JPH0812155A - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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JPH0812155A
JPH0812155A JP15253594A JP15253594A JPH0812155A JP H0812155 A JPH0812155 A JP H0812155A JP 15253594 A JP15253594 A JP 15253594A JP 15253594 A JP15253594 A JP 15253594A JP H0812155 A JPH0812155 A JP H0812155A
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Application number
JP15253594A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Saotome
実 早乙女
Toshiyuki Fujikura
利之 藤倉
Akira Masuda
彰 益田
Hidenori Sasaki
秀紀 佐々木
Takeshi Fukawatase
剛 深渡
Isao Kikuchihara
功 菊地原
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】読取原稿の積層順序を撮影前後において同一に
維持し、これにより前記読取原稿の取り扱い作業を一挙
に簡素化することを可能にする。 【構成】複数枚の読取原稿16をその撮影面を上方に向
けて積層する載置機構18と、この積層された読取原稿
16を、その最上位の読取原稿16から一枚ずつ取り出
して撮影部20に搬送する分離搬送機構22と、この撮
影部20で撮影後の読取原稿16を反転させることによ
り、前記読取原稿16を、その撮影面を下方に向けかつ
前記載置機構18から送り出された順序に積層する排出
機構24とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層された読取原稿を
一枚ずつ取り出して撮影部に搬送し、さらに撮影後の読
取原稿を排出部に積層して収容する原稿搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、画像読取装置では、原稿載置部
に積層されている読取原稿が、搬送機構を介して一枚ず
つ取り出されて画像読取部に搬送位置決めされ、この画
像読取部により前記読取原稿に担持されている画像情報
が読み取られた後、原稿排出部に排出されるように構成
されている。
【0003】この種の搬送機構では、読取原稿の原稿面
(撮影面)が搬送ベルト等の搬送系に直接擦られて使用
不能になることを防止するために、前記原稿面を上向き
にして搬送する構成が採用されている。このため、原稿
載置部には、読取原稿が原稿面を上向きにした姿勢(以
下、上向き姿勢という)で積層されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、原稿載置部
に上向き姿勢で積層されている読取原稿は、搬送機構を
介して画像読取部に搬送されて読み取り処理が施された
後、原稿排出部に上向き姿勢で積層される。従って、上
向き姿勢で原稿載置部の最上位に配置されていた読取原
稿は、上向き姿勢で原稿排出部の最下位に配置されるこ
とになる。これにより、原稿載置部と原稿排出部とで読
取原稿の積層順位が逆転してしまい、例えば、原稿排出
部から取り出された複数枚の読取原稿を揃え直す必要が
ある等、前記読取原稿の取り扱い作業性が悪いという問
題が指摘されている。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するための
ものであり、読取原稿の積層順序を撮影前後において同
一に維持することができ、これにより取り扱い作業を一
挙に簡素化することが可能な原稿搬送装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、複数枚の読取原稿を、その撮影面を上
方に向けて積層する載置機構と、前記積層された読取原
稿を、その最上位の読取原稿から一枚ずつ取り出して撮
影部に搬送する分離搬送機構と、前記撮影部で撮影後の
読取原稿を反転させることにより、前記読取原稿を、そ
の撮影面を下方に向けかつ前記載置機構から送り出され
た順序に積層する排出機構と、を備えることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】本発明に係る原稿搬送装置では、載置機構に積
層されている最上位の読取原稿から順次取り出されて撮
影部に搬送され、撮影後の読取原稿が反転されて排出機
構に下向き姿勢で順次積層される。このため、上向き姿
勢で原稿載置部の最上位に配置されていた読取原稿は、
下向き姿勢で原稿排出部の最下位に配置されることにな
る。従って、原稿排出部から取り出された積層状態の読
取原稿を反転させるだけで原稿載置部の読取原稿と同一
の積層順位になり、該読取原稿の取り扱い作業性が一挙
に向上する。
【0008】
【実施例】本発明に係る原稿搬送装置について実施例を
挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0009】図1および図2において、参照数字10
は、製版機を示す。この製版機10は、実際上、画像読
取装置と画像記録装置とを一体として構成されたもので
あり、前記製版機10を構成する基台12上に、本実施
例に係る原稿搬送装置14が離脱自在に装着される。
【0010】原稿搬送装置14は、複数枚の読取原稿1
6をその撮影面を上方に向けて積層する載置機構18
と、この積層された読取原稿16を、その最上位の読取
原稿16から一枚ずつ取り出して撮影部20に搬送する
分離搬送機構22と、この撮影部20で撮影後の読取原
稿16を反転させることにより、前記読取原稿16を、
その撮影面を下方に向けかつ前記載置機構18から送り
出された順序に積層する排出機構24とを備える。読取
原稿16は、図2に示すように、紙等の台紙16a上の
所定の位置に文字、絵等の切り抜きや写真等の貼り込み
部分16bを有した貼り込み原稿を含んでいる。
【0011】載置機構18は、複数枚の読取原稿16が
積層される昇降自在な載置台26を備え、この載置台2
6上には、図1に示すように、読取原稿16の寸法(例
えば、A5〜B3サイズ)に対応して矢印Y方向にスラ
イド移動自在な可動ガイド部材28と、前記読取原稿1
6の後端をガイドする着脱自在な後端ガイド部材30と
が配設されている。
【0012】図2乃至図4に示すように、分離搬送機構
22は、載置台26の最上位の読取原稿16上でかつ該
読取原稿16の搬送方向(矢印X方向)に交差する両端
部(貼り込み部分16bを避けた部位)に摺接し前記読
取原稿16を積層位置から所定距離だけ取り出す取り出
しローラ32と、前記取り出された読取原稿16の搬送
方向先端部に摺接し前記読取原稿16をさらに搬送方向
に送り出す送り出しローラ34と、前記送り出しローラ
34に対向して配設され該送り出された最上位の読取原
稿16と一体的に送り出された他の読取原稿16を積層
位置に戻す戻しローラ40と、前記送り出された読取原
稿16を撮影部20側に搬送する搬送ローラ42および
この搬送ローラ42に対し進退自在なニップローラ44
と、前記取り出しローラ32、前記送り出しローラ34
および前記ニップローラ44が装着された一対のユニッ
ト36、36と、読取原稿16を撮影部20側に手差し
供給する際に対応して前記ユニット36と一体的に上方
に揺動されるカバー部材46と、このカバー部材46を
開放位置で固定するための保持手段48とを備える。
【0013】図5に示すように、各ユニット36は、矢
印Y方向に互いに平行に配設された第1および第2回転
軸50、52に位置調整可能に支持されるブラケット5
4と、このブラケット54に対し前記第2回転軸52を
支点に揺動自在でかつその揺動先端側に送り出しローラ
34を軸55を介して回転自在に装着した第1揺動部材
56と、この軸55を支点に揺動自在でかつその揺動先
端側に取り出しローラ32を回転自在に装着した第2揺
動部材58とを備える。
【0014】第1回転軸50は、カバー部材46の開閉
動作の支点でもあり、この第1回転軸50に第1モータ
60が連結されるとともに、前記第1回転軸50に第1
歯車62が固定される。第1歯車62は、第2回転軸5
2に回転自在に配設された第2歯車64に噛合し、この
第2歯車64に一体的に設けられた第1プーリ66と軸
55に固定された第2プーリ68とにベルト70が係合
する。この第2プーリ68には、偏心した位置にピン7
2が固着され、このピン72が第2揺動部材58に形成
された円弧状孔部74に嵌合する。
【0015】第2回転軸52には、戻しローラ40およ
び搬送ローラ42を回転駆動させる第2モータ76が歯
車列およびベルト・プーリ等の駆動系(図示せず)を介
して連結される。この第2回転軸52には、第2モータ
76の回転力を伝達するために第3プーリ78が固定さ
れ、送り出しローラ34に固定された第4プーリ80と
この第3プーリ78にベルト82が係合する。取り出し
ローラ32が固着された軸84には、第5プーリ86が
設けられ、この第5プーリ86と第4プーリ80にベル
ト88が係合する。
【0016】図3および図6に示すように、保持手段4
8は、第1および第2モータ60、76の駆動系側に位
置してカバー部材46に支持される屈曲形状の保持板9
0と、この保持板90を案内するガイド溝92が形成さ
れたガイド板94とを備える。保持板90は、カバー部
材46が開放される際に第1および第2モータ60、7
6の駆動系を覆う位置に対応しており、その端部にガイ
ド溝92に嵌合するガイドピン96が固定される。この
ガイド溝92は、所定の軌跡を有しており、その上端側
に、ガイドピン96を係止してカバー部材46を開放姿
勢で保持するための係止溝98が連通する。
【0017】カバー部材46の内方には、手差し用レジ
スト板100が揺動自在に配設される(図4参照)。こ
のレジスト板100は、手差し時に読取原稿16の挿入
を阻止するように下方に揺動されるとともに、ソレノイ
ド102を介して上昇可能である。
【0018】図2および図3に示すように、撮影部20
は、昇降自在な撮影台104と、分離搬送機構22から
矢印X方向に送り出された読取原稿16をこの撮影台1
04の所定の撮影位置に搬送するために回転駆動源(図
示せず)の作用下に周回走行する複数のエンドレスベル
ト106と、図示しない真空発生手段に連結されこのエ
ンドレスベルト106に前記読取原稿16を吸着保持さ
せるための第1および第2サクションボックス108、
110と、前記撮影台104が上昇されることにより前
記読取原稿16を押圧して該読取原稿16の平面性を確
保するための圧着ガラス112とを備える。
【0019】この圧着ガラス112は、矢印Y方向一端
側を支点に揺動自在であり、その他端側に把手部材11
4と揺動自在な係止爪116、116とが設けられてい
る(図3参照)。
【0020】排出機構24は、エンドレスベルト106
の端部に近接して配設され支点118を介して揺動自在
な反転トレイ120と、鉛直方向に対して傾斜する傾斜
トレイ122とを備える。この排出機構24の外板部分
には、電源スイッチ124と読取原稿16の搬送不良
(ジャム)等が発生した時に原稿搬送装置14を停止さ
せる緊急停止/解除スイッチ126とが設けられている
(図3参照)。
【0021】製版機10は、撮影部20の撮影位置で読
取原稿16に照明光を照射する照明130a乃至130
dと、圧着ガラス112の上方で所定角度傾斜して配置
される反射ミラー132と、この反射ミラー132で反
射された前記読取原稿16の画像等を所定の記録媒体に
直接記録するカメラ134とを備える。
【0022】製版機10の基台12に対して原稿搬送装
置14を離脱自在かつ相対位置調整可能に装着するため
の固定機構136が設けられる。この固定機構136
は、基台12上の四隅に設定されており、図7に示すよ
うに、基台12に固定される固定板138と、この固定
板138に対して水平方向に位置調整可能に固定される
移動板140とを備える。
【0023】移動板140には、長穴142a、142
bとねじ穴144a、144bが形成され、この長穴1
42a、142bに挿入される止めねじ146a、14
6bが固定板138に螺合する。ねじ穴144aには、
高さ調整ボルト148がナット150を介して螺合し、
この高さ調整ボルト148の先端にロッド部152が設
けられる。ねじ穴144bには、固定ボルト154が螺
合する。原稿搬送装置14側には、高さ調整ボルト14
8のロッド部152が嵌合する孔部156と固定ボルト
154が螺合するねじ穴158とが形成される。
【0024】次に、本実施例に係る原稿搬送装置14の
動作を、製版機10との関連で説明する。
【0025】まず、製版機10の基台12に原稿搬送装
置14が装着される。ここで、固定機構136を構成す
る移動板140が長穴142a、142bを介して固定
板138に対して相対移動自在である。従って、製版機
10と原稿搬送装置14との相対位置を正確に合わせた
状態で移動板140を位置調整することにより、高さ調
整ボルト148のロッド部152を孔部156に嵌合す
るとともに、固定ボルト154をねじ穴158に螺合す
ることができる。さらに、高さ調整ボルト148を螺回
させて原稿搬送装置14の高さ調整が行われる。
【0026】これにより、原稿搬送装置14を製版機1
0に装着する際に、この製版機10の光学系を再度調整
する作業が不要となり、前記原稿搬送装置14の着脱作
業が迅速かつ容易に遂行されるという効果がある。
【0027】製版機10の基台12に原稿搬送装置14
が装着された後、載置台26上に複数枚の読取原稿16
がその撮影面を上方に向けて積層して収容される。そし
て、載置台26が昇降されて最上位の読取原稿16が所
定の取り出し高さ位置に調整されると、第2モータ76
の作用下に第2回転軸52が、図5中、矢印方向に回転
される。この第2回転軸52の回転は、第3プーリ7
8、ベルト82および第4プーリ80を介して送り出し
ローラ34に伝達され、さらにベルト88および第5プ
ーリ86を介して軸84から取り出しローラ32に伝え
られる。
【0028】その際、取り出しローラ32は、読取原稿
16の上方に配置されており、第1モータ60の作用下
に第1回転軸50が、図5中、矢印方向に回転されるこ
とにより、第1歯車62、第2歯車64、第1プーリ6
6およびベルト70を介して第2プーリ68が矢印方向
に回転する。このため、第2プーリ68のピン72が、
第2揺動部材58の孔部74内で揺動し第2揺動部材5
8を自重で降下させる。これにより、取り出しローラ3
2は、回転しながら下方に揺動して載置台26の最上位
の読取原稿16上に摺接し、この読取原稿16が矢印X
方向に所定距離だけ取り出される。読取原稿16は、さ
らに送り出しローラ34の回転作用下に矢印X方向に搬
送されて搬送ローラ42とニップローラ44に挟持され
る。
【0029】読取原稿16は、搬送ローラ42とニップ
ローラ44を介して撮影部20側に搬送される一方、第
1モータ60の作用下に第1回転軸50が矢印とは逆方
向に回転され、第2揺動部材58と一体的に取り出しロ
ーラ32が上方に揺動される。さらに、第2揺動部材5
8に当接する第1揺動部材56と一体的に送り出しロー
ラ34が上方に揺動される。このため、送り出しローラ
34に対向して配置されている戻しローラ40の回転作
用下に読取原稿16の重送が防止される。また、ニップ
ローラ44が、図示しないソレノイド等を介して上方に
移動される。
【0030】撮影部20では、第1サクションボックス
108が駆動されて読取原稿16をエンドレスベルト1
06に吸着保持させた状態でこのエンドレスベルト10
6が周回走行される。次いで、第2サクションボックス
110が駆動され、読取原稿16は、エンドレスベルト
106に吸着保持されて撮影台104上の所定の撮影位
置に配置される。そして、撮影台104が上昇されて読
取原稿16が圧着ガラス112に押圧保持された状態
で、製版機10を構成する照明130a乃至130dか
ら照明光が照射されるとともに、カメラ134が付勢さ
れ、読取原稿16に貼り込まれている画像、文字および
写真等の貼り込み部分16bが図示しない版材に直接記
録され、印刷用版が作成される。
【0031】撮影終了後の読取原稿16は、撮影台10
4が下降された後、エンドレスベルト106を介して矢
印X方向に搬送され、一旦反転トレイ120に落下供給
された後、この反転トレイ120が支点118を中心に
矢印方向に反転されることにより、前記読取原稿16が
その撮影面を下方に向けて傾斜トレイ122に積層して
収容される。
【0032】この場合、本実施例では、載置台26上の
読取原稿16が、その撮影面を上向きにして積層されて
おり、分離搬送機構22を介して最上位の読取原稿16
から順次取り出されて撮影部20に搬送される。次い
で、撮影後の読取原稿16は、排出機構24で反転トレ
イ120に一旦供給され、この反転トレイ120の揺動
作用下に傾斜トレイ122に対し撮影面を下向きにして
順次積層される。
【0033】すなわち、上向き姿勢で載置台26の最上
位に配置されていた読取原稿16は、下向き姿勢で排出
機構24の最下位に配置されることになる。このため、
排出機構24に積層された撮影後の読取原稿16を取り
出してその撮影面を上向きにすべく反転させるだけで、
前記撮影後の読取原稿16は、撮影前に載置機構18に
積層された状態と同一の積層順位となる。これによっ
て、撮影前後で読取原稿16を揃え直す作業が不要とな
り、前記読取原稿16の取り扱い作業性が一挙に向上す
るという効果が得られる。
【0034】ところで、本実施例に係る原稿搬送装置1
4では、カバー部材46を開放させるだけで、読取原稿
16の手差し作業を容易に行うことができる。すなわ
ち、カバー部材46が第1回転軸50を支点にして上方
に揺動されると、保持手段48を構成する保持板90が
ガイドピン96とガイド溝92の案内作用下に移動して
第1および第2モータ60、76の駆動系を閉塞する。
そして、ガイドピン96が係止溝98に嵌合してカバー
部材46が開放姿勢で保持される(図6中、二点鎖線参
照)。
【0035】その際、読取原稿16の搬送路上にレジス
ト板100が臨んでおり(図4参照)、手差しにより前
記読取原稿16がこのレジスト板100に当接して位置
決めされたことが図示しないセンサにより検出される
と、ソレノイド102が駆動されて前記レジスト板10
0が上方に退避される。従って、手差しの読取原稿16
は、所定の姿勢に保持されて直接撮影部20を構成する
エンドレスベルト106に吸着保持され、この撮影部2
0の所定の撮影位置に正確に搬送されて撮影処理が施さ
れる。なお、この手差しモードから自動搬送モードに再
度移る際には、保持板90の端部を持ち上げるようにし
てガイドピン96を係止溝98から離脱させればよい。
【0036】また、本実施例に係る原稿搬送装置14で
は、読取原稿16を撮影台104に直接配置させること
ができる。すなわち、圧着ガラス112を開放させた状
態で(図3参照)、撮影台104上に読取原稿16が配
置された後、この圧着ガラス112が下方に揺動される
と、係止爪116を介して前記圧着ガラス112が閉塞
保持される。次いで、製版機10による撮影作業が遂行
される。
【0037】このように、本実施例では、読取原稿16
を載置台26に積層して一枚ずつ自動搬送する自動搬送
モードと、手差しにより前記読取原稿16を撮影部20
の搬送系であるエンドレスベルト106に直接送り込む
手差しモードと、圧着ガラス112を開閉して撮影位置
に該読取原稿16を直接載置されるマニュアルモードと
を備えている。これにより、例えば、載置台104に積
層されている読取原稿16の読み取り作業中に、緊急に
他の読取原稿16を撮影する場合、手差しモードまたは
マニュアルモードを選択することにより容易に対応する
ことができる等、汎用性に優れるという利点がある。
【0038】さらにまた、本実施例では、原稿搬送装置
14内で読取原稿16の搬送不良(ジャム)等が発生し
た時には、緊急停止/解除スイッチ126を操作するだ
けで、この原稿搬送装置14を緊急停止させることがで
きる。一方、不良が解消された際には、この緊急停止/
解除スイッチ126を再度操作すればよい。従って、読
取原稿16のジャム等に迅速に対応することが可能にな
り、操作性が向上するという効果がある。
【0039】
【発明の効果】本発明に係る原稿搬送装置によれば、以
下の効果が得られる。
【0040】上向き姿勢で原稿載置部の最上位に配置さ
れていた読取原稿は、下向き姿勢で原稿排出部の最下位
に配置されることになり、この原稿排出部から取り出さ
れた読取原稿を反転させるだけで前記原稿載置部の読取
原稿と同一の積層順位になる。これにより、読取原稿の
取り扱い作業性が一挙に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原稿搬送装置を製版機に装着した
状態の概略斜視図である。
【図2】前記原稿搬送装置の概略構成正面図である。
【図3】前記原稿搬送装置の要部斜視説明図である。
【図4】前記原稿搬送装置を構成する分離搬送機構の説
明図である。
【図5】前記分離搬送機構の要部斜視説明図である。
【図6】前記分離搬送機構を構成する保持手段の説明図
である。
【図7】前記原稿搬送装置を構成する固定機構の縦断説
明図である。
【符号の説明】
10…製版機 12…基台 14…原稿搬送装置 16…読取原稿 18…載置機構 20…撮影部 22…分離搬送機構 24…排出機構 26…載置台 32…取り出し
ローラ 34…送り出しローラ 36…ユニット 40…戻しローラ 42…搬送ロー
ラ 44…ニップローラ 46…カバー部
材 48…保持手段 50、52…回
転軸 54…ブラケット 56、58…揺
動部材 90…保持板 92…ガイド溝 98…係止溝 100…レジス
ト板 104…撮影台 106…エンド
レスベルト 112…圧着ガラス 120…反転ト
レイ 122…傾斜トレイ 136…固定機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 秀紀 神奈川県綾瀬市小園1005番地 富士マイク ログラフィックス株式会社内 (72)発明者 深渡 剛 神奈川県綾瀬市小園1005番地 富士マイク ログラフィックス株式会社内 (72)発明者 菊地原 功 神奈川県綾瀬市小園1005番地 富士マイク ログラフィックス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の読取原稿を、その撮影面を上方に
    向けて積層する載置機構と、 前記積層された読取原稿を、その最上位の読取原稿から
    一枚ずつ取り出して撮影部に搬送する分離搬送機構と、 前記撮影部で撮影後の読取原稿を反転させることによ
    り、前記読取原稿を、その撮影面を下方に向けかつ前記
    載置機構から送り出された順序に積層する排出機構と、 を備えることを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の原稿搬送装置において、前
    記撮影部に配置された読取原稿に担持された画像情報を
    読み取る画像読取装置に対し、前記原稿搬送装置を離脱
    自在かつ相対位置調整可能に装着するための固定機構を
    備えることを特徴とする原稿搬送装置。
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