JPH08123656A - 絵記号による機能の制御方法および制御装置 - Google Patents

絵記号による機能の制御方法および制御装置

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JPH08123656A
JPH08123656A JP6262346A JP26234694A JPH08123656A JP H08123656 A JPH08123656 A JP H08123656A JP 6262346 A JP6262346 A JP 6262346A JP 26234694 A JP26234694 A JP 26234694A JP H08123656 A JPH08123656 A JP H08123656A
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JP
Japan
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function
pictorial
functional
pictorial symbol
creation
Prior art date
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Application number
JP6262346A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Hayama
悟 葉山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP6262346A priority Critical patent/JPH08123656A/ja
Publication of JPH08123656A publication Critical patent/JPH08123656A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絵記号に対する操作のみによって機能の制御
を行うことができ、操作性の高い、絵記号による機能の
制御方法および制御装置を提供する。 【構成】 実体管理部113は、指示手段102からの
指示を受取り、機能絵記号表示管理部115を用いて、
実体に対応付けられた機能に対応付けられた絵記号を表
示手段101に表示させる。機能絵記号管理部111
は、指示手段102からの指示を受取り、機能実行部1
16または創出機能実行部125を用いて、絵記号に対
応付けられた機能を実行する。機能絵記号関連定義部1
22は、指示手段102からの指示に従って、機能絵記
号関連表示部121が表示する関連の絵表現を変更し
て、関連を定義する。定義された関連は、機能絵記号関
連管理部123によって記憶、管理される。機能創出部
124は、この関連に基づいて創出機能を創出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置におけ
る、表示手段と指示手段を用いた機能制御に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理装置における機能の制御
方法としては、例えばコンピュータシステムに見られる
ように、キーボードなどの特殊な入力手段を用いてコマ
ンドを表現するテキストを入力したり、予め意味付けさ
れたキーを所定の順序で押下したりすることによって、
所望の機能を指定して実行することが主流であった。
【0003】このため、機能の実行を行うためには、こ
れらのコマンドやキー操作を習熟する必要があり、ユー
ザにとって大きな負担となっていた。
【0004】そこで、近年は、情報処理装置における機
能の制御方法として、装置のハードウェア、ソフトウェ
ア的資源(以下「リソース」と呼ぶ)を、象徴化して表
現した絵記号を用いる第二の方法が開発されている。
【0005】この方法では、情報処理装置の表示手段
に、リソースを象徴化したアイコン等の絵記号を表示
し、ユーザは、これらの絵記号の中から所望の機能に関
連するリソースに該当する絵記号を、マウス等の指示手
段を用いて選択した後、例えば指示手段を用いてメニュ
ーを選ぶ等の操作で指示を与えることによって、所望の
機能を実行することができる。
【0006】この方法によれば、ユーザは所望の機能に
関連するリソースに該当する絵記号を、イメージとして
直感的に捜すことができ、それらの絵記号を選択した後
の操作のみを覚えれば良いので、上述のようなコマンド
やキー操作を習熟する必要性を少なくすることができ
る。
【0007】また、更に、リソースではなく、ユーザが
実行可能な機能を象徴化して表現した絵記号を用いる第
三の方法も開発されている。
【0008】この方法では、情報処理装置の表示手段
に、ユーザが実行可能な機能を象徴化したアイコン等の
絵記号を表示し、ユーザは、これらの絵記号の中から所
望の機能に該当する絵記号を、マウス等の指示手段を用
いて選択する等の操作によって、所望の機能を実行する
ことができる。
【0009】この方法によれば、ユーザは所望の機能に
該当する絵記号を、イメージとして直感的に捜すだけで
所望の機能を実行することができるので、操作性を更に
向上させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術の第二の方法では、所望の機能に関連するリ
ソースに該当する絵記号を選択した後の操作は、旧来と
同様にコマンドやキー操作で行う必要があるため、これ
らのコマンドやキー操作を習熟する必要があり、ユーザ
にとって負担であった。
【0011】また、従来技術の第二の方法で、所望の機
能に関連するリソースに該当する絵記号を選択した後の
操作を、メニューや第二の絵記号を用いて行うことによ
ってユーザの負担を軽減させる技術もあるが、この場合
においても、所望の機能を実行させるためのメニューや
第二の絵記号が、表示手段上のどこにあって、どのよう
に操作するのか等を習熟する必要があり、やはり、ユー
ザにとって負担であった。
【0012】次に、従来技術の第三の方法では、所望の
機能が絵記号として表現されており、この絵記号を操作
するだけで所望の機能を実行することができるので、ユ
ーザの習熟すべき事項は従来技術の第二の方法に比べて
少ない。しかしながら、一般にユーザが実行可能な機能
の数は、リソースの数に比べて非常に多いので、絵記号
として表示手段上に表示することができる機能の数には
限りがあり、このため、一部の機能のみしかこの従来技
術の第三の方法を適用することができず、他の機能は従
来技術の第一の方法や第二の方法などの、他の方法を用
いなければならなかった。
【0013】また、絵記号の数が多くなると、機能を象
徴化して表現する絵柄が不足したり、ユーザが所望する
機能に該当する絵記号を捜し出すのが困難となり、操作
性の悪化と操作時間の延長を招いてしまう、という問題
点があった。
【0014】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、絵記号に対する操作のみによってユーザが実行
可能な機能の制御を行うことができ、従来に比べてユー
ザの習熟する事項が極めて少なく、操作性の高い、絵記
号による機能の制御方法および制御装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、情報
処理装置において、各種の実体と、その実体に適用され
る機能または関連する機能との対応関係を記憶する、実
体対応関係記憶手段と、ユ−ザが実行可能な機能と、機
能を象徴化して表現する絵記号との対応関係を記憶す
る、機能絵記号対応関係記憶手段と、を有し、前記実体
を前記表示手段を用いて表示する実体表示ステップと、
前記絵記号を表示手段を用いて表示する機能絵記号表示
ステップと、前記実体に対する指示を指示手段から受取
る実体制御ステップと、前記絵記号に対する指示を指示
手段から受取る機能絵記号制御ステップと、前記実体
と、その実体に適用される機能または関連する機能との
対応関係を前記実体対応関係記憶手段に格納する実体対
応関係格納ステップと、前記実体と、その実体に適用さ
れる機能または関連する機能との対応関係を前記実体対
応関係記憶手段から取得する実体対応関係取得ステップ
と、前記実体に対して指示手段を用いて与えられた指示
に従って、前記実体に対応付けられている機能を、前記
実体対応関係取得ステップを実行することによって取得
し、取得した機能の一部または全部の、前記表示手段に
よる表示と非表示を切り替える機能絵記号表示管理ステ
ップと、ユ−ザが実行可能な機能と、前記絵記号との対
応関係を、前記機能絵記号対応関係記憶手段に格納する
機能絵記号対応関係格納ステップと、ユ−ザが実行可能
な機能と、前記絵記号との対応関係を、前記機能絵記号
対応関係記憶手段から取得する機能絵記号対応関係取得
ステップと、前記絵記号に対して前記指示手段を用いて
与えられた指示に従って、前記絵記号に対応付けられて
いる機能を、前記機能絵記号対応関係取得ステップを実
行することによって取得し、取得した機能を実行する機
能実行ステップと、を実行することを特徴としている。
【0016】請求項2の発明は、情報処理装置におい
て、ユ−ザが実行可能な機能を、機能を象徴化して表現
する絵記号と対応付けて管理する機能絵記号管理部と、
前記絵記号を表示手段を用いて表示する機能絵記号表示
部と、各種の実体を、その実体に適用される機能または
関連する機能と対応付けて管理する実体管理部と、前記
実体を前記表示手段を用いて表示する実体表示部と、前
記実体に対して指示手段を用いて与えられた指示に従っ
て、前記実体管理部によって前記実体に対応付けられて
いる機能の一部または全部の、前記表示手段による表示
と非表示を切り替える機能絵記号表示管理部と、前記絵
記号に対して前記指示手段を用いて与えられた指示に従
って、前記機能絵記号管理部によって前記絵記号に対応
付けられている機能を実行する機能実行部と、を備えた
ことを特徴としている。
【0017】請求項3の発明は、請求項1の構成に加え
て、機能を象徴化して表現する絵記号の一部または全部
の間の関連を記憶する機能絵記号関連記憶手段を有し、
前記関連を、絵表現として表示手段に表示する機能絵記
号関連表示ステップと、機能絵記号表示ステップによっ
て前記表示手段に表示されている前記絵記号と、前記機
能絵記号関連表示ステップによって前記表示手段に表示
されている前記関連を、指示手段を用いて与えられた指
示に従って操作することによって、前記関連を定義する
機能絵記号関連定義ステップと、前記機能絵記号関連定
義ステップによって絵表現として定義される前記関連
を、解釈する機能絵記号関連解釈ステップと、前記機能
絵記号関連解釈ステップによって解釈された前記関連
を、前記機能絵記号関連記憶手段に格納する機能絵記号
関連格納ステップと、前記機能絵記号関連解釈ステップ
によって格納された前記関連を、前記機能絵記号関連記
憶手段から取得する機能絵記号関連取得ステップと、前
記機能絵記号関連取得ステップによって取得された前記
関連を判定し、前記絵記号に対応付けられている機能
が、前記関連に従って組み合わされてできる、新たな機
能を、創出機能として創出する機能創出ステップと、前
記創出機能を実行する創出機能実行ステップと、を実行
することを特徴としている。
【0018】請求項4の発明は、請求項2の構成に加え
て、機能を象徴化して表現する絵記号の一部または全部
の間の関連を、絵表現として表示手段に表示する機能絵
記号関連表示部と、機能絵記号表示部によって前記表示
手段に表示されている前記絵記号と、前記機能絵記号関
連表示部によって前記表示手段に表示されている前記関
連を、指示手段を用いて与えられた指示に従って操作す
ることによって、前記関連を定義する機能絵記号関連定
義部と、前記機能絵記号関連定義部によって絵表現とし
て定義される前記関連を、解釈し、記憶し、管理する機
能絵記号関連管理部と、前記機能絵記号関連管理部に定
義されている前記関連を判定し、前記絵記号に対応付け
られている機能が、前記関連に従って組み合わされてで
きる、新たな機能を、創出機能として創出する機能創出
部と、前記創出機能を実行する創出機能実行部と、を備
えたことを特徴としている。
【0019】請求項5の発明は、請求項3の構成に加え
て、機能絵記号関連表示ステップは、プログラミング言
語における制御構造を図式化した絵表現を表示手段に表
示し、機能絵記号関連定義ステップは、前記絵表現中
の、前記制御構造の各ノードを表現する部分に、機能を
象徴化して表現する絵記号を対応付け、機能絵記号関連
解釈ステップは、前記絵表現が表現している制御構造の
各ノードに、それぞれのノードを表現する前記絵表現中
の部分に対応付けられている前記絵記号を、対応付けた
ものを、関連として解釈し、機能創出ステップは、前記
絵記号に対応付けらている機能を、前記制御構造に従っ
て実行する、創出機能を創出することを特徴としてい
る。
【0020】請求項6の発明は、請求項4の構成に加え
て、機能絵記号関連表示部は、プログラミング言語にお
ける制御構造を図式化した絵表現を表示手段に表示し、
機能絵記号関連定義部は、前記絵表現中の、前記制御構
造の各ノードを表現する部分に、機能を象徴化して表現
する絵記号を対応付け、機能絵記号関連管理部は、前記
絵表現が表現している制御構造の各ノードに、それぞれ
のノードを表現する前記絵表現中の部分に対応付けられ
ている前記絵記号を、対応付けたものを、関連として解
釈して、前記関連を記憶及び管理し、機能創出部は、前
記絵記号に対応付けらている機能を、前記制御構造に従
って実行する、創出機能を創出することを特徴としてい
る。
【0021】請求項7の発明は、請求項3の構成に加え
て、機能創出ステップによって創出された創出機能を象
徴化して表現する絵記号と、前記創出機能及び前記創出
機能に対応する関連との対応関係を記憶する、創出機能
絵記号対応関係記憶手段を有し、機能創出ステップによ
って創出された創出機能を象徴化して表現する新たな絵
記号を作成する創出機能絵記号作成ステップと、前記創
出機能絵記号作成ステップによって作成された前記絵記
号と、前記創出機能及び前記創出機能に対応する関連と
の対応関係を、前記創出機能絵記号対応関係記憶手段に
格納する創出機能絵記号格納ステップと、創出機能絵記
号格納ステップによって格納された前記対応関係を、前
記創出機能絵記号対応関係記憶手段から取得する創出機
能絵記号取得ステップと、を実行することを特徴として
いる。
【0022】請求項8の発明は、請求項4の構成に加え
て、機能創出部によって創出された創出機能を象徴化し
て表現する新たな絵記号を作成し、前記絵記号を、前記
創出機能及び前記創出機能に対応する関連と対応付ける
創出機能絵記号管理部を備えたことを特徴としている。
【0023】請求項9の発明は、請求項5の構成に加え
て、機能創出ステップによって創出された創出機能を象
徴化して表現する絵記号と、前記創出機能及び前記創出
機能に対応する関連との対応関係を記憶する、創出機能
絵記号対応関係記憶手段を有し、機能創出ステップによ
って創出された創出機能を象徴化して表現する新たな絵
記号を作成する創出機能絵記号作成ステップと、前記創
出機能絵記号作成ステップによって作成された前記絵記
号と、前記創出機能及び前記創出機能に対応する関連と
の対応関係を、前記創出機能絵記号対応関係記憶手段に
格納する創出機能絵記号格納ステップと、創出機能絵記
号格納ステップによって格納された前記対応関係を、前
記創出機能絵記号対応関係記憶手段から取得する創出機
能絵記号取得ステップと、を実行することを特徴として
いる。
【0024】請求項10の発明は、請求項6の構成に加
えて、機能創出部によって創出された創出機能を象徴化
して表現する新たな絵記号を作成し、前記絵記号を、前
記創出機能及び前記創出機能に対応する関連と対応付け
る創出機能絵記号管理部を備えたことを特徴としてい
る。
【0025】請求項11の発明は、請求項3、請求項
5、請求項7、請求項9の構成に加えて、指定された実
体と機能を象徴化して表現する絵記号の組合わせから、
実行する機能を判別する実体機能組解釈ステップを実行
し、機能絵記号関連表示ステップは、前記組合わせを単
位とする関連を表示手段に表示し、機能絵記号関連定義
ステップは、前記組合わせを単位とする前記関連の定義
を行い、機能絵記号関連解釈ステップは、前記組合わせ
を単位とする前記関連の解釈を行い、機能絵記号関連格
納ステップは、前記組合わせを単位とする前記関連の格
納を行い、機能絵記号関連取得ステップは、前記組合わ
せを単位とする前記関連の取得を行い、機能創出ステッ
プは、実体機能組解釈ステップが前記関連中の前記組合
わせの各々を解釈することによって得られた機能を単位
として、創出機能の創出を行うことを特徴としている。
【0026】請求項12の発明は、請求項4、請求項
6、請求項8、請求項10の構成に加えて、指定された
実体と機能を象徴化して表現する絵記号の組合わせか
ら、実行する機能を判別する実体機能組解釈部を備え、
機能絵記号関連表示部は、前記組合わせを単位とする関
連を表示手段に表示し、機能絵記号関連定義部は、前記
組合わせを単位とする前記関連の定義を行い、機能絵記
号関連管理部は、前記組合わせを単位とする前記関連
を、解釈、記憶及び管理し、機能創出部は、実体機能組
解釈部が前記関連中の前記組合わせの各々を解釈するこ
とによって得られた機能を単位として、創出機能の創出
を行うことを特徴としている。
【0027】
【作用】請求項1の発明においては、機能絵記号対応関
係格納ステップが、ユ−ザが実行可能な機能と、機能を
象徴化して表現する絵記号(以下「機能絵記号」と呼
ぶ)との対応関係を、機能絵記号対応関係記憶手段に格
納し、両者を対応付ける。また、実体対応関係格納ステ
ップが、各種の実体と、その実体に適用される機能また
は関連する機能との対応関係を、実体対応関係記憶手段
に格納し、両者を対応付ける。
【0028】機能絵記号対応関係取得ステップは、ユ−
ザが実行可能な機能と、機能絵記号との対応関係を、機
能絵記号対応関係記憶手段から取得する。また、実体対
応関係取得ステップは、各種の実体と、その実体に適用
される機能または関連する機能との対応関係を、実体対
応関係記憶手段から取得する。
【0029】実体表示ステップによって表示手段に表示
されている実体に対して、指示手段によって指示を与え
ると、実体制御ステップが、その指示を受け取り、機能
絵記号表示管理ステップを実行する。機能絵記号表示管
理ステップは、実体対応関係取得ステップを実行するこ
とによって、その実体に対応付けられている機能群を取
得し、更に、機能絵記号表示ステップを実行することに
よって、取得した機能群の一部または全部の、表示手段
による表示と非表示を切り替える。
【0030】機能絵記号表示ステップによって表示手段
に表示されている機能絵記号に対して、指示手段によっ
て指示を与えると、機能絵記号制御ステップが、その指
示を受け取る。機能絵記号制御ステップは、機能絵記号
対応関係取得ステップを実行することによって、その機
能絵記号に対応付けられている機能を取得し、更に、機
能実行ステップを実行することによって、取得した機能
を実行する。
【0031】請求項2の発明においては、機能絵記号管
理部が、ユ−ザが実行可能な機能を、機能絵記号と対応
付け、管理する。また、実体管理部が、各種の実体を、
その実体に適用される機能または関連する機能と対応付
け、管理する。
【0032】実体表示部によって表示手段に表示されて
いる実体に対して、指示手段によって指示を与えると、
機能絵記号表示管理部が、実体管理部を用いて、その実
体に対応付けられている機能群を取得し、更に、機能絵
記号表示部を用いて、取得した機能群の一部または全部
の、表示手段による表示と非表示を切り替える。
【0033】機能絵記号表示部によって表示手段に表示
されている機能絵記号に対して、指示手段によって指示
を与えると、機能実行部が、機能絵記号管理部を用い
て、その機能絵記号に対応付けられている機能を取得
し、更に、取得した機能を実行する。
【0034】請求項3の発明においては、指示手段によ
って機能絵記号の関連の定義を開始する指示を与える
と、機能絵記号関連取得ステップが、機能絵記号関連記
憶手段から関連に関する情報を取り出し、機能絵記号関
連表示ステップが、この情報に従って関連の絵表現を作
成し、表示手段に表示する。
【0035】関連の絵表現が表示手段に表示されている
とき、指示手段によって機能絵記号の関連を定義する指
示を与えると、機能絵記号関連定義ステップが、機能絵
記号表示ステップによって表示手段に表示されている機
能絵記号と、機能絵記号関連表示ステップによって表示
手段に表示されている関連の絵表現の、表示手段におけ
る表示内容を変化させ、機能絵記号関連解釈ステップ
が、この表示内容の変化に基づいて関連に関する情報を
作成し、機能絵記号関連解釈ステップが、この情報を機
能絵記号関連記憶手段に格納することによって、機能絵
記号の関連を定義する。指示手段によって機能絵記号の
関連の定義を終了する指示が与えられるまで、この機能
絵記号の関連の定義が繰り返される。
【0036】指示手段によって機能絵記号の関連に対応
する新たな機能を創出機能として創出する指示を与える
と、機能創出ステップが、機能絵記号関連取得ステップ
を用いて関連に関する情報を取り出し、この情報内に記
述されている各機能絵記号に対応付けられている機能が
この情報に従って組み合わされてできる新たな機能を、
創出機能として創出する。
【0037】指示手段によって創出機能を実行する指示
を与えると、創出機能実行ステップが、機能創出ステッ
プによって創出される創出機能を実行する。
【0038】請求項4の発明においては、指示手段によ
って機能絵記号の関連の定義を開始する指示を与える
と、機能絵記号関連管理部が、関連に関する情報を取り
出し、機能絵記号関連表示部が、この情報に従って関連
の絵表現を作成し、表示手段に表示する。
【0039】関連の絵表現が表示手段に表示されている
とき、指示手段によって機能絵記号の関連を定義する指
示を与えると、機能絵記号関連定義部が、機能絵記号表
示部によって表示手段に表示されている機能絵記号と、
機能絵記号関連表示部によって表示手段に表示されてい
る関連の絵表現の、表示手段における表示内容を変化さ
せ、機能絵記号関連管理部が、この表示内容の変化に基
づいて関連に関する情報を変更して記憶し、管理するこ
とによって、機能絵記号の関連を定義する。指示手段に
よって機能絵記号の関連の定義を終了する指示が与えら
れるまで、この機能絵記号の関連の定義が繰り返され
る。
【0040】指示手段によって機能絵記号の関連に対応
する新たな機能を創出機能として創出する指示を与える
と、機能創出部が、機能絵記号関連管理部を用いて関連
に関する情報を取り出し、この情報内に記述されている
各機能絵記号に対応付けられている機能がこの情報に従
って組み合わされてできる新たな機能を、創出機能とし
て創出する。
【0041】指示手段によって創出機能を実行する指示
を与えると、創出機能実行部が、機能創出部によって創
出される創出機能を実行する。
【0042】請求項5の発明においては、機能絵記号関
連表示ステップは、プログラミング言語における制御構
造を図式化した絵表現を表示手段に表示し、機能絵記号
関連定義ステップは、前記絵表現中の、前記制御構造の
各ノードを表現する部分に、機能絵記号を対応付け、機
能絵記号関連解釈ステップは、前記絵表現が表現してい
る制御構造の各ノードに、それぞれのノードを表現する
前記絵表現中の部分に対応付けられている機能絵記号
を、対応付けたものを、関連として解釈し、機能創出ス
テップは、機能絵記号に対応付けらている機能を、前記
制御構造に従って実行する、創出機能を創出する。
【0043】請求項6の発明においては、機能絵記号関
連表示部は、プログラミング言語における制御構造を図
式化した絵表現を表示手段に表示し、機能絵記号関連定
義部は、前記絵表現中の、前記制御構造の各ノードを表
現する部分に、機能絵記号を対応付け、機能絵記号関連
管理部は、前記絵表現が表現している制御構造の各ノー
ドに、それぞれのノードを表現する前記絵表現中の部分
に対応付けられている機能絵記号を、対応付けたもの
を、関連として記憶及び管理し、機能創出部は、機能絵
記号に対応付けらている機能を、前記制御構造に従って
実行する、創出機能を創出することを特徴としている。
【0044】請求項7の発明においては、創出機能絵記
号作成ステップは、機能創出ステップによって創出され
た創出機能を象徴化して表現する新たな絵記号を作成す
る。
【0045】創出機能絵記号格納ステップは、前記創出
機能絵記号作成ステップによって作成された前記絵記号
と、前記創出機能及び前記創出機能に対応する関連との
対応関係を、前記創出機能絵記号対応関係記憶手段に格
納することによって、対応付けを行う。
【0046】創出機能絵記号取得ステップは、創出機能
絵記号格納ステップによって格納された前記対応関係
を、前記創出機能絵記号対応関係記憶手段から取得す
る。
【0047】請求項8の発明においては、創出機能絵記
号管理部は、機能創出部によって創出された創出機能を
象徴化して表現する新たな機能絵記号を作成し、この新
たな機能絵記号を、前記創出機能及び前記創出機能に対
応する関連と対応付ける。
【0048】請求項9の発明においては、創出機能絵記
号作成ステップは、機能創出ステップによって創出され
た創出機能を象徴化して表現する新たな絵記号を作成す
る。
【0049】創出機能絵記号格納ステップは、前記創出
機能絵記号作成ステップによって作成された前記絵記号
と、前記創出機能及び前記創出機能に対応する関連との
対応関係を、前記創出機能絵記号対応関係記憶手段に格
納することによって、対応付けを行う。
【0050】創出機能絵記号取得ステップは、創出機能
絵記号格納ステップによって格納された前記対応関係
を、前記創出機能絵記号対応関係記憶手段から取得す
る。
【0051】請求項10の発明においては、創出機能絵
記号管理部は、機能創出部によって創出された創出機能
を象徴化して表現する新たな機能絵記号を作成し、この
新たな機能絵記号を、前記創出機能及び前記創出機能に
対応する関連と対応付ける。
【0052】請求項11の発明においては、実体機能組
解釈ステップは、指定された実体と機能を象徴化して表
現する絵記号の組合わせ(以下「実体機能組」と呼ぶ)
から、実行する機能を判別し、機能絵記号関連表示ステ
ップは、前記実体機能組を単位とする関連を表示手段に
表示し、機能絵記号関連定義ステップは、前記実体機能
組を単位とする前記関連の定義を行い、機能絵記号関連
解釈ステップは、前記実体機能組を単位とする前記関連
の解釈を行い、機能絵記号関連格納ステップは、前記実
体機能組を単位とする前記関連の格納を行い、機能絵記
号関連取得ステップは、前記実体機能組を単位とする前
記関連の取得を行い、機能創出ステップは、実体機能組
解釈ステップが前記関連中の各前記実体機能組を解釈す
ることによって得られた機能を単位として、創出機能の
創出を行う。
【0053】請求項12の発明においては、実体機能組
解釈部は、指定された実体機能組から、実行する機能を
判別し、機能絵記号関連表示部は、前記実体機能組を単
位とする関連を表示手段に表示し、機能絵記号関連定義
部は、前記実体機能組を単位とする前記関連の定義を行
い、機能絵記号関連管理部は、前記実体機能組を単位と
する前記関連を、解釈、記憶及び管理し、機能創出部
は、実体機能組解釈部が前記関連中の各前記実体機能組
を解釈することによって得られた機能を単位として、創
出機能の創出を行う。
【0054】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0055】図1は、本発明の一実施例における絵記号
による機能の制御装置の構成図で、この絵記号による機
能の制御装置は、表示手段101と、指示手段102
と、機能絵記号管理部111と、機能絵記号表示部11
2と、実体管理部113と、実体表示部114と、機能
絵記号表示管理部115と、機能実行部116と、機能
絵記号関連表示部121と、機能絵記号関連定義部12
2と、機能絵記号関連管理部123と、機能創出部12
4と、創出機能実行部125と、創出機能絵記号管理部
131とを備えている。
【0056】表示手段101は、任意の絵柄を表示する
ための手段で、例えば、グラフィカルディスプレイやテ
レビジョン等である。
【0057】指示手段102は、表示手段101上に表
示されている表示物に対して何らかの指示を与える手段
で、例えば、マウス、ジョイパッド、キーボード等であ
る。
【0058】機能絵記号管理部111は、ユ−ザが実行
可能な機能を、機能絵記号と対応付けて管理する。ま
た、機能絵記号に対する指示手段102からの指示を受
け取り、その指示に従って、機能絵記号を制御する。機
能絵記号とは、例えば、アイコン等である。
【0059】機能絵記号管理部111は、ユ−ザが実行
可能な機能を、機能絵記号と対応付けて管理するため
に、図17に示すようなデータ構造を用いて、対応関係
を記憶する。このデータ構造は、2列から成るテーブル
の形式となっており、テーブルの各行が、対応関係にあ
る機能と機能絵記号の対を表す。
【0060】図18は、機能絵記号管理部111が実際
に機能と機能絵記号の対応付けを行った場合の、データ
例である。例えば、1行目では、「月が欠けていく」様
子を絵記号として表現した「機能絵記号”月が欠け
る”」と、実際の「月が欠けていく」という機能である
「機能”月が欠ける”」とを対応付けている。
【0061】機能絵記号表示部112は、機能絵記号を
表示手段101を用いて表示する。実体管理部113
は、各種の実体を、その実体に適用される機能または関
連する機能と対応付けて管理する。また、実体に対する
指示手段102からの指示を受け取り、その指示に従っ
て、実体を制御する。実体とは、例えば、図形、文字、
絵、写真、動画等の、表示手段101によって表示可能
なリソース自体、及び、それらの表示手段101によっ
て表示可能なリソースを表示手段101によって象徴化
して表示するための絵記号、及び、例えば、音声、アプ
リケーションプログラム、ハードウェア等の、表示手段
101によって表示不可能なリソースを、表示手段10
1によって象徴化して表示すための絵記号、等である。
【0062】実体管理部113は、各種の実体を、その
実体に適用される機能または関連する機能と対応付けて
管理するために、図15に示すようなデータ構造を用い
て、対応関係を記憶する。データ構造1501は、2列
から成るテーブルの形式となっている。データ構造15
01のテーブルの各行は、対応関係にある実体と機能群
の対を表す。機能群は、機能のリスト構造として記憶さ
れる。データ構造1502は、このリスト構造の1個の
ノードを格納するためのデータ構造であり、1個目のフ
ィールドには、機能(実際には、機能を実行させるため
のデータやプログラムへのポインタ)を格納し、2個目
のフィールドには、次に繋がるノード(データ構造15
02の形式のデータ)へのポインタを格納する。
【0063】図16は、実体管理部113が実際に実体
と機能群の対応付けを行った場合の、データ例である。
例えば、データ構造1501に対応するテーブルの1行
目では、「月の写真」という実体である「実体”月”」
を、「機能”月が欠ける”」「機能”月が満ちる”」の
2つの機能と対応付けている。
【0064】実体表示部114は、実体を表示手段10
1を用いて表示する。機能絵記号表示管理部115は、
実体表示部114によって表示手段101に表示されて
いる実体に対して指示手段102を用いて与えられた指
示に従って、機能絵記号表示部112を用いて、実体管
理部113によって実体に対応付けられている機能の一
部または全部の、表示手段101による表示と非表示を
切り替える。
【0065】機能実行部116は、機能絵記号表示部1
12によって表示手段101に表示されている機能絵記
号に対して指示手段102を用いて与えられた指示に従
って、機能絵記号管理部111によって機能絵記号に対
応付けられている機能を実行する。
【0066】機能絵記号関連表示部121は、機能絵記
号の一部または全部の間の関連を、絵表現として表示手
段101に表示する。本実施例の場合、機能絵記号の関
連は、プログラミング言語における制御構造の形を取る
ので、機能絵記号の一部または全部の間に形成される制
御構造という関連を、その制御構造を図式化した絵表現
として表示手段101に表示する。
【0067】機能絵記号関連定義部122は、機能絵記
号表示部112によって表示手段101に表示されてい
る機能絵記号と、機能絵記号関連表示部121によって
表示手段101に表示されている関連を、指示手段10
2を用いて与えられた指示に従って操作することによっ
て、関連を定義する。本実施例の場合、機能絵記号の関
連は、制御構造の形を取るので、絵表現中の、制御構造
の各ノードを表現する部分に、機能絵記号を対応付け
る。
【0068】機能絵記号関連管理部123は、機能絵記
号関連定義部122によって定義される関連を、記憶
し、管理する。本実施例の場合、機能絵記号の関連は、
制御構造の形を取るので、絵表現が表現している制御構
造の各ノードに、それぞれのノードを表現する絵表現中
の部分に対応付けられている機能絵記号を、対応付けた
ものを、関連として記憶及び管理する。
【0069】機能絵記号関連管理部123は、機能絵記
号関連定義部122によって定義される関連を、記憶
し、管理するために、図19に示すようなデータ構造を
用いて、対応関係を記憶する。データ構造1901は、
1列からなるテーブルの形式となっている。データ構造
1501のテーブルの各行は、一個の関連を表す。各行
には、実際には、データ構造1902、データ構造19
03、データ構造1904を用いたデータをポインタで
繋げて作ったネットワーク構造へのポインタが格納され
る。このネットワーク構造1個が、1個の関連を表現す
る。
【0070】データ構造1902、データ構造190
3、データ構造1904のそれぞれは、プログラミング
言語における制御構造のノードを表現するデータ構造で
ある。
【0071】データ構造1902は、逐次実行を表すノ
ードを表現する。データ構造1902の1個目のフィー
ルドには、逐次実行すべき機能が格納され、2個目のフ
ィールドには、次に実行すべきノードを表現するデータ
へのポインタが格納される。
【0072】データ構造1903は、条件分岐を表すノ
ードを表現する。データ構造1903の1個目のフィー
ルドには、条件判断をするための真偽値を得るための機
能が格納され、2個目のフィールドには、真偽値が真で
あった場合に実行すべきノードを表現するデータへのポ
インタが格納され、3個目のフィールドには、真偽値が
偽であった場合に実行すべきノードを表現するデータへ
のポインタが格納される。データ構造1903の1個目
のフィールドには、真偽値を返すことのできる機能しか
格納できない。
【0073】データ構造1904は、繰り返し(ルー
プ)を表すノードを表現する。データ構造1904の1
個目のフィールドには、繰り返しの終了を判断するため
の真偽値を得るための機能が格納され、2個目のフィー
ルドには、真偽値が真であった場合に実行すべきノー
ド、すなわち、繰り返し終了後に実行すべきノードを表
現するデータへのポインタが格納され、3個目のフィー
ルドには、真偽値が偽であった場合に実行すべきノー
ド、すなわち、繰り返しの開始点にあるノードを表現す
るデータへのポインタが格納される。データ構造190
4の1個目のフィールドには、真偽値を返すことのでき
る機能しか格納できない。
【0074】図20は、機能絵記号関連管理部123が
実際に関連を記憶した場合のデータ例である。データ構
造1901に対応するテーブルの1行目に繋げられてい
るネットワーク構造が、一個の関連を表している。この
データ例の場合、関連を表すネットワーク構造は、3つ
の逐次実行を表すノードが順番に繋げられてできてお
り、「機能”星が瞬く”を実行し、機能”月が欠ける”
を実行し、機能”星が流れる”を実行する」という逐次
処理を表現する関連を格納している。
【0075】機能創出部124は、機能絵記号関連管理
部123に定義されている関連を判定し、機能絵記号に
対応付けられている機能が、関連に従って組み合わされ
てできる、創出機能を創出する。本実施例の場合、機能
絵記号の関連は、制御構造の形を取るので、機能絵記号
に対応付けらている機能を、制御構造に従って実行す
る、創出機能を創出する。
【0076】創出機能実行部125は、機能創出部12
4によって創出された創出機能を実行する。
【0077】創出機能絵記号管理部131は、機能創出
部124によって創出された創出機能を象徴化して表現
する新たな機能絵記号を作成し、この新たな機能絵記号
を、創出機能及びその創出機能に対応する関連と対応付
ける。
【0078】図21は、創出機能絵記号管理部131
が、実際に、新たな機能絵記号を、創出機能及びその創
出機能に対応する関連と対応付けた場合の、対応関係を
表現するデータの例である。創出機能絵記号管理部13
1は、機能絵記号管理部111を用いて、図17のデー
タ構造から作られた、機能と機能絵記号の対応関係を表
現するデータと、図19のデータ構造から作られた、関
連を表現するデータとを、ポインタで繋げることによっ
て、対応関係を記憶する。このデータ例では、ユーザが
新たに作った機能絵記号を、「機能”星が瞬く”を実行
し、機能”月が欠ける”を実行し、機能”星が流れる”
を実行する」という逐次処理を表現する関連と対応付け
ている。
【0079】上記絵記号による機能の制御装置の動作の
概略について、図2のフローチャートを参照しながら説
明する。なお、以下の説明において画面例を用いて具体
例を説明する場合には、図16及び図21のデータ例を
使って説明する。
【0080】まず、機能の制御に先立ち、機能絵記号管
理部111が、ユ−ザが実行可能な機能を、機能絵記号
と対応付け、また、実体管理部113が、各種の実体
を、その実体に適用される機能または関連する機能と対
応付ける(ステップ211)。
【0081】なお、実体は、その実体を表示する必要が
生じたときに、実体表示部114によって表示手段10
1に表示される。ただし、実体を表示する必要性を発生
させるための構成は、本発明の要旨とは直接関係がない
ので、省略する。
【0082】ステップ211が終わり、実体が表示され
た時点における表示手段101の画面の例を、図6に示
す。この時点においては、指示手段102が現在指し示
している位置を表示手段上に表示するためのカーソル6
01と、実体611(「月の写真」という実体である
「実体”月”」)と、実体612(「星の絵」という実
体である「実体”星”」)と、実体613(「文書を表
しているアイコン」という実体である「実体”文書のア
イコン”」)とが、画面上に表示されている。
【0083】ステップ211が終わると、指示手段10
2からの指示を待つ。そして、指示手段102によっ
て、機能実行の指示が与えられた場合には、ステップ2
21からステップ226までの一連の処理を行う。ま
た、指示手段102によって、関連定義開始の指示が与
えられた場合には、ステップ231からステップ262
までの一連の処理を行う。また、指示手段102によっ
て、機能絵記号の表示と非表示の切り替えの指示が与え
られた場合には、ステップ213の処理を行う(ステッ
プ212)。これらの3通りの処理が終了した後は、い
ずれの場合も、再びこのステップ212の処理に戻り、
以上の処理を繰り返す。
【0084】指示手段102による機能実行の指示は、
例えば、機能絵記号管理部111によって実行したい機
能と対応付けられている機能絵記号の、マウスによるク
リック等である。
【0085】また、指示手段102による関連定義開始
の指示は、例えば、新たな機能を定義して、実体管理部
113によってその機能を対応付けたい実体のマウスに
よるダブルクリック、及び、機能絵記号管理部111に
よって既に定義されている創出機能に対して対応付けら
れている機能絵記号のマウスによるダブルクリック等で
ある。
【0086】また、指示手段102による機能絵記号の
表示と非表示の切り替えの指示は、例えば、機能絵記号
管理部111によって表示と非表示の切り替えを行いた
い機能絵記号と対応付けられている機能に対して、実体
管理部113によって対応付けられている実体のマウス
によるクリック等である。
【0087】次に、ステップ212によって分岐する3
通りの処理のそれぞれについて、順に説明する。
【0088】第一に、ステップ221からステップ22
6までの一連の処理について説明する。
【0089】機能絵記号管理部111は、機能絵記号表
示部112によって表示手段101に表示されている機
能絵記号に対して、指示手段102によって与えられた
指示を受け取ると、まず、その機能絵記号I1を得る
(ステップ221)。
【0090】続いて、機能絵記号管理部111は、機能
絵記号I1が対応する機能が創出機能か否かを調べ(ス
テップ222)、創出機能でない場合には、機能絵記号
I1に対応する機能F1を得(ステップ223)、機能
実行部116を用いて、機能F1を実行する(ステップ
224)。また、創出機能である場合には、機能絵記号
I1に対応する創出機能F2を得(ステップ225)、
創出機能実行部125を用いて、創出機能F2を実行す
る(ステップ226)。
【0091】例えば、画面が図11に示すような状態で
あった場合に、創出機能でない機能に対応する機能絵記
号である機能絵記号622に対して指示手段102によ
って指示を与える(例えば、マウスでクリックする)
と、機能絵記号管理部111が、機能絵記号622
(「月が欠けていく」様子を絵記号として表現した「機
能絵記号”月が欠ける”」)に対応する機能(「機能”
月が欠ける”」)を、図18のデータ例のテーブルを用
いて取得し、機能実行部116がこの機能を実行する。
【0092】また、例えば、画面が図11に示すような
状態であった場合に、創出機能に対応する機能絵記号で
ある機能絵記号624に対して指示手段102によって
指示を与える(例えば、マウスでクリックする)と、機
能絵記号管理部111が、機能絵記号624に対応する
創出機能を、図21のデータ例のテーブルを用いて取得
し、創出機能実行部125がこの機能を実行する。
【0093】第二に、ステップ231からステップ26
2までの一連の処理について説明する。
【0094】まず最初に、これから定義を始めようとし
ている関連が、新規に定義される関連であるのか、それ
とも、既に定義済みの関連であるのか、を調べる。具体
的には、例えば、指示手段102からの指示を受け取っ
たのが、実体管理部113であれば(指示手段102に
よって指示されているものが実体であれば)新規の関連
であり、機能絵記号管理部111であれば(指示手段1
02によって指示されているものが機能絵記号であれ
ば)既に定義済みの関連である、と判断する(ステップ
231)。
【0095】ステップ231において、新規の関連の定
義であった場合には、実体管理部113は、機能絵記号
関連管理部123を用いて新規の関連の情報を作成する
(ステップ232)。これらの処理が終わると、ステッ
プ235に進む。
【0096】また、ステップ231において、既に定義
済みの関連であった場合、すなわち関連の修正であった
場合には、機能絵記号管理部111は、指示手段102
によって指定されている機能絵記号I2を特定し(ステ
ップ233)、続いて、機能絵記号I2に対応付けられ
ている関連を特定し、機能絵記号関連管理部123を用
いてその関連に関する情報を取り出す(ステップ23
4)。これらの処理が終わると、ステップ235に進
む。
【0097】ステップ235では、得られた関連をR1
として、機能絵記号関連表示部121が、R1の情報に
従って関連の絵表現G1を作成し、表示手段101に表
示する。
【0098】図8は、ステップ235が終了した時点に
おける、新規の関連を定義する場合の、画面例である。
画面が図7で示される状態のときに、実体611に対し
て指示手段102によって指示を与える(例えば、マウ
スでダブるクリックする)と、絵表現651(図2にお
ける絵表現G1に対応する)がウィンドウとして画面に
表示される。この例の場合、絵表現651は、プログラ
ミング言語における制御構造を表現しており、フローチ
ャートのような形となっている。図8のノード652、
ノード653、ノード654のそれぞれは、フローチャ
ートにおける逐次処理を示すノードに対応する絵表現で
あり、初期状態では白い四角形(空欄を表す)となって
いる。
【0099】なお、逐次処理以外の制御構造を扱いたい
場合には、例えば、機能絵記号関連表示部121が、絵
表現651内のノードをマウスでクリックするなどの、
指示手段102による指示を受け取って、絵表現を変化
させれば良い。これを説明したのが、図12、図13、
図14である。
【0100】図12は、逐次処理のみからなる制御構造
を表現している絵表現の例であり、図13は、条件分岐
の入った制御構造を表現している絵表現の例であり、図
14は、繰り返し(ループ)の入った制御構造を表現し
ている絵表現の例である。図12の絵表現内のノード1
212をマウスでクリックすると、図12の絵表現内の
ノード1212が、図13の絵表現内のノード1221
及びノード1222及びノード1223の3つと置き換
わって、結果として図13に示すような絵表現となる。
また、図12の絵表現内のノード1212をマウスでダ
ブルクリックすると、図12の絵表現内のノード121
2が、図14の絵表現内のノード1231及びノード1
232の2つと置き換わって、結果として図14に示す
ような絵表現となる。
【0101】このように、機能絵記号関連表示部121
が、指示手段102からの指示を受け取ることによっ
て、表示手段101に表示されている絵表現G1の形を
変化させていくことによって、任意の制御構造を表現す
る絵表現を作り出すことができる。
【0102】次に、関連の定義を行う(ステップ241
からステップ244まで)。関連の絵表現が機能絵記号
関連表示部121によって表示手段101に表示される
と、指示手段102からの指示を待つ。指示手段102
から関連定義の終了の指示が与えられるまで、ステップ
242からステップ243までの処理を繰り返し、指示
手段102から関連定義の終了の指示が与えられると、
ステップ244に進む(ステップ241)。
【0103】指示手段102による関連定義終了の指示
は、例えば、関連定義開始時にマウスによってダブルク
リックされた実体のマウスによるダブルクリック、及
び、関連定義開始時にマウスによってダブルクリックさ
れた機能絵記号のマウスによるダブルクリック等であ
る。なお、この際、関連を表現する絵表現の表示も消え
る。図8の例では、絵表現651(図2における絵表現
G1に対応する)のウィンドウが閉じる。
【0104】関連の絵表現が表示手段101に表示され
ているとき、指示手段102によって機能絵記号の関連
を定義する指示を与えると、機能絵記号関連定義部12
2が、指示手段102によって指定されている機能絵記
号I3を得る(ステップ242)。
【0105】指示手段102による関連定義の指示は、
例えば、機能絵記号のマウスによるドラッグ&ドロップ
等である。ドラッグによって機能絵記号I3を指定し、
ドロップによって、機能絵記号関連表示部121によっ
て表示手段101に表示されている関連R1の絵表現G
1上の、配置箇所を指定する。
【0106】機能絵記号のマウスによるドラッグ&ドロ
ップによって指示を行う例で説明すると、マウスのドロ
ップ操作が行われると、機能絵記号関連定義部122
が、機能絵記号関連表示部121を用いて、機能絵記号
I3と、関連R1の絵表現G1の、表示手段101にお
ける表示内容を変化させる(ステップ243)。
【0107】図9及び図10は、ステップ243による
画面の変化を示した画面例である。図9は、マウスのド
ラッグ操作を行っている最中の画面例である。画面が図
8で示されている状態のときに、機能絵記号633(図
2の機能絵記号I3に対応)をマウスによってドラッグ
すると、カーソル601で指し示されている位置に、機
能絵記号633と同じ絵柄の絵記号661が表示され、
カーソル601の動きに合わせて絵記号661も動いて
いく。絵記号661をノード652の位置までドラッグ
し、この位置で絵記号661をドロップすると、ノード
652の白い四角形が機能絵記号633の絵柄に置き変
わる。
【0108】機能絵記号633をノード652に、機能
絵記号622をノード653に、機能絵記号632をノ
ード654に、それぞれドラッグ&ドロップすると、画
面は、図10に示したような状態となる。すなわち、ノ
ード652、ノード653、ノード654、の白い四角
形が、それぞれ、機能絵記号633、機能絵記号62
2、機能絵記号632の絵柄で置き換わる。更に、絵表
現651内の空欄のノードがなくなるので、機能絵記号
関連定義部122が、機能絵記号関連表示部121を用
いて、絵表現651内に新たなノード655を付け加え
て、絵表現651を表示する。
【0109】ステップ244では、機能絵記号関連管理
部123が、この絵表現G1の表示内容の変化に基づい
て、関連に関する情報を変更して記憶し、管理すること
によって、機能絵記号の関連を定義する。ステップ24
3と同じ例で説明すると、機能絵記号関連管理部123
は、制御構造のノードを表現する絵表現G1中の白い四
角と置き換えられた機能絵記号を、絵表現G1が表現し
ている制御構造中の対応するノードに、対応付けたもの
を、関連として記憶及び管理する。すなわち、配置され
た機能絵記号とその配置箇所を記憶し、制御構造の情報
と結びつけて、新たな関連R1として定義する。
【0110】前述した、図9及び図10の画面例を用い
て説明した例の場合には、絵表現651(図2の絵表現
G1に対応)の中には、逐次処理を表現するノード65
2、ノード653、ノード654の3つが順に並んでお
り、それぞれのノードには、機能絵記号633、機能絵
記号622、機能絵記号632が配置されているので、
機能絵記号関連管理部123は、結果として図20で示
すようなデータを作成して記憶し、このデータに基づい
て、関連の管理を行う。
【0111】次に、創出機能の創出を行う(ステップ2
51からステップ252まで)。機能創出部124が、
機能絵記号関連管理部123を用いて、関連R1の情報
を取り出し、この情報内に記述されている各機能絵記号
を得、機能絵記号管理部111を用いて、各機能絵記号
に対応付けられている機能のそれぞれを得る(ステップ
251)。
【0112】機能創出部124は、求めた機能のそれぞ
れを、情報に従って組み合わせてできる新たな機能を、
創出機能F3として創出する。ステップ243と同じ例
で説明すると、求めた機能のそれぞれを、関連R1の情
報が表現している制御構造の該当箇所にあてはめ、この
制御構造に従ってそれぞれの機能を実行していくという
新たな機能を、創出機能F3として創出する(ステップ
252)。
【0113】関連R1の情報が図20で示したデータ例
である場合、このデータ例は、機能”星が瞬く”、機
能”月が欠ける”、機能”星が流れる”という3つの機
能が、逐次処理を表現するノードが順に並んだ制御構造
のそれぞれのノードに対応付けられた関連を表現してい
るので、創出機能F3は、「機能”星が瞬く”を実行
し、機能”月が欠ける”を実行し、機能”星が流れる”
を実行する」という逐次処理を実行する機能となる。
【0114】次に、創出機能に絵記号を対応付ける(ス
テップ261からステップ262まで)。
【0115】創出機能絵記号管理部131は、機能創出
部124によって創出された創出機能F3を象徴化して
表現する新たな機能絵記号I4を作成し(ステップ26
1)、機能絵記号管理部111を用いて、この新たな機
能絵記号I4を、創出機能F3及び前記創出機能に対応
する関連R1と対応付ける(ステップ262)。
【0116】図11は、創出機能に絵記号が対応付けら
れた後の画面の例である。画面が図10の状態の時に、
実体611に対して指示手段102を用いて指示(例え
ば、マウスによるダブルクリック)を与えると、関連の
定義が終了し、絵表現651のウィンドウが閉じ、ステ
ップ244からステップ262までが実行される。ステ
ップ244で作られた関連R1の情報(図20のデータ
例)が、ステップ262によって、図18のデータ例に
ポインタで関係付けられ、結果として図21のデータ例
が作成される。図21のデータは、ユーザが新たに作成
した機能絵記号624(図2におけるI4に対応する)
を、図20のデータが表現する、創出機能F3及び前記
創出機能に対応する関連R1と対応付ける。
【0117】第三に、ステップ213の処理について説
明する。実体管理部113は、実体表示部114によっ
て表示手段101に表示されている実体に対して、指示
手段102によって与えられた指示を受け取ると、その
実体に対応付けられている機能群を特定し、機能絵記号
表示管理部115を用いて、それらの機能群に対応付け
られている機能絵記号の表示と非表示を切り替える。こ
の際、機能絵記号表示管理部115は、機能絵記号管理
部111を用いて、その機能群に対応する機能絵記号群
を特定し、更に、機能絵記号管理部111が、機能絵記
号表示部112を用いて、それらの機能絵記号の一部ま
たは全部の、表示手段101による表示と非表示を切り
替える(ステップ213)。
【0118】図7は、ステップ213を行った結果の画
面の例である。画面が図6の画面例で示される状態であ
った場合に、実体611、実体612、実体613に対
して指示手段102によって指示を与える(例えばマウ
スでクリックする)と、それぞれ、ウィンドウ621、
ウィンドウ631、ウィンドウ641が開き、それぞれ
の実体に対応する機能絵記号が表示される。例えば、実
体611をマウスでクリックした結果表示されたウィン
ドウ621の中には、機能絵記号622(「月が欠けて
いく」様子を絵記号として表現した「機能絵記号”月が
欠ける”」)と、機能絵記号623(「月が満ちてい
く」様子を絵記号として表現した「機能絵記号”月が満
ちる”」)とが表示されている。この場合には、まず、
実体管理部113が、図16のデータ例のテーブルを用
いて、実体611に対応付けられている機能(「機能”
月が欠ける”」及び「機能”月が満ちる”」)を取得
し、次に、機能絵記号表示管理部115が、機能絵記号
管理部111を用いて、これらの機能に対応付けられて
いる機能絵記号622及び623を取得し、機能絵記号
表示部112を用いて、機能絵記号622及び623を
ウィンドウ621内に表示されるよう設定し、最後にウ
ィンドウ621を表示する。なお、機能絵記号管理部が
「機能”月が欠ける”」及び「機能”月が満ちる”」か
ら機能絵記号622及び623を得る際には、図18の
データ例のテーブルを使用する。
【0119】また、逆に、画面が図7の画面例で示され
る状態であった場合に、実体611、実体612、実体
613に対して指示手段102によって指示を与える
(例えばマウスでクリックする)と、それぞれ、ウィン
ドウ621、ウィンドウ631、ウィンドウ641が閉
じて、画面は図6の画面例で示される状態に変化する。
【0120】このように上記絵記号による機能の制御装
置によれば、ユーザが実行可能な機能を象徴化して絵記
号として表現し、かつ、それらの多数の機能絵記号を関
連する実体ごとにまとめておき、関連する実体に対する
指示手段102による指示によって必要なときにのみ表
示することができるので、絵記号に対する指示手段10
2による指示のみによってユーザが実行可能な機能の制
御を行うことができる。
【0121】また、関連する実体に対する指示手段10
2による指示によって必要な機能絵記号を表示できるの
で、機能絵記号を捜す必要がなく、ユーザにとって非常
に操作性の良い装置となっている。
【0122】更に、指示手段102による指示のみによ
って、新たな機能を次々に創出していくことが可能であ
る。
【0123】すなわち、既存の機能を使うことから、新
たな機能を定義して使っていくことまで、全ての作業
を、全て統一的に、指示手段102による指示という、
直感的にわかりやすく、習熟が極めて容易で、操作性の
高い操作のみによって、行うことができる。
【0124】また、指示手段102以外の入力装置が不
必要なので、従来は既存の機能を実行することしかでき
なかった、例えばゲーム機などの入力手段の乏しい装置
でも、コンピュータシステムと同様に、新たな機能を自
由に創出していくことが可能となる。
【0125】図3は、本発明の他の実施例における絵記
号による機能の制御装置の構成図で、この絵記号による
機能の制御装置は、表示手段301と、指示手段302
と、機能絵記号管理部311と、機能絵記号表示部31
2と、実体管理部313と、実体表示部314と、機能
絵記号表示管理部315と、機能実行部316と、機能
絵記号関連表示部321と、機能絵記号関連定義部32
2と、機能絵記号関連管理部323と、機能創出部32
4と、創出機能実行部325と、創出機能絵記号管理部
331と、実体機能組解釈部341とを備えている。
【0126】表示手段301は、任意の絵柄を表示する
ための手段で、例えば、グラフィカルディスプレイやテ
レビジョン等である。
【0127】指示手段302は、表示手段301上に表
示されている表示物に対して何らかの指示を与える手段
で、例えば、マウス、ジョイパッド、キーボード等であ
る。
【0128】機能絵記号管理部311は、ユ−ザが実行
可能な機能を、機能絵記号と対応付けて管理する。ま
た、機能絵記号に対する指示手段302からの指示を受
け取り、その指示に従って、機能絵記号を制御する。機
能絵記号とは、例えば、アイコン等である。
【0129】機能絵記号表示部312は、機能絵記号を
表示手段301を用いて表示する。表示手段301と
は、例えば、グラフィカルディスプレイ等である。
【0130】実体管理部313は、各種の実体を、その
実体に適用される機能または関連する機能と対応付けて
管理する。また、実体に対する指示手段302からの指
示を受け取り、その指示に従って、実体を制御する。実
体とは、例えば、図形、文字、絵、写真、動画等の、表
示手段301によって表示可能なリソース自体、及び、
それらの表示手段301によって表示可能なリソースを
表示手段301によって象徴化して表示するための絵記
号、及び、例えば、音声、アプリケーションプログラ
ム、ハードウェア等の、表示手段301によって表示不
可能なリソースを、表示手段301によって象徴化して
表示するための絵記号、等である。
【0131】実体表示部314は、実体を表示手段30
1を用いて表示する。機能絵記号表示管理部315は、
実体表示部314によって表示手段301に表示されて
いる実体に対して指示手段302を用いて与えられた指
示に従って、機能絵記号表示部312を用いて、実体管
理部313によって実体に対応付けられている機能の一
部または全部の、表示手段301による表示と非表示を
切り替える。
【0132】機能実行部316は、機能絵記号表示部3
12によって表示手段301に表示されている機能絵記
号に対して指示手段302を用いて与えられた指示に従
って、機能絵記号管理部311によって機能絵記号に対
応付けられている機能を実行する。
【0133】機能絵記号関連表示部321は、実体機能
組を単位とする関連を、絵表現として表示手段301に
表示する。本実施例の場合、実体機能組の関連は、プロ
グラミング言語における制御構造の形を取るので、実体
機能組の間に形成される制御構造という関連を、その制
御構造を図式化した絵表現として表示手段301に表示
する。
【0134】機能絵記号関連定義部322は、実体表示
部314によって表示手段301に表示されている実体
と、機能絵記号表示部312によって表示手段301に
表示されている機能絵記号と、機能絵記号関連表示部3
21によって表示手段301に表示されている関連を、
指示手段302を用いて与えられた指示に従って操作す
ることによって、関連を定義する。本実施例の場合、実
体機能組の関連は、制御構造の形を取るので、絵表現中
の、制御構造の各ノードを表現する部分に、実体機能組
を対応付ける。
【0135】機能絵記号関連管理部323は、機能絵記
号関連定義部322によって定義される関連を、記憶
し、管理する。本実施例の場合、実体機能組の関連は、
制御構造の形を取るので、絵表現が表現している制御構
造の各ノードに、それぞれのノードを表現する絵表現中
の部分に対応付けられている実体機能組を、対応付けた
ものを、関連として記憶及び管理する。
【0136】機能創出部324は、機能絵記号関連管理
部323に定義されている関連を判定し、実体機能組解
釈部341によって得られる、実体機能組に対応付けら
れている機能が、関連に従って組み合わされてできる、
創出機能を創出する。本実施例の場合、実体機能組の関
連は、制御構造の形を取るので、実体機能組に対応付け
らている機能を、制御構造に従って実行する、創出機能
を創出する。
【0137】創出機能実行部325は、機能創出部32
4によって創出された創出機能を実行する。
【0138】創出機能絵記号管理部331は、機能創出
部324によって創出された創出機能を象徴化して表現
する新たな機能絵記号を作成し、この新たな機能絵記号
を、創出機能及びその創出機能に対応する関連と対応付
ける。
【0139】実体機能組解釈部341は、実体管理部3
13及び機能絵記号管理部311から得られる情報を参
照して、指定された実体機能組から、実行する機能を判
別する。
【0140】上記絵記号による機能の制御装置の動作の
概略について、図4のフローチャートを参照しながら説
明する。
【0141】まず、機能の制御に先立ち、機能絵記号管
理部311が、ユ−ザが実行可能な機能を、機能絵記号
と対応付け、また、実体管理部313が、各種の実体
を、その実体に適用される機能または関連する機能と対
応付ける(ステップ411)。
【0142】ステップ411が終わると、指示手段30
2からの指示を待つ。そして、指示手段302によっ
て、機能実行の指示が与えられた場合には、ステップ4
21からステップ426までの一連の処理を行う。ま
た、指示手段302によって、関連定義開始の指示が与
えられた場合には、ステップ431からステップ462
までの一連の処理を行う。また、指示手段302によっ
て、機能絵記号の表示と非表示の切り替えの指示が与え
られた場合には、ステップ413の処理を行う(ステッ
プ412)。これらの3通りの処理が終了した後は、い
ずれの場合も、再びこのステップ412の処理に戻り、
以上の処理を繰り返す。
【0143】指示手段302による機能実行の指示は、
例えば、機能絵記号管理部311によって実行したい機
能と対応付けられている機能絵記号の、マウスによるク
リック等である。
【0144】また、指示手段302による関連定義開始
の指示は、例えば、新たな機能を定義して、実体管理部
313によってその機能を対応付けたい実体のマウスに
よるダブルクリック、及び、機能絵記号管理部311に
よって既に定義されている創出機能に対して対応付けら
れている機能絵記号のマウスによるダブルクリック等で
ある。
【0145】また、指示手段302による機能絵記号の
表示と非表示の切り替えの指示は、例えば、機能絵記号
管理部311によって表示と非表示の切り替えを行いた
い機能絵記号と対応付けられている機能に対して、実体
管理部313によって対応付けられている実体のマウス
によるクリック等である。
【0146】なお、実体は、その実体を表示する必要が
生じたときに、実体表示部314によって表示手段30
1に表示される。ただし、実体を表示する必要性を発生
させるための構成は、本発明の要旨とは直接関係がない
ので、省略する。
【0147】次に、ステップ412によって分岐する3
通りの処理のそれぞれについて、順に説明する。
【0148】第一に、ステップ421からステップ42
6までの一連の処理について説明する。
【0149】機能絵記号管理部311は、機能絵記号表
示部312によって表示手段301に表示されている機
能絵記号に対して、指示手段302によって与えられた
指示を受け取ると、まず、その機能絵記号I1を得る
(ステップ421)。
【0150】続いて、機能絵記号管理部311は、機能
絵記号I1が対応する機能が創出機能か否かを調べ(ス
テップ422)、創出機能でない場合には、機能絵記号
I1に対応する機能F1を得(ステップ423)、機能
実行部316を用いて、機能F1を実行する(ステップ
424)。また、創出機能である場合には、機能絵記号
I1に対応する創出機能F2を得(ステップ425)、
創出機能実行部325を用いて、創出機能F2を実行す
る(ステップ426)。
【0151】第二に、ステップ431からステップ46
2までの一連の処理について説明する。
【0152】まず最初に、これから定義を始めようとし
ている関連が、新規に定義される関連であるのか、それ
とも、既に定義済みの関連であるのか、を調べる。具体
的には、例えば、指示手段302からの指示を受け取っ
たのが、実体管理部313であれば(指示手段102に
よって指示されているものが実体であれば)新規の関連
であり、機能絵記号管理部311であれば(指示手段1
02によって指示されているものが機能絵記号であれ
ば)既に定義済みの関連である、と判断する(ステップ
431)。
【0153】ステップ431において、新規の関連の定
義であった場合には、実体管理部313は、機能絵記号
関連管理部323を用いて新規の関連の情報を作成する
(ステップ432)。これらの処理が終わると、ステッ
プ435に進む。
【0154】また、ステップ431において、既に定義
済みの関連であった場合、すなわち関連の修正であった
場合には、機能絵記号管理部311は、指示手段302
によって指定されている機能絵記号I2を特定し(ステ
ップ433)、続いて、機能絵記号I2に対応付けられ
ている関連を特定し、機能絵記号関連管理部323を用
いてその関連に関する情報を取り出す(ステップ43
4)。これらの処理が終わると、ステップ435に進
む。
【0155】ステップ435では、得られた関連をR1
として、機能絵記号関連表示部321が、R1の情報に
従って関連の絵表現を作成し、表示手段301に表示す
る。
【0156】次に、関連の定義を行う(ステップ441
からステップ444まで)。関連の絵表現が機能絵記号
関連表示部321によって表示手段301に表示される
と、指示手段302からの指示を待つ。指示手段302
から関連定義の終了の指示が与えられるまで、ステップ
442からステップ443までの処理を繰り返し、指示
手段302から関連定義の終了の指示が与えられると、
ステップ444に進む(ステップ441)。
【0157】指示手段302による関連定義終了の指示
は、例えば、関連定義開始時にマウスによってダブルク
リックされた実体のマウスによるダブルクリック、及
び、関連定義開始時にマウスによってダブルクリックさ
れた機能絵記号のマウスによるダブルクリック等であ
る。
【0158】関連の絵表現が表示手段301に表示され
ているとき、指示手段302によって実体機能組の関連
を定義する指示を与えると、機能絵記号関連定義部32
2が、指示手段302によって指定されている実体E3
または機能絵記号I3を得る(ステップ442)。
【0159】指示手段302による関連定義の指示は、
例えば、実体または機能絵記号のマウスによるドラッグ
&ドロップ等である。ドラッグによって実体E3または
機能絵記号I3を指定し、ドロップによって、機能絵記
号関連表示部321によって表示手段301に表示され
ている関連R1の絵表現G1上の、配置箇所を指定す
る。
【0160】機能絵記号のマウスによるドラッグ&ドロ
ップによって指示を行う例で説明すると、マウスのドロ
ップ操作が行われると、機能絵記号関連定義部322
が、機能絵記号関連表示部321を用いて、実体E3ま
たは機能絵記号I3と、関連R1の絵表現G1の、表示
手段301における表示内容を変化させる。例えば、絵
表現G1が、制御構造を表す絵表現の各ノードの箇所
と、対応する実体機能組の実体及び機能絵記号との間
を、線を描いて結んでいるような絵となっているとする
と、実体E3または機能絵記号I3をマウスによって絵
表現G1の各ノードの箇所にドラッグ&ドロップする
と、絵表現G1の各ノードの箇所と実体E3または機能
絵記号I3の間に線が描かれる(ステップ443)。
【0161】ステップ444では、機能絵記号関連管理
部323が、この絵表現G1の表示内容の変化に基づい
て、関連に関する情報を変更して記憶し、管理すること
によって、実体機能組の関連を定義する。ステップ44
3と同じ例で説明すると、機能絵記号関連管理部323
は、制御構造のノードを表現する絵表現G1中の各ノー
ドの箇所と線で結ばれて描かれている実体と機能絵記号
からなる実体機能組を、絵表現G1が表現している制御
構造中の対応するノードに、対応付けたものを、関連と
して記憶及び管理する。すなわち、配置された実体及び
機能絵記号とそれらの配置箇所を記憶し、制御構造の情
報と結びつけて、新たな関連R1として定義する。
【0162】次に、創出機能の創出を行う(ステップ4
51からステップ452まで)。機能創出部324が、
機能絵記号関連管理部323を用いて、関連R1の情報
を取り出し、この情報内に記述されている各実体機能組
を得、実体機能組解釈部341を用いて、各実体機能組
に対応付けられている機能のそれぞれを得る(ステップ
451)。
【0163】実体機能組解釈部341が実体機能組を解
釈し、対応付けられている機能を判別するためには、例
えば、図5に示すようなテーブルを保持しておき、この
テーブルを用いて判別を行う。図5の例では、実体”い
ぬ”と機能絵記号”進む”からなる実体機能組に対応す
る機能は、機能”歩く”となる。
【0164】機能創出部324は、求めた機能のそれぞ
れを、情報に従って組み合わせてできる新たな機能を、
創出機能F3として創出する。ステップ443と同じ例
で説明すると、求めた機能のそれぞれを、関連R1の情
報が表現している制御構造の該当箇所にあてはめ、この
制御構造に従ってそれぞれの機能を実行していくという
新たな機能を、創出機能F3として創出する(ステップ
452)。
【0165】次に、創出機能に絵記号を対応付ける(ス
テップ461からステップ462まで)。
【0166】創出機能絵記号管理部331は、機能創出
部324によって創出された創出機能F3を象徴化して
表現する新たな機能絵記号I4を作成し(ステップ46
1)、機能絵記号管理部311を用いて、この新たな機
能絵記号I4を、創出機能F3及び前記創出機能に対応
する関連R1と対応付ける(ステップ462)。
【0167】第三に、ステップ413の処理について説
明する。実体管理部313は、実体表示部314によっ
て表示手段301に表示されている実体に対して、指示
手段302によって与えられた指示を受け取ると、その
実体に対応付けられている機能群を特定し、機能絵記号
表示管理部315を用いて、それらの機能群に対応付け
られている機能絵記号の表示と非表示を切り替える。こ
の際、機能絵記号表示管理部315は、機能絵記号管理
部311を用いて、その機能群に対応する機能絵記号群
を特定し、更に、機能絵記号管理部311が、機能絵記
号表示部312を用いて、それらの機能絵記号の一部ま
たは全部の、表示手段301による表示と非表示を切り
替える(ステップ413)。
【0168】このように上記絵記号による機能の制御装
置によれば、図1の構成の実施例の制御装置で得られる
効果に加えて、実体機能組を創出機能を創出するための
単位としたことによって、少ない絵記号で多くの機能を
表現することができ、また、創出機能の創出するための
関連を簡潔に表現できるので、作業量を減らすことがで
きる。特に、マウスのドラッグ等のユーザの負荷が大き
い指示操作を減らすことができ、作業効率が高くなる。
また、わかりやすい絵表現とすることができ、創出作業
の修正や保守などが容易となる。
【0169】
【発明の効果】請求項1、請求項2の発明によれば、ユ
ーザが実行可能な機能を象徴化して絵記号として表現
し、かつ、それらの多数の機能絵記号を関連する実体ご
とにまとめておき、関連する実体に対する指示手段によ
る指示によって必要なときにのみ表示することができる
ので、実体と絵記号に対する指示手段による指示のみに
よってユーザが実行可能な機能の制御を行うことがで
き、操作性が向上する。
【0170】また、何らかの機能を実行したい時、所望
の機能は機能絵記号として関連する実体に対応付けられ
ており、その実体に対して指示手段によって指示を与え
るだけで関連する機能絵記号が表示されるので、従来の
ようにコマンドを調べたり、メニュ−や、アイコン等の
絵記号を探したりする手間が省け、操作性が向上し、操
作に要する時間を短縮することが可能となる。
【0171】請求項3、請求項4の発明によれば、請求
項1、請求項2の発明のそれぞれの効果に加えて、更
に、以下の効果が得られる。
【0172】実体と機能絵記号と関連の絵表現に対する
指示手段の操作のみで、新たな機能の創出、具体的に
は、プログラミングや、機能のカスタマイズ等を実現す
ることが出来る。また、例えば、旧来のプログラミング
言語の知識がないユ−ザでもプログラミングを行うこと
が出来るし、プログラミング環境の知識がないユ−ザで
もカスタマイズを行うことが出来る。
【0173】更に、新たな機能を次々に創出していくこ
とが可能となる効果に加えて、既存の機能を使うことか
ら、新たな機能を定義して使っていくことまで、全ての
作業を、全て統一的に、指示手段による指示という、直
感的にわかりやすく、習熟が極めて容易で、操作性の高
い操作のみによって、行うことができる、という相乗的
な効果をも得ることができる。
【0174】また、その指示手段以外の入力装置が不必
要なので、従来は既存の機能を実行することしかできな
かった、例えばゲーム機などの入力手段の乏しい装置で
も、コンピュータシステムと同様に、新たな機能を自由
に創出していくこと、すなわち、プログラミングやカス
タマイズ等が可能となる。
【0175】請求項5、請求項6の発明によれば、請求
項3、請求項4の発明のそれぞれの効果に加えて、更
に、以下の効果が得られる。
【0176】新たな機能を創出する作業のうちでも、特
に重要な作業であるプログラミング作業において、従来
はコンピューターにおけるプログラミング言語の使用以
外では実現が不可能であったようなプログラミング作業
と同等の効果を得られるプログラミング作業を、実体と
機能絵記号と関連の絵表現に対する指示手段の操作のみ
で行うことが可能となる。
【0177】請求項7、請求項8、請求項9、請求項1
0の発明によれば、請求項3、請求項4、請求項5、請
求項6の発明のそれぞれの効果に加えて、更に、以下の
効果が得られる。
【0178】新たに創出した創出機能を機能絵記号と対
応付けることにより、この機能絵記号に対して指示手段
によって指示を与えることによって対応する創出機能を
実行することができる。すなわち、予め備えられている
機能絵記号と同様の操作で制御することが可能となり、
操作性が向上する。また、新たに創出した創出機能を機
能絵記号と対応付けて、この機能絵記号をも更なる関連
の定義に用いることができるので、創出作業の抽象化が
実現できる。このため、創出作業の全体像が眺めやすく
なり、創出作業を行う際に頭の中を整理しやすくなるの
で、作業効率が向上する。また、新たに創出した創出機
能を機能絵記号という部品として実体に張り付けて行く
ことができるので、大きな機能を創出する場合に、小さ
な創出作業を集めていくことによって実現できるので、
作業効率が向上する。
【0179】請求項11、請求項12の発明によれば、
請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、
請求項8、請求項9、請求項10のそれぞれの発明の効
果に加えて、更に、以下の効果が得られる。
【0180】創出機能を創出するための単位を実体機能
組としたことによって、少ない絵記号で多くの機能を表
現することができ、また、創出機能を創出するための関
連を簡潔に表現できるので、作業量を減らすことができ
る。特に、マウスのドラッグ等のユーザの負荷が大きい
指示手段による指示操作を減らすことができ、作業効率
が高くなる。また、わかりやすい絵表現とすることがで
き、創出作業の修正や保守などが容易となる。
【0181】例えば、複数の実体に対して同様な機能が
適用できる場合に、それらの機能に対して一つの機能絵
記号を対応付けておき、実体機能組の機能絵記号が同一
であっても、実体が異なっていればその実体に対応する
別個の機能を適用することによって、一つの機能絵記号
で表現できる機能を増やすことができる。
【0182】また、同様な機能を一つの機能絵記号でま
とめて表現するので、意味的に理解しやすくなり、操作
性が向上する。また、この場合、多数の実体に対して同
様な機能を適用する場合に、多数の実体と一個の機能絵
記号を実体機能組とすることで効率良い関連の表現がで
きるし、理解もしやすくなる。対応関係が多対一以外の
場合も同様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における絵記号による機
能の制御装置の構成図
【図2】本発明の第一の実施例における絵記号による機
能の制御装置の動作の概略を示すフローチャート
【図3】本発明の第二の実施例における絵記号による機
能の制御装置の構成図
【図4】本発明の第二の実施例における絵記号による機
能の制御装置の動作の概略を示すフローチャート
【図5】本発明の第二の実施例における絵記号による機
能の制御装置において、実体機能組解釈部が実体機能組
から機能を判別するときにテーブルを用いる場合の、テ
ーブル例の模式図
【図6】本発明の第一の実施例における絵記号による機
能の制御装置において、実体が表示された時点における
表示手段の画面の例
【図7】本発明の第一の実施例における絵記号による機
能の制御装置において、実体に対応付けられた機能群を
表示させた後における表示手段の画面の例
【図8】本発明の第一の実施例における絵記号による機
能の制御装置において、新規の関連の定義を開始した直
後における表示手段の画面の例
【図9】本発明の第一の実施例における絵記号による機
能の制御装置において、関連の定義を行う際の、マウス
によるドラッグ操作を行っている最中における画面の例
【図10】本発明の第一の実施例における絵記号による
機能の制御装置において、関連の定義を行う際の、マウ
スによるドロップ操作を行った後における画面の例
【図11】本発明の第一の実施例における絵記号による
機能の制御装置において、創出機能に絵記号が対応付け
られた後における画面の例
【図12】本発明の第一の実施例における絵記号による
機能の制御装置において、関連の定義を行う際に表示手
段に表示される絵表現のうち、逐次処理のみからなる制
御構造を表現している絵表現の例
【図13】本発明の第一の実施例における絵記号による
機能の制御装置において、関連の定義を行う際に表示手
段に表示される絵表現のうち、条件分岐の入った制御構
造を表現している絵表現の例
【図14】本発明の第一の実施例における絵記号による
機能の制御装置において、関連の定義を行う際に表示手
段に表示される絵表現のうち、繰り返し(ループ)の入
った制御構造を表現している絵表現の例
【図15】本発明の第一の実施例における絵記号による
機能の制御装置において、各種の実体と、その実体に適
用される機能または関連する機能との対応関係を記憶す
るためのデータ構造の例
【図16】本発明の第一の実施例における絵記号による
機能の制御装置において、各種の実体と、その実体に適
用される機能または関連する機能との対応関係を記憶し
ているデータの例
【図17】本発明の第一の実施例における絵記号による
機能の制御装置において、ユ−ザが実行可能な機能と機
能絵記号との対応関係を記憶するためのデータ構造の例
【図18】本発明の第一の実施例における絵記号による
機能の制御装置において、ユ−ザが実行可能な機能と機
能絵記号との対応関係を記憶しているデータの例
【図19】本発明の第一の実施例における絵記号による
機能の制御装置において、機能絵記号の一部または全部
の間の関連を記憶するためのデータ構造の例
【図20】本発明の第一の実施例における絵記号による
機能の制御装置において、機能絵記号の一部または全部
の間の関連を記憶しているデータの例
【図21】本発明の第一の実施例における絵記号による
機能の制御装置において、創出機能を表現するためにユ
ーザが新たに作った機能絵記号を、創出機能及びその創
出機能に対応する関連と対応付けた場合の、対応関係を
表現するデータの例
【符号の説明】
101 表示手段 102 指示手段 111 機能絵記号管理部 112 機能絵記号表示部 113 実体管理部 114 実体表示部 115 機能実行部 116 機能絵記号表示管理部 121 機能絵記号関連表示部 122 機能絵記号関連定義部 123 機能絵記号関連管理部 124 機能創出部 125 創出機能実行部 131 創出機能絵記号管理部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報処理装置において、各種の実体と、そ
    の実体に適用される機能または関連する機能との対応関
    係を記憶する、実体対応関係記憶手段と、ユ−ザが実行
    可能な機能と、前記機能を象徴化して表現する絵記号と
    の対応関係を記憶する、機能絵記号対応関係記憶手段と
    を有し、前記実体を前記表示手段を用いて表示する実体
    表示ステップと、前記絵記号を表示手段を用いて表示す
    る機能絵記号表示ステップと、前記実体に対する指示を
    指示手段から受取る実体制御ステップと、前記絵記号に
    対する指示を指示手段から受取る機能絵記号制御ステッ
    プと、前記実体と、その実体に適用される機能または関
    連する機能との対応関係を前記実体対応関係記憶手段に
    格納する実体対応関係格納ステップと、前記実体と、そ
    の実体に適用される機能または関連する機能との対応関
    係を前記実体対応関係記憶手段から取得する実体対応関
    係取得ステップと、前記実体に対して指示手段を用いて
    与えられた指示に従って、前記実体に対応付けられてい
    る機能を、前記実体対応関係取得ステップを実行するこ
    とによって取得し、取得した機能の一部または全部の、
    前記表示手段による表示と非表示を切り替える機能絵記
    号表示管理ステップと、ユ−ザが実行可能な機能と、前
    記絵記号との対応関係を、前記機能絵記号対応関係記憶
    手段に格納する機能絵記号対応関係格納ステップと、ユ
    −ザが実行可能な機能と、前記絵記号との対応関係を、
    前記機能絵記号対応関係記憶手段から取得する機能絵記
    号対応関係取得ステップと、前記絵記号に対して前記指
    示手段を用いて与えられた指示に従って、前記絵記号に
    対応付けられている機能を、前記機能絵記号対応関係取
    得ステップを実行することによって取得し、取得した機
    能を実行する機能実行ステップと、を実行することを特
    徴とする、絵記号による機能の制御方法。
  2. 【請求項2】情報処理装置において、ユ−ザが実行可能
    な機能を、機能を象徴化して表現する絵記号と対応付け
    て管理する機能絵記号管理部と、前記絵記号を表示手段
    を用いて表示する機能絵記号表示部と、各種の実体を、
    その実体に適用される機能または関連する機能と対応付
    けて管理する実体管理部と、前記実体を前記表示手段を
    用いて表示する実体表示部と、前記実体に対して指示手
    段を用いて与えられた指示に従って、前記実体管理部に
    よって前記実体に対応付けられている機能の一部または
    全部の、前記表示手段による表示と非表示を切り替える
    機能絵記号表示管理部と、前記絵記号に対して前記指示
    手段を用いて与えられた指示に従って、前記機能絵記号
    管理部によって前記絵記号に対応付けられている機能を
    実行する機能実行部と、を備えたことを特徴とする、絵
    記号による機能の制御装置。
  3. 【請求項3】機能を象徴化して表現する絵記号の一部ま
    たは全部の間の関連を記憶する機能絵記号関連記憶手段
    を有し、前記関連を、絵表現として表示手段に表示する
    機能絵記号関連表示ステップと、機能絵記号表示ステッ
    プによって前記表示手段に表示されている前記絵記号
    と、前記機能絵記号関連表示ステップによって前記表示
    手段に表示されている前記関連を、指示手段を用いて与
    えられた指示に従って操作することによって、前記関連
    を定義する機能絵記号関連定義ステップと、前記機能絵
    記号関連定義ステップによって絵表現として定義される
    前記関連を解釈する機能絵記号関連解釈ステップと、前
    記機能絵記号関連解釈ステップによって解釈された前記
    関連を、前記機能絵記号関連記憶手段に格納する機能絵
    記号関連格納ステップと、前記機能絵記号関連解釈ステ
    ップによって格納された前記関連を、前記機能絵記号関
    連記憶手段から取得する機能絵記号関連取得ステップ
    と、前記機能絵記号関連取得ステップによって取得され
    た前記関連を判定し、前記絵記号に対応付けられている
    機能が、前記関連に従って組み合わされてできる新たな
    機能を創出機能として創出する機能創出ステップと、前
    記創出機能を実行する創出機能実行ステップと、を実行
    することを特徴とする請求項1記載の絵記号による機能
    の制御方法。
  4. 【請求項4】機能を象徴化して表現する絵記号の一部ま
    たは全部の間の関連を、絵表現として表示手段に表示す
    る機能絵記号関連表示部と、 機能絵記号表示部によって前記表示手段に表示されてい
    る前記絵記号と、前記機能絵記号関連表示部によって前
    記表示手段に表示されている前記関連を、指示手段を用
    いて与えられた指示に従って操作することによって、前
    記関連を定義する機能絵記号関連定義部と、前記機能絵
    記号関連定義部によって絵表現として定義される前記関
    連を、解釈し、記憶し、管理する機能絵記号関連管理部
    と、前記機能絵記号関連管理部に定義されている前記関
    連を判定し、前記絵記号に対応付けられている機能が、
    前記関連に従って組み合わされてできる、新たな機能
    を、創出機能として創出する機能創出部と、前記創出機
    能を実行する創出機能実行部と、を備えたことを特徴と
    する請求項2記載の絵記号による機能の制御装置。
  5. 【請求項5】機能絵記号関連表示ステップは、プログラ
    ミング言語における制御構造を図式化した絵表現を表示
    手段に表示し、機能絵記号関連定義ステップは、前記絵
    表現中の、前記制御構造の各ノードを表現する部分に、
    機能を象徴化して表現する絵記号を対応付け、機能絵記
    号関連解釈ステップは、前記絵表現が表現している制御
    構造の各ノードに、それぞれのノードを表現する前記絵
    表現中の部分に対応付けられている前記絵記号を、対応
    付けたものを、関連として解釈し、機能創出ステップ
    は、前記絵記号に対応付けらている機能を、前記制御構
    造に従って実行する、創出機能を創出することを特徴と
    する請求項3記載の絵記号による機能の制御方法。
  6. 【請求項6】機能絵記号関連表示部は、プログラミング
    言語における制御構造を図式化した絵表現を表示手段に
    表示し、機能絵記号関連定義部は、前記絵表現中の、前
    記制御構造の各ノードを表現する部分に、機能を象徴化
    して表現する絵記号を対応付け、機能絵記号関連管理部
    は、前記絵表現が表現している制御構造の各ノードに、
    それぞれのノードを表現する前記絵表現中の部分に対応
    付けられている前記絵記号を、対応付けたものを、関連
    として解釈して、前記関連を記憶及び管理し、機能創出
    部は、前記絵記号に対応付けらている機能を、前記制御
    構造に従って実行する、創出機能を創出することを特徴
    とする請求項4記載の絵記号による機能の制御装置。
  7. 【請求項7】機能創出ステップによって創出された創出
    機能を象徴化して表現する絵記号と、前記創出機能及び
    前記創出機能に対応する関連との対応関係を記憶する、
    創出機能絵記号対応関係記憶手段を有し、機能創出ステ
    ップによって創出された創出機能を象徴化して表現する
    新たな絵記号を作成する創出機能絵記号作成ステップ
    と、前記創出機能絵記号作成ステップによって作成され
    た前記絵記号と、前記創出機能及び前記創出機能に対応
    する関連との対応関係を、前記創出機能絵記号対応関係
    記憶手段に格納する創出機能絵記号格納ステップと、創
    出機能絵記号格納ステップによって格納された前記対応
    関係を、前記創出機能絵記号対応関係記憶手段から取得
    する創出機能絵記号取得ステップと、を実行することを
    特徴とする請求項3記載の絵記号による機能の制御方
    法。
  8. 【請求項8】機能創出部によって創出された創出機能を
    象徴化して表現する新たな絵記号を作成し、前記絵記号
    を、前記創出機能及び前記創出機能に対応する関連と対
    応付ける創出機能絵記号管理部を備えたことを特徴とす
    る請求項4記載の絵記号による機能の制御装置。
  9. 【請求項9】機能創出ステップによって創出された創出
    機能を象徴化して表現する絵記号と、前記創出機能及び
    前記創出機能に対応する関連との対応関係を記憶する、
    創出機能絵記号対応関係記憶手段を有し、機能創出ステ
    ップによって創出された創出機能を象徴化して表現する
    新たな絵記号を作成する創出機能絵記号作成ステップ
    と、前記創出機能絵記号作成ステップによって作成され
    た前記絵記号と、前記創出機能及び前記創出機能に対応
    する関連との対応関係を、前記創出機能絵記号対応関係
    記憶手段に格納する創出機能絵記号格納ステップと、創
    出機能絵記号格納ステップによって格納された前記対応
    関係を、前記創出機能絵記号対応関係記憶手段から取得
    する創出機能絵記号取得ステップと、を実行することを
    特徴とする請求項5記載の絵記号による機能の制御方
    法。
  10. 【請求項10】機能創出部によって創出された創出機能
    を象徴化して表現する新たな絵記号を作成し、前記絵記
    号を、前記創出機能及び前記創出機能に対応する関連と
    対応付ける創出機能絵記号管理部を備えたことを特徴と
    する請求項6記載の絵記号による機能の制御装置。
  11. 【請求項11】指定された実体と機能を象徴化して表現
    する絵記号の組合わせから、実行する機能を判別する実
    体機能組解釈ステップを実行し、機能絵記号関連表示ス
    テップは、前記組合わせを単位とする関連を表示手段に
    表示し、機能絵記号関連定義ステップは、前記組合わせ
    を単位とする前記関連の定義を行い、機能絵記号関連解
    釈ステップは、前記組合わせを単位とする前記関連の解
    釈を行い、機能絵記号関連格納ステップは、前記組合わ
    せを単位とする前記関連の格納を行い、機能絵記号関連
    取得ステップは、前記組合わせを単位とする前記関連の
    取得を行い、機能創出ステップは、実体機能組解釈ステ
    ップが前記関連中の前記組合わせの各々を解釈すること
    によって得られた機能を単位として、創出機能の創出を
    行うことを特徴とする請求項3、請求項5、請求項7、
    請求項9記載の絵記号による機能の制御方法。
  12. 【請求項12】指定された実体と機能を象徴化して表現
    する絵記号の組合わせから、実行する機能を判別する実
    体機能組解釈部を備え、機能絵記号関連表示部は、前記
    組合わせを単位とする関連を表示手段に表示し、機能絵
    記号関連定義部は、前記組合わせを単位とする前記関連
    の定義を行い、機能絵記号関連管理部は、前記組合わせ
    を単位とする前記関連を、解釈、記憶及び管理し、機能
    創出部は、実体機能組解釈部が前記関連中の前記組合わ
    せの各々を解釈することによって得られた機能を単位と
    して、創出機能の創出を行うことを特徴とする請求項
    4、請求項6、請求項8、請求項10記載の絵記号によ
    る機能の制御装置。
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Effective date: 20040309