JPH08121203A - ハイブリッド車両 - Google Patents

ハイブリッド車両

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JPH08121203A
JPH08121203A JP28583394A JP28583394A JPH08121203A JP H08121203 A JPH08121203 A JP H08121203A JP 28583394 A JP28583394 A JP 28583394A JP 28583394 A JP28583394 A JP 28583394A JP H08121203 A JPH08121203 A JP H08121203A
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン一時停止システムを用いて燃費を向
上させながら、即時発進を可能にすると共にクラッチ係
合時のショックを低減できるようにしたハイブリッド車
両を提供する。 【構成】 制御部40は、アクセル開度が0になると、
エンジン1を停止すると共にクラッチ7を開放する。ま
た、制御部40は、エンジン1が停止状態のときにアク
セル38が踏まれると、エンジン1を始動すると共にク
ラッチ7を係合するが、アクセル38が踏まれてからク
ラッチ7が係合するまでの期間は、要求トルクをモータ
10のみによって出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータとエンジンを駆
動源とするハイブリッド車両に係り、詳細には、エンジ
ンの駆動が必要ではないときにエンジンを停止させる機
能を有するハイブリッド車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開昭56−1321
02号公報に示されるように、燃料の供給の容易な従来
のエンジンと、エネルギーとしてクリーンなモータとに
よって駆動するハイブリッド車両が提案されている。こ
のハイブリッド車両では、アクセル開度、車速等の車両
駆動状態を検出してエンジンとモータとの使用分担をコ
ントロールしている。
【0003】一方、従来の自動車では車両が停止してい
る状態において、アイドリング状態でエンジンを駆動し
ている。しかし、実際には車両が走行していないにもか
かわらずエンジンを駆動しているため、排気ガスが出る
と共に、燃料の消費が増加するという問題があった。そ
こで、信号等で車両が停止している状態や走行中であっ
てもアクセルオフが一定時間継続した場合等に、エンジ
ンを一時的に停止させると共にクラッチを切るエンジン
一時停止システムが実用化されている。このエンジン一
時停止システムでは、エンジンの一時停止状態で、アク
セルが踏まれると再びエンジンを始動すると共にクラッ
チを係合して発進するようになっている。このエンジン
一時停止システムによれば、エンジンを走行に必要な時
だけ駆動し、それ以外は停止させることで、燃費を向上
させると共に、エンジン駆動時間の短縮によって排気ガ
ス量を減少させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のエンジ
ン一時停止システムでは、アクセルが踏まれてからエン
ジンが始動するまでにタイムラグがあり、右左折のよう
に車両の即時発進が必要な場合に、即時発進することが
できないという問題点があった。更に、エンジンの再始
動と共にクラッチを係合するときに、トルクの変動によ
るショックが発生するという問題点があった。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、エンジン一時停止システムを用いて
燃費を向上させながら、即時発進を行うことが可能なハ
イブリッド車両を提供することを第1の目的とする。ま
た本発明は、エンジンを再始動しクラッチ係合時のショ
ックを低減することが可能なハイブリッド車両を提供す
ることを第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、車両の駆動力を発生させるモータとエンジンとを備
え、少なくとも一方の駆動力によって走行するハイブリ
ッド車両において、エンジンから走行輪への駆動力の伝
達と切断を選択的に行うクラッチと、エンジンの駆動が
必要な状態か否かを判断する状態判断手段と、この状態
判断手段でエンジンが駆動不要な状態であると判断した
場合に、エンジンを停止させるエンジン停止手段と、こ
のエンジン停止手段によるエンジン停止状態で、状態判
断手段でエンジンの駆動が必要であると判断した場合
に、エンジンを再始動させるエンジン始動手段と、状態
判断手段でエンジンの駆動が必要であると判断してか
ら、エンジン始動手段によってエンジンが再始動される
までの間、必要なトルクをモータに出力させるモータ制
御手段、とをハイブリッド車両に具備させて前記第1の
目的を達成する。請求項2記載の発明では、請求項1記
載のハイブリッド車両において、前記モータ制御手段
は、前記エンジン再始動時における前記クラッチの係合
による、トルク変動を吸収するように前記モータ出力を
制御する、ことで前記第1および第2の目的を達成す
る。
【0007】
【作用】請求項1記載のハイブリッド車両では、状態判
断手段でエンジンが駆動不要な状態であると判断した場
合には、エンジン停止手段でエンジンを停止させる。こ
のエンジン停止状態で、状態判断手段でエンジンの駆動
が必要であると判断した場合には、エンジン始動手段で
エンジンを再始動させる。また、状態判断手段でエンジ
ンの駆動が必要であると判断してから、エンジン始動手
段によってエンジンが再始動されるまでの間は、モータ
制御手段によって、必要なトルクをモータに出力させ
る。これにより、即時発進が可能になる。また、請求項
2記載のハイブリッド車両では、モータ制御手段により
クラッチ係合時のトルク変動をモータ出力で吸収するこ
とで、ショックが低減される。
【0008】
【実施例】以下、本発明のハイブリッド車両における一
実施例を図1ないし図7を参照して詳細に説明する。図
1は本実施例に係るハイブリッド車両における駆動部分
の概略構成の断面を表したものである。この図1に示す
ように、本実施例のハイブリッド車両は、内燃エンジン
(以下、単にエンジンという。)1及び電気モータ(以
下、単にモータという。)10の伝達下流側に、アンダ
ードライブ機構(U/D)からなる2速自動変速装置9
を連結したものである。
【0009】ハイブリッド車両のボンネット部分には、
ガソリン又はディーゼル等のエンジン1が横向きに搭載
されており、更に、このエンジン1に連接して、コンバ
ータハウジング2が固定されており、更にトランスアク
スルケース3及びモータケース5が一体に固定されてい
る。そして、エンジン出力軸1aに整列して、トルクコ
ンバータ6、入力クラッチ7、2速自動変速装置9及び
モータ10が配置され、更にその下方にはディファレン
シャル装置11が配置され、これら各装置は互いに一体
に連結されたケース(ハウジング)2、3、5内に収納
されている。
【0010】流体伝動装置であるトルクコンバータ6
は、コンバータハウジング2内に配置され、ポンプイン
ペラ12、タービンランナ13及びステータ15そして
ロックアップクラッチ16を有している。そして、ポン
プインペラ12はエンジン出力軸1aに連結しており、
タービンランナ13及びロックアップクラッチ16の出
力側は入力軸17に連結している。また、ステータ15
はワンウェイクラッチ19上に支持されており、ワンウ
ェイクラッチ19のインナレースはハウジング2に固定
されている。また、トルクコンバータ6と入力クラッチ
7の間部分には油圧ポンプ20が配設されており、この
油圧ポンプ20の駆動ギヤ部はポンプインペラ12に連
結されている。そして、入力クラッチ7は油圧湿式多板
クラッチからなり、その入力側が入力軸17に連結し、
またその出力側が自動変速装置9に向けて延びている中
間軸21に連結している。また、中間軸21にはスリー
ブ状の出力軸22が回転自在に被嵌しており、出力軸2
2の一端部には入力クラッチ7に隣接してカウンタドラ
イブギヤ23が固定されている。
【0011】2速自動変速装置9は、変速ギヤユニット
を構成するシングルプラネタリギヤユニット25を有す
るアンダードライブ機構部(U/D)を備え、そのリン
グギヤRが中間軸21に連結し、そのキャリヤCRが出
力軸22に連結している。更に、キャリヤCRとサンギ
ヤSとの間には係合手段を構成するダイレクトクラッチ
C2が介在しており、かつサンギヤSとケース3との間
には同じく係合手段を構成する低速用のブレーキB及び
ワンウエイクラッチFが介在している。
【0012】一方、モータ10は、ブラシレスDCモー
タ、誘導モータ、直流分巻モータ等によって構成するこ
とができ、モータケース5内に配置されている。モータ
10は偏平状のステータ26及び偏平状のロータ27を
有しており、ステータ26はモータケース5の内壁に固
定されかつコイル28が巻装されており、またロータ2
7は中間軸21と共にプラネタリギヤユニット25のリ
ングギヤRに連結している。従って、モータ10はその
中央部に軸方向に延びる大きな筒状の中空部Aを有して
おり、中空部A内に、アクスルケース3の一部に亙って
2速自動変速装置9が配置されている。
【0013】また、トランスアクスルケース3の下方に
はカウンタ軸29及びディファレンシャル装置11が配
置されており、カウンタ軸29にはドライブギヤ23に
歯合するカウンタドリブンギヤ30及びピニオン31が
固定されている。ディファレンシャル装置11はピニオ
ン31に歯合するリングギヤ32を有しており、ギヤ3
2からのトルクがそれぞれ負荷トルクに応じて左右の前
車輪33a,33bに伝達される。
【0014】ここで、図1に示した駆動部分の動作につ
いて説明する。入力クラッチ7が係合状態のときは、入
力軸17と中間軸21とが連結し、パラレルタイプのハ
イブリッド車両として機能する。エンジン出力軸1aの
回転は、トルクコンバータ6に伝達され、油流を介して
又はロックアップクラッチ16を介して入力軸17に伝
達され、更に入力クラッチ7を介して中間軸21に伝達
される。従って、エンジン1の出力特性が低回転速度で
は低トルクにあるにも係わらず、トルクコンバータ6が
自動的にかつ滑らかにトルクを増大し、発進、加速及び
登板等をスムーズにかつ確実に行うことができる。
【0015】中間軸21の回転は、スロットル開度及び
車速に基づき自動変速装置9にて2速に変速され、出力
軸22に伝達される。すなわち、1速状態にあっては、
ダイレクトクラッチC2が切られると共に、ワンウェイ
クラッチFが係止状態にある。この状態では、中間軸2
1の回転は、リングギヤRに伝達され、更に係止状態に
あるサンギヤSに基づき、ピニオンPを自転しつつキャ
リヤCRが減速回転し、減速回転(U/D)が出力軸2
2に伝達される。なお、エンジンブレーキ作動時(コー
スト時)にあっては、ブレーキBが係合し、サンギヤS
を停止する。
【0016】そして、2速状態にあっては、ダイレクト
クラッチC2を係合する。この状態にあっては、サンギ
ヤSとキャリヤCRとがクラッチC2により一体とな
り、ギヤユニット25が一体回転する。従って、中間軸
21の回転は、そのまま出力軸22に伝達される。そし
て、出力軸22の回転はカウンタドライブギヤ23から
ドリブンギヤ30に伝達され、更にディファレンシャル
ドライブピニオン32を介してディファレンシャル装置
11に伝達される。更に、ディファレンシャル装置11
は左右前輪33a,33bにそれぞれディファレンシャ
ル回転を伝達する。また、エンジン出力軸1aの回転
は、コンバータケースを介して油圧ポンプ20に伝達さ
れ、油圧ポンプ20で所定の油圧を発生する。
【0017】一方、入力クラッチ7が開放状態のとき
は、入力軸17と中間軸21とが切断され、モータ10
によって中間軸21が回転され、この中間軸21の回転
が、自動変速装置9にて変速され、出力軸22に伝達さ
れる。
【0018】図2は本実施例に係るハイブリッド車両の
回路部分の構成を示すブロック図である。本実施例のハ
イブリッド車両は、車両の動作全体を制御するための制
御部40を備えている。制御部40は、各種制御を行う
CPU(中央処理装置)51を備えており、このCPU
51にはデータバス等のバスライン52を介してROM
(リード・オンリ・メモリ)53、RAM(ランダム・
アクセス・メモリ)54、クロック55、出力I/F
(インターフェース)部56及び入力I/F部57がそ
れぞれ接続されている。ROM53には、入力I/F部
57から入力される各種信号に基づいてCPU51が走
行状態等を判断し、各部を適切に制御するための各種プ
ログラムやデータが格納されている。RAM54は、R
OM53に格納されたプログラムやデータに従ってCP
U51が処理を行うためのワーキングメモリであり、入
力I/F部57から入力される各種信号や出力I/F部
56から出力した制御信号を一時的に記憶する。クロッ
ク55は時間を計時するために用いられ、本実施例では
特にCPU51がクロック55を用いてタイマを構成す
る。
【0019】出力I/F部56には、クラッチ7の係合
と開放を制御するクラッチコントローラ41、ブレーキ
Bの係合と開放を制御するブレーキコントローラ44、
始動時にスタータを駆動すると共に、駆動時におけるス
ロットル・バルブの開度を調整するエンジンコントロー
ラ42、モータ10の出力を制御すると共に、バッテリ
への回生充電を制御するモータコントローラ43が、そ
れぞれ接続されている。一方、入力I/F部57には、
エンジン出力軸1aの回転数、すなわちクラッチ7の入
力側の回転数を検出する第1回転センサ45、中間軸2
1の回転数、すなわちクラッチ7の出力側の回転数を検
出する第2回転センサ46、出力軸22の回転数を検出
する車速センサ47、アクセル38の開度を検出するア
クセルセンサ48、ブレーキペダル39の踏み込み量を
検出するブレーキセンサ49が、それぞれ接続されてい
る。
【0020】次に、本実施例に係るハイブリッド車両の
動作について説明する。図3はハイブリッド車両の全体
の動作を制御するメインルーチンを示すフローチャート
である。この動作では、まず、CPU51が初期設定
(ステップ101)を行った後、各センサ45〜49の
出力を入力する(ステップ102)。CPU51は、次
に、アクセル開度が0(零)か否かを判断し(ステップ
103)、アクセル開度が0の場合(Y)、エンジン1
がオン状態か否かを判断する(ステップ104)。エン
ジン1がオン状態の場合(ステップ104;Y)、後述
するエンジン停止処理(ステップ105)を実行した
後、ブレーキ力に応じて回生を行い(ステップ10
6)、ステップ102へ戻る。一方、エンジン1がオン
状態ではない場合(ステップ104;N)、そのままス
テップ106へ進む。
【0021】ステップ103において、アクセル開度が
0ではない場合(N)、エンジン1がオン状態か否かを
判断する(ステップ107)。エンジン1がオン状態の
場合ステップ107;Y)、通常のエンジン1とモータ
10の配分でトルクを出力し(ステップ108)、ステ
ップ102へ戻る。なお、通常のエンジン1とモータ1
0の配分でトルクを出力する場合には、CPU51は、
アクセルセンサ48、ブレーキセンサ49及び車速セン
サ47から、それぞれアクセル開度、ブレーキ踏み込み
量及び車速を読み込み、これらの各値から、車速−トル
ク指令値マップをアクセスし、現在の車速に対するエン
ジン1とモータ10の各トルク指令値を決定し、エンジ
ンコントローラ42とモータコントローラ43に出力す
る。
【0022】ステップ107において、エンジン1がオ
ン状態ではない場合(N)、後述するエンジン始動処理
(ステップ109)を実行した後、要求トルクをモータ
10で出力するように、モータ10のトルク指令値を決
定しモータコントローラ43に出力し(ステップ11
0)、ステップ102へ戻る。
【0023】図4は、図3におけるエンジン停止処理
(ステップ105)の動作を示すフローチャートであ
る。このエンジン停止処理では、まず、CPU51がタ
イマをスタートさせ、(ステップ201)、クラッチコ
ントローラ41に対してクラッチオフの指令を出し、ク
ラッチ7を開放する(ステップ202)。次にCPU5
1は、タイマ値がクラッチ開放時間αを越えたか否かを
判断し(ステップ203)、越えていれば(Y)、エン
ジンコントローラ42にエンジンオフの指令を出し、エ
ンジン1を停止して(ステップ204)、メインルーチ
ンにリターンする。タイマ値がクラッチ開放時間αを越
えていなければ(ステップ203;N)、ステップ20
3に戻る。
【0024】図5は、図3におけるエンジン始動処理
(ステップ109)の動作を示すフローチャートであ
る。このエンジン始動処理では、まず、CPU51がエ
ンジンコントローラ42にスタータオンの指令を出して
エンジン1を始動する(ステップ301)。なお、CP
U51は、エンジン1がアクセル38と連動しないよう
にエンジンコントローラ42を制御する。次に、CPU
51は、第1回転センサ45の出力であるエンジン回転
数が600rpmを越えているか否かを判断し(ステッ
プ302)、越えていない場合(N)には、そのままメ
インルーチンにリターンする。越えている場合(Y)に
は、同期コントロールを行う(ステップ303)。この
同期コントロールは、クラッチ7の係合時のショックを
取るために、第1回転センサ45と第2回転センサ46
の各出力を比較して、クラッチ7の入出力の回転数差を
一定値以下に制御するものである。
【0025】CPU51は、次に、同期が取れたか否か
を判断し(ステップ304)、同期が取れていなければ
(N)、同期コントロール(ステップ303)を繰り返
す。一方、同期が取れていれば(ステップ304;
Y)、クラッチコントローラ41にクラッチオンの指令
を出し、クラッチ7を係合させる(ステップ305)。
続いてCPU51は、タイマをスタートさせ(ステップ
306)、タイマ値がクラッチ係合時間βを越えたか否
かを判断する(ステップ307)。タイマ値がクラッチ
係合時間βを越えていなければ(ステップ307;
N)、ステップ307へ戻り、タイマ値がクラッチ係合
時間βを越えていれば(Y)、メインルーチンにリター
ンする。
【0026】図6は、本実施例のハイブリッド車両にお
いて、エンジン1を停止し、再始動する場合におけるア
クセル開度(図6(a))、クラッチ7の状態(図6
(b))、エンジン回転数(図6(c))及びモータト
ルク(図6(d))の関係を示すタイミングチャートで
ある。この図に示すように、アクセル開度が0になる
と、モータトルクが0になると共にエンジン回転数がア
イドル回転数になる。そして、図4に示したエンジン停
止処理によりクラッチ7が開放され、エンジン1が停止
する。エンジン1が停止している状態において、アクセ
ル38が踏まれると、図5に示したエンジン始動処理に
よりエンジン1が始動されるが、エンジン回転数はアイ
ドル回転数になる。アクセル38が踏まれてからクラッ
チ7が係合するまでの期間61は、モータ10のみで要
求トルクを出力する。エンジン始動処理によりクラッチ
7が係合されると、エンジン回転数を上昇させ、エンジ
ンの出力を増加させながらモータの出力割合を下げ、そ
の後の期間62では、通常のエンジン1とモータ10の
配分でトルクが出力される。
【0026】図7は、本実施例のハイブリッド車両にお
けるアクセル開度64と車速65との関係の一例を表し
たものである。この図7において、符号Nはエンジン停
止状態、Dはエンジン駆動状態を表している。この図に
おいて符号71で示した部分は、エンジン停止状態でア
クセル38が踏まれたときを示している。このとき、本
実施例のハイブリッド車両では、モータ10で要求トル
クを出力する。そのため、アクセル38が踏まれてから
発進あるいは加速するまでのタイムラグがない。また、
クラッチ7が係合するまでモータ10で要求トルクを出
力するため、クラッチ係合時のショックがほとんどな
い。符号72で示した部分は、ブレーキが踏まれている
期間を示している。この期間では、ブレーキが踏み始め
られることによってバッテリへの回生充電が行われる。
【0027】このように本実施例のハイブリッド車両に
よれば、エンジン一時停止システムを用いて燃費を向上
させながら、即時発進が可能となると共にクラッチ係合
時のショックを低減することができる。
【0028】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
例えば、エンジンから走行輪への駆動力の伝達と切断を
選択的に行うクラッチは、ワンウェイクラッチでもよ
い。また、クラッチ係合によりエンジン1を始動するよ
うにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載のハイブリッド車両によれ
ば、状態判断手段でエンジンの駆動が必要であると判断
してから、エンジン始動手段によってエンジンが再始動
されるまでの間は、モータ制御手段の制御により、必要
なトルクがモータから出力されるので、エンジン一時停
止システムを用いて燃費を向上させながら、即時発進が
可能になる。請求項2記載のハイブリッド車両によれ
ば、モータ制御手段によって、クラッチ係合時のトルク
変動をモータ出力で吸収するので、クラッチ係合時のシ
ョックが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るハイブリッド車
両の駆動部分の概略構成を示す説明図である。
【図2】同上、ハイブリッド車両の回路部分の構成を示
すブロック図である。
【図3】同上、ハイブリッド車両の全体の動作を制御す
るメインルーチンを示すフローチャートである。
【図4】同上、図3におけるエンジン停止処理の動作を
示すフローチャートである。
【図5】同上、図3におけるエンジン始動処理の動作を
示すフローチャートである。
【図6】同上、ハイブリッド車両においてエンジンを停
止し再始動する場合におけるアクセル開度、クラッチの
状態、エンジン回転数及びモータトルクの関係を示すタ
イミングチャートである。
【図7】同上、ハイブリッド車両におけるアクセル開度
と車速との関係の一例を表す説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン 7 クラッチ 10 モータ 40 制御部 41 クラッチコントローラ 42 エンジンコントローラ 43 モータコントローラ 45 第1回転センサ 46 第2回転センサ 47 車速センサ 48 アクセルセンサ 49 ブレーキセンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の駆動力を発生させるモータとエン
    ジンとを備え、少なくとも一方の駆動力によって走行す
    るハイブリッド車両において、 前記エンジンから走行輪への駆動力の伝達と切断を選択
    的に行うクラッチと、 エンジンの駆動が必要な状態か否かを判断する状態判断
    手段と、 この状態判断手段でエンジンが駆動不要な状態であると
    判断した場合に、エンジンを停止させるエンジン停止手
    段と、 このエンジン停止手段によるエンジン停止状態で、前記
    状態判断手段でエンジンの駆動が必要であると判断した
    場合に、エンジンを再始動させるエンジン始動手段と、 前記状態判断手段でエンジンの駆動が必要であると判断
    してから、前記エンジン始動手段によってエンジンが再
    始動されるまでの間、必要なトルクを前記モータに出力
    させるモータ制御手段とを具備することを特徴とするハ
    イブリッド車両。
  2. 【請求項2】 前記モータ制御手段は、前記エンジン再
    始動時における前記クラッチの係合による、トルク変動
    を吸収するように前記モータ出力を制御することを特徴
    とする請求項2記載のハイブリッド車両。
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