JPH08127316A - 車両の移送装置 - Google Patents

車両の移送装置

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JPH08127316A
JPH08127316A JP26852794A JP26852794A JPH08127316A JP H08127316 A JPH08127316 A JP H08127316A JP 26852794 A JP26852794 A JP 26852794A JP 26852794 A JP26852794 A JP 26852794A JP H08127316 A JPH08127316 A JP H08127316A
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scooping
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tires
arm
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Tetsuo Niiyama
哲男 新山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両を車幅方向から容易、且つ、速やかに移
送できるようにする。 【構成】 駐車面Gに沿って走行される搬送手段2の基
台3を、車両4の前後のタイヤ4a・4bの間へ挿入可
能に構成する。上記の基台3に一対のすくい込み具5・
5を設け、両すくい込み具5・5をパンダグラフ式の伸
縮操作手段6によって車両4の前後方向Xへ伸縮操作す
る。各すくい込み具5に、タイヤ4a・4bを基台3へ
向けて押圧する旋回式のアーム7を設けるとともに、す
くい込み用ローラ8を設ける。車両4の移送時には、ま
ず、両すくい込み具5・5を基台3から伸長させてタイ
ヤ4a・4bに当接させ、次いで、アーム7によってタ
イヤ4a・4bを基台3へ向けて押圧する。すると、上
記のタイヤ4a・4bがすくい込み具5・5上に積み込
まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車・建設車両・農
作業用車両・産業用車両等の車両を車幅方向へ移送する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明が対象とする移送装置は、例えば
中古車オークション会場の駐車場に駐車中の車両を移送
する際に利用される。この種の駐車場では、従来、駐車
場に多数列に亘って縦列駐車された車両を順にオークシ
ョン会場に自走させ、オークションを終えた車両を再び
元の順番で縦列駐車させていた。この場合、限られたス
ペース内に多数の車両を駐車させるため、車両の前後の
間隔を狭くした状態で駐車させてある。
【0003】そして、上記の縦列駐車中の車両の内、縦
列方向の途中部分の車両を取り出す場合は、次の手順で
行う。まず、取り出し対象の車両の縦列方向の前側ある
いは後側に駐車されている他の車両を自走させて全て移
動させる。次に、上記の取り出し対象の車両を移送させ
た後、上記の他の車両を元の位置へ戻す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に他の車両を全て移動させ、取り出し対象の車両を移送
させた後、他の車両を元の位置へ戻していたのでは、手
間がかかるとともに、取り出し対象の車両の移送完了ま
でに長時間を要することになる。本発明は、車両を車幅
方向から容易、且つ、速やかに移送できる車両の移送装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、例えば図1に示すように、車両4の駐
車面Gに沿って走行される搬送手段2を設け、搬送手段
2の基台3を駐車面G上の車両4の前後のタイヤ4a・
4bの間へ挿入可能に構成し、基台3に一対のすくい込
み具5・5を設け、両すくい込み具5・5を伸縮操作手
段6によって車両4の前後方向Xへ伸縮操作可能に構成
し、各すくい込み具5にタイヤ4a・4bを前後方向X
の外側から基台3へ向けて押圧するアーム7を設け、こ
のアーム7とすくい込み具5との少なくとも一方にすく
い込み用ローラ8を設けたものである。
【0006】
【作用】本発明は、例えば図1から図4に示すように、
次のように作用する。車両4は次の手順ですくい込み具
5・5上に積み込まれる。即ち、積み込み前には、伸縮
操作手段6によって両すくい込み具5・5を基台3側へ
収縮させておく(図1参照)。そして、図3(a)に示すよ
うに、搬送手段2を車両4の横側まで走行させ、更に上
記の基台3を車両4に向けて車幅方向Yへ前進させるこ
とで、図3(b)に示すように、上記の基台3が前後のタ
イヤ4a・4bの間に挿入される。
【0007】このとき、図4(a)に示すように、すくい
込み具5・5は基台3側へ収縮しており、この状態から
伸縮操作手段6によって両すくい込み具5・5を前後方
向Xにそれぞれ伸長させることで、図4(b)に示すよう
に、両すくい込み具5・5を前後のタイヤ4a・4bに
それぞれ当接させ、更に、アーム7を前後のタイヤ4a
・4bに当接させて前後方向Xの外側から基台3へ向け
て押圧する。
【0008】すると、前後のタイヤ4a・4bは、アー
ム7とすくい込み具5とによって挟み込まれ、アーム7
とすくい込み具5との少なくとも一方に設けたすくい込
み用ローラ8によってすくい込まれる。これにより、図
4(c)に示すように、車両4が両すくい込み具5・5に
積み込まれる。この状態で搬送手段2を左右方向に走行
させることで、車両4が車幅方向Yへ移送される。
【0009】尚、上記とは逆の手順を行うことで車両4
をすくい込み具5・5から降ろすことができる。つま
り、伸縮操作手段6によって両すくい込み具5・5を基
台3側へ収縮させるとともに、アーム7による前後のタ
イヤ4a・4bへの押圧を解除することで、車両4はす
くい込み具5・5から降ろされる。
【0010】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成され作用す
ることから次の効果を奏する。車両を車幅方向へ移送で
きるので、車両の前後の間隔を狭くして縦列駐車させた
状態で縦列方向の途中の車両を取り出す場合でも、前側
あるいは後側に駐車されている他の車両を自走させて取
り除くことなく、上記の縦列方向の途中の車両を移送で
きる。つまり、車両の前後の間隔が狭くても所望の車両
の取り出しを容易、且つ、迅速に行うことができる。
【0011】また、アームとすくい込み具とによってタ
イヤを挟み込むようにしてすくい込み用ローラにすくい
込ませるので、例えばタイヤをロックしてなく、そのタ
イヤが回転可能な場合でも、タイヤを確実にすくい込ま
せることができる。
【0012】前後のタイヤをすくい込み用ローラですく
い込んで車両をすくい込み具に積み込むので、積み込み
のために車両を昇降させる装置が必要でないとともに、
比較的小さな力で車両をすくい込み具に積み込むことが
できる。
【0013】前述の請求項1の構成に次の構成を付加し
た場合には、さらに次の効果を奏する。即ち、各すくい
込み具に、そのすくい込み具を移動自在に支持する支持
輪を設けた場合には、基台に車両の重量が加わらないた
め、搬送手段の強度をあまり高くする必要がない。従っ
て、搬送手段の小型化や軽量化を図ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の移送装置の一実施例を図1か
ら図4を用いて説明する。まず、上記の移送装置の全体
の構造を図1と図2とによって説明する。図1と図2と
はそれぞれ同上の移送装置の平面図であり、図1は後述
する移送装置のすくい込み具が収縮した状態を示し、図
2は同上のすくい込み具が伸長した状態を示してある。
【0015】移送装置1には、車両4の駐車面G上を走
行可能な搬送手段2を設けてあり、この搬送手段2の基
台3の前後両側(図1中で左右両側)には、一対のすくい
込み具5・5が設けられる。これらの両すくい込み具5
・5は、パンダグラフ式の伸縮操作手段6によって前後
方向X(図1中で左右方向)へ伸縮操作可能に構成され
る。
【0016】上記の搬送手段2は、次のように構成され
る。この搬送手段2は、走行駆動部11と上述の基台3
とを有する。上記の基台3は、車両4の前後のタイヤ4
a・4bの間へ挿入可能なように高さや幅が設定され
る。
【0017】上記の走行駆動部11は、搬送手段2の一
端側(図1中で下側)に設けられ、駆動輪12を駆動する
電動モータを有する。また、上記の走行駆動部11に
は、各種の操作スイッチ及び操行ハンドルを備えた運転
操作部(図示せず)が設けられ、この運転操作部によって
走行方向の切換や基台3の昇降等が操作される。また、
上記の基台3の他端側(図1中で上側)には、2つの従動
輪13・13が設けられる。
【0018】上記のすくい込み具5は、次のように構成
される。このすくい込み具5は、左右方向(図1中で上
下方向)に延びる長尺状に構成される。各すくい込み具
5の左右両側には、前後一対のすくい込み用ローラ8・
8がそれぞれ設けられるとともに、アーム7・7がそれ
ぞれ設けられる。また、各すくい込み具5の左右両端に
は、水平旋回可能な4個のキャスター(支持輪)5aが設
けられ、すくい込み具5を移動自在に支持する。一方、
上記の基台3の上面は、その前後両側がそれぞれ傾斜し
ており、両すくい込み具5・5の収縮に伴って上記のキ
ャスター5aが上記の傾斜面に沿って基台3上に載り込
むことで(図1の状態)、両すくい込み具5・5が基台3
上に搭載可能になっている。
【0019】上記のすくい込み用ローラ8は、車両4の
各タイヤ4a・4bに前後方向Xの内側からそれぞれ対
面するように配置されるとともに、上記の走行駆動部1
1の運転操作部での操作に応じて回転がロックされ、ま
た、そのロックが解除されるように構成される。上記の
アーム7は、揺動軸14を介してすくい込み具5に水平
揺動可能に支持されるとともに、駆動機構15によって
揺動操作される。この駆動機構15は、シリンダ16と
チェーン17とスプロケット18・19とギア20・2
1とを有する。
【0020】上記のシリンダ16は、チェーン17に沿
って配置されており、シリンダチューブ16aがすくい
込み具5に固定されるとともに、シリンダロッド16b
の先端部がチェーン17に連結される。このチェーン1
7は、上記のスプロケット18とスプロケット19とに
架け渡される。上記のスプロケット18は一方(図1中
で下側)のアーム7の揺動軸14に連結され、上記のス
プロケット19はギア20の軸に連結される。このギア
20はギア21と噛合し、このギア21は他方(図1中
で上側)のアーム7の揺動軸14に連結される。上記の
シリンダ16は、エアシリンダあるいは油圧シリンダ等
で構成される。
【0021】そして、シリンダ16の伸縮動に応じてチ
ェーン17が駆動されることで、各アーム7が、退避位
置(図1中のアーム7の位置)と、すくい込み用ローラ8
と対面する位置(図2中のアーム7の位置)との間で揺動
される。
【0022】上記の伸縮操作手段6は、次のようにパン
ダグラフ式に構成される。即ち、伸縮操作手段6は、シ
リンダ23と一対の前側操作リンク24・25と一対の
後側操作リンク26・27とを有する。上記のシリンダ
23は、上記の基台3の左右方向(図1中で上下方向)に
沿って配置されており、シリンダチューブ23aが上記
の基台3に支持される。上記のシリンダ23のシリンダ
ロッド23bの前端部(図1中で上側)は、上記の基台3
の左右方向に延びるガイド溝10に遊嵌し、その伸縮動
がガイドされるようになっている。上記のシリンダ23
は、エアシリンダあるいは油圧シリンダ等で構成され
る。
【0023】前側操作リンク24・25は、中間部に設
けた連結軸28を介して揺動可能に連結され、後側操作
リンク26・27は、中間部に設けた連結軸29を介し
て揺動可能に連結される。上記の前側操作リンク24と
後側操作リンク26との一端は、互いに重ねた状態で上
記のシリンダロッド23bの前端部に揺動可能に連結さ
れる。前側操作リンク24と後側操作リンク26との他
端は、各すくい込み具5の左端部(図1中で下側)に揺動
可能にそれぞれ連結される。
【0024】また、上記の前側操作リンク25と後側操
作リンク27との一端は、互いに重ねた状態で上記のシ
リンダチューブ23aの後端部(図1中で下側)に揺動自
在に連結される。前側操作リンク25と後側操作リンク
27との他端は、上記のすくい込み具5の右側(図1中
で上側)で左右方向に延びるガイド溝30・30にそれ
ぞれ遊嵌して左右動自在に支持される。
【0025】そして、図1に示すように、上記のシリン
ダ23が伸長すると、前側操作リンク24・25と後側
操作リンク26・27との操作によって、両すくい込み
具5が基台3側に引き寄せられて前後方向Xに収縮す
る。一方、図2に示すように、上記のシリンダ23が収
縮すると、前側操作リンク24・25と後側操作リンク
26・27との操作によって、両すくい込み具5が押さ
れて前後方向Xに伸長する。
【0026】上記の移送装置1は、図3及び図4に示す
ように、次の手順で車両4を積み込む。図3の(a)と
(b)とは、車両4の横側から基台3を前後のタイヤ4a
・4bの間に挿入する動作を示している。図4の(a)か
ら(c)は、上記の車両4を積み込む際のすくい込み具5
の動作を示している。
【0027】まず、車両4の積み込み前には、伸縮操作
手段6によって両すくい込み具5・5を基台3側へ収縮
させておく(図1参照)。そして、図3(a)に示すよう
に、搬送手段2の基台3が車両4の横側で車幅方向Yに
向くように搬送手段2を走行させ、その後、図3(b)に
示すように、搬送手段2を前進させて、上記の基台3を
車両4の前後のタイヤ4a・4bの間に挿入させる。こ
のとき、図4(a)に示すように、両すくい込み具5は基
台3側に収縮しており、この状態から伸縮操作手段6の
シリンダ23を収縮させる。
【0028】すると、両すくい込み具5・5が前後方向
Xにそれぞれ伸長し、両すくい込み具5・5のすくい込
み用ローラ8が前後方向Xの内側から前後のタイヤ4a
・4bにそれぞれ当接する。更に、駆動機構15のシリ
ンダ16を伸長させて、アーム7を図1の退避位置から
すくい込み用ローラ8側へ揺動させる。これにより、図
4(b)に示すように、アーム7が前後方向Xの外側から
タイヤ4a・4bに当接し、タイヤ4a・4bはアーム
7とすくい込み用ローラ8とで挟み込まれる。
【0029】引き続いて、上記の図4(b)の状態からア
ーム7が更に揺動することで、上記のタイヤ4a・4b
が前後方向Xの外側から基台3へ向けて押圧される。す
ると、タイヤ4a・4bは、アーム7ですくい込み用ロ
ーラ8側に押され、アーム7が図2のすくい込み用ロー
ラ8との対面位置側まで揺動したときには、図4(c)に
示すように、アーム7とすくい込み用ローラ8とによっ
てすくい込まれる。これにより、車両4が両すくい込み
具5・5上に積み込まれる。
【0030】尚、アーム7がタイヤ4a・4bを基台3
側へ向けて押圧する際には、上記のシリンダ23へのエ
ア圧あるいは油圧の供給を停止して開放状態にし、すく
い込み具5が前後方向Xへ自由に伸縮できるようにして
ある。これにより、アーム7がタイヤ4a・4bを前後
方向Xの外側から押圧したとき、その反作用でアーム7
が外側へ押され、この外側への力が揺動軸14を介して
すくい込み具5に伝わり、すくい込み具5がタイヤ4a
・4b側へ押されて移動し、すくい込み具5がタイヤ4
a・4bの下側へスムーズに潜り込む。
【0031】そして、この状態で搬送手段2を走行させ
ることにより、車両4が車幅方向Yに移送される。
【0032】尚、車両4を両すくい込み具5・5に積み
込んだ状態ですくい込み用ローラ8をロックさせておく
ことで、車両4を自走させて移送装置1から容易に降ろ
すことができるが、上記とは逆の手順で車両4を降ろす
こともできる。即ち、車両4を両すくい込み具5・5に
積み込んだ状態で搬送手段2を所望の位置まで走行させ
た後、アーム7を図2のすくい込み用ローラ8との対面
位置から図1の退避位置まで揺動させ、更に両すくい込
み具5・5を基台3側へ収縮させることで、車両4が両
すくい込み具5・5から降ろされる。
【0033】このように、移送装置1で車両4を車幅方
向Yに移送できるので、前後に駐車した車両4との間隔
が狭くても、車両4の取り出しを容易、且つ、速やかに
行うことができる。また、アーム7とすくい込み具5と
によってタイヤ4a・4bを挟み込んですくい込むの
で、例えばタイヤ4a・4bをロックしてなく、タイヤ
4a・4bが回転可能な場合でも、前後のタイヤ4a・
4bを確実にすくい込ませることができる。
【0034】しかも、前後のタイヤ4a・4bをすくい
込み用ローラ8ですくい込んですくい込み具5に積み込
むので、積み込みのために車両4を昇降させる装置が必
要でないとともに、比較的小さな力で車両4をすくい込
み具5に積み込むことができる。
【0035】また、アーム7を揺動させるだけで、アー
ム7の退避状態と、すくい込み用ローラ8と対面する状
態とを切り換えることができるので、車両4のすくい込
みの際にアーム7がすくい込み具5からあまり突出せ
ず、前後の車両4のタイヤ4a・4bとアーム7とが干
渉するおそれがない。
【0036】また、車両4は、すくい込み具5に積み込
まれた状態で、すくい込み具5のキャスター5aで支持
されるので、基台3に車両4の重量が加わらない。従っ
て、搬送手段2の強度をあまり高くする必要がなく、搬
送手段2の小型化や軽量化を図ることができる。
【0037】さらに、上記の伸縮操作手段6をパンダグ
ラフ式に構成したので、すくい込み具5の伸縮可能な距
離に比して、上記のシリンダ23の寸法を短くすること
ができる。
【0038】上記の伸縮操作手段6は、図5に示すよう
に、次のように変更できる。即ち、この変形例では、伸
縮操作手段6は、上記の実施例とほぼ同様の構成をな
し、異なる点は、上記の基台3の前後にそれぞれシリン
ダ32・33を設けたことである。そして、シリンダ3
2のシリンダロッドの前端部(図5中で上側)に前側操作
リンク24の一端が揺動可能に連結され、シリンダ32
のシリンダチューブの後端部(図5中で下側)に前側操作
リンク25の一端が揺動自在に連結される。また、シリ
ンダ33のシリンダロッドの前端部(図5中で上側)に後
側操作リンク26の一端が揺動可能に連結され、シリン
ダ33のシリンダチューブの後端部(図5中で下側)に後
側操作リンク27の一端が揺動自在に連結される。
【0039】この変形例では、シリンダ32・33をそ
れぞれガイド溝10・10に沿って独立して伸縮動させ
ることができるので、前側操作リンク24・25と後側
操作リンク26・27とをそれぞれ独立して伸縮操作で
きる。従って、基台3が一方のタイヤ4a・4b側に片
寄った状態で前後のタイヤ4a・4bの間に挿入された
場合でも、前側操作リンク24・25と後側操作リンク
26・27とをそれぞれ独立して伸縮操作することで、
すくい込み具5及びアーム7を適正にタイヤ4a・4b
に当接させてすくい込ませることができる。
【0040】また、上記の伸縮操作手段6は、図6に示
すように、次のようにも変更可能である。即ち、この変
形例では、伸縮操作手段6は、上記の搬送手段2の前後
にそれぞれシリンダ35・36と屈曲板35b・36b
と揺動リンク35d・36dとを設けてある。上記のシ
リンダ35・36は、搬送手段2の走行駆動部11の前
後両側にそれぞれ前後方向に向けて固定してあり、この
シリンダ35・36のシリンダロッド35a・36aが
搬送手段2の内側へ向けて伸縮動する。
【0041】上記の屈曲板35b・36bは、その屈曲
部が支軸35c・36cを介して走行駆動部11に水平
揺動可能に支持される。そして、この屈曲板35b・3
6bの一端を上記のシリンダロッド35a・36aの先
端部に揺動可能に連結し、屈曲板35b・36bの他端
を揺動リンク35d・36dの左端部(図6中で下側)に
揺動可能に連結する。この揺動リンク35d・36d
は、搬送手段2の左右方向(図6中で上下方向)に配置さ
れる。
【0042】また、前後の操作リンク25・27の一端
側は、基台3に揺動軸25b・27bを介して水平揺動
可能にそれぞれ支持してあり、この揺動軸25b・27
bを挟んで基台3の内方へ突出部25a・27aを突出
させてある。そして、上記の揺動リンク35d・36d
の右端部(図6中で上側)を上記の突出部25a・27a
に揺動可能に連結してある。また、前後の操作リンク2
4・26の一端は、基台3の前後のガイド溝10・10
にそれぞれ遊嵌して左右動自在に支持される。
【0043】この構成により、上記のシリンダ35・3
6が収縮すると、屈曲板35b・36bを介して揺動リ
ンク35d・36dが右側(図6中で上側)に揺動し、前
後の操作リンク25・27の突出部25a・27aが右
側に揺動する。これにより、前側操作リンク24・25
と後側操作リンク26・27とが前後方向に伸長操作さ
れ、両すくい込み具5が前側操作リンク24・25と後
側操作リンク26・27とで押されて前後方向Xに伸長
する(図6の状態)。
【0044】一方、上記のシリンダ35・36が伸長す
ると、屈曲板35b・36bを介して揺動リンク35d
・36dが左側(図6中で下側)に揺動して、前後の操作
リンク25・27の突出部25a・27aが左側に揺動
する。これにより、前側操作リンク24・25と後側操
作リンク26・27とが前後方向に伸長操作され、両す
くい込み具5が前後方向Xに収縮する。
【0045】このように、この変形例でも上述の図5の
変形例と同様に、前側操作リンク24・25と後側操作
リンク26・27とをそれぞれ独立して伸縮操作でき、
基台3が一方のタイヤ4a・4b側に片寄った状態で前
後のタイヤ4a・4bの間に挿入された場合でも、すく
い込み具5及びアーム7を適正にタイヤ4a・4bに当
接させてすくい込ませることができる。
【0046】また、基台3にシリンダ35・36を配置
しない分だけ、基台3の幅を狭くできるので、その分、
収縮時の両すくい込み具5を互いに接近させるように構
成できる。これにより、前後のタイヤ4a・4bの間隔
が狭い車両4でも、その前後のタイヤ4a・4bの間に
基台3を挿入することができる。さらに、伸縮操作手段
6をパンダグラフ式に構成したのに加え、前後の操作リ
ンク25・27の寸法に比して突出部25a・27aが
短くなるので、すくい込み具5の伸縮可能な距離に比し
て、上記のシリンダ35・36の寸法をより短くするこ
とができる。
【0047】上記の実施例や各変形例は、次のように変
更できる。即ち、上記の実施例等では、上記の搬送手段
2は、電動モータで駆動輪12を駆動して自走させるよ
うに構成したが、この構成に限られるものではなく、ガ
ソリンエンジンで駆動輪12を駆動するものでもよく、
また、人力で走行させるものであってもよい。
【0048】上記の伸縮操作手段6は、上記の実施例や
各変形例の構成に限られるものではなく、例えば、2つ
のシリンダを前後方向Xに向けて配置するとともに、こ
れらのシリンダのシリンダチューブを基台3に固定し、
更に、一方のシリンダのシリンダロッドを一方のすくい
込み具5に固定するとともに、他方のシリンダのシリン
ダロッドを他方のすくい込み具5に固定するように構成
してもよい。この場合、上記の前側操作リンク24・2
5と後側操作リンク26・27とを省略することができ
る。
【0049】また、両すくい込み具5・5にモータ等か
らなる走行手段を設けて前後方向Xに自走可能に構成
し、すくい込み具5・5自らが伸縮動できるように構成
してもよい。上記のアーム7を揺動する駆動機構15
は、上記の実施例の構成に限られるものではなく、例え
ば電動モータを用いてアーム7を揺動させるように構成
してもよい。また、アーム7毎に駆動機構15を設け
て、各アーム7を独立して駆動できるようにしてもよ
い。
【0050】上記のすくい込み具5及び上記のアーム7
としては、例えば、図7に示すように、上記のすくい込
み具5が基台3側(図7中で左側)に傾斜し、上記のアー
ム7が上記のすくい込み用ローラ8と対面する状態で基
台3の反対側(図7中で右側)に傾斜するように構成して
もよい。この場合、すくい込み用ローラ8をロックさせ
ておけば、車両4が自走してすくい込み具5上とアーム
7上とを容易に乗り越えることができる。
【0051】また、上記のすくい込み具5及び上記のア
ーム7としては、例えば、図8に示すように、変形でき
る。即ち、軽自動車のような左右のタイヤ40・40の
間隔が狭い車両4に合わせて、左右のアーム70a・7
0bの揺動軸14・14の間隔を狭く構成するととも
に、大型自動車のような左右のタイヤ41・41の間隔
が広い車両4でも、上記の左右のタイヤ40・40の間
隔が狭い車両4でも、左右のアーム70a・70bが左
右のタイヤ40(41)にそれぞれ当接できるように、左
右のアーム70a・70bをそれぞれ長く構成する。
【0052】また、左右のアーム70a・70bが、退
避位置(図8中の二点鎖線の位置)で互いに干渉しないよ
うに、一方のアーム70aの揺動軸14を他方のアーム
70bの揺動軸14よりも所定寸法Lだけ前後方向Xの
外側に位置するように構成する。
【0053】これにより、左右のタイヤ41・41の間
隔が広い車両4であっても、左右のタイヤ40・40の
間隔が狭い車両4であっても、両すくい込み具5・5に
積み込むことができる。尚、左右のアーム70a・70
bの内、一方のアーム70aが一方のタイヤ40(41)
をすくい込んだ後、他方のアーム70bが他方のタイヤ
40(41)をすくい込むように左右のアーム70a・7
0bを操作した場合には、左右のタイヤ40(41)を同
時にすくい込む場合よりも小さい力でタイヤ40(41)
をすくい込むことができる。
【0054】また、他方のアーム70aに切欠き71を
形成し、左右のアーム70a・70bが、退避位置で互
いに干渉しないようにしたことで、一方のアーム70a
の揺動軸14が他方のアーム70bの揺動軸14より前
後方向Xの外側に突出する寸法を小さくできる。これに
より、両すくい込み具5の幅が広くなることを抑制でき
る。
【0055】上記の実施例では、すくい込み具5にすく
い込み用ローラ8を設けたが、これに限られるものでは
なく、アーム7にすくい込み用ローラ8を設けるように
構成してもよく、あるいはすくい込み具5とアーム7と
の双方にすくい込み用ローラ8を設けるように構成して
もよい。
【0056】上記の伸縮操作手段6を覆うように上記の
基台3にカバーを設けてもよい。この場合、カバーの強
度を高くすることでカバー上面を車両4が走行すること
ができる。また、上記の基台3の幅を狭くして、両すく
い込み具5・5を搭載しないように構成してもよい。
尚、本発明の移送装置は、中古車オークション会場や中
古車展示場の駐車設備に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移送装置の一実施例を示す平面図であ
る。
【図2】上記の移送装置のすくい込み具を伸長させた状
態を示す平面図である。
【図3】上記の移送装置の作動説明図である。
【図4】上記の移送装置のすくい込み具及びアームの作
動説明図である。
【図5】上記の移送装置の変形例を示し、図2に相当す
る図である。
【図6】上記の移送装置の他の変形例を示し、図2に相
当する図である。
【図7】図2のVII−VII線断面視の模式図である。
【図8】上記の移送装置のすくい込み具の変形例を示す
平面図である。
【符号の説明】
2…搬送手段、3…基台、4…車両、4a…前タイヤ、
4b…後タイヤ、5…すくい込み具、5a…キャスター
(支持輪)、6…伸縮操作手段、7…アーム、8…すくい
込み用ローラ、G…車両の駐車面、X…前後方向。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(4)の駐車面(G)に沿って走行され
    る搬送手段(2)を設け、 この搬送手段(2)の基台(3)を、上記の駐車面(G)上の
    車両(4)の前後のタイヤ(4a)(4b)の間へ挿入可能に
    構成し、 上記の基台(3)に一対のすくい込み具(5)(5)を設け、 これらの両すくい込み具(5)(5)を、伸縮操作手段(6)
    によって車両(4)の前後方向(X)へ伸縮操作可能に構成
    し、 上記の各すくい込み具(5)に、上記のタイヤ(4a)(4
    b)を上記の前後方向(X)の外側から上記の基台(3)へ
    向けて押圧するアーム(7)を設け、 このアーム(7)と上記のすくい込み具(5)との少なくと
    も一方にすくい込み用ローラ(8)を設けた、ことを特徴
    とする車両の移送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した車両の移送装置にお
    いて、前記の各すくい込み具(5)に、そのすくい込み具
    (5)を移動自在に支持する支持輪(5a)を設けたもの。
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