JP3700373B2 - 印刷制御装置及び印刷制御方法並びに印刷制御プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

印刷制御装置及び印刷制御方法並びに印刷制御プログラムが記録された記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホスト装置により作成された印刷データを、設定された印刷動作パラメータに従って印刷処理する印刷制御装置及び印刷制御方法並びに印刷制御プログラムが記録された記録媒体の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年、多数のホスト装置がネットワークを介してプリンタサーバ等の印刷制御装置に接続され、共通のプリンタ装置により所望の印刷出力を行う印刷システムが普及している。このような印刷システムにおいては、印刷しようとする各ホスト装置の使用者は、アプリケーションソフトウェアを利用して文書データを作成すると共に、印刷に際しての動作環境を記述する動作パラメータの設定を行うのが普通である。例えば、このような動作パラメータの例として、用紙のサイズや拡大又は縮小の比率などがある。
【0003】
ところで、印刷システムでは、多数の使用者により行なわれる印刷処理を管理する必要があるため、多数の印刷データを所定の記憶領域に保持して管理すると共に、前記動作パラメータを含む設定ファイルを併せて管理する。例えば、拡張子のみ異なる共通のファイル名を使用すれば、特定の印刷データと付随する動作パラメータとを対応づけることができる。そして、実際の印刷の際には、印刷データを読み出し、対応関係にある動作パラメータに基づく設定を行った上で、印刷出力が行われることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の印刷システムにおいては、各ホスト装置の使用者は、プリンタ装置を共有するにもかかわらず、用意したアプリケーションソフトウェアを用いてそれぞれ動作パラメータを個別に設定しなけらばならず、煩雑である。また、印刷システムを管理する印刷制御装置においては、多数の使用者が設定した動作パラメータと印刷すべき印刷データが、それぞれ別々のファイルとして存在するために、これらの依存関係を常時把握しつつ、順次印刷処理を行うような複雑な管理機構を設ける必要がある。
【0005】
従って、ホスト装置の側からは、印刷動作の設定のために多くの時間を費やすため、迅速な印刷処理に支障を来すという点で問題がある。また、印刷システムの管理面においては、前述した複雑な管理機構を実現するために印刷制御装置の構成が複雑となるとともに、印刷トラブルを生じる要因となる可能性があるという点で問題がある。
【0006】
そこで、本発明は上述した問題に鑑みなされたものであり、その課題は、印刷データ作成時に動作の設定を簡素化でき、印刷制御装置の管理機構の構成を簡素化することが可能となる印刷制御装置及び印刷制御方法並びに印刷制御プログラムが記録された記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の印刷制御装置は、ホスト装置により作成された印刷データを受信して印刷出力する印刷制御装置であって、前記印刷データを記憶するための印刷データ記憶領域と印刷動作を記述する印刷動作パラメータとを互いに関連付けて設定する設定手段と、前記ホスト装置から、記憶すべき前記印刷データ記憶領域が指定された前記印刷データを受信する受信手段と、受信された前記印刷データに、指定された前記印刷データ記憶領域に関連付けられた前記印刷動作パラメータを付加して合成データを生成する合成手段と、生成された合成データを、指定された前記印刷データ記憶領域に記憶する記憶制御手段と、記憶されている前記合成データを読み出して、当該合成データに含まれる前記印刷動作パラメータに基づいて印刷動作を設定し、当該合成データに含まれる前記印刷データを印刷処理する印刷処理手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、ホスト装置により作成された印刷データは、記憶すべき印刷データ記憶領域の指定とともに、印刷制御装置の受信手段により受信される。このとき、印刷制御装置では、この印刷データ記憶領域に関連付けて一定の印刷動作パラメータが、設定手段により設定された状態にある。そして、合成手段により、印刷データの指定先の印刷データ記憶領域に対して設定されている印刷動作パラメータが、この印刷データに付加されて合成データが生成された後、指定先である印刷データ記憶領域に記憶される。最後に、記憶されている合成データを読み出して、印刷処理手段より印刷処理が行われる。この際、合成データに含まれる印刷動作パラメータに基づく設定がされる一方、合成データに含まれる印刷データが印刷処理される。
【0009】
よって、多数のデータ記憶領域を設けることで、もとの印刷データの受信に際して印刷動作パラメータが未設定であっても、多様な印刷動作の設定が自動的になされると共に、印刷制御装置では、印刷データと印刷動作パラメータとが一体的に取り扱われて管理されることになるので、入力される印刷データごとに個別に複雑な管理を行うことが不要となる。
【0010】
請求項2に記載の印刷制御装置は、請求項1に記載の印刷制御装置において、前記設定手段は、前記印刷パラメータを、当該印刷パラメータが関連付けられた前記印刷データ記憶領域に記憶することを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、印刷制御装置では、印刷データ記憶領域と一定の印刷動作パラメータとを、設定手段により相互に関連付けて設定すると共に、その印刷動作パラメータは、関連付けされた印刷データ記憶領域に記憶される。
【0012】
よって、多様な印刷設定に対応する多数のデータ記憶領域の内部には、それぞれ印刷動作パラメータが存在し、これを元に合成データが生成されるので、印刷制御装置が備えるべき管理機構は一層簡素化される。
【0013】
請求項3に記載の印刷制御装置は、請求項1又は請求項2に記載の印刷制御装置において、印刷データをスプール領域に記憶して印刷ジョブ単位で順次印刷処理を行うよう管理する管理手段と、前記印刷データ記憶領域に記憶されている前記合成データを前記スプール領域に転送する転送手段とを、更に備え、前記印刷処理手段は、前記管理手段の管理に従い前記スプール領域から前記合成データを読み出すことを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、印刷制御装置の管理手段により、印刷ジョブを単位とする管理が行われる。そして、合成手段により生成された合成データが、印刷の際、転送手段により印刷データ記憶領域からスプール領域へ転送され記憶される。その後、管理手段の管理下、スプール領域から合成データを読み出して、順次印刷処理が行われる。
【0015】
よって、多数のホスト装置を印刷ジョブごとに管理するシステムであっても、前述のように多様な印刷動作の設定が自動的になされると共に、通常のプリントスプーラは、印刷データと印刷動作パラメータを一体として管理下におくよう構成されることとなる。
【0016】
請求項4に記載の印刷制御装置は、請求項1又は請求項2に記載の印刷制御装置において、印刷データをスプール領域に記憶して印刷ジョブ単位で順次印刷処理を行うよう管理する管理手段を、更に備え、前記印刷データ記憶領域は前記スプール領域に含まれるとともに、前記印刷処理手段は、前記管理手段の管理に従い前記スプール領域中の前記印刷データ領域から前記合成データを読み出すことを特徴とする。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、印刷制御装置の管理手段により、印刷ジョブを単位とする管理が行われ、受信した印刷データから合成データが生成されると、スプール領域に含まれる印刷データ領域に記憶される。その後、管理手段の管理下、この印刷データ領域から合成データを読み出して、順次印刷処理が行われる。
【0018】
よって、印刷ジョブごとに、印刷データと印刷動作パラメータを一体として管理することに加えて、スプール領域の一部が印刷データ領域を兼ねるため、メモリ資源が有効活用される。
【0019】
請求項5に記載の印刷制御方法は、ホスト装置により作成された印刷データを受信して印刷出力する印刷制御方法であって、前記印刷データを記憶するための印刷データ記憶領域と印刷動作を記述する印刷動作パラメータとを互いに関連付けて設定する設定工程と、前記ホスト装置から、記憶すべき前記印刷データ記憶領域が指定された前記印刷データを受信する受信工程と、受信された前記印刷データに、指定された前記印刷データ記憶領域に関連付けられた前記印刷動作パラメータを付加して合成データを生成する合成工程と、生成された合成データを、指定された前記印刷データ記憶領域に記憶する記憶制御工程と、記憶されている前記合成データを読み出して、当該合成データに含まれる前記印刷動作パラメータに基づいて印刷動作を設定し、当該合成データに含まれる前記印刷データを印刷処理する印刷処理工程とを備えることを特徴とする。
【0020】
請求項5に記載の発明によれば、ホスト装置により作成された印刷データは、記憶すべき印刷データ記憶領域の指定とともに、印刷制御装置の受信工程において受信される。このとき、印刷制御装置では、この印刷データ記憶領域に関連付けて一定の印刷動作パラメータが、設定工程において設定された状態にある。そして、合成工程にて、印刷データの指定先の印刷データ記憶領域に対して設定されている印刷動作パラメータが、この印刷データに付加されて合成データが生成された後、指定先である印刷データ記憶領域に記憶される。最後に、記憶されている合成データを読み出して、印刷処理工程において印刷処理が行われる。この際、合成データに含まれる印刷動作パラメータに基づく設定がされる一方、合成データに含まれる印刷データが印刷処理される。
【0021】
よって、多数のデータ記憶領域を設けることで、もとの印刷データの受信に際して印刷動作パラメータが未設定であっても、多様な印刷動作の設定が自動的になされると共に、印刷制御装置では、印刷データと印刷動作パラメータとが一体的に取り扱われて管理されることになるので、入力される印刷データごとに個別に複雑な管理を行うことが不要となる。
【0022】
請求項6に記載の印刷制御方法は、請求項5に記載の印刷制御方法において、前記設定工程は、前記印刷パラメータを、当該印刷パラメータが関連付けられた前記印刷データ記憶領域に記憶することを特徴とする。
【0023】
請求項6に記載の発明によれば、印刷制御装置では、印刷データ記憶領域と一定の印刷動作パラメータとが、設定工程において相互に関連付けて設定されると共に、その印刷動作パラメータは、関連付けされた印刷データ記憶領域に記憶される。
【0024】
よって、多様な印刷設定に対応する多数のデータ記憶領域の内部には、それぞれ印刷動作パラメータが存在し、これを元に合成データが生成されるので、印刷制御方法で実行されるべき管理機構は一層簡素化される。
【0025】
請求項7に記載の印刷制御方法は、請求項5又は請求項6に記載の印刷制御方法において、印刷データをスプール領域に記憶して印刷ジョブ単位で順次印刷処理を行うよう管理する管理工程と、前記印刷データ記憶領域に記憶されている前記合成データを前記スプール領域に転送する転送工程とを、更に備え、前記印刷処理工程は、前記管理工程の管理に従い前記スプール領域から前記合成データを読み出すことを特徴とする。
【0026】
請求項7に記載の発明によれば、印刷制御装置の管理工程において、印刷ジョブを単位とする管理が行われる。そして、合成工程にて生成された合成データが、印刷の際、転送工程において印刷データ記憶領域からスプール領域へ転送され記憶される。その後、管理工程で管理されつつ、スプール領域から合成データを読み出して、順次印刷処理が行われる。
【0027】
よって、多数のホスト装置を印刷ジョブごとに管理するシステムであっても、前述のように多様な印刷動作の設定が自動的になされると共に、通常のプリントスプーラは、印刷データと印刷動作パラメータを一体として管理下におくような処理が行なわれることとなる。
【0028】
請求項8に記載の印刷制御方法は、請求項5又は請求項6に記載の印刷制御方法において、印刷データをスプール領域に記憶して印刷ジョブ単位で順次印刷処理を行うよう管理する管理工程を、更に備え、前記印刷データ記憶領域は前記スプール領域に含まれるとともに、前記印刷処理工程は、前記管理工程の管理に従い前記スプール領域中の前記印刷データ領域から前記合成データを読み出すことを特徴とする。
【0029】
請求項8に記載の発明によれば、印刷制御装置の管理工程において、印刷ジョブを単位とする管理が行われ、受信した印刷データから合成データが生成されると、スプール領域に含まれる印刷データ領域に記憶される。その後、管理工程で管理されつつ、この印刷データ領域から合成データを読み出して、順次印刷処理が行われる。
【0030】
よって、印刷ジョブごとに、印刷データと印刷動作パラメータを一体として管理することに加えて、スプール領域の一部が印刷データ領域を兼ねるため、メモリ資源が有効活用される。
【0031】
請求項9に記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体は、ホスト装置により作成された印刷データを受信して印刷出力する印刷制御装置に含まれるコンピュータに、前記印刷データを記憶するための印刷データ記憶領域と印刷動作を記述する印刷動作パラメータとを互いに関連付けて設定する設定工程と、前記ホスト装置から、記憶すべき前記印刷データ記憶領域が指定された前記印刷データを受信する受信工程と、受信された前記印刷データに、指定された前記印刷データ記憶領域に関連付けられた前記印刷動作パラメータを付加して合成データを生成する合成工程と、生成された合成データを、指定された前記印刷データ記憶領域に記憶する記憶制御工程と、記憶されている前記合成データを読み出して、当該合成データに含まれる前記印刷動作パラメータに基づいて印刷動作を設定し、当該合成データに含まれる前記印刷データを印刷処理する印刷処理工程とを実行させることを特徴とする。
【0032】
請求項9に記載の発明によれば、ホスト装置により作成された印刷データは、記憶すべき印刷データ記憶領域の指定とともに、印刷制御装置の受信工程において受信される。このとき、印刷制御装置では、この印刷データ記憶領域に関連付けて一定の印刷動作パラメータが、設定工程において設定された状態にある。そして、合成工程にて、印刷データの指定先の印刷データ記憶領域に対して設定されている印刷動作パラメータが、この印刷データに付加されて合成データが生成された後、指定先である印刷データ記憶領域に記憶される。最後に、記憶されている合成データを読み出して、印刷処理工程において印刷処理が行われる。この際、合成データに含まれる印刷動作パラメータに基づく設定がされる一方、合成データに含まれる印刷データが印刷処理される。
【0033】
よって、多数のデータ記憶領域を設けることで、もとの印刷データの受信に際して印刷動作パラメータが未設定であっても、多様な印刷動作の設定が自動的になされると共に、印刷制御装置では、印刷データと印刷動作パラメータとが一体的に取り扱われて管理されることになるので、入力される印刷データごとに個別に複雑な管理を行うソフトウェアが不要となる。
【0034】
請求項10に記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体は、請求項9に記載の記録媒体において、前記設定工程は、前記印刷パラメータを、当該印刷パラメータが関連付けられた前記印刷データ記憶領域に記憶することを特徴とする。
【0035】
請求項10に記載の発明によれば、印刷制御装置では、印刷データ記憶領域と一定の印刷動作パラメータとが、設定工程において相互に関連付けて設定されると共に、その印刷動作パラメータは、関連付けされた印刷データ記憶領域に記憶される。
【0036】
よって、多様な印刷設定に対応する多数のデータ記憶領域の内部には、それぞれ印刷動作パラメータが存在し、これを元に合成データが生成されるので、印刷制御プログラムを用いて実行されるべき管理機構は一層簡素化される。
【0037】
請求項11に記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体は、請求項9又は請求項10に記載の記録媒体において、印刷データをスプール領域に記憶して印刷ジョブ単位で順次印刷処理を行うよう管理する管理工程と、前記印刷データ記憶領域に記憶されている前記合成データを前記スプール領域に転送する転送工程とを、更に備え、前記印刷処理工程は、前記管理工程の管理に従い前記スプール領域から前記合成データを読み出すことを特徴とする。
【0038】
請求項11に記載の発明によれば、印刷制御装置の管理工程において、印刷ジョブを単位とする管理が行われる。そして、合成工程にて生成された合成データが、印刷の際、転送工程において印刷データ記憶領域からスプール領域へ転送され記憶される。その後、管理工程で管理されつつ、スプール領域から合成データを読み出して、順次印刷処理が行われる。
【0039】
よって、多数のホスト装置を印刷ジョブごとに管理するシステムであっても、前述のように多様な印刷動作の設定が自動的になされると共に、通常のプリントスプーラは、印刷データと印刷動作パラメータを一体として管理下におくようなソフトウェアで実現されることとなる。
【0040】
請求項12に記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体は、請求項9又は請求項10に記載の記録媒体において、印刷データをスプール領域に記憶して印刷ジョブ単位で順次印刷処理を行うよう管理する管理工程を、更に備え、前記印刷データ記憶領域は前記スプール領域に含まれるとともに、前記印刷処理工程は、前記管理工程の管理に従い前記スプール領域中の前記印刷データ領域から前記合成データを読み出すことを特徴とする。
【0041】
請求項12に記載の発明によれば、印刷制御装置の管理工程において、印刷ジョブを単位とする管理が行われ、受信した印刷データから合成データが生成されると、スプール領域に含まれる印刷データ領域に記憶される。その後、管理工程で管理されつつ、この印刷データ領域から合成データを読み出して、順次印刷処理が行われる。
【0042】
よって、印刷ジョブごとに、印刷データと印刷動作パラメータを一体として管理することに加えて、スプール領域の一部が印刷データ領域を兼ねるため、メモリ資源が有効活用される。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、プリンタサーバとして機能する印刷制御装置と複数のホスト装置としてのパーソナルコンピュータとがネットワークにより接続され、印刷ジョブ単位に印刷処理が制御される印刷システムに対し、本発明を適用する場合について説明を行う。
【0044】
図1は、本実施形態に係る印刷制御装置を備えた印刷システムの概略構成を示すブロック図である。図1において、印刷制御装置1は、CPU10と、入力用インターフェース11と、ROM12と、RAM13と、ハードディスク14と、表示装置15と、入力装置16と、出力用インターフェース17と、これらの各構成要素を接続するバス18とを備えている。また、印刷制御装置1の入力用インターフェース11は、ネットワーク4を介して複数のホスト装置2と接続され、出力用インターフェース17は、印刷装置3と接続されている。
【0045】
以上の構成において、入力用インターフェース11は、印刷制御装置1に入力される各種データに対してプロトコルの変換等を行い、ホスト装置2とのデータの送受信を可能としている。本実施形態では、入力用インターフェース11は、ホスト装置2から送信される印刷データの受信手段として機能する。
【0046】
ROM12は、印刷制御処理に必要なパラメータや印刷制御のために起動させるプログラムを記憶している読み出し専用のメモリであり、バス18を経由してCPU10により読み出される。
【0047】
RAM13は、印刷制御処理に必要なデータやプログラムを一時的に記憶し、必要に応じてバス18を経由してCPU10にデータ等を入出力する。
【0048】
ハードディスク14は、データサイズの大きい各種データを蓄積する読み込み及び書き込みとも可能な記憶装置である。このハードディスク14は、印刷データ記憶領域として使用されると共に、印刷動作パラメータが記憶される。さらに、プリントスプーラにより管理されるスプール領域としても使用される。なお、ハードディスク14のより詳細な構成については後述する。
【0049】
表示装置15は、印刷処理に伴うデータ等の表示を行うものであり、例えばCRT又は液晶ディスプレイ等により構成されている。
【0050】
入力装置16は、印刷制御装置1にデータ又はコマンドを入力するもので、キーボード、マウスなどにより構成されている。
【0051】
出力用インターフェース17は、印刷装置3に対する印刷出力データの出力動作を行う。
【0052】
CPU10は、印刷制御装置1を総括的に制御すると共に、各種プログラムを実行する。また、CPU10は、印刷データと印刷動作パラメータの合成手段として機能する。さらに、CPU10は、印刷ジョブ単位に順次印刷処理を行う管理手段として機能すると共に、プリントスプーラを動作させる。
【0053】
次に、図2を用いて、本実施形態に係る印刷制御装置1のハードディスク14の詳細な構成について説明する。
【0054】
本実施形態においては、CPU10が複数のホスト装置2の印刷要求に対応する印刷ジョブを管理単位として制御を行い、受信した印刷データを蓄積して、印刷処理の際に順次蓄積した印刷データを読み出して印刷処理を行う。従って、図2に示すように、印刷データを蓄積するための領域として、ハードディスク14にスプール領域14aが設けられている。
【0055】
また、ハードディスク14のスプール領域14aには、印刷データ記憶領域14bが含まれている。すなわち、本実施形態では、後述するように印刷動作を記述する印刷動作パラメータが特定の印刷データ記憶領域14bと関係付けられているために、ホスト装置2が所望の印刷動作を設定する場合には、対応する印刷データ記憶領域14bを送信先として指定し印刷データを送信すればよい。よって、図2では、印刷データ記憶領域14bとして1つのみを示したが、実際には設定可能な印刷動作パラメータの種類に応じて複数の印刷データ記憶領域14bを設ける構成とする。この複数の印刷データ記憶領域14bの中から送信先とすべきものを、ホスト装置2が印刷データ送信時に選択することにより、所望の印刷設定に従った印刷処理が実現可能となる。
【0056】
そして、各印刷データ記憶領域14bの内部には、前述した印刷動作パラメータ14cが記憶されている。これにより、特定の印刷データ記憶領域14bに対して、1つの印刷動作パラメータ14cが関係付けられることになる。実際の印刷処理に際しては、CPU10が、ホスト装置2より送信された印刷データとこの印刷動作パラメータ14cとを合成し、その合成データを印刷データ記憶領域14bに記憶する。そして、印刷に際し、記憶されている合成データを読み込んで、そこに含まれる印刷動作パラメータ14cに記述されている内容に従って印刷動作を設定する。なお、この合成処理の詳細については後述する。
【0057】
なお、図2では、印刷データ記憶領域14bがスプール領域14aに含まれる構成としているが、この印刷データ記憶領域14bをハードディスク14のいずれかの領域であってスプール領域14aの外部に設ける構成としてもよい。この場合には、印刷ジョブの実行時に印刷すべき印刷データを、印刷データ記憶領域14bから転送するようにすればよい。
【0058】
また、図2では、印刷データ記憶領域14bの内部に印刷動作パラメータ14cを記憶する構成としているが、この印刷動作パラメータ14cを印刷データ記憶領域14bの外部に記憶する構成としてもよい。この場合には、例えば印刷データ記憶領域14cと印刷動作パラメータ14cとの対応関係を示すリンクファイル等を用意して適宜参照することにより管理すればよい。
【0059】
次に、図3を用いて、印刷動作パラメータ14cの具体例について説明する。
【0060】
図3に示すように、印刷動作パラメータ14cは印刷動作を設定するための所定の設定項目とその設定内容とが記述されているものである。図3の例では、印刷のカラーマッチングを行うための「色補正」、色補正用の参照テーブルの種別を示す「カラープロファイル名」、印刷の縮小又は拡大の比率を定める「スケール」、印刷画像を回転させて表示させるか否かを示す「回転」、階調表現方法を示す「スクリーニング」、基準位置用の目印として印刷する「トンボ」などの設定項目が設けられており、それぞれ適宜に設定内容を記述している。
【0061】
そして、この印刷動作パラメータ14cは、印刷データ記憶領域14bが複数ある場合には、各領域ごとにその設定項目を少しづつ変えて用意されている。よって、ホスト装置2は、印刷データ記憶領域14bと印刷動作パラメータ14cの関係を確認することを前提に、印刷しようとする処理に最適な設定内容が実現される印刷動作パラメータ14cを1つ選んだ上で、対応する印刷データ記憶領域14bを送信先として印刷データを送信することにより、この印刷データと印刷動作パラメータ14cとが合成された後、当該印刷動作パラメータ14cに基づいた印刷動作が設定される。
【0062】
なお、図3に示す印刷動作パラメータ14cは例示であって、これ以外の設定項目を加えてもよく、また、例示した設定項目の範囲内でより詳細な設定項目を設けるようにしてもよい。
【0063】
次に、図4に示すフローチャートに基づき、印刷制御装置1で行なわれる印刷データと印刷動作パラメータ14cとの合成処理について説明する。
【0064】
図4に示すように、合成処理が開始されると、ステップ1において、特定のホスト装置2から、印刷データが受信された否かを判断する。その結果、印刷データが受信されていない場合は(ステップS1;NO)、受信されるのを待ち続けるためステップS1を繰り返す。一方、印刷データが受信された場合は(ステップS1;YES)、ステップS2に移行する。
【0065】
ステップS2では、予め合成処理により生成される合成データファイルをオープンしておく。すなわち、ホスト装置2が印刷データの送信先として指定したハードディスク14の所定の印刷データ記憶領域14bに記憶するための合成データファイルに対する書き込みアクセスが開始される。
【0066】
ステップS3では、印刷動作パラメータ14cを、オープンした合成データファイルに書き込む。ここで、合成データファイルを記憶する印刷データ記憶領域14bに関連付けられた印刷動作パラメータ14cは、ハードディスク14の当該印刷データ記憶領域14bの内部又は外部に予め記憶されている。また、その関連付けられた印刷動作パラメータ14cを書き込むための一定のデータサイズを有するエリアが合成データファイルの先頭部分に確保されている。よって、ステップS3では、印刷動作パラメータ14cを読み込んで、オープンした合成データファイルの先頭部分の所定のエリアに書き込みを行う。
【0067】
ステップS4では、印刷データを、オープンした合成データファイルに書き込む。ここで、ホスト装置2から受信した印刷データは、例えばいったんRAM13に受信用のバッファを設けて保持しておき、ステップS4でRAM13から印刷データを読み込むようにしてもよい。この印刷データは、オープンした合成データファイルにおける印刷データパラメータ14cを記憶する前記所定のエリアに後続するエリアに書き込まれる。これにより、当該合成データファイルは、先頭部の印刷動作パラメータ14cと、それに続く印刷データが共に書き込まれているファイルとなる。
【0068】
ステップS5では、合成データファイルをクローズする。すなわち、ステップS4の処理の結果、合成データファイルに対する書き込みを完了したので、当該合成データファイルに対する書き込みのアクセスを終了する。その結果、印刷データ記憶領域14bに、生成した合成データファイルが記憶され、実際に印刷処理を開始する際に読み出されることとなる。
【0069】
次に、図5に示すフローチャートに基づき、印刷制御装置1で行なわれる印刷処理について説明する。
【0070】
図5に示すように、印刷処理が開始されると、ステップ11において、印刷処理の対象となる合成データファイルをオープンする。すなわち、合成処理の結果果生成され、印刷データ記憶領域14bに保持されている合成データファイルに対する読み込みアクセスが開始される。
【0071】
ステップS12では、合成データファイルから印刷動作パラメータ14cを読み込む。すなわち、合成データファイル中、先頭部分の一定のデータサイズを有するエリアに書き込まれている印刷動作パラメータ14cを読み出して、RAM13にいったん保持しておく。
【0072】
ステップS13では、ステップS12で読み出した印刷動作パラメータ14cを参照して対応する印刷設定を行う。具体的には、印刷動作パラメータ14c中に、例えばスケールが400%と設定されていれば、拡大率を4倍とする拡大処理を行う。また、例えばトンボをありに設定していれば、トンボ用の描画データの生成処理を行う。このように、ステップS13では、印刷動作パラメータ14cの設定内容を逐次解読して、その内容に従った設定を行うものである。
【0073】
ステップS14では、合成データファイルから印刷データを読み込み、印刷装置3に印刷出力する。すなわち、合成データファイル中、先頭部分の印刷動作パラメータ14cの書き込みエリアに後続するエリアから、印刷すべき印刷データを読み込んだ上で、印刷装置3に適合するデータ形式に変換しつつ、印刷出力を行う。なお、印刷装置3に適合するデータ形式は、例えばビットマップデータが用いられる。これにより、印刷装置3に設定された印刷用紙には、所望の設定に従って、印刷すべき印刷データに基づく印刷画像が形成されることとなる。
【0074】
ステップS15では、合成データファイルをクローズする。すなわち、ステップS12乃至ステップS14の処理の結果、合成データファイルに対する読み込みを完了したので、当該合成データファイルに対する読み込みのアクセスを終了する。これにより、印刷制御装置1により行なわれる印刷処理が終了する。
【0075】
かくして、本実施形態に係る印刷制御装置1によれば、ホスト装置2において、印刷制御装置1に対する印刷要求に際して、印刷データに対応する印刷動作の設定データを自ら用意する必要はなく、所望の印刷動作を記述する印刷動作パラメータ14cと関係付けられた印刷データ記憶領域14bを送信先に指定して送信すればよい。例えば、ネットワーク4を経由して印刷制御装置1のハードディスク14の特定のディレクトリに印刷データをコピーすればよい。このような印刷データ記憶領域14bを多数設けておけば複数種類の印刷動作パラメータ14cから最適なものを選択して送信先とすることができると共に、多数の印刷データが特定の印刷データ記憶領域14bを指定することもできるので、個々の印刷データの印刷設定のための手間は大幅に削減でき、業務効率の向上が図られる。
【0076】
また、本実施形態に係る印刷制御装置1によれば、印刷制御装置1において、予め印刷動作パラメータ14cを印刷データ記憶領域14bに関連付けた上で保持し、印刷データの受信時に合成処理により、印刷データと印刷動作パラメータ14cを合成して合成データを記憶するので、印刷データと印刷動作パラメータ14cを別々のファイルとして保存し管理する煩わしさがなくなる。すなわち、例えば印刷データと印刷動作パラメータ14cをそれぞれ別のファイルとして保持すると、これらのフィイルの使用時に両者の依存関係を判断し、一体として扱うように管理する複雑な機構が必要となる。本実施形態にかかる印刷制御装置1では、受信した印刷データに対応したファイルを作成して記憶するのは合成データのみであるから、2以上のファイルの依存関係を判断する必要はなく、印刷処理全体の簡素化が図られることとなる。
【0077】
なお、本実施形態においては、ホスト装置2から送信される印刷データには、印刷設定用の印刷動作の設定データを含まない場合について説明したが、本発明は、ホスト装置2から印刷データの設定データを含む印刷データが送信される場合についても適用可能である。このような場合には、前述したような合成処理を行って合成データを生成し、印刷処理に際しては、印刷データに含まれる設定データに対応する印刷設定を行い、これに加えて、前述の印刷動作パラメータ14cの記述内容に従った印刷設定を行う。例えば、印刷データに含まれる設定データがスケールを50%、印刷動作パラメータ14cで設定されるスケールが400%であれば、結局この両者を掛け合わせた200%のスケールによる設定がなされる。
【0078】
また、本発明は、印刷制御装置1が、印刷装置3と別々の装置として構成されている場合、印刷制御装置1が印刷装置3と一体となって1つの装置として構成されている場合のどちらに対しても適用可能である。
【0079】
また、前述した本発明に係る印刷制御処理を機能させる印刷制御プログラムは、印刷制御装置1に含まれるコンピュータにおいて読み取り可能なCD−ROM、フロッピーディスク等の記録媒体に記録させることが可能である。そして、当該CD−ROM等を用いて印刷制御装置1に含まれるコンピュータにおいて印刷制御処理プログラムをインストールした上で、起動して実行させることにより、本発明に係る印刷制御処理が実現される。
【0080】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ホスト装置から印刷データ記憶領域を指定された印刷データを受信し、この印刷データ記憶領域に関連付けて設定された一定の印刷動作パラメータを受信した印刷データと合成し、印刷に際しては合成データに含まれる印刷動作パラメータに従った設定により印刷データの印刷処理をするようにしたので、多数のデータ記憶領域に対応して、もとの印刷データの送信時には印刷動作パラメータが未設定であっても、多様な印刷動作の設定が自動的に行われる。また、印刷データと印刷動作パラメータとが一体的に取り扱われて管理されるので、印刷データとその動作設定を対応づける管理機構が簡略化され、印刷制御装置の印刷処理の効率化が図られる。
【0081】
請求項2に記載の印刷制御装置は、印刷パラメータを関連付けられた印刷データ記憶領域そのものに記憶するようにしたので、多様な印刷設定に対応する多数のデータ記憶領域は、それぞれ対応する印刷動作パラメータを有し、これを元に合成データを生成すればよいので、印刷制御装置が備えるべき管理機構は一層簡略化され、印刷制御装置の印刷処理の一層の効率化が図られる。
【0082】
請求項3に記載の発明によれば、印刷制御装置では、印刷ジョブを単位とする管理が行われ、生成された合成データを印刷データ記憶領域からスプール領域へ転送し、スプール領域から合成データを読み出して順次印刷処理を行うようにしたので、多数のホスト装置が印刷ジョブごとに管理されるシステムに対して、多様な印刷動作の設定が自動的に行なわれる。また、通常のプリントスプーラが、印刷データと印刷動作パラメータを一体として管理下におくよう構成され、印刷ジョブの管理を円滑に行うことが可能となる。
【0083】
請求項4に記載の発明によれば、印刷制御装置では、印刷ジョブを単位とする管理が行われ、生成された合成データをスプール領域に含まれる印刷データ領域に記憶し、印刷データ領域から合成データを読み出して順次印刷処理を行うようにしたので、印刷データと印刷動作パラメータが一体的に管理されることに加えて、スプール領域の一部が印刷データ領域を兼ねることによりメモリ資源の有効活用が可能となる。
【0084】
請求項5に記載の発明によれば、ホスト装置から印刷データ記憶領域を指定された印刷データを受信し、この印刷データ記憶領域に関連付けて設定された一定の印刷動作パラメータを受信した印刷データと合成し、印刷に際しては合成データに含まれる印刷動作パラメータに従った設定により印刷データの印刷処理をするようにしたので、多数のデータ記憶領域に対応して、もとの印刷データの送信時には印刷動作パラメータが未設定であっても、多様な印刷動作の設定が自動的に行われる。また、印刷データと印刷動作パラメータとが一体的に取り扱われて管理されるので、印刷データとその動作設定を対応づける管理は簡略化され、印刷処理の効率化が図られる。
【0085】
請求項6に記載の印刷制御装置は、印刷パラメータを関連付けられた印刷データ記憶領域そのものに記憶するようにしたので、多様な印刷設定に対応する多数のデータ記憶領域は、それぞれ対応する印刷動作パラメータを有し、これを元に合成データを生成すればよいので、印刷処理における管理は一層簡略化され、印刷処理の一層の効率化が図られる。
【0086】
請求項7に記載の発明によれば、印刷ジョブを単位とする管理が行われ、生成された合成データを印刷データ記憶領域からスプール領域へ転送し、スプール領域から合成データを読み出して順次印刷処理を行うようにしたので、多数のホスト装置が印刷ジョブごとに管理されるシステムに対して、多様な印刷動作の設定が自動的に行なわれる。また、通常のプリントスプーラが、印刷データと印刷動作パラメータを一体として管理下におくよう構成され、印刷ジョブの管理を円滑に行うことが可能となる。
【0087】
請求項8に記載の発明によれば、印刷ジョブを単位とする管理が行われ、生成された合成データをスプール領域に含まれる印刷データ領域に記憶し、印刷データ領域から合成データを読み出して順次印刷処理を行うようにしたので、印刷データと印刷動作パラメータが一体的に管理されることに加えて、スプール領域の一部が印刷データ領域を兼ねることによりメモリ資源の有効活用が可能となる。
【0088】
請求項9に記載の発明によれば、ホスト装置から印刷データ記憶領域を指定された印刷データを受信し、この印刷データ記憶領域に関連付けて設定された一定の印刷動作パラメータを受信した印刷データと合成し、印刷に際しては合成データに含まれる印刷動作パラメータに従った設定により印刷データの印刷処理をするようにしたので、多数のデータ記憶領域に対応して、もとの印刷データの送信時には印刷動作パラメータが未設定であっても、多様な印刷動作の設定が自動的に行われる。また、印刷データと印刷動作パラメータとが一体的に取り扱われて管理されるので、印刷データとその動作設定を対応づける管理は簡略化され、印刷処理を機能させるソフトウェアの処理効率の向上が図られる。
【0089】
請求項10に記載の印刷制御装置は、印刷パラメータを関連付けられた印刷データ記憶領域そのものに記憶するようにしたので、多様な印刷設定に対応する多数のデータ記憶領域は、それぞれ対応する印刷動作パラメータを有し、これを元に合成データを生成すればよいので、印刷処理における管理は一層簡略化され、印刷処理を機能させるソフトウェアの一層の処理効率の向上が図られる。
【0090】
請求項11に記載の発明によれば、印刷ジョブを単位とする管理が行われ、生成された合成データを印刷データ記憶領域からスプール領域へ転送し、スプール領域から合成データを読み出して順次印刷処理を行うようにしたので、多数のホスト装置が印刷ジョブごとに管理されるシステムに対して、多様な印刷動作の設定が自動的に行なわれる。また、通常のプリントスプーラが、印刷データと印刷動作パラメータを一体として管理下におくよう構成され、印刷ジョブ管理を機能させるソフトウェアの処理を円滑に行うことが可能となる。
【0091】
請求項12に記載の発明によれば、印刷ジョブを単位とする管理が行われ、生成された合成データをスプール領域に含まれる印刷データ領域に記憶し、印刷データ領域から合成データを読み出して順次印刷処理を行うようにしたので、印刷データと印刷動作パラメータが一体的に管理されることに加えて、スプール領域の一部が印刷データ領域を兼ねることによりメモリ資源の有効活用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における印刷システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態における印刷制御装置のハードディスクの詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態における印刷動作パラメータの具体例を示す説明図である。
【図4】本発明の実施形態における印刷データと印刷動作パラメータの合成処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態における印刷処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…印刷制御装置
2…ホスト装置
3…印刷装置
4…ネットワーク
3…印刷装置
10…CPU
11…入力用インターフェース
12…ROM
13…RAM
14…ハードディスク
14a…スプール領域
14b…印刷データ記憶領域
14c…印刷動作パラメータ
15…表示装置
16…入力装置
17…出力用インターフェース
18…バス

Claims (12)

  1. ホスト装置により作成された印刷データを受信して印刷出力する印刷制御装置であって、
    前記印刷データを記憶するための印刷データ記憶領域と、印刷動作を記述する印刷動作パラメータとを互いに関連付けて設定する設定手段と、
    前記ホスト装置から、記憶すべき前記印刷データ記憶領域が指定された前記印刷データを受信する受信手段と、
    受信された前記印刷データに、指定された前記印刷データ記憶領域に関連付けられた前記印刷動作パラメータを付加して合成データを生成する合成手段と、
    生成された合成データを、指定された前記印刷データ記憶領域に記憶する記憶制御手段と、
    記憶されている前記合成データを読み出して、当該合成データに含まれる前記印刷動作パラメータに基づいて印刷動作を設定し、当該合成データに含まれる前記印刷データを印刷処理する印刷処理手段と、
    を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記設定手段は、前記印刷パラメータを、当該印刷パラメータが関連付けられた前記印刷データ記憶領域に記憶することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 印刷データをスプール領域に記憶して印刷ジョブ単位で順次印刷処理を行うよう管理する管理手段と、
    前記印刷データ記憶領域に記憶されている前記合成データを前記スプール領域に転送する転送手段とを、更に備え、
    前記印刷処理手段は、前記管理手段の管理に従い前記スプール領域から前記合成データを読み出すことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷制御装置。
  4. 印刷データをスプール領域に記憶して印刷ジョブ単位で順次印刷処理を行うよう管理する管理手段を、更に備え、
    前記印刷データ記憶領域は前記スプール領域に含まれるとともに、前記印刷処理手段は、前記管理手段の管理に従い前記スプール領域中の前記印刷データ領域から前記合成データを読み出すことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷制御装置。
  5. ホスト装置により作成された印刷データを受信して印刷出力する印刷制御方法であって、
    前記印刷データを記憶するための印刷データ記憶領域と、印刷動作を記述する印刷動作パラメータとを互いに関連付けて設定する設定工程と、
    前記ホスト装置から、記憶すべき前記印刷データ記憶領域が指定された前記印刷データを受信する受信工程と、
    受信された前記印刷データに、指定された前記印刷データ記憶領域に関連付けられた前記印刷動作パラメータを付加して合成データを生成する合成工程と、
    生成された合成データを、指定された前記印刷データ記憶領域に記憶する記憶制御工程と、
    記憶されている前記合成データを読み出して、当該合成データに含まれる前記印刷動作パラメータに基づいて印刷動作を設定し、当該合成データに含まれる前記印刷データを印刷処理する印刷処理工程と、
    を備えることを特徴とする印刷制御方法。
  6. 前記設定工程は、前記印刷パラメータを、当該印刷パラメータが関連付けられた前記印刷データ記憶領域に記憶することを特徴とする請求項5に記載の印刷制御方法。
  7. 印刷データをスプール領域に記憶して印刷ジョブ単位で順次印刷処理を行うよう管理する管理工程と、
    前記印刷データ記憶領域に記憶されている前記合成データを前記スプール領域に転送する転送工程とを、更に備え、
    前記印刷処理工程は、前記管理工程の管理に従い前記スプール領域から前記合成データを読み出すことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の印刷制御方法。
  8. 印刷データをスプール領域に記憶して印刷ジョブ単位で順次印刷処理を行うよう管理する管理工程を、更に備え、
    前記印刷データ記憶領域は前記スプール領域に含まれるとともに、前記印刷処理工程は、前記管理工程の管理に従い前記スプール領域中の前記印刷データ領域から前記合成データを読み出すことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の印刷制御方法。
  9. ホスト装置により作成された印刷データを受信して印刷出力する印刷制御装置に含まれるコンピュータに、
    前記印刷データを記憶するための印刷データ記憶領域と、印刷動作を記述する印刷動作パラメータとを互いに関連付けて設定する設定工程と、
    前記ホスト装置から、記憶すべき前記印刷データ記憶領域が指定された前記印刷データを受信する受信工程と、
    受信された前記印刷データに、指定された前記印刷データ記憶領域に関連付けられた前記印刷動作パラメータを付加して合成データを生成する合成工程と、
    生成された合成データを、指定された前記印刷データ記憶領域に記憶する記憶制御工程と、
    記憶されている前記合成データを読み出して、当該合成データに含まれる前記印刷動作パラメータに基づいて印刷動作を設定し、当該合成データに含まれる前記印刷データを印刷処理する印刷処理工程と、
    を実行させることを特徴とする印刷制御プログラムが記録された記録媒体。
  10. 前記設定工程は、前記印刷パラメータを、当該印刷パラメータが関連付けられた前記印刷データ記憶領域に記憶することを特徴とする請求項9に記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体。
  11. 印刷データをスプール領域に記憶して印刷ジョブ単位で順次印刷処理を行うよう管理する管理工程と、
    前記印刷データ記憶領域に記憶されている前記合成データを前記スプール領域に転送する転送工程とを、更に備え、
    前記印刷処理工程は、前記管理工程の管理に従い前記スプール領域から前記合成データを読み出すことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体。
  12. 印刷データをスプール領域に記憶して印刷ジョブ単位で順次印刷処理を行うよう管理する管理工程を、更に備え、
    前記印刷データ記憶領域は前記スプール領域に含まれるとともに、前記印刷処理工程は、前記管理工程の管理に従い前記スプール領域中の前記印刷データ領域から前記合成データを読み出すことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体。
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