JP2000009469A - 圧電ジャイロおよびその駆動方法 - Google Patents

圧電ジャイロおよびその駆動方法

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JP2000009469A
JP2000009469A JP10171814A JP17181498A JP2000009469A JP 2000009469 A JP2000009469 A JP 2000009469A JP 10171814 A JP10171814 A JP 10171814A JP 17181498 A JP17181498 A JP 17181498A JP 2000009469 A JP2000009469 A JP 2000009469A
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drive
driving
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electrode
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JP10171814A
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Masaki Yanai
雅紀 谷内
Noboru Wakatsuki
昇 若月
Sumio Yamada
澄夫 山田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5607Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using vibrating tuning forks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出感度を高め、温度変化に対しても高い感
度を維持することが可能な圧電ジャイロを提供する。 【解決手段】 圧電ジャイロは、検出電極19〜26の
検出信号を増幅器42に入力して増幅し、帯域フィルタ
43で検出側の共振周波数成分のみを取り出して位相調
整回路44によって位相調整を行い、さらに制限抵抗4
5により定電流の駆動信号を駆動電極11〜18に入力
することで、検出側の共振周波数で自励発振を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動振動方向に励
振されるとき加わる角速度に応じて駆動振動方向に直交
する検出振動方向に振動する圧電ジャイロおよびその駆
動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】物体の運動は、並進運動と回転運動とに
分けられる。このうち回転運動のみを並進運動から切り
離して検出することが可能な圧電ジャイロが知られてい
る。圧電ジャイロは、例えば、ベース部から2本のアー
ム部を平行に延設した音叉型の圧電素子を形成し、一方
のアーム部に駆動電極を取り付け、他方のアーム部に検
出電極を取り付ける。このとき、駆動信号を供給して励
振したときにアーム部が面内振動を行うように、駆動電
極の位置を設定する。駆動電極に駆動信号を供給してア
ーム部が駆動振動モードにある場合に、回転運動による
角速度が加わると、コリオリの力が働いて、駆動振動に
直交する方向、すなわち面垂直方向に振動する。この面
垂直振動を検出するように検出電極を配置すれば、この
検出電極からの出力信号に基づいて加わった角速度を検
出することが可能となる。このような圧電ジャイロは、
断面が円形、三角、四角などに構成された柱型、アーム
部が3つ以上の音叉型、ベース部の両側にアーム部が延
設されたH型などが代表的であり、ビデオカメラの手ぶ
れ検出、自動車のヨウレート検出、ナビゲーション装置
などの移動体位置検出などに広く用いられている。
【0003】このような圧電ジャイロにおいて、駆動振
動モードの共振周波数と検出振動モードの共振周波数と
を近づけることによって、検出の感度を高めることがで
きる。しかしながら、各振動モードの結合や作成誤差な
どにより駆動振動モードと検出振動モードの共振周波数
を完全に一致させることは困難である。従来は、検出振
動モードの共振周波数とはずれた駆動振動モードの共振
周波数で駆動することが一般的であった。また、このよ
うな駆動振動モードの共振周波数での励振状態を安定化
するために、駆動共振を利用した自励発振を行うことも
考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような装置にお
いて、駆動振動モードの共振周波数により駆動すると、
検出の感度を十分に得られないというおそれがある。ま
た、圧電振動子によっては各振動モードの共振周波数が
温度により変化するため、検出信号を温度補正する必要
がある。たとえば、圧電振動子としてタンタル酸リチウ
ム単結晶を音叉型またはH型に構成した場合、面内振動
(fxモード)の共振周波数は温度による安定性が良好
であるが、面垂直振動(fzモード)の共振周波数は温
度による変化が大きい。このようなタンタル酸リチウム
単結晶の振動子を用いて、fxモードを駆動振動モード
とし、fzモードを検出振動モードとし、fxモードの
共振周波数で励振した場合、環境変化に伴う検出感度が
大きく異なり、これに基づく温度補正を行う必要性がで
てくる。
【0005】本発明は、検出感度を高め、温度変化に対
しても高い感度を維持することが可能な圧電ジャイロお
よびその駆動方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る圧電ジャイ
ロは、駆動振動方向と検出振動方向とが互いに直交する
圧電ジャイロであって、検出振動方向の共振周波数で駆
動振動方向の励振を行うものである。この場合、温度変
化に伴って検出振動方向の共振周波数が変化しても、駆
動振動をこれに追随させることができ、高い検出感度を
維持することが可能となる。
【0007】ここで、検出振動方向の漏れ出力を検出し
て駆動振動方向の励振を行う自励発振回路を備える構成
とすることができる。この場合には、駆動振動から検出
振動方向への漏れ出力により駆動振動を励振しているた
め、検出振動方向の共振周波数で駆動させることがで
き、検出感度を高めることが可能となる。
【0008】ここで、ベース部と、ベース部から平行に
延設される2本のアーム部とを備え、アーム部の一方に
駆動信号が供給される駆動電極が取り付けられ、アーム
部の他方に検出信号を出力する検出電極が取り付けられ
る構成とすることができる。この場合、いわゆる音叉型
の圧電ジャイロを構成して、上述の構成を適用すること
ができる。
【0009】また、駆動信号が供給されるときアーム部
が面内振動するように駆動電極が配置され、アーム部が
面垂直振動するとき検出信号を出力するように検出電極
が配置される構成とすることができる。さらに、駆動信
号が供給されるときアーム部が面垂直振動するように駆
動電極が配置され、アーム部が面内振動するとき検出信
号を出力するように検出電極が配置される構成とするこ
とができる。
【0010】この場合、アーム部の面内振動と面垂直振
動のいずれを検出振動とすることもでき、Q値の高い面
内振動を検出側にした場合にはより高い検出感度を得る
ことができる。また、ベース部と、ベース部から平行に
延設される2本の駆動アーム部と、ベース部から駆動ア
ーム部と反対側に平行に延設される2本の検出アーム部
とを備え、駆動信号が供給される駆動電極が前記駆動ア
ーム部に取り付けられ、検出信号を出力する検出電極が
検出アーム部に取り付けられる構成とすることができ
る。
【0011】この場合には、いわゆるH型の圧電振動子
を構成して、上述の構成を適用することができる。この
ような構成において、駆動信号が供給されるとき駆動ア
ーム部が面内振動するように駆動電極が配置され、検出
アーム部が面垂直振動するとき検出信号を出力するよう
に検出電極が配置される構成とすることができる。
【0012】また、駆動信号が供給されるとき駆動アー
ム部が面垂直振動するように駆動電極が配置され、検出
アーム部が面内振動するとき検出信号を出力するように
検出電極が配置される構成とすることができる。この場
合にも、前述の音叉型の場合と同様に、面内振動と面垂
直振動のいずれを検出振動とすることもでき、Q値の高
い面内振動を検出側にした場合にはより高い検出感度を
得ることができる。
【0013】さらに、検出電極から出力される検出信号
に基づいて、検出振動方向の漏れ出力を検出するように
構成することができ、漏れ出力検出電極をさらに設け、
この漏れ出力検出電極から出力される検出信号に基づい
て検出振動方向の漏れ出力を検出することもできる。ま
た、駆動電極に供給される駆動信号は交流定電流とする
ことができる。この場合には、この圧電ジャイロに角速
度が加わって内部の機械インピーダンスが変化しても、
振動周波数が変化することなく、安定的に励振すること
が可能となる。
【0014】また、駆動電極に供給される駆動信号は、
検出振動方向の共振周波数を搬送波として振幅変調また
周波数変調することができる。さらに、本発明では、圧
電振動子と、駆動電極と、検出電極と、定電流回路と、
自励発振回路とを備える圧電ジャイロを提案する。圧電
振動子は、ベース部と、ベース部の一方に平行に延設さ
れた2本の駆動アーム部と、ベース部の他方に平行に延
設された2本の検出アーム部とが一体的に形成されてい
る。駆動電極は、駆動信号が供給されるとき駆動アーム
部を面垂直方向に振動させるように駆動アーム部外面に
配置される。検出電極は、検出アーム部が面内振動する
とき検出信号を出力するように検出アーム部外面に配置
される。定電流回路は、駆動アーム部を駆動振動させる
ための駆動信号を駆動電極に供給する。自励発振回路
は、検出電極の検出信号に基づいて検出振動における漏
れ出力を検出し、漏れ出力の周波数により定電流回路か
ら駆動電極に供給する駆動信号を発振させる。
【0015】この場合には、駆動アーム部に設けた駆動
電極に検出アーム部に設けた検出電極から得られる検出
信号をフィードバックすることによって自励発振させて
おり、検出アーム部の共振周波数で駆動しているため、
検出側の共振周波数が変化しても高い検出感度を維持す
ることが可能である。さらに、本発明では、駆動振動方
向に励振されるとき加わる角速度に応じて駆動振動方向
に直交する検出振動方向に振動する圧電ジャイロの駆動
方法であって、検出振動方向の共振周波数で駆動振動方
向の励振を行う圧電ジャイロの駆動方法を提案する。
【0016】ここで、検出振動方向の漏れ出力を検出し
てこの漏れ出力に基づいて駆動振動方向の励振を行うよ
うに構成することが可能である。また、検出振動を検出
するための検出電極の出力信号に基づいて、漏れ出力を
検出するように構成でき、漏れ出力を検出するための漏
れ出力検出電極の出力信号に基づいて漏れ出力を検出す
るようにもできる。
【0017】さらに、定電流回路によって駆動信号を作
成するように構成できる。また、検出振動方向の共振周
波数を搬送波として振幅変調また周波数変調された駆動
信号により駆動振動するように構成できる。
【0018】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本発明の第1実
施形態を図を用いて説明する。図1に示すような結晶軸
方位を示す130゜回転yタンタル酸リチウム単結晶を
用いて、図2に示すようなH型圧電振動子1を構成し
た。
【0019】この圧電振動子1は、ベース部2の一方に
第1駆動アーム部3、第2駆動アーム部4が平行に延設
されており、ベース部2の他方に第1検出アーム部5、
第2検出アーム部6が延設されている。図3は図2の平
面図であり、図4は図2の底面図である。図3に示すよ
うに、第1駆動アーム部3には、x軸に平行な外表面に
駆動電極11,12,13,14が設けられている。駆
動電極11,12,13,14はそれぞれ第1駆動アー
ム部3の長さ方向に設けられており、駆動電極11,1
2が対向し、駆動電極13,14が対向するように設け
られている。駆動電極11,12および駆動電極13,
14には互いに逆極性の電圧が印加されることにより、
第1駆動アーム部3を面内振動させる(fxモード)。
【0020】また、第2駆動アーム部4には、第1駆動
アームと同様に、x軸に平行な外表面に駆動電極15,
16,17,18が設けられている。駆動電極15,1
6,17,18はそれぞれ第2駆動アーム部4の長さ方
向に設けられており、駆動電極15,16が対向し、駆
動電極17,18が対向するように設けられている。駆
動電極15,16および駆動電極17,18には互いに
逆極性の電圧が印加されることにより、第2駆動アーム
部4を面内振動させる(fxモード)。
【0021】図4に示すように、第1検出アーム部5に
は、y軸周りの4面にそれぞれ検出電極19,20,2
1,22が設けられている。各検出電極19,20,2
1,22はそれぞれ第1検出アーム部5の長さ方向に設
けられている。第1検出アーム部5が面垂直方向に振動
する(fzモード)とき、各検出電極19,20,2
1,22はそれぞれ直交する面に設けられた電極間に電
流が生じるように構成されている。
【0022】第2検出アーム部6には、第1検出アーム
部5と同様に、y軸周りの4面にそれぞれ検出電極2
3,24,25,26が設けられている。各検出電極2
3,24,25,26はそれぞれ第2検出アーム部6の
長さ方向に設けられている。第2検出アーム部6が面垂
直方向に振動する(fzモード)とき、各検出電極2
3,24,25,26はそれぞれ直交する面に設けられ
た電極間に電流が生じるように構成されている。
【0023】図2に示すように、ベース部2に設けられ
る配線パターンにより、駆動電極12と駆動電極18と
が接続され、駆動電極14と駆動電極16とが接続さ
れ、図示していないが、駆動電極11と駆動電極17と
が接続され、駆動電極13と駆動電極15とが接続され
ている。このことにより、各駆動電極に与えられる駆動
信号に基づいて第1駆動アーム部3および第2駆動アー
ム部4が同期して振動することとなる。
【0024】また、図2に示すように、ベース部2に設
けられる配線パターンにより、検出電極21と検出電極
26とが接続され、検出電極22と検出電極25とが接
続され、図示していないが、検出電極19と検出電極2
4が接続され、検出電極20と検出電極23とが接続さ
れている。このようにした圧電振動子1は、図5に示す
ような密封ケース31に封入される。圧電振動子1は、
密封ケース31に固定される支持部材32にベース部2
が支持されることによって、密封ケース31内に固定さ
れている。
【0025】ベース部2に設けられた配線パターンに
は、駆動電極11〜18および検出電極19〜26に接
続される引き出し用電極が形成されており、この引き出
し電極から銅線33を介して端子34に接続されてい
る。圧電振動子1は、ベース部2の長さが11mm、駆
動アーム部3,4の長さが7mm、検出アーム部5,6
の長さが7mm、各アーム部3,4,5,6の1辺の長
さが1mm、x軸方向の幅が2.55mmに設定してい
る。また、密封ケース31の寸法を20mm×33mm
×4.8mmとしている。
【0026】このようにした圧電振動子1では、対象と
する周波数領域において、図6に示すような異なる3種
類の固有振動が存在する。これは、図6(A)に示すよ
うに駆動電極11〜18側の第1,第2駆動アーム部
3,4が面内振動する駆動側のfxモード、図6(B)
に示すように、駆動アーム部3,4および検出アーム部
5,6がともに面垂直振動するfzモード、図6(C)
に示すように、検出電極19〜26側の第1,第2検出
アーム部5,6が面内振動する検出側のfxモードであ
る。これらは、有限要素法による解析、インピーダンス
特性の測定結果および光変位計での先端変位の測定結果
で確認したものである。また、このときのfxモードに
おける振動のQ値は20000であり、fzモードにお
ける振動のQ値は6000であった。
【0027】このようにした圧電振動子1の駆動電極お
よび検出電極の入力インピーダンスを図7に示す。駆動
電極11〜18のインピーダンス特性Zdrは、A点に
おいて最小値のピークを示した。このことは、駆動側に
おいては、図6(A)に示す駆動側のfxモードに対応
して単一の共振特性を示すことがわかる。これに対し
て、検出電極19〜26のインピーダンス特性Zde
は、B点で最小値のピークを持つとともに、C点におい
て第2のピーク値を示す。このことにより、検出側で
は、図6(B)に示すfzモードに対応する共振点と、
検出側のfxモードに対応する共振点を有することがわ
かる。
【0028】また、駆動電極11〜18と検出電極19
〜26との間の漏れ出力の周波数特性を図8に示す。図
8によれば、駆動側から検出側への漏れ出力は、検出側
の共振周波数で極大となり、位相も急激に変化する特性
を示す。したがって、検出側の漏れ出力を検出してこれ
を駆動側にフィードバックして駆動することによって、
駆動側の共振周波数と検出側の共振周波数にずれがあっ
ても、検出感度を高く維持することができ、温度変化に
伴って検出側の共振周波数が変化しても高い検出感度を
維持できる。
【0029】駆動側の共振周波数およびそれから400
Hzずれた検出側の共振周波数により駆動振動した場合
の駆動アーム部3,4の振動変位を光変位計で測定し、
その結果を図9に示す。図9において、駆動側の共振周
波数で駆動した場合をAに示し、検出側の共振周波数で
駆動した場合をBに示している。このことにより、検出
側の共振周波数で駆動した場合には、駆動側の共振周波
数で駆動した場合に比して350倍の電圧を印加しなけ
れば同等の振動変位を得られないという結果となった。
このことは、破壊限界が変位に比例するならば、検出側
の共振周波数で駆動する場合には、駆動側の共振周波数
で駆動する場合に比して350倍の電圧を印加できるこ
ととなる。
【0030】駆動側の共振周波数および検出側の共振周
波数によって駆動振動させた場合の駆動電圧と検出感度
との関係を図10に示す。図10において、駆動側の共
振周波数で駆動した場合をAに示し、検出側の共振周波
数で駆動した場合をBに示している。いずれの場合も高
い感度を得ることができた。これは、fxモードにおけ
る高いQ値を駆動で利用しても検出で利用しても同様に
高い感度を得ることに寄与するものと考えられる。ま
た、駆動振動方向をfxモードにしていることとfxモ
ードにおける振動のQ値が高いことから、破壊限界に到
達する駆動電圧が小さくなる。この場合には、駆動電圧
が5Vrms程度でも破壊が生じることがある。これに
対し、検出側にfxモードを対応させ、その共振周波数
で駆動することにより、駆動電圧を350倍程度まで増
加することが可能であり、実質的に感度を高めることが
できる。実験では、50Vの印加で約10倍の感度上昇
ができた。
【0031】このようにした圧電ジャイロの駆動回路を
図11に示す。圧電振動子1の検出電極19〜26から
の出力信号は角速度検出回路41に入力されている。角
速度検出回路41は、圧電振動子1の出力信号に応じて
出力側におけるfzモードの振動を検出し、コリオリ力
の強さを検出する。検出電極19〜26からの出力信号
は、増幅器42にも入力されている。この増幅器42
は、検出電極19〜26からの出力信号を増幅して飽和
させるものであり、角速度に基づく振幅の変動に関わり
なく、定電圧信号を出力する。増幅器42の出力は帯域
フィルタ43に入力される。この帯域フィルタ43は、
検出側の共振周波数付近の帯域を通過させるように設定
されており、駆動側の共振周波数成分やその他のノイズ
成分をカットするように構成される。帯域フィルタ43
の出力は位相調整回路44に入力されている。位相調整
回路44は、帯域フィルタ43から出力される信号を位
相が調整された駆動信号とする。位相調整回路44の出
力は制限抵抗45を介して駆動電極11〜18に入力さ
れる。制限抵抗45は、駆動電極11〜18に入力され
る駆動信号を定電流にするものである。このように、圧
電振動子1、増幅器42、帯域フィルタ43、位相調整
回路44、制限抵抗45によって、検出側の共振周波数
による定電流自励発振回路が構成されている。なお、帯
域フィルタ43は省略することも可能である。
【0032】このようにした圧電ジャイロでは、検出側
の共振周波数により駆動振動を行っており、検出感度を
高く維持することができ、検出側の共振周波数が温度変
動に伴って変動した場合であっても、高い検出感度を維
持することが可能となる。たとえば、ここで用いたタン
タル酸リチウム単結晶の圧電振動子1は、図12に示す
ような共振周波数の温度特性を有している。
【0033】図12によれば、アーム部の面内振動方向
における共振周波数の温度特性Aは通常の環境でほぼ一
定の値を示すが、アーム部の面垂直方向における共振周
波数の温度特性Bは温度の変動により大きく変動するこ
とがわかる。したがって、上述したように、検出側の共
振周波数によって駆動振動を行うことにより、温度が変
動しても高い検出感度を維持することが可能となる。
【0034】微弱な角速度の検出を行う場合には、駆動
電極11〜18に入力される駆動信号を、低周波数によ
るパルス変調することができる。たとえば、図13
(A)に示すような検出側の共振周波数を搬送波として
駆動信号を作成する。この場合、この搬送波の周波数は
15kHz付近となる。これを図13(B)に示すよう
に100Hz程度の低周波数でパルス変調する。検出電
極19〜26で検出される漏れ出力は、検出側の共振周
波数を搬送波とするパルス信号として現れる。この検出
電極19〜26の検出信号をそのまま前述の自励共振回
路を介して駆動側にフィードバックすることで駆動側の
アーム部を検出側の共振周波数で駆動振動させることが
できる。
【0035】圧電振動子1に角速度が加わってコリオリ
力がはたらいた場合、検出電極19〜26には、図13
(C)に示すように、コリオリ力によって振幅変調が加
わった信号が現れる。これをローパスフィルタに通して
復調すると、図13(D)に示すようなパルス信号が得
られる。これを搬送波による同期検波を行い、さらにパ
ルス積分を行うことにより、図13(E)に示すよう
な、低周波数のコリオリ力による角速度の変動を検出す
ることができる。
【0036】この場合にも、検出電極19〜26から得
られる検出信号をそのまま自励共振回路を介して駆動側
にフィードバックする。このとき、検出電極19〜26
の検出信号は、コリオリ力により振幅変調されている
が、増幅器42によって一定振幅の信号となり、駆動電
極11〜18に入力される駆動信号が作成される。この
ような構成は、検出電極19〜26から得られる検出信
号に対するパルス積分を行うための積分時間が十分であ
るような微弱な角速度を検出する場合に、適用すること
が可能である。 〔第2実施形態〕第1実施形態で用いたタンタル酸リチ
ウム単結晶による圧電振動子は、上述したように、fx
モードにおける振動のQ値が20000と高く、fxモ
ードにおける共振周波数の温度安定性が良好である。し
たがって、第1実施形態の検出電極19〜26に駆動信
号を供給してfzモードの振動を駆動振動とし、駆動電
極11〜18から得られる信号を検出信号とすることが
考えられる。
【0037】この場合、図11に示す自励発振回路を構
成して、駆動電極11〜18から得られる漏れ出力によ
り検出電極19〜26を駆動振動する。このとき、駆動
振動は、Q値が比較的低いfzモードによる振動となる
ため、破壊限界に到達する駆動電圧の上限が高くなる。
したがって、駆動側の共振周波数からずれた検出側の共
振周波数により駆動側を励振する場合に、同様の変位を
もたらすために大きな駆動電圧を必要とするが、これに
対応させることが可能となる。この場合には、fxモー
ドで駆動する場合に比して350倍の駆動電圧を印加す
ることが可能となり、駆動電圧を高めることによってさ
らに実質的な感度を高めることができる。
【0038】また、fxモードにおける共振周波数は、
図12に示すように、温度変化に伴う変動が少ない。し
たがって、このfxモードにおける共振周波数を駆動信
号としているため、駆動振動を安定させることが容易で
ある。また、検出される漏れ出力が温度変化によって変
動することが少なく、帯域フィルタ43などの回路構成
も簡単にすることが可能となる。 〔第3実施形態〕第2実施形態において、漏れ出力を検
出するための漏れ出力検出電極をさらに設けることも可
能である。
【0039】たとえば、図14、図15に示すように、
駆動電極11〜18のベース部2寄りに漏れ出力検出用
電極51〜58を設ける。漏れ出力検出電極51,5
2,53,54は、第1駆動アーム部3のx軸に平行な
外表面に設けられており、それぞれy軸周りに対応する
位置の駆動電極11,12,13,14と同極性に設定
されている。また、漏れ出力検出電極55,56,5
7,58は、第2駆動アーム部4のx軸に平行な外表面
に設けられており、それぞれy軸周りに対応する位置の
駆動電極15,16,17,18と同極性に設定されて
いる。
【0040】この場合には、第2実施形態と同様にし
て、検出電極19〜26に駆動信号を入力してfzモー
ドの駆動振動を行う。角速度が加わってコリオリ力がは
たらくと、各アーム部にfxモードの振動が生じるの
で、駆動電極11〜18から得られる検出信号に基づい
て角速度を求めることができる。また、駆動側から検出
側への漏れ出力は、漏れ出力検出電極51〜58からの
出力信号により得ることができる。この漏れ出力検出電
極51〜58の出力信号を図11の増幅器42に入力
し、駆動信号にフィードバックして自励発振を行う。
【0041】このように構成した場合には、角速度を検
出するための信号と駆動振動を行うための漏れ出力とを
別系統で処理することができ、信号処理が容易になる。
第1実施形態において、検出電極19〜26に対応する
漏れ出力検出電極を設けて、駆動側から検出側への漏れ
出力を検出するように構成することも可能である。 〔第4実施形態〕図16、図17に示すような音叉型の
圧電振動子61に本発明を適用することができる。
【0042】圧電振動子61は、ベース部62に第1ア
ーム部63および第2アーム64が平行に延設されたも
のである。この圧電振動子61は前述の実施形態と同様
のタンタル酸リチウム単結晶圧電素子で構成される。第
1アーム部63には、y軸周りの4面にそれぞれ電極6
5,66,67,68が設けられている。各電極65,
66,67,68はそれぞれ第1アーム部63の長さ方
向に設けられている。第1アーム部63が面垂直方向に
振動するとき、各電極65,66,67,68はそれぞ
れ直交する面に設けられた電極間に電流が生じるように
構成されており、また各電極65,66,67,68の
それぞれ直交する電極間に電圧を印加すると、第1アー
ム部63が面垂直方向に振動するように構成されてい
る。
【0043】第2アーム部64には、x軸に平行な外表
面に電極69,70,71,72が設けられている。電
極69,70,71,72はそれぞれ第1アーム部64
の長さ方向に設けられており、電極67,70が対向
し、電極71,72が対向するように設けられている。
電極69,70および駆動電極71,72には互いに逆
極性の電圧が印加されることにより、第2アーム部64
を面内振動させ、また、第2アーム部64が面内振動す
るとき、各対向する電極間に電流を生じるように構成さ
れている。
【0044】第1アーム部63の電極65〜68に駆動
信号を供給してfzモードによる駆動振動をさせ、角速
度が加わった場合のfxモードの検出振動を第2アーム
部64の電極69〜72から得るようにした場合、図1
1の自励発振回路を用いて、電極69〜72からの検出
信号を角速度検出回路41に入力するとともに、増幅器
42に入力し、駆動側にフィードバックするように構成
する。
【0045】この場合には、前述した実施形態と同様
に、駆動側から検出側への漏れ出力を検出してこれを駆
動側にフィードバックして、検出側の共振周波数で駆動
振動させることができ、高い検出感度を維持することが
できる。また、この場合、fxモードの振動を検出側の
振動モードにしているため、高いQ値により検出感度を
高く維持することができ、温度変化に伴う変動が少ない
fxモードの共振周波数を利用できる。
【0046】第2アーム部64に設けた電極69〜72
に駆動信号を供給して、fxモードによる駆動振動をさ
せ、第1アーム部63に設けた電極65〜68からの検
出信号によりfzモードによる検出振動を検出するよう
に構成することもできる。 〔第5実施形態〕第4実施形態において、検出側の電極
に対応して漏れ出力検出電極を設けることも可能であ
る。
【0047】たとえば、図18、図19に示すように、
第2アーム部64の電極67〜72のベース部62寄り
に漏れ出力検出電極81〜84を設ける。漏れ出力検出
電極81,82,83,84は、第2アーム部64のx
軸に平行な外表面に設けられており、それぞれy軸周り
に対応する位置の電極69,70,71,72と同極性
に設定されている。
【0048】この場合には、第4実施形態と同様にし
て、電極65〜68に駆動信号を入力してfzモードの
駆動振動を行う。角速度が加わってコリオリ力がはたら
くと、各アーム部にfxモードの振動が生じるので、電
極69〜72から得られる検出信号に基づいて角速度を
求めることができる。また、駆動側から検出側への漏れ
出力は、漏れ出力検出電極81〜84からの出力信号に
より得ることができる。この漏れ出力検出電極81〜8
4の出力信号を図11の増幅器42に入力し、駆動信号
にフィードバックして自励発振を行う。
【0049】このように構成した場合には、角速度を検
出するための信号と駆動振動を行うための漏れ出力とを
別系統で処理することができ、信号処理が容易になる。
第2アーム部64に設けた電極69〜72に駆動信号を
供給して、fxモードによる駆動振動をさせ、第1アー
ム部63に設けた電極65〜68からの検出信号により
fzモードによる検出振動を検出するように構成した場
合には、第1アーム部63の電極65〜68に対応させ
て漏れ出力検出電極を設けるように構成する。 〔他の実施形態〕タンタル酸リチウム単結晶に代えて、
他の圧電材料により圧電振動子を構成することも可能で
ある。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、検出側の共振周波数に
よって駆動振動をさせているため、常に高い検出感度を
維持することができ、たとえば温度変化に応じて共振周
波数が変動したとしても、高い感出感度を維持すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に採用される圧電振動子を
構成するタンタル酸リチウム単結晶の結晶方位を示す説
明図。
【図2】本発明の第1実施形態に採用されるH型圧電振
動子の斜視図。
【図3】その電極配置を示す平面図。
【図4】その電極配置を示す底面図。
【図5】その実装例を示す斜視図。
【図6】振動モードを示す説明図。
【図7】各電極の入力インピーダンスの周波数特性図。
【図8】漏れ出力の振幅および位相の周波数特性図。
【図9】駆動電圧と変位量との関係を示す特性図。
【図10】駆動電圧と検出感度の関係を示す特性図。
【図11】自励発振回路の構成を示すブロック図。
【図12】共振周波数の温度特性図。
【図13】パルス変調したときの信号を示す説明図。
【図14】第3実施形態に用いられる圧電振動子の正面
図。
【図15】その電極配置を示すXV−XV断面図。
【図16】第4実施形態に用いられる圧電振動子の斜視
図。
【図17】その電極配置を示す平面図。
【図18】第5実施形態に用いられる圧電振動子の斜視
図。
【図19】その電極配置を示すXIX −XIX 断面図。
【符号の説明】
1 圧電振動子 2 ベース部 3 第1駆動アーム部 4 第2駆動アーム部 5 第1検出アーム部 6 第2検出アーム部 11〜18 駆動電極 19〜26 検出電極 41 角速度検出回路 42 増幅器 43 帯域フィルタ 44 位相調整回路 45 制限抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 澄夫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2F105 AA02 AA08 BB02 BB09 CC01 CD02 CD06 CD11 CD20

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動振動方向と検出振動方向とが互いに直
    交する圧電ジャイロであって、前記検出振動方向の共振
    周波数で前記駆動振動方向の励振を行う圧電ジャイロ。
  2. 【請求項2】検出振動方向の漏れ出力を検出して前記駆
    動振動方向の励振を行う自励発振回路を備える、請求項
    1に記載の圧電ジャイロ。
  3. 【請求項3】ベース部と、前記ベース部から平行に延設
    される2本のアーム部とを備え、前記アーム部の一方に
    駆動信号が供給される駆動電極が取り付けられ、前記ア
    ーム部の他方に検出信号を出力する検出電極が取り付け
    られる、請求項1または2に記載の圧電ジャイロ。
  4. 【請求項4】前記駆動電極は、駆動信号が供給されると
    き前記アーム部が面内振動するように配置され、前記検
    出電極は、前記アーム部が面垂直振動するとき検出信号
    を出力するように配置される、請求項3に記載の圧電ジ
    ャイロ。
  5. 【請求項5】前記駆動電極は、駆動信号が供給されると
    き前記アーム部が面垂直振動するように配置され、前記
    検出電極は、前記アーム部が面内振動するとき検出信号
    を出力するように配置される、請求項3に記載の圧電ジ
    ャイロ。
  6. 【請求項6】ベース部と、前記ベース部から平行に延設
    される2本の駆動アーム部と、前記ベース部から前記駆
    動アーム部と反対側に平行に延設される2本の検出アー
    ム部とを備え、駆動信号が供給される駆動電極が前記駆
    動アーム部に取り付けられ、検出信号を出力する検出電
    極が前記検出アーム部に取り付けられる、請求項1また
    は2に記載の圧電ジャイロ。
  7. 【請求項7】前記駆動電極は、駆動信号が供給されると
    き前記駆動アーム部が面内振動するように配置され、前
    記検出電極は、前記検出アーム部が面垂直振動するとき
    検出信号を出力するように配置される、請求項6に記載
    の圧電ジャイロ。
  8. 【請求項8】前記駆動電極は、駆動信号が供給されると
    き前記駆動アーム部が面垂直振動するように配置され、
    前記検出電極は、前記検出アーム部が面内振動するとき
    検出信号を出力するように配置される、請求項6に記載
    の圧電ジャイロ。
  9. 【請求項9】前記検出電極から出力される検出信号に基
    づいて、検出振動方向の漏れ出力を検出する、請求項3
    〜8のいずれかに記載の圧電ジャイロ。
  10. 【請求項10】検出振動方向の漏れ出力を検出するため
    の漏れ出力検出電極をさらに備える、請求項3〜8のい
    ずれかに記載の圧電ジャイロ。
  11. 【請求項11】前記駆動電極に供給される駆動信号は交
    流定電流である、請求項3〜10のいずれかに記載の圧
    電ジャイロ。
  12. 【請求項12】前記駆動電極に供給される駆動信号は、
    検出振動方向の共振周波数を搬送波として振幅変調また
    周波数変調される、請求項11に記載の圧電ジャイロ。
  13. 【請求項13】ベース部と、前記ベース部の一方に平行
    に延設された2本の駆動アーム部と、前記ベース部の他
    方に平行に延設された2本の検出アーム部とが一体的に
    形成された圧電振動子と、 駆動信号が供給されるとき前記駆動アーム部を面垂直方
    向に振動させるように前記駆動アーム部外面に配置され
    る駆動電極と、 前記検出アーム部が面内振動するとき検出信号を出力す
    るように前記検出アーム部外面に配置される検出電極
    と、 前記駆動アーム部を駆動振動させるための駆動信号を前
    記駆動電極に供給する定電流回路と、 前記検出電極の検出信号に基づいて検出振動における漏
    れ出力を検出し、前記漏れ出力の周波数により前記定電
    流回路から前記駆動電極に供給する駆動信号を作成する
    自励発振回路と、を備える圧電ジャイロ。
  14. 【請求項14】駆動振動方向と検出振動方向とが互いに
    直交する圧電ジャイロの駆動方法であって、前記検出振
    動方向の共振周波数で前記駆動振動方向の励振を行う圧
    電ジャイロの駆動方法。
  15. 【請求項15】検出振動方向の漏れ出力を検出してこの
    漏れ出力に基づいて前記駆動振動方向の励振を行う、請
    求項14に記載の圧電ジャイロの駆動方法。
  16. 【請求項16】検出振動を検出するための検出電極の出
    力信号に基づいて漏れ出力を検出する、請求項14また
    は15に記載の圧電ジャイロの駆動方法。
  17. 【請求項17】漏れ出力検出電極の出力信号に基づいて
    漏れ出力を検出する、請求項14または15に記載の圧
    電ジャイロの駆動方法。
  18. 【請求項18】定電流回路によって駆動信号を作成す
    る、請求項14〜17のいずれかに記載の圧電ジャイロ
    の駆動方法。
  19. 【請求項19】検出振動方向の共振周波数を搬送波とし
    て振幅変調また周波数変調された駆動信号により駆動振
    動する、請求項14〜18のいずれかに記載の圧電ジャ
    イロの駆動方法。
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