JPH08120842A - フラット状外囲体 - Google Patents
フラット状外囲体Info
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- JPH08120842A JPH08120842A JP28153894A JP28153894A JPH08120842A JP H08120842 A JPH08120842 A JP H08120842A JP 28153894 A JP28153894 A JP 28153894A JP 28153894 A JP28153894 A JP 28153894A JP H08120842 A JPH08120842 A JP H08120842A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 強度及び断熱性に優れ、水はけが良好で、且
つ簡易,迅速に施工することができるフラット状外囲体
とすること。 【構成】 嵌合側部2,2を形成したフラット状建築用
板Aを設けること。フラット状建築用板A,Aの嵌合側
部2,2と嵌合可能な被嵌合部8,8及び被固定用屈曲
部6,6を設けたガッターBを設けること。係合金具
9,押え具10及び固定用螺子杆11を有する外れ止部
材Dを設けること。隣接するフラット状建築用板A,A
間に嵌合可能なキャップ材Cを設けること。外れ止部材
Dの係合金具9はガッターBの内部側において適宜に係
合可能とし、押え具10は隣接するフラット状建築用板
A,Aの両嵌合側部2,2と係止し、且つ固定用螺子杆
11を介して係合金具9方向に押圧可能とすること。
つ簡易,迅速に施工することができるフラット状外囲体
とすること。 【構成】 嵌合側部2,2を形成したフラット状建築用
板Aを設けること。フラット状建築用板A,Aの嵌合側
部2,2と嵌合可能な被嵌合部8,8及び被固定用屈曲
部6,6を設けたガッターBを設けること。係合金具
9,押え具10及び固定用螺子杆11を有する外れ止部
材Dを設けること。隣接するフラット状建築用板A,A
間に嵌合可能なキャップ材Cを設けること。外れ止部材
Dの係合金具9はガッターBの内部側において適宜に係
合可能とし、押え具10は隣接するフラット状建築用板
A,Aの両嵌合側部2,2と係止し、且つ固定用螺子杆
11を介して係合金具9方向に押圧可能とすること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強度及び断熱性に優
れ、水はけが良好で、且つ簡易,迅速に施工することが
できるフラット状外囲体に関する。
れ、水はけが良好で、且つ簡易,迅速に施工することが
できるフラット状外囲体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金属製の屋根,壁等の外囲体が多
く使用されており、その中でもフラット状の屋根,壁等
の外囲体も多く存在している。そのフラット状外囲体の
場合には、これを構成するフラット状建築用板の平坦状
部分が広い面積で形成されている。フラット状外囲体は
一般にはガッターを吊子にて押さえ固定するとともに、
その吊子にフラット状建築用板の端部個所を嵌合して固
定し、且つ隣接するフラット状建築用板の間にキャップ
材を嵌合してフラット状外囲体を施工するものである。
く使用されており、その中でもフラット状の屋根,壁等
の外囲体も多く存在している。そのフラット状外囲体の
場合には、これを構成するフラット状建築用板の平坦状
部分が広い面積で形成されている。フラット状外囲体は
一般にはガッターを吊子にて押さえ固定するとともに、
その吊子にフラット状建築用板の端部個所を嵌合して固
定し、且つ隣接するフラット状建築用板の間にキャップ
材を嵌合してフラット状外囲体を施工するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フラット状
外囲体は、外観が美的であり且つ独創的なものである
し、内部にガッターを設けているタイプでは雨水の排出
が比較的良好にできる等の種々の特色を有している。し
かしながら、上記のようにフラット状外囲体では、フラ
ット状建築用板,キャップ材及び吊子等の主要構成部材
に加えてガッター或いはその他の比較的多くの部品が必
要となる。
外囲体は、外観が美的であり且つ独創的なものである
し、内部にガッターを設けているタイプでは雨水の排出
が比較的良好にできる等の種々の特色を有している。し
かしながら、上記のようにフラット状外囲体では、フラ
ット状建築用板,キャップ材及び吊子等の主要構成部材
に加えてガッター或いはその他の比較的多くの部品が必
要となる。
【0004】特に、ガッターを吊子で固定する場合に
は、フラット状建築用板を固定する役目があるので、吊
子は必然的に複雑な構造のものとなる。また、一枚のフ
ラット状建築用板自体が広い面積を有するものであり、
フラット状外囲体では強風時にそのフラット状建築用板
の表面に大きな負圧がかかりやすくなり、嵌合タイプと
したフラット状建築用板が下地部から剥がれてしまうこ
とがしばしば生じる。
は、フラット状建築用板を固定する役目があるので、吊
子は必然的に複雑な構造のものとなる。また、一枚のフ
ラット状建築用板自体が広い面積を有するものであり、
フラット状外囲体では強風時にそのフラット状建築用板
の表面に大きな負圧がかかりやすくなり、嵌合タイプと
したフラット状建築用板が下地部から剥がれてしまうこ
とがしばしば生じる。
【0005】さらに、施工時には据え付けに高い精度が
要求されることから、作業員は多くの作業に神経を使う
こととなり、作業員に多くの負担をかけることも大きな
問題点となる。さらに、部材点数が多くなることで、工
場から工事現場への搬入が困難な作業となり、さらにま
た部材を紛失する機会も増えるであろう。以上述べたよ
うに、フラット状外囲体にも種々の問題点が存在する。
要求されることから、作業員は多くの作業に神経を使う
こととなり、作業員に多くの負担をかけることも大きな
問題点となる。さらに、部材点数が多くなることで、工
場から工事現場への搬入が困難な作業となり、さらにま
た部材を紛失する機会も増えるであろう。以上述べたよ
うに、フラット状外囲体にも種々の問題点が存在する。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、上記
課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明
を、幅方向両側に嵌合側部を形成したフラット状建築用
板と、隣接したフラット状建築用板の両嵌合側部と嵌合
可能な被嵌合部を幅方向両側上方に設け、且つ幅方向両
側下方には被固定用屈曲部を膨出形成したガッターと、
係合金具,押え具及び固定用螺子杆を有する外れ止部材
と、隣接するフラット状建築用板間に嵌合可能なキャッ
プ材とからなり、前記外れ止部材の係合金具はガッター
の内部側において適宜に係合可能とし、押え具は隣接す
るフラット状建築用板の両嵌合側部と係止するとともに
固定用螺子杆を介して係合金具方向に押圧可能としてな
るフラット状外囲体としたことにより、施工効率を向上
させ、且つ力学的強度及び耐久性を優れたものとし前記
課題を解決したものである。
課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明
を、幅方向両側に嵌合側部を形成したフラット状建築用
板と、隣接したフラット状建築用板の両嵌合側部と嵌合
可能な被嵌合部を幅方向両側上方に設け、且つ幅方向両
側下方には被固定用屈曲部を膨出形成したガッターと、
係合金具,押え具及び固定用螺子杆を有する外れ止部材
と、隣接するフラット状建築用板間に嵌合可能なキャッ
プ材とからなり、前記外れ止部材の係合金具はガッター
の内部側において適宜に係合可能とし、押え具は隣接す
るフラット状建築用板の両嵌合側部と係止するとともに
固定用螺子杆を介して係合金具方向に押圧可能としてな
るフラット状外囲体としたことにより、施工効率を向上
させ、且つ力学的強度及び耐久性を優れたものとし前記
課題を解決したものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、まずフラット状建築用板Aは、図1乃至図3等
に示すように、主板1の幅方向両側より下方に嵌合側部
2,2が形成されており、該嵌合側部2,2は、主板1
の幅方向端部より下方にて適宜に屈曲形成されたもの
で、具体的には図1,図2等に示すように、主板1の幅
方向端部より下向きに垂直状の嵌合側片2aが形成さ
れ、該嵌合側片2aの下端より主板1側に凹むように略
く字状に屈曲する嵌合屈曲片2bが形成され、該嵌合屈
曲片2bの下端より上方に折返し端縁2cが形成された
ものである。その主板1の裏面側には、必要に応じて発
泡ポリエチレンフォーム等の発泡合成樹脂材からなる裏
面材1aが貼着されることもある(図1参照)。
すると、まずフラット状建築用板Aは、図1乃至図3等
に示すように、主板1の幅方向両側より下方に嵌合側部
2,2が形成されており、該嵌合側部2,2は、主板1
の幅方向端部より下方にて適宜に屈曲形成されたもの
で、具体的には図1,図2等に示すように、主板1の幅
方向端部より下向きに垂直状の嵌合側片2aが形成さ
れ、該嵌合側片2aの下端より主板1側に凹むように略
く字状に屈曲する嵌合屈曲片2bが形成され、該嵌合屈
曲片2bの下端より上方に折返し端縁2cが形成された
ものである。その主板1の裏面側には、必要に応じて発
泡ポリエチレンフォーム等の発泡合成樹脂材からなる裏
面材1aが貼着されることもある(図1参照)。
【0008】次に、ガッターBは、長手方向に長尺又は
適宜の長さを有したものであって、図1乃至図3に示す
ように、底部5の幅方向両側に被固定用屈曲部6,6が
形成され、該被固定用屈曲部6,6より立上り側部7,
7が形成されている。そして、該立上り側部7,7の上
端に被嵌合部8,8が形成されている。該被嵌合部8,
8は、水平状片8a,8aの端部より下方、即ち前記底
部5側に向かって僅かに傾斜する傾斜状被嵌合端縁8
b,8bが形成されたものである。
適宜の長さを有したものであって、図1乃至図3に示す
ように、底部5の幅方向両側に被固定用屈曲部6,6が
形成され、該被固定用屈曲部6,6より立上り側部7,
7が形成されている。そして、該立上り側部7,7の上
端に被嵌合部8,8が形成されている。該被嵌合部8,
8は、水平状片8a,8aの端部より下方、即ち前記底
部5側に向かって僅かに傾斜する傾斜状被嵌合端縁8
b,8bが形成されたものである。
【0009】前記被固定用屈曲部6,6は、底部5の幅
方向両側で左右対称に形成されたものであり、底部5の
幅方向端部より突出側片6b,6bの上端より被係合面
6a,6aが形成されたものである。該被係合面6a,
6aはガッターBの幅方向において外方上向きとなるよ
うに僅かに傾斜しているが、特に傾斜状とする必要がな
ければ水平状に形成してもよい。そのガッターBの被嵌
合部8,8には、前記フラット状建築用板Aの嵌合側部
2,2が嵌合するものである。また、ガッターBは、フ
ラット状建築用板Aを支持するものであるから、このガ
ッターBを形成する金属板材は比較的厚さが厚いものが
使用されることが好ましい。
方向両側で左右対称に形成されたものであり、底部5の
幅方向端部より突出側片6b,6bの上端より被係合面
6a,6aが形成されたものである。該被係合面6a,
6aはガッターBの幅方向において外方上向きとなるよ
うに僅かに傾斜しているが、特に傾斜状とする必要がな
ければ水平状に形成してもよい。そのガッターBの被嵌
合部8,8には、前記フラット状建築用板Aの嵌合側部
2,2が嵌合するものである。また、ガッターBは、フ
ラット状建築用板Aを支持するものであるから、このガ
ッターBを形成する金属板材は比較的厚さが厚いものが
使用されることが好ましい。
【0010】次に、外れ止部材Dは、係合金具9,押え
具10及び固定用螺子杆11から構成されており、該固
定用螺子杆11は前記係合金具9と押え具10とを連結
締付けを行うものである。その係合金具9の具体的実施
例を示すと、先ず係合部材9aの長手方向両端が係合面
9a1 ,9a1 となっており、該係合面9a1 ,9a1
にて前記ガッターBの被固定用屈曲部6,6の被係合面
6a,6aを押圧するものとなっている。
具10及び固定用螺子杆11から構成されており、該固
定用螺子杆11は前記係合金具9と押え具10とを連結
締付けを行うものである。その係合金具9の具体的実施
例を示すと、先ず係合部材9aの長手方向両端が係合面
9a1 ,9a1 となっており、該係合面9a1 ,9a1
にて前記ガッターBの被固定用屈曲部6,6の被係合面
6a,6aを押圧するものとなっている。
【0011】その係合面9a1 ,9a1 も外方上向きに
角度θ傾斜して形成されることもあり、前記ガッターB
の被固定用屈曲部6,6の傾斜状とした被係合面6a,
6aに対応するように構成されることもある〔図6
(a)〕。その係合部材9aの長手方向に沿って幅方向
両端より補強用のリブ板片9b,9bが形成され、係合
金具9は全体として断面略門形状となっている。さら
に、図5(b)に示すように、前記リブ板片9b,9b
が存在しない板状の係合部材9aとした実施例が存在す
る。
角度θ傾斜して形成されることもあり、前記ガッターB
の被固定用屈曲部6,6の傾斜状とした被係合面6a,
6aに対応するように構成されることもある〔図6
(a)〕。その係合部材9aの長手方向に沿って幅方向
両端より補強用のリブ板片9b,9bが形成され、係合
金具9は全体として断面略門形状となっている。さら
に、図5(b)に示すように、前記リブ板片9b,9b
が存在しない板状の係合部材9aとした実施例が存在す
る。
【0012】その係合部材9aの略中央箇所の裏面側に
内螺子部9cが設けられている。該内螺子部9cは、具
体的にはナットが使用されるものであり、係合部材9a
の中央箇所に貫通孔9a2 が形成され、係合部材9aの
裏面側より貫通孔9a2 箇所にナットとした内螺子部9
cが溶接手段等にて固着されている。そして、該内螺子
部9cには前記固定用螺子杆11が螺合するものとなっ
ている。
内螺子部9cが設けられている。該内螺子部9cは、具
体的にはナットが使用されるものであり、係合部材9a
の中央箇所に貫通孔9a2 が形成され、係合部材9aの
裏面側より貫通孔9a2 箇所にナットとした内螺子部9
cが溶接手段等にて固着されている。そして、該内螺子
部9cには前記固定用螺子杆11が螺合するものとなっ
ている。
【0013】その押え具10は、断面略門形状をなして
おり、押え頂部10aの幅方向両側より押え脚部10
b,10bが形成されている。該押え脚部10b,10
bは押え頂部10aの幅方向端より下方に垂直状に形成
されたものであり、前記ガッターBにより隣接して固定
されたフラット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,2に
係止するものである。具体的には、その両押え脚部10
b,10bは両嵌合側部2,2の下端に形成された折返
し端縁2c,2cに係止するものである。そして、押え
頂部10aには固定用貫通孔10a1 が形成されてお
り、該固定用貫通孔10a1 には固定用螺子杆11の外
螺子部11aが貫通するものである。また、両押え脚部
10b,10bには、図4に示すように、キャップ材C
を固定するための嵌合用突起10b1 ,10b1 が形成
されおり、図1に示すように、キャップ材Cの嵌合脚片
16,16と嵌合可能となっている。
おり、押え頂部10aの幅方向両側より押え脚部10
b,10bが形成されている。該押え脚部10b,10
bは押え頂部10aの幅方向端より下方に垂直状に形成
されたものであり、前記ガッターBにより隣接して固定
されたフラット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,2に
係止するものである。具体的には、その両押え脚部10
b,10bは両嵌合側部2,2の下端に形成された折返
し端縁2c,2cに係止するものである。そして、押え
頂部10aには固定用貫通孔10a1 が形成されてお
り、該固定用貫通孔10a1 には固定用螺子杆11の外
螺子部11aが貫通するものである。また、両押え脚部
10b,10bには、図4に示すように、キャップ材C
を固定するための嵌合用突起10b1 ,10b1 が形成
されおり、図1に示すように、キャップ材Cの嵌合脚片
16,16と嵌合可能となっている。
【0014】その外れ止部材Dの係合金具9の長手方向
端部が、ガッターBの内部において両被固定用屈曲部
6,6内に遊挿して、係合金具9の長手方向両端部の係
合面9a1 ,9a1 が被固定用屈曲部6,6の被係合面
6a,6aに係合し、係合金具9のガッターB内部にお
ける上下方向の固定がなされる。そして、ガッターBの
両被嵌合部8,8に嵌合している隣接するフラット状建
築用板A,Aの両嵌合側部2,2の下端の折返し端縁2
c,2cを押え具10の押え脚部10b,10bにより
係止して、固定用螺子杆11を押え頂部10aの固定用
貫通孔10a1 に貫通させて、その固定用螺子杆11の
外螺子部11aを係合金具9の内螺子部9cに螺合させ
る。
端部が、ガッターBの内部において両被固定用屈曲部
6,6内に遊挿して、係合金具9の長手方向両端部の係
合面9a1 ,9a1 が被固定用屈曲部6,6の被係合面
6a,6aに係合し、係合金具9のガッターB内部にお
ける上下方向の固定がなされる。そして、ガッターBの
両被嵌合部8,8に嵌合している隣接するフラット状建
築用板A,Aの両嵌合側部2,2の下端の折返し端縁2
c,2cを押え具10の押え脚部10b,10bにより
係止して、固定用螺子杆11を押え頂部10aの固定用
貫通孔10a1 に貫通させて、その固定用螺子杆11の
外螺子部11aを係合金具9の内螺子部9cに螺合させ
る。
【0015】あとは、固定用螺子杆11を係合金具9の
内螺子部9cに対して締め付けて行くことにより、押え
具10が係合金具9に次第に近接し、このときに隣接す
るフラット状建築用板A,Aの嵌合側部2,2の下端
が、押え具10により係合金具9上に押し付けられて行
くものである。このようにして、フラット状建築用板A
の嵌合側部2,2がガッターBの被嵌合部8,8に嵌合
するのみではなく、さらに係合金具9,押え具10及び
固定用螺子杆11にて固定され、フラット状建築用板A
とガッターBとの固着状態を極めて強固なものとしてい
る。
内螺子部9cに対して締め付けて行くことにより、押え
具10が係合金具9に次第に近接し、このときに隣接す
るフラット状建築用板A,Aの嵌合側部2,2の下端
が、押え具10により係合金具9上に押し付けられて行
くものである。このようにして、フラット状建築用板A
の嵌合側部2,2がガッターBの被嵌合部8,8に嵌合
するのみではなく、さらに係合金具9,押え具10及び
固定用螺子杆11にて固定され、フラット状建築用板A
とガッターBとの固着状態を極めて強固なものとしてい
る。
【0016】ここで、外れ止部材Dの係合金具9の幅寸
法(長手方向に直交する方向である)W9 は、ガッター
Bの両被嵌合部8,8の対向する端部間における間隔W
8 よりも狭くなるように形成し、幅寸法W9 と間隔W8
との関係をW9 <W8 となるものとすることにより、係
合金具9をガッターBの上方、即ち被嵌合部8,8側よ
りガッターB内部に収容することができる〔図8(a)
及び(b)参照〕。該実施例では、係合金具9の長手方
向をガッターBの長手方向に一致させることで、係合金
具9は対向する被嵌合部8,8の端部間よりガッターB
の内部に収容することができるものである(図9参
照)。
法(長手方向に直交する方向である)W9 は、ガッター
Bの両被嵌合部8,8の対向する端部間における間隔W
8 よりも狭くなるように形成し、幅寸法W9 と間隔W8
との関係をW9 <W8 となるものとすることにより、係
合金具9をガッターBの上方、即ち被嵌合部8,8側よ
りガッターB内部に収容することができる〔図8(a)
及び(b)参照〕。該実施例では、係合金具9の長手方
向をガッターBの長手方向に一致させることで、係合金
具9は対向する被嵌合部8,8の端部間よりガッターB
の内部に収容することができるものである(図9参
照)。
【0017】その係合金具9には予め、図7に示すよう
に、治具20を合成樹脂,ゴム材等にて作製しておき、
該治具20の先端を内螺子部9cに押し込み、その治具
20を作業員が手にして、前述したように係合金具9の
長手方向をガッターBの長手方向に一致させて、係合金
具9をガッターB内部に収容し、その係合金具9が被固
定用屈曲部6,6箇所が形成されている底部5箇所に近
づいたら、図8に示すように、そのまま前記治具20を
回転させるようにして係合金具9を旋回させ、係合金具
9の長手方向とガッターBの長手方向とを直交させるよ
うに配置し、係合金具9の両端の係合面9a1 ,9a1
が被固定用屈曲部6,6の被係合面6a,6aに当接可
能となるようにする。上記治具20の代わりに固定用螺
子杆11を使用してもよい。
に、治具20を合成樹脂,ゴム材等にて作製しておき、
該治具20の先端を内螺子部9cに押し込み、その治具
20を作業員が手にして、前述したように係合金具9の
長手方向をガッターBの長手方向に一致させて、係合金
具9をガッターB内部に収容し、その係合金具9が被固
定用屈曲部6,6箇所が形成されている底部5箇所に近
づいたら、図8に示すように、そのまま前記治具20を
回転させるようにして係合金具9を旋回させ、係合金具
9の長手方向とガッターBの長手方向とを直交させるよ
うに配置し、係合金具9の両端の係合面9a1 ,9a1
が被固定用屈曲部6,6の被係合面6a,6aに当接可
能となるようにする。上記治具20の代わりに固定用螺
子杆11を使用してもよい。
【0018】このあとは、前述のように、押え具10に
て隣接するフラット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,
2の折返し端縁2c,2cを係止しつつ、固定用螺子杆
11を内螺子部9cに締めつけてゆくことで、係合金具
9の係合面9a1 ,9a1 は被固定用屈曲部6,6の被
係合面6a,6aに当接し、押え具10は嵌合側部2,
2の下端を係合金具9の方向に押圧することとなる。
て隣接するフラット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,
2の折返し端縁2c,2cを係止しつつ、固定用螺子杆
11を内螺子部9cに締めつけてゆくことで、係合金具
9の係合面9a1 ,9a1 は被固定用屈曲部6,6の被
係合面6a,6aに当接し、押え具10は嵌合側部2,
2の下端を係合金具9の方向に押圧することとなる。
【0019】その外れ止部材Dの別の実施例としては、
図17乃至図20に示すように、係合金具9の係合部材
9aの長手方向両端よりガッターBの被嵌合部8,8の
裏面側を押圧可能な押圧立上り部12,12が形成され
たものである。該押圧立上り部12,12は略垂直状の
押圧立上り片12b,12bの上端に押圧面12a,1
2aが形成されたものである。そして、前記同様に係合
部材9aの略中央には内螺子部9cが設けられ、押え具
10が固定用螺子杆11を介して係合金具9側に連結締
付け可能となっている。
図17乃至図20に示すように、係合金具9の係合部材
9aの長手方向両端よりガッターBの被嵌合部8,8の
裏面側を押圧可能な押圧立上り部12,12が形成され
たものである。該押圧立上り部12,12は略垂直状の
押圧立上り片12b,12bの上端に押圧面12a,1
2aが形成されたものである。そして、前記同様に係合
部材9aの略中央には内螺子部9cが設けられ、押え具
10が固定用螺子杆11を介して係合金具9側に連結締
付け可能となっている。
【0020】該実施例では、図18に示すように、ガッ
ターBの内部にその係合金具9が予め収容される。そし
て、押圧立上り部12,12の押圧面12a,12aが
被嵌合部8,8の裏面側を押圧可能となるように配置さ
れて、一方その押え具10にて隣接するフラット状建築
用板A,Aの両嵌合側部2,2の下端の折返し端縁2
c,2cに係止され(図19参照)、固定用螺子杆11
にて押え具10と係合金具9とを締め付けられて、ガッ
ターBに隣接するフラット状建築用板A,Aが強固に固
定されるものである(図20参照)。
ターBの内部にその係合金具9が予め収容される。そし
て、押圧立上り部12,12の押圧面12a,12aが
被嵌合部8,8の裏面側を押圧可能となるように配置さ
れて、一方その押え具10にて隣接するフラット状建築
用板A,Aの両嵌合側部2,2の下端の折返し端縁2
c,2cに係止され(図19参照)、固定用螺子杆11
にて押え具10と係合金具9とを締め付けられて、ガッ
ターBに隣接するフラット状建築用板A,Aが強固に固
定されるものである(図20参照)。
【0021】さらに、隣接するフラット状建築用板A,
Aの両嵌合側部2,2は補強具50により固定される。
その補強具50は逆台形山形状に形成され、具体的な形
状としては、図4に示すように、補強底片50aの幅方
向両端より外方上向き傾斜状の補強端片50b,50b
が形成されている。その補強底片50aには貫通孔50
a1 が形成れており、該貫通孔50a1 には前記外れ止
部材Dの固定用螺子杆11が貫通するものである。そし
て、補強具50は、図1等に示すように、外れ止部材D
とともに使用され、外れ止部材Dの係合金具9上におい
て嵌合側部2,2が両補強端片50b,50bにて囲ま
れる構成とし、その補強具50が外れ止部材Dの押え具
10にて固定され、両嵌合側部2,2を補強しようとす
るものである(図1,図3等参照)。
Aの両嵌合側部2,2は補強具50により固定される。
その補強具50は逆台形山形状に形成され、具体的な形
状としては、図4に示すように、補強底片50aの幅方
向両端より外方上向き傾斜状の補強端片50b,50b
が形成されている。その補強底片50aには貫通孔50
a1 が形成れており、該貫通孔50a1 には前記外れ止
部材Dの固定用螺子杆11が貫通するものである。そし
て、補強具50は、図1等に示すように、外れ止部材D
とともに使用され、外れ止部材Dの係合金具9上におい
て嵌合側部2,2が両補強端片50b,50bにて囲ま
れる構成とし、その補強具50が外れ止部材Dの押え具
10にて固定され、両嵌合側部2,2を補強しようとす
るものである(図1,図3等参照)。
【0022】次に、ガッターBを下地部Gに固定する固
定部材Eについては、図1乃至図3等に示すように、押
え部13と支持底部14とからなり、前記押え部13に
てガッターBの被固定用屈曲部6を外部より押さえ付け
ながら支持底部14をドリルビス等の固着具にて下地部
Gに固定することができる。また、支持底部14の実施
例として、該支持底部14を帯板状の長尺タイプのもの
に形成されている。その長尺の帯板状とした支持底部1
4は具体的には、図2に示すように、所定間隔に隣接配
置するガッターB,Bの間隔に略等しい長さとし、該実
施例の固定部材Eを配置することで隣接するガッター
B,Bの間隔を決定することができるものとなる。
定部材Eについては、図1乃至図3等に示すように、押
え部13と支持底部14とからなり、前記押え部13に
てガッターBの被固定用屈曲部6を外部より押さえ付け
ながら支持底部14をドリルビス等の固着具にて下地部
Gに固定することができる。また、支持底部14の実施
例として、該支持底部14を帯板状の長尺タイプのもの
に形成されている。その長尺の帯板状とした支持底部1
4は具体的には、図2に示すように、所定間隔に隣接配
置するガッターB,Bの間隔に略等しい長さとし、該実
施例の固定部材Eを配置することで隣接するガッター
B,Bの間隔を決定することができるものとなる。
【0023】次に、キャップ材Cは、金属板を適宜に屈
曲して長手方向に長尺であり、図1,図3に示すよう
に、頂部15の幅方向両側に嵌合脚片16,16が形成
されている。該嵌合脚片16,16が隣接する前記フラ
ット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,2に挿入され、
嵌合脚片16,16が前記外れ止部材Dの押え具10に
形成した嵌合用突起10b1 ,10b1 に嵌合固着具さ
れるものである。また、下地部Gは、リップ溝形鋼,H
形鋼或いはI形鋼等の構造材17及び断熱板、木毛板或
いはその他の建築用材等の下地材18とから構成されて
いる。また、下地部Gは構造材17のみから構成される
こともある。さらに下地材18は種々の建築用材が層状
に組み合わされて使用する実施例も存在する。
曲して長手方向に長尺であり、図1,図3に示すよう
に、頂部15の幅方向両側に嵌合脚片16,16が形成
されている。該嵌合脚片16,16が隣接する前記フラ
ット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,2に挿入され、
嵌合脚片16,16が前記外れ止部材Dの押え具10に
形成した嵌合用突起10b1 ,10b1 に嵌合固着具さ
れるものである。また、下地部Gは、リップ溝形鋼,H
形鋼或いはI形鋼等の構造材17及び断熱板、木毛板或
いはその他の建築用材等の下地材18とから構成されて
いる。また、下地部Gは構造材17のみから構成される
こともある。さらに下地材18は種々の建築用材が層状
に組み合わされて使用する実施例も存在する。
【0024】図14は外れ止部材DがガッターB内で作
用する状態を示したものであり、まず押え具10が隣接
するフラット状建築用板A,Aの嵌合側部2,2に押圧
力P10を生じさせ、同様に係合金具9は被固定用屈曲部
6,6に反力状の押圧力P12をかける。そして、フラッ
ト状建築用板Aの主板1が略分布荷重状態の押圧力p,
p,…をかけるものである。
用する状態を示したものであり、まず押え具10が隣接
するフラット状建築用板A,Aの嵌合側部2,2に押圧
力P10を生じさせ、同様に係合金具9は被固定用屈曲部
6,6に反力状の押圧力P12をかける。そして、フラッ
ト状建築用板Aの主板1が略分布荷重状態の押圧力p,
p,…をかけるものである。
【0025】
【作用】下地部G上に複数のガッターB,B,…を等間
隔に配置してゆく。そのガッターBは長手方向を複数の
固定部材E,E,…を介して所定間隔に固定してゆく。
ガッターBの内部に複数の外れ止部材D,D,…の係合
金具9,9,…を収容する。このときには一つのガッタ
ーB内に収容した複数の係合金具9,9,…は適宜の間
隔をおいて略等間隔に配置してゆけばよい。また、係合
金具9は固定用螺子杆11を使用してもよいが、図7に
示すように、専用に治具20を作製して、該治具20を
用いて係合金具9をガッターB内に遊挿してもよい。ガ
ッターB内に遊挿した係合金具9は水平状に回転させ、
図8(a),(b)及び図9(a),(b)に示すよう
に、係合金具9の長手方向両端(係合面9a1 ,9a1
が存在している)をガッターBの被固定用屈曲部6,6
に遊挿し、係合金具9を上方に持ち上げるときにその長
手方向両端の係合面9a1 ,9a1 が被固定用屈曲部
6,6の被係合面6a,6aに係合可能な状態としてお
く。
隔に配置してゆく。そのガッターBは長手方向を複数の
固定部材E,E,…を介して所定間隔に固定してゆく。
ガッターBの内部に複数の外れ止部材D,D,…の係合
金具9,9,…を収容する。このときには一つのガッタ
ーB内に収容した複数の係合金具9,9,…は適宜の間
隔をおいて略等間隔に配置してゆけばよい。また、係合
金具9は固定用螺子杆11を使用してもよいが、図7に
示すように、専用に治具20を作製して、該治具20を
用いて係合金具9をガッターB内に遊挿してもよい。ガ
ッターB内に遊挿した係合金具9は水平状に回転させ、
図8(a),(b)及び図9(a),(b)に示すよう
に、係合金具9の長手方向両端(係合面9a1 ,9a1
が存在している)をガッターBの被固定用屈曲部6,6
に遊挿し、係合金具9を上方に持ち上げるときにその長
手方向両端の係合面9a1 ,9a1 が被固定用屈曲部
6,6の被係合面6a,6aに係合可能な状態としてお
く。
【0026】その隣接するガッターB,B間にフラット
状建築用板Aを配置し、主板1の幅方向両端の嵌合側部
2,2をガッターBの被嵌合部8,8に嵌合してゆく
(図11参照)。次に、ガッターB上にて隣接するフラ
ット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,2の下端に形成
した折返し端縁2c,2cを押え具10の押え脚部10
b,10bにて係止し、押え頂部10aより固定用螺子
杆11を貫通させ、該固定用螺子杆11を係合金具9の
内螺子部9cに螺合させる(図12参照)。そして、固
定用螺子杆11を締め付けてゆくと、まず係合金具9が
僅かに上昇して長手方向両端の係合面9a1 ,9a1 が
被固定用屈曲部6,6の被係合面6a,6aに当接し
て、係合金具9がガッターB内において上下方向に固定
状態となる。
状建築用板Aを配置し、主板1の幅方向両端の嵌合側部
2,2をガッターBの被嵌合部8,8に嵌合してゆく
(図11参照)。次に、ガッターB上にて隣接するフラ
ット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,2の下端に形成
した折返し端縁2c,2cを押え具10の押え脚部10
b,10bにて係止し、押え頂部10aより固定用螺子
杆11を貫通させ、該固定用螺子杆11を係合金具9の
内螺子部9cに螺合させる(図12参照)。そして、固
定用螺子杆11を締め付けてゆくと、まず係合金具9が
僅かに上昇して長手方向両端の係合面9a1 ,9a1 が
被固定用屈曲部6,6の被係合面6a,6aに当接し
て、係合金具9がガッターB内において上下方向に固定
状態となる。
【0027】次に、押え具10が固定用螺子杆11の締
め付けとともに係合金具9に近接し、その押え具10と
ともに隣接するフラット状建築用板A,Aの両嵌合側部
2,2の下端が係合金具9方向に押圧される。その嵌合
側部2,2の下端が係合金具9方向に押圧されること
で、隣接するフラット状建築用板A,Aの主板1,1の
裏面側とガッターBの被嵌合部8,8の上面側とが密着
状態となる(図13参照)。これを順次、繰り返して複
数のフラット状建築用板A,A,…を下地部G上に等間
隔に配置したガッターB,B,…に固着してゆき、さら
に隣接するフラット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,
2間にキャップ材Cを嵌合してゆく。またフラット状建
築用板Aと下地部Gとの間には断熱材60が必要に応じ
て設けられることもある。
め付けとともに係合金具9に近接し、その押え具10と
ともに隣接するフラット状建築用板A,Aの両嵌合側部
2,2の下端が係合金具9方向に押圧される。その嵌合
側部2,2の下端が係合金具9方向に押圧されること
で、隣接するフラット状建築用板A,Aの主板1,1の
裏面側とガッターBの被嵌合部8,8の上面側とが密着
状態となる(図13参照)。これを順次、繰り返して複
数のフラット状建築用板A,A,…を下地部G上に等間
隔に配置したガッターB,B,…に固着してゆき、さら
に隣接するフラット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,
2間にキャップ材Cを嵌合してゆく。またフラット状建
築用板Aと下地部Gとの間には断熱材60が必要に応じ
て設けられることもある。
【0028】
【発明の効果】請求項1においては、幅方向両側に嵌合
側部2,2を形成したフラット状建築用板Aと、隣接し
たフラット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,2と嵌合
可能な被嵌合部8,8を幅方向両側上方に設け、且つ幅
方向両側下方には被固定用屈曲部6,6を膨出形成した
ガッターBと、係合金具9,押え具10及び固定用螺子
杆11を有する外れ止部材Dと、隣接するフラット状建
築用板A,A間に嵌合可能なキャップ材Cとからなり、
前記外れ止部材Dの係合金具9はガッターBの内部側に
おいて適宜に係合可能とし、押え具10は隣接するフラ
ット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,2と係止すると
ともに固定用螺子杆11を介して係合金具9方向に押圧
可能としてなるフラット状外囲体としたことにより、先
ず第1に極めて強固且つ耐久性のあるフラット状外囲体
とすることができるし、第2に施工性を極めて良好なも
のとすることができる。
側部2,2を形成したフラット状建築用板Aと、隣接し
たフラット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,2と嵌合
可能な被嵌合部8,8を幅方向両側上方に設け、且つ幅
方向両側下方には被固定用屈曲部6,6を膨出形成した
ガッターBと、係合金具9,押え具10及び固定用螺子
杆11を有する外れ止部材Dと、隣接するフラット状建
築用板A,A間に嵌合可能なキャップ材Cとからなり、
前記外れ止部材Dの係合金具9はガッターBの内部側に
おいて適宜に係合可能とし、押え具10は隣接するフラ
ット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,2と係止すると
ともに固定用螺子杆11を介して係合金具9方向に押圧
可能としてなるフラット状外囲体としたことにより、先
ず第1に極めて強固且つ耐久性のあるフラット状外囲体
とすることができるし、第2に施工性を極めて良好なも
のとすることができる。
【0029】上記効果を詳述すると、ガッターBは隣接
するフラット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,2と嵌
合可能な被嵌合部8,8を幅方向両側上方に設けてあ
り、且つ幅方向両側下方には被固定用屈曲部6,6を設
けている。それゆえにガッターBがフラット状建築用板
A,Aを嵌合固定することができるために、フラット状
建築用板Aのために別に吊子を用意する必要がなく、部
品点数を少なくすることができる。また、ガッターBを
固定することで、フラット状建築用板A,Aをすぐに配
置固定してゆくことができ、施工性が良好となる。
するフラット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,2と嵌
合可能な被嵌合部8,8を幅方向両側上方に設けてあ
り、且つ幅方向両側下方には被固定用屈曲部6,6を設
けている。それゆえにガッターBがフラット状建築用板
A,Aを嵌合固定することができるために、フラット状
建築用板Aのために別に吊子を用意する必要がなく、部
品点数を少なくすることができる。また、ガッターBを
固定することで、フラット状建築用板A,Aをすぐに配
置固定してゆくことができ、施工性が良好となる。
【0030】さらに、外れ止部材Dは、その係合金具9
がガッターBの内部側において所定箇所に係合する構造
となっており、押え具10は隣接するフラット状建築用
板A,Aの両嵌合側部2,2に係止可能且つ前記係合金
具9方向に押圧可能としてあり、さらに前記係合金具9
と押え具10とを固定用螺子杆11にて締め付けること
により、ガッターB内部に固定された係合金具9方向に
隣接するフラット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,2
を押え具10にて押しつけ極めて強固且つ耐久性のある
フラット状外囲体とすることができる。
がガッターBの内部側において所定箇所に係合する構造
となっており、押え具10は隣接するフラット状建築用
板A,Aの両嵌合側部2,2に係止可能且つ前記係合金
具9方向に押圧可能としてあり、さらに前記係合金具9
と押え具10とを固定用螺子杆11にて締め付けること
により、ガッターB内部に固定された係合金具9方向に
隣接するフラット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,2
を押え具10にて押しつけ極めて強固且つ耐久性のある
フラット状外囲体とすることができる。
【0031】また、従来タイプのフラット状外囲体の要
部構造では、既成のガッター材を別材の固定部材等で固
定し、且つその固定部材にて隣接する既成のフラット状
建築用板を強固に固定するものでは、固定部材を設けた
箇所でしかフラット状建築用板A,Aの強固な固定がで
きないというような不都合がある。これに対して、外れ
止部材Dの係合金具9はガッターBの内部で使用される
ものであり、且つ押え具10及び固定用螺子杆11にて
締め付け固定が行われる前はガッターB内で自由に位置
を設定することができるものであり、これによって、ガ
ッターBの長手方向における所望の位置でフラット状建
築用板A,Aの固定ができることになる(図15参
照)。
部構造では、既成のガッター材を別材の固定部材等で固
定し、且つその固定部材にて隣接する既成のフラット状
建築用板を強固に固定するものでは、固定部材を設けた
箇所でしかフラット状建築用板A,Aの強固な固定がで
きないというような不都合がある。これに対して、外れ
止部材Dの係合金具9はガッターBの内部で使用される
ものであり、且つ押え具10及び固定用螺子杆11にて
締め付け固定が行われる前はガッターB内で自由に位置
を設定することができるものであり、これによって、ガ
ッターBの長手方向における所望の位置でフラット状建
築用板A,Aの固定ができることになる(図15参
照)。
【0032】そしてさらに、本発明では、図16に示す
ように、ガッターBの固定部材が存在する箇所以外でも
ガッターBに外れ止部材Dを備えるだけで長手方向のい
ずれの位置においても隣接するフラット状建築用板A,
Aの強固な固定ができるものである。それゆえに、ガッ
ターB内に係合金具9を収容しておくことで、あとは隣
接するフラット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,2上
に押え具10を被せるようにして係止し、固定用螺子杆
11を係合金具9に螺合するのみで隣接するフラット状
建築用板A,AをガッターBに固定することができ、こ
れは作業員にとって極めて作業が行いやすくできるもの
である。
ように、ガッターBの固定部材が存在する箇所以外でも
ガッターBに外れ止部材Dを備えるだけで長手方向のい
ずれの位置においても隣接するフラット状建築用板A,
Aの強固な固定ができるものである。それゆえに、ガッ
ターB内に係合金具9を収容しておくことで、あとは隣
接するフラット状建築用板A,Aの両嵌合側部2,2上
に押え具10を被せるようにして係止し、固定用螺子杆
11を係合金具9に螺合するのみで隣接するフラット状
建築用板A,AをガッターBに固定することができ、こ
れは作業員にとって極めて作業が行いやすくできるもの
である。
【0033】また、フラット状建築用板A,A,…及び
外れ止部材Dは全てガッターBに固定されるものであ
り、このようにフラット状外囲体の各固定にかかる箇所
が一つの箇所に集中させることで、施工を単純にするの
みならず、補修等も比較的簡単に行うことができる。
外れ止部材Dは全てガッターBに固定されるものであ
り、このようにフラット状外囲体の各固定にかかる箇所
が一つの箇所に集中させることで、施工を単純にするの
みならず、補修等も比較的簡単に行うことができる。
【0034】次に、請求項2においては、請求項1にお
いて、前記ガッターBの被固定用屈曲部6,6には被係
合面6a,6aを形成し、前記外れ止部材Dの係合金具
9は長手方向両端を係合面9a1 ,9a1 とし、該係合
金具9の係合面9a1 ,9a1 をガッターBの長手方向
適宜の被固定用屈曲部6,6の被係合面6a,6aに係
合してなるフラット状外囲体としたことより、外れ止部
材Dの係合金具9がガッターB内で特に強固に固定さ
れ、ひいてはフラット状建築用板A,Aを安定した状態
で固定することができるものである。
いて、前記ガッターBの被固定用屈曲部6,6には被係
合面6a,6aを形成し、前記外れ止部材Dの係合金具
9は長手方向両端を係合面9a1 ,9a1 とし、該係合
金具9の係合面9a1 ,9a1 をガッターBの長手方向
適宜の被固定用屈曲部6,6の被係合面6a,6aに係
合してなるフラット状外囲体としたことより、外れ止部
材Dの係合金具9がガッターB内で特に強固に固定さ
れ、ひいてはフラット状建築用板A,Aを安定した状態
で固定することができるものである。
【0035】即ち、ガッターBの被固定用屈曲部6,6
を外部より固定部材E,E,…等で下地部Gに固定する
ことを前提とすると、被固定用屈曲部6の内部で外れ止
部材Dの係合金具9の長手方向端部が係合した状態で、
且つ被固定用屈曲部6,6が外部より固定部材E,E,
…で固定されると、被固定用屈曲部6,6は係合金具9
からの押圧を固定部材E,E,…にて押さえることがで
き、ガッターBが比較的変形しやすいような薄い金属板
材で形成されていたとしても、その被固定用屈曲部6,
6の変形を最小限にすることができる。
を外部より固定部材E,E,…等で下地部Gに固定する
ことを前提とすると、被固定用屈曲部6の内部で外れ止
部材Dの係合金具9の長手方向端部が係合した状態で、
且つ被固定用屈曲部6,6が外部より固定部材E,E,
…で固定されると、被固定用屈曲部6,6は係合金具9
からの押圧を固定部材E,E,…にて押さえることがで
き、ガッターBが比較的変形しやすいような薄い金属板
材で形成されていたとしても、その被固定用屈曲部6,
6の変形を最小限にすることができる。
【0036】次に、請求項3においては、請求項2にお
いて、前記ガッターBの被固定用屈曲部6,6の被係合
面6a,6a及び前記外れ止部材Dの係合金具9の係合
面9a1 ,9a1 はともに外方上向きに傾斜してなるフ
ラット状外囲体としたことにより、外れ止部材Dの係合
金具9とガッターBの被嵌合部8,8との係合状態が安
定する。即ち、係合金具9の係合面9a1 ,9a1 及び
被固定用屈曲部6,6の被係合面6a,6aとは共に、
外方上向きに傾斜状態となっており、係合面9a1 ,9
a1 と被係合面6a,6aとが重合することで係合金具
9の長手方向の位置が安定することになり、正確な作業
を行うことができる。
いて、前記ガッターBの被固定用屈曲部6,6の被係合
面6a,6a及び前記外れ止部材Dの係合金具9の係合
面9a1 ,9a1 はともに外方上向きに傾斜してなるフ
ラット状外囲体としたことにより、外れ止部材Dの係合
金具9とガッターBの被嵌合部8,8との係合状態が安
定する。即ち、係合金具9の係合面9a1 ,9a1 及び
被固定用屈曲部6,6の被係合面6a,6aとは共に、
外方上向きに傾斜状態となっており、係合面9a1 ,9
a1 と被係合面6a,6aとが重合することで係合金具
9の長手方向の位置が安定することになり、正確な作業
を行うことができる。
【0037】次に、請求項4においては、請求項1にお
いて、前記隣接するフラット状建築用板A,Aの対向す
る嵌合側部2,2間にキャップ材Cを装着してなるフラ
ット状外囲体としたことにより、隣接するフラット状建
築用板A,Aの間にキャップ材Cが納まり、整然とした
良好な外観を有するフラット状外囲体とすることができ
る。
いて、前記隣接するフラット状建築用板A,Aの対向す
る嵌合側部2,2間にキャップ材Cを装着してなるフラ
ット状外囲体としたことにより、隣接するフラット状建
築用板A,Aの間にキャップ材Cが納まり、整然とした
良好な外観を有するフラット状外囲体とすることができ
る。
【0038】次に、請求項5においては、請求項1にお
いて、前記ガッターBの内部側より被嵌合部8,8の下
面側を前記外れ止部材Dの係合金具9の押圧立上り部1
2,12にて係合してなるフラット状外囲体としたこと
により、特にガッターBの被嵌合部8,8を下面より支
持し、ガッターBの高さ方向における力学的強度を増強
し、強固なるフラット状外囲体を施工することができ
る。
いて、前記ガッターBの内部側より被嵌合部8,8の下
面側を前記外れ止部材Dの係合金具9の押圧立上り部1
2,12にて係合してなるフラット状外囲体としたこと
により、特にガッターBの被嵌合部8,8を下面より支
持し、ガッターBの高さ方向における力学的強度を増強
し、強固なるフラット状外囲体を施工することができ
る。
【図1】本発明のフラット状外囲体の要部縦断正面図
【図2】本発明のフラット状外囲体の縦断正面略示図
【図3】本発明のフラット状外囲体の要部斜視図
【図4】外れ止部材の構成部材を分離して一部断面にし
た分解斜視図
た分解斜視図
【図5】(a)及び(b)は係合金具の種々の実施例を
示す斜視図
示す斜視図
【図6】(a)及び(b)は係合金具の係合面とガッタ
ーの被係合面の実施例を示す要部断面図
ーの被係合面の実施例を示す要部断面図
【図7】係合金具の要部断面図及び治具を示す拡大図
【図8】(a)及び(b)はガッター内に係合金具を遊
挿する状態を示す断面図
挿する状態を示す断面図
【図9】ガッター内に係合金具を遊挿する状態を示す平
面図
面図
【図10】ガッター内に係合金具を遊挿し、ガッターに
係合した状態を示す断面図
係合した状態を示す断面図
【図11】係合金具をガッター内に治めた状態の断面図
【図12】押え具をフラット状建築用板の嵌合側部に係
止しようとする状態の断面図
止しようとする状態の断面図
【図13】外れ止部材にてガッターにフラット状建築用
板を固定した状態を示す断面図
板を固定した状態を示す断面図
【図14】外れ止部材の各部分にかかる荷重の作用状態
を示す断面図
を示す断面図
【図15】係合金具がガッター内を移動可能であること
を示す平面図
を示す平面図
【図16】ガッターのいずれの位置でも外れ止部材を設
けることができることを示した平面図
けることができることを示した平面図
【図17】別の実施例の外れ止部材を使用したフラット
状外囲体の要部縦断正面図
状外囲体の要部縦断正面図
【図18】ガッター内に別の実施例の係合金具を装着し
た状態の縦断正面図
た状態の縦断正面図
【図19】ガッター内の係合金具に押え具を装着すると
ころを示す縦断正面図
ころを示す縦断正面図
【図20】押え具にてフラット状建築用板をガッターに
固定した状態を示す縦断正面図
固定した状態を示す縦断正面図
A…フラット状建築用板 2…嵌合側部 B…ガッター 6…被固定用屈曲部 6a…被係合面 8…被嵌合部 D…外れ止部材 9a1 …係合面 12…押圧立上り部 9…係合金具 10…押え具 11…固定用螺子杆 C…キャップ材
Claims (5)
- 【請求項1】 幅方向両側に嵌合側部を形成したフラッ
ト状建築用板と、隣接したフラット状建築用板の両嵌合
側部と嵌合可能な被嵌合部を幅方向両側上方に設け、且
つ幅方向両側下方には被固定用屈曲部を膨出形成したガ
ッターと、係合金具,押え具及び固定用螺子杆を有する
外れ止部材と、隣接するフラット状建築用板間に嵌合可
能なキャップ材とからなり、前記外れ止部材の係合金具
はガッターの内部側において適宜に係合可能とし、押え
具は隣接するフラット状建築用板の両嵌合側部と係止す
るとともに固定用螺子杆を介して係合金具方向に押圧可
能としてなることを特徴としたフラット状外囲体。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ガッターの被固
定用屈曲部には被係合面を形成し、前記外れ止部材の係
合金具は長手方向両端を係合面とし、該係合金具の係合
面をガッターの長手方向適宜の被固定用屈曲部の被係合
面に係合してなることを特徴としたフラット状外囲体。 - 【請求項3】 請求項2において、前記ガッターの被固
定用屈曲部の被係合面及び前記外れ止部材の係合金具の
係合面はともに外方上向きに傾斜してなることを特徴と
したフラット状外囲体。 - 【請求項4】 請求項1において、前記隣接するフラッ
ト状建築用板の対向する嵌合側部間にキャップ材を装着
してなることを特徴としたフラット状外囲体。 - 【請求項5】 請求項1において、前記ガッターの内部
側より被嵌合部の下面側を前記外れ止部材の係合金具の
押圧立上り部にて係合してなることを特徴としたフラッ
ト状外囲体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6281538A JP3042754B2 (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | フラット状外囲体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6281538A JP3042754B2 (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | フラット状外囲体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08120842A true JPH08120842A (ja) | 1996-05-14 |
JP3042754B2 JP3042754B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=17640574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6281538A Expired - Fee Related JP3042754B2 (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | フラット状外囲体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3042754B2 (ja) |
-
1994
- 1994-10-21 JP JP6281538A patent/JP3042754B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3042754B2 (ja) | 2000-05-22 |
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