JPH08126802A - 凝集剤注入制御方式 - Google Patents

凝集剤注入制御方式

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JPH08126802A
JPH08126802A JP26647494A JP26647494A JPH08126802A JP H08126802 A JPH08126802 A JP H08126802A JP 26647494 A JP26647494 A JP 26647494A JP 26647494 A JP26647494 A JP 26647494A JP H08126802 A JPH08126802 A JP H08126802A
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JP
Japan
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coagulant
injection
flocculant
injection amount
coagulant injection
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Pending
Application number
JP26647494A
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English (en)
Inventor
Akikane Bun
暁謙 文
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】過剰注入を防止することができ、濁度変化に対
応した適切な凝集剤注入ができる凝集剤注入制御方式を
提供する。 【構成】水中の微粒子の径とその径に対応した個数を測
定するパーティクルカウンタ1,2と、このパーティク
ルカウンタ1,2より得られたデータを入力して最適な
凝集剤注入量を決定するデータ解析部3と、このデータ
解析部3で得られた凝集剤注入量に応じて凝集剤の注入
量を制御する制御装置4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浄水場のプロセス制
御等に適用される凝集剤注入制御方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在の浄水場では、凝集剤を注入して、
微粒子を結合することにより大きな沈澱しやすいフロッ
クを形成し、これにより原水中の微粒子を沈澱除去して
いる。従来例は、図2に示すように、凝集剤沈澱池50
に流れ込む上流側と、流れ出す下流側にそれぞれ濁度計
51,52を設置し、これらの濁度計51,52の測定
値と手分析ジャーテストデータ53により制御装置54
を制御して注入部56の凝集剤55の注入量を制御しな
がら凝集剤沈澱池50に注入する。
【0003】手分析ジャーテストは、一定濁度範囲ごと
の凝集剤注入率を、事前に求めた表を作成したものであ
る。その注入制御規則は、原水濁度が、NTU単位でた
とえば、3〜10,10〜50,50〜100,100
以上の各場合において、それぞれ注入率を決定してい
る。そして、実際の濁度計からの原水濁度と、手分析ジ
ャーテストの表から凝集剤注入率を求め、注入量(注入
率×原水水量)を決め、制御装置54により注入部56
を制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来例
は、濁度計による原水濁度の情報に基づいて行なわれて
いるが、濁度と適正な凝集剤注入量の関係が精密に得ら
れないため、最悪の条件を想定して注入率を決定するの
で、過剰注入となることが多い。またジャーテストとい
う手分析は、実施するのに分析時間を要するため、降雨
による原水濁度の急激な変化に対して、濁度変化に対応
した適切な凝集剤注入を行なうことができない。
【0005】したがって、この発明の目的は、過剰注入
を防止することができ、濁度変化に対応した適切な凝集
剤注入ができる凝集剤注入制御方式を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の凝集剤注入制
御方式は、水中の微粒子の径とその径に対応した個数を
測定するパーティクルカウンタと、このパーティクルカ
ウンタより得られたデータを入力して最適な凝集剤注入
量を決定するデータ解析部と、このデータ解析部で得ら
れた凝集剤注入量に応じて凝集剤の注入量を制御する制
御装置とを備えたものである。
【0007】
【作用】この発明の構成によれば、パーティクルカウン
タにより微粒子の径の分布と各径毎の粒子数を測定する
ことにより、濁度計よりも詳細なデータを得ることがで
き、たとえば濁度が一定であっても水中の微粒子が沈澱
するのに必要な大きさであれば凝集剤の注入量を抑制す
ることができるなど、凝集剤注入量の最適化が可能とな
り、従来過剰に注入していた凝集剤注入量の削減が期待
できる。またリアルタイムで測定データが得られるた
め、濁度の急激な変化に対応した凝集剤注入の制御がで
きるので、常に適正な凝集剤注入を行なうことができ
る。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1により説明する。
すなわち、この凝集剤注入制御方式は、パーティクルカ
ウンタ1,2と、データ解析部3と、制御装置4とを有
する。パーティクルカウンタ1,2は、水中の微粒子の
径とその径に対応した個数を測定する。パーティクルカ
ウンタ1,2は、たとえばメト・ワン社(Met−On
e社)製があり、凝集沈澱池5に流れ込む原水側と、流
れ出る沈澱水側にそれぞれ設置している。
【0009】データ解析部3は、パーティクルカウンタ
1,2より得られたデータを入力して最適な凝集剤注入
量を決定し、出力信号を出力する。凝集剤注入量の決定
は、パーティクルカウンタ1の原水側計測データ、パー
ティクルカウンタ2の沈澱水側計測データ、凝集沈澱池
5のアルカリ度、pHおよび水温のデータから決定す
る。
【0010】その一例として、凝集剤注入量は、a
1 (x1 −x1 ′)/x1 +………+a 5 (x5
5 ′)/x5 より、凝集注入率として求める。ここ
で、 粒子径 原水側個数/ml 沈澱水側個数/ml 係数 1〜2 x1 1 ′ a1 2〜5 x2 2 ′ a2 5〜20 x3 3 ′ a3 20〜50 x4 4 ′ a4 50〜 x5 5 ′ a5 である。粒子径の単位はμmである。係数a1 〜a5
アルカリ度、pH、水温に、たとえば温度0℃〜10
℃、10℃〜20℃、20℃〜30℃のように一定範囲
を設定し、その範囲内でそれぞれの粒子径範囲の粒子を
凝集させるのに効果的な凝集剤注入量(g/l)をあか
らじめ測定しておいた値を意味する。
【0011】このように微粒子の径と個数を測定したパ
ーティクルカウンタ1,2のデータを統計解析して最適
な凝集剤注入率の計算を自動化する。制御装置4は、デ
ータ解析部3で得られた凝集剤注入量に応じて凝集剤6
の注入量を制御する。7は凝集剤6を注入する注入手段
である。このようにデータ解析部3により自動計算され
た凝集剤注入量をもとに、凝集剤の注入を行なうため、
リアルタイムで適正な凝集沈澱池5の凝集剤の注入量の
制御が可能となる。
【0012】この実施例によれば、パーティクルカウン
タ1,2により微粒子の径の分布と各径毎の粒子数を測
定することにより、濁度計よりも詳細なデータを得るこ
とができ、たとえば濁度が一定であっても水中の微粒子
が沈澱するのに必要な大きさであれば凝集剤の注入量を
抑制することができるなど、凝集剤注入量の最適化が可
能となり、従来過剰に注入していた凝集剤注入量の削減
が期待できる。またリアルタイムで測定データが得られ
るため、濁度の急激な変化に対応した凝集剤注入の制御
ができるので、常に適正な凝集剤注入を行なうことがで
きる。
【0013】
【発明の効果】この発明の凝集剤注入制御方式によれ
ば、パーティクルカウンタにより微粒子の径の分布と各
径毎の粒子数を測定することにより、濁度計よりも詳細
なデータを得ることができ、たとえば濁度が一定であっ
ても水中の微粒子が沈澱するのに必要な大きさであれば
凝集剤の注入量を抑制することができるなど、凝集剤注
入量の最適化が可能となり、従来過剰に注入していた凝
集剤注入量の削減が期待できる。またリアルタイムで測
定データが得られるため、濁度の急激な変化に対応した
凝集剤注入の制御ができるので、常に適正な凝集剤注入
を行なうことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の説明図である。
【図2】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1,2 パーティクルカウンタ 3 データ解析部 4 制御装置 5 凝集沈澱池

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中の微粒子の径とその径に対応した個
    数を測定するパーティクルカウンタと、このパーティク
    ルカウンタより得られたデータを入力して最適な凝集剤
    注入量を決定するデータ解析部と、このデータ解析部で
    得られた凝集剤注入量に応じて凝集剤の注入量を制御す
    る制御装置とを備えた凝集剤注入制御方式。
JP26647494A 1994-10-31 1994-10-31 凝集剤注入制御方式 Pending JPH08126802A (ja)

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