JP3421118B2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP3421118B2
JP3421118B2 JP07828394A JP7828394A JP3421118B2 JP 3421118 B2 JP3421118 B2 JP 3421118B2 JP 07828394 A JP07828394 A JP 07828394A JP 7828394 A JP7828394 A JP 7828394A JP 3421118 B2 JP3421118 B2 JP 3421118B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、雄部材であるプラグ
と雌部材であるソケットをワンタッチで簡単に嵌合した
り分離したりして、加圧流体の流れを接続したり接続さ
れなくしたりするための管継手の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】雄部材であるプラグと雌部材であるソケ
ットをワンタッチで簡単に嵌合し、嵌合した後は、それ
ら両部材が離れないように前記プラグとソケットを、連
結部材で連結し嵌合を保持することが出来るようにし
た、加圧流体の流路を連通するための、いわゆるカプラ
ー又はオートジョイントと呼ばれている種々の管継手が
周知の技術として知られている。更に、雄部材であるプ
ラグ又は雌部材であるソケットの少なくとも一方に、軸
線方向へ可動にばね付勢したポペットを設け、これら両
部材の分離状態下で当該ポペットをシートに密着させて
軸線方向に延在する流路を遮断し、加圧流体の漏れを阻
止する構造とした管継手もある。しかし、これら周知の
管継手はプラグとソケットが同軸線上にあればこれらは
連結できるが、少しでもこれらの軸線が半径方向にずれ
ると固くて入らなくなるので、これら両方の軸線は精度
良く合わせる必要があった。更に、前記プラグとソケッ
トを嵌合させて加圧流体の流路を連通させることが出来
る軸線方向の嵌合深さのバラツキの許容差もほとんど0
に等しかった。このように、従来の技術では雄部材であ
るプラグと雌部材であるソケットを嵌合させて加圧流体
の流路を連通させるためには、これら両部材の軸線方向
の嵌合深さのバラツキ及び両部材が半径方向にずれるバ
ラツキを、ほとんど0にするような位置合わせを必要と
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来技術の管継
手を手動で嵌合させたり分離させたりして使用する場合
にはなんら問題ない。しかし、従来技術の管継手には上
述のような問題があるので、例えば機械装置の可動部分
にこれら管継手の雄部材であるプラグと雌部材であるソ
ケットをそれぞれ別々の可動部分に取り付けて、機械装
置の作動に合わせて自動的に前記プラグとソケットを嵌
合させたり分離したりして、加圧流体例えば蒸気,温
水,各種ガス等を使用する必要がある場合には、機械装
置の可動部分にガタが出て前記両部材が半径方向にずれ
るようなバラツキが発生する場合がある。そうなると、
プラグとソケットは嵌合できず破損するトラブルが生じ
る。又は、固定されている金型等に前記雄部材であるプ
ラグを固定し機械装置側の可動部分に前記雌部材である
ソケットを固定して当該可動部分を上下に開閉したりす
る場合は、サイズ変更にともない前記金型を交換したり
すると金型の厚さにバラツキがあり多少変わったりする
場合がある。この場合には前記両部材の軸線方向の嵌合
深さにバラツキが生じる。そうなるとこのような場合、
前記両部材の嵌合が浅過ぎて両部材の流路を連通させる
ことが出来ず加圧流体が漏れたり、又、両部材の嵌合が
深過ぎる場合は管継手が破損したりするという問題があ
り、自動化の大きな障害となっていた。
【0004】そこで本発明の目的は、管継手を主として
構成する雄部材であるプラグと雌部材であるソケットを
嵌合させたり分離したりして加圧流体の流路を連通させ
たり連通させなかったりする場合に、これら両部材の軸
線方向の嵌合深さのバラツキ及び軸線が半径方向にずれ
るバラツキがある程度あっても、支障なく前記プラグと
ソケットを嵌合させたり分離したりして加圧流体、例え
ば蒸気、温水、各種ガス等の流路を自動で連通させたり
連通させなかったりすると同時に、前記両部材が分離し
た時にはソケット側の第2流路を遮断することが出来る
ようになる管継手を提供しようとする事にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためには、軸線方向に貫通する第1流路を持つ雄部材
であるプラグと、全体が筒状で軸線方向に貫通する第2
流路を持つ雌部材であるソケットとを具備し、前記プラ
グは、その外面の一端側が円筒状に突出した細長い突出
部とされるとともに、他端側が前記一端側より大径な筒
状の本体部とされ、さらには前記突出部の端部と前記本
体部の端部との間は連続する円錐状部で一体に形成され
ており、前記ソケットは、その前記第2流路の一端側が
前記突出部の外径とほぼ等しい内径の嵌合孔を兼ねると
ともに、この嵌合孔からは前記一端側の開口に向けてラ
ッパ状に広がって前記プラグの円錐状部とほぼ全面に亙
って当接することのできる開口部が形成されており、前
記突出部と前記嵌合孔の嵌合時に前記第1流路と前記第
2流路とが互いに連通し、前記突出部と前記嵌合孔との
分離時に前記第1流路と前記第2流路とが連通されなく
なる管継手において 記第2流路の前記嵌合孔側に、
全体が筒状をなしており、その軸方向中程には内部の小
流路を遮断する厚肉の節が設けられ、この節を挟んで軸
方向両脇には半径方向に窓がそれぞれ開口しており、こ
の窓を介して小流路内の流体が前記節を迂回しつつ流通
するように構成されたシール材を介在し、前記突出部と
前記嵌合孔との分離時には可動バネの付勢力により前記
第2流路内を遮断する一方、前記突出部と前記嵌合孔と
の嵌合時には可動バネの付勢力に抗して前記節が前記嵌
合孔と反対側に移動し、前記小流路を通して前記第1流
路との連通を許容することを特徴とした管継手とするこ
とにより達成できる
【0006】
【作用】まず、作用について述べる。本発明によれば
部材であるソケットの嵌合孔への入口である開口部は
ラッパ状に広がっており、しかも前記ソケットにはスリ
ーブを遊嵌状態に外装して、このスリーブ内で前記ソケ
ットが半径方向に自在に移動できるようになっている。
そこで、雄部材であるプラグの軸線と雌部材であるソケ
ットの軸線のどちらか、又は、両方がずれていて同軸線
上にない場合でも、スリーブ及びプラグを別々に固定し
てなおかつ第2流路の他端側はフレキシブルなホース等
で接続することにより、プラグ側の突出部とソケット側
の嵌合孔を嵌合させるために、お互いを接近させると、
突出部の先端がラッパ状になったソケット側の開口部壁
面に接触し、ラッパ状に形成された面が受ける半径方向
の分力によりソケットが半径方向に平行移動してプラグ
の突出部とソケットの嵌合孔が、同軸線上で嵌合出来る
ようになる。そして、第1流路と第2流路とが連通され
て加圧流体の流れを接続することが出来るようになる。
と同時に、前記第2流路の前記嵌合孔側にはシール材を
設けてあり、前記突出部と前記嵌合孔とが分離している
時は、前記第2流路内の同軸線上に設けている可動バネ
にシール材が付勢されて軸線上を動き、前記第1流路と
の連通を遮断するようになっている。また、前記突出部
と前記嵌合孔との嵌合時には、前記突出部の先端が前記
可動バネの付勢力に抗してシール材を前記嵌合孔と反対
側に移動させると、第1流路との連通を許容し加圧流体
が流れるようになる。
【0007】また、前記突出部と前記嵌合孔との分離時
にはシール材は可動バネの付勢力により前記嵌合孔側に
移動し、シール材の軸方向の中程に設けている厚肉の節
が小径の第2流路内に来て、前記節が小径の第2流路を
塞ぎ小流路と小径の第2流路を遮断することにより第2
流路を遮断する。しかし、前記突出部と前記嵌合孔との
嵌合時には、可動バネの付勢力に抗してシール材が反対
側に移動し、シール材の節及びその両脇に開口している
窓が前記小径の第2流路から出た位置に来る。
【0008】そして、この位置は可動バネ付設路を兼ね
た第2流路となっており、前記小径の第2流路よりも径
が大きくなっているので、加圧流体はシール材内部の小
流路を流れ前記窓を介して前記節を迂回し第2流路内を
流通することができるようになる。従って、前記突出部
と前記嵌合孔との嵌合時には、第1流路と第2流路とが
連通されて加圧流体が流れるようになる。なお、従来の
技術で述べた、雄部材であるプラグと雌部材であるソケ
ットを嵌合した後に、それら両部材が離れないように前
記プラグとソケットを連結し嵌合を保持することが出来
るような連結部材を、本発明では具備していないので、
本発明では雄部材であるプラグと雌部材であるソケット
を機械装置等の可動部に別々に取り付けて、機械装置等
の作動に伴い両部材が嵌合した後に、それら両部材が離
れないように保持するのは、それら両部材を取り付けて
いる機械装置等の外力に依存するようになっている。
【0009】
【実施例】次に、本発明の請求項1及び請求項2に係わ
る一実施例について図1を参照しながら説明する。符号
1は主としてステンレススチール等から出来ている雄部
材であるプラグで内方には軸線方向に貫通する第1流路
2が形成されている。プラグ1の外面の一端側には円筒
状に突出した細長い突出部3を形成し、他端側には突出
部3より径の大きい筒状の本体部4を形成しており、こ
れら突出部3、本体部4のお互いに近い方側の端部どう
しの外面は連続する円錐状部5で一体に形成している。
また、前記本体部4の他方の端部にはプラグ1を固定す
るための雄ねじ6を形成し、前記突出部3の外周には後
述する嵌合孔14の内壁に係合するゴム製等のシール部
材、例えば、Oリング7を設けている。さらに、突出部
3の先端の外周側は、突出部3を嵌合孔14に挿入し易
い様に角を円錐状に落としている。そして、第1流路
2、突出部3、本体部4、円錐状部5、雄ねじ6等で全
体としてプラグ1を構成している。なお、前記雄ねじ6
を雌ねじ又はフランジ等としてもよい。
【0010】符号40は主としてステンレススチール等
から出来ている全体が筒状の雌部材であるソケットで、
ソケット本体11と筒41とから構成されており、ソケ
ット本体11と筒41は双方に形成したねじ部17で着
脱可能に一体的に螺合している。また、前記ソケット4
0の内方には、軸線方向にソケット本体11と筒41と
の両方を貫通する小径の第2流路13aが形成されてい
る。そして、これらソケット本体11と筒41の嵌合部
18には気密を保つためにシール部材としてOリング1
9等を設けている。また、この小径の第2流路13aの
一端側は突出部3の外径と略同じ大きさの内径に形成さ
れ前記突出部3と嵌合するための嵌合孔14と兼ねてお
り、この嵌合孔14の長さFは突出部3の長さGと略同
じに形成されている。更に、前記ソケット40にはこの
嵌合孔14から同じ一端側の開口に向けてラッパ状に広
がる開口部15が形成されており、このラッパ状に広が
る開口部15の傾斜角度と雄部材であるプラグ1の前記
円錐状部5の傾斜角度は同じに出来ており、開口部1
5,円錐状部5は全面で当接出来る様になっている。
【0011】ソケット40の外周の前記開口部15の近
くには後述するスリーブ30の環状の段付部31を係合
する環状の溝20が形成されている。スリーブ30は全
体的には円筒状の部材で、スリーブ30の下部には内方
に突出する前記段付部31が形成され、スリーブ30の
上部には外周方向に広がるフランジ33が形成されてい
る。スリーブ30の段付部31を除く部位から上部開口
端34に至るまでの内部空間の内径寸法はソケット40
の外径寸法よりも大きく設定され、また、前記段付部3
1の内側に形成され軸方向に貫通する孔32は、前記ソ
ケット40の外径寸法よりも小さく溝20の内径寸法よ
りも大きい内径寸法とされている。したがって、スリー
ブ30および段付部31は、それぞれソケット40及び
溝20に対して、軸線方向と直交する半径方向のいずれ
の方向に対しても、段付部31と溝20との隙間の距離
だけ相対移動できる様になっている。なお、フランジ3
3のすぐ下方に設けられているねじ35は、スリーブ3
0をソケット40とは独立して固定するためのものであ
る。
【0012】なお、スリーブ30を固定するためのねじ
35は、ねじの代わりにフランジ33の部分で例えばボ
ルト等により固定してもよい。更に、本実施例ではソケ
ット40はソケット本体11と筒41とから構成されて
いるが、ソケット40はソケット本体11と筒41をね
じ部17で螺合することなく一体的に形成して環状溝2
0を設けるか又は環状溝20の代わりにリング状に外周
が大きくなった段差を逆にソケット40側に形成し、ス
リーブ30の底部には段付部31の代わりに溝を設けて
ソケット40側と緩く嵌合するようにしてもよい。な
お、この場合はスリーブ30側の段付部31または溝を
半径方向に脱着可能な構成にすることは言うまでもな
い。
【0013】ソケット40の内方の小径の第2流路13
aには、軸方向に移動できるような円筒状のシール材4
5が挿入されている。ソケット40の他端側の開口には
ホース等と接続するために大径の雌ねじ43を形成し、
更にこの雌ねじ43に隣接してソケット本体11の方向
には雌ねじ43より小径の雌ねじ44を形成している。
また更に、この雌ねじ44に隣接してソケット本体11
の方向には付設路47を形成し、シール材45を付勢す
るための可動バネ46を付設している。この付設路47
は円筒状のシール材45の外径よりも大きくなっており
第2流路13の一部を構成している。従って、第2流路
13は円筒状のシール材45と略同径で小径の第2流路
13aと付設路47及び嵌合孔14とから構成されてい
る。また、前記可動バネ46はコイルバネ等からなリ一
端側はシール材45の一端側である鍔部49を付勢し、
他端側は前記雌ねじ44に螺着している軸方向に貫通穴
を持つ止めリング50に係止している。
【0014】円筒状の前記シール材45の一端側は、外
径が前記付設路47より若干小さな厚肉の鍔状をした鍔
部49で、この鍔部49の端からシール材45の他端側
までは、ソケット40に形成されている小径の第2流路
13aと緩く嵌合する円筒部48を形成し、内方には軸
方向に貫通する孔である小流路51a,小流路51bを
形成している。ただし、このシール材45の円筒部48
の軸線方向中程には前記小流路51a,小流路51bを
遮断するために厚肉の節52を設けている。そして、こ
の節52を挟んで軸方向両脇には半径方向にそれぞれ窓
53a,窓53bが開口している。
【0015】ここで、雄部材であるプラグ1と雌部材で
あるソケット40が分離している場合には、シール材4
5は常時鍔部49の一方の側面を可動バネ46に付勢さ
れて鍔部49の他方の側面が付設路端面55に当接し停
止するようになっている。そして、この付設路端面55
に当接し停止しているときの位置関係で前記節52の外
周面と接する小径の第2流路13aの壁面側にはシール
部材として例えばOリング54を設けている。
【0016】次に、本実施例の作用について図1乃至図
4を参照しながら説明する。図1は、突出部3と嵌合孔
14が分離時に、シール材45が可動バネ46に付勢さ
れ節52が小径の第2流路13aを遮断している場合を
示す。図2は、突出部3と嵌合孔14が浅く嵌合し、延
在するプラグ側流路である第1流路2とソケット側流路
である第2流路13が連通して両方の第1流路2,第2
流路13内を加圧流体が外部に漏れることなく流れる場
合を示している。図3は、突出部3と嵌合孔14が最大
限まで深く嵌合し、延在する第1流路2と第2流路13
が連通して両方の第1流路2,第2流路13内を加圧流
体が外部に漏れることなく流れる場合を示している。図
4は、プラグ1の突出部3の軸心とスリーブ30の軸心
が半径方向にずれていた場合に、固定しているスリーブ
30に対してソケット40が相対的に半径方向に移動し
て嵌合し、延在する第1流路2と第2流路13が連通し
て両方の第1流路2,第2流路13内を加圧流体が外部
に漏れることなく流れる場合を示している。
【0017】図1に於て、突出部3と嵌合孔14が分離
している場合には、シール材45は常時鍔部49の一方
の側面を可動バネ46に付勢されて鍔部49の他方の側
面が付設路端面55に当接し停止するようになってい
る。そして、この付設路端面55に当接し停止している
ときの位置関係で前記節52の外周面と接する小径の第
2流路13aの壁面側にはOリング54を設け、相対す
る前記節52の外周面と気密を保つようにしている。従
って、加圧流体が付設路47を通り小流路51aから小
流路51bへ流れようとしても前記節52により遮断さ
れるようになる。
【0018】図2に於て、突出部3の長さGと嵌合孔1
4の長さFを比較的長くしているので、突出部3と嵌合
孔14がかなり浅く嵌合しても、それでもなを突出部3
に設けている2個のOリング7が嵌合孔14の内壁に係
合し有効にシール効果を発揮しており、第1流路2と第
2流路13は連通され内部を流れる加圧流体が外部に漏
れることはない。そして、突出部3の先端が可動バネ4
6の付勢力に抗してシール部材45の他端側の端部を押
すと、節52及びこれを挟んで軸方向両脇にある窓53
a,窓53bが付設路47内に来る。そうすると、この
位置は、シール材45の円筒部48の外径よりも大きく
なっているので、矢印で示すごとく、付設路47から小
流路51aへ流れて来た加圧流体は、一度窓53aを出
て節52の外側を迂回し、次に、窓53bから小流路5
1b内へ流れて第1流路へ流れることができるようにな
り、第1流路2と第2流路13は連通されるようにな
る。勿論、逆方向へ流れることも出来るのは言うまでも
ない。
【0019】図3に於て、突出部3と嵌合孔14が最大
限に円錐状部5と開口部15が当接するまで深く嵌合し
ているが、この場合も突出部3の先端が可動バネ46の
付勢力に抗してシール部材45の他端側の端部を押す
と、節52及びこれを挟んで軸方向両脇にある窓53
a,窓53bが付設路47内に来ている。そこで、当然
ながらこの場合も第1流路2と第2流路13は連通さ
れ、内部を流れる加圧流体が外部に漏れることはない。
このように、図2に示す突出部3と嵌合孔14が浅く嵌
合している場合と、図3に示す突出部3と嵌合孔14が
最大限に深く嵌合している場合との深さの差は、図2に
符号Xで示してあり本実施例の場合で約10mmとして
いる。これにより、突出部3と嵌合孔14の嵌合深さの
バラツキを吸収できる前記10mmの余裕は、発明が解
決しようとする課題で述べた金型等の厚みのバラツキが
あっても支障がなくなる。
【0020】図4に於て、例えば今、動かない金型等の
上面に雄部材であるプラグ1の雄ねじ6で垂直に固定
し、前記金型等の上部に所在する上下に可動な機械装置
等の下面に垂直にスリーブ30をそのねじ35で固定
し、雌部材であるソケット40の雌ねじ43にはフレキ
シブルなホースの口金を接続してあり、更に、前記機械
装置等の上下作動にともない突出部3と嵌合孔14が嵌
合したり分離したりする様になっているとする。この場
合、機械装置等の上下作動回数が増加するにつれて必然
的に機械装置等の可動部分が摩耗してガタが発生し、機
械装置等に固定しているスリーブ30の軸心は、動かな
い金型等に固定しているプラグ1の軸心とずれてくるよ
うになる。そしてこの場合、ソケット40はスリーブ3
0に取付いているのでソケット40の軸心もスリーブ3
0の軸心と同じ動きをしプラグ1の軸心とずれてくる。
そして今、ソケット40とスリーブ30の軸心がプラグ
1の軸心とずれた状態で機械装置等の下降に伴ってソケ
ット40がプラグ1と嵌合すべく接近してきたとする。
【0021】ここで、ソケット40の前記溝20とスリ
ーブ30の前記段付部31が遊嵌状態で係合しており、
ソケット40は半径方向のどの方向にも軸線の平行を保
ちながら移動できる様になっている。そこで、突出部3
の先端がソケット40の開口部15のラッパ状の面に接
触すると、ラッパ状に形成された面が受ける半径方向の
分力によりソケット40が半径方向に自在に移動してプ
ラグ1の突出部3とソケット40の嵌合孔14とが同軸
線上で嵌合できるようになる。そして、プラグ1側の第
1流路2とソケット40側の第2流路13が連通され加
圧流体の流れを接続することが出来るようになる。そし
て、図4に示す様に、ソケット40の外周に形成してい
る前記溝20の底とスリーブ30の下部を貫通する孔3
2の壁面が接した時が、ソケット40が最大に移動し得
る限度を示しており、図4のA−A断面図である図5に
符号Yで示すその限度の数値は、本実施例の場合で約4
mmとしている。
【0022】次に、実施例の効果について述べる。以上
のように、本実施例によれば、雄部材であるプラグ1と
雌部材であるソケット40とを自動で嵌合させたり分離
したりして、加圧流体例えば蒸気、温水、各種ガス等の
流路を連通させたり遮断したりする場合に、プラグ1の
軸心とソケット40の軸心との距離が半径方向に最大4
mmまでずれても、支障なく前記流路を連通させたり遮
断したりすることが出来るようになる。又、プラグ1と
ソケット40との軸方向の距離が軸方向に最大10mm
までずれても、支障なく前記流路を連通させたり遮断し
たりすることが出来るようになる。機械装置のお互いに
可動する部分に別々にプラグ1とソケット40とを取り
付けて加圧流体の流路を連通させたり遮断したりするこ
とは、フレキシブルホースを常時接続しておいてバルブ
により同じことをすることも出来るが、機械装置の可動
する距離が長いときはこの方法は無理になるし、又、金
型にフレキシブルホースを接続した場合に、金型を取り
替える場合には、フレキシブルホースの接続を解除する
必要があり、環境の悪い高温の場所でこの余分な取り外
し作業を強いられることになる。しかし、本実施例によ
れば、プラグ1は小さな部品なのですべての金型に取付
けたままにしておくことにより、この様な余分な取外し
作業も不要になる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述した様に、本発明によれば、雄
部材であるプラグと雌部材であるソケットからなる管継
手を使用して、加圧流体の流路を連通させたり遮断した
りする場合に、これら両部材の軸線方向の嵌合深さのバ
ラツキ及び軸線が半径方向にずれるバラツキがある程度
あっても、接続不良になったり破損したりすることな
く、両部材を確実に支障なく嵌合させたり分離させるこ
とが出来るようになり、加圧流体の流路を連通させたり
遮断したりする自動化が非常にやり易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の側断面図である。
【図2】実施例の側断面図である。
【図3】実施例の側断面図である。
【図4】実施例の側断面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【符号の説明】
1:プラグ 2:第1流路 3:突出部 4:本体部 5:円錐状部 6:雄ねじ 7:Oリング 11:ソケット本体 13:第2流路 13a:小径の第
2流路 14:嵌合孔 15:開口部 17:ねじ部 18:嵌合部 19:Oリング 20:溝 30:スリーブ 31:段付部 32:貫通する孔 33:フランジ 34:開口端 35:ねじ 40:ソケット 41:筒 43:雌ねじ 44:雌ねじ 45:シール材 46:可動バネ 47:付設路 48:円筒部 49:鍔部 50:止めリング 51a:小流路 51b:小流路 52:節 53a:窓 53b:窓 54:Oリング 55:付設路端面 F:(嵌合孔の)長さ G:(突出部の)
長さ X:嵌合深さの差 Y:(最大に移動
し得る)限度

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向に貫通する第1流路を持つ雄部
    材であるプラグと、全体が筒状で軸線方向に貫通する第
    2流路を持つ雌部材であるソケットとを具備し、前記プ
    ラグは、その外面の一端側が円筒状に突出した細長い突
    出部とされるとともに、他端側が前記一端側より大径な
    筒状の本体部とされ、さらには前記突出部の端部と前記
    本体部の端部との間は連続する円錐状部で一体に形成さ
    れており、前記ソケットは、その前記第2流路の一端側
    が前記突出部の外径とほぼ等しい内径の嵌合孔を兼ねる
    とともに、この嵌合孔からは前記一端側の開口に向けて
    ラッパ状に広がって前記プラグの円錐状部とほぼ全面に
    亙って当接することのできる開口部が形成されており、
    前記突出部と前記嵌合孔の嵌合時に前記第1流路と前記
    第2流路とが互いに連通し、前記突出部と前記嵌合孔と
    の分離時に前記第1流路と前記第2流路とが連通されな
    くなる管継手において 記第2流路の前記嵌合孔側に、全体が筒状をなしてお
    り、その軸方向中程には内部の小流路を遮断する厚肉の
    節が設けられ、この節を挟んで軸方向両脇には半径方向
    に窓がそれぞれ開口しており、この窓を介して小流路内
    の流体が前記節を迂回しつつ流通するように構成された
    シール材を介在し、前記突出部と前記嵌合孔との分離時
    には可動バネの付勢力により前記第2流路内を遮断する
    一方、前記突出部と前記嵌合孔との嵌合時には可動バネ
    の付勢力に抗して前記節が前記嵌合孔と反対側に移動
    し、前記小流路を通して前記第1流路との連通を許容す
    ことを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 前記ソケットにスリーブを遊嵌状態に外
    装して、このスリーブ内で前記ソケットが半径方向に自
    在に移動できるようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載の管継手。
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