JPH0812656B2 - マイクロコンピュータの動作異常検出方法 - Google Patents

マイクロコンピュータの動作異常検出方法

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JPH0812656B2
JPH0812656B2 JP4009827A JP982792A JPH0812656B2 JP H0812656 B2 JPH0812656 B2 JP H0812656B2 JP 4009827 A JP4009827 A JP 4009827A JP 982792 A JP982792 A JP 982792A JP H0812656 B2 JPH0812656 B2 JP H0812656B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正常動作時には所定の
周期範囲の動作信号を出力することで動作異常を検出で
きるようにしたマイクロコンピュータの動作異常を検出
するための方法に関し、特に異常動作時にどのような動
作信号が出力されても動作異常を検出できるようにした
マイクロコンピュータの動作異常検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】制御機器等に広く利用されているマイク
ロコンピュータは、プログラムにより動作が決められて
いる。そのためプログラムの誤りがあると無限ループに
入る等のために、正常に動作しなくなることがある。ま
たマイクロコンピュータ自体のバグや電源異常等の故障
によっても誤動作する場合がある。
【0003】マイクロコンピュータが正常動作しなくな
ると制御している機器が予想されない動作をすることに
もなるので、マイクロコンピュータが正常に動作してい
るかを常時監視することが行なわれている。そのために
正常な動作を行っている場合には、出力端子に出力され
る信号の高低を一定周期毎に変化させるようにプログラ
ムを作成している。そしてこの出力端子を常時監視し
て、一定周期で信号の高低が変化しているかを検出して
いる。この正常動作時には一定周期で高低が変化する信
号を動作信号と称している。
【0004】実際には各種動作を行なうプログラム中
で、比較的一定の時間間隔を有する部分に動作信号を出
力するプログラムを設けているため、動作信号は厳密に
一定の周期を有するものではなく、ある程度の変動許容
範囲を設けて検出した動作信号を判定している。動作信
号を検出するためには、コンデンサへの充放電時間を動
作信号で制御して、コンデンサの両端の電圧を比較器で
判定するアナログ回路による方法も用いられるが、動作
信号の検出のために別にマイクロコンピュータを用いる
のがコスト面からも好ましい。マイクロコンピュータで
動作信号が正常であるかを判定するには、動作信号の周
期よりも一桁程度小さい検出周期で動作信号を標本化し
て、高低それぞれの期間中の検出周期の数を計数するこ
とにより、動作信号の周期を算出して判定している。
【0005】図15は、動作信号を一定の標本化タイミ
ングで標本化して動作信号の周期を検出する原理を示す
タイムチャートである。図15に示すようにマイクロコ
ンピュータが正常に動作している時には、動作信号に類
似した検出信号が得られる。また動作信号が、図中の異
常動作信号1又は異常動作信号2のように、正常動作時
とは異なる信号になった場合には、検出信号も変わるた
め異常動作していることが判明する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のようにマイクロ
コンピュータの動作に異常が発生し、動作信号が正常時
のものとは異なった異常動作信号1又は2のようになっ
た時には検出可能である。しかし動作信号が図15の異
常動作信号3のようになった時には、検出信号は図のよ
うになり正常時の検出信号と同じ検出信号が得られるた
め、マイクロコンピュータは正常に動作していると判定
することになる。
【0007】このような現象は、マイクロコンピュータ
の動作が異常になり、動作信号として特定の周期の動作
信号を出力する時にのみ発生するものであり、発生する
確率はあまり高くはないが、マイクロコンピュータの用
途によっては動作異常が絶対に許容されない場合もあ
り、動作異常によりどのような動作信号が出力されても
動作異常と判定できることが必要である。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、マイクロコンピュータが出力する動作信号が
どのような信号であろうとも、動作異常が発生した時に
は検出できるような動作異常検出方法を実現することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、動作異常として検出できない動作信号の
周期が、動作信号を標本化する検出周期と一定の関係に
あることに着目して、複数の異なる検出周期を組み合せ
て標本化することで、異常が異常として検出できない周
期範囲がないようにする。
【0010】すなわち本発明のマイクロコンピュータの
異常検出方法は、正常動作時には所定の変動範囲内にあ
る正常周期で信号の高低を切り換えて動作信号を動作信
号を出力するマイクロコンピュータの動作異常検出方法
であって、この動作信号を正常周期より短い検出周期で
標本化する標本化工程と、標本化工程において標本化さ
れた2以上の標本化値の少なくとも1つが所定の変動範
囲内の周期で反転しないときにはマイクロコンピュータ
が異常であると判断する判断工程と、を備えるマイクロ
コンピュータの動作異常検出方法である。第2の発明
は、正常動作時には所定の変動範囲内にある正常周期で
信号の高低を切り換えて動作信号を動作信号を出力する
マイクロコンピュータの動作異常検出方法であって、動
作信号の周期より短い相異なる標本化周期で動作信号の
標本化を実行する複数の標本化期間を含む標本化工程
と、標本化工程内の複数の標本化期間のそれぞれにおい
て標本化値が所定の変動範囲内の周期で反転したときは
マイクロコンピュータが異常でないと判断する判断工程
と、を備えるマイクロコンピュータの動作異常検出方法
である。第3の発明にあっては、標本化工程が、予め定
めた主標本化周期で複数回の標本化を実行する主標本化
処理と、主標本化処理における複数回の標本化の間の少
なくとも1ヶ所において主標本化周期より短い高次標本
化周期で標本化を実行する高次標本化処理と、からなる
ことを特徴とする。第4の発明にあっては、高次標本化
処理が、主標本化周期の中央以外で実行されることを特
徴とする。
【0011】
【作用】動作信号として正常でない信号が出力されてい
るのに、正常であると判定してしまう動作信号は、動作
信号を標本化する検出周期とうなり現象を起こしてい
る。厳密にいえば、標本化の検出周波数をfs 、正常動
作信号の周波数をfa 、異常と判定できない時の動作信
号の周波数fb とすると、その間には次のような関係が
ある。但しnは1以上の正の整数である。
【0012】|fb −nfs |=fa 通常問題になるのはn=1の時であり、その場合には出
力される動作信号と標本化する検出周波数との差が正常
な動作信号の周波数に等しくなる。前述のように動作信
号は、プログラムの関係で厳密に一定周期の信号になる
わけではないので、ある変動範囲を想定して正常である
と判定している。そこで正常周波数範囲の下限をfPj
し、上限をfPHとして異常であると判定できない周波数
範囲を図示したのが図2である。但し図2は、上記の式
でn=1の場合のみを示している。図示のように異常と
判定できない周波数範囲は、標本化する検出周波数fs
と正常周波数範囲の上下限fPjとfPHにより決定され
る。
【0013】そこで図1に示すように異常として検出で
きない周波数範囲が重さならないように複数の検出周波
数を定め、これら複数の検出周波数を組み合せて標本化
すれば異常として検出できない範囲がなくなる。
【0014】
【実施例】前述の通り本発明では、動作信号の検出及び
判定にマイクロコンピュータを用いており、動作異常検
出のための構成を図3に示す。図3において、1は正常
動作しているかが監視されるマイクロコンピュータであ
り、通常は制御装置の主たる制御を行なう部分である。
2はマイクロコンピュータ1が正常に動作しているかを
監視するためのマイコンシステムであり、マイクロコン
ピュータ3、ROM4及びRAM5で構成されており、
監視の目的だけに使用されるならば非常に簡単な低コス
トのものが使用される。
【0015】一般にマイクロコンピュータ1からは、正
常に動作していれば50Hzから100Hz範囲の動作信号
が出力される。マイクロコンピュータシステム2は、こ
の動作信号を1KHz 、すなわち1ms周期の検出周期で標
本化して判定している。いま50Hzから100Hzの動作
信号、すなわち10msから20msの周期で出力される信
号を正常と判定すると、900Hzから950Hz及び10
50Hzから1100Hzの信号は正常であると判定してし
まう。そこで5/6msと7/6msの二種類の検出周期を
組み合せて、これらを検出可能にした実施例を説明す
る。
【0016】図4はこの実施例のタイムチャートであ
り、動作信号の標本化は、5/6ms周期を6回、7/6
ms周期を6回、それぞれ連続して行なう12msを一単位
として、これを繰り返している。動作信号として75Hz
の信号が出力される場合は、図のような検出信号が得ら
れ、正常に動作していると判定される。マイクロコンピ
ュータの動作に異常が発生して、11/12KHz の動作
信号が出力された場合、従来の1ms周期の標本化では異
常として検出できない範囲であり、正常として判定され
たが、本実施例では図4に示すような検出信号が得られ
て異常と判定される。このような動作信号の場合には、
標本化の検出周期とのタイミングによる位相条件で、検
出信号の形は変わるが、どのような位相にあっても異常
と判定できる。
【0017】図4のようなタイミングチャートで動作信
号の検出を行なうための処理を、図5及び図6のフロー
チャートに示す。なおパラメータlは動作信号の値が変
動しない時間長を、nはサンプリング回数を表す。
【0018】ステップ112から以降5/6ms毎のサン
プリングを6回行ない、7/6ms毎のサンプリングを6
回行なうサイクルを繰り返し、サンプリング毎に値が変
化したかを確認する。もし値が変化していなければ変化
していない期間が10ms以下であるかを判定して、10
ms以下であれば正常な範囲であるから、次の周期を待っ
てサンプリングを続行する。もし変化していない期間が
10msを越えれば、動作信号に異常が発生したのである
から、ステップ123の異常検出に伴う動作を行なう。
【0019】検出値が変化した場合には、変化するまで
の期間が5msから10msの間に入っているかを判定す
る。もし入っていなければ異常が起きたと判定する。こ
れにより動作信号が頻繁に変化する場合には異常が発生
したと判定される。次に検出周波数を100ms毎に、9
50Hzと1050Hzの間で変化させる実施例について説
明する。本実施例では一時的な動作異常を検出しても直
ちにマイクロコンピュータを停止するのではなく、異常
が50ms以上連続することを検出してから動作異常中で
あることを示す信号を出力する。正常動作に復帰したと
いう判定は、動作信号の周期が正常である状態が200
ms以上継続した時に行なう。
【0020】図7はこのような実施例のタイムチャート
を示す図である。検出周波数は、100ms毎に950Hz
と1050Hzの周波数で変化する。動作信号は50Hzと
100Hzの間である時に正常と判定され、図中の斜線の
部分は異常と判定できない検出不能範囲を示している。
図7に示すように、動作信号が正常範囲から875Hzに
変化した場合、950Hzの検出周波数の検出不能範囲に
入るため、この検出周波数の時には異常を検出できな
い。しかし検出周波数が1050Hzに変化した場合は異
常であることが検出できる。そしてこの検出周波数は1
00ms続くので、50ms経過した時点で異常と判定され
る。再び検出周波数が950Hzに変わって正常と判定さ
れても、この検出周波数は100msだけしか続かないた
め正常と判定されることはない。そしてリセット等によ
り正常動作に復帰して200ms経過した時点で、正常で
あると判定される。
【0021】図7に示すタイムチャートを行なうための
処理を図8及び図9のフローチャートに示す。このフロ
ーチャートにおける処理は図5及び図6に示すフローチ
ャートとほとんど同様であるが、動作信号の周期の異常
が50ms以上連続した時に異常と判定し、正常な周期が
200ms以上連続した時に正常と判定するため、p,q
という変数を設けて判定を行っている。ここでパラメー
タlは動作時間の値が変動しない時間長、パラメータn
は950Hzおよび1050Hzでのサンプリングの合計回
数、パラメータpは異常を検出した周期、パラメータq
は正常を検出した周期を表す。
【0022】以上の実施例は、異なる周期の標本化タイ
ミングをそれぞれある周期間連続したものを組み合せた
ものであるが、1ms周期の標本化タイミングで動作信号
の検出を行ない、特定のサイクルで部分的に標本化タイ
ミングを0.5ms間隔にするようにした実施例のタイム
チャートを図10に示す。図10に示すように動作信号
が925Hzの場合にはうなり現象が起きてしまうが、0
番目と1番目及び7番目と8番目の間に、0.5ms間隔
の標本化タイミングを挿入することにより異常が検出で
きることがわかる。
【0023】図10のタイムチャートを行なうために
は、図5及び図6に示したフローチャートの一部を変更
すれば良く、図11にその変更部分を示す。これまで示
した実施例は、検出周波数を二種類組み合せたものであ
るが、上記複数の実施例を組み合せれば、更に完全によ
り速く動作異常を検出できるようになることは明らかで
ある。しかしながら、図10に示す方法では特定のサイ
クルで標本化周波数が2倍になることと等価である。従
って被監視対象マイクロコンピュータに異常が発生し動
作信号が約1KHz の周波数で変化することとなった場合
は異常を検出することが可能であるが、動作信号が約2
KHz の周波数で変化することとなった場合は異常を検出
することができない。この点を改善するために1msの標
本化タイミングの間に割り込ませる標本化を0.5msの
時点以外の時点で行う。図12は0.6msの時点で高次
サンプリングをおこなう場合の説明図である。(イ)は
動作信号が1KHz の場合、(ロ)は動作信号が2KHz の
場合を示す。(ハ)は標本化タイミングを示し、上向き
の矢印は標準標本化タイミングを、下向きの矢印は高次
標本化タイミングを表す。(ニ)は1KHz の動作信号を
標本化した時に標本化タイミングをずらしていった場合
の異常判定が可能な範囲を、(ホ)は2KHz の動作信号
を標本化した時に標本化タイミングをずらしていった場
合の異常判定が可能な範囲を示す。即ち高次標本化のタ
イミングを0.6msの時点とすることによって、動作信
号が2KHz となった場合にも異常検出が可能となること
がわかる。なお1KHz の動作信号に対しては判定不可能
な期間が生じるが、被監視対象マイクロコンピュータと
監視用マイコンとは全く非同期に動作しているため、繰
り返し監視を行うことにより確実に異常を検出すること
が可能である。図13は高次サンプリング処理ルーチン
のフローチャートを示す。即ち実行時間が1msの処理の
間に4回の標準サンプリングを実行し、第3番目の標準
サンプリングから0.588ms経過後に高次サンプリン
グが実行される。図14は高次サンプリング処理ルーチ
ンの結果から被監視対象のマイクロコンピュータが正常
か否かを判定する判定処理のフローチャートを示す。ス
テップ141において標準サンプリングの結果から被監
視対象のマイクロコンピュータが正常か否か、即ち標準
サンプリングの結果が所定の時間間隔毎に“高”“低”
が繰り返されるか否かを判定する。ステップ141で肯
定判定された場合はステップ142に進み、高次サンプ
リング結果を考慮して、被監視対象のマイクロコンピュ
ータが正常か否かを判定する。即ち高次サンプリングの
結果と高次サンプリングを挟む2つの標準サンプリング
の結果が、“高”“低”“高”あるいは“低”“高”
“低”と並んでいるか否かを判定する。ステップ142
で肯定判定された場合はステップ143に進み、被監視
対象のマイクロコンピュータが正常であるとする判定が
例えば256ms以上継続しているか否かを判定する。ス
テップ141およびステップ142で否定判定された場
合には、ステップ144に進み、被監視対象のマイクロ
コンピュータが異常であるとする判定が例えば128ms
以上継続しているか否かを判定する。ステップ143で
肯定判定された場合およびステップ144で否定判定さ
れた場合はステップ145に進み、被監視対象のマイク
ロコンピュータが正常であることを示す判定信号を出力
する。ステップ143で否定判定された場合およびステ
ップ144で肯定判定された場合はステップ146に進
み、被監視対象のマイクロコンピュータが異常であるこ
とを示す判定信号を出力する。
【0024】
【発明の効果】マイクロコンピュータが正常に動作して
いることを示す動作信号が異常になっても検出できない
周波数範囲が存在したが、本発明によりすべての周波数
に対して動作信号が異常を示した時には検出可能にな
り、より信頼度の高いマイクロコンピュータの動作異常
の監視が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理である動作信号を標本化する検出
周波数を変化させることにより検出不能範囲が除去され
ることを説明する図である。
【図2】検出周波数と正常周波数範囲による異常動作検
出不能範囲を示す図である。
【図3】本発明の方法を実行するためのマイクロコンピ
ュータシステムによる、主たるマイクロコンピュータの
動作異常を検出するための装置の構成を示す図である。
【図4】標本化タイミングを5/6msと7/6msの周期
を6回づつ組み合せて一単位として行なう場合のタイム
チャートである。
【図5】図4の5/6msと7/6msで標本化するための
処理を行なうフローチャートの前半部である。
【図6】図4の5/6msと7/6msで標本化するための
処理を行なうフローチャートの後半部である。
【図7】検出周波数を100ms毎に950Hzと1050
Hzに変化させるタイムチャートである。
【図8】図7のタイムチャートを実現する処理を行なう
フローチャートの前半部である。
【図9】図7のタイムチャートを実現する処理を行なう
フローチャートの後半部である。
【図10】1KHz の検出周波数を一部2KHz に変化させ
る場合のタイムチャートである。
【図11】図10のタイムチャートを実現するため図5
及び図6に示したフローチャートの一部を変更するため
のフローチャートである。
【図12】0.6msで高次サンプリングを行う場合の説
明図である。
【図13】高次サンプリング処理ルーチンのフローチャ
ートである。
【図14】判定処理のフローチャートである。
【図15】従来のマイクロコンピュータの動作信号を一
定周期で標本化して検出する場合のタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1…監視されるマイクロコンピュータ 2…マイクロコンピュータ1を監視するマイコンシステ
ム 3…マイクロコンピュータ 4…ROM 5…RAM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正常動作時には、所定の範囲で変動する
    周期の動作信号を出力するマイクロコンピュータの動作
    異常検出方法であって、 前記動作信号の周期より短い、相異なる2以上の標本化
    周期で前記動作信号の標本化を実行する標本化工程と、 前記標本化工程において標本化された2以上の標本化値
    の少なくとも1つが、前記所定の範囲内の周期で反転し
    ないときにはマイクロコンピュータが異常であると判断
    する判断工程と、を備えるマイクロコンピュータの動作
    異常検出方法。
  2. 【請求項2】 正常動作時には、所定の範囲で変動する
    周期の動作信号を出力するマイクロコンピュータの動作
    異常検出方法であって、 前記動作信号の周期より短い相異なる標本化周期で前記
    動作信号の標本化を実行する複数の標本化期間を含む標
    本化工程と、 前記標本化工程内の複数の標本化期間のそれぞれにおい
    て、標本化値が前記所定の範囲内の周期で反転したとき
    はマイクロコンピュータが異常でないと判断する判断工
    程と、を備えるマイクロコンピュータの動作異常検出方
    法。
  3. 【請求項3】 前記標本化工程が、 予め定めた主標本化周期で複数回の標本化を実行する主
    標本化処理と、 前記主標本化処理における複数回の標本化の間の少なく
    とも1ヶ所において主標本化周期より短い高次標本化周
    期で標本化を実行する高次標本化処理と、からなる請求
    項1に記載のマイクロコンピュータの動作異常検出方
    法。
  4. 【請求項4】 前記高次標本化処理が、 前記主標本化周期の中央以外で実行されるものである請
    求項3に記載のマイクロコンピュータの動作異常検出方
    法。
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