JPH08125125A - 半導体容量の製造方法 - Google Patents

半導体容量の製造方法

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JPH08125125A
JPH08125125A JP28251194A JP28251194A JPH08125125A JP H08125125 A JPH08125125 A JP H08125125A JP 28251194 A JP28251194 A JP 28251194A JP 28251194 A JP28251194 A JP 28251194A JP H08125125 A JPH08125125 A JP H08125125A
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JP
Japan
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diffusion layer
electrode
forming
opening
nitride film
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JP28251194A
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English (en)
Inventor
Yuji Sakota
祐治 迫田
Hideaki Negishi
英昭 根岸
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Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 拡散層3に接触する第2電極82を形成する
開口部10のサイドエッチを少なくし、半導体容量素子
の微細加工の精度を向上させることにある。 【構成】 容量を得るための窒化膜6と第1電極81を
形成する開口部9と、拡散層3への電気的な接触を行う
ための第2電極82を形成する開口部10を同時に形成
する。また、他の回路素子としてトランジスタが半導体
装置に形成される場合にはそのトランジスタの電極形成
部分の開口部26、27、28を同時に形成する。開口
部9の窒化膜6はその後に形成する。 【効果】 半導体容量素子と回路素子の微細加工の精度
を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置内に形成さ
れる半導体容量の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置内に形成される容量は、PN
接合を用いるPN接合容量と、酸化膜や窒化珪素膜を絶
縁膜として用いるMIS容量があるが、容量値を精度良
く設定できるMIS容量が多用される。
【0003】図5から図9までは従来のMIS容量によ
る半導体容量の製造方法を示す半導体装置の断面図であ
り、各製造工程ごとに示してある。図5において、半導
体装置は半導体基板1上にエピタキシャル層2が形成さ
れており、そのエピタキシャル層2内に分離層25を境
にして左側に半導体容量、右側に他の回路素子としてN
PNトランジスタが形成される様子が表されている。半
導体容量が形成される領域のエピタキシャル層2内には
拡散層3が形成されている。トランジスタが形成される
領域のエピタキシャル層2内にはベースとなる拡散層2
2、コレクタとなる拡散層23、さらに拡散層22内に
エミッタとなる拡散層21が形成されている。また、半
導体基板1とエピタキシャル層2の境には、埋込層24
が形成されている。そして、従来の製造方法では最初に
拡散層3の表面とトランジスタを形成する領域の表面が
酸化膜4で被われる。
【0004】図6のように、酸化膜4に開口部9を設け
て拡散層3の表面の一部5を露呈させる。次いで、図7
のように拡散層3の表面の一部5を被う窒化膜6を開口
部9に形成する。さらに、図8のように酸化膜4に開口
部10を設けて拡散層3の別の表面の一部7を露呈させ
る。半導体装置には半導体容量と共にトランジスタが形
成されているので、トランジスタの電極形成部分、すな
わち拡散層21、22、23の表面も同時に露呈させ
る。26、27、28が夫々拡散層21、22、23の
表面を露呈させるために設けられた開口部である。
【0005】そして、図9のように窒化膜6上に第1電
極81を形成すると共に、拡散層3の表面の一部7に接
触する第2電極82を開口部10に形成することにより
MIS容量による半導体容量が完成する。容量は第1電
極81と拡散層3間に得られ、第2電極82は拡散層3
への電気的な接触を行うための電極である。また、開口
部26、27、28にも第1電極81、第2電極82と
同時に第3電極29A、29B、29Cが形成され、ト
ランジスタが完成する。
【0006】しかし、窒化膜6を形成した後に拡散層3
の別の表面の一部7と他の回路素子の電極形成部分を露
呈させる従来の製造方法は、表面の一部7を露呈させる
ための開口部10と他の回路素子の開口部26、27、
28のサイドエッチが大きくなる欠点を有する。これ
は、窒化膜6を形成する際に通常プラズマエッチングが
用いられることにより、酸化膜4の表面が変質するこ
と、またその表面に凹凸ができること等による。したが
って、開口部10を形成するための酸化膜4の平面積が
広くなり、第2電極82の平面積も広くなる。このこと
は、半導体容量の占有面積が広くなることに結びつくの
で望ましくない。開口部26、27、28についても同
様であり、トランジスタの占有面積が広くなる。
【0007】また、サイドエッチが大きくなると、第2
電極82と表面の一部7との接触状態も不安定になりや
すい。さらに、第2電極82を含めて半導体容量全体を
構成する導体パターンの再現性も悪くなる。第3電極2
9A、29B、29Cとトランジスタの夫々の拡散層の
表面との接触状態においても同様であり、同じような不
都合が発生する。いずれにせよ、開口部10、開口部2
6、27、28のサイドエッチが大きいことは、MIS
容量による半導体容量および他の回路素子の微細加工と
いう見地からは望ましくなく、半導体装置の微細加工全
体にとって悪影響を生ずる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、拡散
層へ接触する第2電極を形成する開口部のサイドエッチ
を小さくし、半導体容量素子の微細加工の精度を向上さ
せることにある。同時に、半導体装置内に形成される他
の回路素子の微細加工の精度も向上することにある。ま
た、製造途中の工程数を減らすことにより、製造価格を
下げることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、エピタキシャ
ル層表面に形成された拡散層、拡散層の表面の一部に形
成された窒化珪素膜、窒化珪素膜の表面に形成された第
1電極、拡散層の表面の別の一部に形成された第2電極
を有する半導体容量の製造方法において、拡散層表面を
被う酸化膜を形成する工程、酸化膜に開口部を設けて拡
散層の表面の一部と別の表面の一部を露呈する工程、該
拡散層の表面の一部に窒化珪素膜を形成する工程、窒化
珪素膜の表面に第1電極、拡散層の別の表面の一部に第
2電極を形成する工程からなることを特徴とする。
【0010】
【作用】容量を得るために窒化膜と第1電極を形成する
開口部と、拡散層への電気的な接触を行うための第2電
極を形成する開口部を窒化膜より前に同時に形成するこ
とにより、第2電極を形成する開口部のサイドエッチを
小さくすることができる。他の回路素子が半導体装置に
形成されている場合には、その回路素子の電極形成部分
の開口部を半導体容量の開口部と同時に形成することに
より、他の回路素子の開口部のサイドエッチも小さくす
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の半導体容量の製造方法の実施
例を示す図1から図4までを参照しながら説明する。図
1から図4は製造工程における半導体装置の断面図であ
り、図5から図9までと同一部分は同じ符号を付与して
ある。図1における半導体装置は、導電形がP形の高比
抵抗のシリコンからなる半導体基板1上にN形で高比抵
抗のエピタキシャル層2が形成されている。そして、エ
ピタキシャル層2内には、分離層25を境にして左側に
半導体容量、右側に他の回路素子としてNPNトランジ
スタが形成される。半導体容量が形成される領域のエピ
タキシャル層2内にはN形で低比抵抗の拡散層3が形成
されている。
【0012】トランジスタが形成される領域のエピタキ
シャル層2内にはベースとなるP形の拡散層22、コレ
クタとなるN形の拡散層23、さらに拡散層22内にエ
ミッタとなるN形の拡散層21が形成されている。ま
た、半導体基板1とエピタキシャル層2の境には、埋込
層24が形成されている。拡散層21、22、23、埋
込層24はいずれも低比抵抗である。なお、拡散層と埋
込み層は、導電形がN形であれば砒素、P形であれば硼
素をイオン注入し、熱処理を行う等の公知の方法によっ
て形成すればよい。そして、最初に拡散層3の表面とト
ランジスタを形成する領域の表面が二酸化珪素からなる
酸化膜4で被われる。
【0013】図2のように、酸化膜4に開口部9と開口
部10を同時に形成し、拡散層3の表面の一部5と別の
表面の一部7を露呈させる。また、トランジスタが形成
される領域の酸化膜4にも同時に開口部26、27、2
8を形成して、拡散層21、22、23の表面を露呈さ
せる。図3のように、露呈した拡散層3の表面の一部5
を被う窒化膜6を開口部9に形成する。窒化膜6は減圧
CVD法を用いて1000Å程度の厚みで全面に形成さ
れた後、プラズマエッチングの手法を用いて不要部分を
除去することにより形成される。
【0014】そして図4のように、アルミニウムからな
る第1電極81を窒化膜6上に形成し、同時に拡散層3
に接触する第2電極82を開口部10に形成することに
より半導体容量は完成する。第1電極81、第2電極8
2と同時に開口部26、27、28にも夫々第3電極2
9A、29B、29Cを形成することによりトランジス
タも完成する。第2電極82、トランジスタの第3電極
29A、29B、29Cの平面積は従来に比較して狭く
してあるが、夫々の開口部を十分に被って形成されてい
る。また、トランジスタのベースとなる拡散層22の平
面積は従来の製造方法の時に比較して狭くしてあるにも
かかわらず、電極29A、29B、29Cの間隔を十分
得ることができる。
【0015】なお、本発明の製造方法は実施例に限定す
る必要はない。例えば、半導体装置には半導体容量だけ
が形成されていてもよいし、他の回路素子としては抵抗
やダイオードが形成してあってもよい。容量を得る開口
部9と、拡散層3に接触する第2電極82を形成する開
口部10は実施例のように夫々一つに限定する必要はな
く、複数形成してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明の半導体容量の
製造方法は、容量を得るための開口部と、エピタキシャ
ル層中に形成された拡散層に電気的な接触を行うための
第2電極を形成する開口部が同時に形成される。他の回
路素子が半導体装置に形成される場合には、その回路素
子の電極形成部分にも同時に開口部が形成される。開口
部を形成する前に窒化膜を形成する工程はないので、窒
化膜を形成する際の酸化膜表面の変質や凹凸の発生はな
い。したがって、第2電極を形成する開口部と他の回路
素子の電極形成部分の開口部のサイドエッチが従来の製
造方法に比較して小さくなる。このことは、半導体容量
と他の回路素子の微細加工の精度を向上することにおい
て極めて効果的である。また、酸化膜の開口部の形成は
同時に行われるので、製造工程が従来に比較して簡単に
なり、半導体容量の価格、あるいは半導体容量が形成さ
れる半導体装置の価格の低減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の半導体容量の製造方法の実施例の一
工程を示す半導体装置の断面図である。
【図2】 本発明の半導体容量の製造方法の実施例の一
工程を示す半導体装置の断面図である。
【図3】 本発明の半導体容量の製造方法の実施例の一
工程を示す半導体装置の断面図である。
【図4】 本発明の半導体容量の製造方法の実施例の一
工程を示す半導体装置の断面図である。
【図5】 従来の半導体容量の製造方法の一工程を示す
半導体装置の断面図である。
【図6】 従来の半導体容量の製造方法の一工程を示す
半導体装置の断面図である。
【図7】 従来の半導体容量の製造方法の一工程を示す
半導体装置の断面図である。
【図8】 従来の半導体容量の製造方法の一工程を示す
半導体装置の断面図である。
【図9】 従来の半導体容量の製造方法の一工程を示す
半導体装置の断面図である。
【符号の説明】
3 拡散層 4 酸化膜 6 窒化膜 9、10 開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エピタキシャル層表面に形成された拡散
    層、拡散層の表面の一部に形成された窒化珪素膜、窒化
    珪素膜の表面に形成された第1電極、拡散層の表面の別
    の一部に形成された第2電極を有する半導体容量の製造
    方法において、拡散層表面を被う酸化膜を形成する工
    程、酸化膜に開口部を設けて拡散層の表面の一部と別の
    表面の一部を露呈する工程、該拡散層の表面の一部に窒
    化珪素膜を形成する工程、窒化珪素膜の表面に第1電
    極、拡散層の別の表面の一部に第2電極を形成する工程
    からなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 エピタキシャル層表面に形成された拡散
    層、拡散層の表面の一部に形成された窒化珪素膜、窒化
    珪素膜の表面に形成された第1電極、拡散層の表面の別
    の一部に形成された第2電極を有し、エピタキシャル表
    面に形成された他の回路素子と共に半導体装置内に形成
    されている半導体容量の製造方法において、拡散層表面
    と他の回路素子が形成されている領域の表面を被う酸化
    膜を形成する工程、酸化膜に開口部を設けて拡散層の表
    面の一部と別の表面の一部と、他の回路素子の電極形成
    部分を露呈する工程、該拡散層の表面の一部に窒化珪素
    膜を形成する工程、窒化珪素膜の表面に第1電極、拡散
    層の別の表面の一部に第2電極、他の回路素子の電極形
    成部分に第3電極を形成する工程からなることを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
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