JPH08123637A - 印刷制御装置 - Google Patents

印刷制御装置

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Publication number
JPH08123637A
JPH08123637A JP6257058A JP25705894A JPH08123637A JP H08123637 A JPH08123637 A JP H08123637A JP 6257058 A JP6257058 A JP 6257058A JP 25705894 A JP25705894 A JP 25705894A JP H08123637 A JPH08123637 A JP H08123637A
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JP6257058A
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Inventor
Osamu Kotanigawa
修 小谷川
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スプールを用いて印刷処理を行う場合に、印刷
ファイルを受け付けた時点で待機中であれば、該印刷フ
ァイルのアクセスに伴う処理遅延を排除して、迅速な印
刷処理を簡易に行う印刷制御装置を提供すること。 【構成】受付部13aがワークステーション10又は1
1から送信された印刷指示データを受け付けたならば、
印刷ファイル処理部13gが、イメージ展開部13dの
稼動状態とスプールディスク13cの印刷ファイルの滞
留状態とを状態管理部に問い合わせ、その結果、イメー
ジ展開部13dが待機状態で、かつ、スプールディスク
13cに滞留する印刷ファイルがなければ、受信した印
刷ファイルをスプールディスク13cを介さずに直接イ
メージ展開部13dに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷制御装置に関し、
特に、受け付けた印刷ファイルを一旦スプールに格納し
た後、該スプールに格納した印刷ファイルを順次印刷処
理する印刷制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークステーション等の外部装置
から到来する複数の印刷ファイルを円滑に処理できるよ
うに、印刷制御装置には待ち行列の役割を担うスプール
が用いられることが多い。
【0003】すなわち、複数の印刷ファイルを受け付け
る窓口に待ち行列を設けておかないと、もし印刷装置が
印刷処理を実行中である場合には、他の印刷要求を受け
付けられないため、かかる不具合を是正すべく、受け付
けた印刷要求は、一旦スプールに格納しておき、このス
プールに記憶した印刷要求を順次印刷処理するのであ
る。
【0004】したがって、この種の印刷制御装置が受け
付けた印刷ファイルは、例外なく全てスプールに格納さ
れる。
【0005】例えば、特開平2−51729号公報に
は、印刷出力を行うファイルを一時ファイルにスプーリ
ングし、その後、スプーリングされたファイルをプリン
タに出力するプリンタ出力方式が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、印刷制御装置が受け付けた印刷ファイル
は、必ずスプールに格納され、たとえスプール内に印刷
ファイルが滞留せず、かつ、イメージの展開等の処理を
行う印刷処理部が処理待ちであっても、スプールが介さ
れる。
【0007】したがって、かかる場合には、スプールを
用いることなく印刷ファイルを直接印刷処理する場合に
比して、印刷ファイルをスプールに格納する時間と、該
スプールに記憶した印刷ファイルをアクセスする時間だ
け処理が遅延する結果となる。
【0008】特に、この処理遅延は、膨大なデータ量を
有する画像データを取り扱う場合に問題となり、かかる
処理遅延をいかに解決するかが重要な課題となってい
る。
【0009】このため、特開平4−80055号公報に
は、スプールアウト処理とプリントアウトが最も効率的
に並列処理が行えるように、ファイルを分割してスプー
ルするよう構成したプリンタ出力方式が開示されている
が、この従来技術のようにファイルの分割を行ない、複
数のファイルを取り扱っていたのでは、いきおい処理が
複雑化する。
【0010】また、特開昭63−184132号公報に
は、画像データのタイトル情報のみをスプールに格納
し、印刷を行う際に該スプール内のタイトル情報に基づ
いて二次記憶媒体から画像情報を印刷手段に出力する画
像印刷方式が開示されている。
【0011】ところが、この従来技術を適用するために
は、画像情報等の印刷情報を記憶した二次記憶媒体をス
プール近傍に設けねばならないため、一般の印刷制御装
置には適用できない。
【0012】すなわち、この従来技術では、印刷情報を
記憶した二次記憶媒体がスプール近傍にあるからこそ、
スプール内の情報をタイトル情報のみに制限できるので
あって、これをネットワークに加入した印刷制御装置に
適用しようとすると、スプール以外に印刷ファイルを記
憶する別の記憶媒体が必要となる。
【0013】また、外部装置が印刷制御装置に対して直
接印刷ファイルを送信するのではなく、印刷ファイルを
送信する前にタイトル情報を送信するよう構成したとし
ても、あるタイトル情報の印刷処理を行うことが判明し
た時点で、タイトル情報の送信元から印刷ファイルをあ
らためて受け取らなければならないため、外部装置が印
刷制御装置の近傍に位置しなければ著しいアクセス遅延
が生じてしまう。
【0014】このように、上記従来技術を用いたとして
も、印刷制御装置が空き状態にある場合の処理遅延を回
避できない。
【0015】そこで、本発明では上記問題点を解決し、
スプールを用いて印刷処理を行う場合に、印刷ファイル
を受け付けた時点で待機中であれば、該印刷ファイルの
アクセスに伴う処理遅延を排除して、迅速な印刷処理を
簡易に行うことができる印刷制御装置を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、受信した印刷ファイルを逐次スプー
ルに格納し、該スプールに格納した印刷ファイルを印刷
処理部を用いて印刷処理する印刷制御装置において、前
記印刷ファイルを受け付けた際に、前記印刷処理部が待
機状態で、かつ、前記スプールに印刷ファイルがなけれ
ば、前記印刷ファイルの少なくとも一部を前記印刷処理
部に出力する印刷ファイル処理手段を具備したことを特
徴とする。
【0017】また、第2の発明は、外部装置から送信さ
れた印刷指示及び印刷ファイルを受け付ける受付部と、
前記受付部が印刷指示を受け付けたならば、該印刷指示
に対応する印刷ファイルを前記外部装置に要求してスプ
ールに格納するとともに、該スプールに格納した印刷フ
ァイルを印刷処理部を用いて順次印刷処理する印刷制御
部とを有する印刷制御装置において、前記印刷処理部の
稼動状態と、前記スプールにおける印刷ファイルの滞留
状態を管理する管理手段と、前記受付部が前記印刷指示
を受け付けた際に、前記管理手段に対して前記印刷処理
部及び前記スプールの状態を問い合わせ、前記印刷処理
部が待機状態で、かつ、前記スプールに滞留する印刷フ
ァイルがなければ、前記外部装置に要求した印刷ファイ
ルの少なくとも一部を前記印刷処理部に出力するよう処
理する印刷ファイル処理手段とを具備したことを特徴と
する。
【0018】
【作用】第1の発明によれば、印刷ファイルを受け付け
た際に、印刷処理部の稼動状態と、スプール内での印刷
ファイルの滞留状態を確認し、該印刷処理部が待機状態
で、かつ、前記スプールに印刷ファイルがなければ、前
記印刷ファイルの少なくとも一部を前記印刷処理部に出
力し、これ以外の場合には、前記印刷ファイルをスプー
ルに出力する。
【0019】このため、印刷処理部が待機中であり、か
つスプールに印刷要求が存在しない場合には、該印刷要
求をスプールに格納することなく印刷処理することがで
きる。
【0020】第2の発明によれば、受付部が外部装置か
ら送信された印刷指示を受け付けた際に、印刷指示に対
応する印刷ファイルを外部装置に要求している間に、印
刷ファイル処理手段が、印刷処理部の稼動状態とスプー
ル内での印刷ファイルの滞留状態とを管理手段に問い合
わせ、その結果、印刷処理部が待機状態で、かつ、前記
スプールに滞留する印刷ファイルがなければ、前記外部
装置に要求した印刷ファイルの少なくとも一部を前記印
刷処理部に出力し、それ以外の場合には、該印刷ファイ
ルをスプールに格納する。
【0021】このため、印刷指示に対応する印刷ファイ
ルを、スプールに格納するか、または直接印刷処理部に
出力するかを、印刷処理部及びスプールの状態に基づい
て、効率よく決定することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を、ネットワークに接続された
プリントサーバに適用した場合の実施例について図面を
参照して説明する。
【0023】なお、ここでは、プリントサーバがワーク
ステーションの印刷指示に基づいてワークステーション
に印刷ファイルを要求する第1の実施例と、ワークステ
ーションがプリントサーバに対して直接印刷ファイルを
出力する第2の実施例について説明する。
【0024】図1は、第1の実施例で用いるシステムの
全体構成と、本発明に係わるプリントサーバの細部構成
とを示すブロック図である。
【0025】図1に示すように、このシステムは、ロー
カルエリアネットワーク(LAN)12に、ワークステ
ーション(WS)10及び11と、プリントサーバ13
とが接続されている。
【0026】ワークステーション10及び11は、プリ
ントサーバ13に印刷要求を行う端末装置であり、具体
的には、印刷ファイルを送信する前に、プリントサーバ
13に対して印刷指示データを送信して印刷要求を行
う。
【0027】図2は、この印刷指示データの一例を示す
図であり、ここでは、印刷指示データ20が、印刷デー
タファイル名20aと、ワークステーション(WS)名
20bと、送信者名20cとからなる場合を示してい
る。
【0028】また、図1に示すように、このワークステ
ーション10は、利用者が印刷指示入力等を行う入力部
10aと、通信プロトコルの制御及びディスク装置10
dに対する書込制御等を行う制御部10bと、プリント
サーバに対して印刷指示データ及び印刷ファイルを出力
するジョブ出力部10cとを内在するとともに、印刷フ
ァイルを記憶するディスク装置10dを備える。
【0029】ところで、第1の実施例では、プリントサ
ーバ13に対して直接印刷ファイルを送信して印刷要求
を行うのではなく、印刷指示データをプリントサーバ1
3に出力するよう構成しているため、プリントサーバ1
3に対して印刷指示データを出力した後は、当該印刷フ
ァイルの更新を禁止するよう構成している。
【0030】なお、説明の便宜上図示省略したが、ワー
クステーション11も、ワークステーション10と同様
の構成となる。
【0031】次に、本発明に係わるプリントサーバ13
の細部構成について説明する。
【0032】図1に示すように、このプリントサーバ1
3は、受付部13aと、制御部13bと、スプールディ
スク13cと、イメージ展開部13dと、出力部13e
と、状態管理部13fと、印刷ファイル処理部13gと
からなる。
【0033】受付部13aは、ワークステーション10
又は11から送信された印刷指示データを受け付けた場
合には、制御部13bにその旨を報告し、印刷ファイル
を受け付けた場合には、印刷ファイル処理部13gに該
印刷ファイルを出力する処理部である。
【0034】制御部13bは、印刷処理に係わるプロト
コルを制御する機能部であり、各ワークステーションが
ディスク装置内に有する印刷指示データに対応する印刷
ファイルの要求処理を司る。
【0035】具体的には、受付部13aから印刷指示デ
ータの到来の報告を受けたならば、その旨を印刷ファイ
ル処理部13gに通知するとともに、当該印刷指示デー
タを送信したワークステーションに対して、該印刷指示
データに対応する印刷ファイルの送信を指示する。
【0036】スプールディスク13cは、印刷ファイル
処理部13gから出力された印刷処理待ちの印刷ファイ
ルを記憶する一時記憶領域であり、随時イメージ展開部
13dによりアクセスされる。
【0037】なお、このスプールディスク13c内に滞
留する印刷ファイルが存在するか否かが、状態管理部1
3fにより適宜確認される。
【0038】イメージ展開部13dは、入力された印刷
ファイルをイメージデータに展開する処理部であり、例
えば印刷ファイルがページ記述言語で記載される場合に
は、該ページ記述言語をビットマップデータに展開す
る。
【0039】なお、このイメージ展開部13dでは、イ
メージデータへの展開処理を終了する都度、状態管理部
13fに対して処理の終了を通知するとともに、次の印
刷ファイルをスプールディスク13fから取り出す。
【0040】出力部13eは、イメージ展開部13dが
処理したビットマップデータをプリンタ14に出力する
処理部である。
【0041】状態管理部13fは、イメージ展開部13
dの稼動状態及びスプールディスク13c内での印刷フ
ァイルの滞留状態を管理する管理部であり、印刷ファイ
ル処理部13gからの問い合わせに応答して、その時点
の状態を通知する。
【0042】具体的には、状態管理部13fでは、イメ
ージ展開部13dがイメージの展開処理を終了する都
度、その旨の通知を受けるとともに、その時点でのスプ
ールディスク内での印刷ファイルの滞留を調べる。
【0043】そして、印刷ファイル処理部13gから問
い合わせを受けた際に、イメージ展開部13dが待機中
であり、かつ、スプールディスク13c内に滞留する印
刷ファイルが存在しなければ、該印刷ファイル処理部1
3gに対して信号’1(true)’を返信し、それ以外の
場合には、信号’0(false)’を返信する。
【0044】印刷ファイル処理部13gは、制御部13
aから印刷指示データが到来した旨の通知を受けると、
状態管理部13fに対して、イメージ展開部13d及び
スプールディスク13cの状態を問い合わせる。
【0045】そして、この状態管理部13fから信号’
1(true)’を受け取った場合には、イメージ展開部1
3dが待機中であり、かつ、スプールディスク13cに
滞留する印刷ファイルが存在しないものとみなし、その
後受付部13aから受け取る印刷ファイルを、スプール
ディスク13cを介さずに直接イメージ展開部13dに
出力する。
【0046】これに対して、状態管理部13fから信
号’0(false)’を受け取った場合には、イメージ展
開部13dが稼動中であるか、又はスプールディスク1
3cに滞留する印刷ファイルが存在するものとみなし、
その後受付部13aから受け取る印刷ファイルを、スプ
ールディスク13cに格納する。
【0047】上記構成を有するプリントサーバ13を用
いることにより、プリントサーバが印刷ファイルの待ち
状態にある場合には、受け付けた印刷ファイルをスプー
ルディスク13cを介することなく、直接印刷処理する
ことができる。
【0048】次に、上記構成を有するワークステーショ
ン10と、プリントサーバ13との処理手順について説
明する。
【0049】図3は、図1に示したワークステーション
10と、プリントサーバ13との処理手順を示すフロー
チャートである。
【0050】図3に示すように、ワークステーション1
0は、ファイル属性の変更又はロックファイルを作成し
て印刷要求を行う印刷ファイルに対する書き込みを禁止
した後(ステップ301)、LAN2を介して印刷指示
データをプリントサーバ13に送信する(ステップ30
2)。
【0051】そして、プリントサーバ13が、この印刷
指示データを受信したならば(ステップ311)、制御
部13bが当該ワークステーション10に対して印刷指
示データに対応する印刷ファイルを要求する(ステップ
312)とともに、印刷ファイル処理部13gが状態管
理部13fに対してイメージ展開部13d及びスプール
ディスク13cの状態を問い合わせる(ステップ31
3)。
【0052】また、ワークステーション10がプリント
サーバ13から送信されたファイル要求を受信したなら
ば(ステップ314)、制御部10bがこのファイル要
求に対応する印刷ファイルをディスク装置10dから取
り出して、プリントサーバに出力する(ステップ31
5)。
【0053】そして、プリントサーバ13が、この印刷
ファイルを受信した際に(ステップ314)、状態管理
部に問い合わせた結果が’1(true)’、すなわちイメ
ージ展開部13dが待機状態であり、かつ、スプールデ
ィスク13cが空き状態であるか、’0(false)’で
あるかを判断する(ステップ315)。
【0054】その結果、イメージ展開部13d及びスプ
ールディスク13cの状態が’1(true)’であれば、
印刷ファイルをスプールディスク13cを介さずに直接
イメージ展開部13dに出力して(ステップ317)、
該印刷ファイルの印刷処理を行った後(ステップ31
8)、終了通知信号をワークステーション10に送信し
て(ステップ319)、処理を終了する。
【0055】これに対して、イメージ展開部13d及び
スプールディスク13cの状態が’1(true)’であれ
ば、印刷ファイルをスプールディスク13cに格納して
(ステップ316)処理を終了する。
【0056】そして、ワークステーション10が、この
終了通知信号を受信したならば(ステップ305)、デ
ィスク装置10d内の当該印刷ファイルに対する書き込
み禁止を解除した後(ステップ306)処理を終了す
る。
【0057】なお、スプールディスク13cに格納した
印刷ファイルは、順次イメージ展開部13dに取り出さ
れてイメージデータへ展開され、出力部13eを介して
プリンタ14に出力される。
【0058】上記一連の処理を行うことにより、イメー
ジ展開部13dが待機状態であり、かつ、スプールディ
スク13cが空き状態である場合に、スプールディスク
13cを介さずに印刷処理を行うことができる。
【0059】なお、上記処理では、ワークステーション
10が、自ら印刷ファイルに対する書き込みの禁止及び
解除を行うよう構成したが、プリントサーバ13の主導
の下にかかる書き込みの禁止及び解除を行うことも可能
である。
【0060】具体的には、制御部13bが印刷ファイル
を要求する際に、併せてワークステーション10に対し
て書き込みの禁止を指示するとともに、終了通知信号を
指示する際に、併せて書き込み禁止の解除を指示するこ
とになる。
【0061】また、上記処理では、印刷ファイルが1ペ
ージではなく数ページからなり、一度にイメージ展開部
12dで処理しきれない場合を考慮していないが、かか
る場合において、イメージ展開部13dが待機状態であ
り、かつ、スプールディスク13cが空き状態であれ
ば、第1ページをイメージ展開部13dに出力し、第2
ページ以降をスプールディスク13cに記憶することに
より、同様に処理することができる。
【0062】以上、プリントサーバがワークステーショ
ンの印刷指示に基づいてワークステーションに印刷ファ
イルを要求する第1の実施例について説明した。
【0063】ところで、ワークステーションから印刷要
求を行う際に、印刷指示を出さずに直接プリントサーバ
に対して印刷ファイルを出力する場合が多い。
【0064】そこで、本発明をかかる場合に適用した第
2の実施例について説明する。
【0065】図4は、この場合のシステムの全体構成
と、本発明に係わるプリントサーバの細部構成を示す図
である。なお、図4に示す各部の構成のうち、図1に示
す第1の実施例と同様の機能を果たす部分には、同一番
号を付すこととし、その説明を省略する。
【0066】図4に示すように、かかる場合には、ワー
クステーション10又は11からプリントサーバ43に
対して直接印刷ファイルが出力されるため、図1に示す
プリントサーバ13の構成要素のうち、印刷プロトコル
を用いて印刷ファイルを要求する制御部が不要となる。
【0067】また、印刷ファイル処理部43g内には、
状態管理部43fによって更新されるフラグ43hが設
けられている。
【0068】このフラグ43hは、イメージ展開部13
d及びスプールディスク13cの状態に応じて定まるフ
ラグであり、イメージ展開部13dが待機状態で、か
つ、スプールディスク13cが空き状態の時に’1(tr
ue)’となり、それ以外の場合に’0(false)’とな
るフラグである。
【0069】このフラグ43hを印刷ファイル処理部4
3g内に設けた理由は、直接印刷ファイルの送信を受け
る本実施例の場合には、イメージ展開部13d及びスプ
ールディスク13cの状態確認と、印刷ファイルの処理
判断を迅速に行う必要があるからである。
【0070】すなわち、第1の実施例の場合のように、
印刷ファイル処理部43gが状態管理部43fに対して
問い合わせを行っていたのでは、迅速性に欠き、受付部
13aにおける印刷ファイルの滞留を招く恐れがあるか
らである。
【0071】したがって、状態管理部43fでは、イメ
ージ展開部13dから展開処理の終了通知を受け、スプ
ールディスク13c内の滞留状況を確認したならば、状
況に応じて能動的に該フラグ43hを更新する。
【0072】上記構成を有するプリントサーバ43を用
いることにより、イメージ展開部13d及びスプールデ
ィスク13cの空き状況を迅速に判断し、両者が空き状
態にあれば、受け付けた印刷ファイルをスプールディス
ク13cを介さずに直接イメージ展開部13dに出力す
ることが可能となる。
【0073】次に、上記構成を有するワークステーショ
ン10及びプリントサーバ43の処理手順について説明
する。
【0074】図5は、図4に示すワークステーション1
0及びプリントサーバ43の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【0075】なお、このフローチャートでは、状態管理
部43fの位置づけを明かにするために、かかる状態管
理部43fの処理をプリントサーバ43の処理手順と別
記している。
【0076】図5に示すように、まず、ワークステーシ
ョン10が印刷ファイルを送信し(ステップ501)、
プリントサーバ43が、該印刷ファイルを受信すると
(ステップ502)、該印刷ファイルを受け取った印刷
ファイル処理部43gは、フラグ43hを確認する(ス
テップ506)。
【0077】ここで、このフラグ43hは、状態管理部
43fにより更新されるものであり、具体的には、該状
態管理部43fが、イメージ展開部13dとスプールデ
ィスク13cの状態を確認して(ステップ503)、フ
ラグ43hの状態を更新すべきか否かを確認し(ステッ
プ504)、更新すべき場合には、印刷ファイル処理部
43g内のフラグ43hの状態を書き換え(ステップ5
05)、それ以外の場合には、ステップ503に移行す
る。
【0078】例えば、スプールディスク13c内に滞留
していた印刷ファイルの展開処理が全て終了した場合に
は、フラグ43hは’0’から’1’に書き換えられ
る。
【0079】次に、このフラグ43hの状態を確認した
印刷ファイル制御部43gは、当該フラグ43hが’
1’であれば、スプールディスク13cを介することな
く直接印刷ファイルをイメージ展開部13dに出力して
(ステップ509)、印刷処理を実行した(ステップ5
10)後、ワークステーション10に対して終了通知信
号を送信し(ステップ511)、このフラグ43hが’
0’であれば、印刷ファイルをスプールディスク13c
に格納した後(ステップ508)、ステップ511に移
行する。
【0080】そして、このワークステーション10が、
この終了通知信号を受信して(ステップ512)処理を
終了する。
【0081】上記一連の処理を行うことにより、ワーク
ステーションが直接印刷ファイルを送信する場合であっ
ても、イメージ展開部13d及びスプールディスク13
cが共に空き状態であれば、スプールディスク13cを
介さずに印刷処理を行うことが可能となる。
【0082】上述してきたように、第1の実施例では、
受付部13aがワークステーション10又は11から送
信された印刷指示データを受け付けたならば、制御部1
3bが印刷指示データに対応する印刷ファイルをワーク
ステーションに要求している間に、印刷ファイル処理部
13gが、イメージ展開部13dの稼動状態とスプール
ディスク13cの印刷ファイルの滞留状態とを状態管理
部に問い合わせ、その結果、イメージ展開部13dが待
機状態で、かつ、スプールディスク13cに滞留する印
刷ファイルがなければ、受信した印刷ファイルをスプー
ルディスク13cを介さずに直接イメージ展開部13d
に出力するよう構成したので、プリントサーバ13が空
き状態である場合にスプールディスク13cを介さない
迅速な印刷処理を行うことができる。
【0083】また、第2の実施例では、受付部13aが
ワークステーション10又は11から送信された印刷指
示データを受け付けた場合に、印刷ファイル処理部43
gがフラグの状況を確認し、該フラグの状態がイメージ
展開部13dが待機状態で、かつ、スプールディスク1
3cに滞留する印刷ファイルがない状態を示すならば、
受信した印刷ファイルをスプールディスク13cを介さ
ずに直接イメージ展開部13dに出力するよう構成した
ので、プリントサーバ13が空き状態である場合にスプ
ールディスクを介さない迅速な印刷処理を行うことがで
きる。
【0084】なお、本実施例では、本発明をプリントサ
ーバに適用する場合について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、プリンタ自身に適用するこ
とも可能である。
【0085】また、本実施例では、印刷ファイルの内容
がテキストデータ又はイメージデータのいずれであって
も、共通の印刷ファイル処理を行うように構成したが、
データ量の多いイメージデータをスプールを介さずにイ
メージ展開部に出力し、テキストデータはスプールに格
納するよう構成して、大容量ファイルのアクセス遅延の
軽減を図ることもできる。
【0086】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、印刷ファイルを受け付けた際に、印刷処理部
の稼動状態と、スプール内での印刷ファイルの滞留状態
を確認し、該印刷処理部が待機状態で、かつ、前記スプ
ールに印刷ファイルがなければ、前記印刷ファイルの少
なくとも一部を前記印刷処理部に出力し、これ以外の場
合には、前記印刷ファイルをスプールに出力するよう構
成したので、印刷処理部が待機中であり、かつスプール
に印刷要求が存在しない場合に、該印刷要求をスプール
に格納することなく迅速かつ簡易に印刷処理することが
可能となる。
【0087】また、第2の発明によれば、受付部が外部
装置から送信された印刷指示を受け付けた際に、印刷指
示に対応する印刷ファイルを外部装置に要求している間
に、印刷ファイル処理手段が、印刷処理部の稼動状態と
スプール内での印刷ファイルの滞留状態とを管理手段に
問い合わせ、その結果、印刷処理部が待機状態で、か
つ、前記スプールに滞留する印刷ファイルがなければ、
前記外部装置から受信した印刷ファイルの少なくとも一
部を前記印刷処理部に出力し、それ以外の場合には、該
印刷ファイルをスプールに格納するよう構成したので、
印刷指示に対応する印刷ファイルを、スプールに格納す
るか、または直接印刷処理部に出力するかを、印刷処理
部及びスプールの状態に基づいて、効率よく決定するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例で用いるシステムの全体構成及び
本発明に係わるプリントサーバの細部構成を示すブロッ
ク図。
【図2】図1に示すワークステーションがプリントサー
バに対して送信する印刷指示データの一例を示す図。
【図3】図1に示すワークステーション及びプリントサ
ーバの処理手順を示すフローチャート。
【図4】第2の実施例で用いるシステムの全体構成及び
本発明に係わるプリントサーバの細部構成を示す図。
【図5】図4に示すワークステーション及びプリントサ
ーバの処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
10,11 ワークステーション、 10a 入力部、
10b 制御部、 10c ジョブ出力部、10d,1
1d ディスク装置、 12 LAN、13,43 プ
リントサーバ、 13a 受付部、 13b 制御部、
13c スプールディスク、 13d イメージ展開
部、13e 出力部、 13f,43f 状態管理部、
13g,43g 印刷ファイル処理部、 14 プリン
タ、43g フラグ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した印刷ファイルを逐次スプールに
    格納し、該スプールに格納した印刷ファイルを印刷処理
    部を用いて印刷処理する印刷制御装置において、 前記印刷ファイルを受け付けた際に、前記印刷処理部が
    待機状態で、かつ、前記スプールに印刷ファイルがなけ
    れば、前記印刷ファイルの少なくとも一部を前記印刷処
    理部に出力する印刷ファイル処理手段を具備したことを
    特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 外部装置から送信された印刷指示及び印
    刷ファイルを受け付ける受付部と、前記受付部が印刷指
    示を受け付けたならば、該印刷指示に対応する印刷ファ
    イルを前記外部装置に要求してスプールに格納するとと
    もに、該スプールに格納した印刷ファイルを印刷処理部
    を用いて順次印刷処理する印刷制御部とを有する印刷制
    御装置において、 前記印刷処理部の稼動状態と、前記スプールにおける印
    刷ファイルの滞留状態を管理する管理手段と、 前記受付部が前記印刷指示を受け付けた際に、前記管理
    手段に対して前記印刷処理部及び前記スプールの状態を
    問い合わせ、前記印刷処理部が待機状態で、かつ、前記
    スプールに滞留する印刷ファイルがなければ、前記外部
    装置に要求した印刷ファイルの少なくとも一部を前記印
    刷処理部に出力するよう処理する印刷ファイル処理手段
    とを具備したことを特徴とする印刷制御装置。
JP6257058A 1994-10-21 1994-10-21 印刷制御装置 Pending JPH08123637A (ja)

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