JPH0812760A - 感光性樹脂組成物の感度調整方法 - Google Patents
感光性樹脂組成物の感度調整方法Info
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- JPH0812760A JPH0812760A JP14593094A JP14593094A JPH0812760A JP H0812760 A JPH0812760 A JP H0812760A JP 14593094 A JP14593094 A JP 14593094A JP 14593094 A JP14593094 A JP 14593094A JP H0812760 A JPH0812760 A JP H0812760A
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Abstract
導体と、露光により分解して酸を発生する酸発生剤とを
含む感光性樹脂組成物の感度を調整するための、新規な
方法を提供する。 【構成】 末端が水酸基であるポリ(ジ−t−ブトキシ
シロキサン)にトリメチルシリルクロライドを作用さ
せ、このポリ(ジ−t−ブトキシシロキサン)にTMS
基を導入する。これを酸発生剤と混合し感光性樹脂組成
物とする。 【効果】 トリメチルシリルクロライドの使用量により
当該組成物の感度を調整できる。
Description
で用いられるレジストの構成材料、無機ケイ酸系膜の形
成材料などとして使用可能な感光性樹脂組成物の、感度
の調整方法に関するものである。
の製造等に不可欠なものとなっている。感光性樹脂組成
物の一例として、例えばこの出願の出願人に係る特願平
4−17588号(特開平5−216237号公報)に
開示のものがある。これは、アルコキシ基を有するポリ
(シロキサン)誘導体と露光により酸を発生する酸発生
剤とを含むものであった。この感光性樹脂組成物では、
これを露光すると露光された部分においてポリ(シロキ
サン)誘導体が有するアルコキシ基のC−O−Si結合
が切断されシラノールが生成する。シラノールは縮合し
易いので、この感光性樹脂組成物の露光された部分は、
シロキサンに変換され分子量が増加するから、ゲル化す
る。このゲル化した部分は、例えば現像液に不溶になる
ので、この感光性樹脂組成物は例えばネガ型レジストの
構成材料として使用出来る。特に、2層レジストプロセ
スの上層レジストの構成材料として好適なものであっ
た。
組成物は、種々の露光源(例えば光、電子線、X線な
ど)で使用できるものが好ましい。また種々の露光源で
使用する場合露光装置ごとに最も適する感度が存在する
ことが多いため、感光性樹脂組成物の感度を調整出来る
方法が必要になる。アルコキシ基を有するポリ(シロキ
サン)誘導体と酸発生剤とを含む上述したような感光性
樹脂組成物の感度調整は、例えば、:酸発生剤の種類
を違える方法、:酸発生剤の混合量を違える方法、
:感光性樹脂組成物の露光時や露光後のプロセス条件
(例えば加熱条件)を違える方法などがあり、それぞれ
有効な方法として使用されている。しかし、感光性樹脂
組成物の感度調整を、上記〜とは別の方法で出来れ
ば、感度調整の自由度が向上し種々の点で便宜と考えら
れる。
明によれば、アルコキシ基を有するポリ(シロキサン)
誘導体と、露光により分解して酸を発生する酸発生剤と
を含む感光性樹脂組成物の感度を調整するに当たり、ポ
リ(シロキサン)誘導体に一官能性基を導入しその導入
率により感度を調整することを特徴とする。
れる。アルコキシ基を有するポリ(シロキサン)誘導体
と、露光により分解して酸を発生する酸発生剤とを含む
感光性樹脂組成物では、これを露光すると露光された部
分においてポリ(シロキサン)誘導体が有するアルコキ
シ基のC−O−Si結合が切断されシラノールが生成す
る。そして、シラノールは縮合し易いので、この感光性
樹脂組成物の露光された部分は、ゲル化する。これらの
点は既に説明した通りである。ところで、シラノールの
縮合が開始されるためにはある程度の量のシラノールが
必要である。したがって、少ない露光量で露光部分をゲ
ル化させたい場合は、アルコキシ基を有するポリ(シロ
キサン)誘導体はその末端が水酸基(場合によっては側
鎖の一部も水酸基)となっているものであるのが良いと
いえる。これに対しこの発明では、アルコキシ基を有す
るポリ(シロキサン)に一官能性基を導入するのでこの
ポリ(シロキサン)中の水酸基の数がその分減少する。
このため、この発明では、アルコキシ基を有するポリ
(シロキサン)誘導体および酸発生剤を含む感光性樹脂
組成物の感度を低下させる方向で感度の調整が出来る。
能性基の導入は、アルコキシ基を有するポリ(シロキサ
ン)誘導体であってその合成が済んだ後においても水酸
基を有しているポリ(シロキサン)誘導体に、一官能性
基を有する反応性モノマーを混合することにより行な
い、該一官能性基の導入率は前記反応性モノマーの使用
量により制御するのが好適である。この方法であると、
アルコキシ基および水酸基を有するポリ(シロキサン)
誘導体から、必要に応じ所望の感度の感光性樹脂組成物
を調整できるので便利である。
能性基の導入は、アルコキシ基を有するポリ(シロキサ
ン)誘導体の合成中に合成容器中に一官能性基を有する
反応性モノマーを混合することにより行ない、一官能性
基の導入率は前記反応性モノマーの使用量により制御し
ても構わない。なお、この後者の方法では一官能性置換
基を有する反応性モノマーをポリ(シロキサン)の合成
時に使用するため、ポリ(シロキサン)の重合反応は若
干遅くなる。しかし、重合速度が若干遅くなるのみであ
り、反応自体には大きな変化がない。つまり、感度を違
えるごとに特別に重合条件を変更するようなことは基本
的にないので合成段階での感度調整であるといえど比較
的簡便である。
するポリ(シロキサン)誘導体、また、合成が済んだ状
態においてアルコキシ基および水酸基を有するポリ(シ
ロキサン)誘導体は、それぞれ例えば、下記の(1)式
で示されるもの、下記の(2)式で示されるもの及び、
下記(1)式で示されるものと下記(2)式で示される
ものとの共重合体から選ばれる1または複数のものであ
ることができる。ただし、(1)式、(2)式中のR
1 、R2 、R5 、R6 各々はアルキル基を表し、同一で
も異なっていても良い。また、R3 、R7 、R8 各々は
水素又は一官能性基を表す。また、R4 、R9 、R10各
々は水素又は一官能性基を表し、同一でも異なっていて
も良い。また、m,nは重合度を示す正の整数である。
(シロキサン)誘導体であって、それに対応するモノマ
ーを加水分解・縮合させ得られたポリ(シロキサン)誘
導体は、その合成条件によっては、側鎖が全てアルコキ
シ基となっていて、末端が全て水酸基になっているもの
となり得る。
能性基を有する反応性モノマーとしては、例えば下記
(3)式で表される一官能性シリル基が好適である。た
だし、(3)式において、Yはメチル基またはアルコキ
シ基を表し、Xはアセトキシ基、ハロゲンまたはフェノ
キシ基を表す。この反応性モノマーはケイ素を含むの
で、そうでないものを用いる場合に比べ、感光性樹脂組
成物のケイ素含有率が反応性モノマーの導入により低下
するのを抑制できるからである。
らば特定されない。例えば、下記の(4)式で表される
スルホニウム塩および(5)式で表されるヨードニウム
塩などのオニウム塩、(6)式で表されるp−トルエン
スルホナート、(7)式で表されるトリクロロメチル置
換トリアジン、(8)式で表されるトリクロロメチル置
換ベンゼンは、酸発生剤として用い得る。
たは、J.V.Crivello等による合成方法(例
えば文献I:ジャーナル オブ ポリマー サイエン
ス.,ポリマー ケミストリー エディション(J.P
olymer Sci.,Polymer Chem.
Ed.,18,2677(1980))や、T.End
o等による合成方法(例えば文献II:ジャーナル オブ
ポリマー サイエンス.,ポリマー ケミストリー
エディション(J.Polymer Sci.,Pol
ymer Chem.Ed.,23,359(198
5))に従って合成出来る。
り種々の露光源に容易に対応することが出来る。また、
酸発生剤は、用いるポリ(シロキサン)の重量に対し、
その下限を0.01%好ましくは0.05%、上限を5
0%好ましくは30%の範囲で添加するのが良い。この
範囲を外れると、当該放射線感応性樹脂組成物の成膜に
高温を必要としたり、塗布膜が脆弱になったりするから
である。
る感光性樹脂組成物は架橋剤をさらに含むものであって
も良い。架橋剤としては例えば下記の(9)式で示され
るものが好適である。この架橋剤はケイ素を含むので、
そうでないものを用いる場合に比べ、感光性樹脂組成物
のケイ素含有率が架橋剤を含む構成としたことで低下す
るのを抑制できるからである。ただし、(9)式におい
て、j,k,l(エル)おのおのは、j≧1、2≦k≦
2(j+1)、l=2(j+1)−kを満足する正の整
数を表す。RA は水素、アルキル基、アリール基または
アルケニル基を表し、k個のRA は同一でも異なっても
良い。RB は1価の炭化水素基または水素を表し、l
(エル)個のRB は同じでも異なっても良い。
し、その下限を0.05%、上限を50%好ましくは3
0%の範囲で添加添加するのが良い。この範囲を外れる
と、当該放射線感応性樹脂組成物の成膜に高温を必要と
したり、塗布膜が脆弱になったりするからである。架橋
剤を用いると、ポリ(シロキサン)誘導体および酸発生
剤の二成分系では達成出来ない高感度の感光性樹脂組成
物が得られる。
スピンコート法により当該組成物を基板上に塗布しこの
皮膜を基板上に形成する場合は、そのための塗布溶液調
製のための溶剤が必要になる。この溶剤としては、例え
ば、2−メトキシ酢酸エチル、クロロベンゼン、キシレ
ン、ジオキサン、メチルイソブチルケトン(MIB
K)、酢酸イソアミル等を挙げることが出来る。
っては、当該組成物の皮膜を露光後その試料を加熱処理
をすることにより、該皮膜の露光部分の現像液に対する
不溶化が容易になる。
整方法の実施例について説明する。なお、以下の説明中
で述べる、使用材料及び材料の使用量、処理時間、温
度、膜厚等の数値的条件は、この発明の範囲内の好適例
にすぎない。従って、この発明がこれら条件にのみ限定
されるものでないことは理解されたい。
て、側鎖がアルコキシ基の一種であるt−ブトキシ基と
なっていて、重量平均分子量が10,000であるポリ
(ジ−t−ブトキシシロキサン)190g(1mol)
を、5l(リットル)のメチルイソブチルケトンに溶解
させ、この溶液を氷浴によって3℃に冷却する。なお、
下記の(10)式にポリ(ジ−t−ブトキシシロキサ
ン)の構造式を示した。なお、ここで用いたポリ(ジ−
t−ブトキシシロキサン)は、原料モノマーとしてジア
セトキシ−ジ−t−ブトキシシラン(t−BuO)2
(CH3 CO2 )2 Siを用い、溶媒としてメチルイソ
ブチルケトンを用い、触媒としてトリエチルアミンを用
いた加水分解・縮合による合成法で形成出来る。その手
順は、この出願の出願人に係る特願平4−17588号
(特開平5−216237号公報)に、また、以下の第
8実施例に記載されているので省略する。
応性モノマーとしてこの場合トリエチルシリルクロライ
ド0.500l(リットル。4mol)を加え攪拌し、
さらに、トリエチルアミンを0.560l(リットル。
4mol)を滴下し、その後、16時間室温で攪拌を続
けた。得られた反応液を濾過しさらに溶媒を留去するこ
とにより無色の結晶が得られた。この結晶の構造式は下
記の(11)式と考えられる。ただし、(11)式中、
Rはトリメチルシリル(TMS)基または水素を表す。
000であり、反応性モノマーを導入した場合もポリ
(ジ−t−ブトキシシロキサン)の分子量は変動しない
ことが理解出来る。また、この結晶をNMRにより分析
したところ、δ値が1.2PPMにt−ブチル基に含ま
れるメチル基由来のピークが認められ、δ値が0.14
PPMにトリメチルシリル(TMS)基由来のピークが
確認された。
生剤の一種である下記(12)式で表されるトリフェニ
ルスルホニウムトリフレート(pH3 S+ OTf- )
8.25g(0.02mol)とを、メチルイソブチル
ケトン1780gに溶解し、この溶液を穴径0.2μm
の孔を有するメンブレンフィルタで濾過することにより
感光性樹脂組成物の塗布溶液を調整する。
リコンウエハ上に0.2μmの膜厚に塗布し、次いで、
この試料をホットプレート上で80℃の温度で1分間プ
リベークする。プリベーク後の試料を電子線露光装置を
用い加速電圧20KVの条件で露光する。露光の済んだ
試料をホットプレート上で100℃の温度で2分間ポス
トエクスポージャベークを行い、その後、メチルイソブ
チルケトンで30秒間現像し、その後、シクロヘキサン
で30秒間リンスする。この試料の残存膜厚を初期膜厚
(上記0.2μm)規格化し、この値を露光量の対数に
対してプロットして曲線(いわゆる特性曲線)を求め
る。この曲線から感度を求める。感度は10μC/cm
2 であることが分かった。
すべて水酸基となっていて、側鎖がアルコキシ基の一種
であるブトキシ基となっていて、重量平均分子量が1
0,000であるポリ(ジ−t−ブトキシシロキサン)
190gそのものと、トリフェニルスルホニウムトリフ
レート8.25gとを、メチルイソブチルケトン178
0gに溶解し、この溶液を穴径0.2μmの孔を有する
メンブレンフィルタで濾過することにより比較例1の感
光性樹脂組成物の塗布溶液を調整する。すなわち、反応
性モノマーとしてのトリメチルシリルクロライドを用い
た処理を行わないこと以外は第1実施例と同様にして比
較例1の感光性樹脂組成物の塗布溶液を調整する。
実施例と同様な手順で求める。その感度は0.2μC/
cm2 であることが分かった。
て水酸基となっているポリ(ジ−t−ブトキシシロキサ
ン)に一官能性基(ここではTMS基)を導入すること
で感度を低い側に調整できることが理解出来る。
樹脂組成物の塗布溶液に架橋剤とし上記(3)式で示さ
れる物質の一例であるテトラフェノキシシラン[(Ph
O)4 Si]を6.72gさらに加え比較例2の感光性
樹脂組成物の塗布溶液を調整する。そして、この電子線
に対する感度を第1実施例同様に求める。その感度は
8.5μC/cm2 であることが分かった。比較例2と
第1実施例とから、架橋剤を用いると感度を高い側に調
整できることが理解出来る。
ドの量を、第1実施例の場合の半分に当たる、0.25
0l(リットル。2mol)とし、それに対応させトリ
エチルアミンの量を0.28l(2mol)としたこと
以外は、第1実施例と同様な手順で感光性樹脂組成物の
塗布溶液を調整し、さらにこの組成物の電子線に対する
感度を求める。その感度は5μC/cm2 であることが
分かった。
ドの量を、第1実施例の場合の2倍に当たる、1.00
0l(リットル。8mol)とし、それに対応させトリ
エチルアミンの量を1.120l(8mol)としたこ
と以外は、第1実施例と同様な手順で感光性樹脂組成物
の塗布溶液を調整し、さらにこの組成物の電子線に対す
る感度を求める。その感度は120μC/cm2 である
ことが分かった。
リ(シロキサン)誘導体であってその合成が済んだ後に
おいても水酸基を有しているポリ(シロキサン)誘導体
に、一官能性基を有する反応性モノマーを混合すること
で、ポリ(シロキサン)中に一官能性基を導入してい
た。しかし、一官能性基の導入は、ポリ(シロキサン)
誘導体の合成中に合成容器中に一官能性基を有する反応
性モノマーを混合することにより行なっても良い。この
第4実施例はその例である。
セトキシ−ジ−t−ブトキシシランを290g(1mo
l)入れ、また、溶媒としてメチルイソブチルケトン5
000ml(0.2mol/l)入れる。これらを攪拌
し水冷する。次に、この反応器に触媒としてトリエチル
アミンを14ml(0.1mol)加え、さらに水を1
80ml(10mol)加え、1時間攪拌する。この反
応器にさらにトリエチルアミンを560ml(4mo
l)加え、さらにこの反応器に一官能性基を有する反応
性モノマーとしてトリメチルシリルクロライド500m
l(4mol)を滴下する。この反応液を50℃に加熱
し6時間重合を行う。この間ゲルの生成は認められなか
った。得られた溶液の有機層を水で洗浄し、さらに硫酸
マグネシウムで脱水し、さらに溶媒を留去することによ
り目的の樹脂が得られる。この樹脂の重量平均分子量は
8000であることが分かった。
同様な混合比で酸発生剤と混合して第4実施例の感光性
樹脂組成物の塗布溶液を調整し、さらに第1実施例同様
に電子線に対する感度を測定する。その感度は11μC
/cm2 であることが分かった。この第4実施例の場合
も、比較例1の場合すなわち末端がすべて水酸基となっ
ていて、側鎖がアルコキシ基の一種であるブトキシ基と
なっている、ポリ(ジ−t−ブトキシシロキサン)を用
いた場合に比べ、感度を低い側に調整できることが分か
る。
の構成と、各構成で得られる感度とを下記の表にまとめ
て示した。ただし、表中、モノマーとは、アルコキシ基
を有するポリシロキサンの合成の際に用いたモノマーす
なわちジアセトキシ−ジ−t−ブトキシシランのことで
ある。該当欄の数字はこれらモノマーの使用量である。
また、TMSClとはトリメチルシリルクロライドのこ
とである。該当欄の数字はTMSClの使用量である。
基を有する反応性モノマーであるTMSClの使用量が
増加すると感度が低下することが分かる。これは、TM
SClの使用量が増加するとTMSのポリ(シロキサ
ン)に対する導入率(TMS化率)が増加するためと考
えられる。
この組成物の酸素プラズマ耐性にどのように影響するか
を調べる。
端が全て水酸基であり一官能性基を導入しなかったも
の)をシリコンウエハ上に回転塗布法により塗布する。
この試料をホットプレート上で80℃の温度で1分間プ
リベークする。次に、感光性樹脂組成物の皮膜に対し、
DEM451平行平板型ドライエッチャー(アネルバ社
製)で酸素リアクティブイオンエッチングを20分間行
う。ただし、このエッチングは、O2 ガス圧を1.0P
a、O2 ガス流量を20SCCM、RFパワー密度を
0.12W/cm2 とそれぞれした条件で行う。このエ
ッチングにおける比較例1の感光性樹脂組成物のエッチ
ング量は14nmであることが分かった。
施例のもの(反応性モノマーの使用量が最も多かったも
の)としたこと以外は5−1.項の手順と同様な手順で
第3実施例の組成物の皮膜の酸素プラズマによるエッチ
ング量を測定する。この場合のエッチング量は12nm
であることが分かった。
明らかなように一官能性基を導入しても酸素プラズマに
よるエッチング量は変わらないことが理解出来る。
の発明の感光性樹脂組成物の感度の調整方法によれば、
所定のポリ(シロキサン)および酸発生剤を含む感光性
樹脂組成物のポリ(シロキサン)に一官能性基を導入し
その導入率により感度を調整する。ポリ(シロキサン)
の骨格自体を維持したまま感度調整ができるので、感光
性樹脂組成物の基本的な性質たとえばケイ素含有率や重
量平均分子量を変動することなく感度調整ができる。ま
た、酸発生剤を適当に選択することにより種々の露光源
に対応することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 アルコキシ基を有するポリ(シロキサ
ン)誘導体と、露光により分解して酸を発生する酸発生
剤とを含む感光性樹脂組成物の感度を調整するに当た
り、 ポリ(シロキサン)誘導体に一官能性基を導入しその導
入率により感度を調整することを特徴とする感光性樹脂
組成物の感度調整方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の感光性樹脂組成物の感
度調整方法において、 前記一官能性基の導入は、アルコキシ基を有するポリ
(シロキサン)誘導体であってその合成が済んだ後にお
いても水酸基を有しているポリ(シロキサン)誘導体
に、一官能性基を有する反応性モノマーを混合すること
により行ない、 前記導入率は前記反応性モノマーの使用量により制御す
ることを特徴とする感光性樹脂組成物の感度調整方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の感光性樹脂組成物の感
度調整方法において、 前記一官能性基の導入は、前記ポリ(シロキサン)誘導
体の合成中に合成容器中に一官能性基を有する反応性モ
ノマーを混合することにより行ない、 前記導入率は前記反応性モノマーの使用量により制御す
ることを特徴とする感光性樹脂組成物の感度調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14593094A JP3558369B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 感光性樹脂組成物の感度調整方法 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0812760A true JPH0812760A (ja) | 1996-01-16 |
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JP (1) | JP3558369B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100398746B1 (ko) * | 1998-08-18 | 2004-05-24 | 주식회사 엘지화학 | 저분자실리콘화합물을포함하는칼라필터용포토레지스트조성물및그제조방법 |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP14593094A patent/JP3558369B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100398746B1 (ko) * | 1998-08-18 | 2004-05-24 | 주식회사 엘지화학 | 저분자실리콘화합물을포함하는칼라필터용포토레지스트조성물및그제조방법 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |