JPH0812058B2 - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JPH0812058B2
JPH0812058B2 JP27019292A JP27019292A JPH0812058B2 JP H0812058 B2 JPH0812058 B2 JP H0812058B2 JP 27019292 A JP27019292 A JP 27019292A JP 27019292 A JP27019292 A JP 27019292A JP H0812058 B2 JPH0812058 B2 JP H0812058B2
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Inventor
裕通 橋詰
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株式会社精工舎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位置検出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より位置検出装置として、例えば時
計の歯車に設けた孔または反射板等の検出対象が所定位
置にあることを検出して正時を検出するものがある。そ
の具体的な構成を図7に示す。
【0003】ロータ歯車1は駆動制御回路(図示せ
ず。)からの1秒毎の駆動パルスによってステップ駆動
される。図7(a)は正時の1ステップ前の状態、
(b)は正時の状態、(c)は正時の1ステップ後の状
態である。2はロータ歯車1と連動して回転する第1の
歯車(伝達車)で、孔2aが設けてある。3は第1の歯
車2と平面的に交差し、かつ非同心的に1時間で1回転
する第2の歯車(分針歯車)で、反射板3aが設けてあ
る。第1の歯車2と第2の歯車3は、孔2aと反射板3
aとが正時に交差するように組み込んである。孔2aと
反射板3aは、交差して静止した状態において、それぞ
れの中心点の位置が一致する。また、孔2aの大きさは
反射板3aの大きさとほぼ等しくなっている。なお、正
時に孔2aと反射板3aとが交差して静止する位置に反
射板3aに対向して反射型光センサ(図示せず。)を設
けてある。この反射型光センサは孔2aと反射板3aと
の交差を検出するためのものであり、発光素子と受光素
子とで構成され、孔2aと反射板3aとの交差状態にお
いて発光素子は反射板3aの中心点に光を照射する。
【0004】正時になると孔2aと反射板3aとが交差
し、図8に示したように、反射型光センサ4の発光素子
からの光が反射板3aの中心点で反射して反射型光セン
サ4の受光素子で受け取られる。受光素子は反射光を受
けている間、受光信号“1”を発生する。上記駆動パル
ス間において、制御回路(図示せず。)は、受光信号レ
ベルを検出するための検出パルスを発生して正時検出動
作を行なう。この検出パルス発生期間に受光素子からの
受光信号が“1”であれば、上記制御回路は孔2aと反
射板3aが交差していること、すなわち正時になったと
判定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ロータ歯車1は1ステ
ップ毎に静止位置前後にしばらくゆらいでから停止す
る。そのゆらぎ量は1ステップ移動して静止位置を最初
に通過したときが一番大きく、次第にゆらぎ量が収束し
て停止する。このゆらぎのために、ロータ歯車1と連動
している第1の歯車2にも1ステップ毎にゆらぎが生じ
る。したがって、正時になって孔2aと反射板3aが交
差した際にもゆらぎが生じる。上記従来の位置検出装置
は、孔2aと反射板3aとは交差状態でその中心点が一
致し、かつその大きさがほぼ等しく、正時になって孔2
aと反射板3aとが交差する際に、孔2aが静止位置を
通過して反射板3aの中心点を遮蔽してしまうので、図
9に示すように、反射型光センサ4の受光素子からの受
光信号レベルにゆらぎが生じる。このように受光信号レ
ベルにゆらぎが生じるため、上記制御回路による正時検
出動作時に受光信号レベルが“1”でない場合があり、
正時を検出できないことがある。
【0006】本発明は、歯車の所定状態を確実に検出可
能な位置検出装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロータの回転
に連動して回転する第1の歯車と、この第1の歯車と平
面的に交差して回転する第2の歯車と、上記第1の歯車
と上記第2の歯車の一方に設けてある孔と、他方にその
孔に対応して設けてある反射板と、上記孔と上記反射板
とが交差する位置において上記反射板と対向するように
設けてあり、上記孔と上記反射板とが交差したことを読
み取るための読取り手段とを有する位置検出装置におい
て、上記孔と上記反射板とが交差し、かつ上記第1の歯
車と上記第2の歯車とが静止した状態において、上記孔
の中心点が上記反射板の中心点よりも上記第1の歯車の
逆転方向にずれるように構成することにより上記課題を
解決するものである。
【0008】また、ロータの回転に連動して回転する第
1の歯車と、この第1の歯車と平面的に交差して回転す
る第2の歯車と、上記第1の歯車と上記第2の歯車のそ
れぞれに設けてある孔と、上記各孔が交差する位置にお
いて上記各孔と対向するように設けてあり、上記各孔が
交差したことを読み取るための読取り手段とを有する位
置検出装置において、上記各孔が交差し、かつ上記第1
の歯車と上記第2の歯車とが静止した状態において、上
記第1の歯車に設けた孔の中心点が上記第2の歯車に設
けた孔の中心点よりも上記第1の歯車の逆転方向にずれ
るように構成することにより上記課題を解決するもので
ある。
【0009】
【実施例】以下、本発明による位置検出装置を時計の正
時検出用に用いた場合の一実施例について図面に基づい
て説明する。
【0010】図1は本装置を用いた時計機械体の平面図
である。同図において、図7と同じ符号のものは同様の
ものを示している。2bは第1の歯車2に設けてある孔
で、上記従来の場合と同様に正時に反射板3aと交差す
る。4は反射型光センサであり、上記従来の場合と同様
に正時に孔2bと反射板3aとが交差して静止する位置
に反射板3aに対向して設けてあり、第1の歯車2の中
心点と第2の歯車3の中心点を結んだ線方向に発光素子
4aと受光素子4bを並べて配置してある。ロータ歯車
1はステップ駆動され、ロータ歯車1の回転に連動して
第1の歯車2が回転し、第1の歯車2の回転に連動して
中間車5が回転し、中間車5の回転に連動して第2の歯
車3が1時間で1回転する。
【0011】図2は図1に示した時計機械体の断面図で
あり、同じ符号のものは同一のものである。
【0012】図3は、正時になって孔2bと反射板3a
とが交差して静止した状態を示したものである。この状
態における反射板3aの中心点P2の位置が、反射型光
センサ4の中心位置となっている。本装置は、上記従来
の構成と基本的に同様の構成であるが、孔2bと反射板
3aとが交差して静止した状態において孔2bの中心点
P1が反射板3aの中心点P2よりも第1の歯車2の逆
転方向にずれている。角度αは孔2bの中心点P1と反
射板3aの中心点P2とのずれ角である。図4に孔2b
が1ステップ駆動されてゆらいだときの中心点P1の位
置とその静止位置とのずれ角と時間の関係を示す。横軸
が時間、縦軸が角度を表し、角度は第1の歯車2の進み
方向をプラスとする。ずれ角は孔2bがその静止位置を
最初に通過して行き過ぎたときが最大角α1となり次第
に収束していく。最大角α1だけずれたときの戻りで再
び静止位置を通過して行き過ぎたときの角度をα2とす
る。なお本例では、孔2bが静止位置から最大角α1以
上ずれた場合に、反射型光センサ4に対して反射板3a
の中心点P2が遮蔽されるものとする。角度αはα1と
α2との差である。すなわち孔2bは図7に示した従来
の孔2aを角度α分だけ第1の歯車2の逆転方向に大き
くしたものである。
【0013】正時になると孔2bと反射板3aが交差す
るが、ロータ歯車1のゆらぎに影響されて第1の歯車2
がゆらぐ。孔2bが静止位置から最大角α1だけ行き過
ぎたときの状態を図5に示す。孔2bの中心点P1は反
射板3aの中心点P2から角度αだけ第1の歯車2の逆
転方向にずれているので、図5に示したように、孔2b
が静止位置から最大角α1だけ行き過ぎても反射板3a
の中心点P2を遮蔽しない。この後、孔2bのゆらぎ量
は小さくなっていくので、反射板3aの中心点P2が遮
蔽されることはない。したがって、図6(a)に示した
ように、正時における受光信号はレベル“1”に安定し
てゆらぎのないものとなる。制御回路(図示せず。)
は、図6(b)に示したように、ロータ歯車1の駆動パ
ルス間に上記受光信号レベルを検出するための検出パル
スを発生して正時検出動作を行なう。上記のように正時
における受光信号レベルは“1”で安定しているので、
上記制御回路は孔2bと反射板3aが交差しているこ
と、すなわち正時になったと判定する。
【0014】ところで、上記のような歯車のゆらぎによ
る反射板3aの中心点P2の遮蔽は孔2bを単に大きく
するだけで防ぐことが可能であるが、孔2bを大きくす
ると、それに伴って第2の歯車3を大きくしなければ正
しい正時検出を行なえないので、装置が大きくなってし
まう。上記実施例のように、孔2bがその静止位置を最
初に通過して行き過ぎる角度α1とその戻りで再び静止
位置を通過して行き過ぎる角度α2との差である角度α
分だけ孔2bを大きくすれば、孔2bの大きさの増大を
最小限に抑え、かつ孔2bのゆらぎによる反射板3aの
中心点P2の遮蔽を防ぐことができる。
【0015】なお、上記実施例においては本発明装置を
時計の正時検出用として用いた場合について説明した
が、時計の正時検出用に限るものではない。
【0016】また、上記実施例では、従来の孔2aに対
して孔2bを大きくすることにより、孔2bの中心点P
1と反射板3aの中心点P2とをずらしたが、ゆらぎ量
によっては、孔2aの大きさは変えずに孔2aと反射板
3aが交差かつ静止した状態においてそれぞれの中心点
がずれるような構成にしてもよい。
【0017】また、孔2bを第2の歯車3に設け、反射
板3aを第1の歯車2に設け、反射型光センサ4を第2
の歯車3の第1の歯車2と反対側に孔2bと対向するよ
うに設ける構成としてもよい。
【0018】また、反射板3aの代わりに孔を設け、透
過型センサを用いて孔の交差を検出する構成としてもよ
い。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成により、歯
車がゆらいでも確実に歯車の所定状態を検出することが
できる。なお、孔がその静止位置を最初に通過して行き
過ぎる角度とその戻りで再び静止位置を通過して行き過
ぎる角度との差分だけ孔を大きくすることにより、孔の
大きさの増大を最小限に抑えられ、装置を大型化せずに
歯車の所定状態を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を用いた時計機械体の構成例を示し
た平面図
【図2】図1の時計機械体の断面図
【図3】図1の時計機械体の要部の所定状態を示した説
明図
【図4】孔2bの静止位置からのずれ角と時間の関係を
示した説明図
【図5】図1の時計機械体の要部の所定状態を示した説
明図
【図6】図1の時計機械体の正時検出動作を説明するた
めの説明図
【図7】従来例を示した説明図
【図8】従来例の構成を説明するための説明図
【図9】従来例の動作を説明するための説明図
【符号の説明】
2 第1の歯車 2b 孔 3 第2の歯車 3a 反射板 4 センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータの回転に連動して回転する第1の
    歯車と、 この第1の歯車と平面的に交差して回転する第2の歯車
    と、 上記第1の歯車と上記第2の歯車の一方に設けてある孔
    と、他方にその孔に対応して設けてある反射板と、 上記孔と上記反射板とが交差する位置において上記反射
    板と対向するように設けてあり、上記孔と上記反射板と
    が交差したことを読み取るための読取り手段とを有する
    位置検出装置において、 上記孔と上記反射板とが交差し、かつ上記第1の歯車と
    上記第2の歯車とが静止した状態において、上記孔の中
    心点が上記反射板の中心点よりも上記第1の歯車の逆転
    方向にずれるように構成したことを特徴とする位置検出
    装置。
  2. 【請求項2】 ロータの回転に連動して回転する第1の
    歯車と、 この第1の歯車と平面的に交差して回転する第2の歯車
    と、 上記第1の歯車と上記第2の歯車のそれぞれに設けてあ
    る孔と、 上記各孔が交差する位置において上記各孔と対向するよ
    うに設けてあり、上記各孔が交差したことを読み取るた
    めの読取り手段とを有する位置検出装置において、 上記各孔が交差し、かつ上記第1の歯車と上記第2の歯
    車とが静止した状態において、上記第1の歯車に設けた
    孔の中心点が上記第2の歯車に設けた孔の中心点よりも
    上記第1の歯車の逆転方向にずれるように構成したこと
    を特徴とする位置検出装置。
JP27019292A 1992-10-08 1992-10-08 位置検出装置 Expired - Fee Related JPH0812058B2 (ja)

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