JPH08121551A - Fr車用4速自動変速機 - Google Patents
Fr車用4速自動変速機Info
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- JPH08121551A JPH08121551A JP6264266A JP26426694A JPH08121551A JP H08121551 A JPH08121551 A JP H08121551A JP 6264266 A JP6264266 A JP 6264266A JP 26426694 A JP26426694 A JP 26426694A JP H08121551 A JPH08121551 A JP H08121551A
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- JP
- Japan
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- gear
- carrier
- sun gear
- input shaft
- gear train
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来に比べてクラツチ等の部品点数を削減し
たFR車用4速自動変速機を提供すること。 【構成】 ギヤセツト(6)をシンプルギヤ列(4)及
びプラネタリギヤ列(5)から構成し、第1及び第クラ
ツチ(7,11)でキヤリア(62)及び第2サンギヤ
(51)を入力軸(2)に夫々連結可能とすると共に第
1及び第2ブレーキ(10,8)で第1サンギヤ(4
1)及びキヤリア(62)をミツシヨンケース(9)に
夫々固定可能とし、リングギヤ(52)を出力軸(3)
に連結した。
たFR車用4速自動変速機を提供すること。 【構成】 ギヤセツト(6)をシンプルギヤ列(4)及
びプラネタリギヤ列(5)から構成し、第1及び第クラ
ツチ(7,11)でキヤリア(62)及び第2サンギヤ
(51)を入力軸(2)に夫々連結可能とすると共に第
1及び第2ブレーキ(10,8)で第1サンギヤ(4
1)及びキヤリア(62)をミツシヨンケース(9)に
夫々固定可能とし、リングギヤ(52)を出力軸(3)
に連結した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FR車用4速自動変速
機に関するものである。
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一組のシングルプラネタリギヤ列
のサンギヤ同士を結合し、一方のシングルプラネタリギ
ヤ列のリングギヤと他方のシングルプラネタリギヤ列の
キヤリアとを結合したなるいわゆるシンプソン式歯車列
を用いて4速自動変速機とするものに対して、シンプル
ギヤ列とダブルプラネタリギヤ列とを組合わせ、各ギヤ
列のピニオンギヤを共通のキヤリアにて連結すると共に
シンプルギヤ列のピニオンギヤをダブルプラネタリギヤ
列のピニオンギヤの一つとなるようにロングピニオンギ
ヤとしたいわゆるラビニヨ式歯車列を用いて4速自動変
速機とするもののほうが構成要素の簡素化や軸方向の短
縮化等で有利であり、特に、補助変速機を用いる(ギヤ
列を三列とする必要がない)必要がないので軽量化に多
大に寄与できることから、各種開発されてきている。
のサンギヤ同士を結合し、一方のシングルプラネタリギ
ヤ列のリングギヤと他方のシングルプラネタリギヤ列の
キヤリアとを結合したなるいわゆるシンプソン式歯車列
を用いて4速自動変速機とするものに対して、シンプル
ギヤ列とダブルプラネタリギヤ列とを組合わせ、各ギヤ
列のピニオンギヤを共通のキヤリアにて連結すると共に
シンプルギヤ列のピニオンギヤをダブルプラネタリギヤ
列のピニオンギヤの一つとなるようにロングピニオンギ
ヤとしたいわゆるラビニヨ式歯車列を用いて4速自動変
速機とするもののほうが構成要素の簡素化や軸方向の短
縮化等で有利であり、特に、補助変速機を用いる(ギヤ
列を三列とする必要がない)必要がないので軽量化に多
大に寄与できることから、各種開発されてきている。
【0003】このラビニヨ式歯車列を用いてFR車用4
速自動変速機としたものとしては、特開平2−8555
0号公報に示されるものが知られている。これは、後ダ
ブルプラネタリギヤ列のリングギヤを出力軸に連結して
おり、さらに、前シンプルギヤ列のサンギヤ,後ダブル
プラネタリギヤ列のサンギヤ及びキヤリアを夫々クラツ
チを介して入力軸に連結可能とすると共に前シンプルギ
ヤ列のサンギヤ及びキヤリアを夫々ブレーキを介してミ
ツシヨンケースに固定可能とし、さらに、前シンプルギ
ヤ列のサンギヤを正転方向の回転のみを許容するワンウ
エイクラツチ及びクラツチを介して入力軸に連結可能と
すると共にキヤリアを正転方向の回転のみを許容するワ
ンウエイクラツチを介してミツシヨンケースに固定可能
として、FR車用4速自動変速機を構成していた。この
従来装置では、後ダブルプラネタリギヤ列のサンギヤを
ワンウエイクラツチを介して入力軸に連結して入力要素
とし且つキヤリアをワンウエイクラツチを介してミツシ
ヨンケースに固定して反力要素として減速の正転第1速
を、後ダブルプラネタリギヤ列のサンギヤをワンウエイ
クラツチを介して入力軸に連結して入力要素とし且つ前
シンプルギヤ列のサンギヤをミツシヨンケースに固定し
て反力要素として減速の正転第2速を、後ダブルプラネ
タリギヤ列のサンギヤ及びキヤリアを入力軸に固定して
入力要素として等速の正転第3速を、後ダブルプラネタ
リギヤ列のサンギヤ及びキヤリアを入力軸に固定して入
力要素とし且つ前シンプルギヤ列のサンギヤをミツシヨ
ンケースに固定して反力要素として増速の正転第4速
を、前シンプルギヤ列のサンギヤを入力軸に連結して入
力要素とし且つキヤリアをミツシヨンケースに固定して
反力要素として減速の逆転を夫々得ていた。
速自動変速機としたものとしては、特開平2−8555
0号公報に示されるものが知られている。これは、後ダ
ブルプラネタリギヤ列のリングギヤを出力軸に連結して
おり、さらに、前シンプルギヤ列のサンギヤ,後ダブル
プラネタリギヤ列のサンギヤ及びキヤリアを夫々クラツ
チを介して入力軸に連結可能とすると共に前シンプルギ
ヤ列のサンギヤ及びキヤリアを夫々ブレーキを介してミ
ツシヨンケースに固定可能とし、さらに、前シンプルギ
ヤ列のサンギヤを正転方向の回転のみを許容するワンウ
エイクラツチ及びクラツチを介して入力軸に連結可能と
すると共にキヤリアを正転方向の回転のみを許容するワ
ンウエイクラツチを介してミツシヨンケースに固定可能
として、FR車用4速自動変速機を構成していた。この
従来装置では、後ダブルプラネタリギヤ列のサンギヤを
ワンウエイクラツチを介して入力軸に連結して入力要素
とし且つキヤリアをワンウエイクラツチを介してミツシ
ヨンケースに固定して反力要素として減速の正転第1速
を、後ダブルプラネタリギヤ列のサンギヤをワンウエイ
クラツチを介して入力軸に連結して入力要素とし且つ前
シンプルギヤ列のサンギヤをミツシヨンケースに固定し
て反力要素として減速の正転第2速を、後ダブルプラネ
タリギヤ列のサンギヤ及びキヤリアを入力軸に固定して
入力要素として等速の正転第3速を、後ダブルプラネタ
リギヤ列のサンギヤ及びキヤリアを入力軸に固定して入
力要素とし且つ前シンプルギヤ列のサンギヤをミツシヨ
ンケースに固定して反力要素として増速の正転第4速
を、前シンプルギヤ列のサンギヤを入力軸に連結して入
力要素とし且つキヤリアをミツシヨンケースに固定して
反力要素として減速の逆転を夫々得ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した従来装
置では、4つのクラツチ,2つのブレーキ及び2つのワ
ンウエイクラツチを必要する。このため、部品点数が多
く、又、各クラツチ,ブレーキ及びワンウエイクラツチ
を作動や潤滑するための油圧の供排油路構造が複雑化
し、変速機自体の大型化やコストアツプ等を招く恐れが
あつた。
置では、4つのクラツチ,2つのブレーキ及び2つのワ
ンウエイクラツチを必要する。このため、部品点数が多
く、又、各クラツチ,ブレーキ及びワンウエイクラツチ
を作動や潤滑するための油圧の供排油路構造が複雑化
し、変速機自体の大型化やコストアツプ等を招く恐れが
あつた。
【0005】故に、本発明は、従来に比べてクラツチ等
の部品点数を削減したFR車用4速自動変速機を提供す
ることを、その技術的課題とするものである。
の部品点数を削減したFR車用4速自動変速機を提供す
ることを、その技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、ロングピ
ニオンギヤに第1サンギヤを噛合させて構成されるシン
プルギヤ列及び前記ロングピニオンギヤに第2サンギヤ
及びリングギヤを噛合させて構成されるプラネタリギヤ
列を備え前記ロングピニオンギヤを支持するキヤリアに
前記シンプルギヤ列及び前記プラネタリギヤ列の各ピニ
オンギヤを連結して構成されるギヤセツトと、前記キヤ
リア及び前記第2サンギヤを入力軸に夫々連結可能とす
る第1及び第2クラツチと、前記第1サンギヤ及び前記
キヤリアをミツシヨンケースに固定可能とする第1及び
第2ブレーキと、を有し、前記リングギヤを出力軸に連
結した、
るために本発明において講じた技術的手段は、ロングピ
ニオンギヤに第1サンギヤを噛合させて構成されるシン
プルギヤ列及び前記ロングピニオンギヤに第2サンギヤ
及びリングギヤを噛合させて構成されるプラネタリギヤ
列を備え前記ロングピニオンギヤを支持するキヤリアに
前記シンプルギヤ列及び前記プラネタリギヤ列の各ピニ
オンギヤを連結して構成されるギヤセツトと、前記キヤ
リア及び前記第2サンギヤを入力軸に夫々連結可能とす
る第1及び第2クラツチと、前記第1サンギヤ及び前記
キヤリアをミツシヨンケースに固定可能とする第1及び
第2ブレーキと、を有し、前記リングギヤを出力軸に連
結した、
【0007】
【作用】上記技術的手段によれば、サンギヤをミツシヨ
ンケースに固定可能とするブレーキ又はサンギヤを入力
軸に連結可能とするクラツチを追加することで、2つの
クラツチ及び3つのブレーキ又は3つのクラツチ及び2
つのブレーキでFR車用4速自動変速機となり得る。よ
つて、従来に比べてクラツチ等の部品点数が削減される
共にこれにより油路構成も簡素化され得る。
ンケースに固定可能とするブレーキ又はサンギヤを入力
軸に連結可能とするクラツチを追加することで、2つの
クラツチ及び3つのブレーキ又は3つのクラツチ及び2
つのブレーキでFR車用4速自動変速機となり得る。よ
つて、従来に比べてクラツチ等の部品点数が削減される
共にこれにより油路構成も簡素化され得る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0009】図1及び図2に示されるように、トルクコ
ンバータ1を介して車両のエンジン(図示せず)に連結
される入力軸2と車両の後輪(図示せず)に連結される
出力軸3とは、シンプルギヤ列4及びプラネタリギヤ列
5からなるギヤセツト6を介して連結される。シンプル
ギヤ列4は、入力軸2側に配置されるものであつて、軸
方向に延びるロングピニオンギヤ61にピニオンギヤ4
3を介してサンギヤ41を噛合させて構成されている。
プラネタリギヤ列5は、出力軸3側に配置されるもので
あつて、ロングピニオンギヤ61にサンギヤ51及びリ
ングギヤ52を夫々噛合させて構成されている。そし
て、ロングピニオンギヤ61とシヨートピニオンギヤ4
3とは共通のキヤリア62により連結されている。尚、
シヨートピニオンギヤ43は、シンプルギヤ列4のサン
ギヤとロングピニオンギヤ61との間の噛合に利用され
る代わりにプラネタリギヤ列5のサンギヤ51とロング
ピニオンギヤ61との間の噛合に利用されてもよい。
ンバータ1を介して車両のエンジン(図示せず)に連結
される入力軸2と車両の後輪(図示せず)に連結される
出力軸3とは、シンプルギヤ列4及びプラネタリギヤ列
5からなるギヤセツト6を介して連結される。シンプル
ギヤ列4は、入力軸2側に配置されるものであつて、軸
方向に延びるロングピニオンギヤ61にピニオンギヤ4
3を介してサンギヤ41を噛合させて構成されている。
プラネタリギヤ列5は、出力軸3側に配置されるもので
あつて、ロングピニオンギヤ61にサンギヤ51及びリ
ングギヤ52を夫々噛合させて構成されている。そし
て、ロングピニオンギヤ61とシヨートピニオンギヤ4
3とは共通のキヤリア62により連結されている。尚、
シヨートピニオンギヤ43は、シンプルギヤ列4のサン
ギヤとロングピニオンギヤ61との間の噛合に利用され
る代わりにプラネタリギヤ列5のサンギヤ51とロング
ピニオンギヤ61との間の噛合に利用されてもよい。
【0010】図1に示されるように、リングギヤ51
は、出力軸3に連結されている。キヤリア62は、クラ
ツチ(C1)7を介して入力軸2に連結可能であつて且
つブレーキ(B2)8を介してミツシヨンケース9に固
定可能である。サンギヤ41は、ブレーキ(B1)10
を介してミツシヨンケース9に固定可能である。又、サ
ンギヤ51は、クラツチ(C2)11を介して入力軸2
に連結可能であつて且つブレーキ(B0)12を介して
ミツシヨンケース9に固定可能である。
は、出力軸3に連結されている。キヤリア62は、クラ
ツチ(C1)7を介して入力軸2に連結可能であつて且
つブレーキ(B2)8を介してミツシヨンケース9に固
定可能である。サンギヤ41は、ブレーキ(B1)10
を介してミツシヨンケース9に固定可能である。又、サ
ンギヤ51は、クラツチ(C2)11を介して入力軸2
に連結可能であつて且つブレーキ(B0)12を介して
ミツシヨンケース9に固定可能である。
【0011】上記した図1示構成において、クラツチ1
1の作動でサンギヤ51を入力軸2に連結して入力要素
とし且つブレーキ10の作動でサンギヤ41をミツシヨ
ンケース9に固定して反力要素とする。これにより、入
力軸2からの入力は、サンギヤ51からロングピニオン
ギヤ61を経てリングギヤ52に至りリングギヤ52を
逆転方向に減速回転させようとするが、ロングピニオン
ギヤ61の逆転方向の回転がキヤリア62をサンギヤ4
1に対して正転方向に減速公転させるので、結果的に、
リングギヤ52をキヤリア62と共に正転方向に減速回
転させ、リングギヤ52から出力軸3に出力される。結
果、減速の正転第1速が得られる。クラツチ7の作動で
キヤリア62を入力軸2に連結して入力要素とし且つブ
レーキ10の作動でサンギヤ41をミツシヨンケース9
に固定して反力要素とする。これにより、入力軸2から
の入力は、リングギヤ52をキヤリア62と共に正転方
向に減速回転させ、リングギヤ52から出力軸3に出力
される。結果、減速の正転第2速が得られる。クラツチ
7,11の作動でキヤリア62及びサンギヤ51を入力
軸2に連結して入力要素とする。これにより、入力軸2
からの入力は、サンギヤ51,リングギヤ52及びキヤ
リア62を一体として正転方向に回転させ、リングギヤ
52から出力軸3に出力される。結果、等速の正転第3
速が得られる。クラツチ7の作動でキヤリア62を入力
軸2に連結して入力要素とし且つブレーキ12の作動で
サンギヤ51をミツシヨンケース9に固定して反力要素
とする。これにより、入力軸2からの入力は、リングギ
ヤ52をキヤリア62と共に正転方向に増大回転させ、
リングギヤ52から出力軸3に出力される。結果、増速
の正転第4速が得られる。クラツチ11の作動でサンギ
ヤ51を入力軸2に連結して入力要素とし且つブレーキ
8の作動でキヤリア62をミツシヨンケース9に固定し
て反力要素とする。これにより、入力軸2からの入力
は、サンギヤ51からロングピニオンギヤ61を経てリ
ングギヤ52に至りリングギヤ52を逆転方向に減速回
転させ、リングギヤ52から出力軸3に出力される。結
果、減速の逆転が得られる。
1の作動でサンギヤ51を入力軸2に連結して入力要素
とし且つブレーキ10の作動でサンギヤ41をミツシヨ
ンケース9に固定して反力要素とする。これにより、入
力軸2からの入力は、サンギヤ51からロングピニオン
ギヤ61を経てリングギヤ52に至りリングギヤ52を
逆転方向に減速回転させようとするが、ロングピニオン
ギヤ61の逆転方向の回転がキヤリア62をサンギヤ4
1に対して正転方向に減速公転させるので、結果的に、
リングギヤ52をキヤリア62と共に正転方向に減速回
転させ、リングギヤ52から出力軸3に出力される。結
果、減速の正転第1速が得られる。クラツチ7の作動で
キヤリア62を入力軸2に連結して入力要素とし且つブ
レーキ10の作動でサンギヤ41をミツシヨンケース9
に固定して反力要素とする。これにより、入力軸2から
の入力は、リングギヤ52をキヤリア62と共に正転方
向に減速回転させ、リングギヤ52から出力軸3に出力
される。結果、減速の正転第2速が得られる。クラツチ
7,11の作動でキヤリア62及びサンギヤ51を入力
軸2に連結して入力要素とする。これにより、入力軸2
からの入力は、サンギヤ51,リングギヤ52及びキヤ
リア62を一体として正転方向に回転させ、リングギヤ
52から出力軸3に出力される。結果、等速の正転第3
速が得られる。クラツチ7の作動でキヤリア62を入力
軸2に連結して入力要素とし且つブレーキ12の作動で
サンギヤ51をミツシヨンケース9に固定して反力要素
とする。これにより、入力軸2からの入力は、リングギ
ヤ52をキヤリア62と共に正転方向に増大回転させ、
リングギヤ52から出力軸3に出力される。結果、増速
の正転第4速が得られる。クラツチ11の作動でサンギ
ヤ51を入力軸2に連結して入力要素とし且つブレーキ
8の作動でキヤリア62をミツシヨンケース9に固定し
て反力要素とする。これにより、入力軸2からの入力
は、サンギヤ51からロングピニオンギヤ61を経てリ
ングギヤ52に至りリングギヤ52を逆転方向に減速回
転させ、リングギヤ52から出力軸3に出力される。結
果、減速の逆転が得られる。
【0012】以上の図1示構成のクラツチ7,11及び
ブレーキ8,10,12の作動を以下にまとめて示す。
ブレーキ8,10,12の作動を以下にまとめて示す。
【0013】
【表1】
【0014】図2に示されるように、リングギヤ51
は、出力軸3に連結されている。キヤリア62は、クラ
ツチ(C1)7を介して入力軸2に連結可能であつて且
つブレーキ(B2)8を介してミツシヨンケース9に固
定可能である。サンギヤ51は、クラツチ(C2)11
を介して入力軸2に連結可能である。又、サンギヤ41
は、クラツチ(C3)13を介して入力軸2に連結可能
であつて且つブレーキ(B1)10を介してミツシヨン
ケース9に固定可能である。
は、出力軸3に連結されている。キヤリア62は、クラ
ツチ(C1)7を介して入力軸2に連結可能であつて且
つブレーキ(B2)8を介してミツシヨンケース9に固
定可能である。サンギヤ51は、クラツチ(C2)11
を介して入力軸2に連結可能である。又、サンギヤ41
は、クラツチ(C3)13を介して入力軸2に連結可能
であつて且つブレーキ(B1)10を介してミツシヨン
ケース9に固定可能である。
【0015】上記した図2示構成において、クラツチ1
3の作動でサンギヤ41を入力軸2に固定して入力要素
とし且つブレーキ8の作動でキヤリアをミツシヨンケー
ス10に固定して反力要素とする。これにより、入力軸
2からの入力は、サンギヤ41からシヨートピニオンギ
ヤ43及びロングピニオンギヤ61を経てリングギヤ5
2に至りリングギヤ52を正転方向に減速回転させ、リ
ングギヤ52から出力軸3に出力される。結果、減速の
正転第1速が得られる。クラツチ11の作動でサンギヤ
51を入力軸2に連結して入力要素とし且つブレーキ1
0の作動でサンギヤ41をミツシヨンケース9に固定し
て反力要素とする。これにより、入力軸2からの入力
は、サンギヤ51からロングピニオンギヤ61を経てリ
ングギヤ52に至りリングギヤ52を逆転方向に減速回
転させようとするが、ロングピニオンギヤ61の逆転方
向の回転がキヤリア62をサンギヤ41に対して正転方
向に減速公転させるので、結果的に、リングギヤ52を
キヤリア62と共に正転方向に減速回転させ、リングギ
ヤ52から出力軸3に出力される。結果、減速の正転第
2速が得られる。クラツチ7の作動でキヤリア62を入
力軸2に連結して入力要素とし且つブレーキ10の作動
でサンギヤ41をミツシヨンケース9に固定して反力要
素とする。これにより、入力軸2からの入力は、リング
ギヤ52をキヤリア62と共に正転方向に減速回転さ
せ、リングギヤ52から出力軸3に出力される。結果、
減速の正転第3速が得られる。クラツチ7,11の作動
でキヤリア62及びサンギヤ51を入力軸2に連結して
入力要素とする。これにより、入力軸2からの入力は、
サンギヤ51,リングギヤ52及びキヤリア62を一体
として正転方向に回転させ、リングギヤ52から出力軸
3に出力される。結果、等速の正転第4速が得られる。
クラツチ11の作動でサンギヤ51を入力軸2に連結し
て入力要素とし且つブレーキ8の作動でキヤリア62を
ミツシヨンケース9に固定して反力要素とする。これに
より、入力軸2からの入力は、サンギヤ51からロング
ピニオンギヤ61を経てリングギヤ52に至りリングギ
ヤ52を逆転方向に減速回転させ、リングギヤ52から
出力軸3に出力される。結果、減速の逆転が得られる。
3の作動でサンギヤ41を入力軸2に固定して入力要素
とし且つブレーキ8の作動でキヤリアをミツシヨンケー
ス10に固定して反力要素とする。これにより、入力軸
2からの入力は、サンギヤ41からシヨートピニオンギ
ヤ43及びロングピニオンギヤ61を経てリングギヤ5
2に至りリングギヤ52を正転方向に減速回転させ、リ
ングギヤ52から出力軸3に出力される。結果、減速の
正転第1速が得られる。クラツチ11の作動でサンギヤ
51を入力軸2に連結して入力要素とし且つブレーキ1
0の作動でサンギヤ41をミツシヨンケース9に固定し
て反力要素とする。これにより、入力軸2からの入力
は、サンギヤ51からロングピニオンギヤ61を経てリ
ングギヤ52に至りリングギヤ52を逆転方向に減速回
転させようとするが、ロングピニオンギヤ61の逆転方
向の回転がキヤリア62をサンギヤ41に対して正転方
向に減速公転させるので、結果的に、リングギヤ52を
キヤリア62と共に正転方向に減速回転させ、リングギ
ヤ52から出力軸3に出力される。結果、減速の正転第
2速が得られる。クラツチ7の作動でキヤリア62を入
力軸2に連結して入力要素とし且つブレーキ10の作動
でサンギヤ41をミツシヨンケース9に固定して反力要
素とする。これにより、入力軸2からの入力は、リング
ギヤ52をキヤリア62と共に正転方向に減速回転さ
せ、リングギヤ52から出力軸3に出力される。結果、
減速の正転第3速が得られる。クラツチ7,11の作動
でキヤリア62及びサンギヤ51を入力軸2に連結して
入力要素とする。これにより、入力軸2からの入力は、
サンギヤ51,リングギヤ52及びキヤリア62を一体
として正転方向に回転させ、リングギヤ52から出力軸
3に出力される。結果、等速の正転第4速が得られる。
クラツチ11の作動でサンギヤ51を入力軸2に連結し
て入力要素とし且つブレーキ8の作動でキヤリア62を
ミツシヨンケース9に固定して反力要素とする。これに
より、入力軸2からの入力は、サンギヤ51からロング
ピニオンギヤ61を経てリングギヤ52に至りリングギ
ヤ52を逆転方向に減速回転させ、リングギヤ52から
出力軸3に出力される。結果、減速の逆転が得られる。
【0016】以上の図2示構成のクラツチ7,11,1
3及びブレーキ10,8の作動を以下にまとめて示す。
3及びブレーキ10,8の作動を以下にまとめて示す。
【0017】
【表2】
【0018】上記したように、2つのクラツチ7,11
及び3つのブレーキ8,10,12又は3つのクラツチ
7,10,13及び2つのブレーキ8,10でFR車用
4速自動変速機が得られるので、従来に比べてクラツチ
及びブレーキの総数が削減される共にクラツチ及びブレ
ーキの作動や潤滑を行うための油圧を給排油路構造も簡
素化される。これにより、変速機自体の小型化やコスト
低減を図ることができる。特に、2つのクラツチ7,1
1及び3つのブレーキ8,10,12で構成されるFR
車用4速自動変速機では、クラツチの総数が大幅に削減
されるので、給排油路構造がより簡素化される。
及び3つのブレーキ8,10,12又は3つのクラツチ
7,10,13及び2つのブレーキ8,10でFR車用
4速自動変速機が得られるので、従来に比べてクラツチ
及びブレーキの総数が削減される共にクラツチ及びブレ
ーキの作動や潤滑を行うための油圧を給排油路構造も簡
素化される。これにより、変速機自体の小型化やコスト
低減を図ることができる。特に、2つのクラツチ7,1
1及び3つのブレーキ8,10,12で構成されるFR
車用4速自動変速機では、クラツチの総数が大幅に削減
されるので、給排油路構造がより簡素化される。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、サンギヤをミツシヨン
ケースに固定可能とするブレーキ又はサンギヤを入力軸
に連結可能とするクラツチを追加することで、2つのク
ラツチ及び3つのブレーキ又は3つのクラツチ及び2つ
のブレーキでFR車用4速自動変速機を得ることができ
る。よつて、従来に比べてクラツチ等の部品点数が削減
される共にこれにより油路構成も簡素化され、これによ
り、変速機自体の小型化やコスト低減を図ることができ
る。
ケースに固定可能とするブレーキ又はサンギヤを入力軸
に連結可能とするクラツチを追加することで、2つのク
ラツチ及び3つのブレーキ又は3つのクラツチ及び2つ
のブレーキでFR車用4速自動変速機を得ることができ
る。よつて、従来に比べてクラツチ等の部品点数が削減
される共にこれにより油路構成も簡素化され、これによ
り、変速機自体の小型化やコスト低減を図ることができ
る。
【図1】本発明に係るFR車用4速自動変速機の一例の
ギヤトレーンを示すスケルトン図である。
ギヤトレーンを示すスケルトン図である。
【図2】本発明に係るF車用4速自動変速機の他例のギ
ヤトレーンを示すスケルトン図である。
ヤトレーンを示すスケルトン図である。
2 入力軸 3 出力軸 4 シンプルギヤ列 5 プラネタリギヤ列 6 ギヤセツト 7,11(第1クラツチ,第2クラツチ) 8,10(第1ブレーキ,第2ブレーキ) 9 ミツシヨンケース 41 サンギヤ(第1サンギヤ) 51 サンギヤ(第1サンギヤ) 52 リングギヤ 61 ロングピニオンギヤ 62 キヤリア
Claims (1)
- 【請求項1】 ロングピニオンギヤに第1サンギヤを噛
合させて構成されるシンプルギヤ列及び前記ロングピニ
オンギヤに第2サンギヤ及びリングギヤを噛合させて構
成されるプラネタリギヤ列を備え、前記ロングピニオン
ギヤを支持するキヤリアに前記シンプルギヤ列及び前記
プラネタリギヤ列の各ピニオンギヤを連結して構成され
るギヤセツトと、 前記キヤリア及び前記第2サンギヤを入力軸に夫々連結
可能とする第1及び第2クラツチと、 前記第1サンギヤ及びキヤリアをミツシヨンケースに夫
々固定可能とする第1及び第2ブレーキと、 を有し、 前記リングギヤを出力軸に連結した、 FR車用4速自動変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6264266A JPH08121551A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | Fr車用4速自動変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6264266A JPH08121551A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | Fr車用4速自動変速機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08121551A true JPH08121551A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17400786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6264266A Pending JPH08121551A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | Fr車用4速自動変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08121551A (ja) |
-
1994
- 1994-10-27 JP JP6264266A patent/JPH08121551A/ja active Pending
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