JPH0812047A - ローラコンベア用のローラ - Google Patents

ローラコンベア用のローラ

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JPH0812047A
JPH0812047A JP16622194A JP16622194A JPH0812047A JP H0812047 A JPH0812047 A JP H0812047A JP 16622194 A JP16622194 A JP 16622194A JP 16622194 A JP16622194 A JP 16622194A JP H0812047 A JPH0812047 A JP H0812047A
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JP
Japan
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roller
bearing holder
bearing
fitting
fitted
Prior art date
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Pending
Application number
JP16622194A
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English (en)
Inventor
Shigemitsu Azuma
繁光 東
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Arikawa Seisakusho KK
Original Assignee
Arikawa Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプロケット側部材とローラ本体との嵌合部
でスリップを生じないローラコンベア用のローラをより
安価に提供する。 【構成】 ローラの軸受ホルダ2、3は、外周に3個以
上の放射状に突出する切刃41を有するプレス金型43
をパイプ材11の軸端から軸方向に圧入してパイプ材1
1の両端に奥端に段部13を有する嵌合溝15を形成
し、軸受ホルダ2、3のフランジにはその外周端に嵌合
片25を突出形成し、両者15、25を嵌合させかつパ
イプ材の端部12を縮径方向に絞ることにより、パイプ
材11に固定されている。軸受ホルダ2、3は、板金の
絞り加工品とする。チェンスプロケット31は、軸受ホ
ルダ3の円筒部32にプレス成形した外周突起33とチ
ェンスプロケット31内周一側部に設けた凹部34とを
嵌合し、かつ軸受ホルダ3の円筒端をかしめることによ
り、軸受ホルダ3に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はローラコンベア用のロ
ーラの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常構造のローラコンベアは、両端内径
にころがり軸受を装着したローラ本体をローラ軸に嵌装
し、ローラ軸をコンベアフレームに固定する構造であ
る。この構造は、ローラが標準化されて製造コストが安
価になり、またローラ本体や軸受が損傷したときの交換
が容易である。ローラ本体は通常パイプ材で形成され、
その両端に軸受ホルダが嵌装固着され、この軸受ホルダ
がころがり軸受の外輪を保持している。
【0003】従来のこの種のローラは、図4に示すよう
にローラ本体となるパイプ材11aの両端に内径加工を
して、その加工孔15aに軸受ホルダ3aのフランジ2
1aを嵌装し、パイプ材11aの端部12aを絞って縮
径することにより、パイプ材11aと軸受ホルダ3aと
が固着されている。ローラが駆動ローラである場合に
は、その軸受ホルダの一方にチェンスプロケット31a
が設けられる。軽騒音化を図ったローラでは、チェンス
プロケット31aとして樹脂成形品が用いられ、この場
合には軸受ホルダ3aもチェンスプロケット31aと一
体の樹脂成形品とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ローラコンベア用のロ
ーラは多数使用されるため、安価であることが強く要請
される。従来構造のローラは、軸受ホルダを固定するた
めにパイプ材の端部を内径加工しており、加工コストが
高くなる。また軸受ホルダも削り出しや射出成形等によ
って製作されるため、コスト高となる。
【0005】また軸受ホルダとローラ本体とが円筒面相
互の嵌合によって固定されているため、大きな負荷がか
かると、軸受ホルダ3aとパイプ材11aとの間でスリ
ップが生じ、正確な搬送ができなくなるという問題があ
った。特に軸受ホルダを樹脂成形品としたものは、軸受
ホルダとローラ本体との間でスリップが生じやすい。
【0006】この発明は、ローラコンベア用のローラを
より安価に提供できるようにすることを第1の課題とし
ており、また大きな駆動負荷がかかってもスプロケット
を設けた軸受ホルダとローラ本体との嵌合部でスリップ
が生じない構造のローラを得ることを第2の課題として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のローラコンベ
ア用のローラは、パイプ材からなるローラ本体1の両端
に、フランジ21を有する軸受ホルダ2、3のフランジ
21が嵌合しており、軸受ホルダ2、3の内径側にころ
がり軸受22が嵌装されている、ローラコンベア用のロ
ーラにおいて、パイプ材11の両端には、外周に3個以
上の放射状に突出する切刃41を有するプレス金型43
をパイプ材11の軸端から軸方向に圧入することによっ
て奥端に段部13を有する嵌合溝15が形成されてお
り、軸受ホルダ2、3は、そのフランジの外周端に突出
形成した3個以上の嵌合片25を前記嵌合溝15に嵌装
し、かつパイプ材の端部12を縮径方向に絞ることによ
り、パイプ材11に固定されていることを特徴とするも
のである。
【0008】軸受ホルダ2、3は、板金からプレス加工
された絞り成形品とすることができる。
【0009】また、軸受ホルダ2、3の一方3がチェン
スプロケット31を備えているローラであるときは、軸
受ホルダ2、3を板金から絞り加工したプレス成形品で
形成すると共に、チェンスプロケット31を備える軸受
ホルダ3にはその先端の円筒部32にプレス成形された
複数個の外周突起33を設け、チェンスプロケット31
にはその内周一側部に前記外周突起33と嵌合する凹部
34を設ける。チェンスプロケット31は、前記外周突
起33と凹部34とを嵌合した状態で軸受ホルダ3に嵌
合し、かつ軸受ホルダ3の円筒端をかしめることによ
り、軸受ホルダ3に固定される。
【0010】
【作用】パイプ材は内径面と外径面の軸心が必ずしも一
致していないので、ローラ本体1の軸心と軸受22の軸
心を一致させるために、パイプ材11と軸受ホルダ2,
3との嵌合部に内径加工が必要であった。また軸受ホル
ダ2,3の軸方向位置を規制する段面13も必要であ
る。従来はパイプ材の端部内径面を円筒面に加工してい
たため、材料の除去量が多く、旋盤等を用いた加工が必
要であった。
【0011】この発明の構造では、切刃41を軸方向に
移動させることによって、軸受ホルダ2,3を位置決め
するための段面13を有する嵌合溝15を加工している
ので、加工時間および加工コストを大幅に低減できる。
嵌合溝15と嵌合する軸受ホルダ側の嵌合片25は、軸
受ホルダを樹脂成形品とするときは射出成形により、ま
た板金からの絞り成形品とするときは、板金のプレス打
ち抜き加工により簡単に形成できる。パイプ材11と軸
受ホルダ2,3の軸心は嵌合溝15の底面と嵌合片25
の先端辺との間の嵌め合い公差により保証できる。
【0012】またパイプ材9と軸受ホルダ2,3とが軸
方向の嵌合溝15により位置決めされるため、両者の間
に周方向の滑りは生じない。
【0013】また前述した構造で軸受ホルダ3にチェン
スプロケット31を固定することにより、軸受ホルダ3
を板金の絞り成形品としたときの軸受ホルダ3とチェン
スプロケット31との間での滑りを防止できる。この場
合の軸受ホルダ3側の外周突起33は、プレスを用いた
ポンチ成形により簡単に成形でき、またチェンスプロケ
ット31側の凹部34は、射出成形により簡単に成形で
きるため、加工コストも小さい。
【0014】
【実施例】次に図面に示す実施例について説明する。図
1はこの発明の一実施例を示すローラの断面図である。
ローラ本体となるパイプ材11の両端には、その内径側
に4個の軸方向の嵌合溝15が形成されている。この嵌
合溝は、図2に示すように、パイプ材11の外周をバイ
ス46で把持し、外周に4個の切刃41を設けたポンチ
43をパイプ材11の端面に押入することによって加工
される。ポンチ43は、ポンチガイド44でバイス46
と軸心を一致させてガイドされており、従って嵌合溝1
5はパイプ材11の外径を基準として加工される。嵌合
溝15(従って切刃41)は断面矩形である。切刃41
によって除去される嵌合溝15内の材料は、嵌合溝15
の奥端側に押し込まれて内径側に盛り上がり、嵌合溝1
5の溝深さより高い段面13を形成する。
【0015】軸受ホルダ2,3は板金からプレスによる
絞り加工によって形成されている。パイプ材11と嵌合
するフランジ21の外周には、前記嵌合溝15と嵌合す
る嵌合片25が打ち抜き加工によって形成されている。
嵌合溝15の溝底16と嵌合片25の先端辺26とがパ
イプ材11と軸受ホルダ2,3との軸心相互の位置決め
を行っている。
【0016】軸受ホルダ2,3にはベアリング押え27
が添設されており、軸受ホルダのフランジ21に設けた
ポンチ成形による突起23と、ベアリング押え27に設
けた打抜孔28とが嵌合している。軸受ホルダ2,3の
内径側には、ころがり軸受22の外輪が嵌装され、ベア
リング押え27によってその軸方向の脱落が阻止されて
いる。ベアリング押え27は軸受ホルダのフランジ21
に突起23と打抜孔28とを嵌合させた状態で添設さ
れ、パイプ材の嵌合溝15に嵌合される。そしてパイプ
材11の端部を縮径方向に絞り加工することにより、軸
受ホルダ2,3およびベアリング押え27はパイプ材1
1の端部に固定される。
【0017】軸受ホルダの一方3の先端部には、円筒部
32が形成され、この円筒部の円周2箇所に内側から外
側に向けてポンチを押圧することによって、2個の外周
突起33が形成されている。この円筒部32に嵌装され
るチェンスプロケット31は樹脂製で、その内周の一側
端には外周突起33と嵌合する2個の凹部34が形成さ
れている。チェンスプロケット31は外周突起33と凹
部34とを嵌合させた状態で、軸受ホルダの円筒部32
に嵌合され、軸受ホルダ3の円筒部の先端をかしめるこ
とによって固定されている。
【0018】以上説明した実施例は、ローラを安価に製
造できるという点においてこの発明の最適な態様のもの
を示したものであるが、軸受ホルダ3は従来製品と同様
に樹脂の射出成形品とすることもできる。この場合にお
いて、ローラが小型であるときは、チェンスプロケット
31と軸受ホルダ3とを一体の射出成形品とする構造が
採用可能である。軸受ホルダのフランジに設ける嵌合片
25は射出成形により形成する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、ローラ
コンベア用のローラを従来より安価に提供できる。また
プレス加工によって各部材の製造や組み立てを行えるの
で、生産性が高い。さらにローラに大きな回転負荷がか
かった場合にも、ローラ本体と軸受ホルダとの間での滑
りが生じず、搬送物をより正確に搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のローラ構造を示す断面図
【図2】嵌合溝の加工手段を示す説明図
【図3】軸受ホルダの図1のA部における断面図
【図4】従来構造の断面図
【符号の説明】
1 ローラ本体 2,3 軸受ホルダ 11 パイプ材 12 端部 13 段部 15 嵌合溝 21 フランジ 22 ころがり軸受 25 嵌合片 31 チェンスプロケット 33 外周突起 34 凹部 41 切刃 43 プレス金型(ポンチ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ材からなるローラ本体(1) の両端
    に、フランジ(21)を有する軸受ホルダ(2,3) のフランジ
    (21)が嵌合しており、軸受ホルダ(2,3) の内径側にころ
    がり軸受(22)が嵌装されている、ローラコンベア用のロ
    ーラにおいて、パイプ材(11)の両端には、外周に3個以
    上の放射状に突出する切刃(41)を有するプレス金型(43)
    をパイプ材(11)の軸端から軸方向に圧入することによっ
    て奥端に段部(13)を有する嵌合溝(15)が形成されてお
    り、軸受ホルダ(2,3) は、そのフランジの外周端に突出
    形成した3個以上の嵌合片(25)を前記嵌合溝(15)に嵌装
    し、かつパイプ材の端部(12)を縮径方向に絞ることによ
    り、パイプ材(11)に固定されていることを特徴とする、
    ローラコンベア用のローラ。
  2. 【請求項2】 軸受ホルダ(2,3) が板金からプレス加工
    された絞り成形品であることを特徴とする、請求項1記
    載のローラ。
  3. 【請求項3】 軸受ホルダ(2,3) の一方(3) がチェンス
    プロケット(31)を備えている請求項1記載のローラにお
    いて、軸受ホルダ(2,3) が板金から絞り加工されたプレ
    ス成形品で形成されており、チェンスプロケット(31)を
    備える軸受ホルダ(3) は、その先端の円筒部(32)にプレ
    ス成形された複数個の外周突起(33)を備え、チェンスプ
    ロケット(31)はその内周一側部に前記外周突起(33)と嵌
    合する凹部(34)を備えており、チェンスプロケット(31)
    は、前記外周突起(33)と凹部(34)とを嵌合した状態で軸
    受ホルダ(3) に嵌合し、かつ軸受ホルダ(3) の円筒端を
    かしめることにより、軸受ホルダ(3) に固定されている
    ことを特徴とする、請求項1記載のローラ。
JP16622194A 1994-06-24 1994-06-24 ローラコンベア用のローラ Pending JPH0812047A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16622194A JPH0812047A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 ローラコンベア用のローラ

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ID=15827365

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JP (1) JPH0812047A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007223684A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Okabe Kikai Kogyo Kk ベルトコンベヤ用ローラのハウジング取付構造
WO2019238831A1 (de) * 2018-06-13 2019-12-19 Interroll Holding Ag Förderrolle

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