JPH08121527A - 液体封入マウント装置 - Google Patents

液体封入マウント装置

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JPH08121527A
JPH08121527A JP26165594A JP26165594A JPH08121527A JP H08121527 A JPH08121527 A JP H08121527A JP 26165594 A JP26165594 A JP 26165594A JP 26165594 A JP26165594 A JP 26165594A JP H08121527 A JPH08121527 A JP H08121527A
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JP
Japan
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liquid
side wall
outer cylinder
hole
elastic member
Prior art date
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Application number
JP26165594A
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English (en)
Inventor
Mutsuhiro Hirasawa
睦弘 平沢
Jiyouji Tsutsumida
讓治 堤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来のように切り粉が流体内に混入する虞のな
い、液体をブラインドリベットを用いて封入した液体封
入マウント装置を提供することを目的とする。 【構成】偏心配置された内外筒10,12間に弾性部材
14が介裝されており、弾性部材14が、該内筒10と
該外筒12との径方向離間距離の大きな部位の該弾性部
材14に、軸方向中央部に径方向外方に開口するポケッ
ト部20を設けて軸方向端部に形成された略軸直角に延
びる側壁部14aを備え、該外筒12の内周面寄りに貫
通孔22a,22bを有する埋設部材22が該側壁部1
4aに該側壁部14aに沿って埋設固着され、該側壁部
14aに、該貫通孔22a,22bと一緒に同軸的に貫
通せしめた、液体を少なくとも該ポケット部20に注入
するための注入孔25と、該液体を注入する際に該ポケ
ット部20の空気を排出するための空気抜き孔27とを
備え、該注入孔25及び該空気抜き孔27がそれぞれブ
ラインドリベット70,70により閉塞せしめられ、該
液体が封入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンマウ
ント、サスペンション等に好適に用いられる筒形の防振
ゴムとりわけ内部にアルキレングリコール、シリコンオ
イル等の流体を封入した液体封入マウント装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、従来より減衰効果を高めることが
できる防振ゴムとして、特開昭61−10138号、特
開平6−74287号公報に記載のように、内外筒間に
弾性部材を介在せしめると共に、この弾性部材に凹所を
設けて、外筒あるいは内筒との間に複数のポケットを区
画し、このポケットにアルキレングリコール、シリコン
オイル等の流体を封入した液体封入マウント装置が知ら
れている。ところでこれ等の液体封入マウント装置にお
いてポケットに流体を封入するには、液体封入マウント
装置をアルキレングリコール、シリコンオイル等の流体
中で組み立てることが行われていた。
【0003】しかし、上記のように液体封入マウント装
置をアルキレングリコール、シリコンオイル等の流体中
で組み立てる構成では、その封入作業により内外筒や弾
性部材にかかる流体が付着してしまい、面倒な拭き取り
作業が必要になるという問題がある。そしてかかる問題
を解決した液体封入マウント装置として、特開昭63−
149442号公報に記載されたものが知られている。
【0004】即ち、上記のような液体封入マウント装置
において、外筒に、ブラインドリベットの頭部を収容し
得る深さの凹部を形成し、この凹部内に流体注入用小孔
と空気抜き用の小孔を開口形成し、流体注入用小孔を通
して大気中で流体を注入するとともに、それぞれの小孔
をブラインドリベットにて閉塞したことを特徴としたも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように外筒の凹部内に流体注入用小孔と空気抜き用の小
孔を開口形成して、流体注入後小孔をブラインドリベッ
トにて閉塞した液体封入マウント装置は、外筒に小孔形
する際に外筒の切り粉が流体内に混入してしまうので、
例えばバルブ組み立体を備えた液体封入マウント装置で
は、バルブ組み立体に切り粉が詰まったりしてバルブ組
み立体が作動しなくなるという問題を有していた。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みなされたも
のであって、従来のように切り粉が流体内に混入する虞
のない、液体をブラインドリベットを用いて封入した液
体封入マウント装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、支持部材あるいは被支持部材の一方に取りつけられ
る内筒と、支持部材あるいは被支持部材の他方に取りつ
けられる該内筒の外周に環状の空洞を隔てて偏心配置さ
れた外筒と、該環状の空洞に配置され、該内筒の外周面
と該外筒の内周面に固着され該内筒と該外筒とを連結せ
しめた弾性部材と、該弾性部材が、該内筒と該外筒との
径方向離間距離の大きな部位の該弾性部材に、軸方向中
央部に径方向外方に開口するポケット部を設けて軸方向
端部に形成された略軸直角に延びる側壁部を備え、該外
筒の内周面寄りに該側壁部に該側壁部沿って埋設固着さ
れた埋設部材と、少なくとも該ポケット部に封入された
液体とからなり、該の埋設部材が一端面から他端面に貫
通する貫通孔を有し、該側壁部に該貫通孔と一緒同軸的
にに貫通して、該液体を少なくとも該ポケット部に注入
するための注入孔と、該液体を注入する際に該ポケット
部の空気を排出するための空気抜き孔とを備え、該注入
孔及び該空気抜き孔がそれぞれブラインドリベットによ
り閉塞せしめられ、該液体が封入されていることを特徴
とする液体封入マウント装置を構成したものである。
【0008】
【作用】本発明は上述の如く、板状の埋設部材は、内外
筒10,12間への振動入力時に、防振効果に寄与しな
い弾性部材の個所、即ち、実質的に弾性変形が生ぜず外
筒の内周面寄りに、内筒と外筒との径方向離間距離の大
きな部位の弾性部材に、軸方向中央部に径方向外方に開
口するポケット部を設けて軸方向端部に形成された軸直
角に延びる側壁部に埋設固着されているので、埋設部材
が内筒と外筒との径方向離間距離の小さな部位の弾性部
材を十分弾性変形させることができる。そして、埋設部
材は、これを弾性部材に埋設固着する前に予め一端面か
ら他端面に貫通する貫通孔を施すことができ、しかる
後、加硫成形時に、側壁部と協同して貫通孔と一緒に貫
通して、液体を少なくともポケット部に注入するための
注入孔と、液体を注入する際にポケット部の空気を排出
するための空気抜き孔とを形成でき、注入せしめた液体
に切り粉が混入するのを防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5に基づ
いて詳細に説明する。まず、図1および図2には、本発
明を自動車のエンジンマウントに適用したものの実施例
が示されている。これらの図において、10が最内部に
設けられた内筒金具であり、内筒金具10の外周に環状
の空洞を隔てて外筒金具12が偏心配置され、環状の空
洞にゴムからなる弾性部材14が実質的に内筒10の外
周面と外筒12の内周面に固着されて介裝されている。
【0010】そして、内筒金具(以下、内筒という)1
0及び外筒金具(以下、外筒という)12が、車体側及
びエンジンを含むパワーユニット側の各一方に取り付け
られて、パワーユニットを車体に対して防振支持せしめ
るようになっている。また、かかるエンジンマウントは
このような装着状態でパワーユニットの重量が内外筒1
0,12間におよぼされ、弾性部材14が変形せしめら
れることにより、これら内外筒10,12が同心に配置
されるようになっている。
【0011】具体的には、実質的に外筒12の内周面に
弾性部材を固着するために、内筒10の外側に外筒12
の内周面に対して圧着される薄肉円筒形状を呈する金属
スリーブ16が外筒12と同様に偏心配置されている。
この金属スリーブ16は軸方向両端が環状に形成され、
中央部に偏心方向の対称位置に内筒10と外筒12との
径方向離間距離の大なる部位に第1の窓16a,内筒1
0と外筒12との径方向離間距離の小なる部位に第2の
窓16bを設けて凹部16cが形成されている。そし
て、内筒10と金属スリーブ16との間に弾性部材14
が介裝されており、この弾性部材14が内筒10の外周
面と金属スリーブ16の内周面とに加硫接着されて一体
加硫成形品として形成されている。
【0012】かかる弾性部材14には内筒10と金属ス
リーブ16(実質的には外筒12)との径方向離間距離
の大なる部位に、弾性部材14の軸方向中央部において
径方向外方に開口する第1のポケット部20が形成さ
れ、軸方向両端に互いに対面する略軸直角に延びる側壁
部14a,14bが形成されており、ポケット部20は
金属スリーブ16に設けられた第1の窓部16aに通じ
ている。そしてこれら側壁部14a,14bに板状の埋
設部材22,26が側壁部14a,14bに沿って金属
スリーブ13の内周面寄り(実質的には外筒12の内周
面寄り)に金属スリーブ13の内周面に固定され、且つ
側壁部14a,14bに埋設固着されている。なお、こ
れら板状の埋設部材22,26は半径方向内端に折り曲
がり部22a,26aを有し、側壁部14a,14bの
変形をこの折り曲がり部22a,26aで拘束してい
る。
【0013】一方の板状の埋設部材22は一端面から他
端面に貫通する2個の貫通孔22a,22bを有し、一
方の側壁部22に、これら貫通孔22a,22bに対応
して貫通孔22a,22bと同軸的に貫通し、液体をポ
ケット部20,24に注入するための注入孔25と空気
を排出するための空気抜き孔27とが一緒に施されてい
る。これら貫通孔22a,22bは弾性部材を加硫成形
する前に予め板状の埋設部材22に施されたものであ
る。
【0014】内筒10と金属スリーブ16(実質的には
外筒12)との径方向離間距離の小なる部位には、軸方
向中央において径方向外方に開口する第2のポケット部
24が形成され、この第2のポケット部24は金属スリ
ーブ16に設けられた第2の窓16bに通じている。ま
た第2のポケット部24はその底壁部28が、弾性部材
14に形成されている肉抜き部18によって薄肉化され
て、弾性変形の容易な可撓膜として構成されている。
【0015】このような構造になされた一体加硫成形品
は、必要に応じて、金属スリーブ16に対して縮径加工
が施され、弾性部材14に予備圧縮が加えられた後、金
属スリーブ16の軸方向中央部の凹部16cの部位の外
周に形成される周溝30に、半円筒形状を呈する第1の
オリフィス半割体32及び第2のオリフィス半割体34
がそれぞれ第1のポケット部20及び第2のポケット部
24の対向方向両側から組み付けられ、全体として円筒
形状を呈するオリフィス部材36が構成されている。
【0016】かかるオリフィス部材36には、図4、図
5に示されているように、外周面上において、屈曲して
周方向に略2周半の長さで延びる第1の凹溝38が形成
されており、一体加硫成形品に対する組み付け状態で、
第1の凹溝38の両端が、底壁部を貫通して設けられた
通孔40,42を通じて、第1のポケット部20び第2
のポケット部24に開口せしめられている。
【0017】また、かかるオリフィス部材36の外周上
には、第1の凹溝38よりも大きい断面積をもって、周
方向に略半周の長さで延びる第2の凹溝44が、第1の
凹溝38とは独立して形成されており、一体加硫成形品
に対する組立状態で、第2の凹溝44の両端部が、底壁
部を貫通して設けられた通孔46,48を通じて、第1
のポケット部20及び第2のポケット部24に開口せし
められている。
【0018】さらに、第1のポケット部20側に配置さ
れた第1のオリフィス半割体32は、周方向中央部分が
厚肉化されており、かかる厚肉部50においてては、第
1の凹溝38および第2の凹溝44が、第1のオリフィ
ス半割体32内を周方向に貫通して延びるトンネル構造
をもって形成されている。また、かかる第1のオリフィ
ス半割体32の厚肉部50の外周面には、平坦面をもっ
て取り付座52が形成されると共に、取付け座52の中
央部分には、取付け座52から半径方向内方に延び、ト
ンネル構造にされた第1の凹溝38に連通されたバルブ
組付け穴54が形成されている。
【0019】さらに、かかる第1のオリフィス半割体3
2の厚肉部には、板状の埋設部材22に施された注入孔
22a及び空気抜き孔22bに対向して第2の凹溝44
に通じる凹部45が軸方向端部に開口形成され、この凹
部45はさらに第1のポケット部20に通じる小孔49
が形成されている。
【0020】そして、このようなオリフィス部材が組み
付けられた一体加硫成形品にあっては、その外周面に、
外筒12が嵌挿され、縮径加工されることによって、金
属スリーブ16の外周面に対して外筒12を圧接せしめ
て実質的に外筒12と弾性部材14が固着されている。
【0021】なお、この外筒12の内周面に薄肉のシー
ルゴム層56が加硫接着して設けられており、このシー
ルゴム層56により金属スリーブ16と外筒12との圧
接面が液体密にシールされ、第1のポケット部20及び
第2のポケット部24の開口が外筒12で液体密に覆わ
れると共に、オリフィス部材36に設けられた第1の凹
溝38及び第2の凹溝44の開口もそれぞれ液体密に覆
われる。
【0022】また、外筒12には、第1のオリフィス半
割体32に設けられた取付座52が位置せしめられる部
位において、開口窓66が形成されており、この開口窓
66を通じて取付座52が外部に露出されている。そし
て、この取付座52に対してバルブ組立体68が固定さ
れている。
【0023】かかるバルブ組立体68は外側に筒状の本
体74を有し、本体74は内側にロータリーバルブ84
を収容するバルブ装着穴76が施された挿入部80と取
付座52に取付けるための厚肉な取付け部78とを備
え、挿入部80の周壁には軸直角に連通する連通孔8
2,82が施されている。また、本体74の取付け部7
8の端面に駆動モータ100が取付けられ、その出力軸
102がロータリーバルブ84の基軸90に連結されて
ロータリーバルブ84が挿入部80内で回転駆動できる
ようになっている。
【0024】そして、本発明の液体封入マウント装置
は、バルブ組立体68が取付け部78に設けられた取付
け穴にボルト106を挿通せしめて取付け座52に固着
され、しかる後、一方の板状の埋設部材22に施された
注入孔25からアルキレングリコール等の液体を注入し
つつ、空気抜き孔27から内部の空気を排出しつつ、第
1のポケット部20内、第2のポケット部24内等にか
かる液体が充填され、しかる後市販されているブライン
ドリベット70をこれら注入孔25及び空気抜き孔27
から凹部45に挿通せしめた後、これら注入孔25及び
空気抜き孔27を閉塞せしめて構成されている。
【0025】従って、かかる液体封入マウント装置に
は、内外筒10,12間への振動入力時に弾性部材14
の弾性変形に基づいて内圧変動が生じ、第1のポケット
部20に受圧室58が形成される一方、第2のポケット
部24に平衡室60が形成される。また、第1の凹溝3
8により、受圧室58と平衡室60とを互いに連通する
第1のオリフィス通路62が形成されると共に、第2の
凹溝44により、第1のオリフィス通路62よりも大き
な断面積/長さの比をもって、受圧室58と平衡室60
とを連通する第2のオリフィス通路64が第1のオリフ
ィス通路62とは独立して形成される。
【0026】そして、第2のオリフィス通路64を、ロ
ータリーバルブ84の回転操作によって、開閉制御する
ことが可能であり、第2ののオリフィス通路64を
「閉」とした状態では、第1のオリフィス通路62を通
じて受圧室58と平衡室60との間を流動せしめられる
流体の共振作用に基づいて、シェイク等の低周波振動に
対する防振効果を高めることができる一方、第2のオリ
フィス通路64を「開」とした状態では、第2のオリフ
ィス通路64を通じて受圧室58と平衡室60との間を
流動せしめられる流体の共振作用に基づいて、こもり音
等の高周波振動に対する防振効果を高めることができる
ように構成されている。
【0027】従って、本発明によれば、上述の如く、板
状の埋設部材22は、内外筒10,12間への振動入力
時に、防振効果に寄与しない弾性部材14の個所、即
ち、実質的に弾性変形が生じない外筒12の内周面寄り
に、内筒10と外筒12との径方向離間距離の大きな部
位の弾性部材14に、軸方向中央部に径方向外方に開口
するポケット部20を設けて軸方向端部に形成された軸
直角に延びる側壁部14aに埋設固着されているので、
板状の埋設部材22が内筒10と外筒12との径方向離
間距離の小さな部位の弾性部材14を十分弾性変形させ
ることができる。
【0028】そして、板状の埋設部材22は、これを弾
性部材14に埋設固着する前に予め一端面から他端面に
貫通する貫通孔22a,22bを施すことができ、しか
る後、加硫成形時に、側壁部14aと協同して貫通孔2
2a,22bと一緒に貫通して、液体を少なくともポケ
ット部20に注入するための注入孔25と、液体を注入
する際にポケット部20の空気を排出するための空気抜
き孔27とを形成でき、注入せしめた液体に切り粉が混
入するのを防止できる。
【0029】なお、本実施例ではバルブ組立体68を備
えているが、限定されるものではなくバルブ組立体68
を備えていない液体封入マウント装置にも適用可能であ
る。また、一方の板状の埋設部材22に、2個の貫通孔
22a,22bを設けて注入孔25と空気抜き孔27が
形成されているが、一方の埋設部材22及び他方の埋設
部材26にそれぞれ貫通孔を1個設け、一方に注入孔、
他方に空気抜き孔を形成しても差し支えない。
【0030】また、本実施例では板状の埋設部材は金属
スリーブの内周面に固着されているが近接していても差
し支えない。また金属スリーブが存在しなくても差し支
えない、内筒と該外筒との径方向離間距離の大きな部位
の該弾性部材に、軸方向中央部に径方向外方に開口する
ポケット部を設けて軸方向端部に形成された軸直角に延
びる側壁部を備え、外筒の内周面寄りに板状の埋設部材
が側壁部に埋設固着されてあれば足りる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、従来のように切り粉が
流体内に混入する虞のない、液体をブラインドリベット
を用いて封入した液体封入マウント装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の組み立て状態を示す縦断面
図。
【図2】図1のX,X線に沿った断面図。
【図3】図1のY,Y線に沿った断面図。
【図4】図1のオリフィス部材の断面図。
【図5】図4の下面図。
【符号の説明】
10:内筒 12:外筒 14:弾性部材 20:第1のポケット部 24:第2のポケット部 22,26:板状の埋設部材 25:注入孔 27:空気抜き孔 70:ブラインドリベット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材あるいは被支持部材の一方に取
    りつけられる内筒と、 支持部材あるいは被支持部材の他方に取りつけられる該
    内筒の外周に環状の空洞を隔てて偏心配置された外筒
    と、 該環状の空洞に配置され、該内筒の外周面と該外筒の内
    周面に固着され該内筒と該外筒とを連結せしめた弾性部
    材と、 該弾性部材が、該内筒と該外筒との径方向離間距離の大
    きな部位の該弾性部材に、軸方向中央部に径方向外方に
    開口するポケット部を設けて軸方向端部に形成された略
    軸直角に延びる側壁部を備え、該外筒の内周面寄りに該
    側壁部に該側壁部に沿って埋設固着された埋設部材と、 少なくとも該ポケット部に封入された液体とからなり、 該埋設部材が一端面から他端面に貫通する貫通孔を有
    し、該側壁部に該貫通孔と一緒に同軸的に貫通せしめ
    て、該液体を少なくとも該ポケット部に注入するための
    注入孔と、該液体を注入する際に該ポケット部の空気を
    排出するための空気抜き孔とを備え、 該注入孔及び該空気抜き孔がそれぞれブラインドリベッ
    トにより閉塞せしめられ、該液体が封入されていること
    を特徴とする液体封入マウント装置。
JP26165594A 1994-09-30 1994-09-30 液体封入マウント装置 Pending JPH08121527A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104458065A (zh) * 2014-11-19 2015-03-25 中国电子科技集团公司第四十八研究所 一种表压敏感芯体
WO2021039890A1 (ja) * 2019-08-27 2021-03-04 株式会社ブリヂストン 液封ブッシュ
WO2022080310A1 (ja) * 2020-10-12 2022-04-21 株式会社ブリヂストン 防振装置

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