JPH081209Y2 - 運搬装置及び位置可変担持体 - Google Patents

運搬装置及び位置可変担持体

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JPH081209Y2
JPH081209Y2 JP1994000597U JP59794U JPH081209Y2 JP H081209 Y2 JPH081209 Y2 JP H081209Y2 JP 1994000597 U JP1994000597 U JP 1994000597U JP 59794 U JP59794 U JP 59794U JP H081209 Y2 JPH081209 Y2 JP H081209Y2
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hanger
carrier
gripping
pin
gripping element
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ロバート・エム・ヴァイダ
ハロルド・エル・オスサス
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ガーバー・ガーメント・テクノロジー・インコーポレーテッド
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    • B65G17/30Details; Auxiliary devices
    • B65G17/32Individual load-carriers
    • B65G17/323Grippers, e.g. suction or magnetic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
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    • B65G19/02Conveyors comprising an impeller or a series of impellers carried by an endless traction element and arranged to move articles or materials over a supporting surface or underlying material, e.g. endless scraper conveyors for articles, e.g. for containers
    • B65G19/025Conveyors comprising an impeller or a series of impellers carried by an endless traction element and arranged to move articles or materials over a supporting surface or underlying material, e.g. endless scraper conveyors for articles, e.g. for containers for suspended articles
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、織物衣料片のような柔
軟な材料の1又はそれ以上の断片を個々の断片として又
はそのような断片のグループ又は積重ね体として保持及
び解放するハンガ(hanger)であって、そのような断片
をコンベヤを用いる衣料製造プラント等における作業ス
テーションから作業ステーションへ移動するためにコン
ベヤのトロリ(trolley;高架移動滑車)に取り付けるハ
ンガに関する。そしてより詳細には1つの作業ステーシ
ョンから次の作業ステーションへ衣料片に作業が遂行さ
れたとき衣料片を素早く取り付け又は取り外す1以上の
高速作動グリッパ(grippers;把持具)を用いる上記ハ
ンガの改良された構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】米国特許第
4,760,921号に開示される環境におけるような衣
料製造プラントの軌道に沿うコンベヤトロリにより、衣
料片が移動されるとき、それぞれの作業ステーションの
作業員は衣料片に特定の作業を遂行するように指定され
る。上記米国特許に開示されるハンガは、軸線方向に摺
動可能なばね偏倚の円形くさび機素を用いる。そのくさ
び機素はハンガにより支持されるハンガ胴体上の固定支
持面と回転可能に協働し柔軟な材料をハンガに取り外し
可能に固着する。この装置において柔軟な材料のユニッ
トをハンガから取り外し又は取り付けるために、作業員
は通常この作業を遂行するために両手を用いねばならな
い。即ち作業員は通常ハンガ及びトロリ組立体をしっか
り保持するために片手を用いねばならず、そしてくさび
機素をつかみ引き続き偏倚ばねに抗して押し戻し又はハ
ンガ胴体の固定面に協働する円形くさび機素の回転係合
に抗して衣料片を横方向へ引くために他方の手を用いね
ばならない。この手作業は、非能率的であり、柔軟な材
料のユニットがハンガに装填され又はハンガから降ろさ
れるとき、作業員により費用のかかる時間遅れが導入さ
れる可能性がある。
【0003】そのような作業環境において、1つの作業
ステーションから次の作業ステーションへ移送される厚
さが極めて薄く滑らかな表面を有するしゅす又は絹のよ
うな衣料材料をハンガに取り付けることが、必要であ
る。しかしながら上述の米国特許において開示される円
形くさび機素とハンガ胴体の固定面の間の協働は、絹、
ポリエステル又はしゅすのような滑らかな生地を有する
繊維から作られるそのような薄いシート材料をしっかり
保持するためには時々不充分であることが見いだされ
た。
【0004】本考案の一般的な目的は、少なくとも1個
のグリッパを有するコンベヤハンガであって、片手の操
作により加工材料ユニットを所定位置に取り外し可能に
保持するように作動されることができると共に、グリッ
パを片手で作動し効率的運動により加工材料ユニットを
素早くハンガに装填し及びハンガから降ろすことができ
るコンベヤハンガを提供することである。
【0005】本考案の他の目的は、滑らかな生地を有す
る加工材料ユニットを把持する強化された把持能力を有
する把持機素(gripping element)を有する改良された
グリッパを提供することである。
【0006】本考案の別の目的は、コンベヤ装置に容易
に用いることができるハンガ構造であって、複数の把持
組立体を有し、把持組立体の各々がハンガ上で容易に再
配置されることが可能であり、それにより作業ステーシ
ョンに位置する作業員に最初その作業ステーションから
離れて配置された材料にアクセスする手段を提供するハ
ンガ構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、作業ステーシ
ョンから作業ステーションへ柔軟な材料の断片を輸送す
るコンベヤ装置において用いられるハンガに存し、柔軟
な材料をハンガに素早く装填し又は取り外す迅速解放手
段を備える胴体を有するハンガを含む。胴体は、ほぼ外
方へ延びるフランジを有する。長手方向の軸線並びに第
1端及び第2端を有するほぼ直線のピンが、第1端にお
いて胴体に固着され、第1端から第2端へ該胴体から離
れるように延びる。把持機素が、該ピン上に装着され、
長手方向軸線の回りにピンに対して運動可能に配置さ
れ、把持機素がほぼ外方向へ延びるフランジを有する。
把持機素は、更に外方把持面を有し、胴体上のほぼ平坦
な固定把持面と協働し、把持機素の把持面と胴体の固定
把持面との間に柔軟な材料を把持する。偏倚手段が、該
ピンの長手方向軸線に沿って把持機素を固定把持面に向
けて押圧し、把持機素の把持面を胴体の固定把持面へ係
合させる。胴体のフランジ及び把持機素のフランジが、
同時に作業員の手の親指とその他の指に係合され操作さ
れることが可能であり、把持機素が偏倚手段の力に抗し
て移動され得る。
【0008】ハンガはまた複数の把持組立体と結合され
る。複数の把持組立体は少なくとも2個の把持組立体を
相互に離間した関係で装着する担持体を有する担持具に
より支持される。担持具及び担持体は、担持体を回転可
能に支持する担持シャフトにより相互に連結される。担
持シャフトは偏倚手段を備え、偏倚手段は担持体に向か
って力を加え、複数の把持組立体の各々が相互に所定の
離間された関係において選択的に位置決めされる。
【0009】
【実施例】第1図に示されるように、加工材料ユニット
14を保持するための単一のグリッパ12を有するハン
ガ10が軌道18上に乗るトロリ16に連結される。こ
れらは、加工材料ユニット14を衣料製造プラント等に
おける1つの作業ステーションから次の作業ステーショ
ンへ移送するためのコンベヤシステムの一部を構成す
る。典型的には、トロリ16及び軌道18は、周知の種
々の形態を取り、軌道18は通常移動チェーン又はその
他の動力要素と協働しトロリ16及びそれに類似のもの
を軌道18に沿って移動させる。また典型的には軌道1
8は、トロリ16を軌道18に沿って作業ステーション
へ向けるスイッチと協働する。作業ステーションにおい
ては、作業員が、軌道18に沿って移動されるそれぞれ
の連続するトロリ16により運ばれる連続する加工材料
のユニットに加工作業を素早く遂行する。トロリ16及
び加工材料14を保持しトロリ16と協働するハンガ1
0が指定された作業ステーションへ到着するとき、トロ
リ16は一般的に軌道の駆動機構から離脱され、その後
作業ステーションに対して不動である。従って作業員
が、新しい材料をハンガ10上に積載し又は材料をハン
ガ10から降ろし加工しその後加工材料をハンガ10上
へ再び積載する。事情により、加工材料ユニット14が
単一シート若しくは1個の加工片又は単一シート若しく
は加工片の積重ね体又グループであり得る。
【0010】第2図乃至第7図を参照すると、ハンガ1
0の構造が詳細に示される。ハンガ10はナイロンその
他のモールドされたプラスチックのような強固な材料で
作られた胴体20を含む。胴体20は垂直伸長部分24
及び垂直方向伸長部24の側面から横方向外方へ延びる
上方部分26を有する。
【0011】ハンガ10はロッド22を介してトロリ1
6に連結される。ロッド22は第1開口28内に受け入
れられる。第1開口28は好ましくは垂直伸長部分24
の長手方向伸長部を通じて形成される。第2開口34即
ちスロット34が第1開口28に連通しそして第1開口
28に対して横方向に配置される。ロッド22はその長
さに沿って離間された多数の横方向貫通孔30を含む。
止めクリップ32が第2開口34及び任意の横方向貫通
孔30から容易に取り外されまたそれらの中へ容易に挿
入され、選択された1個の貫通孔30が第2開口34に
整合され止めクリップ32が第5図に示されるように横
方向に挿入されるとき、胴体20をロッド22上へ調整
可能に取り付ける。ハンガ10の胴体20の上方部分2
6が直線ピン36を担持する。直線ピン36は断面円形
であり中央長手方向軸線60を有する。直線ピン36は
胴体20の上方部分26に固着された上端38を有す
る。上端38は上方部分26に形成された開口内に受け
入れられ、好ましくは上端38は接着剤等によりその開
口内に固定される。直線ピン36の上端38反対の下方
自由端40は拡大フランジ42を有する。拡大フランジ
42は直線ピン36の周囲にモールドにより又はスナッ
プリング若しくは外方へ形成配置されたフランジ区域を
具備することにより形成される。
【0012】把持機素44が直線ピン36に担持され、
ばね74の押圧作用に抗するように協働し、把持機素4
4の垂直方向一部分を胴体20に形成される固定把持面
58に衝合して保持する。把持機素44は上方ステム部
分46を有する。上方ステム部分46は直線ピン36の
外面を摺動関係にそして必要に応じて回転可能な関係に
おいて受け入れる寸法の中央開口48を有する。上方ス
テム部分46に対向する把持機素44の端部に第2開口
50が形成される。第2開口50は、中央開口48より
大きな直径を有し、中央開口48に連通し把持機素44
を長さ方向に貫通する通路を提供する。中央開口48と
第2開口50の間に半径方向肩部52があり直線ピン3
6のフランジ42と係合可能である。フランジ42は第
2開口50のより大きな直径内に収容される。把持機素
44の通常の作動において、半径方向肩部52は加工材
料14の厚さによりフランジ42から離間され、加工材
料14の厚さが直線ピン36の回りに同心に配置される
ばね74の偏倚力に抗して把持機素44を上方へ押すこ
とが理解されるべきである。
【0013】把持機素44は、全体的に外向きの円錐把
持面54を備える下方部分を有し、そして環状の把持リ
ング55を有する。把持リング55は好ましくは把持機
素44の下方部分の上限の回りの周方向に延びる。第7
図において最も良くみられるように、把持機素44の下
方部分は、見掛けの頂点56を有しそして円錐角Aを有
する截頭円錐である。円錐角Aは、それぞれ中央の軸線
60の回りに同心に配置される多数の円形のさかとげを
付けた形状のリブ66の外方に延びる縁及び把持リング
55の外面により画成される。円錐角Aは変化されるこ
とができ、好ましくは15度乃至45度内に形成され
る。第7図に示される事例においては、円錐角は30度
である。
【0014】把持リング55及び円形リブ66により画
成される円錐把握面即ち外方把持面54が、ハンガ10
の垂直伸長部分24の下端に形成される固定把持面58
と協働する。固定把持面58は、形状が全体に平坦であ
り、円錐把持面の外方向限界により画成される角度Aに
平行に胴体20上に配置される。平坦な固定把持面58
と円錐把持面54の間の接触は、第6図に示される平面
62により画成される円錐把持面54の垂直方向区域に
沿って生じる。平面62は、把持リング55、円形リブ
66及び固定把持面58の間の接触点に一致する。第2
図に示されるように、参照された平面62は、図面の紙
面に平行であり直線ピン36の長手方向軸線60に一致
する。従って固定把持面58は、参照された平面62に
垂直の平面内に位置され、長手方向軸線60に対して角
B(第2図)だけ傾斜される。角Bは、円形くさび形状
の把持機素44の形状を全体的に画成する角A(第7
図)に等しい。このように把持機素44の把持面54
は、固定把持面58に平行に運動され、直線に沿って加
工材料ユニット14に係合し、円錐把持面54と固定把
持面58の間に挿入される加工材料ユニットの厚さに拘
わらず、分散された把持力又はクランプ力を加工材料ユ
ニットに及ぼす。
【0015】図に示される実施例において、把持機素4
4は、リブ66及びリング55を用い、加工材料ユニッ
ト14への円形くさび形状の把持機素44の把持作用を
強める。第7図に示されるように、各リブ66は、第1
端68と第2端とを有する。第2端は長手方向軸線60
に垂直の平面内に位置される端面70を有する。第1端
68は中間リブ部分71により端面70に連結される。
中間リブ部分71は、頂点56から離間し端面70に結
合して歯又はさかとげ状の形状を形成する。更に各リブ
66において端面70の外径は、対応する第1端68に
より画成される環より大きく、また次に頂点56から離
間する隣接するリブ66の第1端68により画成される
環より大きな直径である。
【0016】各中間リブ部分71は、円錐角Aよりかな
り大きな角Cを有して配置される。第7図の事例におい
ては、角Cは60度であり、円錐角Aは30度である。
角方向の間のこの差異は、効果的な把持作用が円形くさ
び形状の把持機素44と固定把持面58の間に生じるこ
とを可能にする。更に隣接するリブ66間の間隔を表す
距離Dは約4.76mm(3/16 of an inch)に等しい。
この距離は、先行技術の米国特許出願第056,459
号に開示される円形くさび把持機素において用いられた
リブ間隔を越え増大する。増大する間隔が加工材料のよ
り多くの量を各リブ66間に集められることを可能にす
る故に、本考案におけるリブ66間の増大する間隔が、
より大きな把持能力を創造することが発見された。
【0017】円形リブの代わりに環状溝57が把持機素
44の外面の回りに形成され、環状把持リング55をそ
こへ受け入れる。環状把持リング55は、例えばホワイ
トブナ(White Buna;合成ゴムの1種)のような低硬度
ポリマーから形成される一般的にOリングである。環状
溝57の表面は、持把リング55の非引張り状態におけ
る把持リング55の内径より僅かに大きな直径を画成す
る内向き限界を有する。把持リング55は、環状に配置
され把持機素44の上方部分から突出して横方向に延び
るリップ59と最上部のリブ60’の端面70’の間の
溝57内に捕らえられる。上方リップ59と端面70’
の中間に延びる把持機素44の外面は、垂直断面におい
て湾曲された形状を有する。垂直断面において湾曲され
た形状は把持リング55の対応して湾曲された内面を受
け入れる。溝57の内径は約3.8cm(1.5inches)で
ある。弾性材料から作られる把持リング55は、把持機
素44上に伸長されそして緊張して保持されるとき及び
環状溝に係合されるとき、環状リング55を形成する材
料の固有の弾性記憶により溝57内に保持されるよう
に、弾性的に緊張される。環状把持リング55は、傷の
ない弾性材料から作られて大きな摩擦力を提供し、把持
機素44と固定支持面58の間にしゅす、絹等の細い繊
細な材料を、リング跡により汚すことなく保持する。
【0018】本考案によると、把持機素44の上方ステ
ム部分46は、中央の長手方向軸線60に垂直に横方向
にのびるフランジ49を含む。フランジ49は、上面図
において全体的に円形であり底面51及び底面51に対
向する上面53を有する。底面51及び上面53は、約
3.2mm(1/8 of an inch)のフランジ厚さにより離
間される。また開口48がフランジ49を貫通して形成
され、把持機素44の上端から下端への貫通路が具備さ
れる。フランジ49は好ましくは円形くさび形状の把持
機素44の上方ステム部分46と一体にモールドされる
が、接着剤等の適当な結合手段により上方ステム部分4
6の端面に取り付けられる別個に形成される要素であっ
ても良い。
【0019】胴体20の上方部分26は、胴体20の上
方部分26の下方限界から横方向外方へ延びるフランジ
27を担持する。フランジ27は、約4.8mm(3/16 of
aninch)のフランジ厚さにより分離される底面29及
び上面31を有する。フランジ27は、好ましくは上面
図において円形であり、更に好ましくはハンガの胴体2
0の上方部分26と一体に形成される。しかしながらフ
ランジ27は2個の半円形の別個の部材から形成されて
も良い。2個の半円形の別個の部材の各々は、接着剤等
の適当な手段により上方部分に取り付けられる。フラン
ジ27は、胴体20を形成する材料に類似のナイロン又
はその他のモールドされたプラスチックのような強固な
材料から形成される。またフランジ27は、上方部分2
6に形成される開口に同心に整合し一致される開口を有
し、その開口に直線ピン36の上方部分を受け入れ接着
して固定する。
【0020】図面から理解されるように、ばね74は、
把持機素44のフランジ49の上面53と胴体20のフ
ランジ27の底面29間の螺旋圧縮ばねである。第2図
は、把持機素44をその最下位状態において示す。把持
機素44の最下位状態において、把持機素44の円錐把
持面54が固定把持面58に係合する。そして円錐把持
面54及び固定把持面58の両者は、円錐把持面54及
び固定把持面58のそれぞれに向かう方向に作用するば
ね74を介して働く力により相互に係合して保持され
る。この最下位の位置からグリッパ12が、直線ピン3
6上を手動でばね74の弾性力に抗して上昇され、加工
材料ユニット14(第1図)が、把持機素44と固定把
持面58の間へ挿入され、又は把持機素44と固定把持
面58の間から取り外されることを可能にする。
【0021】第3図に示されるように、把持機素44の
操作は、この事例においては、胴体20のフランジ27
及び把持機素44のフランジ49を用いて把持機素44
をばね74の偏倚力に抗して直線ピン36に沿って上方
へ移動する作業員により遂行される。把持機素44がそ
の最下位の位置に配置されるとき、フランジ27の上面
31は、第3図においてHとして表示される測定値に示
されるように、約5.1cm(2 inches)の距離だけフ
ランジ49の底面51から離間される。作業員は、把持
機素44をその最下位の位置から上方へ作動させて移動
し、把持機素44と固定把持面58の間へ加工材料ユニ
ットを挿入することを可能にするために、片方の手を用
いる。通常、作業員はその中指又は人差し指Fを胴体2
0のフランジ27の上面31上に置き、同時に親指を把
持機素44のフランジ49の底面51上に置く。距離H
が充分小さく、手の大きさが最小の作業員の手が把持機
素44のフランジ49及び胴体20のフランジ27を片
手により把握することが可能であることに留意される。
作業員は、次にハンガ10全体を指Fによりしっかり保
持しながらその親指Tを上方に動かし、ばね74の偏倚
力に抗して把持機素44のフランジ49を上方へ胴体2
0のフランジ27の方へ押圧する。
【0022】本考案は、作業員がフランジ27及び49
を係合する前に、第3図に示されるように作業員の第4
指又は第5指に加工材料ユニット14の一部分を集める
ことを可能にし、加工材料ユニット14が把持機素44
の把持作用によりまだハンガ10に取り付けられている
間に加工材料ユニット14が保持されることを可能にす
る。このように作業員は、ハンガ10をしっかり保持す
る間に同時に加工材料ユニット14が保持されるように
し、そして引き続き片手を用いて行う連続する小さな増
加する調整された運動により加工材料ユニット14を把
持機素44の把持から解放するようにする。この運動効
率は、作業員の時間及びエネルギを大量に節約し、作業
員が他の場合において過剰の運動をなすために使用され
る時間の間に、作業員の生産を増加することを可能にす
る。
【0023】同様に加工材料ユニット14をハンガ10
に装填することにおいて、作業員は、把持機素44を移
動し加工材料ユニット14がグリッパ12と固定把持面
54の間に配置されるようにするために、単に片手を使
用することが必要である。作業員の残りの手は、同時に
加工材料ユニット14を用意されたハンガ10上に装填
するのに自由である。直線ピン36の下端40が、把持
機素44の境界内に位置され、通常は把持機素44の下
端の下方へ突出しないことに注意されるべきである。そ
れ故直線ピン36の下端40は、加工材料ユニット14
のハンガ10への挿入及び取り外しを全く妨げない。
【0024】フランジ49を含む把持機素44は、好ま
しくはウレタン又はポリウレタンのようなモールドされ
たプラスチックから作られる。更にくさび部分の表面が
固体のモールドされた部分として作られる場合モールド
の後モールドされたプラスチックが冷却し固体になると
きの収縮により生じ得るくさび部分の表面におけるくぼ
み又はその他の歪みを避けるために、把持機素44が全
体を通じて実質的に薄壁構造であるように設計されるこ
とが好ましい。それ故第6図及び第7図において最も良
く見られるように、把持機素44は4個の中空ポケット
64を有するように設計される。4個の中空ポケット6
4は、把持機素44に図示されそして所望される薄壁の
性質を与え、モールド工程の間に生じ得る望ましくない
歪みを回避する。
【0025】本考案の1つの特徴は、1つの手段であっ
てそれにより作業員がハンガそれ自体又はハンガに挿入
された加工材料ユニットを識別することができる手段を
提供することである。その代わりには一時的により大き
な布ラベルがハンガにより運ばれる加工材料ユニットか
ら作られる最終製品に縫い付け又は他の方法により取り
付けられることが所望されるかもしれない。この目的の
ために、ハンガ10は、ばねクリップ76を含む。ばね
クリップ76は、密度の大きいばねワイヤで作られ、ハ
ンガ10の胴体20の垂直伸長部分24の背面79の一
部分に重なる舌部78を有する。それ故第1図において
82で示されるような付け札又はラベルが、ばねクリッ
プ76の舌部78と胴体20の背面79の間に固着され
ることにより、ハンガ10に解放可能に保持される。
【0026】本考案の別の特徴によると、第1図乃至第
7図に示される把持手段は、1個より多いグリッパを用
いる他のハンガの設計と共に用いられ得る。第8図を参
照すると、ハンガ88が、ハンガ88を第1図に示され
るトロリ16に類似のトロリに連結する担持部分90を
用いる。担持部分90はその下端にそこから横方向に延
びる支持部分92を有する。支持部分92は、その全長
を通して円形開口94を形成される。円形開口94は担
持部分90に平行に延びる。円形開口94に連通する横
溝96又は横開口96が止めピン98又は止めクリップ
98を受け入れ得る。円形開口94が担持シャフト10
2を受け入れる。担持シャフト102はその上端に長手
方向に整合して直径方向に延びる開口100の列を有す
る。直径方向に延びる開口100の選択された1個が、
位置決めされ横溝96に整合され、その後止めピン98
又は止めクリップ98が整合した開口に横方向に挿入さ
れ、担持シャフト102を担持部分90に軸線方向及び
回転方向に固定する。
【0027】担持体104が、担持体104の全高を貫
通して延びる開口200を有する。開口200は軸線1
50の回りに同心に配置され担持シャフト102を受け
入れて支承する。開口200の直径は、担持シャフト1
02の外径より寸法において僅かに大きく、担持体10
4が担持シャフト102に対して回転することを可能に
する。開口200は、それぞれ担持体104の表面12
2及び126に一致する端部106及び108を有す
る。担持体104は、横方向に延びるピン116により
担持シャフト102上の1つの長手位置において軸線方
向に保持される。ピン116は、担持シャフト102に
固着され、約3.2mm(1/8 of an inch)に等しい横
断面直径を有する。
【0028】横方向に延びるピン116は、担持シャフ
ト102に対する担持体104の下向き移動を阻止する
だけでなく、また担持部分90に対し担持体104を選
択的に再配置し再固着する手段を提供する。第9図に示
されるように、2個の直径方向に対向するスロット12
4が、開口端部108から横方向及び外方へ延び、開口
200により担持体104における表面126からピン
116の横断方向直径にほぼ等しい深さまで連通する。
同様に2個の直径方向に対向するスロット120が、担
持体104の両端に形成され、ピン116の横断方向直
径にほぼ等しい表面122から担持体104内へ測定さ
れた深さを有する。横方向ピン130又は横方向クリッ
プ130が、担持シャフト102内の担持体104の上
向き表面に隣接するが離間される貫通孔内に受け入れら
れる。螺旋ばね132が、担持体104の上向きの表面
と横方向ピン130の間に間挿され、担持体104を下
向きに押圧し、それにより固着された横方向ピン116
をスロット124又は120内に閉じ込める。
【0029】作業ステーションが軌道18の両側に配置
される故に、担持シャフト102上の固着されたピン1
16がハンガ88の移動方向に垂直に方向付けられ、担
持体104が軌道18に対して垂直に方向付けられるこ
とが好ましい。第8図に示されるように、担持体104
は2個の把持組立体12’を支持する。把持組立体1
2’の各々は、担持体104上で約35.6cm(fourt
een inches)の距離だけ離間され、全体的に第1図乃至
第7図において図示され説明されたグリッパに似てい
る。一旦ハンガ88が1つの作業ステーションに到着す
ると、より近くに配置される把持組立体上の加工材料が
完了した後に、より遠方に配置される把持組立体を作業
員の方へ移動することが必要である。そうすることにお
いて、特定の作業ステーションの作業員は、担持体10
4をばね132の偏倚力に抗して押し又は引き、スロッ
ト124又は120を横方向固着ピン116から外れる
ように軸線方向に動かす。引き続いて作業員は、担持体
104を180度回転させ、把持組立体12’の各々を
作業ステーションに対して再配置する。一旦担持体10
4が充分に回転され、ピン116に隣接して配置される
スロットがピン116に整列すると、担持体104の重
量がばね132の偏倚力と結合して担持体104をピン
116上へ下降させるので、担持体104は自動的に所
定位置にロックされる。
【0030】本考案の特徴の1つは、担持体104の形
状にある。第8図に見られるように、担持体104は、
截頭ピラミッド形状にされる。2個の支持アーム110
及び112が截頭ピラミッドのベースから横方向へ延び
る。2個の支持アーム110及び112は、貫通孔13
6及び138を有する。貫通孔136及び138は、軸
線150に平行に延び、横断面において円形である。貫
通孔136及び138の各々は、円筒形外面を有するシ
ャフト22’を回転可能に受け入れる。またシャフト2
2’は、シャフト22’の各々を受け入れる貫通孔13
6及び138の各直径より寸法が僅かに小さい直径を有
する。各シャフト22’は、止めワッシャ140又は止
めクリップ140により一方の支持アーム上に保持され
る。止めワッシャ140又は止めクリップ140は、担
持体104からシャフト22’が抜け落ちることを阻止
する。シャフト22’の上向きの運動が、下方ロックワ
ッシャ144又は下方ロッククリップ144により防止
される。下方ロックワッシャ144又は下方ロッククリ
ップ144は、シャフト22’の一部分を支持アーム1
10及び112の各々の厚さ内に捕らえる。
【0031】担持体104は、第8図に実線により示さ
れるように、ハンガ88上に担持体104のベースをハ
ンガ88の底部上に置いて組み立てられて良く、また想
像線104’で示されるように、担持体104のベース
及び2個の支持アーム110及び112が上部に位置さ
れるように、反転されてハンガ88に組み立てられても
良い。両方の配置において、担持体104は、開口20
0を介して担持シャフト102上に支持され、シャフト
22’は同様に貫通孔136、138を介して支持アー
ム110及び112により支持される。担持体104が
反転された位置に配置されるとき、スロット120が、
ピン116に隣接して位置され、整合されるときピン1
16を同じく受け入れることが、理解されるべきであ
る。第8図の想像線の輪郭104’より示されるよう
に、支持アーム110及び112を担持体104から離
す距離は、担持体104が104’により示されるその
反転された位置に配置されるとき、距離HHにより変化
され得る。距離HHは、約6.4cm(2.5 inches)で
あり、それ故用いられる加工材料ユニットの大きさに依
存して、作業ステーションに対する把持組立体12’の
最大及び最小の上昇が、担持体104を2つの配置のい
ずれかに選択的に組み立てることにより遂行され、特定
の材料の長さを収容することができる。
【0032】前述のように、貫通孔136及び138
は、断面において円形であり、シャフト22’の対応す
る形状を受け入れる。第10図は、断面におけるシャフ
ト22’の円形、及びシャフト22’の湾曲表面を受け
入れる担持体104’の対応する弓形形状部分を示す。
止めクリップ32’及びスロット34’が、シャフト2
2’上に形成された複数の開口30’の選択された1個
に協働し、それにより、第1図乃至第7図を参照して前
に記述したように、把持組立体12’をシャフト22’
上に調整可能に固着する。第8図の実施例におけるシャ
フト22’の円形の輪郭が、把持組立体12’と担持体
104の間の相対回転を可能にし、各把持組立体12’
に取り付けられる加工材料ユニットが担持体104に対
して回転することを可能にされる。この特徴は、各把持
組立体12’により担持される加工材料ユニットが作業
ステーションに隣接して可変に位置決めされることを可
能にし、作業員のハンガ88により運搬される加工材料
へのアクセスを容易にする。
【0033】以上において改良された円形くさび把持機
素が、本考案の好ましい実施例において記述された。し
かしながら多数の変形及び置換が、本考案の精神から逸
脱することなくされ得ることが理解されるべきである。
例えば第10図に示されるシャフト22’は断面におい
て円形であるものとして開示されたが、第1図乃至第7
図に示される角型断面のロッド22が担持体104によ
り用いられることができ、ロッド22の対向する直角の
間の直径より僅かに大きな直径を有する貫通孔136及
び138内に受け入れられ得る。また図示された実施例
において担持体104が2個の把持組立体を有するもの
として示されたが、担持体104は、担持シャフト10
2の両側に対称的に配置されるそのような組立体の2個
の倍数と協働することができる。更に担持体104が、
第1図乃至第7図に開示される複数の形式のグリッパを
含む第8図の好ましい実施例において示されたが、担持
体104は、任意の数の他のグリッパを用いて実施され
ることができる故に、第8図に関連して開示されるグリ
ッパの形式に限定されないことが理解されるべきであ
る。従って本考案は限定のためではなく事例の方法によ
り記述された。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は本考案の実施例のハンガを用いるコン
ベヤ装置の一部分を示す透視図でありハンガから離間す
るコンベヤの部分が単に図解的に示される透視図。
【図2】第2図は第1図のハンガの正面図。
【図3】第3図は第2図において左方を見る第1図のハ
ンガの側面図でありハンガの所望の素早い解放機能を生
じるフランジ部分と作業員の手の運動の間の協働を示す
図。
【図4】第4図は第2図において右方を見る第1図のハ
ンガの部分的側面図であり第2図より僅かに大きな尺度
である側面図。
【図5】第5図は第2図の線5ー5に沿う部分的水平断
面図。
【図6】第6図は第2図の線6ー6に沿う部分的水平断
面図。
【図7】第7図は第1図のハンガのくさび把持機素の截
頭円錐形状を拡大された尺度において示す側面図。
【図8】第8図は互いに横方向に離間される複数の把持
組立体を用いる本考案のハンガの第2実施例の部分正面
図であり想像線によりハンガに反転して取り付けられる
担持体を示す図。
【図9】第9図は第8図において線9ー9に沿う開口の
一端の部分図。
【図10】第10図は第8図において線10ー10に沿
う部分水平断面図である。
【符号の説明】
10 ハンガ 12 グリ
ッパ 12’ 担持組立体 14 加工
材料ユニット 16 トロリ 18 軌道 20 胴体(ハンガ胴体) 22 ロッ
ド 22’ シャフト 24 垂直
伸長部分 26 上方部分 27 フラ
ンジ 28 第1開口 29 底面 30 横方向貫通孔 31 上面 32 止めクリップ 34 第2
開口 36 直線ピン 40 下端 42 拡大フランジ、 44 把持
機素 46 上方ステム部分 48 中央
開口 49 フランジ 50 第2
開口 51 底面 52 半径
方向肩部 53 上面 54 円錐
把持面(外方把持面) 55 把持リング 56 見掛
けの頂点 57 環状溝 58 固定
把持面 59 リップ 60’ 最
上部のリブ 60 長手方向軸線 62 平面 64 中空ポケット 66 円形
リブ 70 端面 71 中間
リブ部分 74 ばね(偏倚手段) 76 ばね
クリップ 78 舌部 79 背面 82 付け札 88 ハン
ガ 90 担持部分 92 支持
部分 94 円形開口 96 横溝 98 止めピン 100 開
口 102 担持シャフト 104、1
04’ 担持体 106、108 端部 110、1
12 支持アーム 116 ピン(突起) 120 ス
ロット 122、126 表面 124 スロット(位置決め手段) 130 横
方向ピン(ストップ) 132 螺旋ばね(偏倚手段) 136、1
38 貫通孔 140 止めクリップ 144 下
方ロッククリップ 150 軸線 200…開
口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−75720(JP,A) 実開 昭61−78110(JP,U)

Claims (17)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟な材料のユニットを作業ステーショ
    ンから作業ステーションへ運搬する装置において使用さ
    れるハンガにして、 該ハンガが、ハンガ胴体(20)、ほぼ直線のピン(3
    6)であって長手方向軸線並びに第1端及び第2端を有
    し該第1端においてハンガ胴体に固着され該第1端から
    第2端へ延びるピン、把持機素(44)であって少なく
    とも該ピンの長手方向軸線に沿って軸線方向に可動であ
    るように取り付けられ外方把持面(54)を有する把持
    機素、該ハンガ胴体に固着された把持面(58)であっ
    て該把持機素の外方把持面と協働し該把持機素とハンガ
    胴体の間に柔軟な材料のユニットを把持する把持面、及
    び該把持機素を該ピンの長手方向軸線に沿って下方へ該
    ハンガ胴体の把持面の方へ押圧する偏倚手段(74)、
    を含み、 該ハンガ胴体(20)が該ピン(36)の上端の付近に
    配置されるフランジ(27)を有し、該把持機素(4
    4)がほぼ外向きに延びるフランジ(49)を有し、該
    ハンガ胴体のフランジと該把持機素のフランジが、少な
    くとも部分的に該ピンの軸線のまわりに同心であり、作
    業員の手の親指と他の指に同時に係合され操作されるこ
    とが可能であり、把持機素が該ピン(36)の長手方向
    軸線に沿って該偏倚手段の力に抗して該ハンガ胴体の把
    持面から離間するように移動されることを特徴とするハ
    ンガ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のハンガにして、該把持
    機素(44)の外方把持面(54)が、該ピン(36)
    の長手方向軸線に同心に配置される複数の円形リブ(6
    6)、及び該ピン(36)の長手方向軸線に同心に配置
    される少なくとも1個の把持リング(55)を含むこと
    を特徴とするハンガ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のハンガにして、該偏倚
    手段が該ピン(36)の回りに同心に配置されるコイル
    ばね(74)であり、該コイルばねが第1端及び第2端
    を有し、該コイルばねの第1端が該ハンガ胴体のフラン
    ジの底面に係合し、該コイルばねの第2端が把持機素の
    フランジの上面に係合し、それにより把持機素をハンガ
    胴体の固定把持面(58)へ向けて押圧することを特徴
    とするハンガ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のハンガにして、該把持
    機素の外方把持面(54)が、ほぼ円錐形状であり、該
    ピン(36)の長手方向軸線に対し円錐角(B)を画成
    し、該ハンガ胴体の固定把持面(58)が、該ピン(3
    6)の長手方向軸線を含む参照平面に対し垂直であり、
    そして該ピン(36)の長手方向軸線に対して該円錐角
    (B)にほぼ等しい角度だけ傾斜されることを特徴とす
    るハンガ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のハンガにして、該把持
    機素の外方把持面(54)が見掛け上の頂点を有し、該
    把持機素の円錐形状の外方把持面の該円形リブ(66)
    及び該少なくとも1個の把持リング(55)が互いに隣
    接して配置され該ピン(36)の長手方向軸線に沿って
    該頂点から離れるように連続され、該円形リブの各々が
    第1端及び第2端を有し、該第2端が第2端面を有し、
    該第1端及び第2端の各々が該ピン(36)の長手方向
    軸線に垂直の平面内に配置され、各円形リブの第1端が
    該頂点に対して第2端よりもより近接して配置され第2
    端よりもより小さな直径を有し、各円形リブの第1端が
    頂点のより近くに位置される隣接する前のリブの第2端
    より小さな直径を有し、各リブの第1端及び第2端が中
    間リブ部分により連結され、各中間リブ部分が該ピンの
    長手方向軸線に対して該把持機素の外方把持面の円錐角
    より大きな角において配置されることを特徴とするハン
    ガ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のハンガにして、該複数
    のリブ(66)が該頂点(56)と該環状リング(5
    5)の間に配置され、該環状リング(55)が該把持機
    素の上方部分から突出する横方向に延びるリップと該頂
    点から最も遠くに配置されるリブの第2端面との間に位
    置される環状溝(57)内に配置されることを特徴とす
    るハンガ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のハンガにして、該環状
    リング(55)が低硬度の傷のない弾性材料で形成され
    ることを特徴とするハンガ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のハンガにして、該傷の
    ない弾性材料がホワイトブナであり、各リブの間の間隔
    及び該環状溝を画成する該リップと該第2端面の間の間
    隔が約4.8mmであることを特徴とするハンガ。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のハンガにして、該把持
    機素(44)が、プラスチック材料製であり、該把持機
    素に断面全体を通じて一般的に薄壁構造を与える中空ス
    ペースを含むことを特徴とするハンガ。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のハンガにして、ばね
    クリップ(76)が、該ハンガ胴体に取り付けられそし
    て舌部(78)を有し、該舌部とハンガ胴体の間に挿入
    される札又はラベルを弾性的に保持するためにハンガ胴
    体に向けて弾性的に押圧することを特徴とするハンガ。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載のハンガにして、該把
    持機素(44)が該ピン(36)に対して通常の摺動運
    動範囲を有し、円形くさび状の該把持機素の通常の摺動
    運動範囲内の運動を通じて該ピンの第2端が該把持機素
    の境界内に位置されることを特徴とするハンガ。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載のハンガにして、該ハ
    ンガ胴体(20)が該ピン(36)の第1端を受け入れ
    る開口を有する上方部分(26)を画成し、該ハンガ胴
    体が垂直方向軸線を有する垂直伸長部分(24)を画成
    し、該固定把持面(58)が、該垂直伸長部分の該垂直
    方向軸線に対して傾斜され、ハンガが通常の使用状態に
    あるとき幾分上方を向くことを特徴とするハンガ。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のハンガにして、該
    ピン(36)の長手方向軸線がハンガ胴体の垂直伸長部
    分(24)の垂直軸線にほぼ平行であることを特徴とす
    るハンガ。
  14. 【請求項14】 柔軟な材料のユニットを作業ステーシ
    ョンから作業ステーションへ運搬する装置において使用
    されるハンガにして、 該ハンガが、支持部分、該支持部分に固着され垂直方向
    に配置される担持シャフト、及び担持体を含み、該担持
    体が、該担持体に形成される開口であって第1端及び第
    2端を有し該担持シャフトを受け入れる開口、及び加工
    材料を運搬する把持手段部分を有し、 該担持シャフト(102)が該担持シャフトに固着され
    る少なくとも1個の横方向に延びる突起(116)を有
    し、該担持体(104)における該開口(200)が該
    担持シャフトを受け入れ、該開口の第1端及び第2端の
    1個が該横方向に延びる突起(116)に隣接して配置
    され、位置決め手段(124)が該担持体上に該開口
    (200)の第1端及び第2端の少なくとも1個に隣接
    して形成され、該位置決め手段が、該開口(200)の
    第1端及び第2端の1個が少なくとも1個の横方向に延
    びる突起に隣接して位置されるとき、該担持シャフト上
    の少なくとも1個の横方向に延びる突起とそれぞれ協働
    することが可能であり、偏倚手段(132)が該担持シ
    ャフト(102)上に形成され該担持体(104)を該
    少なくとも1個の横方向に延びる突起(116)に向か
    って押圧し、該把持手段(12’)の配置が、該偏倚手
    段の偏倚力に抗して該担持体を移動し該担持体を該担持
    シャフトに対して回転させることにより、別の選択され
    た方向へ変えられることを特徴とするハンガ。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のハンガにして、該
    偏倚手段が螺旋ばね(1322)であり、該螺旋ばねが
    該担持シャフトの回りに同心に配置されそして該担持体
    に接触する第1端及び該担持シャフトに固着されるスト
    ップ(130)に衝合する第2端を有し、該担持シャフ
    ト(102)が円筒形外形を有し、該担持体の開口(2
    00)が横断面において円形であり該担持シャフトの直
    径より僅かに大きな直径を有しそれにより該担持シャフ
    トの円筒形外面を受け入れそれらの間の相対的回転を可
    能にすることを特徴とするハンガ。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載のハンガにして、該
    位置決め手段(124)が該担持体の開口(200)の
    第1端及び第2端の両者に隣接して形成され、該担持体
    (104)が側面図において截頭ピラミッド形状にされ
    そして該截頭ピラミッド形状のベースから横方向外方へ
    延びる対向する部分(110、112)を有し、該担持
    体の対向する部分が該担持体の底部に配置されるか又は
    該担持体が反転され該担持体の対向する部分が該担持体
    の上部に配置され得るように該担持体が該担持シャフト
    上で変更可能に配置されることを特徴とするハンガ。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のハンガにして、該
    担持体の対向する部分が2個の反対方向へ延びるアーム
    (110、112)であり、各アームが該担持部分に平
    行に延び横断面において円形である貫通孔を含み、該把
    持手段が少なくとも2個の円筒形支持シャフト(2
    2')を含み、各支持シャフトがそれぞれ該少なくとも
    2個の把持手段のそれぞれを支持し、該反対方向へ延び
    るアームのそれぞれ1個における各円形貫通孔が該支持
    シャフトの各1個を該貫通孔に回転係合関係において受
    け入れることを特徴とするハンガ。
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