JPH0237025Y2 - - Google Patents

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JPH0237025Y2
JPH0237025Y2 JP5748586U JP5748586U JPH0237025Y2 JP H0237025 Y2 JPH0237025 Y2 JP H0237025Y2 JP 5748586 U JP5748586 U JP 5748586U JP 5748586 U JP5748586 U JP 5748586U JP H0237025 Y2 JPH0237025 Y2 JP H0237025Y2
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movable body
pressure receiving
cylindrical movable
valve
receiving surface
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は特に高圧流体を送る配管に使用する弁
体内蔵形の管継手に関するものである。
「従来の技術」 従来の弁体内蔵形の管継手は、たとえば第7図
に示すソケツトの如く、弁体60の背面からばね
61で弾発して弁口62を密閉する構成であるた
め、これを高圧流体の配管に取付けて使用した
後、プラグ(図示せず)を分離すると、その瞬間
に弁口62が閉鎖されるため、前記ソケツト側配
管内に流体圧力が残ることは避けられない。この
ように、弁体の背面に流体圧力が作用している
と、その流体圧が該弁体の後退を妨げるようにな
るので、次にソケツトとプラグとを接続する際
に、弱い手の力では接続作業が困難であつた。
「考案が解決しようとする問題点」 従来の管継手では、上述の如くソケツトとプラ
グとを接続する場合に、分離時に内部に残圧が生
じていると弁体の後退が妨げられるため接続が困
難であり、そのため、管継手の内部の残圧を除去
してからでないと接続が容易ではなく、管継手の
接続作業に煩しい手間を要していた点に鑑み、本
考案はこの欠点を解消するためになされたもの
で、たとえ管継手の内部に残圧が存在していて
も、ソケツトとプラグの接続を容易に行うことが
できるようにすることを解決しようとする問題点
とするものである。
「問題点を解決するための手段」 本考案は先端にロツク手段を有し、且つ内部に
弁口を有する管継手主筒体の弁室内に、筒状可動
体を進退動可能に背面からばねで付勢させて収容
し、筒状可動体の軸心部には前記弁口を閉鎖する
弁体を固定し、また、上記筒状可動体の外周面前
部には、前記弁口の閉鎖時に弁室の前壁面に接触
することのないつば部を設け、筒状可動体の前端
受圧面を後端受圧面より大きく形成すると共に前
記つば部と前記筒状可動体の主筒部外周とにOリ
ングを夫々設け、管継手主筒体には、上記Oリン
グによつて前後方向から囲まれた空隙に対向させ
て外気との連通孔を形成し、筒状可動体の前後両
端受圧面に加わる圧力をバランスさせる構成を、
上記問題点を解決する手段とするものである。
「作用」 弁体内蔵形のソケツトとプラグの内部に背圧が
かかつていない場合でも、ソケツト或いはプラグ
のいずれか一方の弁体内に流体の背圧がかかつて
いる場合でも、弁体を装着する筒状可動体の外周
面部は連通孔を介して外部と連通して大気圧と等
しい。しかも弁体を支持する筒状可動体の前端受
圧面の受圧面積は後端受圧面の受圧面積より大き
いから、その前端受圧面に内部の流体圧がかかる
状態、即ち、ソケツト或いはプラグの内部が加圧
状態であるときでも筒状可動体の前端受圧面に作
用する流体圧が、同可動体の後退を助けるように
作用し、しかも、上記連通孔から空気が排出され
るので筒状可動体の後退は容易となり、ソケツト
やプラグの弁口を小さな力で容易に開口させるこ
とができ、プラグとソケツトとは容易に接続する
ことができる。
「実施例」 以下にソケツトに実施した1例を説明する。
後部に締付部1を有し、先端外周に雄ねじ部3
を有する後部体2の内部にばね7の後退を阻止す
る掛止部4を形成したガイド部5を設ける。後部
体2の前記雄ねじ部3には後端内周に雌ねじ部を
有するソケツト主筒体(以下管継手主筒体とい
う)8を螺合し、この管継手主筒体の内部と前記
後部体2のガイド部5の内部とによつて相互に連
通した弁室21を形成し、この弁室21の前部隔
壁22には弁口9を設ける。
管継手主筒体8の前部開口にプラグ挿入部10
を形成し、また、管継手主筒体8の先端部には複
数のテーパー孔11を形成し、その夫々にロツク
ボール12を収容し、該ロツクボールを管継手主
筒体8の中心軸方向に押圧するためのスリーブ1
3を該主筒体の外周面部に、背面から圧縮ばね1
4で付勢して進退動可能に装着する。上記ロツク
ボール12とスリーブ13と圧縮ばね14との3
者によつて、プラグとの接続状態を維持するロツ
ク手段15を形成している。
16はスリーブ13の脱出を防止するために管
継手主筒体8の先端部に嵌合したストツプリン
グ、17は前記プラグ挿入部10の内壁面部に装
着したOリングである。
23は後部体2のガイド部5の内部と管継手主
筒体8の内部とによつて形成した前記弁室21の
内部に前後方向に進退動可能に収容した筒状可動
体で、その軸心部には前記弁口9を閉鎖するため
の弁体24を前方に向けて固定し、後部体2の内
部掛止部4で基部を支持した圧縮ばね7の押圧力
により弁体24と共に筒状可動体23を前進さ
せ、弁体24に対して前方から押圧力を与えない
ときには、当該弁体24で前記弁口9を閉鎖する
と共に筒状可動体23を前進位置に維持する。筒
状可動体23の内部には弁体24の周囲に位置さ
せて複数の液体流通路25を設ける。
筒状可動体23の外周面前部には、前記ガイド
部5の内周面に接する主体部に対して、前方に管
継手主筒体8の内周面に接するつば部32を形成
し、後端受圧面26に比べて直径の大きい前端受
圧面27に対して、ソケツト内部の流体圧力がか
かるようにすると共に、前後端受圧面26,27
の直径差に相当する前端受圧面27の外縁部31
の受圧面積を弁体24の受圧部30の大気圧の受
圧面積と等しく形成する。
筒状可動体23のつば部32の外周面に第1の
Oリング51を装着し、また、筒状可動体23の
主体部後部外周面にも所定間隔をあけて第2のO
リング52を装着し、両Oリング51,52によ
つて前後方向から囲まれた空隙33を、前記管継
手主筒体8に形成した連通孔34によつて外気に
連通させる。
40は前記ソケツトのプラグ挿入部10と相互
に嵌合するプラグで、内部には背面からばね41
で付勢した弁体42を設け、先端部に設けた弁口
43に掛止させる。プラグ40の外周面にはソケ
ツトのロツクボール12と係合する円周溝44が
形成されている。
次に、本実施例の作用について説明する。
ソケツトの弁室21内に残圧が生じていると、
この残圧は筒状可動体23の前後面を形成した環
状後端受圧面26と環状前端受圧面27に流体流
通路25を介して同時に流体圧力が作用すること
とになる。
しかも、筒状可動体23の前端受圧面27の受
圧面積は、後端受圧面26の受圧面積よりも大き
く、詳しくは後端受圧面26の受圧面の面積と弁
体24前面の大気圧の受圧部30の面積の和と等
しいので、筒状可動体の後端受圧面26に作用す
る流体の残圧は、該後端受圧面より大きい面積を
有する前端受圧面27に大きく作用する。
従つて、同残圧による後方への押圧力によつて
互いに干渉されて筒状可動体23には残圧による
前方への付勢力は大きく作用しない。この状態で
プラグ40とソケツト20とを接続しようとする
と、両者が内蔵する弁体24,42は互いに押し
合うことができ、弁口9,43を同様に開いてソ
ケツト20とプラグ40の接続が簡単に完了す
る。
尚、本実施例はソケツトに実施した例である
が、第6図に示すようにプラグ40′も同様に実
施が可能で、この第6図に於いてダツシユを付し
た符号は第1図に於いて付したソケツトを示す符
号と対応している。
「考案の効果」 本考案は、軸心部に弁体を固定した筒状可動体
を管継手の内部に進退動可能に収容し、筒状可動
体の外周面部を外気と連通させるようにすると共
に、当該筒状可動体の前端受圧面の受圧面積を後
端受圧面の受圧面積より大きくし、前端受圧面に
対してその後端受圧面に対するよりも大きな内部
流体圧がかかるようにしたから、ソケツト側やプ
ラグ側に残圧が存在していても、ソケツトとプラ
グとの接続に残圧の影響を受けることがなく、弁
体が後退しやすくなり、ソケツトとプラグを容易
に接続することが出来る。従つて、本考案によれ
ば弁室内の圧力抜きをする必要はなく、配管の接
続作業を手作業でも容易に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
ソケツトの縦断側面図、第2図は第1図A−A線
断面図、第3図はプラグを連結した状態を示す縦
断側面図、第4図は弁体の前端受圧面を示す正面
図、第5図は筒状可動体の前端受圧面と後端受圧
面の直径差を示す説明図、第6図はプラグに実施
した例を示す縦断側面図、第7図は従来のソケツ
トを一部破断して示した側面図である。 7,7′……ばね、8……管継手主筒体、9,
9′……弁口、20……ソケツト、21,21′…
…弁室、23,23′……筒状可動体、24,2
4′……弁体、26,26′……後端受圧面、2
7,27′……前端受圧面、34,34′……連通
孔、40……プラグ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端にロツク手段を有し、且つ内部に弁口を有
    する管継手主筒体の弁室内に、筒状可動体を進退
    動可能に背面からばねで付勢させて収容し、筒状
    可動体の軸心部には前記弁口を閉鎖する弁体を固
    定し、また、上記筒状可動体の外周面前部には、
    前記弁口の閉鎖時に弁室の前壁面に接触すること
    のないつば部を設け、筒状可動体の前端受圧面を
    後端受圧面より大きく形成すると共に前記つば部
    と前記筒状可動体の主筒部外周とにOリングを
    夫々設け、管継手主筒体には、上記Oリングによ
    つて前後方向から囲まれた空隙に対向させて外気
    との連通孔を形成した管継手。
JP5748586U 1986-04-18 1986-04-18 Expired JPH0237025Y2 (ja)

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JP5748586U JPH0237025Y2 (ja) 1986-04-18 1986-04-18

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JP5748586U JPH0237025Y2 (ja) 1986-04-18 1986-04-18

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JPS62170487U JPS62170487U (ja) 1987-10-29
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