JPH08124713A - 高分子感温体およびそれを用いた感温素子 - Google Patents
高分子感温体およびそれを用いた感温素子Info
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- JPH08124713A JPH08124713A JP25591694A JP25591694A JPH08124713A JP H08124713 A JPH08124713 A JP H08124713A JP 25591694 A JP25591694 A JP 25591694A JP 25591694 A JP25591694 A JP 25591694A JP H08124713 A JPH08124713 A JP H08124713A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気採暖具などの可撓性の温度センサや感温
ヒータに用いる感温体について、その感温特性および耐
熱安定性に優れた高分子感温体および感温素子を提供す
ることを目的とする。 【構成】 ポリアミドによう素と酸化亜鉛とを配合した
組成物より構成され、温度検知性と優れた耐熱通電安定
性が得られる。
ヒータに用いる感温体について、その感温特性および耐
熱安定性に優れた高分子感温体および感温素子を提供す
ることを目的とする。 【構成】 ポリアミドによう素と酸化亜鉛とを配合した
組成物より構成され、温度検知性と優れた耐熱通電安定
性が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気採暖具等の可撓性
の温度センサや感温ヒータに用いる高分子感温体および
それを用いた感温素子に関する。
の温度センサや感温ヒータに用いる高分子感温体および
それを用いた感温素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高分子感温体は、一般に1対の巻
き線電極間に配設され、可撓性線状の温度センサや感熱
ヒータとして用いられている。この高分子感温体として
は、ナイロン12や特開昭55−100693号公報に
開示されている変性ポリアミド11(ATO−CHIM
IE社製、商品名「リルサンNナイロン」)などのポリ
アミド組成物が用いられ、その静電容量や電気抵抗値あ
るいはインピーダンスなどの温度変化が利用され、温度
センサの機能を果たしている。
き線電極間に配設され、可撓性線状の温度センサや感熱
ヒータとして用いられている。この高分子感温体として
は、ナイロン12や特開昭55−100693号公報に
開示されている変性ポリアミド11(ATO−CHIM
IE社製、商品名「リルサンNナイロン」)などのポリ
アミド組成物が用いられ、その静電容量や電気抵抗値あ
るいはインピーダンスなどの温度変化が利用され、温度
センサの機能を果たしている。
【0003】さらに特公昭60−48081号公報では
亜りん酸エステルを熱劣化改良剤として添加したポリア
ミド組成物や特開昭64−30203号公報ではトリア
ゾール系銅不活性化剤とフェノール系酸化防止剤を添加
したイオン伝導性感熱組成物の例が開示されている。
亜りん酸エステルを熱劣化改良剤として添加したポリア
ミド組成物や特開昭64−30203号公報ではトリア
ゾール系銅不活性化剤とフェノール系酸化防止剤を添加
したイオン伝導性感熱組成物の例が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ナイロン12は吸湿率
が低い点では優れているが、温度センサとしては湿度に
よる感温特性の変動が大きいため、実用に供し難い。ま
た特開昭55−100693号公報の変性ポリアミドに
おいては、インピーダンスの温度依存性が小さいため温
度検出感度が低く、耐熱安定性に劣る。このため耐湿度
性、感温性の改善のため、特公平3−50401号公報
に開示されているようにフェノール系化合物のアルデヒ
ド重縮合体を配合した組成物が提案されている。しかし
これらはいずれもインピーダンスの温度依存性が低く、
また長期間にわたる熱安定性が不十分であるなどの問題
点があった。
が低い点では優れているが、温度センサとしては湿度に
よる感温特性の変動が大きいため、実用に供し難い。ま
た特開昭55−100693号公報の変性ポリアミドに
おいては、インピーダンスの温度依存性が小さいため温
度検出感度が低く、耐熱安定性に劣る。このため耐湿度
性、感温性の改善のため、特公平3−50401号公報
に開示されているようにフェノール系化合物のアルデヒ
ド重縮合体を配合した組成物が提案されている。しかし
これらはいずれもインピーダンスの温度依存性が低く、
また長期間にわたる熱安定性が不十分であるなどの問題
点があった。
【0005】本発明は、インピーダンスの温度依存性が
大きく、かつ熱安定性と通電安定性に優れた高分子感温
体を提供することを目的とする。
大きく、かつ熱安定性と通電安定性に優れた高分子感温
体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の高分子感温体
は、ポリアミドによう素と酸化亜鉛を配合した組成物を
有するものであり、また本発明の感温素子は前記組成の
高分子感温体を1対の電極間に配設して構成したもので
ある。
は、ポリアミドによう素と酸化亜鉛を配合した組成物を
有するものであり、また本発明の感温素子は前記組成の
高分子感温体を1対の電極間に配設して構成したもので
ある。
【0007】
【作用】一般に、高分子感温体は、1対の銅あるいは銅
合金の巻き線電極間に配設されて、可撓性線状の温度セ
ンサや感熱ヒータとして用いられる。これら温度センサ
や感熱ヒータとしての耐熱安定性は、高分子感温体自体
の安定性と巻き線電極の表面状態により決まる。
合金の巻き線電極間に配設されて、可撓性線状の温度セ
ンサや感熱ヒータとして用いられる。これら温度センサ
や感熱ヒータとしての耐熱安定性は、高分子感温体自体
の安定性と巻き線電極の表面状態により決まる。
【0008】本発明のポリアミド組成物を用いた場合、
高分子感温体中のよう素は、ポリアミド組成を熱溶融混
練をさせると、酸化亜鉛に吸収され容易によう化亜鉛に
変る。このよう化亜鉛のもつイオンキャリア性により著
しくインピーダンスの温度依存性を高めると共に、アミ
ド基に亜鉛錯体を形成し、通電安定性を高め、熱的にも
安定なものとなる。しかし、高温度で長期間使用した場
合によう化亜鉛より生じたよう素はアミド基周辺に局在
する一方、遊離よう素と共によう素イオンとして金属電
極に作用し電気絶縁体であるよう化金属を生成し、電極
間のインピーダンスの安定性を損ねる。たとえば、電極
に銅を用いた場合、よう化銅を生成し、電極間インピー
ダンスの経時安定性が得にくい。
高分子感温体中のよう素は、ポリアミド組成を熱溶融混
練をさせると、酸化亜鉛に吸収され容易によう化亜鉛に
変る。このよう化亜鉛のもつイオンキャリア性により著
しくインピーダンスの温度依存性を高めると共に、アミ
ド基に亜鉛錯体を形成し、通電安定性を高め、熱的にも
安定なものとなる。しかし、高温度で長期間使用した場
合によう化亜鉛より生じたよう素はアミド基周辺に局在
する一方、遊離よう素と共によう素イオンとして金属電
極に作用し電気絶縁体であるよう化金属を生成し、電極
間のインピーダンスの安定性を損ねる。たとえば、電極
に銅を用いた場合、よう化銅を生成し、電極間インピー
ダンスの経時安定性が得にくい。
【0009】そこで、過剰の酸化亜鉛の存在により、再
び酸化亜鉛が、よう素インオの受容体として働き、金属
電極表面のよう化金属の生成を防止することができる。
さらに、酸化亜鉛はよう化亜鉛を生成し、通電安定性を
向上させる作用が働くという連環サイクルが機能する。
よう化亜鉛の存在はこの連環サイクルの一環を助成する
ものである。従って、高分子感温体の熱安定性を向上さ
せ、温度センサや感熱ヒータとして耐熱安定性を著しく
増すことができる。しかもデカメチレンジカルボン酸ジ
サリチロイルヒドラジドやN,N′−ビス[3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オニル]ヒドラジンや1,2,3ベンゾトリアゾールま
たはその誘導体として1−ヒドロキシメチルベンゾトリ
アゾールや1,2−ジカルボキシエチルベンゾトリアゾ
ールのような金属不活性剤を添加することにより、銅電
極とポリアミド組成物との界面の電極抵抗値を安定化
し、さらに銅害によるポリアミド組成物の耐熱劣化を防
止することができる。さらに、テトラフェニル・ジプロ
ピレングリコールジホスファイトのように高分子量でか
つりん濃度の高いホスファイトのもつ酸化防止性と還元
防錆作用による効果により熱劣化性が著しく相乗的に抑
制される。りん濃度が低いとこの効果は低く、また高す
ぎても実用的でない。りん濃度は3ないし20重量%で
効果があるが、望ましくは5ないし15重量%で最も良
い値を示す。また分子量が低いと高温で揮発しやすく、
効果の持続性に乏しい。また分子量が5,000を越え
ると分散が難しくなるので、望ましくは分子量は300
ないし3,500が実用的である。銅電極を用いた高分
子感温体の熱安定性を向上させ、温度センサや感熱ヒー
タとして耐熱安定性を著しく増すものと考えられる。さ
らにヒンダードフェノールまたはナフチルアミンの添加
はこれらの薬品のもつ抗酸化性により、熱的にもさらに
安定なものとなる。従って、高分子感温体の熱安定性を
向上させ、温度センサや感熱ヒータとして耐熱安定性を
著しく増す。さらにフェノール化合物のアルデヒド重縮
合体の配合により強力な吸湿防止作用を付与することが
できる。フェノール系化合物はポリアミドと相溶性がよ
く、ポリアミド中で水素結合サイトに水分子の代わりに
配位して吸湿性を低減させ、湿度による感温特性の変動
を低減させる。またそのアミド基への作用により感温性
を増大する効果もある。また、電極材料が例えば金、白
金、パラジュウムなどの貴金属を用いたり、またよう化
金属の生成は見られにくいが、銀、錫、半田、ニッケ
ル、ステンレス、チタン、インジュウムなどを用いた場
合には、これら金属のよう化物は導電度が比較的高いの
で、電極間インピーダンスの経時安定性を高めることが
できる。
び酸化亜鉛が、よう素インオの受容体として働き、金属
電極表面のよう化金属の生成を防止することができる。
さらに、酸化亜鉛はよう化亜鉛を生成し、通電安定性を
向上させる作用が働くという連環サイクルが機能する。
よう化亜鉛の存在はこの連環サイクルの一環を助成する
ものである。従って、高分子感温体の熱安定性を向上さ
せ、温度センサや感熱ヒータとして耐熱安定性を著しく
増すことができる。しかもデカメチレンジカルボン酸ジ
サリチロイルヒドラジドやN,N′−ビス[3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オニル]ヒドラジンや1,2,3ベンゾトリアゾールま
たはその誘導体として1−ヒドロキシメチルベンゾトリ
アゾールや1,2−ジカルボキシエチルベンゾトリアゾ
ールのような金属不活性剤を添加することにより、銅電
極とポリアミド組成物との界面の電極抵抗値を安定化
し、さらに銅害によるポリアミド組成物の耐熱劣化を防
止することができる。さらに、テトラフェニル・ジプロ
ピレングリコールジホスファイトのように高分子量でか
つりん濃度の高いホスファイトのもつ酸化防止性と還元
防錆作用による効果により熱劣化性が著しく相乗的に抑
制される。りん濃度が低いとこの効果は低く、また高す
ぎても実用的でない。りん濃度は3ないし20重量%で
効果があるが、望ましくは5ないし15重量%で最も良
い値を示す。また分子量が低いと高温で揮発しやすく、
効果の持続性に乏しい。また分子量が5,000を越え
ると分散が難しくなるので、望ましくは分子量は300
ないし3,500が実用的である。銅電極を用いた高分
子感温体の熱安定性を向上させ、温度センサや感熱ヒー
タとして耐熱安定性を著しく増すものと考えられる。さ
らにヒンダードフェノールまたはナフチルアミンの添加
はこれらの薬品のもつ抗酸化性により、熱的にもさらに
安定なものとなる。従って、高分子感温体の熱安定性を
向上させ、温度センサや感熱ヒータとして耐熱安定性を
著しく増す。さらにフェノール化合物のアルデヒド重縮
合体の配合により強力な吸湿防止作用を付与することが
できる。フェノール系化合物はポリアミドと相溶性がよ
く、ポリアミド中で水素結合サイトに水分子の代わりに
配位して吸湿性を低減させ、湿度による感温特性の変動
を低減させる。またそのアミド基への作用により感温性
を増大する効果もある。また、電極材料が例えば金、白
金、パラジュウムなどの貴金属を用いたり、またよう化
金属の生成は見られにくいが、銀、錫、半田、ニッケ
ル、ステンレス、チタン、インジュウムなどを用いた場
合には、これら金属のよう化物は導電度が比較的高いの
で、電極間インピーダンスの経時安定性を高めることが
できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について述べる。本発
明の実施例では、ポリアミドとしては、吸湿性の少ない
ナイロン12、ナイロン12−ナイロン40共重合体、
N−アルキル置換ポリアミド11、ポリエーテルアミ
ド、ダイマー酸含浸アミドを選んだ。これらのポリマー
のインピーダンスの温度依存性を高める導電付与剤およ
び半波通電安定化剤として、よう素を用いた。よう素受
容体としては粒子径が0.1ないし0.5μmの酸化亜
鉛粉末を用いた。また、上記酸化亜鉛と相乗作用をして
銅電極とポリアミド組成物との界面安定化剤としてデカ
メチレンジカルボン酸ジサリチロイルヒドラジドやN,
N′−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオニル]ヒドラジンや1,2,
3ベンゾトリアゾールまたはその誘導体として1−ヒド
ロキシメチルベンゾトリアゾールや1,2−ジカルボキ
シエチルベンゾトリアゾールを用いた。
明の実施例では、ポリアミドとしては、吸湿性の少ない
ナイロン12、ナイロン12−ナイロン40共重合体、
N−アルキル置換ポリアミド11、ポリエーテルアミ
ド、ダイマー酸含浸アミドを選んだ。これらのポリマー
のインピーダンスの温度依存性を高める導電付与剤およ
び半波通電安定化剤として、よう素を用いた。よう素受
容体としては粒子径が0.1ないし0.5μmの酸化亜
鉛粉末を用いた。また、上記酸化亜鉛と相乗作用をして
銅電極とポリアミド組成物との界面安定化剤としてデカ
メチレンジカルボン酸ジサリチロイルヒドラジドやN,
N′−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオニル]ヒドラジンや1,2,
3ベンゾトリアゾールまたはその誘導体として1−ヒド
ロキシメチルベンゾトリアゾールや1,2−ジカルボキ
シエチルベンゾトリアゾールを用いた。
【0011】亜りん酸エステルとしてテトラフェニル・
ジプロピレングリコールジホスファイト(分子量が56
6、りん濃度が10.9重量%)を選んだ。組成比は、
ナイロン100重量部に対して添加剤は1重量部とし
た。また、さらに酸化防止性と熱安定性を高めるために
ヒンダードフェノールとして、ペンタエリスリチル−テ
トラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート](分子量が1177.
7)を選び、またナフチルアミンとしてフェニル−α−
ナフチルアミン(分子量が404)を選んだ。さらにフ
ェノール化合物のアルデヒド重縮合体を添加した例で
は、ポリアミドと相溶性の良いオキシ安息香酸オクチル
エステル−ホルムアルデヒド重縮合体を選び、15重量
部とした。試料はこれらを配合し、押し出し機により溶
融混練した後、加熱プレスで約70×70mm、厚さ1mm
のシートに成形し、その両面に銀電極を設けて作成し
た。インピーダンスの温度依存性は、40ないし80℃
におけるサーミスタB定数で表した。また耐熱安定性は
120℃における空気加熱老化試験をダンベル試験片で
おこない降伏点強度の半減する時間で評価した。さら
に、100℃における初期のインピーダンスと100℃
で100Vの半波通電を1,000時間行った後のイン
ピーダンスとの温度差(ΔTz)で表した。なお40な
いし80℃におけるサーミスタB定数は40℃における
インピーダンスZ40および80℃におけるインピーダン
スZ80を測定した結果をもとに算出した。これらの結果
を表1に示す。
ジプロピレングリコールジホスファイト(分子量が56
6、りん濃度が10.9重量%)を選んだ。組成比は、
ナイロン100重量部に対して添加剤は1重量部とし
た。また、さらに酸化防止性と熱安定性を高めるために
ヒンダードフェノールとして、ペンタエリスリチル−テ
トラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート](分子量が1177.
7)を選び、またナフチルアミンとしてフェニル−α−
ナフチルアミン(分子量が404)を選んだ。さらにフ
ェノール化合物のアルデヒド重縮合体を添加した例で
は、ポリアミドと相溶性の良いオキシ安息香酸オクチル
エステル−ホルムアルデヒド重縮合体を選び、15重量
部とした。試料はこれらを配合し、押し出し機により溶
融混練した後、加熱プレスで約70×70mm、厚さ1mm
のシートに成形し、その両面に銀電極を設けて作成し
た。インピーダンスの温度依存性は、40ないし80℃
におけるサーミスタB定数で表した。また耐熱安定性は
120℃における空気加熱老化試験をダンベル試験片で
おこない降伏点強度の半減する時間で評価した。さら
に、100℃における初期のインピーダンスと100℃
で100Vの半波通電を1,000時間行った後のイン
ピーダンスとの温度差(ΔTz)で表した。なお40な
いし80℃におけるサーミスタB定数は40℃における
インピーダンスZ40および80℃におけるインピーダン
スZ80を測定した結果をもとに算出した。これらの結果
を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】また、電極材料依存性は銀板、金板および
銅板に銀メッキ、錫メッキ、半田メッキを施したものを
用いて同様に試験した結果いずれの場合も銅板より同等
以上の値を示すことを確かめた。
銅板に銀メッキ、錫メッキ、半田メッキを施したものを
用いて同様に試験した結果いずれの場合も銅板より同等
以上の値を示すことを確かめた。
【0014】本発明の増感剤および半波通電安定剤とし
ては、よう素と酸化亜鉛または酸化亜鉛2水和物が併用
され、サーミスタB定数と高温通電安定性の向上に寄与
している。これらの薬品は、ポリアミドに対し、0.0
1ないし30重量部配合される。0.01重量部より少
ないと増感性および半波通電安定効果が低く、30重量
部より多いと組成物の物理的性質を著しく損なう。ま
た、高温度で長期間使用した場合に、よう化亜鉛より生
じたよう素イオンの受容体としては余剰の酸化亜鉛が機
能し、金属電極表面のよう化金属の生成の防止に寄与し
ている。さらに、酸化亜鉛はよう化亜鉛を生成し通電安
定性を向上させる作用が働くという連環サイクルが機能
する。従って、高分子感温体の熱安定性を向上させ、温
度センサ感熱ヒータとして耐熱安定性を著しく増すこと
ができる。これらは、ポリアミドに対し、0.01ない
し30重量部配合される。0.01重量部より少ないと
効果が低く、30重量部より多いと組成物の物理的性質
を著しく損なう。さらに、銅電極とポリアミド組成物と
の界面安定化剤としてデカメチレンジカルボン酸ジサリ
チロイルヒドラジドやN,N′−ビス[3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニ
ル]ヒドラジンや1,2,3ベンゾトリアゾールまたは
その誘導体として1−ヒドロキシメチルベンゾトリアゾ
ールや1,2−ジカルボキシエチルベンゾトリアゾール
を用いたが、その他のトリアゾール誘導体として1−
(2,3ジヒドロキシプロピル)ベンゾトリアゾール、
ヘキサネチレンジ(アミノメチル)ベンゾトリアゾー
ル、1−[N,N′−ビス(2エチルヘキシル)ベンゾ
トリアゾール4,4′−(ジアミノメチルベンゾトリア
ゾール−フェニル)メタンおよびビス[(1−ベンゾト
リアゾリル)メチル]ホスホン酸であってもよい。また
亜りん酸エステルとしては、分子量が高く不揮発性に優
れ、かつりん濃度が適当なテトラフェニルジプロピレン
グリコールホスファイト、テトラフェニルテトラ(トリ
デシル)ぺンタエリスリトールテトラフォスファイトお
よび水添ビスフェノールA・ベンタエリスリトールホス
ファイトポリマーが用いられ、耐熱安定性と防錆作用の
向上に寄与している。また抗酸化剤としてはヒンダード
フェノールとしてトリエチレングリコール−ビス[3−
(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]またはペンタエリスリチル−テト
ラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート]またはN,N′−ヘキサ
メチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シ−ヒドロキシンナマミド)または3,9−ビス{2−
[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル
フェニル)プロピオニルオキシ]−1,1−ジメチルエ
チル}−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,
5]ウンデカン、ナフチルアミンが用いられ、耐熱性の
向上に寄与している。これらの組み合わせが、さらに相
乗的効果を発揮している。また、フェノール系化合物の
アルデヒド重縮合体には、p−オキシ安息香酸オクチル
エステル−ホルムアルデヒド重縮合体およびp−オキシ
安息香酸イソステアリルエステル−ホルムアルデヒド重
縮合体が相溶性および耐湿性の点で優れているが、p−
オキシ安息香酸アルキルエステル以外にp−ドデシルフ
ェノール、p−クロロフェノール、p−オキシ安息香酸
ノニルエステルなどのアルデヒド重縮合体であってもよ
い。これらはポリアミドに対し、5ないし30重量部配
合される。5重量部より少ないと効果が低く、30重量
部より多いと組成物の性質を著しく損なう。
ては、よう素と酸化亜鉛または酸化亜鉛2水和物が併用
され、サーミスタB定数と高温通電安定性の向上に寄与
している。これらの薬品は、ポリアミドに対し、0.0
1ないし30重量部配合される。0.01重量部より少
ないと増感性および半波通電安定効果が低く、30重量
部より多いと組成物の物理的性質を著しく損なう。ま
た、高温度で長期間使用した場合に、よう化亜鉛より生
じたよう素イオンの受容体としては余剰の酸化亜鉛が機
能し、金属電極表面のよう化金属の生成の防止に寄与し
ている。さらに、酸化亜鉛はよう化亜鉛を生成し通電安
定性を向上させる作用が働くという連環サイクルが機能
する。従って、高分子感温体の熱安定性を向上させ、温
度センサ感熱ヒータとして耐熱安定性を著しく増すこと
ができる。これらは、ポリアミドに対し、0.01ない
し30重量部配合される。0.01重量部より少ないと
効果が低く、30重量部より多いと組成物の物理的性質
を著しく損なう。さらに、銅電極とポリアミド組成物と
の界面安定化剤としてデカメチレンジカルボン酸ジサリ
チロイルヒドラジドやN,N′−ビス[3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニ
ル]ヒドラジンや1,2,3ベンゾトリアゾールまたは
その誘導体として1−ヒドロキシメチルベンゾトリアゾ
ールや1,2−ジカルボキシエチルベンゾトリアゾール
を用いたが、その他のトリアゾール誘導体として1−
(2,3ジヒドロキシプロピル)ベンゾトリアゾール、
ヘキサネチレンジ(アミノメチル)ベンゾトリアゾー
ル、1−[N,N′−ビス(2エチルヘキシル)ベンゾ
トリアゾール4,4′−(ジアミノメチルベンゾトリア
ゾール−フェニル)メタンおよびビス[(1−ベンゾト
リアゾリル)メチル]ホスホン酸であってもよい。また
亜りん酸エステルとしては、分子量が高く不揮発性に優
れ、かつりん濃度が適当なテトラフェニルジプロピレン
グリコールホスファイト、テトラフェニルテトラ(トリ
デシル)ぺンタエリスリトールテトラフォスファイトお
よび水添ビスフェノールA・ベンタエリスリトールホス
ファイトポリマーが用いられ、耐熱安定性と防錆作用の
向上に寄与している。また抗酸化剤としてはヒンダード
フェノールとしてトリエチレングリコール−ビス[3−
(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]またはペンタエリスリチル−テト
ラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート]またはN,N′−ヘキサ
メチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シ−ヒドロキシンナマミド)または3,9−ビス{2−
[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル
フェニル)プロピオニルオキシ]−1,1−ジメチルエ
チル}−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,
5]ウンデカン、ナフチルアミンが用いられ、耐熱性の
向上に寄与している。これらの組み合わせが、さらに相
乗的効果を発揮している。また、フェノール系化合物の
アルデヒド重縮合体には、p−オキシ安息香酸オクチル
エステル−ホルムアルデヒド重縮合体およびp−オキシ
安息香酸イソステアリルエステル−ホルムアルデヒド重
縮合体が相溶性および耐湿性の点で優れているが、p−
オキシ安息香酸アルキルエステル以外にp−ドデシルフ
ェノール、p−クロロフェノール、p−オキシ安息香酸
ノニルエステルなどのアルデヒド重縮合体であってもよ
い。これらはポリアミドに対し、5ないし30重量部配
合される。5重量部より少ないと効果が低く、30重量
部より多いと組成物の性質を著しく損なう。
【0015】感熱素子の評価のためナイロン12(10
0重量部)、よう素(3.0重量部)、よう化亜鉛(4
重量部)、デカメチレンジカルボン酸ジサリチロイルヒ
ドラジド(0.5重量部)、N,N′−ビス[3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオニル]ヒドラジン(0.5重量部)、テトラフ
ェニル・ジプロピレングリコールジホスファイト(1重
量部)、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート](1重量部)よりなるナイロン配合物のペレ
ットを作成し、このペレットを用いて図1に示すような
感熱素子、すなわち温度検知線を作成した。ここで、各
構成要素について説明すると、1は1,500デニール
のポリエステル芯糸、2,4は錫メッキ銅電極線、3は
ナイロン感温層、5はポリエステル分離層、6は耐熱ポ
リ塩化ビニル外被である。比較のためにナイロン12の
みで感温層を形成した試作物に対して、サーミスタB定
数は約3倍の11,600(K)を示し、120℃にお
ける連続100V通電に対して2,000時間以上の耐
久性を示した。
0重量部)、よう素(3.0重量部)、よう化亜鉛(4
重量部)、デカメチレンジカルボン酸ジサリチロイルヒ
ドラジド(0.5重量部)、N,N′−ビス[3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオニル]ヒドラジン(0.5重量部)、テトラフ
ェニル・ジプロピレングリコールジホスファイト(1重
量部)、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート](1重量部)よりなるナイロン配合物のペレ
ットを作成し、このペレットを用いて図1に示すような
感熱素子、すなわち温度検知線を作成した。ここで、各
構成要素について説明すると、1は1,500デニール
のポリエステル芯糸、2,4は錫メッキ銅電極線、3は
ナイロン感温層、5はポリエステル分離層、6は耐熱ポ
リ塩化ビニル外被である。比較のためにナイロン12の
みで感温層を形成した試作物に対して、サーミスタB定
数は約3倍の11,600(K)を示し、120℃にお
ける連続100V通電に対して2,000時間以上の耐
久性を示した。
【0016】
【発明の効果】以上のように発明によれば、よう素と酸
化亜鉛との併用は、サーミスタB定数の向上と高温度に
おいても長期に亘る機械的強度と電気特性を安定なもの
として、多くの実用的な用途の信頼性を向上させること
ができる。
化亜鉛との併用は、サーミスタB定数の向上と高温度に
おいても長期に亘る機械的強度と電気特性を安定なもの
として、多くの実用的な用途の信頼性を向上させること
ができる。
【図1】本発明の一実施例における感温体を用いた温度
検知ヒータ線の一部破断側面図
検知ヒータ線の一部破断側面図
1 ポリエステル芯糸 2,4 錫メッキ銅電極線 3 ナイロン感温層 5 ポリエステル分離層 6 ポリ塩化ビニル外被
Claims (13)
- 【請求項1】 ポリアミドに、よう素と酸化亜鉛を配合
したポリアミド組成物を有する高分子感温体。 - 【請求項2】 ポリアミド組成物がよう化亜鉛無水物と
よう化亜鉛水和物のうちより選ばれた少なくとも一種を
含有する請求項1記載の高分子感温体。 - 【請求項3】 ポリアミドが、下記(a)ないし(f)
よりなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1
記載の高分子感温体。 (a)ポリウンデカンアミド (b)ポリドデカンアミド (c)炭素数が12以上の直鎖飽和炭化水素を含むポリ
アミドまたはその共重合体 (d)ポリウンデカンアミドあるいはポリドデカンアミ
ドのN−アルキル置換アミド共重合体 (e)ポリウンデカンアミドあるいはポリドデカンアミ
ドのエーテルアミド共重合体 (f)ダイマー酸含有ポリアミド - 【請求項4】 ポリアミド組成物が少なくとも、ナフチ
ルアミンまたはヒンダードフェノールを含有する請求項
1記載の高分子感温体。 - 【請求項5】 ポリアミド組成物が亜りん酸エステル系
化合物を含有する請求項1記載の高分子感温体。 - 【請求項6】 ナフチルアミンがフェニール−α−ナフ
チルアミンとN′,N−ジ−β−ナフチル−p−フェニ
レンジアミンのうちより選ばれた少なくとも1種である
請求項1記載の高分子感温体。 - 【請求項7】 ヒンダードフェノールがトリエチレング
リコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]とペンタエ
リスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]とN,
N′−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシ−ヒドロキシンナマミド)と3,9−ビ
ス{2−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5
−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]−1,1−ジ
メチルエチル}−2,4,8,10−テトラオキサスピ
ロ[5,5]ウンデカンとよりなる群から選ばれた少な
くとも1種である請求項1記載の高分子感温体。 - 【請求項8】 亜りん酸エステル系化合物がテトラフェ
ニル・ジプロピレングリコールジホスファイトとテトラ
フェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスリトールテ
トラホスファイトと水添フェノールA・ペンタエリスリ
トールホスファイトポリマーとよりなる群から選ばれた
少なくとも一種である請求項1記載の高分子感温体。 - 【請求項9】 金属不活性剤が下記(a)と(b)より
なる群から選ばれた少なくとも1種を含有する請求項1
記載の高分子感温体。 (a)ヒドラジン類;デカメチレンジカルボン酸ジサリ
チロイルヒドラジドN,N′−ビス[3−(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニ
ル]ヒドラジン (b)トリアゾール類;ベンゾトリアゾールまたはその
誘導体 - 【請求項10】 ポリアミド組成物がオキシ安息香酸エ
ステル・ホルムアルデヒド重縮合体を含有する請求項1
記載の高分子感温体。 - 【請求項11】 請求項1ないし請求項10のいずれか
に記載の高分子感温体を1対の電極間に配設した感温素
子。 - 【請求項12】 請求項11の電極のうちのいずれか一
方の電極または両電極の材料として銅、アルミニウム、
金、白金、パラジュウム、銀、錫、半田、ニッケル、ス
テンレス、チタン、インジュウムよりなる群から選ばれ
た金属を用いた感温素子。 - 【請求項13】 請求項11の電極のうちのいずれか一
方の電極または両電極の材料の表面層が金、白金、パラ
ジュウム、銀、錫、半田、ニッケル、インジュウムより
なる群から選ばれた金属を含む内部層とは異なる他金属
を有する電極を用いた感温素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6255916A JP3028455B2 (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 高分子感温体およびそれを用いた感温素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6255916A JP3028455B2 (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 高分子感温体およびそれを用いた感温素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08124713A true JPH08124713A (ja) | 1996-05-17 |
JP3028455B2 JP3028455B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17285352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP6255916A Expired - Fee Related JP3028455B2 (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 高分子感温体およびそれを用いた感温素子 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028455B2 (ja) |
-
1994
- 1994-10-21 JP JP6255916A patent/JP3028455B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP3028455B2 (ja) | 2000-04-04 |
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