JPH03282087A

JPH03282087A - スリーブ付き管継手

Info

Publication number: JPH03282087A
Application number: JP2078623A
Authority: JP
Inventors: Yukitaka Okafuji; 幸敬岡藤; Masayoshi Kobayashi; 正義小林
Original assignee: Bridgestone Corp
Current assignee: Bridgestone Corp
Priority date: 1990-03-29
Filing date: 1990-03-29
Publication date: 1991-12-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、嵌合状態下で軸線方向に連通ずる流路を形
成する雄部材及び雌部材を有し、搬送流体を漏洩するこ
となく流下させ得る管継手、と（には、その嵌合に際し
ての加圧流体の漏洩に起因する騒音の発生を著しく低減
させた管継手に関するものである。

（従来の技術）加圧流体、とくには加圧空気を搬送するホース同士を連
結する場合に、一方のホースの端部に軸線方向に突出す
る突出部を有する雄部材を固着し、その突出部が嵌合す
る凹部を当該部材に対向する端面に有する雌部材を他方
のホースの端部に固着し、雄部材を雌部材に嵌合するこ
とにより、それらホース同士を連結する継手が広く使用
されおり、更には、雄部材及び雌部材を一体的に締結す
るカラーを具える構造としたものもある。更には、雄部
材又は雌部材の少なくとも一方に、軸線方向に可動にば
ね付勢したポペットを配設し、それら部材の分離状態下
で当該ポペットをシートに密着させて軸線方向に延在す
る流路を遮断し、搬送流体の漏洩を阻止する構造とした
ものもある。

（発明が解決しようとする課題）このような従来の構造の継手にあっては、ホースを接続
した状態のままで使用する場合には何ら不都合が生ずる
ことはないが、頻繁に継手を接続、分離する場合にあっ
ては、その接続、分離に際しての加圧空気の噴出に伴い
極めて大きな騒音が発生すると言う問題があった。

この騒音は、継手の接続、分離の数が多いほど、また、
加圧空気の圧力が高ければ高いほど大きく、加圧空気を
使用する機器の導入に際しての解決すべき課題の一つで
あった。

本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり
、継手を接続及び分離する際にも、殆ど騒音を発生する
ことのない継手を提供することをその目的とする。

（課題を達成するための手段）この目的を達成するため、本発明にあっては、雄部材又
は雌部材の少なくとも一方の部材内に軸線方向に可動に
ばね付勢されたポペットを有し、雄部材及び雌部材の嵌
合に伴うポペットの変位により軸線方向に延在する流路
の連通が許容され、それら部材の分離に伴うポペットの
復帰により軸線方向に延在する流路を遮断される管継手
において、雄部材又は雌部材の何れか一方の部材の外周
部分に、ポペットの変位に先立って他方の部材の外周部
分に気密に嵌合可能な円筒状のスリーブを具えてなる。

（作　用）雄部材及び雌部材の嵌合に際しては、まず何れか一方の
部材に気密に固着したスリーブの自由端が、他方の部材
の外周に気密に嵌まり合い、引き続いてのそれら部材の
一層の接近に伴って、雄部材及び雌部材の少なくとも一
方に配設したばね付勢されたポペットが軸線方向内方に
変位して、流路の連通を許容する。つまり、ポペットが
波路の連通を許容する嵌合状態にあっては、実質的に加
圧流体が外方に噴出することがなく、したがって、騒音
が発生することがない。

また、雄部材及び雌部材の分離に際しても、互いに分離
しはじめ、ポペットが閉じるまでは加圧流体が気密に嵌
まったスペースに出るが、ポペットが完全に閉じた状態
、すなわち加圧流体が完全に止まった状態でもなお雄部
材及び雌部材間は気密に嵌まっているため、次に雄部材
と雌部材のシールが開いてもこのわずかの気密スペース
に残った加圧流体が漏れるのみであるため、非常に低音
で一瞬の間だけであり、はとんど問題とならない。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の好適な実施例に付いて詳
述する。

第１図は、分離状態にある本発明に係るスリーブ付き管
継手を一部断面にして示す図であり、雄部材ｌＯは、そ
の本体１２から軸線方向に突出する突出部１４を具え、
その内方には軸線方向に共軸にそれらを貫通する流路１
６が形成されている。

本体１２は、その端面に開口するめねじ部１２ａを具え
、当該めねじ部には、図示しないホースの端部に一体的
に固着された口金の外周に形成したおねじ部が蝶着され
る。また、突出部１４における流路内壁に、保持ブラケ
ッ目８を取付ける一方、当該ブラケットのその中央部に
位置し軸線方向に延在する筒状部分１８ａにより、ポペ
ット２０を軸線方向に可動に支持する。

そして、保持ブラケット１８の支持脚部分１８ｂと、ポ
ペット２０のフランジ部分との間に、当該ポペットを軸
線方向外方に付勢するばね２２を配設する。

ポペット２０のフランジ部分は、ばね２２により軸線方
向外方に付勢された状態で、突出部１４の端部側に位置
する流路の内径にほぼ等しい直径をしており、その外周
には流路の内壁に係合するシール材、例えば、０−リン
グ２４を配設する。

それゆえ、ばね２２に抗してポペット２０が突出部１４
の内方に押圧されると、流路１６がその突出部の端面に
開口することとなり、当該流路の連通が許容され、ポペ
ット２０がばね２２の弾性力によりその初期位置に復帰
した場合には流路が遮断されることとなる。

雄部材ｌＯの外周には円筒状のスリーブ２６を固着する
。このスリーブ２６の底部には、雄部材１０の突出部１
４が挿入される貫通孔が形成されており、底部から離間
する開口端の内径寸法は、後述する雌部材の外形寸法に
ほぼ等しく、固定ねじ２８を用いて雄部材ｌＯに固着さ
れる。

スリーブ２６は、その底部に形成した貫通孔の内壁にそ
の周方向に延在させてシール材、例えば、０−リング３
０を装着し、雄部材１０とスリーブ２６との間を気密に
保持する。また、スリーブ２６は、その開口端側の内壁
にも、その周方向に延在するシール材の一例としての０
−リング３２が配設され、雄部材ｌＯに配設したポペッ
トが、雌部材との嵌合に伴って軸線方向内方に変位する
に先立って、雌部材の外周に気密に嵌合することができ
る。

雌部材３４は、雄部材１０に嵌合した状態でその流路１
６に連通する軸線方向に貫通する流路３６を有し、雄部
材１０に対向する端面に、雄部材ｌＯの突出部１４と相
補形状をした凹部３８を有する。また、突出部１４の端
面に対向する凹部３８の底部には、それら雄部材１０及
び雌部材３４の嵌合に際して相互に連通ずる流路１６及
び３６を気密に保持する、シール材としての一例を示す
０−リング４０を、当該流路３６の開口部を囲繞するよ
う配置する。

また、雌部材３４は、雄部材１０と同様に、流路３６の
内壁に取付けた保持ブラケット４４を有し、当該保持ブ
ラケット４４は、その軸線方向に延在する筒状部分４４
ａにポペット４６を可動に支持する。そして、ポペット
４６のフランジ部分と保持ブラケット４４の支持脚部分
４４ｂとの間にばね４８を配設し、ポペット４６を軸線
方向外方に付勢する。

ポペット４６のフランジ部分は、ばね４８により軸線方
向外方に付勢された状態で、突出部１４の端部側に位置
する流路の内径にほぼ等しい直径を有し、当該フランジ
部分の外周には、流路３６の内壁に係合するシール材と
しての０−リング５０を配設する。

従って、ばね４８に抗してポペット４６が雌部材３４の
内方に押圧されると、流路３６が凹部３８に開口するこ
ととなり、当該流路の連通が許容され、一方、ポペット
４６がばね４８の弾性力によりその初期位置に復帰した
場合には流路が遮断される。なお、雌部材３４は、接続
すべきホースの一端に一体的に固着した口金の外周に形
成したおねじ部に螺合することができるよう、凹部３８
に離間する端部側に位置する流路部分にめねじ部３４ａ
を形成した。

次に第２図を参照しながら、本発明管継手の作動につい
て説明する。なお、簡略のため、雌部材３４はポペット
４６及びそれを軸線方向に押圧するばねはないものとし
て説明する。

第２図（ａ）に示すように、雄部材ｌＯと雌部材３４と
の分離状態にあっては、雄部材１０のポペット２０は関
連するばね（図示せず）により軸線方向外方に押圧され
ているので、流路は遮断された状態にある。

次いで、それら雄部材ｌＯ及び雌部材３４を連結すべく
、雄部材１０を雌部材３４に接近させると、先ず雌部材
３４の外周端部がスリーブ２６の開口端部に配設した０
−リング３２に係合し、スリーブ２６と雌部材３４とを
気密に連結する。この場合に、雄部材１０のポペット２
０の突出端部は、雌部材の凹部３８に接した状態又は僅
かに離間した状態にあるので、雄部材ｌＯＯ流路はその
遮断状態が維持される。この様子を第２図（ｂ）に示す
。

更に、雄部材１０の雌部材３４内への挿入が進むと、第
２図（Ｃ）に示したように、雄部材１０のポペット２０
が、雌部材３４の対向する凹部３８により軸線方向内方
に押圧されるので雄部材ｌＯの端面に環状の開口部が形
成されることとなる。それゆえ、ポペット２０により遮
断されていた加圧空気が、スリーブ２６及び雌部材３４
により区画される空間内に流入することになるが、当該
空間は気密に保持されているので、加圧空気が外方に噴
出することがなく、騒音が生ずることもない。

そして、第２図（ｄ）に示したように、雄部材ｌＯの突
出部１４に対向する雌部材３４の凹部３８が当該突出部
１４の対向端面に当接すると、その凹部３８に配設した
Ｏ−リング４０が雄部材１０と雌部材３４とを気密に接
続して、相互に流路を連通させる。

これに対し、雄部材１０及び雌部材３４を離間させると
、第２図（ｅ）に示したように、ばね付勢されたポペッ
ト２０が雌部材３４の四部３８の底部に当接しながら初
期位置に復帰して波路を遮断した後に、スリーブ２６と
雌部材３４との係合が解かれることになるので、そこで
形成される気密スペースに存在する掻く少量の加圧流体
だけが瞬時放出し、低音を生じる。この低音は従来方式
における解放時の音とはとても比較にはならない程小さ
い。

なお、本発明にあっては、個別に形成されたスリーブ２
６を雄部材１０に取付ける構成としたが、雄部材ｌＯに
一体的に構成することは勿論、当該スリーブ２６を雌部
材３４に別個に、又は一体的に取付けること、更には雌
部材３４の端部を軸線方向に延在させてスリーブ２６と
することもでき、特許請求の範囲内で種々の変更が可能
である。

また他の実施例として、第３図を参照して説明すると、
図中５５は雌部材３４と同じ外形状をした他の例を示す
雌部材である。雌部材３４と異なる部分は、ポペット４
６を用いる替りに、通路５６を遮断する壁５７を形成し
、この壁５７に複数個の加圧流体の流路５８を通路５６
に対して同心状に穿孔してなるものである。

（発明の効果）以上詳述したように、本発明によれば、雄部材及び雌部
材を具える継手の接続又は分離に際し、それら部材に形
成した流路が相互に連通ずるに先立って雄部材及び雌部
材が気密に嵌合し得る構成としたので、流路を通過する
加圧流体が外方に噴出することがなく、従って騒音の発
生を大幅に低減させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、分離状態にある本発明継手を一部断面にして
示す図、第２図（ａ）〜（ｅ）は、第１図に示す装置の作動をそ
れぞれ示す説明図、そして、第３図は本発明継手の雌部材の他の例を示す図である。ｌＯ・−雄部材　　　　　　　１２〜・・本体１４−・
・突出部　　　　　　　１６．３６−・−流路１８．４
４・−・・保持ブラケット　２０．４６・・−ポペット
２２．４８−・−ばね２４．３０，３２．４０．５０・−・０−リング２６−
スリーブ　　　　　　２８−・−固定ねし３４−雌部材
　　　　　　　３８−凹部４４イメｊ！１°ラケット第２図

Claims

【特許請求の範囲】１、雄部材又は雌部材の少なくとも一方の部材内に軸線
方向に可動にばね付勢されたポペットを有し、雄部材及
び雌部材の嵌合に伴うポペットの変位により軸線方向に
延在する流路の連通が許容され、それら部材の分離に伴
うポペットの復帰により軸線方向に延在する流路を遮断
される管継手において、雄部材又は雌部材の何れか一方の部材の外周部分に、ポペットの変位に先立って他方の部材の外周
部分に気密に嵌合可能な円筒状のスリーブを具えてなる
ことを特徴とするスリーブ付き管継手。