JP5000819B2 - 回転レーザ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ光により測定基準平面、特に水平基準面の他に水平基準面に対して所定の角度に傾斜した任意傾斜設定面を形成可能な回転レーザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザ光を回転させ壁面等に照射することで、レーザ平面で基準線を形成する回転レーザ装置が知られている。これはレーザ測量機とも呼ばれ、レーザ平面は水平にまたは傾斜して形成され、そのレーザ平面を基準にして高低位置、垂直位置が決定される。
【0003】
レーザ光を所定の位置、例えば傾斜にしたいときには、本体にある入力手段から直接入力するか、照射位置に設けられたターゲットにより設定することになる。
【0004】
入力手段への入力に比べターゲットによる設定は簡単であり、比較的多く利用されている。
【0005】
図1は従来のターゲット80で傾斜角度を変える様子を示している。反射面85aと反射面85bとは単なる再帰反射面、反射面84aと反射面84bとは再帰反射面+偏光面(λ/4複屈折部材)から構成されている。レーザ光がこれを走査することで反射面上の位置を検出している。その位置検出により所定の位置まで反射面上を移動する。所定の位置になって止まることから、ターゲットを移動すると、レーザ面を追いかけるように移動して傾斜角を変える。
【0006】
図2はレーザ光がターゲット上を走査したときに得られる信号を表している。基本的に、反射面84aと反射面85bの検出で、位置が判断できる。反射面84bと反射面85aは信号の立ち上がり部分を明確にする。反射面からの反射レーザ光を区別するため円偏光のレーザ光を使用している。例えば、ターゲットを走査し、立ち上がりから立ち下がりまでの時間t1、立ち下がりから立ち上がりまでのt2が得られ、t1≠t2である場合、t1=t2になるまでレーザ光は移動して設定が行われる。
【0007】
図3は回転レーザ装置の光学的構成及び電気的構成を示したものである。回転照射装置1は発光部3、回動部2、反射光検出部4、制御部(CPU)60から構成される。
【0008】
まず発光部3について説明する。
【0009】
直線偏光の偏光照射光束を射出するレーザダイオード65の光軸上に、レーザダイオード65側からコリメータレンズ66、第一λ/4複屈折部材67、孔開きミラー68が順次配設され、レーザダイオード65から射出される直線偏光の偏光照射光束はコリメータレンズ66により平行光束とされ、第一λ/4複屈折部材67で円偏光に変換される。円偏光の偏光照射光束は孔開きミラー68を通って回動部2に射出される。
【0010】
この回動部2は発光部3から入射された偏光照射光束100をその光軸を90°変向して射出走査するものである。この発光部3からの偏光照射光束の光軸を90°変向するペンタプリズム18が偏光照射光束の光軸を中心に回転するミラー保持体13に設けられている。このミラー保持体13は走査ギア17、駆動ギア16を介して走査モータ15に連結されている。
【0011】
回動部2からの照射レーザ光線はターゲット80により反射され、その回動部2にはターゲット80からの偏光反射光束が入射するようになっており、ペンタプリズム18に入射した偏光反射光束は孔開きミラー68に向けて変向され、この孔開きミラー68は反射光検出部4に偏光反射光束を入射させる。
【0012】
次に、反射光検出部4について説明する。
【0013】
孔開きミラー68の反射光軸上にコンデンサレンズ70、第二λ/4複屈折部材71、ピンホール72、偏光ビームスプリッタ73、第一光電変換器74が孔開きミラー68側から順次配設され、偏光ビームスプリッタ73の反射光軸上に第二光電変換器75が配設されている。第一光電変換器74,第二光電変換器75からの出力は反射光検出回路76に入力される。
【0014】
ビームスプリッタ73は反射光検出部4に入射する偏光反射光束を分割して第一光電変換器74、第二光電変換器75に入射させるが、発光部3から射出された偏光照射光束がターゲット反射面のλ/4複屈折部材を2回透過し、反射されて本体に戻ってきた偏光反射光束の偏光方向と一致する光束が第一光電変換器74に、発光部3から射出された偏光照射光束と同方向の偏光方向で本体に戻ってきた偏光反射光束が第二光電変換器75に入射するように、第二λ/4複屈折部材71、偏光ビームスプリッタ73が配設される。
【0015】
次に、制御部(CPU)60について説明する。
【0016】
この制御部60には、反射光検出部4からの信号が入力され、ターゲット80の偏光変換反射部と反射層の幅の関係から偏光照射光束がターゲット80のどこの位置を走査しているのかを走査位置信号として検出する。検出位置に基づく制御部60からの信号は傾斜制御部62は傾斜機構を駆動して回動部2を傾斜させる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようにターゲット上の位置を検出し、更に、本来求めようとする傾斜位置を検出し、位置決めするためには、高い検出能力と、それを自動で設定する演算回路が必要になる。高い検出能力には、高精度の受光検出器と、異なる偏光光束を分離するような分解能の高い複雑な光学系が必要になる。複雑な光学系は複雑な構造と共に精度の高い工作精度が要求される。複雑で精度の高い構造は、コストが高い上に故障の原因ともなりやすい。また、検出結果をメカ的な部分へ瞬時にフィードバックするには、制御部分に高価な部品を使用しなければならない。
【0018】
そのため、自動で傾斜設定ができる回転レーザ装置は高価にならざるを得ない。
【0019】
本発明は上記実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところは高精度の受光器や、異なる偏光光束を分離するような複雑な光学系を必要とすることなく傾斜設定が可能な回転レーザ装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の回転レーザ装置は、反射面を有するターゲットに向けて走査レーザ光束を発する発光部と、該発光部からの走査レーザ光束で基準面を形成する回動部と、該回動部を傾斜させる傾斜機構と、前記ターゲットからの反射光を受光する受光部と、該受光部の受光信号に基づいて前記傾斜機構を制御する制御部とを有する回転レーザ装置において、
前記ターゲットには前記反射面が前記走査レーザ光束の横切る方向に複数個存在し、 前記走査レーザ光束による走査方向を同一にして、前記複数個の反射面を前記走査レーザ光束が一方側から他方側に向かって横切るように前記ターゲットを配置したときと、該ターゲットを逆さまにして前記他方側から一方側へ横切るように前記ターゲットを配置したときとでは、いずれの箇所を走査したときでも前記受光信号のパルスの時系列的配列状態が異なるように前記反射面は形成され、前記制御部は前記受光信号のパルスの時間の相違に基づいて前記傾斜機構の一方の作動方向と一方の作動方向に対する反対方向の作動方向とを判別する判別回路を備え、前記制御部は前記判別回路の判別結果により判別された作動方向に前記傾斜機構を作動させ、前記ターゲットを取り去るとその傾斜機構により傾斜された傾斜角で傾斜動作を停止させることを特徴とする。
【0021】
請求項2記載の回転レーザ装置はターゲットの複数の反射面は走査方向に沿って幅が異なる受光信号を受光部に形成させることを特徴とする。
【0022】
請求項3記載の回転レーザ装置はターゲットの複数の反射面は走査方向に沿って間隔が異なる受光信号を受光部に形成させることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
図4は本実施例の一つの構造を示したものである。ケーシング5の中央には切頭円錐状の凹部6が形成され、この凹部6の中央に支持座7が形成されている。この支持座7はレーザ投光器10を支持する。つまり、支持座7は貫通孔8の内周に隆起させた突起9でレーザ投光器10が支持される。
【0024】
頭部11にはモータ座14が設けられている。このモータ座14には走査モータ15が設けられている。この走査モータ15の出力軸には駆動ギア16が嵌着されている。この駆動ギア16は後述する走査ギア17に噛合される。レーザ投光器10の頭部11には、このレーザ投光器10の軸心に合致させ軸受け12を介して、ミラー保持体13が回転自在に設けられる。このミラー保持体13には走査ギア17が嵌着されている。この走査ギア17は前述したように駆動ギア16に噛合され、走査モータ15によってミラー保持体13が垂直軸心を中心に回転されるようになっている。また、ミラー保持体13にはペンタプリズム18が設けられている。このペンタプリズム18は、レーザ投光器10から発せられるレーザ光を透光窓19を通して水平方向に射出するようになっている。走査モータ15、駆動ギア16、ミラー保持体13、ペンタプリズム18等は後述するように回動部2を構成する。
【0025】
レーザ投光器10の下部には水平を検知する第一レベルセンサ20、第2レベルセンサ21が設けられている。そのレーザ投光器10の下端には、反射鏡フランジ22が形成される傾斜検知体23が固着されている。
【0026】
また、ケーシング5の底部には、傾斜検知体23と対峙した位置に、傾斜の限界を検知する円周状に設けられた発光素子と受光素子の組からなる4個の光センサ24、24、…が設けられている。
【0027】
レーザ投光器10の頭部11から水平方向に第一傾動アーム25が設けられ、それに直交する方向に第二傾動アーム(図示せず)が同様な構造で設けられている。傾動アームの先端には傾斜機構が設けられる。
【0028】
第一傾動アーム25の先端に係合ピン27を突設する。この係合ピン27と第二傾動アームの係合ピンの軸心は相互に直交し、球面11aの球心を通る平面内にある。
【0029】
係合ピンはいずれも上下方向に移動可能でレーザ投光器10を直交2方向に傾斜させる。ケーシング5の内壁には第一傾動アーム25の傾斜機構が設けられている。これと直交する方向には同様に第二傾動アームの傾斜機構(図示略)が設けられている。
【0030】
ケーシング5の内壁には棚板29が設けられている。この棚板29に第一レベル調整モータ31が設けられ、第一レベル調整モータ31の回転軸に第一駆動ギア33が嵌着されている。係合ピン27に直交し、ケーシング5の天井部と棚板29との間には第一スクリュシャフト35が回転自在に架設され、この第一スクリュシャフト35には第一被動ギア36が嵌着されている。第一スクリュシャフト35は第一駆動ギア33に噛合される。第一スクリュシャフト35に第一スライドナット37を螺合し、第一スライドナット37にはピン38が突設され、ピン38と係合ピン27とが摺動可能に当接される。
【0031】
スプリング受け43とレーザ投光器10との間にはスプリング44が張設され、レーザ投光器10を図1中、支持座7を中心に時計方向に付勢することにより、ピン38と係合ピン27とが摺動可能に当接されている。
【0032】
図5は本実施例の回転レーザ装置の光学的構成及び電気的構成を示したものである。
【0033】
回転レーザ装置本体1は発光部3、回動部2、反射光検出部4、制御部(CPU)60から構成される。
【0034】
まず、発光部3について説明する。
【0035】
照射光束を射出するレーザダイオード65の光軸上に、レーザダイオード65側からコリメータレンズ66、孔開きミラー68が順次配設され、レーザダイオード65から射出される照射光束はコリメータレンズ66により平行光束とされる。照射光束は孔開きミラー68を通って回動部2に射出される。
【0036】
この回動部2は発光部3から入射された照射光束100をその光軸を90°変向して射出走査するものであり、発光部3からの照射光束の光軸を90°変向するペンタプリズム18が照射光束の光軸を中心に回転するミラー保持体13に設けられ、このミラー保持体13は走査ギア17、駆動ギア16を介して走査モータ15に連結されている。
【0037】
回動部2からの照射レーザ光線はターゲット80により反射され、回動部2にはターゲット80からの反射光束が入射するようになっており、ペンタプリズム18に入射した反射光束は孔開きミラー68に向けて変向され、孔開きミラー68は反射光検出部4に反射光束を入射させる。
【0038】
次に反射光検出部4について説明する。
【0039】
孔開きミラー68の反射光軸上にはコンデンサレンズ70、ピンホール72、光電変換器74が孔開きミラー68側から順次配設される。光電変換器74からの出力は反射検出回路76に入力される。
【0040】
次に、制御部について説明する。
【0041】
制御部60には、反射光検出部4からの信号が入力される。この制御部60はその反射光検出部4からの信号に基づいて傾斜機構の作動方向を判別する判別回路60aを有している。この判別回路60aはターゲット80の反射面の幅の関係から走査させる方向を判断する。制御部60からの信号は傾斜駆動部62に入力され、傾斜駆動部62は傾斜機構を駆動して回動部2を決められた方向に傾斜が開始される。
【0042】
次に、ターゲット90を説明する。
【0043】
図6及び図7に示すようにターゲット90はここでは2つの反射面95a、95bを有している。この図に示すものは2つの反射面95a、95bがターゲット90の幅方向に配列されている。反射面は通常の再帰反射面から構成される。
【0044】
この反射面95a、95bはここではターゲットの幅方向に幅が異なるように配列されている。光電変換器74はこれら反射面95a、95bを有するターゲット90を矢印aで示す方向に走査することにより、図7(A)に示すような反射面95a、95bに対応するパルスp1、p2を走査方向で決まる所定の時系列的配列で含む受光信号を出力する。同じ走査方向で、このターゲット90を逆さに使うことにより図7(B)に示すように光電変換器74が受光する受光信号のパルスp1、p2の時系列的配列状態が異なることとなる。
【0045】
これにより走査レーザ光束100による走査方向を同一にして、複数個の反射面95a、95bを走査レーザ光束100が一方側から他方側に向かって横切るようにターゲット90を配置したときと、他方側から一方側へ横切るようにターゲット90を配置したときとでは、受光信号のパルスの間隔が時系列的に異なるように反射面95a、95bは形成されていることとなる。
【0046】
図6(A)に示すような場合では矢印aで示す走査方向に対して幅狭の反射面95bから幅広の反射面95aに配列され、この場合、例えばレーザ光は上方に傾斜する。図6(B)に示す場合では矢印aで示す走査方向に対して幅広の反射面95aから幅狭の反射面95bに配列され、レーザ光は逆に下方に傾斜する。
【0047】
すなわち、図7(A)に示すような場合、制御部60は、t1<t2であることを判別し、傾斜駆動部62に向けて矢印A方向の傾斜の指示を出す。この傾斜駆動部62は指示に応じて傾斜機構を所定の方向に傾斜開始させる。また、図7(B)に示すような場合、制御部60はt1>t2であると判別し、t1<t2とは逆の方向(矢印B方向)に傾斜させる。
【0048】
なお、ターゲットを取り去るとその傾斜角で傾斜動作は止まる。そして所定の傾斜になる。説明は一傾斜方向の設定であるが、構造的に2方向傾斜機構の場合には2方向の設定ができるのは言うまでもない。
【0049】
図8は回転レーザ装置を横倒しに設定して、鉛直レーザ光を形成する例である。この場合は鉛直面が左右に移動する。図では矢印Cの右方向であり、基本的には設定は水平と同様である。
【0050】
また本発明は、図9及び図10に示すようなターゲット110も採用可能である。これらの図において、ターゲット110は幅の同じ反射面115a、115b、115cを有し、各反射面115a〜115c同士の間隔が異なるものとされている。
【0051】
光電変換器74はこれら反射面115a〜115cを有するターゲット110を矢印aで示す方向に走査することにより、図7(A)に示すような各反射面115a〜115cに対応するパルスp1、p2、p3を走査方向で決まる所定の時系列的配列で含む受光信号を出力する。同じ走査方向で、このターゲット110を逆さに使うことにより図10(B)に示すように光電変換器74が受光する受光信号のパルスp1、p2、p3の時系列的配列状態が異なることとなる。
【0052】
これにより走査レーザ光束100による走査方向を同一にして、複数個の反射面115a〜115cを走査レーザ光束100が一方側から他方側に向かって横切るようにターゲット110を配置したときと、他方側から一方側へ横切るようにターゲット110を配置したときとでは、受光信号のパルスの間隔が時系列的に異なるように反射面115a〜115cは形成されていることとなる。
【0053】
ここで例えば、図9(A)に示すようにターゲットを置いた場合、受光信号は図10(A)のようになり、t1<t2となるため、制御部60は上方へ傾斜させるべきと判断し、矢印A方向への傾斜の指示を出す。すると、傾斜機構は矢印A方向に傾斜機構を作動させる。逆に、図9(B)に示すようにターゲットを置いた場合、受光信号は図10(B)のようになり、t1>t2となるため、制御部60は下方へ傾斜させるべきと判断し、矢印B方向への傾斜の指示を出す。すると傾斜機構は矢印B方向に傾斜機構を作動させることとなる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、高精度の受光器や異なる偏光光束を分離するような複雑な光学系を必要とすることなく傾斜設定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の回転レーザ装置の動作説明図である。
【図2】 図1で示すターゲット及びその走査により得られる受光信号を示す図である。
【図3】 従来の回転照射装置の光学的構成及び電気的構成を示す図である。
【図4】 本発明の一実施例に係る回転照射装置の機械的構成を示す図である。
【図5】 本発明の一実施例に係る回転照射装置の光学的構成及び機械的構成を示す図である。
【図6】 本発明の一実施例に係る回転レーザ装置の動作説明図である。
【図7】 図6で示すターゲット及びその走査により得られる受光信号を示す図である。
【図8】 本発明の一実施例に係る回転レーザ装置の設定を変更した場合に動作説明図である。
【図9】 本発明の他の実施例に係る回転レーザ装置の動作説明図である。
【図10】 図9で示すターゲット及びその走査により得られる受光信号を示す図である。
【符号の説明】
1 回転照射装置
2 回動部
3 発光部
4 反射光検出部
60 制御部
60a 判別回路
90、110 ターゲット

Claims (3)

  1. 反射面を有するターゲットに向けて走査レーザ光束を発する発光部と、該発光部からの走査レーザ光束で基準面を形成する回動部と、該回動部を傾斜させる傾斜機構と、前記ターゲットからの反射光を受光する受光部と、該受光部の受光信号に基づいて前記傾斜機構を制御する制御部とを有する回転レーザ装置において、
    前記ターゲットには前記反射面が前記走査レーザ光束の横切る方向に複数個存在し、 前記走査レーザ光束による走査方向を同一にして、前記複数個の反射面を前記走査レーザ光束が一方側から他方側に向かって横切るように前記ターゲットを配置したときと、該ターゲットを逆さまにして前記他方側から一方側へ横切るように前記ターゲットを配置したときとでは、いずれの箇所を走査したときでも前記受光信号のパルスの時系列的配列状態が異なるように前記反射面は形成され、前記制御部は前記受光信号のパルスの時間の相違に基づいて前記傾斜機構の一方の作動方向と一方の作動方向に対する反対方向の作動方向とを判別する判別回路を備え、前記制御部は前記判別回路の判別結果により判別された作動方向に前記傾斜機構を作動させ、前記ターゲットを取り去るとその傾斜機構により傾斜された傾斜角で傾斜動作を停止させることを特徴とする回転レーザ装置。
  2. ターゲットの複数の反射面は走査方向に沿って幅が異なる受光信号を受光部に形成させることを特徴とする請求項1記載の回転レーザ装置。
  3. ターゲットの複数の反射面は走査方向に沿って間隔が異なる受光信号を受光部に形成させることを特徴とする請求項1記載の回転レーザ装置。
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