JPH0811996B2 - 合成樹脂製のパイプの接合構造 - Google Patents

合成樹脂製のパイプの接合構造

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JPH0811996B2
JPH0811996B2 JP60297387A JP29738785A JPH0811996B2 JP H0811996 B2 JPH0811996 B2 JP H0811996B2 JP 60297387 A JP60297387 A JP 60297387A JP 29738785 A JP29738785 A JP 29738785A JP H0811996 B2 JPH0811996 B2 JP H0811996B2
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pipe
outer pipe
inner pipe
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synthetic resin
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英明 富樫
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株式会社土屋製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内径と外径とがほぼ同径からなる合成樹脂
製の外側パイプと内側パイプとの接合構造に関する。
[従来の技術] 最近は、合成樹脂に関する材料の改良、成形技術の進
歩により合成樹脂製品が広範囲に利用され、自動車の機
能部品としても使用率が高くなっている。その一例とし
て外側パイプの内径と内側パイプの外径がほぼ同径の合
成樹脂製パイプを、互に挿入し接着剤で接合して使用せ
んとするものであるが、一般に合成樹脂製品の接着剤に
よる接着は困難なので、同一出願人は特願昭60−38289
号により合成樹脂製パイプの接合方法を提案した。その
方法による接合構造を第9図により説明すると、外側パ
イプ1の内径2と内側パイプ5の外径6はほぼ同径で、
外側パイプ1の内径2の上方には停止壁3が設けられて
いる。
そして、停止壁3から同距離の位置に、外側パイプ1
の内径2には環状の凹溝4、内側パイプ5の外径6には
環状の凹溝7が設けられている。それから例えば液状で
比較的粘度の高い接着剤8を、外側パイプ1の凹溝4お
よび内側パイプ5の凹溝7に塗布し、内側パイプ5を外
側パイプ1の停止壁3に当接するまで挿入する。そうす
ると外側パイプ1の凹溝4および内側パイプ5の凹溝7
内の接着剤8は環状の面全部が接合して固化し外側パイ
プ1と内側パイプ5は固定する。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら上記接合構造は、外側パイプの内側と内
側パイプの外側との同じ位置に設けた環状の凹溝に充填
した接着剤を硬化して固設するようにしたので、上下す
なわち外側パイプと内側パイプとの引き抜き強度は大で
あるが、パイプの回転方向に対する強度が小で、例えば
内側パイプにホースを連結するとき外側パイプを捩った
ような場合、凹溝と接着剤が剥離してシール不良となり
気密性がなくなって機能に障害を起すという問題点を有
している。
[問題点を解決するための手段] 内径と外径がほぼ同径でなる合成樹脂製の外側パイプ
と内側パイプとを、前記外側パイプに前記内側パイプを
挿入して定位置で固設したパイプの接合構造において、
前記内側パイプの外周面に環状溝を設けるとともに、該
環状溝にその底面から該内側パイプの半径方向外方に突
出し該内側パイプの軸線方向に伸びる凸状部を形成して
該凸状部と溝条とを円周方向でとなり合せに設け、前記
外側パイプの内周面に環状溝を設けるとともに、該環状
溝にその底面から外側パイプの半径方向内方に突出し該
外側パイプの軸線方向に伸びる仕切壁を形成して該仕切
壁と凹状部とを円周方向でとなり合せに設け、前記凸状
部と前記凹状部とを対面させて前記凹状部と前記溝条と
が連なって形成される空隙を設け、該空隙に接着剤を充
填、固化させた合成樹脂製のパイプの接合構造としたも
のである。
[作用] 内側パイプを固定した状態において、外側パイプに捩
り力が加えられると、内外側パイプ間に充填され、固化
した接着剤と、凹状部あるいは溝条の円周壁面との界面
には、せん断力は生じない。さらに、捩り力を加えてい
くと、凸状部および仕切壁が全て折損するに至るが、そ
の時始めて前記界面間にせん断力が生じることになる。
ここに至るまでの間に、界面は剥離することがない。
また、内側パイプを固定した状態において、外側パイ
プを引き抜くように、力を作用させても、接着剤と内外
側パイプとの間の界面にせん弾力は、生ぜず、接着剤の
凝集破壊に至るまで引き抜きは起こらない。
[実施例] 第1図〜第4図は、本発明の実施例であり、外側パイ
プ11内に、内側パイプ15を挿入し、定位置で固設された
接合構造を形成している。内側パイプ15は、外周面に環
状溝が設けられ該環状溝に、その底面から該内側パイプ
15の半径方向外方に突出し該内側パイプ15の軸線方向に
伸びる、複数の凸状部13が離隔して形成される。これに
より、環状溝は、凸状部13により、複数の溝条12に分割
されることになり、凸状部13と溝条12とは、円周方向
で、となり合せに設けられる。
外側パイプ11は、内周面に、環状溝が設けられ該環状
溝には、その底面から外側パイプ11の半径方向内方に突
出し該パイプ11の軸線方向に伸びる、複数の仕切壁16が
離隔して形成される。これにより、外側パイプ11の環状
溝は仕切壁16により、複数の凹状部14に分割されること
になり、仕切壁16と凹状部14とは、円周方向で、となり
合せに設けられる。この実施例において、凸状部13と仕
切壁16とは、同数の6個設けられている。なお、外側パ
イプ11の内径および内側パイプ15の外径は、便宜上、第
1図におけるDで表わすこととし、それらは、ほぼ同径
である。
外側パイプ11と内側パイプ15とは、外側パイプ11の凹
状部14のほぼ中央に、内側パイプ15の凸状部13が対面す
るように、配設される。外側パイプ11と内側パイプ15と
の間には、凹状部14と溝条12とが連なって形成される空
隙10が設けられ該空隙に接着剤8が充填され、固化され
る。これにより、外側パイプ11と内側パイプ15とは、一
体的に接合、固設される。このように接合した外側パイ
プ11と内側パイプ15は、第1図に示されるように外側パ
イプ11の複数の凹状部14、14間に形成される仕切壁16
と、内側パイプ15の凸状部13がジグザグになるよう接着
剤8の中へ突出しているので、例えば内側パイプ15を固
定して外側パイプ11に捩り力をかけても、前記の凸状部
13、仕切壁16が全数折損しない限り接着剤8の剥離現象
は発生しない。したがって、外側パイプ11と内側パイプ
15との接合構造は、上下方向のみならず回転方向に対し
ても顕著な強度向上となる。
第5図〜第8図は他の実施例である、何れも前記の外
側パイプ、内側パイプの内、外径Dに対する凹状部、仕
切壁や溝条、凸条部の関係位置、形状、個数の組合せを
変えたものであり、第5図は外側パイプ21の仕切壁26と
内側パイプ25の凸状部23が内、外径Dと距離を有して成
形したもの、第6図は外側パイプ31および内側パイプ35
の凹状部34、凸状部33を波形にしたもの、第7図は外側
パイプ41の仕切壁46、内側パイプ45の凸状部43が内、外
径Dの線上にあるもの、第8図は外側パイプ51、内側パ
イプ55の凹状部54、凸状部53が単数で仕切壁56、溝条52
も単数としたもので、設計仕様に応じ形状寸法等を選定
する。すなわち、内側パイプは単数および複数の凸状
部、また凸状部と外側パイプの仕切壁は内、外径Dの線
まで成形可能であってその他にも組合せがあり、上記実
施例に限定されるものでない。
[発明の効果] 本発明によれば、合成樹脂製の内外側パイプの引抜き
強度だけでなく、回転方向の接合強度が増大するので、
接着剤が剥離して生じるシール漏れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の説明用概略図で、第1図は、
パイプの横断面図、第2図はそのII−II断面矢視図、第
3図は外側パイプの一部断面斜視図、第4図は内側パイ
プの一部斜視図、第5〜第8図は他の実施例で第5図は
間隔を有するものの一部断面図、第6図は波形からなる
ものの一部断面図、第7図は内、外径の線上にあるもの
の一部断面図、第8図は単数からなるものの一部断面
図、第9図は従来例の説明用一部縦断面図。 1、11、21、31、41、51……外側パイプ 5、15、25、35、45、55……内側パイプ 8……接着剤、10……空隙 12、22、32、42、52……溝条 13、23、33、43、53……凸状部 14、24、34、44、54……凹状部 16、26、36、46、56……仕切壁 D……内(外)径

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内径と外径がほぼ同径でなる合成樹脂製の
    外側パイプと内側パイプとを、前記外側パイプに前記内
    側パイプを挿入して定位置で固設したパイプの接合構造
    において、前記内側パイプ15、25、35、45、55の外周面
    に環状溝を設けるとともに、該環状溝にその底面から該
    内側パイプ15、25、35、45、55の半径方向外方に突出し
    該内側パイプ15、25、35、45、55の軸線方向に伸びる凸
    状部13、23、33、43、53を形成して該凸状部13、23、3
    3、43、53と溝条12、22、32、42、52とを円周方向でと
    なり合せに設け、前記外側パイプ11、21、31、41、51の
    内周面に環状溝を設けるとともに、該環状溝にその底面
    から外側パイプの半径方向内方に突出し該外側パイプ1
    1、21、31、41、51の軸線方向に伸びる仕切壁16、26、3
    6、46、56を形成して該仕切壁16、26、36、46、56と凹
    状部14、24、34、44、54とを円周方向でとなり合せに設
    け、前記凸状部13、23、33、43、53と前記凹状部14、2
    4、34、44、54とを対面させて前記凹状部14、24、34、4
    4、54と前記溝条12、22、32、42、52とが連なって形成
    される空隙を設け、該空隙に接着剤8を充填、固化させ
    た合成樹脂製のパイプの接合構造。
JP60297387A 1985-12-28 1985-12-28 合成樹脂製のパイプの接合構造 Expired - Lifetime JPH0811996B2 (ja)

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