JPH08121667A - 管継手 - Google Patents

管継手

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Publication number
JPH08121667A
JPH08121667A JP25223094A JP25223094A JPH08121667A JP H08121667 A JPH08121667 A JP H08121667A JP 25223094 A JP25223094 A JP 25223094A JP 25223094 A JP25223094 A JP 25223094A JP H08121667 A JPH08121667 A JP H08121667A
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JP
Japan
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pipe
tube
tubular body
moving
engaging pieces
Prior art date
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Pending
Application number
JP25223094A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Akanuma
清 赤沼
Satoshi Wada
敏 和田
Michiharu Matsuda
松田美智春
Shinji Saba
慎司 佐羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAMAI KK
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Original Assignee
HAMAI KK
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by HAMAI KK, Japan Oxygen Co Ltd, Nippon Sanso Corp filed Critical HAMAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常の雄ネジを有する被接続管を、極めて簡
単な操作で接続することができる管継手を提供する。 【構成】 筒体2と、該筒体の軸方向へ移動可能に挿入
された移動管3と、前記筒体の他端部に装着された固定
管4と、前記移動管を筒体の一端方向へ付勢するスプリ
ング36と、前記筒体の一端部周囲に移動可能に配設さ
れた複数の係合駒5と、前記筒体及び前記複数の係合駒
の外周に回動可能に装着された操作管6と、前記係合駒
の抜止めとなるキャップ7とで構成される。前記移動管
3は、先端に被接続管の端面が気密に当接する当接面3
2を有し、前記複数の係合駒は、内周に被接続管の雄ネ
ジに対応する雌ネジ部51を有し、前記操作管は、前記
係合駒に対応する内周に該係合駒を縮径方向に押動する
カム面64を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管継手に関し、詳しく
は、被接続管の雄ネジに極めて容易に着脱することがで
きる管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、高圧ガス容器にガスを充填する
際には、該容器に設けられている容器弁の口金にガス充
填用の配管を接続する必要がある。従来、この配管の接
続は、配管の先端に袋ナットを設け、該袋ナットを前記
容器弁の口金に形成されている雄ネジに捩じ込む方法が
一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の接続方法では、前記充填用配管の先端に設けた袋ナ
ットを何回も回転させなければならず、配管の着脱に時
間が掛かるだけでなく、大量の高圧ガス容器にガスを充
填する充填工場では、作業員の負担も極めて大きかっ
た。
【0004】一方、各種配管用の継手として、簡単な操
作で配管の着脱を行えるものが多く知られているが、こ
れらは、接続部の雄側及び雌側が、それぞれ特定の構造
を有しているものであり、通常の雄ネジの接続部を有す
る配管に継手をそのまま接続することはできなかった。
【0005】そこで本発明は、上述の容器弁の口金のよ
うに、通常の雄ネジを有する被接続管を、極めて簡単な
操作で接続することができる管継手を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の管継手は、筒体と、該筒体の一端から先
端を突出させて筒体の軸方向へ移動可能に挿入された移
動管と、該移動管の先端突出量を所定量に規制するため
の係止手段と、前記筒体の他端部に装着された固定管
と、該固定管と前記移動管との間に設けられて前記移動
管を筒体の一端方向へ付勢するスプリングと、前記筒体
の一端部周囲に筒体の径方向へ移動可能に配設された複
数の係合駒と、該複数の係合駒を拡径方向に付勢するス
プリングと、前記筒体及び前記複数の係合駒の外周に回
動可能に装着された操作管と、該操作管の一端に装着さ
れた前記係合駒の抜止め手段とで構成され、前記移動管
の先端には被接続管の端面が気密に当接する当接面を有
し、前記複数の係合駒の内周には前記被接続管の雄ネジ
に対応する雌ネジ部を有し、前記操作管の前記係合駒に
対応する内周には該係合駒を縮径方向に押動するカム面
を有していることを特徴としている。
【0007】さらに、本発明の管継手は、上記構成にお
いて、前記筒体の先端側に、前記係合駒を筒体の径方向
へ移動可能にガイドするガイド部を備えていること、前
記操作管のカム面に連設して真円形部を形成するととも
に、前記係合駒の端部に前記真円形部に対応する弧状リ
ブを設け、該弧状リブを前記真円形部に配置して係合駒
を操作管内に嵌入したこと、前記筒体の内周面に沿って
前記移動管側が開口したリング状の凹溝を設け、該凹溝
内に、該凹溝内を気密に軸方向に摺動可能なリングを設
けるとともに、前記筒体の固定端側に、前記凹溝内と外
気とを連通させる細孔を設けたことを特徴としている。
【0008】
【作 用】上記構成によれば、被接続管の端部を複数の
係合駒の内周部に挿入し、被接続管の端面と移動管先端
の当接面とを圧接した状態で操作管を回動させると、該
操作管のカム面が係合駒を縮径方向に押動し、係合駒内
周の雌ネジ部が前記被接続管の雄ネジに係合して被接続
管に固定される。このとき、移動管を当接面方向に付勢
するスプリングが設けられているので、前記被接続管の
接続時に、該スプリングの付勢力に抗して被接続管を押
込むことにより、接続時にはスプリングの付勢力により
被接続管の端面と移動管の当接面とを気密に密着させる
ことができる。一方、上記接続状態で、操作管を逆方向
に回動させると、係合駒がスプリングの力で拡径方向に
移動するので、被接続管の雄ネジと係合駒との係合状態
を解除できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す一実施例に基づ
いてさらに詳細に説明する。まず、図1おいて、この管
継手1は、筒体2と、該筒体2の一端側に軸方向へ移動
可能に挿入された移動管3と、前記筒体2の他端部に装
着された固定管4と、前記筒体の一端面に対向配置され
た2個の係合駒5,5と、前記筒体2及び前記係合駒5
の外周に回動可能に装着された操作管6と、該操作管6
に装着されたキャップ7と、該操作管6を操作する操作
レバー8とを備えている。
【0010】前記筒体2は、前記移動管3を挿入する部
分が僅かに小径に形成されており、該小径部21と大径
部22との間の段部23は、移動管3の後端部に設けら
れたフランジ部31を係止して移動管3の先端突出量を
所定量に規制するための係止手段として用いられてい
る。また、大径部22の端部内周には、前記固定管4の
雄ネジ41を螺合する雌ネジ24が設けられている。さ
らに、筒体2の外周には、前記操作管6を係止するフラ
ンジ部25が設けられるとともに、前記操作レバー8の
係止孔26と、操作レバー8の回動角度を規制する周溝
27とが設けられている。
【0011】前記移動管3は、上記筒体2の一端から先
端が所定量突出するように筒体2内に挿入されており、
その先端面には、被接続管の端面が気密に当接する当接
面32と、被接続管の管内に僅かに挿入される突出部3
3とが設けられるとともに、環状のシール材34が装着
されている。また、移動管3の周面には、前記筒体2の
内周に摺接する環状のシール材35が設けられ、筒体2
と移動管3とを気密状態に保持している。さらに、移動
管3の後端部には、該移動管3の先端を筒体2から突出
する方向に付勢するスプリング36を収容する凹部37
が設けられている。
【0012】前記固定管4は、一端に、前記筒体2の雌
ネジ24に螺合する前記雄ネジ41が設けられ、他端に
は、他の配管に接続される雄ネジ42が設けられてい
る。また、該固定管4の一端面には、前記移動管3を付
勢するスプリング36を装着する突出部43が設けられ
ており、該固定管4の中央部には、該固定管4を筒体2
に捩じ込むためのナット部44が設けられている。
【0013】前記係合駒5は、内周面に被接続管の雄ネ
ジに対応する雌ネジ部51を有するもので、両係合駒5
間には、図4及び図6に示すように、両係合駒5を拡径
方向に付勢するスプリング52が縮設されている。ま
た、図4乃至図6に示すように、係合駒5の基部側に
は、裏面が前記筒体2の端面に摺接する円弧状のリブ5
3が設けられている。このリブ53の裏面には、図2及
び図3に示すように、前記筒体2の端面に設けられたガ
イド溝28に嵌合するガイド突起54が設けられてお
り、該ガイド溝28とガイド突起54とにより、該係合
駒5は、筒体2の径方向にのみ移動可能に規制されてい
る。
【0014】前記操作管6は、前記筒体2の外周に嵌合
する小径部61と、該小径部61から前記係合駒5の外
周を覆うように延出した大径部62とからなるもので、
小径部61と大径部62との間の段部63が前記筒体2
のフランジ部25に当接して係合駒5の周方向への抜け
を防止している。前記係合駒5の外周部分が当接する前
記大径部62の先端の内周面には、図4及び図6に示す
ような略楕円形状のカム面64が設けられている。
【0015】上記カム面64は、楕円長軸方向に前記係
合駒5が位置したときに、雌ネジ部51と被接続管の雄
ネジとの係合状態が解除され、楕円短軸方向に前記係合
駒5が位置したときに、雌ネジ部51と被接続管の雄ネ
ジとが係合するように設定されている。また、前記段部
63には、前記筒体2に設けられた周溝27に係合する
突起65が設けられており、大径部62の先端の外周に
は、前記キャップ7を螺着するための雄ネジ66が設け
られている。
【0016】上記キャップ7は、内周に設けられた雌ネ
ジ71で上記操作管6に装着することにより、その内面
72で前記係合駒5を保持し、係合駒5の軸方向への抜
止め手段となるもので、中央部には、被接続管を挿通す
る通孔73が設けられ、該通孔73には、合成樹脂製の
保護リング74が装着されている。
【0017】前記操作レバー8は、前記操作管6を容易
に操作できるように設けられるとともに、係合駒5が被
接続管と係合した状態や係合駒5が拡径した状態を保持
するために設けられたものであって、操作管6の周壁に
捩じ込まれたスリーブ81と、該スリーブ81を貫通す
る軸部82と、該軸部82の頂部に設けられたヘッド8
3と、前記スリーブ81内の軸部82に設けられた鍔部
84を前記筒体2側に付勢するスプリング85を保持す
るための蓋部86とにより構成されている。
【0018】このように構成した管継手1は、前記固定
管4の雄ネジ42に、例えばガス充填用の配管を接続し
た状態で使用する。そして、図3に示すように、被接続
管9を接続する際には、まず、図4にも示すように、前
記カム面64の長軸方向に前記係合駒5が位置するよう
に前記操作管6を回し、係合駒5を拡径した状態にす
る。この状態で管継手1の基部、例えば固定管4部分を
持ち、被接続管9の端部をキャップ7の保護リング74
を通して係合駒5間に挿入し、被接続管9の端面を移動
管3の当接面32に押付け、移動管3を前記スプリング
36の付勢力に抗して筒体2内に押込むようにする。
【0019】そして、この状態で操作レバー8を操作
し、図6に示すように、カム面64の短軸方向に係合駒
5が位置するように操作管6を約90度回動させる。こ
れにより、係合駒5がカム面64により縮径方向に押動
され、図5に示すように、係合駒5の雌ネジ部51が被
接続管9の雄ネジ91に係合した状態になる。
【0020】この状態では、前記キャップ7により抜止
めされている係合駒5が被接続管9を管継手1に固着し
た状態になり、移動管3がスプリング36により突出方
向に付勢されているので、被接続管9の端面と移動管3
の当接面32とがスプリング36の付勢力で密着した状
態になり、前記シール材34により両者が気密に当接し
た状態になる。さらに、この状態でガスの供給を開始す
ると、ガスは移動管3及び固定管4のガス通路を通過す
るとともに、移動管3及び固定管4の間に形成されるリ
ング状の空間部(スプリング36の収納部分)にも流入
し、該空間部に流入したガス圧が移動管3を筒体2から
突出する方向に押圧するので、被接続管9の端面と移動
管3の当接面32とは、前記スプリング36の付勢力に
加えてガス圧により強く密着した状態になる。
【0021】ガスの充填等を終えて被接続管9との接続
状態を解除するときには、前記操作レバー8を操作して
操作管6を約90度回動させ、カム面64の長軸方向に
前記係合駒5を位置させる。これにより、係合駒5の雌
ネジ部51と被接続管9の雄ネジ91との係合が解除さ
れる。
【0022】上記管継手1の着脱操作において、前記筒
体2のフランジ部25のガイド溝28を有する側の端面
と係合駒5の裏面との間、及び係合駒5の前面とキャッ
プ7の内面72との間を、ぞれぞれ面接触させて挟み込
むようにしているので、係合駒5の抜けを防止しながら
摺接移動を円滑に行うことができ、また、筒体2と係合
駒5との間に、係合駒5を筒体2の径方向にのみ移動可
能に規制するガイド溝28とガイド突起54とを設けて
いるので、両係合駒5,5の円周方向の位置関係を一定
に保った状態で各係合駒5を移動させることができ、被
接続管9の着脱操作における各係合駒5の移動を円滑か
つ確実に行うことができる。
【0023】また、図7に示すように、前記筒体2に略
90度の周溝27を設けるとともに、操作管6に突起6
5を設けたことにより、筒体2と操作管6との相対的な
角度を、被接続管9の着脱に必要な略90度に規制する
ことができ、接続位置と解放位置とで操作管6の回動を
止めることができ、管継手1の着脱操作を容易かつ確実
にに行うことができる。
【0024】さらに、操作レバー8の軸部82をスプリ
ング85で筒体2側に付勢するとともに、筒体2の外周
に係止孔26を設け、例えば、係合駒5が被接続管9を
係合した状態のときに、図7に実線で示すように、軸部
82が係止孔26内に進入して筒体2と操作管6との相
対的な回動を防止するように形成することにより、管継
手1に被接続管9を接続してガスを供給している最中
に、操作管6が回動して係合駒5と被接続管9との係合
状態が外れ、被接続管9が抜けることを防止できる。
【0025】上述のように、本実施例に示す管継手1
は、該管継手1を被接続管9に強く押し当てた状態で操
作レバー8を約90度回動させるだけで被接続管9を接
続することができ、被接続管9の取り外しも、操作レバ
ー8を約90度回動させるだけでよいため、雄ネジ91
を有する被接続管9との接続を極めて容易に行うことが
できる。また、被接続管9の接続状態では、該被接続管
9の端面に当接する移動管3がスプリング36により被
接続管9側に押圧されているので、両者の間の気密性も
良好であり、さらに、ガス供給時には、ガス圧も移動管
3を被接続管9側に押圧する方向に作用するので、両者
の当接力を一層高めることができ、十分な気密性能が得
られる。
【0026】また、被接続管9としては、その端部に雄
ネジ91を有しているだけでよいため、口径さえ適合す
れば、各種配管の接続に対応することができる。特に、
高圧ガス容器にガスを充填するガス充填設備の充填管の
先端に上記管継手1を設けておくことにより、容器弁の
口金に充填管を容易に接続することができ、大量の高圧
ガス容器にガスを充填する充填工場における作業性を大
幅に向上させることができる。
【0027】さらに、前記係合駒5の基部側に設けた円
弧状のリブ53を、前記操作管6のカム面64の内側に
連続する大径部62内周の真円形部内に配置して係合駒
5を操作管6内に嵌入したので、操作管6の真円形内部
で係合駒5の円弧状リブ53が、操作管6を回動させて
も真円形内部の内周面に引掛かることがない。
【0028】次に、図8は、本発明の管継手の他の実施
例を示すもので、真空排気時にも十分な気密性を得られ
る構造を採用したものである。本実施例の管継手は、前
記実施例に示す管継手において、前記筒体2の内周面と
前記固定管4の移動管3側に突出した突出部43との間
に形成される移動管3側が開口したリング状の凹溝10
1内に、軸方向に摺動可能なリング102を設け、リン
グ102と凹溝101の内外両周面との間にそれぞれリ
ング状のシール材103,104を設けて気密にすると
ともに、前記筒体2の固定端側に、前記凹溝101内と
外気とを連通させる通気孔105を設けたものである。
【0029】このように構成することにより、被接続管
を接続してガスを供給し、管継手1内が外気よりも高圧
になった場合は、該ガス圧が、前記同様に移動管3を被
接続管方向に押圧して移動管3と被接続管との気密性が
保たれる。このとき、リング102は、前記ガス圧によ
り、図8に示すように、凹溝101の底部に押付けられ
た状態になるが、該リング102は、凹溝101内に気
密に設けられているので、ガスが外部に漏れることはな
い。
【0030】一方、高圧ガス容器内にガスを充填する際
には、該容器内に残留するガスを排気するため、真空排
気を行うことがあるが、管継手1内が真空状態になる
と、外気が前記移動管3を筒体2内に押込む方向に作用
するので、移動管3を被接続管方向に押圧するスプリン
グ36の付勢力が不足すると、移動管3と被接続管との
当接力が弱まり、気密性が損なわれることがある。
【0031】このとき、本実施例に示す管継手の場合
は、管継手1内が真空状態になると通気孔105から外
気が入り、前記リング102を移動管3方向に押圧する
ので、内外の差圧がリング102を介して移動管3を被
接続管方向に押圧するように作用する。このとき、移動
管3の当接面側は、被接続管の端面により押圧されて筒
体2内にほとんどが押込まれているので、この当接面側
からの外気の押圧力は僅かであるから、結果的に移動管
3は前記リング102により被接続管側に押圧されるこ
とになり、移動管3と被接続管との密着性を保つことが
できる。
【0032】したがって、本実施例に示すように、前記
筒体2の内周面に沿って前記移動管3側が開口したリン
グ状の凹溝101を設け、該凹溝101内に、該凹溝1
01内を気密に軸方向に摺動可能なリング102を設け
るとともに、前記凹溝101の底部に、該凹溝101内
と外気とを連通させる通気孔105を設けることによ
り、管継手1内が高圧状態、真空状態の、いずれの場合
でも被接続管との気密性を十分に得ることができる。
【0033】なお、係合駒の数は2個に限らず、例え
ば、図9に示すように、3個の係合駒5aを移動管3の
周囲に120度間隔で放射状に配置してもよい。この場
合は、各係合駒5aと筒体2の端面とには、それぞれの
係合駒5aを径方向にガイドするガイド部2aを設ける
とともに、操作管6の内周面に形成するカム面6aを略
三角形状とする。また、図10に示すように、4個の係
合駒5bを移動管3の周囲に90度間隔で放射状に配置
してもよい。この場合は、各係合駒5bと筒体2の端面
とには、それぞれの係合駒5bを径方向にガイドするガ
イド部2bを設けるとともに、操作管6の内周面に形成
するカム面6bを略四角形状とすればよい。
【0034】さらに、上述のように複数個の係合駒を配
置する場合は、各係合駒を各径方向に付勢するスプリン
グとして、図11に示すようなリング状のバネ52aを
用いることができる。
【0035】このように、係合駒の数を増すことによ
り、操作管の回動角度を小さくすることができるという
利点は生じるが、部品点数の増加等の欠点も生じるの
で、管継手の大きさや必要な強度に応じて適当な分割数
を選択すればよい。また、管継手の細部の構造も、接続
する管の口径や使用圧力等により適宜最適な形状及び組
合わせで構成することが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の管継手
は、操作管を回動させるだけの簡単な操作で被接続管を
確実に接続することができ、特に、脱着頻度の多いガス
充填工場における充填管の接続部に本発明の管継手を設
けることにより、作業性の大幅な向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す管継手の断面正面図
である。
【図2】 筒体と係合駒との関係を示す要部の平面図で
ある。
【図3】 被接続管接続前の状態を示す要部の断面正面
図である。
【図4】 同じく一部切欠き側面図である。
【図5】 被接続管接続時の状態を示す要部の断面正面
図である。
【図6】 同じく一部切欠き側面図である。
【図7】 図1の VII−VII 線断面図である。
【図8】 他の実施例を示す要部の断面正面図である。
【図9】 3個の係合駒を設けた例を示す要部の側面図
である。
【図10】 4個の係合駒を設けた例を示す要部の側面
図である。
【図11】 係合駒を拡径させるスプリングの例を示す
図である。
【符号の説明】
1…管継手 2…筒体、23…段部、28…ガイド溝 3…移動管、32…当接面、34,35…シール材、3
6…スプリング 4…固定管、43…突出部 5…係合駒、51…雌ネジ部、52…スプリング、54
…ガイド突起 6…操作管、64…カム面 7…キャップ、73…通孔、74…保護リング 8…操作レバー 9…被接続管、91…雄ネジ 101…凹溝、102…リング、103,104…シー
ル材、105…通気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田美智春 神奈川県川崎市幸区塚越4−320 日本酸 素株式会社内 (72)発明者 佐羽 慎司 東京都品川区西五反田5−22−13 株式会 社ハマイ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体と、該筒体の一端から先端を突出さ
    せて筒体の軸方向へ移動可能に挿入された移動管と、該
    移動管の先端突出量を所定量に規制するための係止手段
    と、前記筒体の他端部に装着された固定管と、該固定管
    と前記移動管との間に設けられて前記移動管を筒体の一
    端方向へ付勢するスプリングと、前記筒体の一端部周囲
    に筒体の径方向へ移動可能に配設された複数の係合駒
    と、該複数の係合駒を拡径方向に付勢するスプリング
    と、前記筒体及び前記複数の係合駒の外周に回動可能に
    装着された操作管と、該操作管の一端に装着された前記
    係合駒の抜止め手段とで構成され、前記移動管の先端に
    は被接続管の端面が気密に当接する当接面を有し、前記
    複数の係合駒の内周には前記被接続管の雄ネジに対応す
    る雌ネジ部を有し、前記操作管の前記係合駒に対応する
    内周には該係合駒を縮径方向に押動するカム面を有して
    いることを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 前記筒体の先端側には、前記係合駒を筒
    体の径方向へ移動可能にガイドするガイド部を備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の管継手。
  3. 【請求項3】 前記操作管のカム面に連設して真円形部
    を形成するとともに、前記係合駒の端部に前記真円形部
    に対応する弧状リブを設け、該弧状リブを前記真円形部
    に配置して係合駒を操作管内に嵌入したことを特徴とす
    る請求項1記載の管継手。
  4. 【請求項4】 前記筒体の内周面に沿って前記移動管側
    が開口したリング状の凹溝を設け、該凹溝内に、該凹溝
    内を気密に軸方向に摺動可能なリングを設けるととも
    に、前記筒体の固定端側に、前記凹溝内と外気とを連通
    させる通気孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    管継手。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010286061A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Akatsuki-Giken Co Ltd 管継手

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JP2010286061A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Akatsuki-Giken Co Ltd 管継手

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