JPH08126023A - 自動カットオフ調整装置 - Google Patents

自動カットオフ調整装置

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JPH08126023A
JPH08126023A JP6255295A JP25529594A JPH08126023A JP H08126023 A JPH08126023 A JP H08126023A JP 6255295 A JP6255295 A JP 6255295A JP 25529594 A JP25529594 A JP 25529594A JP H08126023 A JPH08126023 A JP H08126023A
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JP
Japan
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cathode
circuit
current
voltage
adjustment
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JP6255295A
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Inventor
Masaaki Kobayashi
正明 小林
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 輝度計を不要とし、外部より調整ボリューム
を操作する必要もなく、カットオフ調整を自動的に行
う。かつ、CRTや回路の経時変化に対して自動的に補
償する。 【構成】 入力された映像信号を映像信号増幅回路1で
増幅し、結合コンデンサ3で映像信号の交流成分のみを
取り出し、これに直流再生回路5で再生した所要の直流
成分を重畳させてCRT4のカソードに伝達する。電源
2から直流再生回路5に流れる電流を検出する第1のカ
ソード電流検出回路12と、その直流再生回路5に流れる
電流とカソード電流との合成電流を検出する第2のカソ
ード電流検出回路13の検出結果からマイクロコンピュー
タ7がカソード電流の有無を検出し、カソード電流があ
る場合はカソード電流がなくなる瞬間までカソード電圧
を上げるような制御電圧を、カソード電圧がない場合は
カソード電流が流れる瞬間までカソード電圧を下げるよ
うな制御電圧をそれぞれ直流再生回路5のローライト調
整端子6aに与えて自動カットオフ調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管(以下CRT
という)ディスプレイモニタ装置における自動カットオ
フ調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のカットオフ調整装置をブ
ロック図で示したものである。カラーCRTディスプレ
イモニタの場合は、赤,青,緑の3チャンネルである
が、回路は同一であるので、1チャンネル分の回路のみ
を示している。ただし、マイクロコンピュータおよびC
RTは3チャンネル分の構成となっている。
【0003】図5において、1は映像信号増幅回路、2
は直流再生回路の電源、3は結合コンデンサで、映像信
号の直流成分を取り除き、交流成分のみをカソードに伝
達する。4はCRT、5は直流再生回路で、CRT4の
カソードをドライブするための直流成分を再生しカソー
ドに供給する回路である。6aはローライト調整端子
で、6bおよび6cは他チャンネルの、例えば6aが赤チ
ャンネルのローライト調整端子の場合は、6b,6cは
青,緑チャンネルのローライト調整端子に接続されてい
る。10aはブライトネス調整端子で、10bおよび10cは
他チャンネルのブライトネス調整端子に接続されてい
る。7はマイクロコンピュータ、8はローライト調整ボ
リューム、9はブライトネス調整ボリュームである。
【0004】あるチャンネル、例えば赤チャンネルのロ
ーライト調整ボリューム8を変化させると、その変化量
をマイクロコンピュータ7が検知し、その変化量に応じ
たローライト制御電圧を、マイクロコンピュータ7に予
め記憶されている関数に基づいて計算された結果によ
り、直流再生回路5の赤チャンネルのローライト調整端
子6aに与える。ユーザーが画面の輝度を標準輝度より
下げたり上げたりしたい場合は、ユーザーがブライトネ
ス調整ボリューム9を操作して抵抗値を変えると、その
変化量をマイクロコンピュータ7が検知し、その変化量
に応じたブライトネス制御電圧を、マイクロコンピュー
タ7に予め記憶されている関数に基づいて計算された結
果により、直流再生回路5の全チャンネル共通のブライ
トネス調整端子10a,10b,10cに各チャンネル同じ変
化量を与える。11は映像信号入力端子である。
【0005】上記構成において、映像信号入力端子11よ
り入力された映像信号は、映像信号増幅回路1で増幅さ
れ、結合コンデンサ3で直流成分のみ取り除かれ、直流
再生回路5からはCRT4のカソードをドライブするた
めに、適正な直流成分が映像信号に加わり、画像を表示
することになる。
【0006】ここで言うカットオフ調整とは、ラスター
が画面から消失または表示する瞬間であるCRT4の第
1グリッド電圧に対するカソード電圧の臨界バイアス電
圧調整のことである。第1グリッド電圧が固定で、設計
標準よりカソード電圧が第1グリッド電圧に近い場合を
カットオフ電圧が設計標準より小さいと言い、逆を大き
いと言う。カットオフ電圧より第1グリッドとカソード
間電圧が大きい場合はラスターが画面に出ず、小さい場
合はラスターが画面に出る。そして、ラスターが画面に
出る瞬間または消える瞬間はカットオフ電圧と第1グリ
ッド・カソード間電圧が等しくなる瞬間である。なお、
第1グリッド電圧はカソード電圧より低い。従って、カ
ットオフ調整とは、CRT4のカットオフ電圧のバラツ
キを吸収し、適正な黒レベルを得るための調整でもあ
り、黒レベル調整とも呼ぶ。
【0007】CRT4のカットオフ電圧はバラツキがあ
り、その量は大きいため生産工程で調整を必要とする。
調整を行わないと、映像信号入力端子11から信号を入力
しない場合は黒レベルであるが、表示されたり、カラー
CRTの場合は赤、青、緑の各カソード間でバラツキが
あるため、白信号を入力しても白にならない。
【0008】従来のカットオフ調整方法は、以下の通り
である。CRT4の管面には輝度計のプローブを取り付
け、表示されている画像の輝度を測定する。映像信号入
力端子11からは映像信号成分を黒レベルにするため信号
は入力しない。何も調整しない状態で動作させ、輝度計
が輝度を感知した場合、すなわちラスターが表示された
場合は第1グリッド・カソード間電圧がカットオフ電圧
より小さいため、直流再生回路5からの直流電圧を、ロ
ーライト調整ボリューム8を調整することにより高く
し、輝度計が輝度を感知しなくなるまで、すなわちラス
ターがなくなる瞬間までカソード電圧を高くしていく。
ラスターがなくなる瞬間が第1グリッド・カソード間電
圧がカットオフ電圧と等しくなる瞬間であるから、これ
でカットオフ電圧が調整されたことになる。逆に、輝度
計が輝度を感知しなかった場合、すなわちラスターが表
示されなかった場合は、第1グリッド・カソード間電圧
がカットオフ電圧より大きいため、直流再生回路5から
の直流電圧をローライト調整ボリューム8を調整するこ
とにより低くし、輝度計が輝度を感知するまで、すなわ
ちラスターが表示される瞬間までカソード電圧を低くし
ていく。ラスターが表示される瞬間が、第1グリッド・
カソード間電圧がカットオフ電圧と等しくなる瞬間であ
るから、これでカットオフ電圧が調整されたことにな
る。カラーCRTの場合、赤,青,緑の各カソードに対
して同じことをする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、カットオフ調整を行うためには輝度計が
必要であり、また、輝度計が輝度を感知しなくなる瞬間
または輝度が現れる瞬間をローライト調整ボリュームで
調整する必要があるため、生産ラインでこの調整のため
の工程が必要となる。また、生産時にしか調整を行わな
いので、経時変化によりCRTのカットオフ電圧にずれ
が生じると共に、回路側にも経時変化があるためずれが
生じ、本来黒である信号でラスターが出たり、十分な輝
度が得られなかったりするという問題があった。
【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、輝度計を不要とし、外部より調整ボリュームを操
作することなく、カットオフ調整を自動的に行い、この
分の生産工程をなくすると共に、CRTや回路の経時変
化に対して自動的に補償するようにした自動カットオフ
調整装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自動カットオフ調整装置は、入力された映
像信号を増幅する映像信号増幅回路と、映像信号の直流
成分を除去し交流成分のみをCRTのカソードに伝達す
る結合コンデンサと、CRTのカソードをドライブする
ための直流成分を再生して映像信号の交流成分に重畳
し、かつその直流成分を外部から制御するためのローラ
イト調整端子およびブライトネス調整端子を有する直流
再生回路と、直流再生回路の電源と直流再生回路および
CRTのカソードとの間に配設され電源から直流再生回
路に流れる電流を検出する第1のカソード電流検出回路
と、直流再生回路とグランドとの間に配設され電源から
直流再生回路に流れる電流とカソード電流との合成電流
を検出する第2のカソード電流検出回路と、第1のカソ
ード電流検出回路と第2のカソード電流検出回路の検出
結果に基づいてカソード電流がある場合は直流再生回路
のローライト調整端子にカソード電流がなくなる瞬間ま
でカソード電圧を上げるような制御電圧を与え、カソー
ド電圧がない場合は直流再生回路のローライト調整端子
にカソード電流が流れる瞬間までカソード電圧を下げる
ような制御電圧を与えて自動カットオフ調整を行うマイ
クロコンピュータと、赤,青,緑の全チャンネルのブラ
イトネス調整端子に対しマイクロコンピュータを通じて
同一の変化量を与えるためのブライトネス調整ボリュー
ムとを備えた構成とする。
【0012】
【作用】ラスターが表示されているときはCRTのカソ
ードから螢光面に向かって電子が飛んでいるからカソー
ド電流が流れている状態であり、表示されていないとき
は電子が飛んでいないからカソード電流は流れていない
状態である。従って、このカソード電流の有無を検出す
ればラスター表示の有無が判定できる。また、生産時に
おける調整では映像信号がなければカソードは黒レベル
となるが、ユーザー使用時はカソードが黒レベルとなる
のは帰線期間でしかない。しかも水平帰線期間では高速
なので動作処理をするための現実的な速度ではない。そ
こで、垂直帰線期間の黒レベル期間を用いて自動カット
オフ調整を行う。そして、これをCRTディスプレイモ
ニタの動作時に常時行うことによって経時変化による補
償をする。
【0013】前記構成によれば、第1のカソード電流検
出回路は電源から直流再生回路に流れる電流を検出し、
第2のカソード電流検出回路は電源から直流再生回路に
流れる電流とカソード電流との合成電流を検出する。こ
れは、映像信号増幅回路とカソードおよび直流再生回路
は結合コンデンサで直流成分が遮断されており、カソー
ド電流は、直流再生回路の電源電圧より当然低いため、
カソード電流は全て直流再生回路のグランドに向かって
流れるためである。従って、第1のカソード電流検出回
路の電流検出結果と第2のカソード電流検出回路の電流
検出結果の差を検出すれば、自ずとカソード電流が検出
できる。マイクロコンピュータでは、この2つの検出結
果に基づいてカソード電流の有無を検出し、かつ垂直帰
線期間の黒レベル期間を検知し、この期間において、カ
ソード電流が有りと検出されたときは直流再生回路のロ
ーライト調整端子に、カソード電流がなくなる瞬間まで
カソード電圧を上げるような制御電圧を与え、逆に、カ
ソード電流が無しと検出されたときは直流再生回路のロ
ーライト調整端子に、カソード電流が流れる瞬間までカ
ソード電圧を下げるような制御電圧を与える。
【0014】ただし、ユーザーがブライトネス調整ボリ
ュームを標準状態より変化させた場合、例えばラスター
輝度を上げるような操作をした場合は、垂直帰線期間の
黒レベル期間でもラスターが出ており、カソード電流が
流れているため、正常なカットオフ調整ができない。そ
こで、この期間のみ、強制的にマイクロコンピュータか
ら直流再生回路のブライトネス調整端子に対して工場出
荷時の標準状態となるように制御電圧を与える。
【0015】以上の作用をCRTディスプレイモニタ動
作時に常時行うため、生産工程においてカットオフ調整
が自動的に行われると共に、経時変化に対する補償も可
能となる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施例の自動カットオフ調
整装置をブロック図で示したもので、図5の従来例と同
一機能部分には同一符号を付してあり、また、12は、直
流再生回路の電源2とCRT4のカソードとの間に設け
られ、電源2から直流再生回路5に流れる電流を検出す
るための第1のカソード電流検出回路、13は、直流再生
回路5とそのグランドとの間に設けられ、電源2から直
流再生回路5に流れる電流とカソード電流との合成電流
を検出するための第2のカソード電流検出回路ある。ま
た、14は垂直帰線期間の黒レベル期間を検出するための
マイクロコンピュータ7に設けられた垂直同期信号入力
端子である。
【0017】次に、上記のように構成された本実施例の
自動カットオフ調整動作について、図2および図3を参
照しながら説明する。通常、同期信号がなくなった瞬間
から映像信号成分までの期間は映像信号が黒レベルとな
るため、この期間に自動カットオフ調整が行われる。
【0018】まず、図2の場合は、第1グリッド・カソ
ード間電圧がカットオフ電圧より小さい場合で、映像信
号が黒レベルかつブライトネス調整ボリューム9が標準
の場合でもラスターが現れる。垂直同期信号入力端子14
に垂直同期信号が入力され、その同期信号が終了した瞬
間、ブライトネス調整端子10aに対しマイクロコンピュ
ータ7より標準電圧を与える。次に、ローライト調整端
子6aに対しカソード電圧を上げるような電圧を与え、
カソード電流がなくなるまで変化させる。カソード電流
がなくなった瞬間、ローライト調整端子6aに対する電
圧変化を停止して固定することにより、カットオフ調整
が完了する。その後、ブライトネス調整端子10aの電圧
をもとのユーザーが設定した電圧に戻す。
【0019】図3の場合は、第1グリッド・カソード間
電圧がカットオフ電圧より大きい場合である。垂直同期
信号入力端子14に垂直同期信号が入力され、その同期信
号が終了した瞬間、ブライトネス調整端子10aに対しマ
イクロコンピュータ7より標準電圧を与える。次に、ロ
ーライト調整端子6aに対しカソード電圧を下げるよう
な電圧を与え、カソード電流が流れ始める瞬間まで変化
させる。カソード電流が流れ始めた瞬間、ローライト調
整端子6aに対する電圧変化を停止して固定することに
より、カットオフ調整が完了する。その後、ブライトネ
ス調整端子10aの電圧をもとのユーザーが設定した電圧
に戻す。
【0020】以上のように、本実施例によれば、輝度計
を用いることなく、また外部より調整ボリュームを操作
することなく、自動的にカットオフ調整を行う上、CR
Tディスプレイモニタが動作時には常時カットオフ調整
を行っているため、経時変化によるカットオフ調整のず
れを自動的に補償することができる。
【0021】図4は、本発明の具体的回路例を示したも
のである。20は直流再生回路の電源、21はカソードから
の高電圧保護用抵抗、22はCRTのカソード、23は映像
信号増幅回路へ接続された端子、24は直流再生回路、25
はマイクロコンピュータのローライト調整端子、26はマ
イクロコンピュータのブライトネス調整端子、27は電源
から直流再生回路に流れる電流とカソード電流との合成
電流を検出する第2のカソード電流検出端子、28は電源
から直流再生回路に流れる電流を検出する第1のカソー
ド電流検出端子、29はマイクロコンピュータ、30はユー
ザーに開放され任意に設定できるブライトネス調整ボリ
ューム、33は垂直信号入力端子、34は結合コンデンサ、
31および32は高周波絶縁用コイル、R1およびR2は電流
−電圧変換抵抗である。
【0022】次に、上記のように構成された本具体例の
自動カットオフ調整動作について説明する。端子23から
入力した増幅された映像信号は、結合コンデンサ34を通
って直流成分がカットされ、直流再生回路24から与えら
れる直流成分によってクランプされ、カソード22に伝達
される。電源20から抵抗R1を通って直流再生回路24に
流れる電流は抵抗R2を通ってグランドに流れる。ま
た、カソード電流はカソード22より抵抗21および抵抗R
2を通ってグランドに流れる。電源20と抵抗R1は固定値
なので、抵抗R1のカソード側の電圧を検出すれば、抵
抗R1を流れる電流を検出することができる。また、抵
抗R2の一端はグランドに接続されており、抵抗R2は固
定値なので、抵抗R2の他端の電圧を検出すれば、抵抗
R2を流れる電流を検出することができる。
【0023】コイル31および32は高周波絶縁用であり、
コイルは周波数が高くなるとインピーダンスが大きくな
るためハイインピーダンス伝送である映像信号増幅回路
とカソード22間に対し高周波的に影響をなくし、映像信
号の伝送特性劣化を防止する目的で挿入されている。垂
直信号入力端子33より垂直同期信号が入力され、終了し
た瞬間、ブライトネス調整端子26よりブライトネス調整
ボリューム30の状態如何にかかわらず標準状態の制御電
圧を直流再生回路24に加える。カソード電流検出端子27
および28の結果より、カソード電流がある場合は、カソ
ード電流がなくなる瞬間までローライト調整端子25の制
御電圧をカソード電圧が上がるように動作させる。カソ
ード電流がない場合は、カソード電流が流れ始める瞬間
までローライト調整端子25制御電圧をカソード電圧が下
がるように動作させる。そして、制御終了後、ブライト
ネス調整端子26の制御電圧を、ブライトネス調整ボリュ
ーム30に応じた制御電圧に戻す。これを、CRTディス
プレイモニタ動作時は常時行う。
【0024】以上のように本具体例によれば、輝度計を
用いることなく、また外部より調整ボリュームを操作す
ることなく、自動的にカットオフ調整を行う上、CRT
ディスプレイモニタが動作時には常時カットオフ調整を
行っているため、経時変化によるカットオフ調整のずれ
を自動的に補正することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CRTのカソード電流の有無を検出し、カソード電流が
ある場合は直流再生回路のローライト調整端子にカソー
ド電流がなくなる瞬間までカソード電圧を上げるような
制御電圧を与え、カソード電流がない場合は直流再生回
路のローライト調整端子にカソード電流が流れる瞬間ま
でカソード電圧を下げるような制御電圧を与えることに
より、輝度計を不要とし、外部より調整ボリュームを操
作する必要もなく、自動的にカットオフ調整を行うこと
ができる。そして、垂直帰線期間の黒レベル期間を用い
てCRTディスプレイモニタの動作時に、常時カットオ
フ調整を行うので、経時変化によるカットオフ調整のず
れも自動的に補償することができる。さらに、ユーザー
がブライトネス調整ボリュームを変化させた場合でも、
マイクロコンピュータから直流再生回路のブライトネス
調整端子に対して工場出荷時の標準状態となるように制
御電圧を与えるので、垂直帰線期間の黒レベル期間を有
効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自動カットオフ調整装置の
ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における第1グリッド・カソ
ード間電圧がカットオフ電圧より小さいときの自動カッ
トオフ調整動作時の各部信号のタイムチャートである。
【図3】本発明の一実施例における第1グリッド・カソ
ード間電圧がカットオフ電圧より大きいときの自動カッ
トオフ調整動作時の各部信号のタイムチャートである。
【図4】本発明の自動カットオフ調整装置の具体例を示
す回路図である。
【図5】従来例のカットオフ調整装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 … 映像信号増幅回路、 2,20 … 直流再生回路の
電源、 3,34 … 結合コンデンサ、 4 … CRT、
5,24 … 直流再生回路、 7,29 … マイクロコンピ
ュータ、 9,30 … ブライトネス調整ボリューム、 12
… 第1のカソード電流検出回路、 13 … 第2のカソ
ード電流検出回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された映像信号を増幅する映像信号
    増幅回路と、映像信号の直流成分を除去し交流成分のみ
    をCRTのカソードに伝達する結合コンデンサと、CR
    Tのカソードをドライブするための直流成分を再生して
    映像信号の交流成分に重畳し、かつその直流成分を外部
    から制御するためのローライト調整端子およびブライト
    ネス調整端子を有する直流再生回路と、直流再生回路の
    電源と前記直流再生回路およびCRTのカソードとの間
    に配設され前記電源から前記直流再生回路に流れる電流
    を検出する第1のカソード電流検出回路と、前記直流再
    生回路とグランドとの間に配設され前記電源から直流再
    生回路に流れる電流とカソード電流との合成電流を検出
    する第2のカソード電流検出回路と、前記第1のカソー
    ド電流検出回路と第2のカソード電流検出回路の検出結
    果に基づいてカソード電流がある場合は前記直流再生回
    路のローライト調整端子にカソード電流がなくなる瞬間
    までカソード電圧を上げるような制御電圧を与え、カソ
    ード電圧がない場合は直流再生回路のローライト調整端
    子にカソード電流が流れる瞬間までカソード電圧を下げ
    るような制御電圧を与えて自動カットオフ調整を行うマ
    イクロコンピュータと、赤,青,緑の全チャンネルのブ
    ライトネス調整端子に対しマイクロコンピュータを通じ
    て同一の変化量を与えるためのブライトネス調整ボリュ
    ームとを備えたことを特徴とする自動カットオフ調整装
    置。
  2. 【請求項2】 マイクロコンピュータは垂直同期信号入
    力端子を有し、入力された垂直同期信号から垂直ブラン
    キング期間の黒レベル期間を検知し、この期間に自動カ
    ットオフ調整を行うことを特徴とする請求項1記載の自
    動カットオフ調整装置。
  3. 【請求項3】 マイクロコンピュータは、自動カットオ
    フ調整に際し、ブライトネス調整ボリュームの調整如何
    にかかわらず、直流再生回路のブライトネス調整端子に
    対し標準状態に戻す制御電圧を与えることを特徴とする
    請求項1または2記載の自動カットオフ調整装置。
JP6255295A 1994-10-20 1994-10-20 自動カットオフ調整装置 Pending JPH08126023A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1069766A2 (en) * 1999-07-14 2001-01-17 Sony Corporation Cut-off voltage adjusting apparatus

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