JPH08101908A - 画像出力システム - Google Patents

画像出力システム

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JPH08101908A
JPH08101908A JP6261899A JP26189994A JPH08101908A JP H08101908 A JPH08101908 A JP H08101908A JP 6261899 A JP6261899 A JP 6261899A JP 26189994 A JP26189994 A JP 26189994A JP H08101908 A JPH08101908 A JP H08101908A
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processing
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JP6261899A
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Katsuhiko Yamada
克彦 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 編集操作中のプレビュー画像の画像処理時間
及び出力時の画像処理時間の双方を短縮することが可能
な画像出力システムを提供する。 【構成】 ユーザにより画像編集装置に対してある画像
のカラーマッチング処理が要求されると、画像編集装置
の初期状態である編集状態が遷移21に従ってコマンド
送信状態に移行され、前記画像に対するイメージデータ
のリンク情報等が、コマンドとして画像管理装置に送信
される。次に、編集状態が遷移22に従ってカラーマッ
チング(CM)処理状態Aに移行され、画像編集装置の
記憶装置に保管された低解像度イメージデータに対して
要求されたカラーマッチング処理が施される。一方、前
記コマンドが画像管理装置によって受信されると、画像
管理装置の初期状態であるコマンド受信状態が遷移23
に従ってカラーマッチング(CM)処理状態Bに移行さ
れ、受信されたコマンドのリンク情報に応じて画像管理
装置の記憶装置に保管されている高解像度イメージデー
タから指定されたデータが検索され、そのデータに対し
て指定されたカラーマッチング処理が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、版下作成やDTP(De
sk Top Publishing)等を行うための画像出力シテスム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スキャナ等の画像入力装置から読
み込んだイメージデータをパーソナルコンピュータ(P
C)やワークステーション(WS)等の画像編集装置で
編集し、その結果をプリンタ等の画像出力装置から出力
するように構成された画像出力システムは知られてい
る。
【0003】図5(a)は、高解像度のイメージデータ
を扱う画像出力システムの一般的な構成を示すブロック
図であり、同図おいて、フィルムスキャナやドラムスキ
ャナ等の画像入力装置101は、図示しないワークステ
ーション等を介してLAN(Local Area Network)接続
され、プリンタやイメージセッタ等の画像出力装置10
2は、RIP(Raster Image Processor;ページ記述言
語で記されたデータを出力イメージに展開する装置)1
03を介して、図示しないワークステーション等にLA
N接続されている。また、パーソナルコンピュータやワ
ークステーション等から構成される画像編集装置104
もサーバマシン等の画像管理装置105とLAN接続さ
れ、このLAN回線を介して画像データの入出力が行わ
れる。そして、上記画像出力システムは、例えばOPI
システムと呼ばれるデータ管理方式により動作してい
る。
【0004】OPIシステムは、転送に時間がかかる大
容量の高解像度イメージデータの転送回数を減少させる
ために考えられた方式であり、その制御は、以下の手順
によりなされている。
【0005】(1)画像入力装置101から高解像度の
イメージデータが入力され、画像管理装置105に保存
されると、画像管理装置105は、編集用のプレビュー
データとして低解像度でデータ容量の少ないイメージデ
ータを作成し、このイメージデータに元イメージデータ
とのリンク情報を付加して、画像編集装置104に出力
する。
【0006】(2)画像編集装置104は、この画像編
集装置104により編集されたページデータを構築する
ための編集情報をOPIファイル形式で保存する。ここ
で、OPIファイルとは、テキスト、グラフィック、イ
メージ等のデータと配置及び高解像度イメージデータと
のリンク情報を含んだページ記述言語ファイルをいう。
【0007】(3)画像管理装置105は、画像編集装
置104に保存されたOPIファイルのリンク情報に従
って、OPIファイル中の低解像度のイメージデータと
画像管理装置105に保存されている高解像度のイメー
ジデータとを差し替えてRIP103へ出力し、RIP
103は、RIP103により生成されたページイメー
ジを画像出力装置102に出力する。
【0008】また、このOPIシステムでは、画像編集
装置104上で扱う低解像度イメージデータのデータ量
がもとの高解像度イメージデータより少なくなるため
に、データ転送時間のみでなく画像処理の時間も短縮さ
れ、画像編集装置104上でプレビュー(画像処理結果
をモニタ上に模擬的に表示する)処理にかかる時間を短
縮できる利点もあった。
【0009】なお、小部数で比較的低解像度の印刷を行
うユーザ向けには、図5(b)に示すように電子写真機
等を画像入力装置兼画像出力装置106とし、RIPと
一体型の画像管理装置107を介して画像編集装置10
4と接続した簡易な構成のものも知られている。
【0010】また、近年、カラー画像のWYSIWYG
(What You See Is What You Get)を実現するためにカ
ラーマネジメントシステム(CMS)が提案されてい
る。このカラーマネジメントシステムは、画像入出力装
置の固有の色表現特性を補正するカラーマッチング(C
M)処理により、どのような画像入力装置(スキャナ、
スチルビデオ等)から入力した画像データをどのような
表示装置(CRT、液晶ディスプレイ等)や画像出力装
置(プリンタ、イメージセッタ等)で出力した場合で
も、その画像が持つ色あいの変化を感じさせなくするも
のである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のOPI画像出力システムでは、画像の編集作業が画
像編集装置で完結しているため、カラーマッチング処理
等のイメージデータを加工する画像処理は画像編集中に
は実行できなかった。これは、最終的な出力に用いる高
解像度のイメージデータが画像編集装置上にはないから
である。したがって、画像編集装置上の低解像度のイメ
ージデータに対して画像処理しプレビュー画像として確
認することはできるが、高解像度のイメージデータに対
して行う画像処理は、画像編集装置によってなされる編
集操作が終了し、プリントイメージへの展開情報として
OPIファイル形式で画像管理装置に転送した後に、そ
の編集情報に基づいて画像管理装置上で行う必要があっ
た。このため、実際の出力にかかる時間は、画像管理装
置上で行われるプリントイメージの展開処理時間に、画
像編集装置上で行われるイメージデータの画像処理の時
間を加算したものとなり、画像出力までに時間がかかっ
ていた。
【0012】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、編集操作中のプレビュー画像の画像処理時間及び出
力時の画像処理時間の双方を短縮することが可能な画像
出力システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、第1の画像データを保管する画像管理装置
と、該第1の画像データにリンクした第2の画像データ
を編集する画像編集装置とを有し、該編集された第2の
画像データに応じて、そのリンクされた第1の画像デー
タを加工して出力する画像出力システムにおいて、ユー
ザが前記画像編集装置の第2の画像データに対して指定
した画像処理を、その画像処理中に、当該第2の画像デ
ータにリンクした前記画像管理装置の第1の画像データ
に対して行う制御手段を有することを特徴とする。
【0014】好ましくは、前記制御手段は、前記画像処
理装置の第2の画像データに対する画像処理と前記画像
管理装置の当該第1の画像データに対する画像処理とを
同時期に開始させることを特徴とする。
【0015】また、好ましくは、前記制御手段は、前記
画像処理装置の第2の画像データに対する画像処理を開
始又は終了してから、前記画像管理装置の当該第1の画
像データに対する画像処理を開始させるまでの時間を任
意に設定することができることを特徴とする。
【0016】さらに、好ましくは、前記第1の画像デー
タは、高解像度イメージデータであり、前記第2の画像
データは、低解像度イメージデータであることを特徴と
し、又は、前記画像処理は、カラーマッチング処理であ
ることを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明の構成に依れば、ユーザが画像編集装置
の第2の画像データに対して指定した画像処理が、その
画像処理中に、当該第2の画像データにリンクした画像
管理装置の第1の画像データに対しても行われる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0019】図1は、本発明の第1実施例に係る画像出
力システムを構成する画像編集装置1の概略構成を示す
ブロック図である。なお、画像の編集処理には拡大・縮
小、変形、色の変換、レイアウトなど種々の処理がある
が、説明の都合上、本実施例の画像編集装置1は、カラ
ーマッチング(CM)処理のみを行うものとして説明す
る。
【0020】同図において、画像編集装置1は、システ
ム全体の制御処理を司る、CPUに代表されるデータや
命令を演算、判断、制御する中央演算装置2と、ユーザ
とのインターフェースをとるためのキーボードやマウス
などの入力装置3と、制御処理プログラムやカラーマッ
チング処理手順等を格納する、例えばROM,RAMや
ハードディスク等の記憶装置4と、例えばCRTや液晶
ディスプレイ(LCD)などの表示装置5と、外部装置
である画像入力装置や画像出力装置などと命令やデータ
の送受信を行うために用いる、例えばセントロニクスや
SCSI、RS−232C、LANなどの汎用通信装置
6とにより構成されている。そして、各構成要素2〜6
は、図示しない専用のインターフェースを介して接続さ
れている。
【0021】図2は、本実施例の画像出力システムを構
成する画像管理装置11の概略構成を示すブロック図で
ある。この画像管理装置11も前記画像編集装置1と同
様の構成を有するが、入力装置13、表示装置15は省
略されることがある。また、ラスタイメージプロセッサ
(RIP)機能を含んでいるものも存在するが、これら
の構成の差異は本実施例に影響するものではない。
【0022】画像編集装置1と画像管理装置11は、そ
れぞれの記憶装置4,14に同様のカラーマッチング処
理を行うための手段(プログラムやデータ)及び相互通
信用のコマンドを処理するための手段(プログラムやデ
ータ)を保管している。
【0023】図3は、本実施例の画像出力システムの状
態遷移を示す図である。同図中、編集状態、コマンド送
信状態、カラーマッチング(CM)処理状態A、及び遷
移21,22は、前記図1の画像編集装置1における状
態及び処理を示し、コマンド受信(待機)状態、カラー
マッチング(CM)処理状態B、及び遷移23は前記図
2の画像管理処理装置11における状態及び処理を示し
ている。
【0024】以下、上記各状態及び処理について説明す
る。
【0025】編集状態は、図示しない編集ソフトウェア
によりカラーマッチング処理以外の処理を行っている状
態であり、ユーザからの編集要求待ち状態なども含んで
いる。
【0026】コマンド送信状態は、カラーマッチング処
理対象の画像及びカラーマッチング処理方式を指定し
て、画像管理装置11に対してカラーマッチング処理開
始要求コマンドを送る状態であり、コマンド送信処理を
行った後、直ちに編集状態に戻る。
【0027】カラーマッチング処理状態Aは、画像編集
装置1上の低解像度イメージデータに対してカラーマッ
チング処理を行う状態であり、カラーマッチング処理を
終了した後、編集状態に戻る。
【0028】コマンド受信(待機)状態は、画像編集装
置1からカラーマッチング処理開始要求コマンドが送信
されるまで待機する状態である。
【0029】カラーマッチング(CM)処理状態Bは、
画像管理装置11上の高解像度イメージデータに対して
カラーマッチング処理を行う状態である。カラーマッチ
ング処理を終了した後、コマンド受信(待機)状態に戻
る。
【0030】以上のように構成された画像出力システム
が実行する制御処理を、以下、上記図3の状態遷移を参
照して説明する。ここで、この制御処理を説明するにあ
たって画像編集装置1上では編集ソフトウェアが動作し
ており、既に画像入力装置13を介して画像管理装置1
1へ高解像度イメージデータが読み込まれ、画像管理装
置11上の記憶装置14に実際の出力用の高解像度イメ
ージデータが保管され、プレビュー用の低解像度イメー
ジデータが高解像度イメージデータから作成されてイメ
ージデータのリンク情報と共に画像編集装置1に転送さ
れており、これにより画像編集装置1上の記憶装置4に
は低解像度イメージデータが保管されているものとす
る。
【0031】図3において、ユーザが画像編集装置1の
入力装置3からある画像に対してカラーマッチング処理
を要求すると、遷移21に従って編集状態からコマンド
送信状態に移行する。コマンド送信状態では、ユーザが
設定した画像を示すイメージデータのリンク情報やカラ
ーマッチング処理情報等を伝えるために、通信装置6か
ら画像管理装置11にコマンドを送信し、編集状態に戻
る。
【0032】次に、編集状態から遷移22に従ってカラ
ーマッチング処理状態Aに移行し、記憶装置4上の低解
像度イメージデータに対して要求されたカラーマッチン
グ処理を行い、処理後のイメージを表示装置5に表示
し、編集状態に戻る。
【0033】前記通信装置6から送信されたコマンド
を、通信装置16を介して画像管理装置11が受信する
と、遷移23に従ってコマンド受信(待機)状態からカ
ラーマッチング処理状態Bに移る。
【0034】カラーマッチング処理状態Bでは、イメー
ジデータのリンク情報に応じて、記憶装置14に保管さ
れている高解像度イメージデータから指定されたデータ
を検索し、そのデータに対して指定されたカラーマッチ
ング処理を実行する。カラーマッチング処理が終了する
と、再びコマンド受信(待機)状態に戻る。
【0035】以上説明したように、本実施例に依れば、
画像編集装置1は画像管理装置11に対して処理要求の
コマンドを送信するだけで処理時間がかかる高解像度イ
メージデータ(実際の出力用)に対するカラーマッチン
グ処理を画像管理装置11に行わせることができるの
で、画像編集装置1はプレビュー用にデータ量の少ない
低解像度イメージデータへのカラーマッチング処理のみ
を行えばよく、高速な表示が可能となる。また、コマン
ド送信にはほとんど処理時間を要さないためプレビュー
用と実際の出力用の両方のイメージデータにほぼ同時に
カラーマッチング処理を開始している。即ち、画像編集
装置1上での編集作業が終わって出力を行う時には高解
像度イメージに対するカラーマッチング処理は既に実行
されているために、出力時にカラーマッチング処理にか
かる時間を短縮することが可能となる。
【0036】なお、通常のカラーマッチング処理は開始
されると途中で中止できない場合があり、また、データ
量に比例して処理時間が長くなるため最終出力に用いる
高解像度イメージデータの処理時間はプレビュー用の低
解像度イメージデータの処理時間の何倍にもなる。とこ
ろでカラーマッチング処理は実際にプレビューしながら
調整することが多い。このため、あるカラーマッチング
処理(以下、「カラーマッチング処理1」という)をプ
レビューした結果、ユーザは、このカラーマッチング処
理を取り消して新たなカラーマッチング処理(以下、
「カラーマッチング処理2」という)を要求したいとき
には、高解像度イメージデータに対するカラーマッチン
グ処理1の処理が終了していない場合がある。このと
き、カラーマッチング処理1が終了するのを待った後
に、その処理結果を取り消してカラーマッチング処理2
を開始すれば、無駄な処理時間が余分にかかるという問
題がある。
【0037】この問題点を解決するように構成したもの
が、次に説明する本発明の第2実施例に係る画像出力シ
ステムである。
【0038】本実施例は、前記第1実施例に対して、画
像編集装置及び画像管理装置の状態遷移が異なるのみで
あるので、本実施例の画像出力システムの構成は、前記
第1実施例の画像出力システムの構成(図1,2)と同
様のものを使用し、その各構成要素の説明を省略する。
なお、本実施例が行う画像の編集処理にも拡大・縮小、
変形、色の変換、レイアウトなど種々の処理があるが、
前記第1実施例と同様に、本実施例でもカラーマッチン
グ(CM)処理のみを行うものとして説明する。
【0039】図4は、本実施例の画像出力システムの状
態遷移を示す図である。同図中、編集状態、コマンド送
信状態、カラーマッチング(CM)処理状態A、タイマ
状態、及び遷移31〜34は、画像編集装置1における
状態及び処理を示し、コマンド受信(待機)状態、カラ
ーマッチング(CM)処理状態B、及び遷移35は画像
管理装置11における状態及び処理を示している。
【0040】以下、上記各状態について説明する。
【0041】編集状態は、図示しない編集ソフトウェア
によりカラーマッチング処理以外の処理を行っている状
態であり、ユーザからの編集要求待ち状態なども含んで
いる。
【0042】タイマ状態は、画像管理装置11に対する
カラーマッチング処理開始要求を、予め任意に設定され
た時間だけ遅らせた後に、コマンド送信状態に移行させ
るための状態である。通常、タイマ状態での処理は専用
の処理系で実行されるため、タイマを起動後直ちに編集
状態に戻ることができる。
【0043】コマンド送信状態は、カラーマッチング処
理対象の画像及びカラーマッチング処理方式を指定し
て、画像管理装置11に対してカラーマッチング処理開
始要求コマンドを送る状態である。
【0044】カラーマッチング処理状態Aは、画像編集
装置1上の低解像度イメージデータに対してカラーマッ
チング処理を行う状態であり、カラーマッチング処理を
終了した後、編集状態に戻る。
【0045】コマンド受信(待機)状態は、画像編集装
置1からカラーマッチング処理開始要求コマンドが送信
されるまで待機する状態である。
【0046】カラーマッチング処理状態Bは、画像管理
装置11上の高解像度イメージデータに対してカラーマ
ッチング処理を行う状態であり、カラーマッチング処理
終了後コマンド受信(待機)状態に戻る。
【0047】以上のように構成された画像出力システム
が実行する制御処理を、以下、上記図4の状態遷移を参
照して説明する。ここで、この制御処理を説明するにあ
たって画像編集装置1上では編集ソフトウェアが動作し
ており、既に画像入力装置13を介して画像管理装置1
1へ高解像度イメージデータが読み込まれ、画像管理装
置11上の記憶装置14に実際の出力用の高解像度イメ
ージデータが保管され、プレビュー用の低解像度イメー
ジデータが高解像度イメージデータから作成されてイメ
ージデータのリンク情報と共に画像編集装置1に転送さ
れており、これにより画像編集装置1上の記憶装置4に
は低解像度イメージデータが保管されているものとす
る。
【0048】図4において、ユーザが画像編集装置1上
の入力装置3からある画像に対してカラーマッチング処
理を要求すると、遷移31に従って編集状態からタイマ
状態に移行する。タイマ状態ではタイマ処理を開始して
編集状態に戻る。このタイマ処理は、ユーザが予め設定
した時間になるまで待った後に、遷移32に従ってコマ
ンド処理状態に直接移行する(マルチタスクの場合)か
又は遷移33に従って編集状態からコマンド送信状態へ
移行するよう通知する(シングルタスクの場合)もので
ある。このときのカラーマッチング処理要求では、最新
に指定されたものが使用される。
【0049】コマンド送信状態ではユーザが設定した画
像を示すイメージデータのリンク情報、カラーマッチン
グ処理情報等を伝えるためのコマンドを通信装置6から
画像管理装置11に送信した後に、編集状態に戻る。
【0050】次に、編集状態から遷移34に従ってカラ
ーマッチング処理状態Aに移行し、カラーマッチング処
理状態Aでは記憶装置4に記憶されている低解像度イメ
ージデータに対して要求されたカラーマッチング処理を
行い、処理後のイメージデータを表示装置5に表示した
後に、編集状態に戻る。
【0051】前記通信装置6から送信されたコマンド
を、通信装置16を介して画像管理装置11が受信する
と、遷移35に従ってコマンド受信(待機)状態からカ
ラーマッチング処理状態Bに移行する。
【0052】カラーマッチング処理状態Bでは、イメー
ジデータのリンク情報に応じて、記憶装置14に保管さ
れている高解像度イメージデータから指定されたデータ
を検索し、そのデータに対して指定されたカラーマッチ
ング処理を実行する。カラーマッチング処理が終了する
と、再びコマンド受信(待機)状態に戻る。
【0053】以上説明したように、本実施例に依れば、
前記第1実施例と同様の効果を奏するとともに、ユーザ
がプレビュー画面を見て判断する時間を想定してタイマ
を設定し、高解像度イメージデータへの処理を待たせる
ので、プレビューの結果、このカラーマッチング処理を
取り消したい場合にその取消処理を迅速に実行でき、効
率のよい編集環境を提供することができる。
【0054】なお、上記第1,2実施例では、画像処理
としてカラーマッチング処理に限定して説明したが、本
実施例の効果を奏する種類の画像処理であれば、これに
限らないことは云うまでもない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に依れば、
ユーザが画像編集装置の第2の画像データに対して指定
した画像処理が、その画像処理中に、当該第2の画像デ
ータにリンクした画像管理装置の第1の画像データに対
しても行われるので、編集操作中の画像処理時間(例え
ば、プレビュー画像)及び出力時の画像処理時間の双方
を短縮することが可能となるとともに、画像編集装置で
効率良く編集作業を行うことが可能となる効果を奏す
る。
【0056】また、好ましくは、前記制御手段は、前記
画像処理装置の第2の画像データに対する画像処理を開
始又は終了してから、前記画像管理装置の当該第1の画
像データに対する画像処理を開始させるまでの時間を任
意に設定することができるので、編集装置による画像処
理の結果、その画像処理を取り消したいときに、その取
消処理を迅速に行うことができ、さらに効率のよい編集
作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る画像出力システムを
構成する画像編集装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】第1実施例の画像出力システムを構成する画像
管理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施例の画像出力システムの状態遷移を示
す図である。
【図4】第2実施例の画像出力システムの状態遷移を示
す図である。
【図5】従来の画像出力システムの概略構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 画像編集装置 2,12 中央演算装置(制御手段) 11 画像管理装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像データを保管する画像管理装
    置と、該第1の画像データにリンクした第2の画像デー
    タを編集する画像編集装置とを有し、該編集された第2
    の画像データに応じて、そのリンクされた第1の画像デ
    ータを加工して出力する画像出力システムにおいて、 ユーザが前記画像編集装置の第2の画像データに対して
    指定した画像処理を、その画像処理中に、当該第2の画
    像データにリンクした前記画像管理装置の第1の画像デ
    ータに対して行う制御手段を有することを特徴とする画
    像出力システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記画像処理装置の第
    2の画像データに対する画像処理と前記画像管理装置の
    当該第1の画像データに対する画像処理とを同時期に開
    始させることを特徴とする請求項1記載の画像出力シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記画像処理装置の第
    2の画像データに対する画像処理を開始又は終了してか
    ら、前記画像管理装置の当該第1の画像データに対する
    画像処理を開始させるまでの時間を任意に設定すること
    ができることを特徴とする請求項1記載の画像出力シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記第1の画像データは、高解像度イメ
    ージデータであり、前記第2の画像データは、低解像度
    イメージデータであることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の画像出力システム。
  5. 【請求項5】 前記画像処理は、カラーマッチング処理
    であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載の画像出力システム。
JP6261899A 1994-09-30 1994-09-30 画像出力システム Pending JPH08101908A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1063558A (ja) * 1996-08-14 1998-03-06 Dainippon Screen Mfg Co Ltd サーバ装置
JPH10313399A (ja) * 1997-05-12 1998-11-24 Canon Inc 画像編集システム
US6868189B1 (en) 1999-10-01 2005-03-15 Seiko Epson Corporation Image processing apparatus, an image processing method, and a computer readable medium having recorded thereon a processing program for permitting a computer to perform image processing routines

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