振動ジャイロで
は、駆動振動モードを面内振動に設定し、検出振動モー
ドを面垂直振動に設定する。駆動振動モードは、常に一
定振動を持続させることが求められている。更に、検出
感度は駆動振動の大きさに比例するので、駆動振動モー
ドは機械的なQが高い振動モードが望まれる。そこで、
駆動側の面内振動は支持基板18とは独立して振動体1
2、14が面内振動(共振)し、検出側の面垂直振動
(共振)は音叉10と支持基板18とが一体となって起
こるように、音叉10を支持基板18で支持する。上記
構成により、駆動振動モードの機械的なQを高く設定し
て大きな面内振動を起こし、他方検出振動モードの機械
的なQを、駆動振動モードのQ値よりも小さい値に設定
でき、振動体の支持が容易で検出感度が高いジャイロが
構成できる。特に、検出側の面垂直振動は振動体と支持
基板18とが一体となって振動するので、後述するよう
に支持基板18の形状や材質等で共振周波数及び機械的
Qを変化させることができ、所望の検出側振動の周波数
帯域を設定できる。すなわち、図3に示すように、正弦
波の駆動側振動が正弦波と仮定した回転角速度で変調さ
れた振動が音叉形圧電ジャイロに発生する。このような
変調された振動を検出するには、その中心周波数の両側
のサイドバンドを含む周波数帯域が必要である。検出側
の機械的なQ値が大きいとこのサイドバンドを含む周波
数帯域が得られないが、本発明によれば所望の周波数帯
域となるような機械的Qを容易に設定できる。
【0029】面内振動を駆動する電極と面垂直振動を検
出する電極について、図4ないし図6を参照して説明す
る。図4は、面内振動(同図(A))を駆動する電極を
説明するための図である。面内振動はたわみ振動が基本
となる。図4(B)に示すように、アームを面内振動方
向に直交する方向に縦に2分割し、一方が伸びる場合に
は他方が縮むようにアームに電圧をかける。この場合の
電極構成を図4(C)に示す。2組の電極を図示の通り
配列する。図中の2つの矢印は、対応する電極に駆動電
圧を印加することで生じる電界の方向を示す。
【0030】図5は、面垂直振動(同図(A))を検出
する電極を説明するための図である。面垂直振動も面内
振動と同様にたわみ振動が基本となる。図5(B)に示
すように、アームを面垂直振動に直交する方向に縦に2
分割すると、一方が伸びているときには他方は縮んでい
る。このアームに対し、図5(C)に示す電極を設ける
ことで、面垂直振動に対応する電圧を検出できる。
【0031】図4に示す電極を一方のアームに用い、図
5に示す電極を他方のアームに用いた場合には、面内振
動を駆動する電極と面垂直振動を検出する電極との間の
電気的な結合を完全に抑制することはできない。電気的
に結合すると、不要なモードの振動が発生し、面内振動
又は面垂直振動に弾性的に結合して、ジャイロの検出精
度を劣化させる可能性がある。
【0032】この点を考慮した電極構成を図6に示す。
アーム14を介して面内振動を駆動し、アーム12を介
して面垂直振動を検出する。アーム14には電極22及
び24を対向するようにアーム14の側面の端に取り付
け、更に、同一の側面上の端及びこれらを結ぶ側面を覆
うような電極30を取り付ける。図4(C)では2組の
電極を用いているのに対し、図6では1組の駆動用電極
を用いているが、この構成でも面内振動を引き起こすこ
とは可能である。電極30は接地電極として機能し、次
に説明するアーム12側の検出側電極のうちの電極28
と電気的に接続してある。なお、電極22及び24には
端子T1及びT2を介して駆動電圧を印加する。
【0033】検出側電極は電極26及び電極28を有す
る。電極28は接地電極として機能し、アーム12の3
つの側面上に設けられている。残りの側面に、電極26
が設けられている。図6の検出側電極の構成は、図5
(C)で電極*を省略した構成に相当する。電極26及
び28には端子T3及びT4を介して駆動電圧を印加す
る。
【0034】電極30は電極28を介して接地電位に設
定され、かつ電極28はアーム12の3つの側面を覆っ
ているので、電極22及び24に対するシールド効果が
得られる。また、電極24を接地から浮かして使用する
ことができ、回路設計的にも有利である。更に、アーム
の3側面を覆う電極28の作成は容易であり、電極の位
置ずれによる駆動モードとの結合の割合も減少する。
【0035】図7は、上記本発明の基本的原理に基づき
構成した一実施例の斜視図である。同図において、前述
した構成要素と同一のものには同一の参照番号を付して
ある。図示する圧電形振動ジャイロは、音叉10と支持
基板18を有し、支持基板18はプリント配線基板やケ
ースなどのベース基板32上に支持されている。音叉1
0は、圧電体単結晶などの圧電体のバルク又は薄板上に
圧電体を設けたものなどで構成できる。圧電体単結晶と
しては、図11に示すタンタル酸リチューム(LiTa
3 )の130度回転y板などを用いることができる。
なお、単結晶はセラミックスにくらべ内部損失が少な
く、ヒステリシスのなく、音叉振動子として機械的Qの
高いものが実現できる。矩形状のタンタル酸リチューム
(LiTaO3 )の130度回転y板に、ダイシングソ
ー又はワイヤーソーで音叉としての切れ目を加工した
後、側面を含む全面にスパッタリング等により薄膜(例
えば、NiCr/Au)を形成し、その後、前後面及び
側面の電極及び配線を光露光法により加工する。図7に
示す音叉10上に設けられた電極は、図6に示す電極と
同一である。配線34はアーム14の電極22と端子T
1とを接続し、配線36はアーム14の電極24(図7
では現れない)と端子T2とを接続する。配線38はア
ーム12の電極26と端子T3とを接続し、配線40は
アーム12の電極28と電極30及び端子T4とを接続
する。なお、共振に与える影響をできるだけ少なくする
ために、音叉10上に形成されるパターン及び配線はで
きるだけ対称になるように形成することが好ましい。更
に、共振に与える影響を軽減するために、支持基板18
上に形成されるパターンはできるだけ対称になるように
することが好ましい。図7の例では、支持基板18上に
端子T11〜T14及び外部接続用端子T21〜T2
4、並びにこれらを接続する配線が設けられている。な
お、支持基板の形状は矩形状に限定されるものではな
く、他の形状を用いてもよい。
【0036】支持基板18は矩形状で、その厚みは音叉
10の厚みにほぼ等しい。これは、面垂直振動で支持基
板18も音叉10と一緒に共振させるためである。ま
た、厚みが同じであると、音叉10の底部16の面と支
持基板18の所定の側面を突き合わせて各々の電極を対
向させることが容易になる。図8に、音叉10と支持基
板18との接続方法を示す。音叉10の底部16と支持
基板18の所定の側面とを突き合わせ、その間に接着層
40を介在させて、両者を固定する。また、音叉10の
端子(図8では端子T11)とこれに対向する支持基板
18の端子(図8では端子T21)とを、ハンダや導電
性接着剤42などて架橋することで、容易に電気的に接
続できる。
【0037】図8及び図9に示すように、支持基板18
に取り付けられたピン44をベース基板32に取り付け
ることで、音叉形振動形ジャイロを支持することができ
る。面垂直振動に関しては、支持基板18は振動系の一
部を構成しているので、そのままベース基板32やケー
スなどに接続すると、振動に影響を受ける。そこで、図
9に示すように、支持基板18のほぼ中央部に穴46を
設け、この穴46に細いピン(例えば、金属線などの針
状線)44を挿入し、このピン44を例えば円筒形のゴ
ムなどの弾性部材48で支持し、このゴム48をベース
基板32に固定する。この構成により、面垂直振動が漏
れるのを防ぎ、ベース基板32からの振動が音叉10に
侵入するのを防ぐことができる。
【0038】図10に示すように、支持基板18に幅広
部18a、18b及び18cとくびれ部18d及び18
eとを交互に設けて振動を減衰させ、幅広部18cが振
動しないようにして、これを直接ベース基板32等に固
定することもできる。くびれ部の数や大きさ等を適宜調
整することで、幅広部18cの振動を抑えることが可能
である。
【0039】支持基板18上の電極端子T21〜T24
と、ベース基板32上の対応する端子とは、銅などのソ
フトワイヤでワイヤボンディングすることで、電気的に
接続可能である。 図12は、支持基板18の材質の違
いによる共振周波数とQ値との変化を示す図である。図
12には、支持基板18の材質として、アルミナ基板、
エポキシプリント板及び液晶ポリマ板を示している。共
振周波数及びQ値とも、面内振動の共振モード及び面垂
直振動モードとに分けて示してある。図12から次のこ
とが理解される。面内振動は、支持基板18接続の前後
で値が大きく変化しないのに対して、面垂直振動は共振
周波数もQ値も、接続する支持基板18の材質によって
大きく変化する。すなわち、面垂直振動は支持基板18
を含めて共振系が構成されていると言える。圧電振動ジ
ャイロとして、検出側の面垂直振動のQ値が支持基板1
8の材質に大きく依存することがわかる。換言すれば、
所望のQ値に対して適当な材料が存在する。要約する
と、支持基板18の損失が大きければ音叉10を含む面
垂直振動の機械的なQ値は低下する。一般に、アルミナ
基板などの無機質の基板は損失が少なく、エポキシ樹脂
などは損失が大きい。以上のように、支持基板18に関
する種々のパラメータを設定して、音叉10と一体とな
って面垂直振動をするような弾性を有することが必要で
ある。
【0040】検出出力(電圧)を効率的に取り出すため
には、面内振動の共振周波数を面垂直振動の共振周波数
に一致させることが好ましい。図13(A)に、周波数
fに対する面内振動のインピーダンス|z|の変化(イ
ンピーダンス特性)を示し、図13(B)に面垂直振動
のインピーダンス特性を示す。面内振動の共振周波数
(インピーダンスが最小の周波数)と、面垂直振動の反
共振周波数(インピーダンスが最大の周波数)とを一致
させることで、図7に示す検出端子T23及びT24間
に得られる検出出力電圧を最大にすることができる。
【0041】図14は、図7の音叉形振動ジャイロを試
作して、面内振動の共振周波数と面垂直振動の反共振周
波数との差と検出出力の変化との関係を調べた図であ
る。なお、検出出力は相対出力として図示してある。図
14のグラフからわかるように、両者の周波数差がほぼ
ゼロのときに、検出出力は最大となる。なお、図14の
グラフは後述する測定により得られた結果である。
【0042】面内振動の共振周波数と面垂直振動の反共
振周波数とを一致させる周波数調整作業は、音叉10の
アーム12、14の幅やこれらの間の溝の幅等を変える
ことで行える。しかしながら、図7に示すように組み上
がった状態でこの調整作業を行うことは実質的に不可能
である。そこで、面垂直振動が音叉10及び支持基板1
8と一体となって共振することに鑑み、支持基板18に
対し後述する方法で面垂直振動の反共振周波数を変化さ
せて、面内振動の共振周波数と一致させる。この方法に
より、面垂直振動の検出側電極(振動子)の出力インピ
ーダンスは最も高くなり、検出回路としてカソードフォ
ロワーなどの高いインピーダンスの回路を用いると、出
力に高い電圧を得ることができる。
【0043】図15は、面垂直振動の反共振周波数を調
整する第1の方法を示す図である。図15(A)に示す
ように、音叉10が取り付けられている支持基板18の
端部に対向する端部を削ることで、支持基板18の質量
を減らす。削られる部分を図15(A)のd1で示す。
振動に悪影響を与えないように、支持基板18を対称に
削ることが好ましい。支持基板18を削って質量が減る
と、図15(B)に示すように、面垂直振動の反共振周
波数が高くなる。この反共振周波数が面内振動の共振周
波数に等しくなるまで、支持基板18を均等に削る。
【0044】図16(B)は、図16(A)に示す支持
基板18の長さdに対する面内振動の共振周波数と面垂
直振動の反共振周波数との関係を示す。面内振動の共振
周波数は支持基板18の振動とは独立して単独で振動す
るので、支持基板18の長さdが変化しても、共振周波
数はほぼ一定である。これに対し、面垂直振動は支持基
板18とともに共振するので、長さdが短くなると質量
が減少して、共振周波数が減少する。なお、実験結果の
一例を示すと、幅が4.7mmで長さdを6mmから1
2mmの間で変化させた場合には、図16(B)のグラ
フに沿って、面垂直振動の共振周波数は約15kHzか
ら約17kHzの間で変化した。
【0045】図17は、支持基板18の長さdに対する
共振抵抗Roの変化を示すグラフである。支持基板18
の長さdが短くなると、共振抵抗Roが減少する。これ
により、共振周波数は高くなる。なお、実験結果の一例
を示すと、幅が4.7mmで長さdを6mmから12m
mの間で変化させた場合には、図17のグラフに沿っ
て、共振抵抗Roは約1.0MΩから約1.5MΩの間
で変化した。
【0046】図15(A)では、支持基板18の端を均
一に削る方法であったが、図18(A)に示すように、
支持基板18の中心線に対し対称に溝50を設けてもよ
い。この溝50は、支持基板18のスチフネスを調整す
るものである。溝50は支持基板18を貫通するもので
あってもよいし、表面部分にのみ設けるものであっても
よい。図18(B)は、溝50の深さ(音叉10に向か
う方向)と面内振動の共振周波数及び面垂直振動の共振
周波数との関係を示すグラフである。面内振動の共振周
波数は溝の深さd2によらずほぼ一定であるのに対し、
面垂直振動の共振周波数は溝の深さd2を大きくすると
低くなる。実験結果の一例を示すと、幅が4.7mmで
長さが12.4mmの支持基板18に対し、幅0.3m
mの溝の深さd2を0mmから2mmまで変化させる
と、図18(B)のグラフに沿って、面垂直振動の共振
周波数は約18kHzから約17kHzに変化した。
【0047】図19は、支持基板18にゴム等の質量5
2を付加することで、面垂直振動の共振周波数を調整す
る方法を示す。質量52を付加すると、共振周波数は低
下する。面垂直振動に影響を与えないように、質量52
は支持基板18の中心線に対し対称に設けることが好ま
しい。図20は、図7に示す音叉形振動ジャイロを用い
たセンサシステムの自励発振回路の一構成例を示す回路
図である。図20において、面内振動する部分を圧電振
動子CRY1で示している。図20に示す自励発振回路
は、上記圧電振動子CRY1と、キャパシタC1〜C3
と抵抗R1及びR2とで構成される移相回路と、トラン
ジスタTr1〜Tr5と抵抗R3〜R7で構成される増
幅回路とを有する。増幅回路の入力と出力との間に圧電
振動子CRY1を接続し、移相回路で正帰還となるよう
に位相を調整して、自励発振を起こす。キャパシタC4
とC5は電源フィルタを構成し、電源電圧Vccをフィ
ルタし、フィルタした後の電圧を自励発振回路の電源電
圧として出力する。なお、図20中、T21及びT22
は図7に示す支持基板18上に設けられている端子T2
1及びT22に相当する。
【0048】図21は、図7に示す音叉形振動ジャイロ
に接続されるセンサシステムの検出回路の一構成例を示
す回路図である。図21において、面垂直振動する部分
を圧電振動子CRY2で示している。図21に示す検出
回路は、上記圧電振動子CRY2と、トランジスタTr
6を有する増幅回路と、キャパシタC7及び抵抗R11
を有するローパスフィルタと、ダイオードD1及びD2
並びにトランジスタTr7及びTr8を有する検波回路
と、キャパシタC8及び抵抗R15を有するローパスフ
ィルタと、駆動トランジスタTr9、Tr10とを有す
る。その他、検出回路は抵抗R8〜R10、R12〜R
14、R16〜R20、キャパシタC6を有する。トラ
ンジスタTr6の出力をエミッタから取りだし、カップ
リングキャパシタC6、ダイオードD1及びローパスフ
ィルタを介して、トランジスタのベースTr7に与え
る。トランジスタTr7のベースに与えられる信号は、
同期検波の基準信号となる。トランジスタTr7の出力
をコレクタ及びトランジスタTr9を介して出力端子O
UTに出力する。更に、トランジスタTr9のコレクタ
電流をローパスフィルタ及びダイオードD2を介して、
トランジスタTr8のベースに与える。
【0049】トランジスタTr10のベースは、スタン
バイモード端子として機能し、この端子にイネーブル信
号/ENB(図21のバーに相当)がローレベル(ベー
ス電流が流れるバイアスレベル)になったときに、検出
回路がアクティブになる。なお、図21中、T23及び
T24は図7に示す支持基板18上に設けられている端
子T23及びT24である。
【0050】図22は、図7に示すLiTaO3 を用い
た音叉形振動ジャイロ(以下、100の参照番号を付け
る)の特性を測定するための測定系を示すブロック図で
ある。シンセサイザ110で面内振動を駆動し、ステー
ジ130に取り付けられた音叉形振動ジャイロ100を
コントローラ150の制御の下にサーボモータ140で
矢印の方向に回転させ、このときの検出側振動(面垂直
振動)を検出する。
【0051】図23は、上記測定系を用いて得られた検
出出力結果を示す図である。音叉形振動ジャイロ100
の回転に応じて、検出出力は正弦波状に変化する。図2
4は、上記測定系を用いて得られた回転角速度(dig
/sec)と検出出力(mV)との関係を示すグラフで
ある。検出出力は回転角速度にほぼ比例して変化してい
ることが確認できる。
【0052】以上、本発明の一実施例を説明した。本発
明は、自動車のナビゲーション装置、サスペンション制
御装置、VTRの手振れ防止装置等、種々の分野に適用
できる。用途により、本発明の音叉形振動ジャイロを複
数用いて、複数方向の回転角速度の検出を行うことがで
きる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果が得られる。請求項1に記載の発明によれば、
前記駆動側振動は音叉が共振し、該検出側振動は前記音
叉及び前記支持基板が一体となって共振する。駆動側振
動は音叉のみで共振するので効率的に音叉を駆動でき、
検出側振動は音叉と支持基板とが一体となって振動する
ので、所望の周波数特性に設定できる。よって、コリオ
リ力による出力を感度良く検出できる。
【0054】請求項2に記載の発明によれば、前記検出
側振動の共振周波数と、前記検出側振動の反共振周波数
をほぼ等くすることで、コリオリ力による出力を最も感
度よく(最大出力で)検出できる。請求項3に記載の発
明によれば、前記検出側振動のQが、前記駆動側振動の
Qよりも小さいので、コリオリ力による出力の周波数特
性に合った状態で出力検出が可能となる。
【0055】請求項4に記載の発明によれば、第1及び
第2のアームに別々に駆動電極と検出電極とを取り付け
る構成なので、電極形成が簡単である。請求項5及び6
に記載の発明によれば、前記駆動電極は前記接地電極に
対し、フローティングの状態にあるので、第1及び第2
のアーム間での不要な電気的結合の発生を防止できる。
【0056】請求項7に記載の発明によれば、前記接地
電極部分は前記第2のアームの3面を接地電位とするこ
とで、高いシールド効果が得られる。請求項8に記載の
発明によれば、音叉をいじることなく、支持基板の弾性
的特性を調整することで、駆動側振動の共振周波数と検
出側振動の反共振周波数とをほぼ一致させることがで
き、周波数調整が簡単である。
【0057】請求項9に記載の発明によれば、前記支持
基板のスチフネスを調整するための溝を用いて容易に周
波数調整を行える。請求項10に記載の発明によれば、
前記支持基板に設けられた質量部材を用いることで容易
に周波数調整ができる。請求項11に記載の発明によれ
ば、前記支持基板の形状により、駆動側振動の共振周波
数にほぼ等しい検出側振動の反共振周波数となるように
することができる。
【0058】請求項12に記載の発明によれば、前記音
叉と前記支持基板とは、ほぼ等しい厚みを有するので、
音叉と支持基板との取り付けが容易であるとともに、音
叉と支持基板とが一体とる検出側振動を容易に実現でき
る。請求項13に記載の発明によれば、接着層を用いて
容易に音叉と支持基板とを、上記2つの振動が起こるよ
うに取り付けることができる。
【0059】請求項14に記載の発明によれば、前記支
持基板が、前記検出側振動を支持基板の第1の端部で充
分に減衰させる手段により、振動に影響を与えることな
く、支持基板をプリント配線板やその他の部材に容易に
取り付けることができる。請求項15に記載の発明によ
れば、前記支持基板が、前記音叉が取り付けられている
第2端部と前記1の端部との間に、交互に設けられた幅
の広い部分と狭い部分とを有する構成は、音叉と一体と
なって起こる支持基板の検出側振動を、第1の端部で充
分に減衰させることができ、振動に影響を与えることな
く、支持基板をプリント配線板やその他の部材に容易に
取り付けることができる。
【0060】請求項16に記載の発明によれば、支持部
材をプリント配線板やその他の部材に容易に取り付ける
ことができる。請求項17に記載の発明によれば、ピン
部材を支持する弾性部材をプリント配線板やその他の部
材に取り付けることで、振動に影響を与えることなく容
易に支持部材を支持することができる。
【0061】請求項18に記載の発明によれば、パター
ンを用いて配線をし、パターン間を接続部材で電気的に
接続するので、配線が容易で信頼性が高い構成となる。
請求項20に記載の発明は、圧電体の単結晶などで音叉
を構成でき、ロスが少なく温度特性がよいジャイロを構
成できる。請求項21に記載の発明によれば、請求項1
に記載の音叉振動形ジャイロを用いているので、上記請
求項1に記載の効果を有するセンサシステムを構成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】音叉の振動を説明するための図である。
【図2】本発明の原理を説明するための図である。
【図3】音叉の振動を示す波形図である。
【図4】音叉に面内振動を起こすための電極構成を説明
するための図である。
【図5】音叉に発生した面垂直振動を検出するための電
極構成を説明するための図である。
【図6】本発明の一実施例で用いる電極構成を示す図で
ある。
【図7】本発明の一実施例の音叉形振動ジャイロの斜視
図である。
【図8】音叉と支持基板との接合部分を示す図である。
【図9】図7に示すジャイロの側面図である。
【図10】図7及び図9に示す支持基板とは別の支持基
板を示す平面図である。
【図11】図7に示すジャイロで用いる音叉を構成する
圧電体結晶を示す図である。
【図12】振動モードによる支持基板の種類による影響
の際を示す図である。
【図13】面内振動の共振周波数と面垂直振動の反共振
周波数とを一致させるための周波数調整を説明するため
の図である。
【図14】面内振動の共振周波数と面垂直振動の反共振
周波数との差と検出出力との関係を示すグラフである。
【図15】面垂直振動の反共振周波数の第1の調整方法
を示す図である。
【図16】支持基板長と共振周波数との関係を示すグラ
フである。
【図17】支持基板長と共振抵抗との関係を示すグラフ
である。
【図18】面垂直振動の反共振周波数の第2の調整方法
を示す図である。
【図19】面垂直振動の反共振周波数の第3の調整方法
を示す図である。
【図20】図7に示すジャイロを用いたセンサシステム
の駆動回路(自励発振回路)を示す回路図である。
【図21】図7に示すジャイロを用いたセンサシステム
の検出回路を示す回路図である。
【図22】図7に示すジャイロの特性を測定するための
測定系を示す図である。
【図23】図22に示す測定系を用いて測定した検出出
力を示す波形図である。
【図24】図22に示す測定系を用いて測定した回転角
速度と検出出力との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 音叉 12 アーム 14 アーム 16 底部 18 支持基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊地 一二 神奈川県秦野市室町2番44号 東和エレク トロン株式会社内 (72)発明者 山内 基 神奈川県秦野市室町2番44号 東和エレク トロン株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体を有する音叉と、 該音叉の底部に取り付けられた支持基板とを有し、 該ジャイロは駆動側振動及びこれにほぼ直交する方向の
    検出側振動を有し、 前記駆動側振動は音叉が共振し、 該検出側振動は前記音叉及び前記支持基板が一体となっ
    て共振することを特徴とする音叉形振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】 前記検出側振動の共振周波数と、前記検
    出側振動の反共振周波数はほぼ等しいことを特徴とする
    請求項1記載の音叉形振動ジャイロ。
  3. 【請求項3】 前記検出側振動のQは、前記駆動側振動
    のQよりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の音叉形振動ジャイロ。
  4. 【請求項4】 前記音叉は第1及び第2のアームを有
    し、 前記音叉形振動ジャイロは、前記第1のアームに取り付
    けられた駆動電極と、前記第2のアームに取り付けられ
    た検出電極とを有し、 前記駆動電極を介して前記駆動側振動を起こすことを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれか一項記載の音叉形
    振動ジャイロ。
  5. 【請求項5】 前記音叉形振動ジャイロは前記第1のア
    ームに取り付けられた接地電極を有し、 前記駆動電極は前記接地電極に対し、フローティングの
    状態にあることを特徴とする請求項4記載の音叉形振動
    ジャイロ。
  6. 【請求項6】 前記接地電極は、前記検出電極の内の接
    地電極部分に接続されていることを特徴とする請求項5
    記載の音叉形振動ジャイロ。
  7. 【請求項7】 前記第2のアームはほぼ矩形断面を有
    し、 前記接地電極部分は前記第2のアームの3面を接地電位
    とするように、該3面上に設けられていることを特徴と
    する請求項6記載の音叉形振動ジャイロ。
  8. 【請求項8】 前記支持基板は、該支持基板の弾性的特
    性を調整して駆動側振動の共振周波数と検出側振動の反
    共振周波数とをほぼ一致させる手段を有することを特徴
    とする請求項1ないし7のいずれか一項記載の音叉形振
    動ジャイロ。
  9. 【請求項9】 前記手段は、前記支持基板のスチフネス
    を調整するための溝を有することを特徴とする請求項8
    記載の音叉形振動ジャイロ。
  10. 【請求項10】 前記手段は、前記支持基板に設けられ
    た質量部材を有することを特徴とする請求項8記載の音
    叉形振動ジャイロ。
  11. 【請求項11】 前記支持基板は、駆動側振動の共振周
    波数にほぼ等しい検出側振動の反共振周波数を示す形状
    を有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか
    一項記載の音叉形振動ジャイロ。
  12. 【請求項12】 前記音叉と前記支持基板とは、ほぼ等
    しい厚みを有することを特徴とする請求項1ないし11
    のいずれか一項記載の音叉形振動ジャイロ。
  13. 【請求項13】 前記音叉形振動ジャイロは、前記音叉
    の底部に前記支持基板を取り付ける接着層を有すること
    を特徴とする請求項1ないし12のいずれか一項記載の
    音叉形振動ジャイロ。
  14. 【請求項14】 前記支持基板は、前記検出側振動を支
    持基板の第1の端部で充分に減衰させる手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし13にいずれか一項記載
    の音叉形振動ジャイロ。
  15. 【請求項15】 前記支持基板は、前記音叉が取り付け
    られている第2端部と前記1の端部との間に、交互に設
    けられた幅の広い部分と狭い部分とを有することを特徴
    とする請求項14記載の音叉形振動ジャイロ。
  16. 【請求項16】 前記音叉形振動ジャイロは更に、前記
    支持基板を取り付けるための支持部材を有することを特
    徴とする請求項1ないし15のいずれか一項記載の音叉
    形振動ジャイロ。
  17. 【請求項17】 前記支持部材はピン部材とこれを支持
    する弾性部材とを有することを特徴とする請求項16に
    記載の音叉形振動ジャイロ。
  18. 【請求項18】 前記音叉形振動ジャイロは、前記音叉
    の表面上に設けられた第1のパターンと、前記支持基板
    上に設けられた第2のパターンとを電気的に接続する接
    続部材を有することを特徴とする請求項1ないし17の
    いずれか一項記載の音叉形振動ジャイロ。
  19. 【請求項19】 前記接続部材はハンダ又は導電ペース
    トを含むことを特徴とする請求項18記載の音叉形振動
    ジャイロ。
  20. 【請求項20】 前記音叉は圧電体で形成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし19のいずれか一項記載
    の音叉形振動ジャイロ。
  21. 【請求項21】 前記音叉形振動ジャイロと、 前記駆動側振動の共振周波数で発振する発振回路と、 前記検出側振動に相当する電気信号を検出する検出回路
    とを有することを特徴とする請求項1ないし20のいず
    れか一項記載の音叉形振動ジャイロを用いたセンサシス
    テム。
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