JPH0682022U - 運搬装置及び位置可変担持体 - Google Patents
運搬装置及び位置可変担持体Info
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- JPH0682022U JPH0682022U JP000597U JP59794U JPH0682022U JP H0682022 U JPH0682022 U JP H0682022U JP 000597 U JP000597 U JP 000597U JP 59794 U JP59794 U JP 59794U JP H0682022 U JPH0682022 U JP H0682022U
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- gripping element
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- B65G19/00—Conveyors comprising an impeller or a series of impellers carried by an endless traction element and arranged to move articles or materials over a supporting surface or underlying material, e.g. endless scraper conveyors
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 グリッパを片手で作動し加工材料を素早くハ
ンガに装填し取り外すことができるハンガ及び運搬装置
を提供する。 【構成】 ピン36は、第1端において胴体20に固着
され、第1端から第2端へ延びる。把持機素44が、ピ
ン36上に運動可能に配置される。把持機素44は、外
方向へ延びるフランジ49及び外方把持面54を有す
る。外方把持面54は、胴体20上のほぼ平坦な固定把
持面58と協働して両者の間に柔軟な材料を把持可能で
ある。ばね74が、ピン36の長手方向軸線に沿って把
持機素44を固定把持面58に向けて押圧し、把持機素
44の把持面54を固定把持面58へ係合させる。胴体
20のフランジ27及び把持機素44のフランジ49
が、同時に作業員の手の親指とその他の指に係合され操
作されることが可能であり、把持機素44が偏倚手段の
力に抗して移動され得る。ハンガ10は、担持具により
支持される複数の把持組立体と結合される。
ンガに装填し取り外すことができるハンガ及び運搬装置
を提供する。 【構成】 ピン36は、第1端において胴体20に固着
され、第1端から第2端へ延びる。把持機素44が、ピ
ン36上に運動可能に配置される。把持機素44は、外
方向へ延びるフランジ49及び外方把持面54を有す
る。外方把持面54は、胴体20上のほぼ平坦な固定把
持面58と協働して両者の間に柔軟な材料を把持可能で
ある。ばね74が、ピン36の長手方向軸線に沿って把
持機素44を固定把持面58に向けて押圧し、把持機素
44の把持面54を固定把持面58へ係合させる。胴体
20のフランジ27及び把持機素44のフランジ49
が、同時に作業員の手の親指とその他の指に係合され操
作されることが可能であり、把持機素44が偏倚手段の
力に抗して移動され得る。ハンガ10は、担持具により
支持される複数の把持組立体と結合される。
Description
【0001】
本考案は、織物衣料片のような柔軟な材料の1又はそれ以上の断片を個々の断 片として又はそのような断片のグループ又は積重ね体として保持及び解放するハ ンガ(hanger)であって、そのような断片をコンベヤを用いる衣料製造プラント 等における作業ステーションから作業ステーションへ移動するためにコンベヤの トロリ(trolley;高架移動滑車)に取り付けるハンガに関する。そしてより詳細 には1つの作業ステーションから次の作業ステーションへ衣料片に作業が遂行さ れたとき衣料片を素早く取り付け又は取り外す1以上の高速作動グリッパ(grip pers;把持具)を用いる上記ハンガの改良された構造に関する。
【0002】
米国特許第4,760,921号に開示される環境におけるような衣料製造プラ ントの軌道に沿うコンベヤトロリにより、衣料片が移動されるとき、それぞれの 作業ステーションの作業員は衣料片に特定の作業を遂行するように指定される。 上記米国特許に開示されるハンガは、軸線方向に摺動可能なばね偏倚の円形くさ び機素を用いる。そのくさび機素はハンガにより支持されるハンガ胴体上の固定 支持面と回転可能に協働し柔軟な材料をハンガに取り外し可能に固着する。この 装置において柔軟な材料のユニットをハンガから取り外し又は取り付けるために 、作業員は通常この作業を遂行するために両手を用いねばならない。即ち作業員 は通常ハンガ及びトロリ組立体をしっかり保持するために片手を用いねばならず 、そしてくさび機素をつかみ引き続き偏倚ばねに抗して押し戻し又はハンガ胴体 の固定面に協働する円形くさび機素の回転係合に抗して衣料片を横方向へ引くた めに他方の手を用いねばならない。この手作業は、非能率的であり、柔軟な材料 のユニットがハンガに装填され又はハンガから降ろされるとき、作業員により費 用のかかる時間遅れが導入される可能性がある。
【0003】 そのような作業環境において、1つの作業ステーションから次の作業ステーシ ョンへ移送される厚さが極めて薄く滑らかな表面を有するしゅす又は絹のような 衣料材料をハンガに取り付けることが、必要である。しかしながら上述の米国特 許において開示される円形くさび機素とハンガ胴体の固定面の間の協働は、絹、 ポリエステル又はしゅすのような滑らかな生地を有する繊維から作られるそのよ うな薄いシート材料をしっかり保持するためには時々不充分であることが見いだ された。
【0004】 本考案の一般的な目的は、少なくとも1個のグリッパを有するコンベヤハンガ であって、片手の操作により加工材料ユニットを所定位置に取り外し可能に保持 するように作動されることができると共に、グリッパを片手で作動し効率的運動 により加工材料ユニットを素早くハンガに装填し及びハンガから降ろすことがで きるコンベヤハンガを提供することである。
【0005】 本考案の他の目的は、滑らかな生地を有する加工材料ユニットを把持する強化 された把持能力を有する把持機素(gripping element)を有する改良されたグリ ッパを提供することである。
【0006】 本考案の別の目的は、コンベヤ装置に容易に用いることができるハンガ構造で あって、複数の把持組立体を有し、把持組立体の各々がハンガ上で容易に再配置 されることが可能であり、それにより作業ステーションに位置する作業員に最初 その作業ステーションから離れて配置された材料にアクセスする手段を提供する ハンガ構造を提供することである。
【0007】
本考案は、作業ステーションから作業ステーションへ柔軟な材料の断片を輸送 するコンベヤ装置において用いられるハンガに存し、柔軟な材料をハンガに素早 く装填し又は取り外す迅速解放手段を備える胴体を有するハンガを含む。胴体は 、ほぼ外方へ延びるフランジを有する。長手方向の軸線並びに第1端及び第2端 を有するほぼ直線のピンが、第1端において胴体に固着され、第1端から第2端 へ該胴体から離れるように延びる。把持機素が、該ピン上に装着され、長手方向 軸線の回りにピンに対して運動可能に配置され、把持機素がほぼ外方向へ延びる フランジを有する。把持機素は、更に外方把持面を有し、胴体上のほぼ平坦な固 定把持面と協働し、把持機素の把持面と胴体の固定把持面との間に柔軟な材料を 把持する。偏倚手段が、該ピンの長手方向軸線に沿って把持機素を固定把持面に 向けて押圧し、把持機素の把持面を胴体の固定把持面へ係合させる。胴体のフラ ンジ及び把持機素のフランジが、同時に作業員の手の親指とその他の指に係合さ れ操作されることが可能であり、把持機素が偏倚手段の力に抗して移動され得る 。
【0008】 ハンガはまた複数の把持組立体と結合される。複数の把持組立体は少なくとも 2個の把持組立体を相互に離間した関係で装着する担持体を有する担持具により 支持される。担持具及び担持体は、担持体を回転可能に支持する担持シャフトに より相互に連結される。担持シャフトは偏倚手段を備え、偏倚手段は担持体に向 かって力を加え、複数の把持組立体の各々が相互に所定の離間された関係におい て選択的に位置決めされる。
【0009】
第1図に示されるように、加工材料ユニット14を保持するための単一のグリ ッパ12を有するハンガ10が軌道18上に乗るトロリ16に連結される。これ らは、加工材料ユニット14を衣料製造プラント等における1つの作業ステーシ ョンから次の作業ステーションへ移送するためのコンベヤシステムの一部を構成 する。典型的には、トロリ16及び軌道18は、周知の種々の形態を取り、軌道 18は通常移動チェーン又はその他の動力要素と協働しトロリ16及びそれに類 似のものを軌道18に沿って移動させる。また典型的には軌道18は、トロリ1 6を軌道18に沿って作業ステーションへ向けるスイッチと協働する。作業ステ ーションにおいては、作業員が、軌道18に沿って移動されるそれぞれの連続す るトロリ16により運ばれる連続する加工材料のユニットに加工作業を素早く遂 行する。トロリ16及び加工材料14を保持しトロリ16と協働するハンガ10 が指定された作業ステーションへ到着するとき、トロリ16は一般的に軌道の駆 動機構から離脱され、その後作業ステーションに対して不動である。従って作業 員が、新しい材料をハンガ10上に積載し又は材料をハンガ10から降ろし加工 しその後加工材料をハンガ10上へ再び積載する。事情により、加工材料ユニッ ト14が単一シート若しくは1個の加工片又は単一シート若しくは加工片の積重 ね体又グループであり得る。
【0010】 第2図乃至第7図を参照すると、ハンガ10の構造が詳細に示される。ハンガ 10はナイロンその他のモールドされたプラスチックのような強固な材料で作ら れた胴体20を含む。胴体20は垂直伸長部分24及び垂直方向伸長部24の側 面から横方向外方へ延びる上方部分26を有する。
【0011】 ハンガ10はロッド22を介してトロリ16に連結される。ロッド22は第1開 口28内に受け入れられる。第1開口28は好ましくは垂直伸長部分24の長手 方向伸長部を通じて形成される。第2開口34即ちスロット34が第1開口28 に連通しそして第1開口28に対して横方向に配置される。ロッド22はその長 さに沿って離間された多数の横方向貫通孔30を含む。止めクリップ32が第2 開口34及び任意の横方向貫通孔30から容易に取り外されまたそれらの中へ容 易に挿入され、選択された1個の貫通孔30が第2開口34に整合され止めクリ ップ32が第5図に示されるように横方向に挿入されるとき、胴体20をロッド 22上へ調整可能に取り付ける。ハンガ10の胴体20の上方部分26が直線ピ ン36を担持する。直線ピン36は断面円形であり中央長手方向軸線60を有す る。直線ピン36は胴体20の上方部分26に固着された上端38を有する。上 端38は上方部分26に形成された開口内に受け入れられ、好ましくは上端38 は接着剤等によりその開口内に固定される。直線ピン36の上端38反対の下方 自由端40は拡大フランジ42を有する。拡大フランジ42は直線ピン36の周 囲にモールドにより又はスナップリング若しくは外方へ形成配置されたフランジ 区域を具備することにより形成される。
【0012】 把持機素44が直線ピン36に担持され、ばね74の押圧作用に抗するように 協働し、把持機素44の垂直方向一部分を胴体20に形成される固定把持面58 に衝合して保持する。把持機素44は上方ステム部分46を有する。上方ステム 部分46は直線ピン36の外面を摺動関係にそして必要に応じて回転可能な関係 において受け入れる寸法の中央開口48を有する。上方ステム部分46に対向す る把持機素44の端部に第2開口50が形成される。第2開口50は、中央開口 48より大きな直径を有し、中央開口48に連通し把持機素44を長さ方向に貫 通する通路を提供する。中央開口48と第2開口50の間に半径方向肩部52が あり直線ピン36のフランジ42と係合可能である。フランジ42は第2開口5 0のより大きな直径内に収容される。把持機素44の通常の作動において、半径 方向肩部52は加工材料14の厚さによりフランジ42から離間され、加工材料 14の厚さが直線ピン36の回りに同心に配置されるばね74の偏倚力に抗して 把持機素44を上方へ押すことが理解されるべきである。
【0013】 把持機素44は、全体的に外向きの円錐把持面54を備える下方部分を有し、 そして環状の把持リング55を有する。把持リング55は好ましくは把持機素4 4の下方部分の上限の回りの周方向に延びる。第7図において最も良くみられる ように、把持機素44の下方部分は、見掛けの頂点56を有しそして円錐角Aを 有する截頭円錐である。円錐角Aは、それぞれ中央の軸線60の回りに同心に配 置される多数の円形のさかとげを付けた形状のリブ66の外方に延びる縁及び把 持リング55の外面により画成される。円錐角Aは変化されることができ、好ま しくは15度乃至45度内に形成される。第7図に示される事例においては、円 錐角は30度である。
【0014】 把持リング55及び円形リブ66により画成される円錐把握面即ち外方把持面 54が、ハンガ10の垂直伸長部分24の下端に形成される固定把持面58と協 働する。固定把持面58は、形状が全体に平坦であり、円錐把持面の外方向限界 により画成される角度Aに平行に胴体20上に配置される。平坦な固定把持面5 8と円錐把持面54の間の接触は、第6図に示される平面62により画成される 円錐把持面54の垂直方向区域に沿って生じる。平面62は、把持リング55、 円形リブ66及び固定把持面58の間の接触点に一致する。第2図に示されるよ うに、参照された平面62は、図面の紙面に平行であり直線ピン36の長手方向 軸線60に一致する。従って固定把持面58は、参照された平面62に垂直の平 面内に位置され、長手方向軸線60に対して角B(第2図)だけ傾斜される。角 Bは、円形くさび形状の把持機素44の形状を全体的に画成する角A(第7図) に等しい。このように把持機素44の把持面54は、固定把持面58に平行に運 動され、直線に沿って加工材料ユニット14に係合し、円錐把持面54と固定把 持面58の間に挿入される加工材料ユニットの厚さに拘わらず、分散された把持 力又はクランプ力を加工材料ユニットに及ぼす。
【0015】 図に示される実施例において、把持機素44は、リブ66及びリング55を用 い、加工材料ユニット14への円形くさび形状の把持機素44の把持作用を強め る。第7図に示されるように、各リブ66は、第1端68と第2端とを有する。 第2端は長手方向軸線60に垂直の平面内に位置される端面70を有する。第1 端68は中間リブ部分71により端面70に連結される。中間リブ部分71は、 頂点56から離間し端面70に結合して歯又はさかとげ状の形状を形成する。更 に各リブ66において端面70の外径は、対応する第1端68により画成される 環より大きく、また次に頂点56から離間する隣接するリブ66の第1端68に より画成される環より大きな直径である。
【0016】 各中間リブ部分71は、円錐角Aよりかなり大きな角Cを有して配置される。 第7図の事例においては、角Cは60度であり、円錐角Aは30度である。角方 向の間のこの差異は、効果的な把持作用が円形くさび形状の把持機素44と固定 把持面58の間に生じることを可能にする。更に隣接するリブ66間の間隔を表 す距離Dは約4.76mm(3/16 of an inch)に等しい。この距離は、先行技術 の米国特許出願第056,459号に開示される円形くさび把持機素において用 いられたリブ間隔を越え増大する。増大する間隔が加工材料のより多くの量を各 リブ66間に集められることを可能にする故に、本考案におけるリブ66間の増 大する間隔が、より大きな把持能力を創造することが発見された。
【0017】 円形リブの代わりに環状溝57が把持機素44の外面の回りに形成され、環状 把持リング55をそこへ受け入れる。環状把持リング55は、例えばホワイトブ ナ(White Buna;合成ゴムの1種)のような低硬度ポリマーから形成される一般 的にOリングである。環状溝57の表面は、持把リング55の非引張り状態にお ける把持リング55の内径より僅かに大きな直径を画成する内向き限界を有する 。把持リング55は、環状に配置され把持機素44の上方部分から突出して横方 向に延びるリップ59と最上部のリブ60’の端面70’の間の溝57内に捕ら えられる。上方リップ59と端面70’の中間に延びる把持機素44の外面は、 垂直断面において湾曲された形状を有する。垂直断面において湾曲された形状は 把持リング55の対応して湾曲された内面を受け入れる。溝57の内径は約3. 8cm(1.5inches)である。弾性材料から作られる把持リング55は、把持機 素44上に伸長されそして緊張して保持されるとき及び環状溝に係合されるとき 、環状リング55を形成する材料の固有の弾性記憶により溝57内に保持される ように、弾性的に緊張される。環状把持リング55は、傷のない弾性材料から作 られて大きな摩擦力を提供し、把持機素44と固定支持面58の間にしゅす、絹 等の細い繊細な材料を、リング跡により汚すことなく保持する。
【0018】 本考案によると、把持機素44の上方ステム部分46は、中央の長手方向軸線 60に垂直に横方向にのびるフランジ49を含む。フランジ49は、上面図にお いて全体的に円形であり底面51及び底面51に対向する上面53を有する。底 面51及び上面53は、約3.2mm(1/8 of an inch)のフランジ厚さにより 離間される。また開口48がフランジ49を貫通して形成され、把持機素44の 上端から下端への貫通路が具備される。フランジ49は好ましくは円形くさび形 状の把持機素44の上方ステム部分46と一体にモールドされるが、接着剤等の 適当な結合手段により上方ステム部分46の端面に取り付けられる別個に形成さ れる要素であっても良い。
【0019】 胴体20の上方部分26は、胴体20の上方部分26の下方限界から横方向外 方へ延びるフランジ27を担持する。フランジ27は、約4.8mm(3/16 of an inch)のフランジ厚さにより分離される底面29及び上面31を有する。フラン ジ27は、好ましくは上面図において円形であり、更に好ましくはハンガの胴体 20の上方部分26と一体に形成される。しかしながらフランジ27は2個の半 円形の別個の部材から形成されても良い。2個の半円形の別個の部材の各々は、 接着剤等の適当な手段により上方部分に取り付けられる。フランジ27は、胴体 20を形成する材料に類似のナイロン又はその他のモールドされたプラスチック のような強固な材料から形成される。またフランジ27は、上方部分26に形成 される開口に同心に整合し一致される開口を有し、その開口に直線ピン36の上 方部分を受け入れ接着して固定する。
【0020】 図面から理解されるように、ばね74は、把持機素44のフランジ49の上面 53と胴体20のフランジ27の底面29間の螺旋圧縮ばねである。第2図は、 把持機素44をその最下位状態において示す。把持機素44の最下位状態におい て、把持機素44の円錐把持面54が固定把持面58に係合する。そして円錐把 持面54及び固定把持面58の両者は、円錐把持面54及び固定把持面58のそ れぞれに向かう方向に作用するばね74を介して働く力により相互に係合して保 持される。この最下位の位置からグリッパ12が、直線ピン36上を手動でばね 74の弾性力に抗して上昇され、加工材料ユニット14(第1図)が、把持機素 44と固定把持面58の間へ挿入され、又は把持機素44と固定把持面58の間 から取り外されることを可能にする。
【0021】 第3図に示されるように、把持機素44の操作は、この事例においては、胴体 20のフランジ27及び把持機素44のフランジ49を用いて把持機素44をば ね74の偏倚力に抗して直線ピン36に沿って上方へ移動する作業員により遂行 される。把持機素44がその最下位の位置に配置されるとき、フランジ27の上 面31は、第3図においてHとして表示される測定値に示されるように、約5. 1cm(2 inches)の距離だけフランジ49の底面51から離間される。作業員 は、把持機素44をその最下位の位置から上方へ作動させて移動し、把持機素4 4と固定把持面58の間へ加工材料ユニットを挿入することを可能にするために 、片方の手を用いる。通常、作業員はその中指又は人差し指Fを胴体20のフラ ンジ27の上面31上に置き、同時に親指を把持機素44のフランジ49の底面 51上に置く。距離Hが充分小さく、手の大きさが最小の作業員の手が把持機素 44のフランジ49及び胴体20のフランジ27を片手により把握することが可 能であることに留意される。作業員は、次にハンガ10全体を指Fによりしっか り保持しながらその親指Tを上方に動かし、ばね74の偏倚力に抗して把持機素 44のフランジ49を上方へ胴体20のフランジ27の方へ押圧する。
【0022】 本考案は、作業員がフランジ27及び49を係合する前に、第3図に示される ように作業員の第4指又は第5指に加工材料ユニット14の一部分を集めること を可能にし、加工材料ユニット14が把持機素44の把持作用によりまだハンガ 10に取り付けられている間に加工材料ユニット14が保持されることを可能に する。このように作業員は、ハンガ10をしっかり保持する間に同時に加工材料 ユニット14が保持されるようにし、そして引き続き片手を用いて行う連続する 小さな増加する調整された運動により加工材料ユニット14を把持機素44の把 持から解放するようにする。この運動効率は、作業員の時間及びエネルギを大量 に節約し、作業員が他の場合において過剰の運動をなすために使用される時間の 間に、作業員の生産を増加することを可能にする。
【0023】 同様に加工材料ユニット14をハンガ10に装填することにおいて、作業員は 、把持機素44を移動し加工材料ユニット14がグリッパ12と固定把持面54 の間に配置されるようにするために、単に片手を使用することが必要である。作 業員の残りの手は、同時に加工材料ユニット14を用意されたハンガ10上に装 填するのに自由である。直線ピン36の下端40が、把持機素44の境界内に位 置され、通常は把持機素44の下端の下方へ突出しないことに注意されるべきで ある。それ故直線ピン36の下端40は、加工材料ユニット14のハンガ10へ の挿入及び取り外しを全く妨げない。
【0024】 フランジ49を含む把持機素44は、好ましくはウレタン又はポリウレタンの ようなモールドされたプラスチックから作られる。更にくさび部分の表面が固体 のモールドされた部分として作られる場合モールドの後モールドされたプラスチ ックが冷却し固体になるときの収縮により生じ得るくさび部分の表面におけるく ぼみ又はその他の歪みを避けるために、把持機素44が全体を通じて実質的に薄 壁構造であるように設計されることが好ましい。それ故第6図及び第7図におい て最も良く見られるように、把持機素44は4個の中空ポケット64を有するよ うに設計される。4個の中空ポケット64は、把持機素44に図示されそして所 望される薄壁の性質を与え、モールド工程の間に生じ得る望ましくない歪みを回 避する。
【0025】 本考案の1つの特徴は、1つの手段であってそれにより作業員がハンガそれ自 体又はハンガに挿入された加工材料ユニットを識別することができる手段を提供 することである。その代わりには一時的により大きな布ラベルがハンガにより運 ばれる加工材料ユニットから作られる最終製品に縫い付け又は他の方法により取 り付けられることが所望されるかもしれない。この目的のために、ハンガ10は 、ばねクリップ76を含む。ばねクリップ76は、密度の大きいばねワイヤで作 られ、ハンガ10の胴体20の垂直伸長部分24の背面79の一部分に重なる舌 部78を有する。それ故第1図において82で示されるような付け札又はラベル が、ばねクリップ76の舌部78と胴体20の背面79の間に固着されることに より、ハンガ10に解放可能に保持される。
【0026】 本考案の別の特徴によると、第1図乃至第7図に示される把持手段は、1個よ り多いグリッパを用いる他のハンガの設計と共に用いられ得る。第8図を参照す ると、ハンガ88が、ハンガ88を第1図に示されるトロリ16に類似のトロリ に連結する担持部分90を用いる。担持部分90はその下端にそこから横方向に 延びる支持部分92を有する。支持部分92は、その全長を通して円形開口94 を形成される。円形開口94は担持部分90に平行に延びる。円形開口94に連 通する横溝96又は横開口96が止めピン98又は止めクリップ98を受け入れ 得る。円形開口94が担持シャフト102を受け入れる。担持シャフト102は その上端に長手方向に整合して直径方向に延びる開口100の列を有する。直径 方向に延びる開口100の選択された1個が、位置決めされ横溝96に整合され 、その後止めピン98又は止めクリップ98が整合した開口に横方向に挿入され 、担持シャフト102を担持部分90に軸線方向及び回転方向に固定する。
【0027】 担持体104が、担持体104の全高を貫通して延びる開口200を有する。 開口200は軸線150の回りに同心に配置され担持シャフト102を受け入れ て支承する。開口200の直径は、担持シャフト102の外径より寸法において 僅かに大きく、担持体104が担持シャフト102に対して回転することを可能 にする。開口200は、それぞれ担持体104の表面122及び126に一致す る端部106及び108を有する。担持体104は、横方向に延びるピン116 により担持シャフト102上の1つの長手位置において軸線方向に保持される。 ピン116は、担持シャフト102に固着され、約3.2mm(1/8 of an inch )に等しい横断面直径を有する。
【0028】 横方向に延びるピン116は、担持シャフト102に対する担持体104の下 向き移動を阻止するだけでなく、また担持部分90に対し担持体104を選択的 に再配置し再固着する手段を提供する。第9図に示されるように、2個の直径方 向に対向するスロット124が、開口端部108から横方向及び外方へ延び、開 口200により担持体104における表面126からピン116の横断方向直径 にほぼ等しい深さまで連通する。同様に2個の直径方向に対向するスロット12 0が、担持体104の両端に形成され、ピン116の横断方向直径にほぼ等しい 表面122から担持体104内へ測定された深さを有する。横方向ピン130又 は横方向クリップ130が、担持シャフト102内の担持体104の上向き表面 に隣接するが離間される貫通孔内に受け入れられる。螺旋ばね132が、担持体 104の上向きの表面と横方向ピン130の間に間挿され、担持体104を下向 きに押圧し、それにより固着された横方向ピン116をスロット124又は12 0内に閉じ込める。
【0029】 作業ステーションが軌道18の両側に配置される故に、担持シャフト102上 の固着されたピン116がハンガ88の移動方向に垂直に方向付けられ、担持体 104が軌道18に対して垂直に方向付けられることが好ましい。第8図に示さ れるように、担持体104は2個の把持組立体12’を支持する。把持組立体1 2’の各々は、担持体104上で約35.6cm(fourteen inches)の距離だけ 離間され、全体的に第1図乃至第7図において図示され説明されたグリッパに似 ている。一旦ハンガ88が1つの作業ステーションに到着すると、より近くに配 置される把持組立体上の加工材料が完了した後に、より遠方に配置される把持組 立体を作業員の方へ移動することが必要である。そうすることにおいて、特定の 作業ステーションの作業員は、担持体104をばね132の偏倚力に抗して押し 又は引き、スロット124又は120を横方向固着ピン116から外れるように 軸線方向に動かす。引き続いて作業員は、担持体104を180度回転させ、把 持組立体12’の各々を作業ステーションに対して再配置する。一旦担持体10 4が充分に回転され、ピン116に隣接して配置されるスロットがピン116に 整列すると、担持体104の重量がばね132の偏倚力と結合して担持体104 をピン116上へ下降させるので、担持体104は自動的に所定位置にロックさ れる。
【0030】 本考案の特徴の1つは、担持体104の形状にある。第8図に見られるように 、担持体104は、截頭ピラミッド形状にされる。2個の支持アーム110及び 112が截頭ピラミッドのベースから横方向へ延びる。2個の支持アーム110 及び112は、貫通孔136及び138を有する。貫通孔136及び138は、 軸線150に平行に延び、横断面において円形である。貫通孔136及び138 の各々は、円筒形外面を有するシャフト22’を回転可能に受け入れる。またシ ャフト22’は、シャフト22’の各々を受け入れる貫通孔136及び138の 各直径より寸法が僅かに小さい直径を有する。各シャフト22’は、止めワッシ ャ140又は止めクリップ140により一方の支持アーム上に保持される。止め ワッシャ140又は止めクリップ140は、担持体104からシャフト22’が 抜け落ちることを阻止する。シャフト22’の上向きの運動が、下方ロックワッ シャ144又は下方ロッククリップ144により防止される。下方ロックワッシ ャ144又は下方ロッククリップ144は、シャフト22’の一部分を支持アー ム110及び112の各々の厚さ内に捕らえる。
【0031】 担持体104は、第8図に実線により示されるように、ハンガ88上に担持体 104のベースをハンガ88の底部上に置いて組み立てられて良く、また想像線 104’で示されるように、担持体104のベース及び2個の支持アーム110 及び112が上部に位置されるように、反転されてハンガ88に組み立てられて も良い。両方の配置において、担持体104は、開口200を介して担持シャフ ト102上に支持され、シャフト22’は同様に貫通孔136、138を介して 支持アーム110及び112により支持される。担持体104が反転された位置 に配置されるとき、スロット120が、ピン116に隣接して位置され、整合さ れるときピン116を同じく受け入れることが、理解されるべきである。第8図 の想像線の輪郭104’より示されるように、支持アーム110及び112を担 持体104から離す距離は、担持体104が104’により示されるその反転さ れた位置に配置されるとき、距離HHにより変化され得る。距離HHは、約6. 4cm(2.5 inches)であり、それ故用いられる加工材料ユニットの大きさに依 存して、作業ステーションに対する把持組立体12’の最大及び最小の上昇が、 担持体104を2つの配置のいずれかに選択的に組み立てることにより遂行され 、特定の材料の長さを収容することができる。
【0032】 前述のように、貫通孔136及び138は、断面において円形であり、シャフ ト22’の対応する形状を受け入れる。第10図は、断面におけるシャフト22 ’の円形、及びシャフト22’の湾曲表面を受け入れる担持体104’の対応す る弓形形状部分を示す。止めクリップ32’及びスロット34’が、シャフト2 2’上に形成された複数の開口30’の選択された1個に協働し、それにより、 第1図乃至第7図を参照して前に記述したように、把持組立体12’をシャフト 22’上に調整可能に固着する。第8図の実施例におけるシャフト22’の円形 の輪郭が、把持組立体12’と担持体104の間の相対回転を可能にし、各把持 組立体12’に取り付けられる加工材料ユニットが担持体104に対して回転す ることを可能にされる。この特徴は、各把持組立体12’により担持される加工 材料ユニットが作業ステーションに隣接して可変に位置決めされることを可能に し、作業員のハンガ88により運搬される加工材料へのアクセスを容易にする。
【0033】 以上において改良された円形くさび把持機素が、本考案の好ましい実施例にお いて記述された。しかしながら多数の変形及び置換が、本考案の精神から逸脱す ることなくされ得ることが理解されるべきである。例えば第10図に示されるシ ャフト22’は断面において円形であるものとして開示されたが、第1図乃至第 7図に示される角型断面のロッド22が担持体104により用いられることがで き、ロッド22の対向する直角の間の直径より僅かに大きな直径を有する貫通孔 136及び138内に受け入れられ得る。また図示された実施例において担持体 104が2個の把持組立体を有するものとして示されたが、担持体104は、担 持シャフト102の両側に対称的に配置されるそのような組立体の2個の倍数と 協働することができる。更に担持体104が、第1図乃至第7図に開示される複 数の形式のグリッパを含む第8図の好ましい実施例において示されたが、担持体 104は、任意の数の他のグリッパを用いて実施されることができる故に、第8 図に関連して開示されるグリッパの形式に限定されないことが理解されるべきで ある。従って本考案は限定のためではなく事例の方法により記述された。
【図1】第1図は本考案の実施例のハンガを用いるコン
ベヤ装置の一部分を示す透視図でありハンガから離間す
るコンベヤの部分が単に図解的に示される透視図。
ベヤ装置の一部分を示す透視図でありハンガから離間す
るコンベヤの部分が単に図解的に示される透視図。
【図2】第2図は第1図のハンガの正面図。
【図3】第3図は第2図において左方を見る第1図のハ
ンガの側面図でありハンガの所望の素早い解放機能を生
じるフランジ部分と作業員の手の運動の間の協働を示す
図。
ンガの側面図でありハンガの所望の素早い解放機能を生
じるフランジ部分と作業員の手の運動の間の協働を示す
図。
【図4】第4図は第2図において右方を見る第1図のハ
ンガの部分的側面図であり第2図より僅かに大きな尺度
である側面図。
ンガの部分的側面図であり第2図より僅かに大きな尺度
である側面図。
【図5】第5図は第2図の線5ー5に沿う部分的水平断
面図。
面図。
【図6】第6図は第2図の線6ー6に沿う部分的水平断
面図。
面図。
【図7】第7図は第1図のハンガのくさび把持機素の截
頭円錐形状を拡大された尺度において示す側面図。
頭円錐形状を拡大された尺度において示す側面図。
【図8】第8図は互いに横方向に離間される複数の把持
組立体を用いる本考案のハンガの第2実施例の部分正面
図であり想像線によりハンガに反転して取り付けられる
担持体を示す図。
組立体を用いる本考案のハンガの第2実施例の部分正面
図であり想像線によりハンガに反転して取り付けられる
担持体を示す図。
【図9】第9図は第8図において線9ー9に沿う開口の
一端の部分図。
一端の部分図。
【図10】第10図は第8図において線10ー10に沿
う部分水平断面図である。
う部分水平断面図である。
10 ハンガ 12 グリ
ッパ 12’ 担持組立体 14 加工
材料ユニット 16 トロリ 18 軌道 20 胴体(ハンガ胴体) 22 ロッ
ド 22’ シャフト 24 垂直
伸長部分 26 上方部分 27 フラ
ンジ 28 第1開口 29 底面 30 横方向貫通孔 31 上面 32 止めクリップ 34 第2
開口 36 直線ピン 40 下端 42 拡大フランジ、 44 把持
機素 46 上方ステム部分 48 中央
開口 49 フランジ 50 第2
開口 51 底面 52 半径
方向肩部 53 上面 54 円錐
把持面(外方把持面) 55 把持リング 56 見掛
けの頂点 57 環状溝 58 固定
把持面 59 リップ 60’ 最
上部のリブ 60 長手方向軸線 62 平面 64 中空ポケット 66 円形
リブ 70 端面 71 中間
リブ部分 74 ばね(偏倚手段) 76 ばね
クリップ 78 舌部 79 背面 82 付け札 88 ハン
ガ 90 担持部分 92 支持
部分 94 円形開口 96 横溝 98 止めピン 100 開
口 102 担持シャフト 104、1
04’ 担持体 106、108 端部 110、1
12 支持アーム 116 ピン(突起) 120 ス
ロット 122、126 表面 124 スロット(位置決め手段) 130 横
方向ピン(ストップ) 132 螺旋ばね(偏倚手段) 136、1
38 貫通孔 140 止めクリップ 144 下
方ロッククリップ 150 軸線 200…開
口。
ッパ 12’ 担持組立体 14 加工
材料ユニット 16 トロリ 18 軌道 20 胴体(ハンガ胴体) 22 ロッ
ド 22’ シャフト 24 垂直
伸長部分 26 上方部分 27 フラ
ンジ 28 第1開口 29 底面 30 横方向貫通孔 31 上面 32 止めクリップ 34 第2
開口 36 直線ピン 40 下端 42 拡大フランジ、 44 把持
機素 46 上方ステム部分 48 中央
開口 49 フランジ 50 第2
開口 51 底面 52 半径
方向肩部 53 上面 54 円錐
把持面(外方把持面) 55 把持リング 56 見掛
けの頂点 57 環状溝 58 固定
把持面 59 リップ 60’ 最
上部のリブ 60 長手方向軸線 62 平面 64 中空ポケット 66 円形
リブ 70 端面 71 中間
リブ部分 74 ばね(偏倚手段) 76 ばね
クリップ 78 舌部 79 背面 82 付け札 88 ハン
ガ 90 担持部分 92 支持
部分 94 円形開口 96 横溝 98 止めピン 100 開
口 102 担持シャフト 104、1
04’ 担持体 106、108 端部 110、1
12 支持アーム 116 ピン(突起) 120 ス
ロット 122、126 表面 124 スロット(位置決め手段) 130 横
方向ピン(ストップ) 132 螺旋ばね(偏倚手段) 136、1
38 貫通孔 140 止めクリップ 144 下
方ロッククリップ 150 軸線 200…開
口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ハロルド・エル・オスサス アメリカ合衆国コネチカット州ウエスト・ ウィリントン,ホール・ヒル・ロード 61
Claims (17)
- 【請求項1】 柔軟な材料のユニットを作業ステーショ
ンから作業ステーションへ運搬する装置において使用さ
れるハンガにして、 該ハンガが、ハンガ胴体(20)、ほぼ直線のピン(3
6)であって長手方向軸線並びに第1端及び第2端を有
し該第1端においてハンガ胴体に固着され該第1端から
第2端へ延びるピン、把持機素(44)であって少なく
とも該ピンの長手方向軸線に沿って軸線方向に可動であ
るように取り付けられ外方把持面(54)を有する把持
機素、該ハンガ胴体に固着された把持面(58)であっ
て該把持機素の外方把持面と協働し該把持機素とハンガ
胴体の間に柔軟な材料のユニットを把持する把持面、及
び該把持機素を該ピンの長手方向軸線に沿って下方へ該
ハンガ胴体の把持面の方へ押圧する偏倚手段(74)、
を含み、 該ハンガ胴体(20)が該ピン(36)の上端の付近に
配置されるフランジ(27)を有し、該把持機素(4
4)がほぼ外向きに延びるフランジ(49)を有し、該
ハンガ胴体のフランジと該把持機素のフランジが、少な
くとも部分的に該ピンの軸線のまわりに同心であり、作
業員の手の親指と他の指に同時に係合され操作されるこ
とが可能であり、把持機素が該ピン(36)の長手方向
軸線に沿って該偏倚手段の力に抗して該ハンガ胴体の把
持面から離間するように移動されることを特徴とするハ
ンガ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のハンガにして、該把持
機素(44)の外方把持面(54)が、該ピン(36)
の長手方向軸線に同心に配置される複数の円形リブ(6
6)、及び該ピン(36)の長手方向軸線に同心に配置
される少なくとも1個の把持リング(55)を含むこと
を特徴とするハンガ。 - 【請求項3】 請求項2に記載のハンガにして、該偏倚
手段が該ピン(36)の回りに同心に配置されるコイル
ばね(74)であり、該コイルばねが第1端及び第2端
を有し、該コイルばねの第1端が該ハンガ胴体のフラン
ジの底面に係合し、該コイルばねの第2端が把持機素の
フランジの上面に係合し、それにより把持機素をハンガ
胴体の固定把持面(58)へ向けて押圧することを特徴
とするハンガ。 - 【請求項4】 請求項2に記載のハンガにして、該把持
機素の外方把持面(54)が、ほぼ円錐形状であり、該
ピン(36)の長手方向軸線に対し円錐角(B)を画成
し、該ハンガ胴体の固定把持面(58)が、該ピン(3
6)の長手方向軸線を含む参照平面に対し垂直であり、
そして該ピン(36)の長手方向軸線に対して該円錐角
(B)にほぼ等しい角度だけ傾斜されることを特徴とす
るハンガ。 - 【請求項5】 請求項4に記載のハンガにして、該把持
機素の外方把持面(54)が見掛け上の頂点を有し、該
把持機素の円錐形状の外方把持面の該円形リブ(66)
及び該少なくとも1個の把持リング(55)が互いに隣
接して配置され該ピン(36)の長手方向軸線に沿って
該頂点から離れるように連続され、該円形リブの各々が
第1端及び第2端を有し、該第2端が第2端面を有し、
該第1端及び第2端の各々が該ピン(36)の長手方向
軸線に垂直の平面内に配置され、各円形リブの第1端が
該頂点に対して第2端よりもより近接して配置され第2
端よりもより小さな直径を有し、各円形リブの第1端が
頂点のより近くに位置される隣接する前のリブの第2端
より小さな直径を有し、各リブの第1端及び第2端が中
間リブ部分により連結され、各中間リブ部分が該ピンの
長手方向軸線に対して該把持機素の外方把持面の円錐角
より大きな角において配置されることを特徴とするハン
ガ。 - 【請求項6】 請求項5に記載のハンガにして、該複数
のリブ(66)が該頂点(56)と該環状リング(5
5)の間に配置され、該環状リング(55)が該把持機
素の上方部分から突出する横方向に延びるリップと該頂
点から最も遠くに配置されるリブの第2端面との間に位
置される環状溝(57)内に配置されることを特徴とす
るハンガ。 - 【請求項7】 請求項6に記載のハンガにして、該環状
リング(55)が低硬度の傷のない弾性材料で形成され
ることを特徴とするハンガ。 - 【請求項8】 請求項7に記載のハンガにして、該傷の
ない弾性材料がホワイトブナであり、各リブの間の間隔
及び該環状溝を画成する該リップと該第2端面の間の間
隔が約4.8mmであることを特徴とするハンガ。 - 【請求項9】 請求項1に記載のハンガにして、該把持
機素(44)が、プラスチック材料製であり、該把持機
素に断面全体を通じて一般的に薄壁構造を与える中空ス
ペースを含むことを特徴とするハンガ。 - 【請求項10】 請求項1に記載のハンガにして、ばね
クリップ(76)が、該ハンガ胴体に取り付けられそし
て舌部(78)を有し、該舌部とハンガ胴体の間に挿入
される札又はラベルを弾性的に保持するためにハンガ胴
体に向けて弾性的に押圧することを特徴とするハンガ。 - 【請求項11】 請求項1に記載のハンガにして、該把
持機素(44)が該ピン(36)に対して通常の摺動運
動範囲を有し、円形くさび状の該把持機素の通常の摺動
運動範囲内の運動を通じて該ピンの第2端が該把持機素
の境界内に位置されることを特徴とするハンガ。 - 【請求項12】 請求項1に記載のハンガにして、該ハ
ンガ胴体(20)が該ピン(36)の第1端を受け入れ
る開口を有する上方部分(26)を画成し、該ハンガ胴
体が垂直方向軸線を有する垂直伸長部分(24)を画成
し、該固定把持面(58)が、該垂直伸長部分の該垂直
方向軸線に対して傾斜され、ハンガが通常の使用状態に
あるとき幾分上方を向くことを特徴とするハンガ。 - 【請求項13】 請求項12に記載のハンガにして、該
ピン(36)の長手方向軸線がハンガ胴体の垂直伸長部
分(24)の垂直軸線にほぼ平行であることを特徴とす
るハンガ。 - 【請求項14】 柔軟な材料のユニットを作業ステーシ
ョンから作業ステーションへ運搬する装置において使用
されるハンガにして、 該ハンガが、支持部分、該支持部分に固着され垂直方向
に配置される担持シャフト、及び担持体を含み、該担持
体が、該担持体に形成される開口であって第1端及び第
2端を有し該担持シャフトを受け入れる開口、及び加工
材料を運搬する把持手段部分を有し、 該担持シャフト(102)が該担持シャフトに固着され
る少なくとも1個の横方向に延びる突起(116)を有
し、該担持体(104)における該開口(200)が該
担持シャフトを受け入れ、該開口の第1端及び第2端の
1個が該横方向に延びる突起(116)に隣接して配置
され、位置決め手段(124)が該担持体上に該開口
(200)の第1端及び第2端の少なくとも1個に隣接
して形成され、該位置決め手段が、該開口(200)の
第1端及び第2端の1個が少なくとも1個の横方向に延
びる突起に隣接して位置されるとき、該担持シャフト上
の少なくとも1個の横方向に延びる突起とそれぞれ協働
することが可能であり、偏倚手段(132)が該担持シ
ャフト(102)上に形成され該担持体(104)を該
少なくとも1個の横方向に延びる突起(116)に向か
って押圧し、該把持手段(12’)の配置が、該偏倚手
段の偏倚力に抗して該担持体を移動し該担持体を該担持
シャフトに対して回転させることにより、別の選択され
た方向へ変えられることを特徴とするハンガ。 - 【請求項15】 請求項14に記載のハンガにして、該
偏倚手段が螺旋ばね(1322)であり、該螺旋ばねが
該担持シャフトの回りに同心に配置されそして該担持体
に接触する第1端及び該担持シャフトに固着されるスト
ップ(130)に衝合する第2端を有し、該担持シャフ
ト(102)が円筒形外形を有し、該担持体の開口(2
00)が横断面において円形であり該担持シャフトの直
径より僅かに大きな直径を有しそれにより該担持シャフ
トの円筒形外面を受け入れそれらの間の相対的回転を可
能にすることを特徴とするハンガ。 - 【請求項16】 請求項14に記載のハンガにして、該
位置決め手段(124)が該担持体の開口(200)の
第1端及び第2端の両者に隣接して形成され、該担持体
(104)が側面図において截頭ピラミッド形状にされ
そして該截頭ピラミッド形状のベースから横方向外方へ
延びる対向する部分(110、112)を有し、該担持
体の対向する部分が該担持体の底部に配置されるか又は
該担持体が反転され該担持体の対向する部分が該担持体
の上部に配置され得るように該担持体が該担持シャフト
上で変更可能に配置されることを特徴とするハンガ。 - 【請求項17】 請求項16に記載のハンガにして、該
担持体の対向する部分が2個の反対方向へ延びるアーム
(110、112)であり、各アームが該担持部分に平
行に延び横断面において円形である貫通孔を含み、該把
持手段が少なくとも2個の円筒形支持シャフト(2
2')を含み、各支持シャフトがそれぞれ該少なくとも
2個の把持手段のそれぞれを支持し、該反対方向へ延び
るアームのそれぞれ1個における各円形貫通孔が該支持
シャフトの各1個を該貫通孔に回転係合関係において受
け入れることを特徴とするハンガ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/216,094 US4848538A (en) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | Carrier and variable position carrier body |
US216094 | 1988-07-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682022U true JPH0682022U (ja) | 1994-11-25 |
JPH081209Y2 JPH081209Y2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=22805669
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1143940A Pending JPH0233019A (ja) | 1988-07-07 | 1989-06-06 | 運搬装置及び位置可変担持体 |
JP1994000597U Expired - Lifetime JPH081209Y2 (ja) | 1988-07-07 | 1994-02-14 | 運搬装置及び位置可変担持体 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1143940A Pending JPH0233019A (ja) | 1988-07-07 | 1989-06-06 | 運搬装置及び位置可変担持体 |
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