JPH08128289A - 避難用梯子 - Google Patents

避難用梯子

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JPH08128289A
JPH08128289A JP28871194A JP28871194A JPH08128289A JP H08128289 A JPH08128289 A JP H08128289A JP 28871194 A JP28871194 A JP 28871194A JP 28871194 A JP28871194 A JP 28871194A JP H08128289 A JPH08128289 A JP H08128289A
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moving
struts
fixed
movable
ladder
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Haruo Suzuki
治雄 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】大量生産が可能で安価となり、しかも使用者に
不安を与えることがない避難用梯子を提供する。 【構成】複数個の足掛け14を固定した一対の筒状の固
定支柱12の内部にそれぞれ筒状の第一移動支柱18を
摺動自在に備え、その筒状の第一移動支柱18の内部に
第二移動支柱20を摺動自在に備える。第二移動支柱2
0にはロープ24を取り付け、ロープ24を引っ張るこ
とにより、固定支柱12の内部に第一移動支柱18及び
第二移動支柱20を収納できるようにする。一対の第一
移動支柱18及び一対の第二移動支柱20にそれぞれ複
数の移動足掛け36を嵌合させる。固定支柱12の下端
付近と、第一移動支柱18及び第二移動支柱20に嵌合
する多数個の移動足掛け36とを鎖44によって等間隔
で順次連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は避難用梯子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、火災時における脱出用ロープある
いはロープを組み合わせたものから成る避難用梯子は、
一般には足を掛ける箇所(足掛け)がロープ状のもので
あるので、大人でもかなりの訓練を受けていないとその
使用は難しく、殊に、老人や子供ではその使用が難し
い。更に、従来の脱出用ロープやロープを組み合わせた
ものから成る避難用梯子は、強度の点から同時に複数の
人が使用することができず、一人ずつしか脱出できない
という欠点があった。
【0003】この欠点を解消するものとして、足掛け並
びにその足掛けを支持する支柱を剛性のある素材(例え
ば金属)で構成した避難用梯子が提供されている。この
金属製の避難梯子では足掛けが金属で構成されているの
で、老人や子供でも使用することができ、しかも同時に
複数の人が使用することができる。しかし、金属製の避
難用梯子は非使用時は短くまとめておかなければなら
ず、例えば長い梯子の途中を幾重にも折り畳む構成のも
のでは、折り畳んだ状態ではその厚みが折り畳み数に支
柱の厚さをかけたものとなり、全体の体積が大きくなっ
て設置場所に困るという欠点があった。
【0004】この折り畳み式の金属製の避難用梯子の欠
点を対処するものとして、複数段の足掛けを両側の側板
に固定したものを多数個摺動自在に連結した金属製の避
難用梯子が、特開昭55−55794号等に示されてい
る。この金属製の避難用梯子では、各側板同士が異なる
垂直面に位置すると共に、異なる側板に固定した足掛け
同士が異なる垂直面に位置するように構成されている。
その上、側板同士が互いに垂直方向の位置関係を変えず
に摺動できるように、一方の側板と他方の側板とを嵌合
するようにそれぞれの側板の断面形状を特別な断面形に
したものである。この金属製の避難用梯子では、全体の
長さを短くまとめた場合には、各側板に固定した足掛け
同志をほぼ接触する程度に近接することができるので、
支柱の幅より足掛けの幅が狭いことから、梯子の途中を
幾重にも折り畳む構成のものと比べて、全体の厚みを薄
くすることができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来例で
は、それぞれの側板の形状が複雑なものになるので、製
造コストが高くなる。また、非使用時の全体の厚みを薄
くするといっても、異なる側板に固定した足掛け同士が
異なる垂直面に位置するように構成されているので、少
なくとも側板の数に足掛けの幅を掛けた厚みになるの
で、梯子の途中を幾重にも折り畳む構成のものと比べ
て、厚みは若干薄くなるが大幅の厚みの減少にはならな
い。更に、異なる側板の足掛け同士は異なる垂直面とな
るので、梯子の長さが長くなると(梯子の下側になれば
なるほど)足掛けが壁より離れるので、使用者に不安を
与える。その上、梯子の下側が梯子の支持点を含んだ垂
直面より離れるため、梯子を使用した際に梯子の支持点
に大きな曲げモーメントがかかるので、梯子の支点をよ
り強度のあるものにしなければならなかった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、大量生産が可能で安価となり、非使用時の厚みを従
来のものより大幅に減少させることができ、しかも足掛
けが壁から離れずに使用者に不安を与えることがなく、
更に梯子の支持点に多大の曲げモーメントがかかること
のない避難用梯子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、剛性素材から成る複数個の足掛けを固定し
た一対の筒状の固定支柱を有し、それぞれの筒状の固定
支柱の内部に摺動自在に収納されその固定支柱より外方
に突出可能なものであって互いに順次連結した複数の移
動支柱を備え、剛性素材から成る複数個の移動足掛けを
それぞれの一対の移動支柱に摺動自在に掛け渡し、前記
固定支柱と各移動足掛けとを一定間隔で連結手段で順次
結合し、複数の移動支柱を鉛直にしてそれらの移動支柱
を重力によって伸ばすした際にそれぞれの移動支柱に掛
け渡した移動足掛けの間隔をほぼ同一としたものであ
る。
【0008】
【作用】一対の第一移動支柱及び第二移動支柱を同軸線
上に配置し、それらの支柱と嵌合する複数の移動足掛け
をそれらの支柱に対して変位可能とした。これによっ
て、全ての足掛けを同一垂直平面上に配置することがで
きることになり、非使用時には移動足掛けを同一垂直平
面上にひとまとめにまとめることができる。従って、非
使用時での厚みは通常の梯子の厚みとなり、従来の梯子
より厚みを大幅に減少させることができる。また、全て
の足掛けを同一垂直平面上に配置できるので、使用時に
足掛けが壁から離れることが無くなり、使用者に不安を
与えることが無くなる。更に、移動足掛けは支柱とは別
部品として形成するので、構成部品点数が少なく、しか
も各部品は長さが短いシンプルな構造となり、大量生産
によるコストダウンを図ることが可能となる。
【0009】
【実施例】次に、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明に係る避難用梯子を伸ばした状態の一実施例
を示す正面図、図2図1の避難用梯子を縮めた状態を示
す正面図である。本発明に係る避難用梯子10は、一対
の筒状の固定支柱12に複数個の足掛け14を固定した
主梯子部材16を有する。これら固定支柱12並びに足
掛け14はステンレスを素材とするのが望ましいが、剛
性のある素材であれば良い。図3に示すように、筒状の
固定支柱12の内部には筒状の第一移動支柱18が摺動
自在に備えられ、その筒状の第一移動支柱18の内部に
は筒状の第二移動支柱20が摺動自在に備えられてい
る。即ち、筒状の固定支柱12の内部に、第一移動支柱
18と第二移動支柱20とが収納できるように設定され
ている。第二移動支柱20の先端は閉鎖面22となって
おり、その閉鎖面22にはロープ24の一端が固定され
る。そのロープ24は、第二移動支柱20や第一移動支
柱18や固定支柱12の内部を通過して固定支柱12の
上端から外方に突出し、非使用時には図示しない壁等に
他端が結ばれる。このロープ24を引っ張ることによ
り、固定支柱12の内部に第一移動支柱18及び第二移
動支柱20が収納できる。
【0010】図3に示すように、第一移動支柱18には
奥側(固定支柱12の内部に進行する側)の端付近の外
壁に外部ストッパ26が固定されており、一方、固定支
柱12には第一移動支柱18が外方に突出する側の端付
近の内壁に、前記外部ストッパ26と当接するための内
部ストッパ28が固定されている。これらの外部ストッ
パ26と内部ストッパ28とが当接する位置で、第一移
動支柱18が固定支柱12からそれ以上外部に突出しな
いようになっている。第二移動支柱20には奥側の端付
近の外壁に外部ストッパ30が固定されており、一方、
第一移動支柱18には第二移動支柱20が外方に突出す
る側の端付近の内壁に、前記外部ストッパ30と当接す
るための内部ストッパ32が固定されている。これらの
外部ストッパ30と内部ストッパ32とが当接する位置
で、第二移動支柱20が第一移動支柱18からそれ以上
外部に突出しないようになっている。
【0011】前記一対の第一移動支柱18並びに一対の
第二移動支柱20には、図4に示すような長手方向の両
端付近に穴34を形成した移動足掛け36を取り付け
る。この移動足掛け36の穴34は、第一移動支柱18
に嵌合するものは第一移動支柱18の直径より大きく設
定し、第二移動支柱20に嵌合するものは第二移動支柱
20の直径より大きく設定する。そして、この穴34を
第一移動支柱18並びに第二移動支柱20に嵌合させ
る。これによって、第一移動支柱18及び第二移動支柱
20に取り付けた移動足掛け36は、第一移動支柱18
及び第二移動支柱20に嵌合した状態で、第一移動支柱
18及び第二移動支柱20に対して自由に変位すること
ができる。これら第一移動支柱18,第二移動支柱20
固定支柱12及び移動足掛け36はステンレスを素材と
するのが望ましいが、剛性のある素材であれば良い。な
お、図1には第一移動支柱18及び第二移動支柱20に
それぞれ3個の移動足掛け36が嵌合されているが、移
動足掛け36の嵌合個数はこれに限るものではない。
【0012】移動足掛け36の両端には、それより外側
に張り出した突出部38が一体に形成され、その突出部
38に穴40が形成される。一方、前記主梯子部材16
の一対の固定支柱12の下端(第一移動支柱18や第二
移動支柱20が突出する側)付近の外側には、突出部4
2が一体に形成される。この固定支柱12の突出部42
と、第一移動支柱18に嵌合する3個の突出部38と、
第二移動支柱20に嵌合する3個の突出部38とを、連
結手段としての鎖44によって順次連結する。この鎖4
4は、突出部42及び全ての突出部38とそれぞれ連結
するもので、固定支柱12の突出部42と第一移動支柱
18に嵌合する最初の突出部38との間の距離並びに互
いに隣接する突出部38同士の間の距離が等しくなるよ
う設定する。これらの突出部同士の鎖44による連結距
離を等しくすることで、梯子として使用する際に各足掛
け間の高さを等しくする。なお、連結手段としては鎖4
4に代えてロープやその他の連結部材を使用しても良
い。
【0013】本発明に係る避難用梯子の設置例を図5に
示す。例えば建物の一部としての窓やバルコニーの手摺
46にヒンジ48を介してアーム50を回転可能に取り
付ける。そのアーム50にヒンジ52を介して避難用梯
子10の主梯子部材16の上端を取り付ける。非使用時
においては、手摺46の内側にアーム50を位置させ、
避難用梯子10も屋上の内側にさせる(避難用梯子10
の実線位置)。使用時に、手摺46の外にアーム50を
回転させ、避難用梯子10を屋上の外側に位置させる。
また、避難用梯子10の主梯子部材16にはその側面
に、手摺46あるいは建物の壁との間に一定の距離を保
つための距離保持部材53を取り付ける。この距離保持
部材53は、避難用梯子10の使用時に、その先端を手
摺46あるいは建物の壁と接触するもので、避難用梯子
10が手摺46あるいは建物の壁と離れることなく、一
定の距離を保ち、使用時における避難用梯子10の安定
性を保つためのものである。
【0014】次に、本発明に係る避難用梯子の使用方法
について説明する。非使用時においては、ロープ24を
図2で上方に巻き上げることによって、第二移動支柱2
0は筒状の第一移動支柱18の内部に納まり、第一移動
支柱18は筒状の固定支柱12に納める。また、図5に
示すように、窓やバルコニーの手摺46の内側にアーム
50を位置させ、避難用梯子10も手摺46の内側に位
置させる(避難用梯子10を実線位置にする)。非使用
時においては、第一移動支柱18に嵌合する移動足掛け
36は第一移動支柱18に対して自由に変位でき、第二
移動支柱20に嵌合する移動足掛け36は第二移動支柱
20に対して自由に変位できるので、第一移動支柱18
に嵌合する3個の移動足掛け36と第二移動支柱20に
嵌合する3個の移動足掛け36は隣接してひとまとめに
することができる(図2及び図5参照)。
【0015】図2並びに図5(避難用梯子10の実線状
態)は、避難用梯子10を一番縮めた非使用状態を示
す。この状態では、主梯子部材16の足掛け14も、第
一移動支柱18や第二移動支柱20に嵌合する多数の移
動足掛け36も共に同一垂直面に位置し、しかも第一移
動支柱18や第二移動支柱20に嵌合する多数の移動足
掛け36をひとまとめにして互いに順次接触させること
ができる。即ち、避難用梯子を一番縮めた状態では、主
梯子部材16の長さが、移動足掛け36の個数の幅分だ
け若干長くなった程度となる。従って、避難用梯子10
の厚みは主梯子部材16の厚みで済み、従来の梯子と比
べて厚みを大幅に減少することができる。
【0016】避難用梯子を使用する場合には、図5に示
すアーム50を回転させて、避難用梯子10を窓やバル
コニー等の手摺46の外に突出させる。避難用梯子10
が窓やバルコニー等の手摺46の外に突出させた状態に
おいては、避難用梯子10はヒンジ52を中心に回転し
て避難用梯子10ははヒンジ52よりを鉛直下方に位置
する。この避難用梯子10を手摺46の外に突出させた
状態(図2も同じ状態)においては、主梯子部材16の
固定支柱12がヒンジ52を介してアーム50に取り付
けられている。この状態から、結んであったロープ24
を外すと、固定支柱12から第一移動支柱18と第二移
動支柱20が重力によって自然落下する。また、第一移
動支柱18に嵌合する移動足掛け36も、第二移動支柱
20に嵌合する移動足掛け36も共に自然落下する。第
一移動支柱18の外部ストッパ26と固定支柱12の内
部ストッパ28とが当接して、第一移動支柱18が固定
支柱12に対して最大に伸びた状態となり、第二移動支
柱20の外部ストッパ30と第一移動支柱18の内部ス
トッパ32とが当接して、第二移動支柱20が第一移動
支柱18に対して最大に伸びた状態となる(図1)。更
に、距離保持部材53が手摺46あるいは建物の壁と接
触し、避難用梯子10が手摺46あるいは建物の壁に対
して一定の距離を保ち、使用時における避難用梯子10
の安定性を保つ。
【0017】各移動足掛け36は、固定支柱12の突出
部42を先端から鎖44によって順次同一距離に連結し
てあるので、第一移動支柱18と第二移動支柱20と移
動足掛け36が重力によって自然落下した状態(図1)
においては、隣接する移動足掛け36同士の間の距離が
等しくなる。この避難用梯子10では、主梯子部材16
に固定した複数個の足掛け14と、第一移動支柱18と
第二移動支柱20とに移動可能に嵌合した複数個の移動
足掛け36とは、同一垂直平面に位置する。従って、足
掛け14も移動足掛け36も建物の壁から等距離となる
ので(下へ行くほど足掛けが建物の壁から離れることも
近づくこともないので)、使用者に不安感を与えること
がない。更に、下へ行くほど足掛けが建物の壁から離れ
ることがないので、避難用梯子10を支えるヒンジ52
に曲げモーメントがかかることが無く、ヒンジ52の強
度をより大きくする必要が無い。
【0018】この避難用梯子10の型成形で作る主な構
成部材は、柱18と第二移動支柱20と、固定支柱12
に固定する足掛け14と、第一移動支柱18並びに第二
移動支柱20に嵌合する移動足掛け36である。即ち、
部品点数が少なく、しかも各部品はシンプルな構造長さ
が短いものであるので、大量生産が可能となり、安価な
避難用梯子を作ることができる。
【0019】図5に避難用梯子10の設置例を示した
が、その他の設置例を図6に示す。建物の壁54に凹部
56を設け、その凹部56にヒンジ58を備え、そのヒ
ンジ58に収納枠アーム60を回転可能に取り付ける。
その収納枠アーム60にヒンジ62を介して避難用梯子
10の主梯子部材16の上端を取り付ける。この収納枠
アーム60の自由先端と壁54とをロープ等の連結具6
4で連結させておく。また、避難用梯子10の主梯子部
材16にはその側面に、壁54との間に一定の距離を保
つための距離保持部材66を揺動自在に取り付ける。こ
の距離保持部材66は、避難用梯子10の使用時に、そ
の先端を壁54と接触して壁54と一定の距離を保ち、
使用時における避難用梯子10の安定性を保つためのも
のである。非使用時においては、収納枠アーム60を壁
54に凹部56に位置させ、避難用梯子10も壁54の
凹部56に位置させる。この際、距離保持部材66を避
難用梯子10の主梯子部材16と平行に保持し、距離保
持部材66が壁54より外方に突出しないようにする。
一方、使用時には、収納枠アーム60を壁54より外に
突出させるが、収納枠アーム60は連結具64によって
水平に保たれる。この際、避難用梯子10を鉛直にぶら
下げる。そして、ロープ24(ズ6では図示せず)の結
びを外すことにより固定支柱12から第一移動支柱18
及び第二移動支柱20が下方に自然落下する。更に、距
離保持部材66を避難用梯子10を主梯子部材16に対
して直角に保持し、その距離保持部材66を壁54に接
触させるようにして、使用時の避難用梯子10の安定性
を保たせる。
【0020】なお、前記実施例では、第一移動支柱18
及び第二移動支柱20にそれぞれ3個の移動足掛け36
を嵌合させているが、3個に限るものではない。また、
最下端となる支柱は内部を空間としなくても良い。更
に、前記実施例では固定支柱12の内部に第一移動支柱
18と第二移動支柱20の2個の支柱を備えるようにし
たが、それ以上の個数の支柱を収納させるようにしても
良い。この場合には、それらの支柱にそれぞれ移動足掛
け36を嵌合させるようにする。なお、前記実施例で
は、固定支柱12をアーム50や収納枠アーム60に支
持して、固定支柱12に対して第一移動支柱18や第二
移動支柱20を自然落下させる構成としたが、第二移動
支柱20をアーム50や収納枠アーム60に支持して、
第一移動支柱18や固定支柱12を自然落下させる構成
としても良い。更に、前記実施例では固定支柱12には
全ての足掛け14を固定するように設定したが、下側に
位置する足掛けを、固定支柱12に嵌合する移動足掛け
36にしても良い。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明による避難用梯子に
よれば、全ての足掛けを同一垂直平面上に配置し、しか
も非使用時には移動足掛けを同一垂直平面上に互いに順
次接触した状態でひとまとめにすることができる。従っ
て、非使用時の厚みは、通常の梯子の厚みとなり、長さ
は通常の梯子の数分の一になるので、従来の梯子より厚
みを大幅に減少させることができる。また、全ての足掛
けを同一垂直平面上に配置したので、足掛けが壁から離
れることが無くなり、使用者に不安を与えず、しかも梯
子の支持点に多大の曲げモーメントがかかることがな
い。更に、本発明による避難用梯子は、部品点数が少な
く、しかも各部品はシンプルな構造長さが短いものであ
るので、大量生産が可能となり、安い価格の避難用梯子
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る避難用梯子を伸ばした状態の一実
施例を示す正面図である。
【図2】図1の避難用梯子を縮めた状態を示す正面図で
ある。
【図3】本発明に係る避難用梯子の支柱の断面図であ
る。
【図4】図1に用いる足掛けの平面図である。
【図5】本発明に係る避難用梯子の一使用状態を示す構
成図である。
【図6】本発明に係る避難用梯子の他の使用状態を示す
構成図である。
【符号の説明】
10 避難用梯子 12 固定支柱 14 足掛け 16 主梯子部材 18 第一移動支柱 20 第二移動支柱 24 ロープ 26 外部ストッパ 28 内部ストッパ 30 外部ストッパ 32 内部ストッパ 36 移動足掛け 46 手摺 52 距離保持部材 54 壁 66 距離保持部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剛性素材から成る複数個の足掛けを固定
    した一対の筒状の固定支柱を有し、それぞれの筒状の固
    定支柱の内部に摺動自在に収納されその固定支柱より外
    方に突出可能なものであって互いに順次連結した複数の
    移動支柱を備え、剛性素材から成る複数個の移動足掛け
    をそれぞれの一対の移動支柱に摺動自在に掛け渡し、前
    記固定支柱と各移動足掛けとを一定間隔で連結手段で順
    次結合し、複数の移動支柱を鉛直にしてそれらの移動支
    柱を重力によって伸ばすした際にそれぞれの移動支柱に
    掛け渡した移動足掛けの間隔をほぼ同一としたことを特
    徴とする避難用梯子。
  2. 【請求項2】 前記固定支柱の内部にそれより外方に突
    出した全ての移動支柱を固定支柱の内部に収納するため
    のロープを、前記複数の移動支柱のうち固定支柱より最
    大に外方に突出する移動支柱に取り付けたことを特徴と
    する請求項1記載の避難用梯子。
  3. 【請求項3】 建物にアームをヒンジを介して回転自在
    に取り付け、そのアームに前記固定支柱をアームにヒン
    ジを介して回転自在に取り付けたことを特徴とする請求
    項1記載の避難用梯子。
  4. 【請求項4】 使用中に建物と接触しその建物との間の
    距離を一定に保つための距離保持部材を前記固定支柱に
    取り付けたことを特徴とする請求項1記載の避難用梯
    子。
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